JP2947475B2 - ズームレンズ - Google Patents

ズームレンズ

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JP2947475B2
JP2947475B2 JP63236340A JP23634088A JP2947475B2 JP 2947475 B2 JP2947475 B2 JP 2947475B2 JP 63236340 A JP63236340 A JP 63236340A JP 23634088 A JP23634088 A JP 23634088A JP 2947475 B2 JP2947475 B2 JP 2947475B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 広角域を含む高変倍率の主にカメラレンズなどに利用
されるズームレンズに関するものである。
[従来の技術] 広角域を含む高変倍率ズームレンズには一般的に複数
のレンズ群よりなり、正の屈折力をもつ第1レンズ群、
負の屈折力をもつ第2レンズ群、それに続くレンズ群で
構成されるいわゆる正レンズ先行ズームレンズが利用さ
れているが、近年、ズームレンズのコンパクト化及びズ
ーム比の高変倍率化が強く望まれてきている。第1レン
ズ群が正の屈折力、第2レンズ群が負の屈折力、それに
続くレンズ群で構成され各レンズ群間隔を変化させて変
倍を行なうズームレンズにおいて、コンパクト化をはか
るには各レンズ群のパワーを強くするか、各レンズ群の
主点間隔を小さくする必要がある。また、ズーム比の高
変倍率化をはかるには負の第2レンズ群、いわゆるバリ
エーター(変倍作用の一番大きなレンズ群)の移動距離
を大きくする事と、そのパワーを強くする事が効果的で
あるが、その移動距離を大きくする事はコンパクト化と
は相反する事となる。そこでコンパクト化と高変倍化を
はかる為に、負の第2レンズ群のパワーを強くする事が
必要となる。しかし、ズーム比3倍を越えるズームレン
ズで広角側での画角が大きくなると第2レンズ群のパワ
ーが非常に強くなり収差補正が難しくなる。第2レンズ
群は変倍作用の大きなレンズ群であるから、そのレンズ
群での収差を極力小さくしておかないと変倍時の収差の
変動量が大きくなってその補正が不可能となる。従来、
第2レンズ群を均質光学系のみで構成する場合、強い負
パワーによりペッツバール収差が大きくマイナスへ発生
し、特に球面収差、像面わん曲等がプラスへ大きくなる
傾向にある、しかし、変倍時の収差の変動量を小さくす
るために第2レンズ群での収差発生量を極力小さくする
必要性から負の第2レンズ群の構成レンズ枚数が非常に
多くなってしまう。
負の第2レンズ群の構成レンズ枚数が増えると、第2
レンズ群の主点位置がレンズ群中深くなり、その前後の
群間隔が確保出来なくなってしまう可能性がある。
近年レンズ材料に屈折率の変化する屈折率分布型レン
ズが注目されてきている。屈折率分布型レンズには光軸
方向に屈折率が変化するいわゆるアキシアル・グリン・
レンズと、光軸と直交する方向に屈折率が変化するいわ
ゆるラジアル・グリン・レンズなどがあり、撮影用光学
系に応用されつつあるが、その効果的な使用方法につい
てはまだ確立されていない。
屈折率分布レンズを使用した従来のズームレンズとし
て、特開昭61−172110号に記載のものがある。このズー
ムレンズは、物体側から順に正の屈折力の第1レンズ群
と、負の屈折力の第2レンズ群と、それに続くレンズ群
にて構成されており、負の第2レンズ群に屈折率分布型
レンズを有している。この従来例の屈折率分布型レンズ
は、その媒質によりレンズのパワーを分担しそれによっ
て面の曲率を緩くしたものである。つまり屈折率分布型
レンズの媒質のパワーがバリエーターのパワーの一部を
分担している。
しかし、屈折率分布型レンズにそのパワーを分担させ
た場合、屈折率分布型レンズの内部(媒質)で、パワー
と同じ作用の収差が発生する。前記の従来例では、屈折
率分布型レンズの内部(媒質)に負のパワーを持たせて
いるので、負の作用の収差が発生する。そのため第2レ
