JP2946065B2 - 内燃機関の点火電圧検出装置 - Google Patents

内燃機関の点火電圧検出装置

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JP2946065B2 JP3339723A JP33972391A JP2946065B2 JP 2946065 B2 JP2946065 B2 JP 2946065B2 JP 3339723 A JP3339723 A JP 3339723A JP 33972391 A JP33972391 A JP 33972391A JP 2946065 B2 JP2946065 B2 JP 2946065B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は火花点火式の内燃機関の
点火電圧を検出する内燃機関の点火電圧検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関の点火系における2次側
の点火電圧を検出する装置は公知である。これは、特開
昭52−118135号公報に開示されているように、
点火プラグ等を接続している高圧コード(ハイテンショ
ンコード)の外側にセンサとして導電体よりなる帯を巻
き付けることにより、前記高圧コードの被覆絶縁物を誘
電体とする微小なコンデンサを形成すると共に、前記導
電体を一端が接地された測定コンデンサと直列に接続し
て構成されている。そして、静電分圧の原理に従って前
記測定コンデンサに所定の信号電圧が得られることで、
点火電圧が発生していることを確認できるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、点火電
圧が発生していることを確認するだけでなく、点火電圧
の波形を正確に測定しようとした場合、上述した従来装
置にあっては、高圧コードに導電体よりなる帯を巻き付
けるだけの単純な構成のため、振動や温度(水分)等に
よって静電容量が変化し易く、これにより、測定電圧が
大きく変動して検出精度及び耐久性に問題があった。ま
た、数万ボルトの高電圧が近接しているため、万が一の
高電圧リークに対処するため大がかりな保護回路が必要
であり、その分構成が複雑になるという問題点があっ
た。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、検出精度及び耐久性に優
れ、高電圧リークに対処するための保護回路を不要に
し、しかも組付性が向上し、コストダウンを円滑に図っ
た内燃機関の点火電圧検出装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、内燃機関の点火系における2次側高圧コー
ドの外側にセンサを設けて、前記内燃機関の点火電圧を
検出する内燃機関の点火電圧検出装置において、前記セ
ンサは、前記高圧コードが水密に挿通される挿通孔を有
すると共に該挿通孔の中心を通る分割線を境に2分割可
能な絶縁材から成るブロック体と、該ブロック体内に前
記挿通孔の周縁部より径方向外側に所定間隔を存して配
設された導電体とから成ることを特徴とするものであ
る。
【0006】また、同じ目的を達成するため本発明は、
複数気筒を有する内燃機関の点火系における2次側高圧
コードの外側にセンサを設けて、前記内燃機関の点火電
圧を検出する内燃機関の点火電圧検出装置において、前
記センサは、前記高圧コードが水密に挿通される挿通孔
を前記気筒数と対応して複数個有すると共にこれら挿通
孔の中心を通る分割線を境に2分割可能な絶縁材から成
るブロック体と、該ブロック体内に前記複数個の挿通孔
の周縁部より径方向外側に所定間隔を存して配設された
導電体とからなることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】請求項1及び2記載の内燃機関の点火電圧検出
装置は、絶縁材から成るブロック体の挿通孔に高圧コー
ドが水密に挿通され、この高圧コードと径方向外側に所
定間隔を存して導電体が配設されるため、耐久性及び耐
絶縁性に優れ、高い検出精度と安定した出力を確保する
ことができる。また、ブロック体を2分割構造としたか
ら組付性が向上する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0009】[第1実施例]図1は本発明の第1実施例
に係る内燃機関の点火電圧検出装置におけるセンサの縦
断面図、図2は同センサの一部切欠平面図である。両図
中、1は点火電圧検出装置のセンサで、耐電圧の高いゴ
ム(EPDM)やシリコン等の絶縁材から成るブロック
