JP2946324B1 - 支管用つば付ライニング材及びその製造方法並びにその製造に用いる型 - Google Patents

支管用つば付ライニング材及びその製造方法並びにその製造に用いる型

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JP2946324B1
JP2946324B1 JP10111578A JP11157898A JP2946324B1 JP 2946324 B1 JP2946324 B1 JP 2946324B1 JP 10111578 A JP10111578 A JP 10111578A JP 11157898 A JP11157898 A JP 11157898A JP 2946324 B1 JP2946324 B1 JP 2946324B1
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宏 粟野
道雄 長井
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管水工業株式会社
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Abstract

【要約】 【課題】 ライニング材のつば部を確実に一体的に硬化
させることができ、丈夫であり、しかも簡便であって製
造し易く、かつその取付けも容易できる支管用つば付き
ライニング材及びその製造方法並びにその製造に用いる
型を提供する。 【解決手段】 ライニング材のつば部において、気密性
を有するプラスチックフィルム(4)に不織布で形成し
た保定部片(5)を熱溶着すると共に、樹脂吸収体
(3)に熱硬化性樹脂を含浸させる際に用いる筒状のプ
ラスチックフィルム(11)に不織布で形成した保持部
片(12)を熱溶着し、この保持部片をつば部(18)
に連なる起立部(15)に設置し、そのつば部の上面に
保持部片に端部に接するように不織布で形成した当て部
片(16)を設けると共に上記保定部片(5)の表面に
当て部片(17)を設け、そのつば部をつば部に位置す
る上記保持部片(12)の端部と一緒に熱硬化性樹脂で
一体的に固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下に埋設した支
管の補修に用いるつば付ライニング材及びその製造方法
並びにその製造方法に用いる型に関する。
【0002】
【従来の技術】支管を補修する場合、筒状に形成した不
織布に熱硬化性樹脂を含浸させ、その外周面に気密性を
有するプラスチックフィルムを被覆したつば付のライニ
ング材を用い、これをエア等の圧力で反転させて支管内
に挿入し、管内壁面に押圧した状態でライニング材の熱
硬化性樹脂を加温硬化して内張りする方法が用いられて
いる。
【0003】そして、上記ライニング材のつば部は、ラ
イニング材を内張りする前に予めそのライニング材の端
部に長手方向に切れ目を設け、これによって形成した部
片を外方に広げ、その両面に不織布を当て、これに熱硬
化性樹脂を含浸させ硬化させておく。
【0004】その際、熱硬化性樹脂によってつば部が効
率よく硬化するように上記気密性を有するプラスチック
フィルムはつばの部分が切除されそのフィルムがつば部
に存在しないように形成されている。
【0005】しかしながら、このものは、そのプラスチ
ックフィルムのつば部を切除するのに手間がかかり、又
つば部に外力が加わったりすると、つば部のつけ根部分
に亀裂や割れ、剥れ等が生じたりしてこの部分より不明
水等が侵入してしまうことがあった。特に気密性を有す
るプラスチックフィルムとしてポリエチレンフィルムを
用い、熱硬化性樹脂としてエポキシ樹脂を用いた場合、
接合状態が悪くこの傾向が強かった。
【0006】更に、つば部に連なる起立部(つば部のつ
け根の上部)に熱硬化性樹脂が浸入してしまうと、この
熱硬化性樹脂によってつば部のつけ根部分が硬化してし
まうので、ライニング材を支管に装着する際に、つば部
に連なる起立部が支管の内面にぴったりと添わなくなる
ことがあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これに鑑み
為したもので、ライニング材のつば部を確実に一体的に
硬化させることができ、丈夫であり、しかも簡便であっ
て製造し易く、かつライニング材の取り付けも容易にで
きる支管用のつば付ライニング材及びその製造方法並び
にその製造の際に利便に用い得る型を提供しようとする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、つば部におい
て、気密性を有するプラスチックフィルムに不織布等で
