JP2948926B2 - ディスクのシーク装置 - Google Patents

ディスクのシーク装置

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JP2948926B2
JP2948926B2 JP3300391A JP3300391A JP2948926B2 JP 2948926 B2 JP2948926 B2 JP 2948926B2 JP 3300391 A JP3300391 A JP 3300391A JP 3300391 A JP3300391 A JP 3300391A JP 2948926 B2 JP2948926 B2 JP 2948926B2
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佳久 宮崎
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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報が記録または記録
されるためのトラックを有するディスクへ、情報の記録
/再生を行わせるための光学的情報記録再生装置におけ
るディスクのシーク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明を適応する好適な記録再生装置の
一つに、光学的情報記録再生装置がある。
【0003】従来の光学的情報記録再生装置について、
図4を参照して説明する。図4に示すように、半導体レ
ーザ等の光源51より発生した光ビームは、カップリン
グレンズ52、ビームスプリッタ53を通過し、反射鏡
54により反射され、収束レンズ55により記録媒体5
7上へ照射される。モータ58は、記録媒体57を所定
の回転数で回転する。トラッキングアクチュエータ56
は、収束レンズを記録媒体の半径方向(トラックとほぼ
垂直方向)に移動する構成となっている。また、二分割
光検出器59は、記録媒体57からの反射光を電気信号
に変換して、それぞれの信号を差動増幅器60、及びト
ラック番号などの情報を読み取るための合成回路61へ
出力する。差動増幅器60は、二分割光検出器59から
の信号をトラッキングエラー信号(TES)として、波
形処理回路62及びスイッチ63へ出力する。TES
は、スイッチ63、位相補償回路64、駆動回路67を
介して、トラッキング制御を行うためにトラッキングア
クチュエータ56へ入力されている。また、TESは、
スイッチ63、位相補償回路65を介して合成回路68
へ入力され、合成回路68の出力信号は、リニアモータ
69を駆動するための駆動回路70へ入力されている。
そして、トラッキング制御時に、移送台71が大きくズ
レてトラッキング制御が外れることを防止するため、駆
動回路70の信号が平均的に零レベルになるようにリニ
アモータ69を駆動し、移送制御を行っている。いわゆ
る二段サーボ制御が行なわれている。
【0004】移送台71の移動速度に応じた信号を出力
する速度検出器72の信号は、前記合成回路68及び計
数回路74へそれぞれ入力される。前記計数回路74
は、前記波形処理回路62がTES信号を波形整形した
出力信号を計数し、その計数出力を信号発生回路75へ
出力し、信号発生回路75は、スイッチ76を介して、
前記合成回路68へ信号を出力する。合成回路68は、
速度検出器72の移送台71の速度信号、位相補償回路
65の出力信号、及び信号発生回路75がスイッチ76
を介して出力する信号を合成するためのものである。
【0005】この装置がシーク動作をする場合、番地入
力装置77に所望のトラック番号A0を入力すると、情
報処理制御装置78は、合成回路61の読み取り信号に
より、記録媒体57上に光ビームが位置しているトラッ
ク番号Alを読み取る。情報処理制御装置78は、|Al
−A0|の値を計数回路74へ出力する。そして、情報
処理制御装置78は、スイッチ76へ切り換え指示を与
えると共に、シーク指令を計数回路74へ出力し、信号
発生回路75は、計数回路74が出力する|Al−A0|
のカウンタ値kに相当する移動量信号を発生する。信号
発生回路75は、スイッチ76、合成回路68、及び駆
動回路70を介して、リニアモータ69へ移動量信号を
出力し、リニアモータ69は移送台71を駆動し、移送
台71が動き始める。
【0006】一方、計数回路74は、内部の遅延回路に
よってシーク指令を遅延し、この遅延信号が情報処理制
