JP2956478B2 - 超電導マグネット装置 - Google Patents

超電導マグネット装置

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JP2956478B2 JP12130794A JP12130794A JP2956478B2 JP 2956478 B2 JP2956478 B2 JP 2956478B2 JP 12130794 A JP12130794 A JP 12130794A JP 12130794 A JP12130794 A JP 12130794A JP 2956478 B2 JP2956478 B2 JP 2956478B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば医療用磁気共
鳴診断装置等に適用される超電導マグネット装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図4はこの種の従来の超電導マグネット
装置の要部の構成を示す一部破断断面図である。図にお
いて、1は両端にフランジ部1a、1bが形成された巻
枠、2はこの巻枠1の両フランジ部1a、1bの外周に
溶接で固着された外筒で、巻枠1とともにヘリウム槽3
を構成している。4a〜4cは巻枠1に後述の中央面に
対して対称にそれぞれ巻回された複数の円筒状超電導コ
イルで、これら各円筒状超電導コイル4a〜4cで超電
導コイル群4を構成している。
【0003】5、6はヘリウム槽3の周囲を順次取り囲
むようにそれぞれ配設された第1および第2のシール
ド、7はこの第2のシールド6の周囲を取り囲むように
配設された真空槽、8は超電導コイル群4の工作誤差等
による不均一磁界を補正する磁性体シムで、真空槽7の
内側に配設されている。9は各円筒状超電導コイル4a
〜4cの軸線、10はこの軸線9に垂直で装置の中央に
位置する中央面である。
【0004】上記のように構成された超電導マグネット
装置においては、装置の対象領域である原点(軸線9と
中央面10の交点)近傍において、今、各円筒状超電導
コイル4a〜4cのコイル半径をa1とすると、これら
によって構成される超電導コイル群4が作る磁界はルジ
ャンドル関数Pn(u)を用いて下記式(1)で表され
る。 Bz1(r,θ)=Bz1(0,0){1+ε1(r/a1)P1(u)+ε2(r/a1)2P2
(u)+ε3(r/a1)3P3(u)+・・・}・・・(1)
【0005】そして、超電導コイル群4は中央面10に
対して対称に配置された各円筒状超電導コイル4a〜4
cで構成されているので、上記式(1)において奇数次
項(ε1,ε3・・・)は零と見なせる。又、各円筒状
超電導コイル4a〜4cは原点近傍で均一磁界を発生さ
せる必要があるため、各円筒状超電導コイル4a〜4c
が発生する0次項を除く偶数次項(ε2,ε4・・・)
を重ね合わせたとき、2、4、6、8、10次の各偶数
次項がほぼ零となるように、コイル形状、配置およびア
ンペアターンを設定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の超電導マグネッ
ト装置は以上のように構成されているため、コイル長/
コイル直径が約1.2倍以下では、必要アンペアターン
数が急激に増加して、実際にはコイル長/コイル直径を
1.4倍以下で製作できないので、コイル長の短縮化、
すなわち、装置長の短縮化が困難であるという問題点が
あった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、装置長の短縮化が可能な超電導
マグネット装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る超電導マグネット装置は、中央面に対して対称に巻回
された複数の円筒状超電導コイルより成り磁界を発生す
る超電導コイル群を備えた超電導マグネット装置におい
て、超電導コイル群の各超電導コイル総和でのコイル軸
