JP2948676B2 - 超音波内視鏡 - Google Patents

超音波内視鏡

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JP2948676B2
JP2948676B2 JP3098300A JP9830091A JP2948676B2 JP 2948676 B2 JP2948676 B2 JP 2948676B2 JP 3098300 A JP3098300 A JP 3098300A JP 9830091 A JP9830091 A JP 9830091A JP 2948676 B2 JP2948676 B2 JP 2948676B2
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健一 大原
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被写体の超音波断層
像を得るための超音波を発受信する超音波発受信装置を
挿入部の先端部本体に設けた超音波内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波は液体中などを伝わり易いが、空
気中などは伝わり難い。
【0003】そこで、超音波内視鏡においては一般に、
超音波発受信装置が設けられた挿入部の先端部本体を囲
んで膨縮自在なバルーンを設け、バルーン内に液体を注
入して、その液体内を超音波が伝達されるようにしてい
る。
【0004】そのような超音披内視鏡として、従来は、
図10に示されるように、先端部本体91に被せたサッ
ク状のバルーン92の口元部分だけを先端部本体91に
係止したものや、図11に示されるように、バルーン9
2の前後両端部を先端部本体91に係止したものなどが
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】超音波内視鏡の使用手
技には種々のテクニックがあり、バルーンを被検体に押
しあてて、先端部本体の超音波発受信装置と被検体との
間の距離を一定に保つようにして用いる場合がある。
【0006】ところが、図12に示されるように、バル
ーン92の口元部だけを先端部本体91に係止したもの
では、被検体100に押し付けられるとバルーン92が
先端部本体91に対して容易に移動してしまい、超音波
発受信装置90と被検体100との間の距離を一定に保
つことができない。
【0007】そこで、図11に示されるようなバルーン
92の両端部を先端部本体91に係止したものを用いれ
ば、バルーン92が先端部本体91に対して移動せず、
上述のような不都合の発生を回避することができる。
【0008】ところが、バルーン92の先端側を先端部
本体91に係止するためには、先端部本体91の突端部
側(先側)に係止部を形成する必要があるため、先端部
本体91の長さが係止部の分だけ伸びることになる。
【0009】すると、もともと一般の内視鏡に比べて先
端部本体91の長さが長くて患者に与える苦痛の大きな
超音波内視鏡が、さらに大きな苦痛を患者に与えること
になってしまう。
【0010】本発明は、そのような事情に着目してなさ
れたもので、必要に応じてバルーンによって被検体との
距離を一定に保って使用することができ、そのように距
離を一定に保つ必要のない使用のときには、先端部本体
の長さを短くして患者に与える苦痛を最小限にすること
ができる超音波内視鏡を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の超音波内視鏡は、被写体の超音波断層像を
得るための超音波を発受信する超音波発受信装置を挿入
部の先端部本体に設け、膨縮自在なバルーンを上記先端
部本体を囲むように取り付けた超音波内視鏡において、
上記先端部本体の突端側において上記バルーンを係止す
るためのバルーン係止具を、上記先端部本体に着脱自在
に設けたことを特徴とする。
【0012】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。
【0013】図2及び図3は、超音波内視鏡の挿入部
(内視鏡挿入部)20の先端に形成された先端部本体1
を示している。
【0014】先端部本体1は、被検体表面の光学像を得
るための観察光学系の対物レンズ2cを内蔵した対物部
側ブロック1aと、その先側に連結されて、被検体の超
音波断層像を得るために超音波を発受信走査する超音波
走査部1bとによって構成されている。
【0015】2aは対物光学系の観察窓であり、2bは
観察視野範囲を示している。対物レンズ2cによって結
像される観察像は、イメージガイドファイババンドル2