体2を有している。このブロック体2は断面略長方形状
であって、図示しない内燃機関の気筒数に対応して複数
個(本実施例では4個)の挿通孔3が穿設されている。
これらの挿通孔3は、その中心がその軸線と直交するブ
ロック体2の中心線L上に位置し、且つ互いに前記軸線
と直交方向に等間隔を存して配設されている。ブロック
体2は、前記中心線Lを分割線として上下方向に2分割
可能な一対の半体2a,2bとから成り、これらの半体
2a,2bは完全に分離可能となっている。これらの半
体2a,2bは、その接合面に挿通孔3となる半円状凹
部3a,3bを有している。
【0010】各挿通孔3には、前記内燃機関の点火系に
おける高圧コード4がそれぞれ水密に挿通されている。
これらの高圧コード4は、芯線4aを内外2重の被覆層
4b,4cで被覆したものである。芯線4aは、アラミ
ド繊維等からなる芯線に対してニクロム線等よりなる導
電材を絶縁材を介して巻装したものである。また、内側
被覆層4bは、柔軟性架橋ポリエチレン或は耐電圧性の
高いゴム(EPDM)等の絶縁材よりなる。更に、外側
被覆層4cは、耐電圧性の高いゴム(EPDM)等の絶
縁材からなる。各挿通孔3の内周面は、高圧コード4の
外周面に水密に密着するようになっており、これによ
り、挿通孔3と高圧コード4との間への水の浸入が防止
される。
【0011】ブロック体2内には、全ての挿通孔3を囲
繞する略長方形枠状の導電体5が配設されている。この
導電体5は、挿通孔3の周縁部より径方向外側に所定間
隔Hを存して位置している。この間隔Hは、導電体5が
高圧コード4からのコロナ放電による影響を受けないよ
うな値であって、例えば5mm〜10mm程度である。導電
体5は、ブロック体2の各半体2a,2bに対応して上
下方向に2分割可能な一対の半体5a,5bからなる。
これらの半体5a,5bの一端部が係合凹部6、他端部
が係合突部7とされている。そして、両半体5a,5b
は、その係合凹部6と係合突部7との係合により互いに
連結されている。導電体5は導電線8を予め接続した状
態にして、ブロック体2の成形型にセットして、このブ
ロック体2を成形することにより、このブロック体2で
モールドされるものである。
【0012】導電体5の一方の半体5bにはシールド線
からなる導電線8の一端が接続されている。この導電線
8は、導電材よりなる芯線に絶縁体を介して導体である
シールド材を巻き付け、その外側を絶縁体よりなる外装
材で被覆したものである。
【0013】ブロック体2の一方の半体2bの下面側に
一体に突設した突出壁9のスリット10には取付ブラケ
ット11が挿入固定され、この取付ブラケット11によ
りセンサ1を所定箇所に取り付けることができる。
【0014】以上の如く構成された点火電圧検出装置の
センサ1は図3及び図4に示す如く内燃機関の点火系に
組み込まれる。即ち、センサ1のブロック体2の半体2
a,2bを分離した状態にして、半円状凹部3a,3b
相互間に高圧コード4を挟み込むようにして、半体2
a,2bの接合面を接着固定することにより、各挿通孔
3に高圧コード4が水密に挿通された状態になる。そし
て、これら高圧コード4の一端は点火プラグ12に、他
端はディストリビュータ13の出力側にそれぞれ接続さ
れる。また、センサ1のブロック体2の外方へ延出して
いる導電線8は検出ユニット14の入力側に接続されて
いる。この検出ユニット14とセンサ1とにより点火電
圧検出装置を構成している。この検出ユニット14の出
力側はECU15の入力側に接続されている。このEC
U15の出力側は、イグナイタ16,イグニッションコ
イル17及びダイオード18を介してディストリビュー
タ13の入力側に接続されている。なお、図4中、19
は電源(バッテリー)で、その正極は抵抗20を介して
イグニッションコイル17に接続されている。検出ユニ
ット14は点火電圧が正常か否かを判定する判定回路2
1を有している。この判定回路21は、演算増幅器2
2,コンデンサ24及び抵抗25,26とを有してい
る。
【0015】次に動作を説明する。
【0016】内燃機関の回転数に応じて調節設定される
点火時期に合わせて出力されるECU15からの点火信
号でイグナイタ16がイグニッションコイル17の1次
電流を遮断するため2次側に高圧が発生し、この高圧は
ディストリビュータ13及び高圧コード4を介して各気
筒の点火プラグ12に配電され、各気筒が点火される。
【0017】前記高圧、即ち点火電圧はセンサ1により
検出され、その検出された電圧信号は検出ユニット14
に入力されて、その判定回路21において、予め設され
た所定電圧値と比較され、点火電圧が正常か否かが判定
され、その判定信号が点火時期調節のための情報として
