JP2944922B2 - 輸送管理装置 - Google Patents

輸送管理装置

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JP2944922B2
JP2944922B2 JP29064295A JP29064295A JP2944922B2 JP 2944922 B2 JP2944922 B2 JP 2944922B2 JP 29064295 A JP29064295 A JP 29064295A JP 29064295 A JP29064295 A JP 29064295A JP 2944922 B2 JP2944922 B2 JP 2944922B2
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  • Control Of Conveyors (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広域物流に使用さ
れるパレットの管理を行なう輸送管理装置に関し、特
に、各物流拠点におけるパレットの配置を調整し、円滑
な物流を可能にするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、移動体や施設内の物品を管理する
ために、ICカードに無線送受信機能を付加したトラン
スポンディングカードを移動体や物品に取り付け、この
トランスポンディングカードの発する位置情報などをセ
ンターで収集して、移動体の位置や物品の所在を把握す
る技術が知られている(特公平5−35934、特公平
5−67091)。
【0003】また、輸送容器の回送計画立案に関する技
術として、海上コンテナの回送計画(「コンテナの短期
回送計画に関する研究」、著者:今井昭夫他、日本航海
学会、No.81,pp.1−8,1989)や、鉄道
コンテナの回送計画(「数理計画法によるコンテナ回送
計画」、著者:福村直登、RTRI REPORT,V
ol.8,No.2,pp.39−44,1992)を
立案する方法が提案されている。
【0004】広域物流の輸送容器であるパレットについ
ても、円滑な物流を確保する上で、各物流拠点における
パレットの在庫数などを把握して、物品の輸送量に応じ
たパレット数を揃えておくことが必要であり、現在は、
こうしたパレットの在庫管理を人手を掛けて実行してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法で
は、以下に挙げる、広域物流におけるパレットの管理上
の問題点を解決することができない。
【0006】広域物流では、流通するパレットの個数が
膨大であり、また、流通する範囲が全国に及んでいるた
め、これらのパレットを高い精度で一元的に在庫管理す
ることが極めて難しい。
【0007】また、パレットが在っても、それが空の状
態になければ、荷物の輸送に直ちに利用することはでき
ないが、従来の方法では、パレットの空き状態を自動的
に把握することができない。
【0008】また、広域物流では、輸送に使用するパレ
ットの需給を的確に予測することが難しい。これは、特
に運輸業では、顧客が依頼する荷物を輸送するシステム
であるため、その輸送量の予測が難しいことによる。ま
た、地域格差、季節変動などの要因もパレットの需給に
大きな影響を与える。
【0009】空パレットがパレットの需要から外れて偏
在する場合には、パレットを回送して、各物流拠点にお
けるパレットの配置を最適化する必要があるが、回送の
範囲が全国規模に及ぶため、高額な回送コストが掛か
る。この回送費用を最小にする回送計画を立案すること
が重要な課題となる。また、この回送は空パレットの不
足が明らかになってから実施したのでは間に合わない。
また、この空パレットを、どのような輸送経路を通って
回送地まで最適に輸送するかということも大きな課題と
なる。
【0010】本発明は、こうしたパレットの管理におけ
る問題点を解決するものであり、パレットの状況を正確
に把握し、パレットの適正な回送計画を策定して、円滑
な物流を実現する輸送管理装置を提供することを目的と
