JP2955187B2 - Manufacturing method of transfer material for printer - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】本発明は、プリンター用転写材の
製造方法に関し、さらに詳しくはタイプライターやサー
マルプリンターに用いられる寸法安定性、耐久性に優れ
たプリンター用転写材の製造方法に関するものである。 【従来の技術】プリンター用転写材のベースには、ポリ
エステルフィルムが、高い結晶性、高い融点、耐熱性、
耐薬品性、強度、弾性率等の優れた性質を有することか
ら利用されている。そして、この転写材は、タイプライ
ターやプリンターのドットインパクト方式では、転写リ
ボンにかかる張力や印字圧力に耐え、反復使用できる耐
久性が、また、感熱転写方式では、ベースフィルムは極
限まで薄いものが追求されるので高強度である上に、熱
による収縮などの変形も小さいことがそれぞれ要求され
ている。 【発明が解消しようとする課題】しかしながら、ベース
フィルムとして通常の二軸配向ポリエステルフィルムを
用いて作成した転写材は、転写時においてフィルムの伸
びや、印字部の打たれ残りによるフィルムの塑性歪がお
こりやすく、張力や印字圧力の高い転写リボン用として
は不満足であった。一方、ベースフィルムとして、縦方
向のＦ５値が１６ｋｇ／ｍｍ^２を超える通常の強力化ポ
リエステルフィルムを使用した場合は、転写時におい
て、フィルムの縦裂けがおこりやすく、また感熱転写用
では熱収縮が大きすぎることにより、転写用としての使
用に耐えられない等の欠点があった。本発明は、上記欠
点のないもの、すなわち寸法安定性および耐久性に優れ
たプリンター用転写材を製造する方法を提供せんとする
ものである。 【課題を解決するための手段】本発明は、厚さが１〜１
５μｍ、縦方向のＦ５値が１０．２〜１６ｋｇ／ｍ
ｍ^２、縦方向の屈折率が１．６５０未満であって、か
つ、横方向の屈折率が１．６５０〜１．６７５であり、
少なくとも片面に、無機粒子あるいは有機粒子の添加に
よって形成せしめられ、かつ、粗面中心線平均粗さが
０．０２〜１μｍ、粗面最大高さが０．２〜１０μｍで
ある粗面を有する二軸配向ポリエステルフィルムを用
い、該二軸配向ポリエステルフィルムの片面にインキ層
を設けることを特徴とするプリンター用転写材の製造方
法である。 【発明の実施の形態】本発明のプリンター用転写材の製
造方法に用いられるポリエステルは、周知のポリエステ
ルであり、好ましくは、ポリエチレンテレフタレート、
エチレンテレフタレート単位を主たる繰返し構成単位と
する共重合ポリエステル、もしくは、かかるポリエステ
ルが主成分であるようなポリマーブレンドよりなる群か
ら選ばれたポリマーである。なお、共重合ポリエステル
は、ポリエステルの酸成分の８０モル％以上をテレフタ
ル酸成分が占め、グリコール成分の８０モル％以上をエ
チレングリコール成分が占めるものが好ましく、ポリマ
ーブレンドは、前記ポリエステルが８０重量％以上を占
め、他の重合体が２０重量％以下であるものが好まし
い。また、本発明に用いられるポリエステルには、必要
に応じて安定剤、着色剤、酸化防止剤、滑剤、その他添
加剤等を含有してもよい。本発明で用いられるポリエス
テルフィルムは、前記ポリエステルからなる組成物が二
軸配向されたものであり、該フィルムの縦方向のＦ５値
が１０．２〜１６ｋｇ／ｍｍ^２、好ましくは１１．５〜
１５ｋｇ／ｍｍ^２のものである。Ｆ５値が１０．２ｇ／
ｍｍ^２未満であると伸びやすく弾性回復しにくいので印
字部の塑性歪によるガサ巻きがおこり好ましくない。ま
た、１６ｋｇ／ｍｍ^２を超えると、剛性が強く、印字の
圧力によってフィルムが裂けやすくなるので好ましくな
い。また、フィルムの屈折率は、フィルムの縦方向の屈
折率が１．６５０未満であり、横方向の屈折率が１．６
５０〜１．６７５、好ましくは１．６５５〜１．６７０
であることが必要である。横方向の屈折率が１．６５０
未満の場合は印字圧力によってフィルムが伸び、１．６
７５を超える場合は印字圧力によってフィルムが裂けや
すくなる。また、本発明に用いられるポリエステルフィ
ルムの厚さは１〜１５μｍ、好ましくは２〜１０μｍで
あることが必要である。上記範囲よりも厚いと熱伝達に
時間がかかり、高速記録に好適ではない。逆に上記範囲
よりも薄いと強度が低く、加工適性に劣り好ましくな
い。本発明に用いられるポリエステルフィルムは、少な
くとも片面が粗面であり、その面の粗さは、中心線平均
粗さが０．０２〜１μｍ、好ましくは０．０４〜０．８
μｍで、かっ最大高さが０．２〜１０μｍ、好ましくは
０．４〜８μｍである。上記範囲より小さいと滑り性が
悪くなり、フィルムにしわが入ったり、加工時のトラブ
ル、さらにはサーマルヘッド部のステッキングが発生し
たりして好ましくない。上記範囲を超えると画質の鮮明
さに欠け、感度の低下をもたらしたり、サーマルヘッド
の摩耗の原因となり、実用上問題となる。上記の粗さ
は、フィルム中に無機粒子や、あるいは有機粒子を添加
する方法を適宜用いて得ることができる。特に粗面の形
成には、平均粒径０．０２〜２０μｍの無機粒子を０．
０５〜５重量％添加させるのが好ましい。次に、本発明
のプリンター用転写材の製造方法を、より具体的にて説
明する。まず、ポリエステルを溶融し、スリツト状のダ
イからシート状に押出し、キヤステングドラムで冷却固
化して未延伸シートを形成し、そのシートを多段階の高
倍率縦延伸、すなわち、１ないし２以上の複数の区間で
８０〜１３０℃に加熱し、それぞれロール間の周速差に
より合計倍率が３．０〜７．０倍になるように延伸した
のち、９０〜１２０℃、３．０〜４．０倍で横延伸し、
次いで２００〜２３０℃にて熱処理を行ない二軸配向ポ
リエステルフィルムを得る。また、上記の横延伸の次
に、延伸温度９５〜１１０℃、延伸倍率１．０５倍以下
の再縦延伸を行ない、熱処理を施して二軸配向ポリエス
テルフィルムを得ることもできる。また、特公昭３４−
５８８７号公報に記された縦−横−縦３段延伸法、特公
昭３７−１５５８号公報に記された横−縦延伸法で製造
される縦方向の配向度を高めたいわゆる強力化ポリエス
テルフィルムは、縦方向のＦ５値が１６ｇ／ｍｍ^２超
え、横方向の屈折率が１．６５０未満でかつ複屈折が
０．０２を超えるので好ましくない。次に、上記のよう