ECU15に入力される。
【0018】以上の動作は従来と同様である。
【0019】本実施例においては、絶縁材から成るブロ
ック体2の挿通孔3の周縁部より径方向外側に所定間隔
を存して導電体5を配設し、且つ挿通孔3に高圧コード
4を挿通したから、高圧コード4に対して所定の距離を
正確に確保した状態で導電体5が配置される。このため
高圧コード4から発生するコロナ放電現象による導電体
5の悪影響を防止でき、該導電体5の耐久性が向上する
と共に、高い検出精度と安定した出力を得ることができ
る。
【0020】また、高圧コード4をブロック体2の挿通
孔3に水密に挿通したから、振動や湿度(水分)等によ
って導電体5の静電容量が影響を受けることがなくな
る。また、ブロック体2を、挿通孔3の中心を通る分割
線を境に2分割可能としたから、高圧コード4に対する
センサ1の組み付けが容易となる。
【0021】更に、導電体5を全ての挿通孔3を囲繞す
る長方形枠状としたから、その信号電圧をブロック体2
の外方へ取り出す導電線8は1本で済み、センサ1全体
の小型及び軽量化が図れる。また、この導電線8をシー
ルド線としたから、耐電波障害及び耐雑音性が向上し、
検出電圧の外乱ノイズによる影響を防止できる。
【0022】[第2実施例]図5は本発明の第2実施例
を示すセンサ1の縦断面図である。本実施例は、導電体
5を、各挿通孔3を囲繞する略正方形の枠状とし、これ
ら各挿通孔3に対応する導電体5を互いに一体に接続し
たものである。この導電体5の一方の半体5aの各端部
が係合突部7とされ、他方の半体5bの各端部が係合凹
部6とされている。その他の構成は上述した図1〜図4
に示す第1実施例と同一であるから図面の同一部分に同
一符号を付して、その説明を省略する。
【0023】[第3実施例]図6は本発明の第3実施例
を示すセンサ1の縦断面図である。本実施例は、上述し
た第2実施例と同様の導電体5の一方の半体5aの一側
の端部が係合突部7とされ、その他の端部が係合凹部6
とされ、また他方の半体5bの一側の端部が係合凹部6
とされ、その他の端部が係合突部7とされている。その
他の構成は上述した図1〜図4に示す第1実施例と同一
であるから図面の同一部分に同一符号を付して、その説
明を省略する。
【0024】[第4実施例]図7は本発明の第4実施例
を示すセンサ1の縦断面図である。本実施例は、各挿通
孔3全体に亘る長さを有する1枚の平板状導電体5が挿
通孔3の中心に対して径方向一側に偏位してブロック体
2の他方の半体2b内に配設され、この導電体5の一端
部に1本の導電線8の一端が接続されている。その他の
構成は上述した図1〜図4に示す第1実施例と同一であ
るから図面の同一部分に同一符号を付して、その説明を
省略する。
【0025】[第5実施例]図8は本発明の第5実施例
を示すセンサ1の縦断面図である。本実施例は、上述し
た図7に示す第4実施例と同様の平板状導電体5を一対
設け、これらの導電体5,5を挿通孔3の中心に対して
径方向両側に対称となる如くブロック体2の両半体2
a,2b内に配設し、両導電体5,5の一端に1本の導
電線8の一端を接続したものである。その他の構成は上
述した図1〜図4に示す第1実施例と同一であるから、
図面の同一部分に同一符号を付して、その説明を省略す
る。
【0026】[第6実施例]図9は本発明の第6実施例
を示すセンサ1の縦断面図である。本実施例は、各挿通
孔3全体に亘る長さを有する1枚の弯曲板状導電体5が
挿通孔3の中心に対して径方向一側に偏位してブロック
体2の他方の半体2b内に配設され、この導電体5の一
端部に1本の導電線8の一端が接続されている。導電体
5の弯曲面は各挿通孔3と同心円弧状をなしている。そ
の他の構成は上述した図1〜図4に示す第1実施例と同
一であるから、図面の同一部分に同一符号を付して、そ
の説明を省略する。
【0027】[第7実施例]図10は本発明の第7実施
例を示すセンサ1の縦断面図である。本実施例は、図9
に示す第6実施例と同様の弯曲板状導電体5を一対設
け、これらの導電体5,5を挿通孔3の中心に対して径
方向両側に対称となる如くブロック体2の両半体2a,
2b内に配設し、両導電体5,5の一端に1本の導電線
8の一端を接続したものである。その他の構成は上述し
た図1〜図4に示す第1実施例と同一であるから、図面
の同一部分に同一符号を付して、その説明を省略する。
【0028】[第8実施例]図11は本発明の第8実施
例を示すセンサ1の縦断面図である。本実施例は、導電
体5を、各挿通孔3を囲繞する如くこの挿通孔3と同心
円の環状とし、これら各挿通孔3に対応する導電体5を
互いに一体に接続してなる。導電体5は、ブロック体2
