JP2943751B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2943751B2
JP2943751B2 JP9007731A JP773197A JP2943751B2 JP 2943751 B2 JP2943751 B2 JP 2943751B2 JP 9007731 A JP9007731 A JP 9007731A JP 773197 A JP773197 A JP 773197A JP 2943751 B2 JP2943751 B2 JP 2943751B2
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辰男 藤原
卓 平川
智博 鈴木
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Daikin Kogyo Co Ltd
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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水平羽根に結露
が生じないようにした空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば天井埋め込み型の空気調
和機としては、図6に示すようなものが知られている。
この空気調和機は、ケーシング1内にモータ2で駆動さ
れるターボファン3と熱交換器5とドレンパン6とを配
置している。上記ケーシング1の下端には化粧パネル7
を固定している。この化粧パネル7には中央の吸込口8
と周囲の吸込口9とを設けている。上記吸込口8には吸
込グリル11を設け、吹出口9には水平羽根12を設け
ている。そして、上記吸込口8を通った空気は、エアフ
ィルタ13とベルマウス15を通って、ターボファン3
に吸入され、さらに、熱交換器5を通って熱交換され
て、ドレンパン6に形成された吹出通路16を通って、
吹出口9から吹き出される。
【0003】図7は図6の水平羽根12の存する箇所を
切断して摸式的に示す図であり、図8は化粧パネル7を
下側から見た図であり、図9は水平羽根12の端部およ
び化粧パネル7の一部を上側から見た斜視図である。
【0004】いま、冷房運転をしているとすると、図7
に示すように、水平羽根12の中央部12aは冷気であ
る吹出気流Wで覆われるため結露することはない。しか
し、水平羽根12の軸17方向の端部12bは、ドレン
パン6の一部に対向してその下流側に存するため、その
端部12bの回りには吹出気流Wが来なくて、その端部
12bの回りが吹出気流Wと室内の暖気との速度差の大
きい境界領域になることと、端部12b自体の形状の複
雑さとに起因して、風の乱れが生じて、端部12bの回
りに矢印Rに示すように室内の暖気が巻き込まれる。そ
のため、水平羽根12の端部12bの回りで吹出気流W
(冷気)と室内の暖気との混合が促進されて、上記端部1
2bに結露するという問題がある。
【0005】また、図10に示すように、ドレンパン6
の吹出通路16の幅Mは、水平羽根12の端部12b,
12b間の寸法にほぼ等しいが、図11に示すように、
ドレンポンプ18の配置の都合によって、ドレンパン6
の吹出通路16の幅Nが上述の幅Mよりも小さくなる場
合がある。この場合、結露が生じる水平羽根12の部分
12cは上述の端部12bよりも内側になる。このよう
に、水平羽根12の結露が生じる箇所は、ドレンポンプ
18などの機器の配置によって変化する吹出通路16の
幅M,Nによって変化するため、水平羽根12の単品の
形状のみで、結露の対策をしようとすると、水平羽根1
2の共通化が困難になる。
【0006】そこで、従来においては、水平羽根に毛状
の吸水材を塗布して、つまり、植毛して、毛状の吸水材
に露を保持するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、植毛された
水平羽根は、毛状の吸水材のために、汚れ易く、また、
清掃が困難であるという問題があった。また、水平羽根
に植毛を行うと、コストが高くなるという問題もある。
さらに、水平羽根に植毛を行うと、その毛状の吸水材の
ために、材料などに制約があって、デザインの自由度が