形成した保定部片を熱溶着すると共に、樹脂吸収体に熱
硬化性樹脂を含浸させる際に用いるプラスチックフィル
ムの端部に不織布等で形成した保持部片を熱溶着し、そ
の熱硬化性樹脂を含浸させる際に用いるプラスチックフ
ィルムの端部を上記樹脂吸収体のつば部より起立する部
分の外周に添わせ、これら保定部片と樹脂吸収体のつば
部の外表面に不織布等で形成した当て部片を設け、その
つば部に熱硬化性樹脂を付与し、この硬化性樹脂がつば
部より起立する部分に浸入しないようにしてその保持部
材の端部と共につば部を一体的に硬化するようにしたも
のである。
【0009】又、上記つば部を成型する型として一対の
型本体を備え、その一方の型本体につば部が挿入可能な
凹部を設けつば部を安定にかつ簡便に硬化できるように
すると共に、硬化の際に熱硬化性樹脂がつば部より起立
するライニング部分に浸入しないように押圧体を設け
た。更に型本体をほぼ中央で分割すると共にこれを分
解,結合可能に形成して、ライニング材の取付け取外し
を容易にすると共に型による成形作業を容易にし、かつ
移動に便利なものとした。
【0010】
【実施例】ライニング材のライニング本体(1)は、支
管(2)の内面にほぼ接するほどの大きさで筒状に形成
されているが、つば部を形成する前は、図1に示すよう
に扁平に二つ折りされている。該ライニング本体(1)
は、内側に熱硬化性樹脂が含浸可能な不織布やフエルト
等で形成した樹脂吸収体(3)を有し、その外側にこれ
に被覆した気密性を有するプラスチックフィルム(4)
を有している。
【0011】ライニング本体(1)の気密性を有するプ
ラスチックフィルム(4)の端部表面には、不織布やフ
エルト等で形成した保定部片(5)が熱溶着され、この
端部に長手方向に沿うように切れ目(6)を入れて、つ
ば部部片(7)を形成している(図示のものでは、切れ
目を保定部片の端部の途中まで形成しているが、その幅
一杯に設けるようにしてもよい)。なお、この場合、ラ
イニング本体(1)の端縁(8)は、そのつば部部片を
後記のように外方へ広げたときに、外周が本管(9)の
内壁の曲面にほぼ円形で添うように曲線に形成されてい
る。
【0012】一方、上記ライニング本体(1)の樹脂吸
収体(3)に熱硬化性樹脂を含浸させる際に用いる外層
の筒状プラスチックフィルム(10)は、つば部形成前は、
図2に示すように扁平に二つ折りされており、その端部
に不織布やフエルト等で形成した保持部片(11)を内側に
重ね(外側に重ねる場合もある)、その重ね合わせ部(1
2)を熱溶着している。この場合、保持部片(11)の端が少
し外層の筒状プラスチックフィルム(10)の端より突出し
て延出部(13)を形成している。
【0013】この保持部片(11)の端縁(14)は上記ライニ
ング本体の端縁同様に曲線に形成されている。
【0014】なお、この切れ目(6)及び端縁(8),
(14)は、これに対応して支持板に切り刃を植立した切断
機(図示せず)等を用いて一度に切断することができ
る。
【0015】ライニング本体(1)と外層の筒状プラス
チックフィルム(10)を組み合わせてつば部を形成する場
合は、次のようにして行われる(図3〜図5)。先ず、
図1に示すライニング本体(1)の端部を折り返し(反
転させ)、そのつば部部片(7)を外方へ放射状に広げ
る。次に、外層の筒状プラスチックフィルム(10)の保持
部片(11)を上記ライニング本体のつば部部片(7)に連
なる起立部(15)の外周に重ねる。この場合保持部片(11)
の重ね合わせ部(12)は起立した状態になっている。
【0016】この重ねられたつば部部片(7)の外表面
(上記樹脂吸収体のつば部表面及び保部片の表面)に
は、それぞれ不織布やフエルト等で形成した当て部片(1
6),(17)が設けられる。
【0017】このつば部部片(7)や保持部片(11)の延
出部(13)及び当て部片(16),(17)に、これらを重ねる際
あるいは重ねた後に、熱硬化性樹脂を塗布したり吹き付
けたりなどして浸透させ、この部分を押圧,加熱(加
温)して硬化させ、つば部(18)を形成する。この場合、
熱硬化性樹脂はそのつば部に位置する上記保持部片(11)
の延出部(13)にも浸入してつば部を一体的に硬化させ
る。
【0018】硬化させる際に、その熱硬化性樹脂が上記
保持部片(11)の重ね合わせ部(12)や樹脂吸収体(3)の
起立部(15)に浸入しないように上記外層の筒状プラスチ
ックフィルム(10)の起立部外周を押圧しておく(図4及
び図6)。
【0019】これらの樹脂吸収体(3)や保定部片
(5),保持部片(11)及び当て部片(16),(17)は、熱硬
化性樹脂の浸入が可能なポリエステル,ポリプロピレ
ン,アクリル,ビニロン,ナイロン等の繊維よりなる不