の各半体2a,2bに対応して上下方向に2分割可能な
一対の半体5a,5bからなる。これら両半体5a,5
bは、ブロック体2の両半体2a,2bの接合面におい
て互いに接触するようになっている。その他の構成は上
述した図1〜図4に示す第1実施例と同一であるから、
その説明を省略する。
【0029】[第9実施例]図12は本発明の第9実施
例を示すセンサ1の縦断面図である。本実施例は、導電
体5を、各挿通孔3を囲繞するコ字状とし、これら各挿
通孔3に対応する導電体5を互いに一体に接続し、この
導電体5をブロック体2の他方の半体5b内に配設した
ものである。その他の構成は上述した図1〜図4に示す
第1実施例と同一であるから、その説明を省略する。
【0030】[第10実施例]図13は本発明の第10
実施例を示すセンサ1の縦断面図である。本実施例は、
ブロック体2の両半体2a,2bを完全に分離させず
に、両半体2a,2bの一端側を互いに折曲自在に一体
に連結すると共に、図1に示す第1実施例と同様の導電
体5の両半体5a,5bの一端側を互いに一体に連結
し、且つブロック体2の他方の半体2bの突出壁9の部
分に取付ブラケット11をインサートしたものである。
その他の構成は上述した図1〜図4に示す第1実施例と
同一であるから、その説明を省略する。
【0031】[第11実施例]図14は本発明の第11
実施例を示すセンサ1の縦断面図である。本実施例はブ
ロック体2の構成及びこのブロック体2に対する取付ブ
ラケット11の固定手段を上述した図13に示す第10
実施例と同一にすると共に、図5に示す第2実施例と同
様の導電体5の両半体5a,5bの一端側を互いに一体
に連結したものである。その他の構成は上述した図1〜
図4に示す第1実施例と同一であるから、その説明を省
略する。
【0032】[第12実施例]図15は本発明の第12
実施例を示すセンサ1の縦断面図である。本実施例はブ
ロック体2の構成及びこのブロック体2に対する取付ブ
ラケット11の固定手段を上述した図13に示す第11
実施例と同一にすると共に、図6に示す第3実施例と同
様の導電体5の両半体5a,5bの一端側を互いに一体
に連結したものである。その他の構成は上述した図1〜
図4に示す第1実施例と同一であるから、その説明を省
略する。
【0033】上述した第1〜第12実施例において導電
体6を挿通孔3の中心に対して径方向一側に偏位して配
設したものは、センサ1全体をコンパクト化できる点で
有利である。
【0034】また、導電体6を挿通孔3の中心に対して
径方向両側に対称的に配設したもの(環状を含む)は、
電圧検出精度の向上及び安定化が図れる上で有利であ
る。
【0035】更に、導電体6の形状は高圧コード4との
一定の距離をおいて対向する面積が大きくなるほど検出
精度は向上する(静電容量を大きくする上で有利であ
る)。
【0036】なお、図7〜図12に示す第4〜第9の各
実施例において、そのブロック体2を上述した図13〜
図15に示す第10〜第12実施例と同様の構成にして
も実施可能である。
【0037】また、上記各実施例においては、ブロック
体2に4個の挿通孔3を設けた場合について説明した
が、これに限られるものではなく、この挿通孔3の配設
数は内燃機関の気筒数に対応して設定されるものであ
る。
【0038】
【発明の効果】以上の如く本発明の内燃機関の点火電圧
検出装置によればセンサ構造を、絶縁材から成るブロッ
ク体の挿通孔の周縁部より径方向外側に所定間隔を存し
て導電体を配設し、且つ挿通孔に高圧コードを挿通した
から、高圧コードに対して所定の距離を正確に確保した
状態で導電体が配置される。このため高圧コードから発
生するコロナ放電現象による導電体の悪影響を防止で
き、該導電体の耐久性が向上すると共に、高い検出精度
と安定した出力を得ることができる。また、高圧コード
をブロック体の挿通孔に水密に挿通したから、振動や湿
度(水分)等によって導電体の静電容量が影響を受ける
ことがなくなる。また、ブロック体を、挿通孔の中心を
通る分割線を境に2分割可能としたから、高圧コードに
対するセンサの組み付けが容易となり、高圧コードに対
するセンサの組付性が向上し、コストダウンを円滑に図
れる。更に、このような構造のセンサを設けた場合は、
高電圧リークに対処するための保護回路が不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る内燃機関の点火電圧
検出装置におけるセンサの縦断面図である。
【図2】同センサの一部切欠平面図である。
【図3】本発明装置を備えた内燃機関の点火系のシステ
ム構成図である。
【図4】同システムの電気回路図である。
