JP2943240B2 - 加入者線ループ抵抗判別回路 - Google Patents

加入者線ループ抵抗判別回路

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【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 加入者線のループ抵抗値が一定値以上であるか否かを
判別する加入者線ループ抵抗判別回路に関し、 給電回路の給電電圧の変動の影響を受けずにループ抵
抗値が一定値以上であるか否かを判別する加入者線ルー
プ抵抗判別回路を提供することを目的とし、 加入者線に直流電圧を供給する給電回路より閉路状態
の前記加入者線に供給されるループ電流ILを測定するこ
とにより前記加入者線のループ抵抗値RLが予め任意に設
定したループ抵抗値RL0以上であるか否かを判別する加
入者線ループ抵抗判別回路において、前記給電回路と前
記加入者線を結ぶ通話線の一方の線に挿入される抵抗値
Rの測定用抵抗と、前記給電回路より出力される直流電
圧VFを測定して一定の比率β(βは任意の値)を乗した
給電電圧指数βVFを出力する給電電圧測定手段と、前記
測定用抵抗の両端の電圧を入力して前記加入者線に流れ
るループ電流ILを測定し、かつ該ループ電流ILと前記測
定用抵抗の抵抗値Rの積に、ループ抵抗を前記任意のル
ープ抵抗値RL0に設定したときのループ電流IL0及び給電
電圧VF0についてαIL0・R=βVF0となる如く算出され
た値αを乗じたループ電流指数αIL・Rを出力するルー
プ電流測定手段と、前記給電電圧測定手段より出力され
る前記給電電圧指数βVFと前記ループ電流測定手段より
出力される前記ループ電流指数αIL・Rを入力して比較
し、一方の出力が他方の出力より大であるときに出力を
送出するループ抵抗判別手段を備えるように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、加入者線のループ抵抗値が一定値以上であ
るか否かを判別する加入者線ループ抵抗判別回路に関す
る。
近年、通信サービスの拡大とともに、加入者線のルー
プ抵抗値に応じて通話回路に増幅回路や損失回路を挿入
したり、2線−4線変換を行なう通路回路において加入
者線のインピーダンスに応じて平衡回路網の種類を変更
するなどの通話品質向上対策が多く用いられるようにな
ってきている。
例えば、加入者系端局装置においては、加入者線のル
ープ抵抗値が一定値以下となった場合に音声回路に損失
回路を挿入して一定の通話品質を確保する方式が多く採
用されている。かかる場合、加入者線に直流電圧を供給
する給電回路より加入者線に流れるループ電流を測定
し、その電流値が予め設定した値以上であることを検出
したときに該加入者線の音声回路に損失回路を挿入する
方法が一般的に用いられている。
一方、加入者線に対する給電回路は電子化が進み、大
規模集積回路(以下、LSIと記す)による給電回路が使
用されるのが一般的となってきているが、かかる給電回
路より出力される直流電圧の電源には通信設備の共通電
源が使用されるため電圧変動が大きく、加えて上記LSI
給電回路の特性の偏差や温度変動などの影響も受けるた
め、出力される給電電圧にある程度変動が伴うことが避
けられない状況にある。
加入者線に流れるループ電流の測定のみによって加入
者線のループ抵抗値を判定した場合には、前記の如き給
電電圧の変動を無視することとなるため、測定結果に誤
差を生じ、通話品質の低下を来すこととなり、特にルー
プ抵抗値が一定値以下となったときに損失回路を挿入す
ることが規定されている装置納入先の条件を満足しなく
なるおそれが生ずる。
このため、給電回路よりの給電電圧の変動の影響を受
けずにループ抵抗値が一定値以上であるか否かを正確に
判別することが可能な加入者線ループ抵抗判別回路が必
要となっている。
〔従来の技術〕
第5図は従来技術の構成図、第6図は従来技術のルー
プ抵抗判別特性図である。
第5図は例えば加入者系端局装置用のチャネル・ユニ