ンズ群に強い負のパワーを必要とする広角な高変倍ズー
ムレンズには適していない。
又複数のレンズ群よりなり各レンズ群間の間隔を変化
させるズームレンズで、ズーム群中にパワーの強いレン
ズ群を含むレンズ系で、広角域を含む高変倍を得るため
に変倍作用の大きな負のレンズ群のパワーが強くなる
と、均質系のみの場合収差補正のために前記の負のレン
ズ群の枚数を大にしなければならず、コンパクト化でき
ない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、前記の従来のズームレンズの欠点を解消す
るためのもので、パワーの強い負レンズ群に屈折率分布
型レンズを効果的に用いることによって広角域を含む高
変倍率で収差の良好に補正されたズームレンズを提供す
ることを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明のズームレンズは、前記の目的を達成するため
に、複数のレンズ群よりなっていて、それらレンズ群間
の間隔を変化することによって変倍を行なうもので、ズ
ーム群中に負のレンズ群を有するレンズ系で、前記負の
レンズ群中に形状が凹レンズ形状で光軸と直交する方向
で光軸から外周へ行くにしたがって屈折率が低くなる屈
折率分布型レンズを少なくとも1枚有しているものであ
る。
ここで凹レンズ形状とは光軸上のレンズの肉厚に対し
てレンズ外周部の肉厚が大である形状をいう。
また本発明のズームレンズは、前記の負の屈折力のレ
ンズ群が次の条件(1)を満足することを特徴とするも
のである。
(1) |fn|/fw<0.9 ただしfnは前記負のレンズ群の焦点距離、fwは広角端
における全系の焦点距離である。
例えば、本発明のズームレンズは、物体側より順に正
の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群
と、この第2のレンズ群に続く一つ又はそれ以上のレン
ズ群にて構成されたもので、そのうちのズーム群中の負
の屈折力を有するレンズ群である第2レンズ群に凹レン
ズ形状で光軸と直交する方向で光軸より外周へ行くにし
たがって屈折力が低くなる屈折率分布型レンズを少なく
とも1枚有することによって本発明の目的を達成し得る
ようにしている。
更に本発明の目的達成のために条件(1)を満足する
ようにした。
周知のように、ラジアル・グリン・レンズは、そのレ
ンズ面とその媒質とでパワーを持つことが出来る。又そ
のレンズでの収差も、レンズ面と媒質とで発生する。
従来の技術で述べたように、負のレンズ群のパワーを
強くすると、大きな負の作用の収差が発生し、ペッツバ
ールはマイナスへ大きくなり、球面収差,像面わん曲等
はプラスに大きくなる傾向となる。これら収差を補正す
るためには、正の作用の大きな収差を発生させなければ
ならない。しかし均質レンズで大きな正の作用の収差を
発生させた場合、そのレンズの正のパワーも大になる。
このように負のレンズ群中に強い正のパワーのレンズが
存在することは、パワーの面で非効率的である。
本発明では、前記のようにラジアル・グリン・レンズ
がレンズ面と媒質とで収差が発生することに着目し、パ
ワーの強い負のレンズ群にラジアル・グリン・レンズを
用いた。そして形状は凹レンズ形状で光軸と直交する方
向即ち外周に行くにしたがって屈折率が低くなる屈折率
分布型レンズを少なくとも1枚用いた。これによって、
この屈折率分布型レンズにおいて、その内部とその面と
で正の作用の収差を発生させて、負の屈折力を持つレン
ズ群の負の作用の強い収差を良好に補正するようにし
た。つまり屈折率分布型レンズに正の作用の屈折率分布
を持たせることによって、正の作用の収差を発生させて
補正している。この屈折率分布型レンズを用いることに
よってパワーとしては、負レンズ作用を多少弱めること
になるが、プラスへ大きくなりがちな負レンズとしての
収差を媒質による正の作用の収差で補正できるため、そ
の分レンズ面をきつくしても十分収差補正能力を有す
る。凹レンズ形状として負のパワーを持たせても収差は
良好に補正されることになる。