御装置78へ入力する。ところで、情報処理制御装置7
8へ遅延信号が入力されるまでは、トラッキング制御、
及び二段サーボ制御によって記録媒体57上の光ビーム
が所定のトラック上に安定して位置するようになってい
る。そして、前記遅延信号が入力されると、情報処理制
御装置78は、スイッチ63を切り換え、トラッキング
制御及び移送制御を停止させる。移送台71が移動して
いる状態において、差動増幅器60は、光ビームが記録
媒体57上のトラックを横切った本数分のTESを出力
し、波形処理回路62は、TESを2値化して計数回路
74へ出力する。計数回路74は、2値化されたTES
を内部のカウンタで計測したカウント値を信号発生回路
75へ出力する。信号発生回路75は、計数回路74の
カウント値に応じた信号を発生し、移送台71の動く速
度を制御する。
【0007】計数回路74は、光ビームが記録媒体57
上のトラックを横切ったトラック数を計数し、|A1−
A0|本目のトラック上に光ビームが到達したことを検
出し、一致信号mを情報処理制御装置78へ出力する。
情報処理制御装置78は、スイッチ76を開放させてリ
ニアモータ69を停止させると共に、情報処理制御装置
78は、スイッチ63を短絡させてトラッキング制御及
び移送制御を動作させ、記録媒体57上の光ビームが位
置しているトラック番号をA2を読み取る。A2=A0で
あれば、シークを終了し、|A2−A0|≧Nであれば前
記粗シークを行い、|A2−A0|<Nであれば、トラッ
キングアクチュエータ56を介して精シークを行わせ、
所望のトラックへ光ビームを移動させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置では、シーク動作を行わせる際、トラッキングアク
チュエータによるトラックキープ動作をおこなっている
が、リニアモータを駆動して動き出すまでの間、ディス
クの回転偏心の影響を無くすため、リニアモータが加速
開始するまでの一定時間の遅延を加えた後に、トラッキ
ングアクチュエータによるトラックキープ動作を解除し
ている。従って、リニアモータのバラツキによってリニ
アモータの加速度感度が標準値より低い場合には、遅延
時間内でリニアモータを十分加速することができなくな
り、ディスクの偏心速度にリニアモータの速度が負けて
しまい、光ビームが横切ったトラックをミスカウントし
てしまうという欠点がある。また、リニアモータの加速
度感度が標準値より高い場合には、遅延時間内でリニア
モータが加速され過ぎてしまい、トラッキングアクチュ
エータのサーボ制御可能範囲を越えてしまい、サーボが
かからなくなり、ミスカウントしてしまうという欠点が
ある。
【0009】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、ディスクの回転偏心等に関係なく、かつリニアモー
タ等の粗移動手段の加速度感度のバラツキに影響され
ず、シーク動作中の記録媒体上の光ビームが横切ったト
ラックを正確に計測して、正確なシーク動作が行えるデ
ィスクのシーク装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のディスクのシー
ク装置は、情報が記録される複数のトラックを有するデ
ィスクに対し、光スポットを走査することにより情報の
記録または再生の少なくとも一方を行うための光学的情
報記録再生装置において、前記光スポットを前記ディス
クのトラックを横切る方向に変位させる精移動手段と、
前記光スポットの走査位置を前記ディスクのトラックを
横切る方向に、前記精移動手段を含めて移動させる粗移
動手段と、前記光スポットと前記トラックとの相対的位
置ズレを検出してトラックエラー信号を出力するトラッ
クエラー検出手段と、前記粗移動手段に設けられて、前
記トラックを横切る方向における精移動手段の位置また
は速度の少なくとも一方を検出して、該位置信号または
該速度信号の少なくとも一方を出力する検出手段と、シ
ーク時に、前記検出手段が出力する位置信号または速度
信号のうち少なくとも一方を監視し、前記粗移動手段が
目標トラック方向へ加速を開始した状態で、前記検出手
段の出力信号のうち少なくとも一方が予め設定された値
になるまで、精移動手段がトラックキープ動作を行うよ
うにし、該設定値を越えるときに、精移動手段によるト
ラックキープ動作を解除して、トラックエラー検出手段
が出力するトラックエラー信号から光スポットが横切っ