している。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、広
域物流する荷物の輸送に使用されるパレットを管理する
輸送管理装置において、パレットに取り付けられ、その
パレットのパレット管理情報を記憶して無線送信する送
信手段と、この送信手段から送信されたパレット管理情
報を検知する無線検知手段と、無線検知手段の検知した
パレット管理情報を広域通信ネットワークを介して受信
し、記憶するパレット在庫データ記憶手段と、パレット
在庫データ記憶手段に記憶されたパレットが空であるか
どうかをそのパレットのパレット管理情報を基に決定す
るパレット状態決定手段とを設けている。
【0012】また、物流拠点におけるパレットの需給予
測を行なう需給予測手段を設け、さらに、パレットが余
る複数の物流拠点とパレットが不足する複数の物流拠点
との間でパレットを最小のコストで回送する回送計画を
立案する回送計画立案手段を設けている。
【0013】これにより、パレットの状況を正確に把握
し、また、パレットの適正な回送計画を策定して、円滑
な物流の実現を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、広域物流における荷物の輸送に使用されるパレット
を管理する輸送管理装置において、パレットに取り付け
られ、そのパレットのパレット管理情報を記憶して無線
送信する送信手段と、この送信手段から送信されたパレ
ット管理情報を検知する無線検知手段と、無線検知手段
の検知したパレット管理情報を広域通信ネットワークを
介して受信し、記憶するパレット在庫データ記憶手段
と、パレット在庫データ記憶手段に記憶されたパレット
が空であるかどうかをそのパレットのパレット管理情報
を基に決定するパレット状態決定手段と、輸送便のダイ
ヤに関する情報を記憶する輸送ダイヤ記憶手段と、輸送
ダイヤ記憶手段に記憶された情報と物流拠点における空
き状態のパレットの数とを基に物流拠点におけるパレッ
トの需給予測を行なう需給予測手段とを設け、パレット
状態決定手段が、パレット在庫データ記憶手段に新たに
記憶されるパレットの状態について、そのパレットがパ
レット在庫データ記憶手段に記憶されておらず、且つ、
無線検知手段の検知した時刻から荷物の積み降ろしに要
する標準時間を経過しているときに、空と決定するよう
にしたものであり、全国に流通する膨大な数のパレット
の個数、位置、空きの状態を自動的に正確に把握し、パ
レットの在庫管理を一元化することができ、また、輸送
に必要となるパレット数が物流拠点に在る空きパレット
で賄うことができるかどうかを予測することができる。
また、パレットの在庫管理の要員を削減することができ
る。
【0015】また、パレット状態決定手段、パレット
在庫データ記憶手段に新たに記憶されるパレットの状態
について、そのパレットがパレット在庫データ記憶手段
に記憶されておらず、且つ、無線検知手段の検知した時
刻から荷物の積み降ろしに要する標準時間を経過してい
るときに、空と決定する
【0016】パレット管理情報は、パレットが物流拠点
に到着及び出発するときに無線検知手段に検知される。
そのため、物流拠点から出発するパレットに関しては、
到着時の記録がパレット在庫データ記憶手段に残されて
いる。これに対して、パレットが物流拠点に到着したと
きは、そのパレットの記録はパレット在庫データ記憶手
段に無い。従って、パレット管理情報が送られて来たパ
レットの記録がパレット在庫データ記憶手段に無いとき
には、そのパレットは物流拠点に到着したものと見なす
ことができ、この場合、到着してから荷物を降ろす標準
時間が経過した後は、そのパレットが空になっているも
のと判断する。
【0017】
【0018】請求項に記載の発明は、需給予測手段
が、輸送便により到着が予測されるパレット数と出発が
予測されるパレット数との差と、空き状態のパレットの
現在数とから、物流拠点におけるパレットの過不足数を
予測するようにしたものであり、物流拠点におけるパレ
ットの必要数を定量的に予測することができる。