更に本発明のズームレンズのズーム群中の負の屈折力
を持つレンズ群例えば前述の第2レンズ群の焦点距離fn
を前記条件(1)を満足するようにすれば、レンズ系を
高変倍化するためやコンパクト化するため等にとって好
ましい。
上記条件(1)を外れると広角側からの高変倍率ズー
ムレンズとしての変倍作用が弱く、高変倍率化をはかれ
なくなる。
尚ラジカル・グリン・レンズの屈折率分布は、光軸と
直交する方向の距離をy、半径yのところでの屈折率を
n(y)、光軸上の屈折率をn0、分布係数をn1,n2,…と
すると下記の式にて表わされる。
n(y)=n0+n1y2+n2y4+n3y6+… 本発明のズームレンズの第2レンズ群(ズーム群中の
負の屈折力を有するレンズ群)で用いるラジアル・グリ
ン・レンズは、次の条件(2)を満足することが望まし
い。
(2) −2<(fn・n1<−0.002 ここでn1は上記のラジアル・グリン・レンズの2次の
分布係数である。
上記条件の上限を越えるとラジアル・グリン・レンズ
の正レンズ作用が弱くなり、このレンズを用いることに
よる効果が発揮できなくなる。そのため球面収差がプラ
スへ大きくなりその補正が困難になる。
下限を越えるとラジアル・グリン・レンズの媒質内部
で発生する収差が大きくなり、特にコマ収差が悪化して
その補正が困難になる。
[実施例] 次に本発明のズームレンズの各実施例を示す。
実施例1 f=36.2〜130.28,F/3.55〜F/4.8 2ω=61.6゜〜18.8゜ r1=∞ d1=2.7000 n01=1.51633 ν01=64.15 r2=∞ d2=0.7000 r3=181.2880 d3=2.3100 n02=1.80518 ν02=25.43 r4=45.5050 d4=7.0500 n03=1.54771 ν03=62.83 r5=−369.3780 d5=0.1000 r6=47.6570 d6=4.5900 n04=1.78590 ν04=44.18 r7=423.3260 d7=D1(可変) r8=−634.739 d8=1.84 n05=1.80400 ν05=46.57 r9=16.525 d9=4.33 r10=20.694 d10=2.47 n06=1.59270 ν06=35.29 r11=51.601 d11=2.55 r12=−66.500 d12=1.6500 n07(屈折率分布型レンズ) r13=55.212 d13=D2(可変) r14=41.0730 d14=4.3400 n08=1.58913 ν08=60.97 r15=−43.6550 d15=0.1000 r16=41.5560 d16=3.3400 n09=1.53172 ν09=48.90 r17=465.1140 d17=2.0900 r18=−39.0000 d18=1.0000 n010=1.80518 ν10=25.43 r19=495.8750 d19=1.4000 r20=∞(絞り) d20=D3(可変) r21=37.7310 d21=8.4800 n011=1.58913 ν011=60.97 r22=−37.7310 d22=5.0700 r23=−25.3960 d23=1.0000 n012=1.80440 ν012=39.58 r24=41.2000 d24=2.1600 r25=−239.7400 d25=3.2000 n013=1.57501 ν013=41.49 r26=−29.4950 d26=0.1000 r27=−66.8990 d27=3.4700 n014=1.51821 ν014=65.04 r28=−95.2570 f 36.20 85.09 130.28 D1 2.023 17.675 24.575 D2 22.811 9.360 2.839 D3 9.290 3.560 2.480 屈折率分布型レンズ n07(d)=1.6485−0.42366×10-3・y2 |fn|/fw=0.49,(fn・n1=−0.134 実施例2 f=36.22〜130.28,F/3.55〜F/4.8 2ω=61.6゜〜18.8゜ r1=∞ d1=2.7000 n01=1.51633 