にして得られた本発明の二軸配向ポリエステルフィルム
に、転写インキ層を形成する。なお、二軸配向ポリエス
テルフィルムには、必要に応じてコロナ放電処理やアン
ダーコートなどの前処理を行なってもよい。本発明の転
写インキは、特に限定されるものではなく、周知のもの
を用いることができる。具体的には、バインダ成分、着
色成分などを主成分とし、必要に応じ、柔軟剤、可撓
剤、融点調節剤、平滑化剤、分散剤などを添加剤成分と
して構成される。要するに周知の材料を適宜選定組合せ
て構成されるのである。上記主成分の具体例としては、
バインダー成分としては、パラフィンワックス、カルナ
ウバワックス、エステルワックスなど周知のワックス類
や低融点の各種高分子類が有用であり、着色剤成分とし
ては、カーボンブラックや各種の有機、無機顔料ないし
は染料が有用である。また、インキには、昇華型のもの
も含まれる。転写インキ層を上述のフィルムの片面に設
ける方法としては、周知の方法、例えばホットメルト塗
工、溶剤を添加した状態でグラビア、リバース、スリッ
トダイ方式などの溶液塗工方法などを用いることができ
る。なお、転写材が感熱転写用として用いられる場合
は、サーマルヘッド部のスティッキングを防ぐため、フ
ィルムの転写インキ層の設けてない側に融着防止層を設
けてもよい。 【特性の測定方法、評価基準】以下に、本発明で規定す
る特性値の測定法を説明する。 （１）Ｆ−５値 ＡＳＴＭ−Ｄ−８８２による“テンシロン”型引張試験
機に試巾１０ｍｍ試長１００ｍｍとなるようにセット
し、引張速度２００ｍｍ／ｍｉｎ、温度２０℃湿度６５
％ＲＨの条件でフィルムの５％伸長の対応する強度を測
定した。 （２）屈折率 Ａｂｂｅ屈折率計に検光子を取付け、ＮａＤ線を用い
て、常温、常湿下（２０±２℃、６５％ＲＨ）で縦、横
二方向の屈折率を測定した（測定原理は、ジャーナル・
オブ・アプライド・ポリマー・サイエンス 第８巻 ２
７１７頁（１９６４）に記載されている）。 （３）表面粗さ ＪＩＳ−Ｂ―０６０１によった。 【実施例】以下、実施例に基づいて本発明実施態様を説
明する。ただし、「部」は重量部をあらわす。 実施例１、比較例１ ３５℃のｏ―クロロフェノール溶融で測定した固有粘度
０．６１、炭酸カルシウム０．２重量％含有のポリエチ
レンテレフタレートを、押出機とＴダイでシート状に溶
融押出し、水冷ドラムに密着させて冷却固化し、厚さ１
２０μｍの非晶質シートを得た。このシートを余熱ロー
ル群で１１０℃に加熱し、２組のニップロール間で２．
０倍に延伸したのち、冷却ロールで約６０℃に冷却し、
次いで上記と同様のロール装置により再び９０℃に加熱
して３．０倍の縦延伸を行なって約４０℃に冷却した。
縦方向の合計延伸比は２．０×３．０＝６．０倍であ
る。このフィルムをテンターオーブン装置によって９５
℃で横方向に３．４倍延伸し、次いで２２０℃で熱処理
して冷却して巻取り２段階縦延伸ポリエステルフィルム
を得た（フィルムＡ）。また、比較のため、９０℃に加
熱して２．７５倍で縦延伸した後、１００℃、３．４倍
で横延伸し、１３０℃、２．０倍で再縦延伸し、次いで
２１５℃で熱処理し強力化ポリエステルフィルムを得た
（フィルムＢ）。上記の各フィルム特性を測定し、その
結果を表１に示した。 【表１】次に、上記フィルムＡおよびフィルムＢの表面に、イン
パクト転写インキ層として、メチルメタアクリレートと
ブチルアクリレート共重合体からなる２μｍの層を設け
たのち、 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体（８７％／１３％）：１０部 ラノリン：６部 植物油：４部 カーボンブラック：５部 トルエン：２５部 メチルエチルケトン：５０部 からなる層を、固形分厚みが１０μｍになるように塗布
して乾燥した。また、これらフィルムＡおよびフィルム
Ｂの表面に感熱転写のインキ層として、 カルナウバワックス：３０部 エステルワックス：３５部 カーボンブラック：１２部 ポリテトラヒドロフラン：１０部 シリコーンオイル：３部 からなる転写インキ層を、加熱ロールによるホットメル
トコーティング法により厚み５μｍとなるように塗布し
て転写材を得た。なお、転写インキを塗布したフィルム
Ａ、Ｂはそれぞれ実施例１、比較例１である。得られた
各転写材を用いてドットインパクト型および感熱転写型
プリンターでプリントテストを行なった。本発明の基材
とした転写材、すなわち、実施例１は非常に良好な画質
が得られた。一方基材Ｂの比較例１の場合はドットイン
パクト時縦裂けがおこり、また乾熱転写時熱収縮のため
転写材が変形し走行できなかった。 比較例２ 実施例１と同様にして得られた厚さ８μｍの二軸配向フ
ィルムの片面を、サンドマット加工により粗面化し、反
対面に実施例１と同じ転写インキ層を形成し転写材を得
た。マット面の中心線平均粗さは、１．１μｍ、最大高
さは１２．５μｍであった。該フィルムを感熱転写型プ
リンターで印字したところ、感度が低く、不鮮明な画質
となった。 【発明の効果】本発明は、特定のポリエステルフィルム
に転写インキ層を設けるようにしたものであり、本発明
によって得られるプリンター用転写材をインパクトプリ
ンター用に用いれば印字による縦裂けがなく、打たれ残
りなどの塑性歪も小さく、耐久性が優れているという効
果を得ることができるものである。また、サーマルプリ
ンターのインクフィルムとして用いれば、通常のポリエ
ステルフィルムより薄肉化が可能であり、かつ強力化ポ
リエステルフィルムを用いたものより熱による収縮が小
さいという効果を得ることができる。BACKGROUND OF THE INVENTION [Field of the Invention The present invention relates to the use of the printer for the transfer material
It relates to a manufacturing method, and more particularly dimensional stability for use in typewriters or thermal printer, in which relates to the manufacturing method of the transfer material for excellent printer durability. 2. Description of the Related Art A polyester film is used as a base of a transfer material for a printer because of its high crystallinity, high melting point, heat resistance,