【0019】請求項に記載の発明は、需給予測手段
が、パレット輸送に関する知識または制約条件に基づい
て、予測したパレットの過不足数を補正するようにした
ものであり、予測値の精度を高めることができる。
【0020】請求項に記載の発明は、需給予測手段の
求めたパレットの需給予測データとパレット輸送に関す
る知識または制約条件とに基づいて物流拠点間のパレッ
トの回送計画を立案する回送計画立案手段を設けたもの
であり、各物流拠点におけるパレットの不足や過剰を総
合的に是正するパレットの回送計画を立案することがで
きる。また、回送計画立案に要していた要員を削減する
ことができる。
【0021】請求項に記載の発明は、回送計画立案手
段が、複数のパレット余剰物流拠点と複数のパレット不
足物流拠点との間の回送コストを最小にする回送先、回
送量及び回送日時を立案するようにしたものであり、パ
レットの回送に掛かるコストを最小に抑えることができ
る。
【0022】請求項に記載の発明は、物流拠点を結ぶ
輸送ネットワークに関する情報を階層別に整理して記憶
する輸送ネットワーク記憶手段を設け、回送計画立案手
段が、パレットの回送計画の立案に当たって、輸送ネッ
トワーク記憶手段に記憶されたデータを用いるようにし
たものであり、広域物流の輸送ネットワークに適合する
パレットの回送計画を策定できるようにしている。
【0023】請求項に記載の発明は、輸送ネットワー
ク記憶手段が、輸送ネットワークに関するデータを物流
拠点の機能に基づいて主要中継拠点、一般中継拠点及び
集配拠点に分類し、階層化して記憶するようにしたもの
であり、広域物流の階層化構造を持つ輸送ネットワーク
に適合するパレットの回送計画策定を可能にする。
【0024】請求項に記載の発明は、道路地図を記憶
する地図記憶手段と、回送計画立案手段が立案したパレ
ットの回送計画データ及び地図記憶手段のデータからパ
レットの回送目的地までの輸送経路を探索する経路探索
手段とを設けたものであり、空パレットを輸送する運転
手が回送目的地に不慣れな場合でも、回送地までの最適
な輸送経路を詳細に示すことを可能にしている。
【0025】以下、本発明の実施の形態を、図面を用い
て説明する。
【0026】この輸送管理装置は、図1に示すように、
各パレットに取り付けられ、パレットを個々に管理する
ためのパレット管理情報を記憶して送信する無線タグ1
と、無線タグ1に対してパレット管理情報の読み出しと
書き込みとを無線で行なう無線検知手段2と、無線検知
手段2で得られたパレット管理情報を広域通信ネットワ
ーク経由で集めて記憶するパレット在庫記憶領域3と、
パレット管理情報からパレットが空かどうかを判定する
パレット状態決定手段4と、輸送便のダイヤに関する情
報を記憶する輸送ダイヤ記憶領域5と、パレット需給に
関する知識、制約条件を記憶する知識記憶領域6と、パ
レット在庫記憶領域3に記憶されたパレット需給デー
タ、輸送ダイヤ記憶領域5に記憶されたダイヤデータ及
び知識記憶領域6に記憶されたデータから物流拠点ごと
のパレット需給予測を行なう需給予測手段7と、物流拠
点を結ぶ輸送ネットワークに関する情報を階層別に整理
して記憶する輸送ネットワーク記憶領域8と、需給予測
手段7から出力されたパレット需給予測データ、知識記
憶領域6に記憶されたデータ及び輸送ネットワーク記憶
領域8に記憶されたデータから物流拠点間のパレット回
送計画を立案する回送計画立案手段9と、道路地図を記
憶する地図記憶領域10と、回送計画立案手段9から出力
されたパレット回送計画データ及び地図記憶領域10に記
憶された地図データから回送目的地までの最適な輸送経
路を探索する経路探索手段11と、各手段7、9、11で得
られた結果を表示する結果表示領域12とを備えている。
【0027】各パレットに取り付けられる無線タグ1
は、送受信機能が付加されたICカードなどから成り、
パレットを個別に識別するためのパレットIDなどのパ
レット管理情報を記憶し、無線検知手段2からの読み取
り要求に応じて、記憶しているパレット管理情報を送信
する。
【0028】無線検知手段2は、各物流拠点に設置さ
れ、到着または出発するパレットの無線タグからパレッ