少ないという問題がある。
【0008】そこで、この発明の目的は、植毛を行わな
くても結露に対処できて、汚れにくく、清掃が容易で、
安価で、デザインの自由度が高い水平羽根を有する空気
調和機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の空気調和機は、ケーシング内にフ
アンと熱交換器を配置すると共に、吹出通路を形成する
吹出通路形成部材を配置し、吹出口に水平羽根を設けた
空気調和機において、上記吹出通路形成部材と上記水平
羽根の軸方向の端部との間にスペースを設けると共に、
上記吹出通路から上記スペースに向けて風を案内して、
上記水平羽根の軸方向の端部に風を導く案内板を備えた
ことを特徴としている。
【0010】いま、上記構成の空気調和機を冷房運転を
しているとする。そうすると、上記吹出通路を流れる冷
気(冷風)の一部は、案内板によって吹出通路形成部材と
水平羽根の軸方向の端部との間のスペースに向けて案内
され、さらに、水平羽根の軸方向の端部に導かれる。
【0011】そのため、水平羽根の軸方向の端部の回り
を微量の冷風が流れて、その端部の回りにおける風の乱
れを抑制することができる。したがって、水平羽根の軸
方向の端部の回りにおいて冷気と室内の暖気との混合が
行われなくて、その端部に結露がしにくくなる。
【0012】請求項2の発明の空気調和機は、請求項1
に記載の空気調和機において、上記案内板の一部は上記
吹出通路内に突出すると共に、上記案内板には、上記水
平羽根の軸方向の端部に風を導く穴を設けていることを
特徴としている。
【0013】上記構成によれば、上記吹出通路内に突出
した案内板の一部によって、吹出通路内の冷風の一部は
案内板の表面に沿うように曲げられる。そして、その冷
風は案内板に沿ってスペース内を流れ、さらに、上記案
内板に設けられた穴を通って水平羽根の軸方向の端部に
導かれる。したがって、水平羽根の軸方向の端部の回り
を微量の冷風が確実に流れて、その端部の回りにおいて
風の乱れを確実に抑制することができる。したがって、
水平羽根の軸方向の端部の回りにおいて冷気と室内の暖
気との混合が行われるのを確実に防止して、その端部に
結露が生じるのを確実に防止できる。
【0014】請求項3の発明の空気調和機は、請求項1
または2に記載の空気調和機において、上記吹出通路内
に突出した案内板の先端部は基部に対して吹出通路の上
流側に向かって斜めに屈曲していることを特徴としてい
る。
【0015】上記構成によれば、上記案内板の先端部が
吹出通路内に突出し、かつ、基部に対して吹出通路の上
流側に向かって斜めに屈曲しているから、その先端部に
よって、上記吹出通路を流れる冷風の一部は確実かつス
ムーズに取り込まれて、案内板の表面に沿ってスペース
内を流れる。したがって、水平羽根の軸方向の端部に冷
風を確実かつスムーズに導いて、結露の発生を防止する
ことができる。
【0016】請求項4の発明の空気調和機は、請求項1
及至3のいずれか1つに記載の空気調和機において、吹
出口を備えた化粧パネルに、上記水平羽根の軸方向の端
部に風を導く案内部を設けたことを特徴としている。
【0017】上記構成によれば、上記吹出口から吹き出
そうとする冷風は、上記化粧パネルに設けられた案内部
に当たって案内されて、水平羽根の軸方向の端部の回
り、特にその端部の裏側に沿って流れて、水平羽根の軸
方向の端部回りに結露が生じるのを防止できる。したが
って、上記水平羽根の軸方向の端部に、案内板によって
上流側から冷風を導くのみならず、化粧板の案内部によ
って下流側から端部の裏側に冷風を導くので、その端部
の回りに結露が生じるのをより確実に防止することがで
きる。
【0018】請求項5の発明の空気調和機は、ケーシン
グ内にフアンと熱交換器を配置すると共に、吹出通路を
形成する吹出通路形成部材を配置し、化粧パネルに吸込
口と吹出口を設け、この吹出口に水平羽根を設けて、空
気を上記吸込口から吸い込んで、上記フアンと熱交換器
と吹出通路を通して、上記吹出口から吹き出す空気調和
機において、上記化粧パネルに、上記水平羽根の軸方向
の端部に風を導く案内部を設けたことを特徴としてい
る。
【0019】上記構成によれば、上記吹出口から吹き出
そうとする冷風は、上記化粧パネルに設けられた案内部
に当たって案内されて、水平羽根の軸方向の端部の回