ットの構成の一部を示しており、端子A1,B1には閉路状
態におけるループ抵抗値がRLである加入者線1が接続さ
れ、給電回路2より直流電圧の供給を受けている。ま
た、該加入者線1は端子A1,B1より前記給電回路2を経
て音声回路部7に接続されているが、該音声回路部7に
は加入者線1の抵抗値が予め設定した抵抗値より低い場
合に損失回路を通話部に挿入するロス・スイッチ8が設
けられている。
前記給電回路2より加入者線1に至る通話線の一方、
例えば端子A1側には小さな値の測定用抵抗Rが直列に接
続され、ループ電流測定回路11が該測定用抵抗Rの両端
の電圧を測定してループ電流ILを算出するように構成さ
れている。該ループ電流測定回路11はまた、ループ電流
ILの測定値からループ抵抗値RLが予め設定した抵抗値R
L0以下であるか否かを識別し、設定値以下である場合に
前記音声回路部7のロス・スイッチ8に対して出力を送
出し、該ロス・スイッチ8を動作させて通話回路に損失
回路を挿入させる役割を有している。
いま、ループ電流ILが流れているときの測定用抵抗R
の両端の電圧をVRとすれば、VR=IL・Rであり、測定用
抵抗Rは既知であるからVRを測定することによりループ
電流ILが得られる。従って、ループ電流測定回路11にお
いて測定した加入者線1のループ抵抗値RLが例えば任意
に設定されたループ抵抗値RL0以下であるか否かを識別
する場合は、予め前記ループ抵抗値RL0の場合に流れる
ループ電流IL0を算出して記憶し、測定したループ電流I
Lが該ループ電流IL0より大きいか否かを比較し、大きか
った場合にはループ抵抗値RLが予め設定したループ抵抗
値RL0以下であると判別して出力を送出するようにす
る。なお、加入者線1のループ抵抗値が前記特定の値R
L0である場合の測定用抵抗Rの両端の電圧VL0を予め記
憶しておき、ループ電流ILの代わりに測定用抵抗Rの両
端の電圧VRを直接前記特定の電圧VL0と比較しても同一
結果が得られる。
以上において、ループ抵抗値が特定の値RL0である場
合に流れるループ電流IL0は給電回路2より基準の給電
電圧が出力されることを前提として算出されている。給
電回路2より出力される給電電圧VPはループ抵抗値RL
よって変わるが、ループ抵抗値RLが同一であっても、例
えば給電回路2に供給されている通信設備に共通の電源
(図示省略)の電圧変動、給電回路2の内部回路の特性
の偏差や温度特性によって変わるのが実態である。給電
回路2より出力される給電電圧VPが上記の如き要因によ
って変動するものとすれば、これらの変動要因が含まれ
た給電電圧VFの下でループ電流計測回路11が測定したル
ープ電流ILを変動要因がない状態を前提として算出され
た特定のループ電流I0と比較しても正確性は失われる。
第2図は最も基本的な給電回路の直流部分を簡略化し
て示した等価回路図であるが、給電抵抗のRAとRBを各20
0Ω、測定用抵抗のRを10Ωとし、ループ抵抗値RLが予
め設定したRL0=500Ω以下であるか否かを判別する例に
ついて説明する。
給電回路の電源電圧VEの基準値をVE=48Vとすると、R
L0=500Ωにおけるループ電流IL0はIL0=52.7mAとな
る。
これに対して電源電圧VEの変動範囲を42〜56Vとする
と、VE=42V及びVE=56VにおいてIL=52.7mAとなるルー
プ抵抗値RLは、 VE=42VのときRL=386Ω VE=56VのときRL=652Ω となる。
第6図は上記の例におけるループ抵抗判別特性を図示
したものであるが、同図より明らかな如く、ループ電流
測定回路11においてループ電流ILを測定し、測定したル
ープ電流ILが基準電圧のVE=48Vにおいて任意に設定し
たループ抵抗値RL0=500Ωのときのループ電流であるI
L0=52.7mAより大きいか否かによってループ抵抗値RL
500Ω以下であるか否かを判別すると、給電回路の電源
電圧VEの値如何によっては大きな誤差を生ずることとな
る。
なお、ループ電流の比較による方法は、上記電源電圧
VEの変動のみでなく、給電回路2の例えば給電抵抗RA,R