たトラック数をカウントして、粗移動手段及び精移動手
段を制御する制御手段とを備えている。
【0011】
【作用】この構成で、制御手段は、シーク時に、検出手
段が出力する位置信号または速度信号のうち少なくとも
一方を監視し、前記粗移動手段が目標トラック方向へ加
速を開始した状態で、該検出手段の出力信号のうち少な
くとも一方が予め設定された値になるまで、精移動手段
がトラックキープ動作を行うようにし、該設定値を越え
るときに、精移動手段によるトラックキープ動作を解除
して、トラックエラー検出手段が手段するトラックエラ
ー信号から光スポットが横切ったトラック数をカウント
して、粗移動手段及び精移動手段を制御する。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の第1実施例に係る装置の構成図で
ある。図1に示すように、情報が記録または記録される
ための複数の図示しないトラックを備えているディスク
2へ、情報の記録または再生を行うための光学的情報記
録再生装置1を示している。この光学的情報記録再生装
置1は、ディスク2の目的トラックへ光スポットを移動
させるシーク装置を備えている。
【0013】光学ヘッド3は、光源の照射光を光スポッ
トにしてディスク2へ照射する対物レンズ4等を有し、
ディスク2へ情報を書き込んだり、またはディスク2の
情報を読み込んだりするためのものである。光学ヘッド
3は、対物レンズ4をディスク2のトラックを横断する
方向に偏位させる精移動手段としてのトラッキングアク
チュエータ5を内設する一方、トラッキングエラー信号
(TES)を検出するTES用光検出器6を有してい
る。また、光学ヘッド3は、ディスク2の情報を検出す
る情報検出用光検出器7と、対物レンズ4がトラックを
横断する方向の位置を検出する検出手段としての位置検
出器8とを備えている。そして、光学ヘッド3は、粗移
動手段としてのボイス・コイル・モータ(VCM)9に
よって、ディスク2のトラックを横断する方向に移動す
るようになっている。尚、ディスク2は、図示しないモ
ータによって所定の回転数で回転するようになってい
る。
【0014】情報信号検出回路10は、前記情報検出用
光検出器7が検出したディスク2の情報をRF情報信号
として再生し、アドレス検出回路11は、RF情報信号
からトラック番号を読み出し後述するコントロール回路
12へ出力するようになっている。
【0015】前記トラッキングアクチュエータ5は、T
ES用光検出器6が出力するTESを第1のスイッチ1
2、TESの位相を補償する第1の位相補償回路13、
加算器14、及びアクチュエータ・ドライバ15を介し
て入力し、これらが対物レンズ4すなわち、光スポット
が所定のトラックをキープするようにトラッキングサー
ボ制御を行うためのトラッキングループを構成してい
る。また、前記VCM9は、位置検出器8が出力する位
置信号を、該信号の位相を補償する第3の位相補償回路
16、第3のスイッチ17、及びVCMドライバ18を
介して入力し、これらがトラッキングアクチュエータ5
が自然状態を中心に移動するようにVCM9を駆動する
ための移送制御ループを構成している。すなわち、トラ
ッキングサーボがかけられるサーボ可動範囲、つまりト
ラッキングアクチュエータ5の移動できる範囲は、例え
ば500μm程度であり、ディスク回転の偏芯等による
トラッキング制御が外れないように、いわゆる二段サー
ボをかけている。さらに、VCMドライバ18は、位相
補償された前記位置信号を反作用補償回路19へ出力す
るようになっている。そして、反作用補正回路19は、
VCMドライバ18が出力する位置信号を受け、第4の
スイッチ20、前記加算器14、及びアクチュエータド
ライバ15を介して、前記VCM9が移動する際にトラ
ッキングアクチュエータ5に生じる慣性力の影響を無く
すように補正を行うようになっている。これら、位置検
出器8、第3の位相補償回路16、第3のスイッチ1
7、VCMドライバ18、反作用補正回路19、加算器
14、アクチュエータドライバ15、トラッキングアク
チュエータ5によって反作用補正ループが構成されてい
る。前述した三つのループは、トラッキング制御すなわ
ち、トラックキープ状態のときに同時に動作するように
なっている。
【0016】一方、制御手段としてのコントロール12
は、目的トラック設定回路21によって設定された移動
先の目的トラック番号を入力すると共に、前記情報用光
検出器7、情報信号検出回路10、及びアドレス検出回