り、特にその端部の裏側に沿って流れて、水平羽根の軸
方向の端部の回り、特に、その端部の裏側に結露が生じ
るのを防止できる。
【0020】請求項6の発明の空気調和機は、請求項4
または5に記載の空気調和機において、上記案内部は吹
出口のコーナーの外側に位置し、上記案内部の一部は、
上記吹出通路の内側の一部に対向していることを特徴と
している。
【0021】上記構成によれば、上記吹出口から吹き出
そうとする冷風は、吹出通路の内側の一部に対向してい
る案内部の一部に衝突して、案内部の表面に沿って案内
される。そして、その案内部は吹出口のコーナーの外側
に位置しているから、上記案内部の表面に沿って流れる
冷風はスムーズに吹出口から外に吹き出される。したが
って、水平羽根の軸方向の端部の回りに冷風がスムーズ
に流れるから、結露を確実に防止することができる。
【0022】請求項7の発明の空気調和機は、請求項1
及至6のいずれか1つに記載の空気調和機において、上
記吹出通路形成部材はドレンパンの一部であることを特
徴としている。
【0023】上記構成によれば、吹出通路形成部材がド
レンパンの一部であるから、吹出通路を簡単に形成する
ことができ、しかも、案内板のためのスペースを設ける
場合には、そのスペースをドレンパンの所定の箇所を切
り欠くなどして簡単安価に形成することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の空気調和機を図
示の実施の形態により詳細に説明する。
【0025】図1に示すように、この天井埋め込み型空
気調和機は、ケーシング31の下端に化粧パネル32を
固定している。上記ケーシング31内には、図示しない
が、モータで駆動されるファンを備え、このファンの回
りに熱交換器35を配置している。この熱交換器35か
ら滴下するドレンはドレンパン36によって受けるよう
にしている。このドレンパン36の一部は、吹出通路形
成部材の一例であって、吹出通路37を形成している。
【0026】一方、上記化粧パネル32には、図示しな
いが、中央に矩形の吸込口を設け、この吸込口の4辺に
沿って4つの吹出口38を設けている。この吹出口38
には水平羽根41を配置し、この水平羽根41の両端の
軸42を化粧パネル32に回動自在に取り付けている。
【0027】図2,3に示すように、上記ドレンパン3
6の吹出通路37を形成する部分と水平羽根41の軸方
向の端部41bとの間にスペース43を形成している。
このスペース43に案内板45の大部分を配置して、こ
の案内板45を水平羽根41の軸方向の端部41bに対
向させている。この案内板45の基部45bの端をドレ
ンパン36と化粧パネル32との間に挟んで固定し、先
端部45aを吹出通路37内に突出させている。上記案
内板45の先端部45aは基部45bに対して吹出通路
37の上流側に向かって斜めに屈曲している。上記案内
板45の基部45bには、図1に示すように、複数の貫
通する穴46を設けている。したがって、吹出通路37
を流れる風の一部は、案内板45の先端部45a、基部
45bによって案内されて、穴46を通って水平羽根の
軸方向の端部41bに導かれるようになっている。
【0028】上記構成の空気調和機をいま冷房運転して
いるとする。そうすると、化粧パネル32の図示しない
吸込口を通ってファンに吸い込まれて、熱交換器35を
通って熱交換された空気は冷気となって、吹出通路37
および吹出口38を通って室内に吹き出される。
【0029】このとき、上記吹出通路37を流れる冷気
(冷風)Sの一部は、案内板45の先端部45aおよび基
部45bによってスペース43内に案内される。上記先
端部45aは基部45bに対して吹出通路37の上流側
に向けて斜めに屈曲しているから、吹出通路37を流れ
る冷風Sの一部を効果的、かつ、スムーズに案内板45
の基部45bの上側に案内することができる。この案内
板45の基部45bの上側に沿って流れた冷風は穴46
を通って、冷たい微風Tとなって水平羽根41の軸方向
の端部41bの回りを流れる。そのため、上記水平羽根
41の軸方向の端部41bの回りに風速の変化の大きい
境界領域が生ぜず、風の乱れが発生しなくて、冷風(冷
気)に室内の暖気が巻き込まれることがない。したがっ
て、冷気と暖気の混合が生じないから、水平羽根41の