Bの偏差や温度特性の影響も受けることは明らかであ
る。
以上の如く、従来技術におけるループ電流の計測によ
るループ抵抗判別方法は、給電回路の電源電圧の変動の
みでも大きな影響を受け、更に給電回路の偏差及び温度
変化の影響も加わるため、加入者線のループ抵抗値が一
定値以上であるか否かを正確に判別することができな
い。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来技術においてはループ電流を測定してループ抵抗
値が一定値以上であるか否かを判別しているが、給電回
路より出力される給電電圧の変動の影響を受けるため、
正確に判別することができないという欠点を有してい
る。
本発明は、給電回路の給電電圧の変動の影響を受けず
にループ抵抗値が一定値以上であるか否かを判別するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の原理説明図である。
図中、1は加入者線、2は該加入者線1に直流電圧を
供給する給電回路、3は前記給電回路2と前記加入者線
1を結ぶ通話線の一方の線に挿入される抵抗値Rの測定
用抵抗、4は前記給電回路2より出力される直流電圧VF
を測定して一定の比率β(βは任意の値)を乗じた給電
電圧指数βVFを出力する給電電圧測定手段、5は前記測
定用抵抗3の両端の電圧を入力して前記加入者線1に流
れるループ電流ILを測定し、かつ該ループ電流ILと前記
測定用抵抗3の抵抗値Rの積に、ループ抵抗値が前記任
意に設定したループ抵抗値(以下、特定ループ抵抗値と
記す)RL0であるときのループ電流IL0及び給電電圧VF0
についてαIL0・R=βVF0となる如く算出された値αを
乗じたループ電流指数αIL・Rを出力するループ電流測
定手段、6は前記給電電圧測定手段4より出力される前
記給電電圧指数βVFと前記ループ電流測定手段2より出
力される前記ループ電流指数αIL・Rを入力して比較
し、一方の出力が他方の出力より大であるときに出力を
送出するループ抵抗判別手段である。
〔作 用〕
第2図は最も基本的な給電回路の直流部分を簡略化し
て示した等価回路図であり、第1図とともに本発明の作
用を説明するために用いる。
第1図において、端子A,Bには閉路されたときのルー
プ抵抗値がRLである加入者線1が接続され、給電回路2
より直流電圧の供給を受けている。給電回路2の出力部
には給電電圧測定手段4が接続され、該給電回路2より
出力される直流電圧VFを測定し、測定値VFに一定の比率
β(βは任意の値)を乗じて給電電圧指数βVFを算出し
て出力する。
また、前記給電回路2より加入者線1に至る通話線の
一方、例えば端子A側には小さな抵抗値Rをもつ測定用
抵抗3が直列に接続され、ループ電流測定手段5が該測
定用抵抗Rの両端の電圧を測定して前記加入者線1に流
れるループ電流ILを算出するようになっている。該ルー
プ電流測定手段5はまた、予め加入者線1の特定のルー
プ抵抗値RL0を任意に設定し、該ループ抵抗値RL0のとき
に流れるループ電流をIL0、給電回路より従って、され
る給電電圧をVF0としたときにαIL0・R=βVF0となる
如く算出した値αを記憶しておき、前記によりループ電
流ILを測定したときにループ電流指数αIL・Rを算出し
て出力する。
前記給電電圧測定手段4より出力される給電電圧指数
βVFとループ電流測定手段5より出力されるループ電流
指数αIL・Rはループ抵抗判別手段6に入力されて比較
が行なわれるが、以下、第2図を用いて説明する。
前記の如く、特定のループ抵抗値RL0のときに αIL0・R=βVF0 (1) となるようなαを算出したが、このときの給電電圧VF0
は、 VF0=IL0(RL0+R) (2) で与えられるため、(1)式と(2)式からαを求める
と α=β(RL0+R)/R (3) となる。
前記ループ電流測定手段5はループ抵抗値RLが未知で
ある前記加入者線1に流れるループ電流ILを測定したと
き、上記のαを用いて前記ループ電流指数αIL・Rを算
出して出力するが、出力されるループ電流指数αIL・R