dによって伝達されるが、それに代えて像伝送を電気的
に行う固体撮像素子を用いてもよい。
【0016】図3に示されるように、対物側ブロック1
aには、処置具等を挿通するための鉗子チャンネルの出
口3bが形成されており、処置具を観察視野範囲2b内
に突出させることができる。鉗子チャンネルは、汚液等
を吸引排出するための吸引チャンネルとしても兼用され
る。
【0017】4は、図示されていないライトガイドファ
イババンドルの光出射端に対向して設けられた照明窓で
あり、ここから出射される照明光によって観察視野範囲
2bが照明される。5,6は、観察窓2aの表面に空気
及び水を噴出するための送気ノズル及び送水ノズルであ
る。
【0018】図2に示される7は、先端部本体1に膨縮
自在なバルーン8を取り付けた際に、バルーン8を膨ら
ませるための脱気水をバルーン8内に送り出す送水口で
あり、図示されていない反対側には脱気水を排出するた
めの排水口が形成されている。9は、先端部本体1に形
成された凹溝10にバルーン8の口元端部を固定するた
めのOリングである。
【0019】超音波走査部1bには、凸面状に形成され
たいわゆるコンベックスタイプの超音波発受信装置(以
下「超音波プローブ」という)11が設けられている。
【0020】超音波プローブ11は、先端部本体1の中
心軸を含む平面内で、先端部本体1の側方を扇状に走査
するように形成されている。11bはその走査範囲であ
る。超音波プローブ11としては、本実施例では電子走
査式の超音波プローブが用いられているが、走査を機械
的に行う方式のものを用いてもよい。
【0021】1cは、対物側ブロック1aの表面で反射
した超音波が超音波プローブ11で受信されるのを防止
するために、対物側ブロック1aと超音波走査部1bと
の境界部の表面に突設されたプラスチック製の突起であ
る。
【0022】図4は、バルーン8を突端部本体1に取り
付ける状態を示している。バルーン8は、サック状の薄
肉厚のシリコンゴム製であり、先端部本体1の先端側か
ら超音波走査部1bを囲むように被せられる。そして、
先細り形状のOリング案内治具89をバルーン8を囲む
ように配置し、Oリング9をOリング案内治具89の外
面に沿って後方にずらして、バルーン8の口元端部を挟
むように先端部本体1の凹溝10に係合させることがで
きる。
【0023】図5は超音波内視鏡の全体的構成を示して
おり、患者の体腔内に挿入される可撓性の内視鏡挿入部
20の先端に、先端部本体1が設けられている。また、
内視鏡挿入部20の先端側には、遠隔操作により屈曲自
在な湾曲部21が形成されている。
【0024】内視鏡挿入部20の基端側には、操作部3
0が連結されている。操作部30には、湾曲部21の屈
曲状態を遠隔操作するための湾曲操作ノブ31、鉗子チ
ャンネルへ処置具を挿入するための処置具挿入口3a、
送気ノズル5及び送水ノズル6から空気及び水を噴出さ
せる操作を行う送気送水スイッチ32、鉗子チャンネル
などを経由して吸引操作を行う吸引スイッチ33などが
設けられている。
【0025】34は、先端部本体1にバルーン8を取り
付けたときに脱気水をバルーン8内に送り込むための注
水口。35は、吸引管路を、鉗子チャンネルとバルーン
8からの排水管路(図示せず)とのどちらかに切り換え
るための吸引管路切換レバーである。
【0026】操作部30には接眼レンズを内蔵した接眼
部40が突設されており、イメージガイドファイババン
ドルの基端側がその観察位置に配置されている。したが
って、対物レンズ2cによって結像された被検体表面の
光学像を、接眼部40を通して観察することができる。
【0027】50は、照明用ライトガイドファイババン
ドルの入射端を光源装置に接続するためのコネクタであ
り、51は送気送水ソケット、52は通気口金、53は
吸引ニップル、54は機能接地端子である。
【0028】また、60は、超音波プローブ11に対す
る電気的処理を行う処理回路。61は、超音波断層像を
表示して観察するためのCRTモニタである。
【0029】70は、先端部本休1の突端部にバルーン
8を係止すろために、先端部本体1に着脱自在に設けら
れたバルーン係止具である。
【0030】バルーン係止具70は、図6にも示される
ように、先端部本体1の下面外周に沿う円弧板状のガイ
ド板部71と、バルーン8を外側から締めつけ固定する
リングを受けるための凹溝72が形成されたバルーン係
止部73とにより構成されている。
【0031】バルーン係止具70を先端部本体1に取り
付けるには、図1及びその矢視Aを示す図7に示される
ように、バルーン係止部73を先端部本体1の突端に押
し当てた状態で、ガイド板部71を先端部本体1の下面