軸方向の端部41bに結露が生じることがない。
【0030】このように、この実施の形態では、案内板
45とスペース43を設けることによって、植毛を施さ
なくても、水平羽根41の軸方向の端部41bに結露が
生じないようにすることができるのである。また、この
実施の形態では、植毛を施していないから、この水平羽
根41は汚れにくく、清掃が容易で、製造コストを低減
することができる。また、植毛を施していないから、水
平羽根41の材料および色に制約がなく、デザインの自
由度が向上する。
【0031】また、この実施の形態では、吹出通路37
を形成する吹出通路形成部材をドレンパン36の一部に
より構成したから、上記スペース43をドレンパン36
の下部を切り欠くなどして簡単に形成することができ
る。
【0032】図4と図5は他の実施の形態を示す図であ
る。この実施の形態は、図1及至3に示す実施の形態と
は、案内板とスペースを設けていない点と、化粧板の構
造が変わった点のみが異なり、他の点は同じである。
【0033】図4に示すように、この実施の形態の空気
調和機の化粧パネル51は矩形をしており、中央に矩形
の吸込口52を備え、この吸込口52の4辺の外側に吹
出口53を備えている。この吹出口53は、吸込口52
側の2つのコーナーを曲線で形成した長方形に近似した
形をしている。この吹出口53の曲線からなるコーナー
の外側の化粧板51の部分は後述する案内部55となっ
ている。
【0034】図5に示すように、上記化粧板51の吹出
口53には水平羽根41を配置し、この水平羽根41の
軸42を化粧パネル51に回動自在に取り付けている。
上記化粧板51に設けた上記案内部55は、吹出口53
の湾曲したコーナーの外側に位置している。この案内部
55は、従来のように吹出口が長方形だと仮定すると、
そのコーナーに設けられたほぼ三角形(斜辺が弧状であ
る三角形)の部材だと見なすことができる。上記案内部
55の一部55aは、ドレンパン36の吹出通路37の
一部に対向するようになっている。上記案内部55の水
平羽根41の軸42側の部分55bは、上記吹出通路3
7に対向する部分55aよりも、吹出口53により多く
突出して、水平羽根41の端部41bにより多く対向し
ている。すなわち、上記案内部55は、水平羽根41の
軸方向の端にいくほど、吹出口53により多く突出して
いることになる。
【0035】上記構成において、いま、冷房運転をして
いるとすると、吹出通路37を流れる冷風Pの一部は、
化粧パネル51の案内部55の部分55aに当たって、
案内部55に案内されて、矢印Qに示すように、水平羽
根41の端部41bの裏面側を流れる。したがって、水
平羽根41の端部41bの回りを冷風が流れることにな
って、風の乱れが防止されて、その端部41bへの結露
を防止できる。特に、上記案内部55は水平羽根41の
下流側から端部41bの裏面に冷風を導くので、その端
部41bの裏面における結露を防止できる。
【0036】このように、この実施の形態では、化粧パ
ネル51に単に案内部55を設けるという簡単な構造で
もって、水平羽根41の端部41b、特に、端部41b
の裏面における結露を防止できるのである。また、上記
案内部55は吹出口53のコーナーの外側に位置して略
三角形状をしていて、一部55aが吹出通路37の内側
の一部に開口しているから、吹出気流を水平羽根41の
軸方向の端部41bの裏面の回りにスムーズに案内し
て、吹出口53から外部に吹き出すことができる。
【0037】図1及至3に示す実施の形態では、ドレン
パン36と水平羽根41の軸方向の端部41bとの間に
案内板45のためのスペース43を設けたが、このスペ
ースは、吹出通路形成部材としてドレンパン以外の部材
を用いた場合には、その部材とドレンパンと水平羽根の
軸方向の端部との間に設けられる。吹出通路形成部材と
しては、ドレンパンの他に、たとえば、ケーシングの一
部、ケーシングの内側に設けられた断熱材、ドレンパン
と化粧パネルとの間を閉鎖する閉鎖部材などを使用する
ことができる。
【0038】また、上記案内板45には、丸穴46を設
けたが、スリットや切り欠きを設けてもよく、また、先
端部よりも基部の幅が狭い形状のものであってもよい。
また、案内板の先端部は屈曲していなくてもよく、案内