路11を介して光スポットが現在位置するトラック番号
とを入力するようになっている。そして、コントロール
12は、第3のスイッチ17、及びVCMドライバ18
を介して、前記目的トラック番号と現在トラック番号と
の差に相当する移動量をVCM9へ与え、VCM9は目
的トラックへ光スポットを到達させるようになってい
る。また、コントロール回路12は、位置検出器8が出
力する位置信号を監視して、予め設定した位置を越える
とき、トラックキープ状態を解除するために所定の各ス
イッチを切り換えるようになっている。従って、トラッ
キングアクチュエータ5は、位置検出器8が出力する位
置信号を、該信号の位相を補償する第2の位相補償回路
22、第2のスイッチ23、及びアクチュエータドライ
バ15を介して入力し、シーク中にVCM9が移動する
際に対物レンズ4が基準位置からズレないようにロック
するようになっており、これらが振れ止めサーボループ
を構成する。一方、トラッククロス信号検出回路24
は、TES用光検出器6が出力するTESを2値化して
コントロール回路12へ出力するものである。コントロ
ール回路12は、トラッククロス信号検出回路24が出
力するトラッククロスパルス数をカウントし、目的トラ
ックとの差、すなわち現在通過中のトラック位置(目的
トラックまでの距離)を監視すると共に、目的トラック
までの距離に応じて、速度制御信号をVCMドライバ1
8を介し、VCM9へ出力するようになっている。従っ
て、VCM9は、シーク中、コントロール回路12によ
り、目的トラックまでの距離に応じて速度制御されてい
る。さらに、コントロール回路12は、カウントされる
トラッククロスパルス数と目的トラック番号との一致を
検出すると、所定の各スイッチへ切り換えを指示して、
トラックキープ状態に戻すようになっている。尚、トラ
ックキープ状態において、第1のスイッチ12、第2の
スイッチ23、第3のスイッチ17、及び第4のスイッ
チ20は、a側にオンとなっている。
【0017】対物レンズ4は、図示しないフォーカシン
グ・アクチュエータによって駆動され、常にディスク2
上に光スポットが合焦するようにフォーカス・サーボ制
御されている。また、コントロール回路12は、精シー
クのための移動量を図示しない信号ラインによって、ア
クチュエータドライバ15へ与え、トラックアクチュエ
ータ5を介して、対物レンズ4を精シークさせるように
なっている。
【0018】本実施例の作用について説明する。シーク
開始時に、コントロール回路12は、第1のスイッチ1
2、及び第2のスイッチ23をa側にオンとして、第3
のスイッチ17、及び第4のスイッチ20をb側にオン
とするように切り換え指示を出力する。コントロール1
2は、VCMドライバ18を介して、与えられた移動先
の目的トラック番号と、現在トラック番号との差に相当
する移動量をVCM9へ出力し、VCM9は目的トラッ
ク方向へ加速を開始する。このとき、対物レンズ4は、
トラッキングループによってトラックキープ動作を行っ
ている。ところで、VCM9が移動することによって、
トラックキープされている対物レンズ4がシーク方向と
反対方向に取り残され、サーボ制御可能範囲を越えるこ
とになる。そこで、コントロール回路12は、位置検出
回路8が出力する位置信号を監視し、予め設定した位置
を越える場合つまりサーボ制御可能範囲を越える前に、
第1のスイッチ12をb側にオンして、トラッキングキ
ープ状態を解除する一方、第3のスイッチ17をb側に
オンとし、第4のスイッチ20をa側として、振れ止め
サーボループ及び反作用補正ループによって、対物レン
ズ4をロックする。同時に、コントロール12は、第2
のスイッチ23をオンとして、トラッククロス信号検出
回路24が出力するトラッククロスパルス数をカウント
し、該カウント値と目標トラック番号との差に応じ、V
CMドライバ18を介して、目的トラックまでの距離に
応じたVCM9の速度制御を行う。コントロール回路1
2は、前記目的トラックと、前記カウント値とが一致し
た時に、第1のスイッチ12、第2のスイッチ23、第
3のスイッチ17、及び第4のスイッチ20をa側にオ
ンして、光スポットをトラックオンさせると共に、二段
サーボ及び反作用の補正制御を含めたトラッキングキー
プ状態にして、粗シーク動作を完了する。次に、コント
ロール回路12は、アドレス検出回路11から現在のト
ラック番号N1を読み出し、目的トラックN0へ到達した