織布やフエルト地等で形成することができるが、実施例
ではポリエステル不織布を用いている。
【0020】又、上記の気密性を有するプラスチックフ
ィルム(4)及び上記樹脂吸収体に熱硬化性樹脂を含浸
させる際に用いる外層の筒状プラスチックフィルム(10)
としては、ポリエチレン,ポリウレタン、ビニロン,ナ
イロン,プロピレン,塩化ビニ−ル,これらの共重合体
等を用いることができるが、実施例では気密性を有する
プラスチックフィルム(4)にポリウレタンを用い、又
上記外層の筒状プラスチックフィルム(10)にはポリエチ
レンを用いている。
【0021】更に、熱硬化性樹脂として実施例では不飽
和ポリエステル樹脂を用いているが、その他これに接合
する材料に応じてエポキシ樹脂やビニルエステル樹脂等
を用いることができる。
【0022】上記保持部片(11)と外層の筒状プラスチッ
クフィルム(10)の端部は、図5に示すように揃えておく
ことができ、またその保持部片(11)を外層の筒状プラス
チックフィルム(10)の外周面に設けることができる。こ
れらの場合は、つば部に位置する保持部片(11)の下部
(上記延出部にほぼ相応する長さ部分)を押圧せず、こ
の下部に熱硬化性樹脂が浸入できるようになっている。
このように保持部片(11)の端部と当て部片(16)が接する
ように形成し、上記熱硬化性樹脂によってつば部を保持
部片(11)の端部と共に一体的に硬化している。
【0023】上記つば部(18)の形成は、例えば図6〜図
11に示すような一対の型(19)を用いて行うことができ
る。この場合、型(19)はそのほぼ中央で分割されてい
る。
【0024】型の下方の台型(20)は、図8に示すように
本管(9)の内壁に相応する曲面(21)を有する凸状の型
本体(22)と、ライニング材を案内する筒部(23)と適宜設
けられる脚台部(24)を備えている。その型本体(22)の曲
面には、ビス(25)等の止具や溶接等によって固定された
突縁部(26)が設けられ、その筒部のつけ根の周辺に凹部
(27)が形成されている。なお、上記脚台部(24)は上板(2
8)と、これをボルトやネジ(29)等で固定した脚部(30)を
有し、その上板にライニング材を挿通させるための切欠
孔(31)が設けられている。
【0025】上記型本体(22)には、その分割面の一方に
ピン(32)が設けられ、他方の面にこのピンが係合する孔
(33)が形成されており、又その型本体に形成したねじ孔
(34)及び通し孔にボルト(35)を通すようにして分解,結
合可能になっている。
【0026】この型本体(22)は、図示のものでは、二分
割した一方の型本体をボルト(36)等の止具や溶接等して
脚台部(24)の上板(28)に固定し、他方の型本体を固定せ
ずにスライド可能に設けているが、一方の型本体も固定
せず移動可能に設けてもよい。その際、脚台部(24)も型
本体と同様に分解,結合可能に形成してもよい。なお、
上記他方の型本体には、適宜把手(37)が設けられる。
【0027】上記型本体(22)の凹部(27)に、当て部片(1
7)を置き、該当て部片に熱硬化性樹脂を塗布する。その
際、上記当て部片(17)の下にポリエチレン等の上記熱硬
化性樹脂に対し剥離し易い材料で形成したシ−トを敷く
ようにしてもよい。
【0028】上記当て部片(17)の上に、ライニング本体
(1)のつば部部片(7)を載せ、そのつば部部片上に
上記熱硬化性樹脂を塗布する。
【0029】そのライニング本体(1)の起立部(15)の
外周に、外層の筒状プラスチックフィルム(10)の端部を
添わせ、上記つば部部片(7)の上面に上記熱硬化性樹
脂を塗布した後、この上に当て部片(16)を置く。この当
て部片(16)の上には、適宜上記当て部片(17)の下に敷い
たようなシ−トを被せておくことができる。
【0030】次に、図11に示す筒状の押圧体(38)を上
記外層の筒状プラスチックフィルム(10)の外周に嵌合
し、この押圧体(38)をバンド(39)で締め付け、上記熱硬
化性樹脂が外層の筒状プラスチックフィルムに熱溶着し
た保持部片(11)の重ね合わせ部(12)に浸入しないように
している。なお、押圧体(38)は、締め付けの際にその径
が小さくなるように周面が切断されていて、その一方の
内側に副板(40)が設けられ周開可能になっている。
【0031】この状態で上記型(19)の上型として図9及
び図10に示すような押型(41)を用い、これをつば部上
に載置して押圧する。該押型(41)は、図示のものでは台
型の型本体(22)の曲面に相応した曲面を有し上部に孔(4
2)が形成された押え板(43)と、該押え板に係合する脚座
(44)を有する押し体(45)を備えている。これらの押え板
(43)と、押し体(45)は別体になっているが、これらは一