板全体が平板であってもよい。また、案内板全体を平板
形状にして、吹出通路の気流の方向に対して傾斜した方
向に配置するようにしてもよい。
【0039】また、図4と5に示す実施の形態では、案
内部55は斜辺が湾曲した変形した三角形状であるが、
斜辺が直線である三角形であってもよい。また、案内部
の形状は三角形に限らないことはもちろんであって、吹
出気流の一部を水平羽根に導くことができる形状であれ
ば、どのような形状であってもよい。また、案内部55
を設ける位置は、吹出口53の吸込口52側のコーナー
に限らないことはもちろんである。
【0040】また、図1,2,3に示す案内板45とス
ペース43を有する空気調和機に、図4,5に示す案内
部55を有する化粧パネル51を用いてもよい。この場
合、案内板45によって、風を水平羽根41の軸方向の
端部41bに導くことに加えて、化粧パネル51の案内
部55によって水平羽根41の軸方向の端部41bの裏
面に風を導くことができるので、より確実に、結露を防
止することができる。
【0041】また、上記説明では、天井埋め込み型の空
気調和機について述べたが、この発明は床置き型の空気
調和機にも、壁掛け型の空気調和機にも適用することが
できることは言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の空気調和機は、吹出通路を形成する吹出通路形成部
材と水平羽根の軸方向の端部との間にスペースを設け、
上記吹出通路から上記スペースに向けて風を案内して、
水平羽根の軸方向の端部に風を導く案内板を設けて、水
平羽根の軸方向の端部の回りに風を流すようにしている
ので、水平羽根の軸方向の端部の回りにおける風の乱れ
を抑制して、冷気と暖気との混合を防止して、結露を防
止することができる。
【0043】また、請求項1の発明の空気調和機は、上
記案内板とスペースを設けて、水平羽根に植毛を施して
いないので、水平羽根が汚れにくく、その清掃が容易
で、製造コストを低減することができ、さらに、デザイ
ン上の自由度が向上する。
【0044】請求項2の発明の空気調和機は、上記案内
板の一部を吹出通路内に突出させると共に、上記案内板
に水平羽根の軸方向の端部に風を導く穴を設けているの
で、確実に、吹出通路の風を案内板に導き、さらに、穴
を通して、水平羽根の端部の回りに流して、結露を確実
に防止することができる。
【0045】請求項3の発明の空気調和機は、上記吹出
通路内に突出した案内板の先端部は基部に対して吹出通
路の上流側に向かって斜めに屈曲しているので、吹出通
路の風を案内板に沿うように確実かつスムーズに取りこ
んで、水平羽根の端部の回りに流して、結露を確実に防
止することができる。
【0046】請求項4の発明の空気調和機は、上記案内
板とスペースを設けて、吹出通路の風を上流側から水平
羽根の軸方向の端部に導いて、結露を防止することに加
えて、化粧パネルに、上記水平羽根の軸方向の端部に風
を導く案内部を設けて、下流側から水平羽根の軸方向の
端部の回り、特に、その端部の裏側に風を導くようにし
ているので、より確実に、結露の発生を防止することが
できる。
【0047】請求項5の発明の空気調和機は、化粧パネ
ルに、水平羽根の軸方向の端部に風を導く案内部を設け
て、水平羽根の軸方向の端部の回り、特に、その端部の
裏側に風を導くようにしているので、確実に、結露の発
生を防止することができる。
【0048】請求項6の発明の空気調和機は、上記案内
部は吹出口のコーナーの外側に位置し、上記案内部の一
部は、上記吹出通路の内側の一部に対向しているので、
吹出通路の風を案内部の表面に沿うように確実に導い
て、水平羽根の軸方向の端部の回りに流して、吹出口か
らスムーズに流出させることができ、したがって、結露
を確実に防止することができる。
【0049】請求項7の発明の空気調和機は、吹出通路
形成部材はドレンパンの一部であるので、吹出通路を簡
単に形成することができ、しかも、案内板のためのスペ
ースをドレンパンの所定の箇所を切り欠くなどして簡単
安価に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の空気調和機の実施の形態の要部の
斜視図である。
【図2】 図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】 図1のIII−III線に沿った断面図である。