か否かを判断し、N1=N0のときシーク動作を終了する
一方、|N1−N0|≦αの場合にトラッキングアクチュ
エータ5を介して精シークを行い、|N1−N0|>αの
場合に再度粗シークを行う。尚、所定値αは、予め設定
されたトラック本数であり、例えば粗シークの誤差に設
定する。
【0019】本実施例では、シーク動作を行わせる際、
コントロール12が位置信号によって対物レンズ4の位
置を監視し、サーボ制御可能範囲を越える前に、トラッ
クキープ状態を解除して、光スポットが横切ったトラッ
ク数をカウントしているので、ディスクの回転偏芯等に
影響を受けず、かつサーボ制御可能範囲を越えてサーボ
がかからなくなってトラック数をミスカウントすること
を防止でき、従って正確なシーク動作を行うことができ
る。また、特定のVCM9を使用するならば、つまり、
使用するVCM9の加速感度のバラツキが少ない場合に
は、サーボ制御可能範囲内で所定の速度まで加速される
ので、ディスクの偏芯速度にリニアモータの速度が負け
てしまうこともなく、光スポットが横切ったトラック数
をミスカウントすることも防止でき、従って正確なシー
ク動作を行うことができる。
【0020】図2は本発明の第2実施例に係る装置の構
成図である。本実施例では、第1実施例において位置検
出を基に、トラッキングサーボを切るタイミングを制御
していたが、位置検出に代えて速度検出で同タイミング
を切り換える構成となっている。その他、第1実施例と
同様の構成及び作用については、同じ符号を付して説明
を省略すると共に、図2においても図示することを省略
する。
【0021】図2に示すように、検出手段としての微分
回路30は、位置検出器8が出力する位置信号を微分し
て、対物レンズ4の速度信号としてコントロール回路1
2Aへ出力するようになっている。コントロール回路1
2Aは、シーク時に前記速度信号を監視し、予め設定し
ている所定の速度(光スポットが横切ったトラック数を
ミスカウントしないための十分な速度)を越える場合
に、トラックキープ状態を解除するために所定の前記各
スイッチを切り換えるようになっている。このコントロ
ール回路12Aは、速度を監視して前記所定のスイッチ
を切り換える以外は第1実施例のコントロール回路12
とその他同一の構成となっている。
【0022】本実施例では、目的トラックへVCM9が
移動開始し、コントロール回路12が、微分回路30が
出力する速度信号を監視し予め設定された速度を越える
ときに、トラックキープ状態を解除して、光スポットが
横切ったトラック数をカウントしているので、ディスク
の回転偏芯等に影響されず、かつディスクの偏芯速度に
リニアモータの速度が負けて、ミスカウントすることも
なく、従って正確なシーク動作を行うことができる。ま
た、特定のVCM9を使用するならば、つまり、使用す
るVCM9の加速感度のバラツキが少ない場合には、サ
ーボ制御可能範囲を越える前に所定の速度に達し、その
状態でトラックキープ状態を解除してカウントしてい
る。このため、トラック数をミスカウントすることを防
止でき、従って正確なシーク動作を行うことができる。
その他の構成及び作用効果は、第1実施例と同様で説明
を省略する。
【0023】図3は本発明の第3実施例に係る装置の構
成図である。本実施例では、第1実施例において位置検
出及び第2実施例の速度検出の両方を基に、トラッキン
グサーボを切るタイミングを制御する構成となってい
る。その他、第1実施例及び第2実施例と同様の構成及
び作用については、同じ符号を付して説明を省略すると
共に、図3において図示も省略する。
【0024】図3に示すように、検出手段としての微分
回路30は、位置検出器8が出力する位置信号を微分し
て、対物レンズ4の速度信号としてコントロール回路1
2Bへ出力するようになっている。また、検出手段とし
ての位置検出器8は、対物レンズ4の位置を検出して位
置信号としてコントロール回路12Bへ手段するように
なっている。コントロール回路12Bは、シーク時に前
速度信号及び位置信号を監視し、所定の速度を越えかつ
所定の位置を越える場合に、トラックキープ状態を解除
するために所定の前記各スイッチを切り換えるようにな
っている。このコントロール回路12Bは、速度及び位
置の両方を監視して前記所定のスイッチを切り換える以
外は第1実施例のコントロール回路12とその他同一の
構成となっている。
【0025】本実施例では、目的トラックへVCM9が
移動開始し、コントロール回路12が、微分回路30が