It is used because it has excellent properties such as chemical resistance, strength and elastic modulus. This type of transfer material can withstand the tension applied to the transfer ribbon and printing pressure in the dot impact method of typewriters and printers, and can be used repeatedly.In the thermal transfer method, the base film must be as thin as possible. In order to be pursued, it is required to have high strength and small deformation such as shrinkage due to heat. However, a transfer material made using a normal biaxially oriented polyester film as a base film has a problem in that the film is stretched at the time of transfer and the plastic distortion of the film due to the remaining unprinted portion of the printed portion. This was unsatisfactory for a transfer ribbon having high tension and high printing pressure. On the other hand, when a normal strengthened polyester film having an F5 value in the longitudinal direction exceeding 16 kg / mm ² is used as the base film, the film is likely to be vertically torn at the time of transfer. If it is too large, there is a drawback that it cannot be used for transfer. An object of the present invention is to provide a method for manufacturing a transfer material for a printer which does not have the above-mentioned disadvantages, that is, has excellent dimensional stability and durability. According to the present invention, there is provided a semiconductor device having a thickness of 1 to 1 mm.
5 μm, F5 value in the vertical direction is 10.2-16 kg / m
m ² , the refractive index in the longitudinal direction is less than 1.650,
The refractive index in the horizontal direction is 1.650 to 1.675 ;
Even without least on one side, it is caused to form by the addition of inorganic particles or organic particles, and the rough surface center line average roughness 0.02 to 1 .mu.m, rough surface the maximum height of the roughened surface is 0.2~10μm A method for producing a transfer material for a printer, characterized in that an ink layer is provided on one surface of the biaxially oriented polyester film using the biaxially oriented polyester film. DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS Production of a transfer material for a printer according to the present invention
The polyester used in the manufacturing method is a well-known polyester, preferably, polyethylene terephthalate,