ト管理情報を読み出し、そのパレット管理情報と、無線
検知手段2の設置されている物流拠点を表す位置情報や
検出時刻の情報とを合わせて、広域通信ネットワークを
通じてセンターに送信する。
【0029】パレット在庫記憶領域3は、図2に示すよ
うに、各パレットのIDを記述するパレットIDフィー
ルド、パレットの位置を記述する位置情報フィールド、
無線タグからパレット管理情報を受信した時刻を記述す
る検知時刻フィールド、及びパレットの状態を記述する
パレット状態フィールドから成るパレット移動管理テー
ブルと、物流拠点を記述する物流拠点フィールド、その
物流拠点における空パレットの基準在庫数を記述する空
パレット基準在庫数フィールド、及び空パレットの現在
数を記述する空パレット現在数フィールドから成る空パ
レット在庫テーブルとを格納している。この空パレット
在庫テーブルの空パレット現在数は、パレット移動管理
テーブルのパレット状態フィールドのデータから算出す
る。
【0030】パレット状態決定手段4は、パレット在庫
記憶領域3に記憶されたパレット移動管理テーブルの検
知時刻に基づいて、パレット移動管理テーブルのパレッ
ト状態フィールドのデータを図3に示す手順で作成す
る。
【0031】ステップ0:無線検知手段2の検知したパ
レット管理情報が広域通信ネットワークを経由して受信
され、パレット在庫記憶領域3に記憶されるとき、パレ
ット状態決定手段4が起動される。
【0032】ステップ1:パレット状態決定手段4は、
新たに書き込もうとするパレットIDと同一のパレット
IDが既にパレット移動管理テーブルに存在するかどう
かを判定し、既に存在する場合は、 ステップ2:新たに書き込もうとするパレットの状態を
「出発」と決定し、それをパレット移動管理テーブルに
書き込み、 ステップ5:処理を終了する(なお、状態が「出発」の
パレットのデータは、一定時間が経過した後、パレット
移動管理テーブルから消去する)。
【0033】ステップ3:新たに書き込もうとするパレ
ットIDと同一のパレットIDがパレット移動管理テー
ブルに存在しないときは、新たに書き込もうとするパレ
ットの状態を「到着」と決定し、それをパレット移動管
理テーブルに書き込み、 ステップ4:状態を「到着」と決定したパレットについ
ては、荷物の積み卸しに要する標準時間を経過した後
に、状態を「空き」と決定し、その値をパレット移動管
理テーブルに書き込み、 ステップ5:処理を終了する。
【0034】なお、無線タグ1に、パレットの所在位置
を表すパレット位置情報や、パレットの出発または到着
時刻を表す時刻情報を無線装置によって書き込み、別の
位置に設置された無線検知手段で、無線タグに書き込ま
れたそれらの情報やパレットID情報を読み出すような
システム構成とすることもできる。
【0035】輸送ダイヤ記憶領域5には、図4に示すよ
うに、輸送便名フィールド、輸送出発地フィールド、輸
送到着地フィールド、出発時刻フィールド、到着時刻フ
ィールド、平均積載パレット数フィールドから成る輸送
ダイヤテーブルが格納されている。
【0036】知識記憶領域6には、図5に示すように、
輸送知識が記述される輸送知識テーブルと、制約規則が
記述される制約テーブルとが格納されており、それぞれ
ルール番号フィールド、条件部フィールド、及び実行部
フィールドから成る。
【0037】需給予測手段7は、予め定められたパレッ
ト在庫の棚卸しを行なう時刻に、パレット在庫記憶領域
3、輸送ダイヤ記憶領域5、及び知識記憶領域6のデー
タを参照して、図6に示す手順で、その時刻を基準とす
るパレットの需給予測を行ない、その結果を結果表示領
域12に表示する。
【0038】 ステップ6:起動された需給予測手段7は、 ステップ7:パレット在庫記憶領域3の空パレット在庫
テーブルから物流拠点名を1つ選び、 ステップ8:輸送ダイヤ記憶領域5の輸送ダイヤテーブ
ルを用いて、ステップ7で選択した物流拠点名が輸送到
着地の値と同一であるレコードの平均積載パレット数を
すべて加算して、その物流拠点における到着予定のパレ
ット予測数を求め、 ステップ9:ステップ7で選択した物流拠点名が輸送ダ