ν01=64.15 r2=∞ d2=0.7000 r3=171.9251 d3=2.3100 n02=1.80518 ν02=25.43 r4=48.9858 d4=7.0500 n03=1.54771 ν03=62.83 r5=−424.7248 d5=0.1000 r6=47.2151 d6=4.5900 n04=1.78590 ν04=44.18 r7=443.2135 d7=D1(可変) r8=219.8891 d8=1.28 n05=1.69680 ν05=56.49 r9=18.0418 d9=4.40 r10=465.7636 d10=1.15 n06=1.72916 ν06=54.68 r11=20.4644 d11=3.47 n07=1.84666 ν07=23.78 r12=−1550.1803 d12=1.92 r13=−25.4437 d13=1.18 n08(屈折率分布型レンズ) r14=−351.6723 d14=D2(可変) r15=41.4993 d15=4.3400 n09=1.58913 ν09=60.97 r16=−44.0940 d16=0.1000 r17=41.9562 d17=3.3400 n10=1.53172 ν010=48.90 r18=−32443.9329 d18=2.0900 r19=−35.9427 d19=1.0000 n011=1.80518 ν11=25.43 r20=614.1617 d20=1.4000 r21=∞(絞り) d21=D3(可変) r22=39.3991 d22=8.4800 n012=1.58913 ν012=60.97 r23=−35.7298 d23=5.0700 r24=−26.2196 d24=1.0000 n013=1.80440 ν013=39.58 r25=39.5564 d25=2.1600 r26=−159.6063 d26=3.2000 n014=1.57501 ν014=41.49 r27=−29.9656 d27=0.1000 r28=57.4139 d28=3.4700 n015=1.51821 ν015=65.04 r29=−83.5526 f 36.22 85.09 130.28 D1 1.142 16.965 24.175 D2 22.951 9.498 2.875 D3 9.296 3.483 2.151 屈折率分布型レンズ n08(d)=1.67−0.39699×10-3・y2 −0.29892×10-7・y4−0.14954×10-9・y6 n08(c)=1.66428−0.38771×10-3・y2 −0.30074×10-7・y4−0.14873×10-9・y6 n08(F)=1.68334−0.41864×10-3・y2 −0.29470×10-7・y4−0.15141×10-9・y6 |fn|/fw=0.49,(fn・n1=−0.127 実施例3 f=36.22〜130.28,F/3.55〜F/4.8 2ω=61.6゜〜18.8゜ r1=∞ d1=2.7000 n01=1.51633 ν01=64.15 r2=∞ d2=0.7000 r3=181.2877 d3=2.3100 n02=1.80518 ν02=25.43 r4=45.5049 d4=7.0500 n03=1.54771 ν03=62.83 r5=−369.3774 d5=0.1000 r6=47.6570 d6=4.5900 n04=1.78590 ν04=44.18 r7=443.3253 d7=D1(可変) r8=221.3673 d8=1.30 n05=1.69680 ν05=56.49 r9=18.0769 d9=4.38 r10=−900.7936 d10=1.12 n06=1.72916 ν06=54.68 r11=21.7725 d11=3.42 n07=1.84666 ν07=23.78 r12=−356.4974 d12=1.90 r13=−24.7876 d13=1.19 n08(屈折率分布型レンズ) r14=−203.7063 d14=D2(可変) r15=40.0729 d15=4.3400 n09=1.58913 