体に形成してもよい。なお、押し体(45)は脚座(44)にボ
ルト(46)等の止具や溶接等によって固定されており、そ
の際ボルト等の頭が上板の表面より突出しないようにざ
ぐり等を設けて平坦に形成されている。
【0032】押え板(43)には、上記型本体(22)と同様に
その分割面の一方にピン(47)が設けられ、他方の面にこ
のピンが係合する孔(48)が形成されており、その型本体
に形成したねじ孔(49)と通し孔(50)にボルト(51)を通す
ようにして分解,結合可能になっている。なお、押え板
(43)の上部には適宜把手(52)が設けられる。
【0033】次に、つば部を押型(41)で押圧しながら加
熱(加温)して、そのつば部に塗布した熱硬化性樹脂を
硬化させる。押圧した際、余分の熱硬化性樹脂は型本体
(22)の凹部(27)に保持される。
【0034】加熱方法は、型本体(23)や押え板(43)に熱
風を吹き付けたり、型自体にニクロム線等のヒ−タや高
周波装置を設けたりして行うことができる。
【0035】このようにして予め形成しておいたライニ
ング材は、施工の際に、反転装置(53)に取り付け、この
反転装置を本管(9)内を通して支管(2)まで移動す
る。
【0036】支管の出口(54)とライニング材の反転取出
口(55)の位置合わせは、テレビカメラ(56)から送られる
映像を見ながら操作用ロボット車(57)を操作して作動シ
リンダ(58),電磁弁(59)を作動させ、反転装置を本管の
流路方向及び円周方向に移動させて行うことができる。
【0037】ここで、反転装置の膨出管(60)をエア等の
流体圧によって膨出させ、ライニング材のつば部(18)を
支管の出口(54)周縁部に当てると、そのつば部が上記型
によって本管の内壁の曲面に相応して形成されているの
で、つば部を支管の出口(54)周縁部にピッタリ合わせる
ことができる。
【0038】この状態で、反転装置(53)内の保持管(61)
と該保持管に連結した圧力チュ−ブ(62)内に収容したラ
イニング材(63)に、圧力ホ−ス(64)を介して流体圧操作
車(65)よりエア−,水等による流体圧を作用させると、
ライニング材は反転しながら支管内へ送り込まれる。
【0039】支管内へライニング材を送り込んだ後、該
ライニング材を支管の内壁へエア−等の圧力によって押
し付け、その状態でライニング材に温水や熱風等を作用
させると、ライニング材の樹脂吸収体(3)へ含浸した
熱硬化性樹脂が硬化し、これによって支管にライニング
材が内張りされる。
【0040】
【発明の効果】本発明は、上記のように気密性を有する
筒状のプラスチックフィルムのつば部に保定部片を熱溶
着すると共に外層の筒状プラスチックフィルムの端部に
保持部片を熱溶着し、その保部片をつば部より起立す
る位置に設備し、このつば部の樹脂吸収体と保定部片の
表面に当て部片を設け、このようにして形成されるつば
部に熱硬化性樹脂を与え、つば部より起立する部分にこ
の熱硬化性樹脂を与えないようにしてそのつば部に位置
する保部片の端部と共につば部を一体的に固着するよ
うにしたものであるから、つば部及びそのつけ根に亀裂
や割れ、剥れ等が生じることがなく、丈夫であって、そ
のつば部やつけ根より不明水等が侵入することがない。
しかもつば部より起立している部分は硬化していないか
ら、ライニング材の装着がし易く、かつぴったりと装着
することができる。
【0041】又、上記つば部を本管の内壁に相応する曲
面を有する一対の型によって簡便に作ることができると
共に、該型に上記つば部を収容する凹部を形成している
ので、成形時に型の押圧によって流出した余分の硬化性
樹脂をその凹部内に一時的に留めておくことができる。
【0042】更に、型を分割しているので、ライニング
材のつば部を加工する際にライニング材の取付け取外し
が容易であり、又型全体がかなり重くなっても簡便に移
動させて作業することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】保定部片を熱溶着したライニング本体の端部を
示す平面図である。
【図2】保持部片を熱溶着した外層の筒状プラスチック
フィルムの端部を示す平面図である。
【図3】ライニング材のつば部の構成を分解して示す斜
面図である。
【図4】ライニング材のつば部の構成を一部拡大して示
す断面図である。
【図5】他の例のライニング材のつば部の構成を一部拡
大して示す断面図である。
【図6】ライニング材のつば部を型で成形する場合を示
す断面図である。
【図7】型の斜面図である。
【図8】台型を示す斜面図である。
【図9】押え板の斜面図である。
【図10】押し体の斜面図である。
【図11】押圧体の斜面図である。