It is a copolymer selected from the group consisting of a copolymerized polyester having an ethylene terephthalate unit as a main repeating structural unit and a polymer blend containing such a polyester as a main component. The copolymerized polyester is preferably one in which the terephthalic acid component occupies 80% by mole or more of the acid component of the polyester, and the ethylene glycol component occupies 80% by mole or more of the glycol component. It is preferable that the above amount is occupied and the other polymer is 20% by weight or less. Further, the polyester used in the present invention may contain a stabilizer, a colorant, an antioxidant, a lubricant, other additives, and the like, if necessary. Poriesu <br/> ether film used in the present invention has a composition consisting of the polyester is biaxially oriented, longitudinal F5 value 10.2~16kg / mm ² of the film, preferably 11.5-
It is 15 kg / mm ² . F5 value is 10.2 g /
If it is less than ² mm, it is easy to stretch and it is difficult to recover elasticity, so that it is not preferable because the plastic distortion of the printed portion causes the curl. On the other hand, if it exceeds 16 kg / mm ² , the rigidity is high and the film is apt to be torn by printing pressure, which is not preferable. The film has a refractive index of less than 1.650 in the vertical direction and a refractive index of 1.6 in the horizontal direction.
50 to 1.675, preferably 1.655 to 1.670
It is necessary to be. The refractive index in the lateral direction is 1.650
If less than 1.6, the film is stretched by the printing pressure, and 1.6
If it exceeds 75, the film tends to tear due to the printing pressure. Further, the thickness of the polyester film used in the present invention needs to be 1 to 15 μm, preferably 2 to 10 μm. If the thickness is larger than the above range, heat transfer takes time and is not suitable for high-speed recording. Conversely thin, strength is lower than the above range, undesirably poor workability. The polyester film used in the present invention has at least one surface having a rough surface, and the surface has a center line average roughness of 0.02 to 1 μm, preferably 0.04 to 0.8.
μm, and the maximum height is 0.2 to 10 μm, preferably 0.4 to 8 μm. If the thickness is smaller than the above range, the slipperiness is deteriorated, and the film is wrinkled, trouble during processing and sticking of the thermal head portion are undesirably generated. If the ratio exceeds the above range, the image quality becomes poor, the sensitivity is lowered, and the thermal head is worn, which is a practical problem. The above roughness is due to the addition of inorganic particles or organic particles in the film
It can be obtained by appropriately using the method described above . In particular, for the formation of a rough surface, inorganic particles having an average particle size of 0.02 to 20 μm are added in an amount of 0.1 to 0.2 μm.