外周に沿わせる。そして、粘着テープ75を、ガイド板
部71と先端部本体1の外周面にまたがるように、外側
から貼り付ける。
【0032】このようにして先端部本体1に固定された
バルーン係止具70の凹溝72に、バルーン8の先端を
挟むようにしてOリング74を係合させ、これによって
バルーン8の先端部分が動かないように先端部本体1に
固定される。
【0033】したがってこの状態では、バルーン係止部
73の長さの分だけ先端部本体1の長さが伸びるが、脱
気水を注入して膨らませたバルーン8を被検体に押し付
けても、バルーン8が先端部本体1に対して移動せず、
被検体と超音波プローブ11との間の距離を一定に保っ
て検査することができる。
【0034】粘着テープ75を剥がせば、バルーン係止
具70を先端部本体1から取り外すことができ、そうす
れば、図2に示されるように、先端部本体1の長さを伸
ばさない状態で使用することができる。
【0035】図8は、本発明の第2の実施例を示してお
り、バルーン係止具70を先端部本体1に対して、着脱
自在にビス止めするようにしたものである。77は、位
置決めのために先端部本体1突端の正面に真直に形成さ
れた全幅溝1eに係合する突起である。
【0036】図9は、本発明の第3の実施例を示してお
り、バルーン係止具7のガイド板部71の下面に両面粘
着テープ78を貼り付け、バルーン8の内面をそこに粘
着させたものである。このようにすることによって、バ
ルーン8が下方に膨らまずに、上方だけ膨らむようにす
ることができる。
【0037】
【発明の効果】本発明の超音波内視鏡によれば、バルー
ンを被検体に押し付けて被検体と超音波発受信装置との
間の距離を一定に保つように使用したいときには、先端
部本体の突端側にバルーン係止具を取り付けてバルーン
が動かないようにすることができ、それ以外の使用の際
には、先端部本体からバルーン係止具を取り外し、先端
部本体の長さを短くして患者に与える苦痛を最小の状態
にして使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例のバルーン係止具を取り付けた状
態の側面図である。
【図2】第1の実施例のバルーン係止具を取り外した状
態の側面図である。
【図3】第1の実施例のバルーン係止具を取り外した状
態の平面図である。
【図4】第1の実施例のバルーン装着作業を示す略示図
である。
【図5】第1の実施例の超音波内視鏡の全体構成図であ
る。
【図6】第1の実施例のバルーン係止具の斜視図であ
る。
【図7】第1の実施例のバルーン係止具を取り付けた状
態の正面図である。
【図8】第2の実施例のバルーン係止具を取り付けた状
態の側面図である。
【図9】第3の実施例のバルーン係止具を取り付けた状
態の側面図である。
【図10】従来例の略示図である。
【図11】従来例の略示図である。
【図12】従来例の略示図である。
【符号の説明】
1 先端部本体 8 バルーン 11 超音波発受信装置 70 バルーン係止具

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体の断層像を得るための超音波を発受
    信する超音波発受信装置挿入部の先端部本体に設け
    、膨縮自在なバルーン上記先端部本体を囲むように
    取り付け可能な超音波内視鏡において、上記バルーンの後端部を上記超音波発受信装置より後方
    位置において上記先端部本体に係止するためのバルーン
    係止部が上記先端部本体に設けられると共に、上記先端
    部本体の先端面より前方位置で上記バルーンの先端部分
    を係止するためのバルーン係止具が上記先端部本体に対
    して 着脱自在に設けられていることを特徴とする超音波
    内視鏡。
JP3098300A 1991-01-30 1991-01-30 超音波内視鏡 Expired - Lifetime JP2948676B2 (ja)

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ATE175558T1 (de) * 1990-08-22 1999-01-15 Nellcor Puritan Bennett Inc Fetales puls-sauerstoffmessgerät
JP4681776B2 (ja) * 2001-09-05 2011-05-11 Hoya株式会社 超音波内視鏡の先端部
JP4716500B2 (ja) * 2005-11-21 2011-07-06 Hoya株式会社 超音波内視鏡の先端部

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