【図12】ライニング材を反転装置によって支管口へ移
送する状態を示す概略図である。
【図13】ライニング材を反転装置に取り付け、該反転
装置の膨出管によってライニング材のつば部を支管の出
口周縁部に装着する状態を示す一部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ライニング本体 2 支管 3 樹脂吸収体
4 気密性を有するプラスチックフィルム 5 保
定部片 6 切れ目 7 つば部部片10 外層の筒
状プラスチックフィルム 11 保持部片 13 延出
部 15 起立部 16,17 当て部片 18 つば部
19 型 20 台型 38 押圧体 41 押型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 58/10 B29C 63/36 F16L 55/16

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不織布等で形成した筒状の樹脂吸収体の
    内面を気密性を有する筒状のプラスチックフィルムで被
    うと共に該樹脂吸収体の外面を外層の筒状プラスチック
    フィルムで被い、その端部につば部を形成したライニン
    グ材において、該つば部に上記気密性を有する筒状のプ
    ラスチックフィルムの表面に熱溶着した不織布等で形成
    される保定部片を設け、上記外層の筒状プラスチックフ
    ィルムの端部に熱溶着した不織布等で形成される保持部
    片を設け、該保持部片を上記つば部に連なる起立部に設
    置し、上記つば部の樹脂吸収体の表面に上記保持部片の
    端部に接するよう不織布等で形成した当て部片を設ける
    と共に上記保定部片の表面に不織布等で形成した当て部
    片を設け、そのつば部に熱硬化性樹脂を与えて上記保持
    部片のつば部に位置する端部と共につば部を一体的に固
    着したことを特徴とする支管用つば付ライニング材。
  2. 【請求項2】 上記保持部片の端部が上記外層の筒状プ
    ラスチックフィルムの端部より少し延出している請求項
    1記載の支管用つば付ライニング材。
  3. 【請求項3】 不織布等で形成した筒状の樹脂吸収体の
    内面を気密性を有する筒状のプラスチックフィルムで被
    覆してライニング本体を形成し、該ライニング本体の
    密性を有する筒状のプラスチックフィルムの端部表面に
    不織布等で形成した保定部片を熱溶着し、この熱溶着し
    たライニング本体の端部に長手方向に沿って複数の切れ
    目を入れてつば部部片を形成し、該ライニング本体の端
    部側を一部反転しそのつば部部片を放射状に広げ、一方
    上記樹脂吸収体に熱硬化性樹脂を含浸させる際に用いる
    外層の筒状プラスチックフィルムの端部表面に、不織布
    等で形成した保持部片を重ねその重ね合わせ部を熱溶着
    し、この外層の筒状プラスチックフィルムの端部を上記
    ライニング本体のつば部部片に連なる起立部の外周に重
    ね、そのつば部部片の表面に上記保定部片と樹脂吸収体
    を挟むよう不織布等で形成した当て部材を添わせ、この
    つば部に熱硬化性樹脂を浸透させこれを押圧、加熱して
    保持部片のつば部に位置する端部と共につば部を一体的
    に硬化するようにしたことを特徴とする支管用つば付ラ
    イニング材の製造方法。
  4. 【請求項4】上記外層の筒状プラスチックフィルムの端
    部表面に、上記保持部片を一部延出させてその重ね合わ
    せ部を熱溶着した請求項3記載の支管用つば付ライニン
    グ材の製造方法。
  5. 【請求項5】 本管の内壁に相応する曲面を有する一対
    の型本体を備え、該型本体の一方にライニング材の反転
    した端部を支持する筒部を設けると共にその筒部のつけ
    根の周辺に上記ライニング材のつば部を広げた状態で支
    持する凹部を設け、そのライニング材のつば部に連なる
    起立部の外周を押圧するよう周開可能な筒状の押圧体を
    設けた支管用つば付ライニング材の製造に用いる型。
  6. 【請求項6】上記型本体をほぼ中央で分割し、その分割
    した型本体を分解可能に結合する手段を設けた請求項5
    記載の支管用つば付ライニング材の製造に用いる型。
JP10111578A 1998-04-07 1998-04-07 支管用つば付ライニング材及びその製造方法並びにその製造に用いる型 Expired - Lifetime JP2946324B1 (ja)

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