【図4】 この発明の空気調和機の他の実施の形態の化
粧パネルを下から見た図である。
【図5】 上記実施の形態の要部の斜視図である。
【図6】 従来の天井埋め込み型空気調和機の断面図で
ある。
【図7】 図6を水平羽根の存する箇所で切断した状態
を摸式的に示す図である。
【図8】 図7の空気調和機の化粧パネルを下から見た
図である。
【図9】 図7において、水平羽根の軸方向の端部が存
在する箇所の斜視図である。
【図10】 吹出通路の一つの大きさの例を示す図であ
る。
【図11】 吹出通路のもう一つの大きさの例を示す図
である。
【符号の説明】
31…ケーシング、 32,51…化粧パネル、 35
…熱交換器、 36…ドレンパン、 37…吹出通路、
38,53…吹出口、 41…水平羽根、45…案内
板、 46…穴、 52…吸込口、 55…案内部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−152189(JP,A) 実開 平2−34939(JP,U) 実開 平3−6224(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 1/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(31)内にフアンと熱交換器
    (35)を配置すると共に、吹出通路(37)を形成する吹
    出通路形成部材(36)を配置し、吹出口(38)に水平羽
    根(41)を設けた空気調和機において、 上記吹出通路形成部材(36)と上記水平羽根(41)の軸
    方向の端部との間にスペース(43)を設けると共に、上
    記吹出通路(37)から上記スペース(43)に向けて風を
    案内して、上記水平羽根(41)の軸方向の端部に風を導
    く案内板(45)を備えたことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の空気調和機において、
    上記案内板(45)の一部は上記吹出通路(37)内に突出
    すると共に、上記案内板(45)には、上記水平羽根(4
    1)の軸方向の端部に風を導く穴(46)を設けているこ
    とを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の空気調和機に
    おいて、上記吹出通路(37)内に突出した案内板(45)
    の先端部は基部に対して吹出通路(37)の上流側に向か
    って斜めに屈曲していることを特徴とする空気調和機。
  4. 【請求項4】 請求項1及至3のいずれか1つに記載の
    空気調和機において、吹出口(38)を備えた化粧パネル
    に、上記水平羽根の軸方向の端部に風を導く案内部を設
    けたことを特徴とする空気調和機。
  5. 【請求項5】 ケーシング内にフアンと熱交換器を配置
    すると共に、吹出通路(37)を形成する吹出通路形成部
    材(36)を配置し、化粧パネル(51)に吸込口(52)と
    吹出口(53)を設け、この吹出口(53)に水平羽根(4
    1)を設けて、空気を上記吸込口(52)から吸い込ん
    で、上記フアンと熱交換器と吹出通路(37)を通して、
    上記吹出口(53)から吹き出す空気調和機において、 上記化粧パネル(51)に、上記水平羽根(41)の軸方向
    の端部に風を導く案内部(55)を設けたことを特徴とす
    る空気調和機。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載の空気調和機に
    おいて、上記案内部(55)は吹出口(53)のコーナーの
    外側に位置し、上記案内部(55)の一部は、上記吹出通
    路(37)の内側の一部に対向していることを特徴とする
    空気調和機。
  7. 【請求項7】 請求項1及至6のいずれか1つに記載の
    空気調和機において、上記吹出通路形成部材はドレンパ
    ン(36)の一部であることを特徴とする空気調和機。
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