JP2953190B2 - 灰溶融装置を有するごみ焼却炉 - Google Patents

灰溶融装置を有するごみ焼却炉

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JP2953190B2
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rotary kiln
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三千男 永関
成彬 樋口
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  • Incineration Of Waste (AREA)
  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は灰溶融装置を有するごみ
焼却炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、焼却灰の減溶処理は、焼却炉とは
別に設けられた灰溶融装置により行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来
は、焼却炉と灰溶融装置が別に設けられているため、灰
を灰溶融装置に供給するための灰供給機構が必要であ
り、構成が複雑になると共に、設置面積も多く必要とさ
れ、建設コストが多大になっている。また、灰の溶融熱
源として電気等を多く消費するので、ランニングコスト
も多大になっている。
【0004】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、建設コスト及びランニングコス
トが小さい灰溶融装置を有するごみ焼却炉を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の灰溶融装置を有
するごみ焼却炉は、都市ごみを焼却するごみ焼却炉にお
いて、焼却部に連続して、出口側にダムが形成された回
転キルン式の灰溶融装置を設けると共に、この灰溶融装
置の出口側を加熱するバーナを設けたことを特徴とする
ものである。
【0006】
【作用】焼却部に連続して灰溶融装置を設けることによ
り、焼却排ガスの保有熱を灰の溶融熱源として直接利用
できる。
【0007】灰溶融装置としての回転キルンの出口側に
ダムを形成し、このダムによりせき止められた溶融灰を
バーナにより灼熱することにより、回転キルンの回転に
伴い溶融灰は連続して排出される。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図1により説明する。
【0009】焼却部1であるストーカ式焼却炉に連続し
て、回転キルン式の灰溶融装置2が設けられている。回
転キルン2は、その内面に耐熱、耐磨耗、耐蝕性に優れ
た耐火ライニングが施されており、焼却灰による磨耗等
に耐えられるようになっている。また、回転キルン2の
出口端にはダム9が形成されている。
【0010】焼却部1の上部煙道にバイパスダンパ3が
設けられれ、発生する高温燃焼排ガスの回転キルン2内
への流入(11)割合が調整できるようになっている。
回転キルン2の出口側の灰排出口の壁面にバーナ4が設
けられ、キルン2内のダム9によりせき止められた灰溶
融ゾーン10での灰溶融が安定してなされるようになっ
ている。
【0011】そして、焼却炉出口には、再燃焼室5が設
けられ、焼却部1及び回転キルン2より排出される排ガ
スを完全混合させ、未燃ガスの排出防止を図っており、
後置された排ガスボイラ6の腐食を防止している。
【0012】焼却炉に投入されたごみは、ストーカ式焼
却炉1での乾燥、燃焼工程を経てから、後燃焼装置を兼
ねた回転キルン2へ落下する。回転キルン2へ落下した
焼却灰は、焼却部1より流入する高温燃焼排ガス11に
より灼熱され、良好な完全焼却灰となり、キルン後半部
の灰溶融ゾーン10で溶融を開始する。溶融灰はダム9
によりせき止められているため、常時キルン内に保有さ
れており、その保有量は回転キルン2の回転数を変更す
ることにより調節できる。
【0013】溶融灰は灰溶融ゾーン10でバーナ4によ
りさらに灼熱される。そして、完全に溶融された灰は、
回転キルン2の回転に伴い、ダム9を越えて連続して排
出され、シュート7を通って水砕装置8へ落下し、スラ
グとして排出される。
【0014】こうして、焼却排ガスの回転キルンへの流
入量、回転キルンの回転数及びバーナ燃焼量を調節する
ことにより、常に安定して焼却灰の連続溶融処理を安価
に行うことができる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、焼却部
と灰溶融処装置を連続して一体化して配置し、かつその
焼却排ガスを焼却灰の溶融熱源として直接利用するの
で、イニシャルコスト及びランニングコストを共に低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示す説明図。
【符号の説明】
1…焼却部(ストーカ式焼却炉),2…回転キルン式の
灰溶融装置,3…バイパスダンパ、4…バーナ、9…ダ
ム。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 都市ごみを焼却するごみ焼却炉におい
    て、焼却部に連続して回転キルン式の灰溶融装置を設
    け、この回転キルンの出口側にダムを形成し、またこの
    ダムによりせき止められた焼却灰を加熱するバーナを設
    けたことを特徴とする灰溶融装置を有するごみ焼却炉。
JP11496692A 1992-05-07 1992-05-07 灰溶融装置を有するごみ焼却炉 Expired - Fee Related JP2953190B2 (ja)

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EP1227278A3 (en) 1998-10-12 2002-08-07 Nkk Corporation Waste treatment apparatus
CN101310147B (zh) * 2005-09-30 2011-08-31 巴威福龙股份公司 在优化条件下由废气生产蒸汽的锅炉

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