It is preferable to add 0.5 to 5% by weight. Next, the method for producing a transfer material for a printer of the present invention will be described more specifically.
I will tell . First, the polyester is melted, extruded into a sheet form from a slit die, cooled and solidified by a casting drum to form an unstretched sheet, and the sheet is subjected to multi-stage high-magnification longitudinal stretching, that is, 1 to 2 or more. After heating to 80 to 130 ° C. in a plurality of sections and stretching so that the total magnification becomes 3.0 to 7.0 times depending on the peripheral speed difference between the rolls, 90 to 120 ° C. and 3.0 to 4.0. Stretch horizontally at 0x,
Next, heat treatment is performed at 200 to 230 ° C. to obtain a biaxially oriented polyester film. Further, after the above-described transverse stretching, re-longitudinal stretching at a stretching temperature of 95 to 110 ° C and a stretching ratio of 1.05 or less can be performed, and a heat treatment can be performed to obtain a biaxially oriented polyester film. Also,
A so-called toughened polyester film having an enhanced degree of longitudinal orientation produced by a three-stage stretching process in the longitudinal-horizontal-longitudinal direction described in JP-A-5887 and a transverse-longitudinal stretching process described in JP-B-37-1558. Is not preferred because the F5 value in the vertical direction exceeds 16 g / mm ² , the refractive index in the horizontal direction is less than 1.650, and the birefringence exceeds 0.02. Next, a transfer ink layer is formed on the biaxially oriented polyester film of the present invention obtained as described above. The biaxially oriented polyester film may be subjected to a pretreatment such as a corona discharge treatment or an undercoat, if necessary. The transfer ink of the present invention is not particularly limited, and a known ink can be used. Specifically, a binder component, a coloring component, and the like are used as main components, and as necessary, a softener, a flexible agent, a melting point regulator, a leveling agent, a dispersant, and the like are used as additive components. In short, well-known materials are appropriately selected and combined. Specific examples of the main component include:
As the binder component, well-known waxes such as paraffin wax, carnauba wax and ester wax and various low-melting polymers are useful, and as the coloring agent component, carbon black and various organic and inorganic pigments or dyes are used. Useful. Further, the ink includes a sublimation type ink. As a method of providing the transfer ink layer on one surface of the above-described film, a known method, for example, hot melt coating, gravure with a solvent added, reverse, a solution coating method such as a slit die method and the like can be used. . When the transfer material is used for thermal transfer, a fusion preventing layer may be provided on the side of the film where the transfer ink layer is not provided in order to prevent sticking of the thermal head portion. [Method of measuring characteristics and evaluation criteria] The method of measuring characteristic values specified in the present invention will be described below. (1) F-5 value Set in a “Tensilon” type tensile tester according to ASTM-D-882 so as to have a test width of 10 mm and a test length of 100 mm, a tensile speed of 200 mm / min, a temperature of 20 ° C., and a humidity of 65.
The corresponding strength of 5% elongation of the film under the condition of% RH was measured. (2) Refractive index An analyzer was attached to the Abbe refractometer, and the refractive index in the vertical and horizontal directions was measured at room temperature and normal humidity (20 ± 2 ° C., 65% RH) using a NaD line (measurement). The principle is that journals
Of Applied Polymer Science Vol. 8 2
717 (1964)). (3) Surface roughness According to JIS-B-0601. The embodiments of the present invention will be described below based on examples. However, “parts” represents parts by weight. Example 1, Comparative Example 1 Polyethylene terephthalate having an intrinsic viscosity of 0.61 measured by melting o-chlorophenol at 35 ° C. and containing 0.2% by weight of calcium carbonate was melt-extruded into a sheet by an extruder and a T-die, and then water-cooled. Cooling and solidifying by contacting with drum, thickness 1
A 20 μm amorphous sheet was obtained. This sheet was heated to 110 ° C. by a group of preheated rolls, and then heated between two sets of nip rolls.
After stretching 0 times, it is cooled to about 60 ° C with a cooling roll,
Next, the film was heated again to 90 ° C. by the same roll device as described above, stretched longitudinally 3.0 times, and cooled to about 40 ° C.