ν09=60.97 r16=−43.6549 d16=0.1000 r17=41.0559 d17=3.3400 n10=1.53172 ν010=48.90 r18=465.1132 d18=2.0900 r19=−36.9759 d19=1.0000 n011=1.80518 ν11=25.43 r20=495.8741 d20=1.4000 r21=∞(絞り) d21=D3(可変) r22=37.7309 d22=8.4800 n012=1.58913 ν012=60.97 r23=−37.7309 d23=5.0700 r24=−25.3960 d24=1.0000 n013=1.80440 ν013=39.58 r25=41.1999 d25=2.1600 r26=−239.7396 d26=3.2000 n014=1.57501 ν014=41.49 r27=−28.4950 d27=0.1000 r28=66.8989 d28=3.4700 n015=1.51821 ν015=65.04 r29=−95.2568 f 36.22 85.09 130.28 D1 1.196 16.984 24.124 D2 23.024 9.624 3.077 D3 9.290 3.560 2.480 屈折率分布型レンズ n08(d)=1.67000−0.39741×10-3・y2 −0.19073×10-7・y4 n08(c)=1.66411−0.38829×10-3・y2 −0.19141×10-7・y4 n08(F)=1.68375−0.41868×10-3・y2 −0.18915×10-7・y4 |fn|/fw=0.49,(fn・n1=−0.127 ただし、r1,r2,…はレンズ各面の曲率半径、d1,d2,…
は各レンズの肉厚および空気間隔、n1,n2,…は各レンズ
の屈折率、ν12,…は各レンズのアッベ数である。
実施例1は、一眼レフカメラ用ズームレンズで、広角
端で62゜の画角を確保し、ズーム比が約3.6で高変倍率
であってコンパクトなズームレンズである。この実施例
のレンズ構成は、第1図に示す通りであって、物体側よ
り順に正の屈折力を持つ第1レンズ群と、負の屈折力を
持つ第2レンズ群と、正の屈折力を持つ第3レンズ群
と、正の屈折力持つ第4レンズ群とで構成されていて、
各レンズ群の間隔を変化させて変倍を行なう。
レンズ群のうち強い負のパワーをもつ第2レンズ群
は、物体側より順に負レンズ,正レンズ,負レンズで構
成し、そのうちの最も像側の負レンズL3が、凹レンズ形
状で光軸と直交する方向つまり外周に行くにしたがって
屈折率が低くなる屈折率分布型レンズである。又負レン
ズL1は負の大きなパワーをもち、正レンズL2は負レンズ
L1で発生する諸収差のうち主として球面収差がプラスへ
大きくなるのを正レンズ面で補正する作用を有し、負レ
ンズL3の屈折率分布型レンズは、負のパワーを分担しな
がら正の作用の収差を発生させて特に広角側で像面わん
曲がプラスになるのを防ぎ、かつ変倍による球面収差の
変動量を小さく押えている。
この実施例では、レンズL3の屈折率分布型レンズは、
第2レンズ群の負のパワーの約36%を負担しており、正
の作用の屈折率分布型レンズを用いたことによるパワー
のロスは4%にすぎない。
この実施例では、負の第2レンズ群の最も像側の負レ
ンズL3に屈折率分布型レンズを用いたが、他の負レンズ
に屈折率分布型レンズを用いてもよい。しかし最も像側
の負レンズL3に用いれば、変倍時のコマ収差の変化量を
小さく出来るので望ましい。
この実施例の広角端,中間焦点距離,望遠端における
収差状況は夫々第4図,第5図,第6図に示す通りであ
る。
実施例2は、同じく一眼レフカメラ用のズームレンズ
で、広角端で62゜の画角を確保し、ズーム比が約3.6で
高変倍率で、コンパクトなズームレンズである。そのレ
ンズ構成は、第2図に示すように物体側から順に正の屈
折力を持つ第1レンズ群と、負の屈折力を持つ第2レン
ズ群と、正の屈折力を持つ第3レンズ群と、正の屈折力
を持つ第4レンズ群とよりなり、各レンズ群間の間隔を
変化させてズーミングを行なう。この実施例で、強いパ