【図5】本発明の第2実施例に係るセンサの縦断面図で
ある。
【図6】本発明の第3実施例に係るセンサの縦断面図で
ある。
【図7】本発明の第4実施例に係るセンサの縦断面図で
ある。
【図8】本発明の第5実施例に係るセンサの縦断面図で
ある。
【図9】本発明の第6実施例に係るセンサの縦断面図で
ある。
【図10】本発明の第7実施例に係るセンサの縦断面図
である。
【図11】本発明の第8実施例に係るセンサの縦断面図
である。
【図12】本発明の第9実施例に係るセンサの縦断面図
である。
【図13】本発明の第10実施例に係るセンサの縦断面
図である。
【図14】本発明の第11実施例に係るセンサの縦断面
図である。
【図15】本発明の第12実施例に係るセンサの縦断面
図である。
【符号の説明】
1 センサ 2 ブロック体 3 挿通孔 4 高圧コード 5 導電体 8 導線線 H 所定間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石岡 卓司 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 馬場 茂樹 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 久木 隆 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 平5−149231(JP,A) 特開 平5−149233(JP,A) 特開 平5−149234(JP,A) 特許2583841(JP,B2) 特許2523233(JP,B2) 特許2523240(JP,B2) 特許2554805(JP,B2) 特公 昭60−11231(JP,B2) 特公 昭60−45756(JP,B2) 特公 平8−26843(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02P 1/00 - 17/12

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の点火系における2次側高圧コ
    ードの外側にセンサを設けて、前記内燃機関の点火電圧
    を検出する内燃機関の点火電圧検出装置において、前記
    センサは、前記高圧コードが水密に挿通される挿通孔を
    有すると共に該挿通孔の中心を通る分割線を境に2分割
    可能な絶縁材から成るブロック体と、該ブロック体内に
    前記挿通孔の周縁部より径方向外側に所定間隔を存して
    配設された導電体とから成ることを特徴とする内燃機関
    の点火電圧検出装置。
  2. 【請求項2】 複数気筒を有する内燃機関の点火系にお
    ける2次側高圧コードの外側にセンサを設けて、前記内
    燃機関の点火電圧を検出する内燃機関の点火電圧検出装
    置において、前記センサは、前記高圧コードが水密に挿
    通される挿通孔を前記気筒数と対応して複数個有すると
    共にこれら挿通孔の中心を通る分割線を境に2分割可能
    な絶縁材から成るブロック体と、該ブロック体内に前記
    複数個の挿通孔の周縁部より径方向外側に所定間隔を存
    して配設された導電体とからなることを特徴とする内燃
    機関の点火電圧検出装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の挿通孔は、その中心がその軸
    線と直交する同一直線上に位置し、且つ互いに前記軸線
    と直交方向に等間隔を存して配設されていることを特徴
    とする請求項2記載の内燃機関の点火電圧検出装置。
  4. 【請求項4】 前記導電体は前記挿通孔の中心に対して
    径方向一側に偏位して配設されていることを特徴とする
    請求項1,2または3記載の内燃機関の点火電圧検出装
    置。
  5. 【請求項5】 前記導電体は前記挿通孔の中心に対して
    径方向両側に対称的に配設されていることを特徴とする
    請求項1,2または3記載の内燃機関の点火電圧検出装
    置。
  6. 【請求項6】 前記複数の挿通孔に対応する各導電体は
    互いに一体的に連結されていることを特徴とする請求項
    2〜4または5記載の内燃機関の点火電圧検出装置。
  7. 【請求項7】 前記導電体の信号電圧はシールド線から
    成る導電線を介して前記ブロック体の外方へ取り出され
    ることを特徴とする請求項1〜5または6記載の内燃機
    関の点火電圧検出装置。
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