は、 αIL・R=βIL・R(RL0+R)/R=βIL(RL0+R)
(4) となる。
また、このとき給電電圧測定手段4より出力される給
電電圧指数βVFは、 βVF=βIL(RL+R) (5) である。
(4)式と(5)式を比較すると、ILの値には関係な
くRL0=RLのみが成立すれば αIL・R=βVF (6) となる。
即ち、ループ抵抗判別手段6にループ電流測定手段5
よりループ電流指数αIL・R、給電電圧測定手段4より
給電電圧指数βVFが入力され、両入力を比較して一致し
ていることが確認された場合には測定したループ抵抗値
RLは特定のループ抵抗値RL0に等しいことを意味してい
る。
このとき、ループ電流ILは、 IL=VE/(RL0+R+RA+RB) (7) であるから、(6)式が成立するときにILの値が関係し
ないということは、(7)式のVE,RA,RBの値が関係しな
いことを示している。即ち、電源電圧VEの変動、RA,RB
の如き給電回路内の回路素子の偏差や温度特性による変
化などがループ抵抗値RLの判別に影響しないことが証明
される。
ここで、 VF=VE(RL+R)/(RL+R+RA+RB) (8) であるから、VFはループ抵抗値RLが増加するに従って増
大し、一方、ループ電流ILは(7)式よりループ抵抗値
RLが増加するに従って減少する。従って、(6)式が成
立しないときのループ抵抗値RLと特定のループ抵抗値R
L0との大小関係は以下の如くなる。
αIL・R<βVFのとき、RL>RL0 αIL・R>βVFのとき、RL<RL0 従って、測定したループ抵抗値RLが特定のループ抵抗
値RL0より小(または大)である場合に出力を送出する
ことはループ抵抗判別手段6において容易に設定でき、
かつこの判別は電源電圧の変動や給電回路内部の偏差や
温度変動の影響を受けることなく正確に行なうことがで
きる。
〔実施例〕
第3図は本発明の一実施例の構成図、第4図は本発明
の実施例のループ抵抗判別特性図である。
全図を通じ、同一対象物には同一記号を用い、2aは給
電回路2内の給電回路用LSI、7は加入者線1が給電回
路2を経て接続される音声回路部、8は該音声回路部7
内に設けられ、加入者線1の抵抗値が予め設定した抵抗
値より低い場合に損失回路を通話路に挿入するロス・ス
イッチ、TRA,TRBはトランジスタ、RA,RBは給電抵抗、VE
は給電用の直流電源である。
第3図において給電回路用LSI2a内には演算増幅器
(図示省略)などが内蔵され、トランジスタTRA,TRB
び給電抵抗RA,RBと組合せて給電回路2を交流的に高イ
ンピーダンス、直流的に低インピーダンスとなる回路に
構成している。
第3図において音声回路部7は加入者線1のループ抵
抗値RLが500Ω以下である場合にロス・スイッチ8を動
作させて図示省略された損失回路を通話路に挿入するも
のとし、測定用抵抗3、給電電圧測定回路4、ループ電
流測定回路5及びループ抵抗判別回路6によりループ抵
抗値RLが500Ω以下であるか否かを判別し、500Ω以下で
あることを判別したときに前記ループ抵抗判別回路6よ
りロス・スイッチ8に信号を送出することを前提として
説明する。
以下、説明を簡略化するため、第3図における給電回
路を単純化した第2図の等価回路を用い、給電抵抗RA
RB=200Ω、測定用抵抗R=10Ω、電源電圧は基準値がV
E=48V,変動範囲が42〜56Vである例により説明する。
上記例においては、特定のループ抵抗値RL0において
前述の(1)式、即ち αIL0・R=βVF0 を満足するαの値は、(3)式より、 α=β(RL0+R)/R =β(500+10)/10 =51β となる。ここでβ=1とすれば、 α=51 となる。
このα=51,β=1を用い、電源電圧VE=42V,48VP及
び56Vについてループ抵抗値RLの変化とループ電流指数
αIL・R及び給電電圧指数βVFを算出すると第4図の如
き曲線が得られる。
第4図から明らかなように、電源電圧VEが変動して
も、ループ電流指数αIL・Rと給電電圧指数βVFは常に