上の磁場分布の軸方向座標変数に関するテーラー級数展
開の偶数次2、4、6、8、10次の係数のうち少なく
とも一つの偶数次の係数をマイナスの値に設定するとと
もに、マイナスの値に設定された偶数次の係数と値が同
じでプラスの磁場を発生する磁場発生手段を設けたもの
である。
【0009】又、この発明の請求項2に係る超電導マグ
ネット装置は、中央面に対して対称に巻回された複数の
円筒状超電導コイルより成り磁界を発生する第1の超電
導コイル群と、この第1の超電導コイル群の外側に同心
状に且つ中央面に対して対称に巻回された複数の円筒状
超電導コイルより成り磁界を発生する第2の超電導コイ
ル群とを備えた超電導マグネット装置において、第1お
よび第2の超電導コイル群の各超電導コイル総和でのコ
イル軸上の磁場分布の軸方向座標変数に関するテーラー
級数展開の偶数次2、4、6、8、10次の係数のうち
少なくとも一つの偶数次の係数をマイナスの値に設定す
るとともに、マイナスの値に設定された偶数次の係数と
値が同じでプラスの磁場を発生する磁場発生手段を設け
たものである。
【0010】又、この発明の請求項3に係る超電導マグ
ネット装置は、中央面に対して対称に巻回された複数の
円筒状超電導コイルより成り磁界を発生する超電導コイ
ル群と、この超電導コイル群の外側に同心状に配置され
た磁性体とを備えた超電導マグネット装置において、超
電導コイル群の各超電導コイルおよび磁性体総和でのコ
イル軸上の磁場分布の軸方向座標変数に関するテーラー
級数展開の偶数次2、4、6、8、10次の係数のうち
少なくとも一つの偶数次の係数をマイナスの値に設定す
るとともに、マイナスの値に設定された偶数次の係数と
値が同じでプラスの磁場を発生する磁場発生手段を設け
たものである。
【0011】又、この発明の請求項4に係る超電導マグ
ネット装置は、請求項1ないし3のいずれかにおいて、
磁場発生手段を、超電導シムコイル、磁性体シム、超電
導シートまたは常電導シムコイルのいずれか、又は、い
ずれかの組み合わせにより構成したものである。
【0012】
【作用】この発明の請求項1における超電導マグネット
装置の超電導コイル群は、コイル軸上の磁場分布の軸方
向座標に関するテーラー級数展開の偶数次2、4、6、
8、10次の係数のうち少なくとも一つの偶数次の係数
をマイナスの値に設定し、又、磁場発生手段はマイナス
の値に設定された偶数次の係数と値が同じでプラスの磁
場を発生する。
【0013】又、この発明の請求項2における超電導マ
グネット装置の第1および第2の超電導コイル群は、コ
イル軸上の磁場分布の軸方向座標変数に関するテーラー
級数展開の偶数次2、4、6、8、10次の係数のうち
少なくとも一つの偶数次の係数をマイナスの値に設定
し、又、磁場発生手段はマイナスの値に設定された偶数
次の係数と値が同じでプラスの磁場を発生する。
【0014】又、この発明の請求項3における超電導マ
グネット装置の超電導コイル群は、コイル軸上の磁場分
布の軸方向座標変数に関するテーラー級数展開の偶数次
2、4、6、8、10次の係数のうち少なくとも一つの
偶数次の係数をマイナスの値に設定し、又、磁場発生手
段はマイナスの値に設定された偶数次の係数と値が同じ
でプラスの磁場を発生する。
【0015】又、この発明の請求項4における超電導マ
グネット装置の超電導シムコイル、磁性体シム、超電導
シートまたは常電導シムコイルのいずれかは、超電導コ
イル群によってマイナスの値に設定された偶数次の係数
と値が同じでプラスの磁場を発生する。
【0016】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。図1はこの発明の実施例1における超電導マグネ
ット装置の要部の構成を示す一部破断断面図である。図
において、図4に示す従来装置と同様な部分は同一符号
を付して説明を省略する。11a〜11cは巻枠1に中
央面10に対して対称にそれぞれ巻回された複数の円筒
状超電導コイルで、超電導コイル群11を構成してい