The total stretching ratio in the machine direction is 2.0 × 3.0 = 6.0 times. The film was placed in a tenter oven for 95 minutes.
The film was stretched 3.4 times in the transverse direction at a temperature of 220 ° C., then heat-treated at 220 ° C. and cooled to obtain a two-stage longitudinally stretched polyester film (film A). For comparison, after heating to 90 ° C. and stretching longitudinally at 2.75 times, then stretching transversely at 100 ° C., 3.4 times, stretching again at 130 ° C. and 2.0 times, and then stretching at 215 ° C. To obtain a strengthened polyester film (film B). The properties of each of the above films were measured, and the results are shown in Table 1. [Table 1] Next, a 2 μm layer made of methyl methacrylate and butyl acrylate copolymer was provided as an impact transfer ink layer on the surfaces of the films A and B, and then a vinyl chloride-vinyl acetate copolymer (87% / 13%): 10 parts Lanolin: 6 parts Vegetable oil: 4 parts Carbon black: 5 parts Toluene: 25 parts A layer consisting of 50 parts of methyl ethyl ketone was applied to a solid thickness of 10 μm and dried. On the surfaces of the films A and B, a transfer ink layer consisting of carnauba wax: 30 parts ester wax: 35 parts carbon black: 12 parts polytetrahydrofuran: 10 parts silicone oil: 3 parts was used as an ink layer for thermal transfer. Then, a transfer material was obtained by applying a coating having a thickness of 5 μm by a hot melt coating method using a heating roll. The films A and B to which the transfer ink was applied are Example 1 and Comparative Example 1, respectively. Using each of the obtained transfer materials, a print test was performed with a dot impact type and a thermal transfer type printer. In the transfer material used as the base material of the present invention, that is, in Example 1, very good image quality was obtained. On the other hand, in the case of Comparative Example 1 of the base material B, longitudinal tearing occurred at the time of dot impact, and the transfer material was deformed due to heat shrinkage at the time of dry heat transfer and could not run. Comparative Example 2 One surface of a biaxially oriented film having a thickness of 8 μm obtained in the same manner as in Example 1 was roughened by sand matting, and the same transfer ink layer as that of Example 1 was formed on the opposite surface to prepare a transfer material. Obtained. The center line average roughness of the matte surface was 1.1 μm, and the maximum height was 12.5 μm. When the film was printed with a thermal transfer printer, the sensitivity was low and the image quality was unclear. According to the present invention, which was provided a transfer ink layer to a specific polyester film, the present invention
Impact Pre transfer material for obtained printer by
No tearing vertical by the print be used for centers, beaten smaller plastic strain, such as rest, those that can be obtained an effect that durability is excellent. Further, when used as an ink film for a thermal printer, it is possible to obtain an effect that the thickness can be reduced as compared with a normal polyester film and shrinkage due to heat is smaller than that using a strong polyester film.

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−217194（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−8656（ＪＰ，Ａ)   ────────────────────────────────────────────────── ─── Continuation of front page                   (56) References JP-A-60-217194 (JP, A)                 JP-A-6-8656 (JP, A)

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 １．厚さが１〜１５μｍ、縦方向のＦ５値が１０．２〜
１６ｋｇ／ｍｍ^２、縦方向の屈折率が１．６５０末満で
あって、かつ、横方向の屈折率が１．６５０〜１．６７
５であり、少なくとも片面に、無機粒子あるいは有機粒
子の添加によって形成せしめられ、かつ、粗面中心線平
均粗さが０．０２〜１μｍ、粗面最大高さが０．２〜１
０μｍである粗面を有する二軸配向ポリエステルフィル
ムを用い、該二軸配向ポリエステルフィルムの片面にイ
ンキ層を設けることを特徴とするプリンター用転写材の
製造方法。(57) [Claims] Thickness is 1 to 15 μm, F5 value in the vertical direction is 10.2 to
16 kg / mm ² , with a vertical refractive index of less than 1.650
And the refractive index in the horizontal direction is 1.650 to 1.67.
5, and even without least on one side, is caused to form by the addition of inorganic particles or organic particles, and the rough surface center line average roughness 0.02 to 1 .mu.m, rough surface the maximum height 0.2-1
A method for producing a transfer material for a printer, comprising using a biaxially oriented polyester film having a rough surface of 0 μm and providing an ink layer on one surface of the biaxially oriented polyester film.