イヤテーブルの輸送出発地の値と同一であるレコードの
平均積載パレット数を全て加算して、その物流拠点にお
ける出発予定のパレット予測数を求め、 ステップ10:ステップ8で求めた到着予測パレット数
からステップ9で求めた出発予測パレット数を減算して
翌日のパレット必要予測数を求め、 ステップ11:ステップ7で選択した物流拠点の現在パ
レット過不足数を、パレット在庫記憶領域3の空パレッ
ト在庫テーブルにおける空パレット基準在庫数から空パ
レット現在数を減算して求め、 ステップ12:ステップ11で求めた現在パレット過不
足数からステップ10で求めた翌日パレット必要予測数
を減算して翌日パレット過不足数を求め、 ステップ13:知識記憶領域6の輸送知識テーブルのデ
ータを参照して、必要に応じてステップ12で求めた翌
日パレット過不足数を補正する。
【0039】ステップ14:パレット在庫記憶領域3の
空パレット在庫テーブルに、需給予測を行なっていない
物流拠点が残っていないかどうかを調べ、残っていれ
ば、ステップ7からの処理を繰り返す。残っていなけれ
ば、 ステップ15:結果表示領域12に、各物流拠点ごとの需
給予測結果を、図7に示すように、過去の実績に続けて
点線と黒点で表示し(図7では、空パレット基準在庫数
からの差が翌日パレット過不足数を表している)、 ステップ16:処理を終了する。
【0040】輸送ネットワーク記憶領域8には、図8に
示すように、輸送線路に関する実データを記述した輸送
線路フィールドと、物流拠点に関する実データを記述し
た輸送拠点フィールドと、輸送便に関する実データを記
述した輸送便フィールドとが格納され、さらに、これら
の輸送ネットワークの情報を、物流拠点の機能別に、主
要中継拠点、一般中継拠点及び集配拠点に関する情報に
階層化して分類し、各拠点別に読み出せるようにした主
要中継拠点フィールド、一般中継拠点フィールド、及び
集配拠点フィールドが格納されている。
【0041】図9は、主要中継拠点、一般中継拠点、及
び集配拠点に階層化された輸送ネットワークのイメージ
を示している。
【0042】回送計画立案手段9は、知識記憶領域6、
需給予測手段7、及び輸送ネットワーク記憶領域8のデ
ータを参照しながら、図10に示す手順で、パレット需
給予測結果に基づくパレットの最適な回送計画、即ち、
回送コストを最小にすることができる回送計画、を立案
し、それを結果表示領域12に表示する。
【0043】 ステップ17:起動された回送計画立案手段9は、 ステップ18:輸送ネットワーク記憶領域8に主要中継
拠点層として分類され、記憶されている物流拠点につい
てのパレット需給予測データを需給予測手段7から読み
取り、 ステップ19:知識記憶領域6の制約テーブルから該当
する制約を読み込み、 ステップ20:ステップ18で読み込んだパレット需給
予測データとステップ19で読み込んだ制約とに基づい
て、数理計画法の線形計画問題として定式化し、回送コ
ストを最小にする最適解を求める。次いで、 ステップ21:輸送ネットワーク記憶領域8に一般中継
拠点層として分類され、記憶されている物流拠点につい
てのパレット需給予測データを需給予測手段7から読み
取り、 ステップ22:知識記憶領域6の制約テーブルから該当
する制約を読み込み、 ステップ23:ステップ19で求めた主要中継拠点層で
の回送計画を制約として参照し、 ステップ24:ステップ21で読み込んだパレット需給
予測データと、ステップ22及びステップ23で読み込
んだ制約とに基づいて線形計画問題として定式化し、回
送コストを最小にする最適解を求める。次いで、 ステップ25:輸送ネットワーク記憶領域8に集配拠点
層として分類され、記憶されている物流拠点についての
パレット需給予測データを需給予測手段7から読み取
り、 ステップ26:知識記憶領域6の制約テーブルから該当
する制約を読み込み、 ステップ27:ステップ24で求めた一般中継拠点層で
の回送計画を制約として参照し、 ステップ28:ステップ25で読み込んだパレット需給
予測データと、ステップ26及びステップ27で読み込
んだ制約とに基づいて線形計画問題として定式化し、回