る。そして、これら各円筒状超電導コイル4a〜4c
は、形状、配置およびアンペアターン数が調整され、発
生する0次項を除く偶数次項を重ね合わせたとき、偶数
次2、4、6、8、10次の係数のうち少なくとも一つ
の偶数次の係数がマイナスの値となるようになってい
る。12はこのマイナスの値になされた偶数次係数と、
値が同じでプラスの磁場を発生する磁場発生手段で、例
えば磁性体シムで成り磁性体シム8の表面に取り付けら
れている。
【0017】上記のように構成された実施例1における
超電導マグネット装置によれば、各円筒状超電導コイル
4a〜4cが、発生する0次項を除く偶数次項を重ね合
わせたとき、偶数次2、4、6、8、10次の係数のう
ち少なくとも一つの偶数次の係数がマイナスとなるよう
に、コイル形状、配置およびアンペアターン数が調整さ
れているので、コイル長/コイル直径を約1.0倍まで
短縮することが可能となり、さらに、磁性体シム8上に
磁場発生手段12を配設して、マイナスの値になされた
偶数次の係数と値が同じでプラスの磁場を発生させるよ
うにしているので、全体として0次項以外の偶数次項を
ほぼ零とすることができるため、装置中央付近の対象領
域内の磁界を高均一にすることができ、装置長の短縮化
が可能になる。
【0018】実施例2.図2はこの発明の実施例2にお
ける超電導マグネット装置の要部の構成を示す一部破断
断面図である。図において、図1に示す実施例1と同様
な部分は同一符号を付して説明を省略する。13a、1
3bは巻枠1の両フランジ部1a、1bから中央面10
に向かって突出し、巻枠1とそれぞれ同心状に配設され
る第2の巻枠、14a〜14cは巻枠1に中央面10に
対して対称にそれぞれ巻回された複数の円筒状超電導コ
イルで、第1の超電導コイル群14を構成している。1
5aは第2の巻枠13a、13bに中央面10に対して
対称に、且つ各円筒状超電導コイル14a〜14cと同
心状にそれぞれ巻回された複数の円筒状超電導コイル
で、第2の超電導コイル群15を構成している。
【0019】そして、これら各円筒状超電導コイル14
a〜14cおよび15aは、形状、配置およびアンペア
ターン数が調整され、発生する0次項を除く偶数次項を
重ね合わせたとき、偶数次2、4、6、8、10次の係
数のうち少なくとも一つの偶数次の係数がマイナスの値
となるようになっている。16はこのマイナスの値にな
された偶数次係数と、値が同じでプラスの磁場を発生す
る磁場発生手段で、例えば磁性体シムで成り磁性体シム
8の表面に取り付けられている。
【0020】上記のように構成された実施例2における
超電導マグネット装置によれば、各円筒状超電導コイル
14a〜14cおよび15aが、上記実施例1と同様に
発生する0次項を除く偶数次項を重ね合わせたとき、偶
数次2、4、6、8、10次の係数のうち少なくとも一
つの偶数次の係数がマイナスとなるように、コイル形
状、配置およびアンペアターン数が調整されているの
で、コイル長/コイル直径を約1.0倍まで短縮するこ
とが可能となり、さらに、磁性体シム8上に磁場発生手
段16を配設して、マイナスの値になされた偶数次の係
数と値が同じでプラスの磁場を発生させるようにしてい
るので、全体として0次項以外の偶数次項をほぼ零とす
ることができるため、装置中央付近の対象領域内の磁界
を高均一にすることができ、装置長の短縮化が可能にな
る。
【0021】実施例3.図3はこの発明の実施例3にお
ける超電導マグネット装置の要部の構成を示す一部破断
断面図である。図において、図1に示す実施例1と同様
な部分は同一符号を付して説明を省略する。17a〜1
7cは巻枠1に中央面10に対して対称にそれぞれ巻回
された複数の円筒状超電導コイルで、第1の超電導コイ
ル群17を構成している。18は真空槽7の周囲を取り
囲むように配設された磁性体でなる磁気シールドであ
る。そして、各円筒状超電導コイル17a〜17cは、
形状、配置およびアンペアターン数が調整され、超電導
コイル群17および磁気シールド18の発生する0次項