ワーをもつ負のレンズ群である第2レンズ群は、物体側
から順に負レンズL1と、正の屈折力を持つ接合レンズL2
と、負レンズL3とで構成されている。これらレンズで最
も像側の負レンズL3が凹レンズ形状で光軸と直交する方
向すなわち外周に行くにしたがって屈折率が低くなる屈
折率分布型レンズである。又レンズL1は強い負のパワー
を持ち、レンズL2はレンズL1で発生する諸収差のうち主
としてプラスへ大きくなる像面わん曲を正のレンズ面で
補正し、屈折率分布型レンズL3が負のパワーを分担しな
がら正の作用の収差を発生させて主としてプラスに大き
くなる球面収差を補正し変倍による変動量を小さく押え
ている。
この実施例において、屈折率分布型レンズL3は、第2
レンズ群の負のパワーの約40%を負担しているが、この
レンズL3に正の作用の屈折率分布型レンズを用いたこと
によるパワーのロスはわずか4%にすぎず、収差補正上
の有効径の方が大きい。又この実施例2では、第2レン
ズ群に接合レンズL2を用いてこのレンズ群で発生する色
収差を良好に補正し、変倍による色収差の変動量を小さ
くしている。
この実施例の広角端,中間焦点距離,望遠端における
収差状況は夫々第7図,第8図,第9図に示す通りであ
る。
実施例3は、同様にズーム比が約3.6のコンパクトな
ズームレンズで、レンズ構成は、第2図に示す実施例と
同じである。又負の屈折力の第2レンズ群の最も像側の
負レンズが、凹レンズ形状で光軸と直交する方向すなわ
ち外周に行くにしたがって屈折率が低くなる屈折率分布
型レンズである。
この実施例の広角端,中間焦点距離,望遠端における
収差状況は夫々第10図,第11図,第12図に示す通りであ
る。
上記の各実施例の屈折率分布型レンズの屈折率分布
は、光軸と直交する方向の距離をy、半径yのところで
の屈折率をn(y)、光軸上の屈折率をn0、分布係数を
n1,n2…とすると次の式で表わされる。
n(y)=n0+n1y2+n2y4+n3y6+… [発明の効果] 本発明のズームレンズは、複数のレンズ群よりなり各
レンズ群間隔を変化させてズーミングを行なうレンズ系
で、負のレンズ群に屈折率分布型レンズを効果的に用い
ることにより、諸収差が良好に補正されかつズーム時の
収差変動が少なく、高変倍で特に広角域からの高変倍
で、よりコンパクトなレンズ系である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は夫々本発明の実施例1乃至実施例3
の断面図、第4図乃至第6図は実施例1の収差曲線図、
第7図乃至第9図は実施例2の収差曲線図、第10図乃至
第12図は実施例3の収差曲線図である。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のレンズ群よりなり各レンズ群間の間
    隔を変化させて変倍を行なうレンズ系で、ズーム群中の
    負のレンズ群が次の条件(1)を満足し又凹レンズ形状
    で光軸と直交する方向で外周に行くにしたがって屈折率
    が低くなる屈折率分布型レンズを少なくとも1枚有する
    ことを特徴とするズームレンズ。 (1) |fn|/fw<0.9 ただしfnは上記の負の屈折力を持つレンズ群の焦点距
    離、fwは広角端における全系の焦点距離である。
  2. 【請求項2】最も物体側のレンズ群が正の屈折力をもつ
    ことを特徴とする、請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 【請求項3】前記屈折率分布型レンズが物体側から2番
    目のレンズ群に含まれることを特徴とする、請求項1に
    記載のズームレンズ。
  4. 【請求項4】物体側より順に、正の屈折力をもつ第1レ
    ンズ群と、負の屈折力をもつ第2レンズ群と、正の屈折
    力をもつ第3レンズ群と、正の屈折力をもつ第4レンズ
    群とから構成されていることを特徴とする、請求項1に
    記載のズームレンズ。
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