送コストを最小にする最適解を求める。 ステップ29:結果表示領域12に回送計画立案結果を図
11のように表示し(図11において、矢印はパレット
の回送出発地と回送到着地とを表し、それに付された数
字は回送するパレット数を表す)、 ステップ30:処理を終了する。
【0044】地図記憶領域10には、図12に示すよう
に、ネットワークのブランチのノード名を記述するノー
ド名フィールド、ノードの経度を記述する経度フィール
ド、及びノードの緯度を記述する緯度フィールドから成
るノードテーブルと、ノード間の経路を記述するアーク
名フィールド、経路の起点のノードを記述する起点フィ
ールド、経路の終点のノードを記述する終点フィール
ド、及び経路の距離を記述する距離フィールドから成る
アークテーブルとが格納されている。
【0045】経路探索手段11は、回送計画立案手段9及
び地図記憶領域10のデータを参照し、図13に示す手順
で、パレット回送出発地からパレット回送到着地までの
最短距離をもつ輸送経路を探索し、探索結果を結果表示
領域12に表示する。
【0046】 ステップ31:経路探索手段11が起動されると、 ステップ32:地図記憶領域10からデータを読み込み、 ステップ33:回送計画立案手段9から回送計画立案結
果を読み込み、 ステップ34:ステップ33で読み込んだ回送計画立案
結果の1つを選び、 ステップ35:地図記憶領域10のアークテーブルを参照
して、回送出発地から回送到着地までの最短経路を求
め、 ステップ36:ステップ33で読み込んだ回送計画立案
結果のうち、経路探索を行なっていないデータが残って
いないかを調べ、残っていれば、ステップ34からの処
理を繰り返す。残っていなければ、 ステップ37:結果表示領域に経路探索結果を図14の
ように表示し、 ステップ38:処理を終了する。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明の
輸送管理装置は、広域物流におけるパレットの在庫管理
を一元的且つ容易に行なうことができる。また、パレッ
トの需給予測を的確に行なうことができ、パレットの回
送費を最小にする回送計画を立案することができ、さら
に、回送目的地までの最適な輸送経路を詳細に求めるこ
とができる。その結果、円滑な広域物流を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を表す輸送管理装置の構
成を示すブロック図、
【図2】前記輸送管理装置におけるパレット在庫記憶領
域の記憶内容例、
【図3】前記輸送管理装置におけるパレット状態決定手
段の処理手順を示すフロー図、
【図4】前記輸送管理装置における輸送ダイヤ記憶領域
の記憶内容例、
【図5】前記輸送管理装置における知識記憶領域の記憶
内容例、
【図6】前記輸送管理装置における需給予測手段の処理
手順を示すフロー図、
【図7】前記輸送管理装置における需給予測結果の表示
形態を示す図、
【図8】前記輸送管理装置における輸送ネットワーク記
憶領域の記憶内容例、
【図9】前記輸送管理装置の輸送ネットワーク記憶領域
の階層構造を示すイメージ図、
【図10】前記輸送管理装置における回送計画立案手段
の処理手順を示すフロー図、
【図11】前記輸送管理装置における回送計画立案結果
の表示形態を示す図、
【図12】前記輸送管理装置における地図記憶領域の記
憶内容例、
【図13】前記輸送管理装置における経路探索手段の処
理手順を示すフロー図、
【図14】前記輸送管理装置における経路探索結果の表
示形態を示す図である。
【符号の説明】
1 無線タグ 2 無線検知手段 3 パレット在庫記憶領域 4 パレット状態決定手段 5 輸送ダイヤ記憶領域 6 知識記憶領域 7 需給予測手段 8 輸送ネットワーク記憶領域 9 回送計画立案手段 10 地図記憶領域 11 経路探索手段 12 結果表示領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−242826(JP,A) 特開 平4−370809(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 43/08 G05D 1/02