を除く偶数次項を重ね合わせたとき、偶数次2、4、
6、8、10次の係数のうち少なくとも一つの偶数次の
係数がマイナスの値となるようになっている。19はこ
のマイナスの値になされた偶数次係数と、値が同じでプ
ラスの磁場を発生する磁場発生手段で、例えば磁性体シ
ムで成り磁性体シム8の表面に取り付けられている。
【0022】上記のように構成された実施例3における
超電導マグネット装置によれば、各円筒状超電導コイル
17a〜17cが、超電導コイル群17および磁気シー
ルド18の発生する0次項を除く偶数次項を重ね合わせ
たとき、偶数次2、4、6、8、10次の係数のうち少
なくとも一つの偶数次の係数がマイナスとなるように、
コイル形状、配置およびアンペアターン数が調整されて
いるので、コイル長/コイル直径を約1.0倍まで短縮
することが可能となり、さらに、磁性体シム8上に磁場
発生手段12を配設して、マイナスの値になされた偶数
次の係数と値が同じでプラスの磁場を発生させるように
しているので、全体として0次項以外の偶数次項をほぼ
零とすることができるため、装置中央付近の対象領域内
の磁界を高均一にすることができ、装置長の短縮化が可
能になる。
【0023】実施例4.尚、上記各実施例では、磁場発
生手段12、16、19として磁性体シムを用いた場合
について説明したが、例えば超電導シムコイル、銅板中
に超電導物質を埋設して構成した超電導シートまたは常
電導シムコイルのいずれか、又は、いずれかの組み合わ
せを用いても良く、上記各実施例と同様の効果を発揮す
ることができる。
【0024】実施例5.又、上記各実施例における超電
導マグネット装置は、医療用磁気共鳴診断装置に限ら
ず、高磁界分析用マグネット等に適用することも可能で
あることは言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、中央面に対して対称に巻回された複数の円筒状超
電導コイルより成り磁界を発生する超電導コイル群を備
えた超電導マグネット装置において、超電導コイル群の
各超電導コイル総和でのコイル軸上の磁場分布の軸方向
座標変数に関するテーラー級数展開の偶数次2、4、
6、8、10次の係数のうち少なくとも一つの偶数次の
係数をマイナスの値に設定するとともに、マイナスの値
に設定された偶数次の係数と値が同じでプラスの磁場を
発生する磁場発生手段を設けたので、装置長の短縮化が
可能な超電導マグネット装置を提供することができる。
【0026】又、この発明の請求項2によれば、中央面
に対して対称に巻回された複数の円筒状超電導コイルよ
り成り磁界を発生する第1の超電導コイル群と、この第
1の超電導コイル群の外側に同心状に且つ中央面に対し
て対称に巻回された複数の円筒状超電導コイルより成り
磁界を発生する第2の超電導コイル群とを備えた超電導
マグネット装置において、第1および第2の超電導コイ
ル群の各超電導コイル総和でのコイル軸上の磁場分布の
軸方向座標変数に関するテーラー級数展開の偶数次2、
4、6、8、10次の係数のうち少なくとも一つの偶数
次の係数をマイナスの値に設定するとともに、マイナス
の値に設定された偶数次の係数と値が同じでプラスの磁
場を発生する磁場発生手段を設けたので、装置長の短縮
化が可能な超電導マグネット装置を提供することができ
る。
【0027】又、この発明の請求項3によれば、中央面
に対して対称に巻回された複数の円筒状超電導コイルよ
り成り磁界を発生する超電導コイル群と、この超電導コ
イル群の外側に同心状に配置された磁性体とを備えた超
電導マグネット装置において、超電導コイル群の各超電
導コイルおよび磁性体総和でのコイル軸上の磁場分布の
軸方向座標変数に関するテーラー級数展開の偶数次2、
4、6、8、10次の係数のうち少なくとも一つの偶数
次の係数をマイナスの値に設定するとともに、マイナス
の値に設定された偶数次の係数と値が同じでプラスの磁
場を発生する磁場発生手段を設けたので、装置長の短縮
化が可能な超電導マグネット装置を提供することができ
る。