出力する速度信号を監視し予め設定された速度を越え、
かつ位置検出器8が出力する位置信号を監視し予め設定
された位置を越えるときにトラックキープ状態を解除し
て、光スポットが横切ったトラック数をカウントしてい
る。従って、ディスクの偏芯速度にリニアモータの速度
が負けて、ミスカウントすることもなく、また、サーボ
制御可能範囲を越えてミスカウントすることもない。す
なわち、コントロール回路12Bは、使用するVCM9
の加速感度にバラツキがあっても、対物レンズ4がサー
ボ制御可能範囲を越える前にミスカウントしない十分な
速度に達したか否かを判断でき、そしてトラック数をミ
スカウントすることを防止でき、従って正確なシーク動
作を行うことができる。尚、速度及び位置の両条件ある
いはいずれか一方が満足されていない場合には、ミスカ
ウントする可能性が極めて高いので、VCM9の加速感
度のチェックあるいは経年変化チェック装置として使用
することもできる。その他の構成及び作用効果は、第1
実施例及び第2実施例と同様で、説明を省略する。ま
た、設定条件は、速度または位置のいずれか一方で設定
しても良いが、効果的には第1実施例または第2実施例
と同様である。
【0026】尚、光学ヘッドとしてガルバノミラーを用
いた場合、精移動手段として、トラッキングアクチュエ
ータ5に代えてガルバノミラー駆動手段、また、検出手
段として、位置検出器8または微分回路30に代えて、
ガルバノミラーが回転する角度を検出する角度検出手段
あるいは角速度検出手段を備えた構成のものでも同様の
効果がえられる。
【0027】
【発明の効果】前述したように本発明によれば、粗移動
手段の加速感度のバラツキに影響されず、シーク動作中
の記録媒体上の光ビームが横切ったトラック数を正確に
計測して、正確なシーク動作が行ことができ、従って装
置のシーク精度の向上を図ることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施例に係る装置の構成図。
【図2】図2は第2実施例に係る装置の構成図。
【図3】図3は第3実施例に係る装置の構成図。
【図4】図4は従来の装置の構成図。
【符号の説明】
1…光学的情報記録再生装置 2…ディスク 3…光学ヘッド 4…対物レンズ 5…トラッキングアクチュエータ 8…位置検出器 9…VCM 11…アドレス検出回路 12…コントロール回路 21…目的トラック設定回路 24…トラッククロス信号検出回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報が記録される複数のトラックを有する
    ディスクに対し、光スポットを走査することにより情報
    の記録または再生の少なくとも一方を行うための光学的
    情報記録再生装置において、前記光スポットを前記ディ
    スクのトラックを横切る方向に変位させる精移動手段
    と、前記光スポットの走査位置を前記ディスクのトラッ
    クを横切る方向に、前記精移動手段を含めて移動させる
    粗移動手段と、前記光スポットと前記トラックとの相対
    的位置ズレを検出してトラックエラー信号を出力するト
    ラックエラー検出手段と、前記粗移動手段に設けられ
    て、前記トラックを横切る方向における精移動手段の位
    置または速度の少なくとも一方を検出して、該位置信号
    または該速度信号の少なくとも一方を出力する検出手段
    と、シーク時に、前記検出手段が出力する位置信号また
    は速度信号のうち少なくとも一方を監視し、前記粗移動
    手段が目標トラック方向へ加速を開始した状態で、前記
    検出手段の出力信号のうち少なくとも一方が予め設定さ
    れた値になるまで、精移動手段がトラックキープ動作を
    行うようにし、該設定値を越えるときに、精移動手段に
    よるトラックキープ動作を解除して、トラックエラー検
    出手段が出力するトラックエラー信号から光スポットが
    横切ったトラック数をカウントして、粗移動手段及び精
    移動手段を制御する制御手段とを備えていることを特徴
    とするディスクのシーク装置。
JP3300391A 1991-02-27 1991-02-27 ディスクのシーク装置 Expired - Lifetime JP2948926B2 (ja)

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