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広域物流における荷物の輸送に使用され
    るパレットを管理する輸送管理装置において、 パレットに取り付けられ、そのパレットのパレット管理
    情報を記憶して無線送信する送信手段と、 前記送信手段から送信されたパレット管理情報を検知す
    る無線検知手段と、前記無線検知手段の検知したパレッ
    ト管理情報を、広域通信ネットワークを介して受信し、
    記憶するパレット在庫データ記憶手段と、 前記パレット在庫データ記憶手段に記憶されたパレット
    が空かどうかを、前記パレットのパレット管理情報を基
    に決定するパレット状態決定手段と、 輸送便のダイヤに関する情報を記憶する輸送ダイヤ記憶
    手段と、 前記輸送ダイヤ記憶手段に記憶された情報と物流拠点に
    おける空き状態のパレットの数とを基に前記物流拠点に
    おけるパレットの需給予測を行なう需給予測手段とを備
    前記パレット状態決定手段が、前記パレット在庫データ
    記憶手段に新たに記憶されるパレットの状態について、
    そのパレットが前記パレット在庫データ記憶手段に記憶
    されておらず、且つ、前記無線検知手段の検知した時刻
    から荷物の積み降ろしに要する標準時間を経過している
    ときに、空と決定する ことを特徴とする輸送管理装置。
  2. 【請求項2】 前記需給予測手段として、前記輸送便に
    より到着が予測されるパレット数と出発が予測されるパ
    レット数との差と、前記空き状態のパレットの現在数と
    から、前記物流拠点におけるパレットの過不足数を予測
    する需給予測手段を設けたことを特徴とする請求項1に
    記載の輸送管理装置。
  3. 【請求項3】 前記需給予測手段として、パレット輸送
    に関する知識または制約条件に基づいて、予測した前記
    パレットの過不足数を補正する需給予測手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項に記載の輸送管理装置。
  4. 【請求項4】 前記需給予測手段の求めたパレットの需
    給予測データとパレット輸送に関する知識または制約条
    件とに基づいて物流拠点間のパレットの回送計画を立案
    する回送計画立案手段を設けたことを特徴とする請求項
    1乃至に記載の輸送管理装置。
  5. 【請求項5】 前記回送計画立案手段として、複数のパ
    レット余剰物流拠点と複数のパレット不足物流拠点との
    間の回送コストを最小にする回送先、回送量及び回送日
    時を立案する回送計画立案手段を設けたことを特徴とす
    る請求項に記載の輸送管理装置。
  6. 【請求項6】 前記物流拠点を結ぶ輸送ネットワークに
    関する情報を階層別に整理して記憶する輸送ネットワー
    ク記憶手段を設け、前記回送計画立案手段として、前記
    パレットの回送計画の立案に当たって、前記輸送ネット
    ワーク記憶手段に記憶されたデータを用いる回送計画立
    案手段を設けたことを特徴とする請求項に記載の輸送
    管理装置。
  7. 【請求項7】 前記輸送ネットワーク記憶手段として、
    前記輸送ネットワークに関するデータを物流拠点の機能
    に基づいて主要中継拠点、一般中継拠点及び集配拠点に
    分類し、階層化して記憶する輸送ネットワーク記憶手段
    を設けたことを特徴とする請求項に記載の輸送管理装
    置。
  8. 【請求項8】 道路地図を記憶する地図記憶手段と、前
    記回送計画立案手段が立案したパレットの回送計画デー
    タ及び前記地図記憶手段のデータから前記パレットの回
    送目的地までの輸送経路を探索する経路探索手段とを設
    けたことを特徴とする請求項乃至に記載の輸送管理
    装置。
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