【0028】又、この発明の請求項4によれば、請求項
1ないし3のいずれかにおいて、磁場発生手段を、超電
導シムコイル、磁性体シム、超電導シートまたは常電導
シムコイルのいずれか、又は、いずれかの組み合わせに
より構成したので、装置長の短縮化が可能な超電導マグ
ネット装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1における超電導マグネッ
ト装置の要部の構成を示す一部破断断面図である。
【図2】 この発明の実施例2における超電導マグネッ
ト装置の要部の構成を示す一部破断断面図である。
【図3】 この発明の実施例3における超電導マグネッ
ト装置の要部の構成を示す一部破断断面図である。
【図4】 従来における超電導マグネット装置の要部の
構成を示す一部破断断面図である。
【符号の説明】
10 中央面、11,17 超電導コイル群、11a〜
11c,14a〜14c,15a,17a〜17c 円
筒状超電導コイル、12,16,19 磁場発生手段、
14 第1の超電導コイル群、15 第2の超電導コイ
ル群、18 磁気シールド(磁性体)。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央面に対して対称に巻回された複数の
    円筒状超電導コイルより成り磁界を発生する超電導コイ
    ル群を備えた超電導マグネット装置において、上記超電
    導コイル群の各超電導コイル総和でのコイル軸上の磁場
    分布の軸方向座標変数に関するテーラー級数展開の偶数
    次2、4、6、8、10次の係数のうち少なくとも一つ
    の偶数次の係数をマイナスの値に設定するとともに、上
    記マイナスの値に設定された偶数次の係数と値が同じで
    プラスの磁場を発生する磁場発生手段を設けたことを特
    徴とする超電導マグネット装置。
  2. 【請求項2】 中央面に対して対称に巻回された複数の
    円筒状超電導コイルより成り磁界を発生する第1の超電
    導コイル群と、この第1の超電導コイル群の外側に同心
    状に且つ中央面に対して対称に巻回された複数の円筒状
    超電導コイルより成り磁界を発生する第2の超電導コイ
    ル群とを備えた超電導マグネット装置において、上記第
    1および第2の超電導コイル群の各超電導コイル総和で
    のコイル軸上の磁場分布の軸方向座標変数に関するテー
    ラー級数展開の偶数次2、4、6、8、10次の係数の
    うち少なくとも一つの偶数次の係数をマイナスの値に設
    定するとともに、上記マイナスの値に設定された偶数次
    の係数と値が同じでプラスの磁場を発生する磁場発生手
    段を設けたことを特徴とする超電導マグネット装置。
  3. 【請求項3】 中央面に対して対称に巻回された複数の
    円筒状超電導コイルより成り磁界を発生する超電導コイ
    ル群と、この超電導コイル群の外側に同心状に配置され
    た磁性体とを備えた超電導マグネット装置において、上
    記超電導コイル群の各超電導コイルおよび上記磁性体総
    和でのコイル軸上の磁場分布の軸方向座標変数に関する
    テーラー級数展開の偶数次2、4、6、8、10次の係
    数のうち少なくとも一つの偶数次の係数をマイナスの値
    に設定するとともに、上記マイナスの値に設定された偶
    数次の係数と値が同じでプラスの磁場を発生する磁場発
    生手段を設けたことを特徴とする超電導マグネット装
    置。
  4. 【請求項4】 磁場発生手段は、超電導シムコイル、磁
    性体シム、超電導シートまたは常電導シムコイルのいず
    れか、又は、いずれかの組み合わせにより構成されてい
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の超
    電導マグネット装置。
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