ループ抵抗値RL=500Ωで交差している。従って、前記
ループ抵抗判別回路6においてループ電流指数αIL・R
の方が給電電圧指数βVFより大であるときに出力信号を
送出するように設定すれば、ループ抵抗値RLが500Ω以
下の場合に音声回路部7のロス・スイッチ8が動作し、
損失回路が挿入されることとなる。
第3図における給電回路2は図示した如く第2図より
複雑な構成をしており、回路素子の偏差または温度変動
による回路定数の変化が生ずる可能性があるが、前述の
如く、電源電圧VEのみでなく、給電回路素子などに偏差
があっても前記のループ抵抗値RLの判別には影響がな
い。
また、以上においては特定のループ抵抗値としてR10
=500Ωを用いたが、該特定のループ抵抗値は任意に設
定することができ、設定した特定のループ抵抗値RL0
応じたαを算出して使用することにより測定したループ
抵抗値RLが該特定のループ抵抗値RL0より大(または
小)であるか否かが正確に判別できることは明らかであ
る。
なお、第3図はあくまで、本発明の一実施例に過ぎ
ず、給電回路の構成などは第3図以外の構成とすること
も可能であるが、給電回路等の構成を変化させても本発
明が適用可能であることは明らかであり、本発明はこれ
らの変形を排除するものではない。
〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明によれば、加入者線に対
する給電回路の給電電圧の変動、給電回路の偏差あるい
は温度変動の影響を受けずにループ抵抗値が予め設定し
た抵抗値以上であるか否かを正確に判別することが可能
となり、かかる加入者線ループ抵抗判別回路の特性向上
に著しい効果を発揮するとともに加入者線ループ抵抗判
別を利用する音声品質向上手段の品質改善に資するとこ
ろが大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明図、第2図は給電回路の等価
回路図、第3図は本発明の実施例構成図、第4図は本発
明の実施例のループ抵抗判別特性図、第5図は従来技術
の構成図、第6図は従来技術のループ抵抗判別特性図で
ある。 図中、 1……加入者線 2……給電回路 3……測定用抵抗 4……給電電圧測定手段 5……ループ電流測定手段 6……ループ抵抗判別手段 である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01R 27/02,27/16 H04M 3/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加入者線(1)に直流電圧を供給する給電
    回路(2)より閉路状態の前記加入者線(1)に供給さ
    れるループ電流ILを測定することにより前記加入者線
    (1)のループ抵抗値RLが予め任意に設定したループ抵
    抗値RL0以上であるか否かを判別する加入者線ループ抵
    抗判別回路において、 前記給電回路(2)と前記加入者線(1)を結ぶ通話線
    の一方の線に挿入される抵抗値Rの測定用抵抗(3)
    と、 前記給電回路(2)より出力される直流電圧VFを測定し
    て一定の比率β(βは任意の値)を乗じた給電電圧指数
    βVFを出力する給電電圧測定手段(4)と、 前記測定用抵抗(3)の両端の電圧を入力して前記加入
    者線(1)に流れるループ電流ILを測定し、かつ該ルー
    プ電流ILと前記測定用抵抗(3)の抵抗値Rの積に、ル
    ープ抵抗を前記任意のループ抵抗値RL0に設定したとき
    のループ電流IL0及び給電電圧VF0についてαIL0・R=
    βVF0となる如く算出された値αを乗じたループ電流指
    数αIL・Rを出力するループ電流測定手段(5)と、 前記給電電圧測定手段(4)より出力される前記給電電
    圧指数βVFと前記ループ電流測定手段(2)より出力さ
    れる前記ループ電流指数αIL・Rを入力して比較し、一
    方の出力が他方の出力より大であるときに出力を送出す
    るループ抵抗判別手段(6)を備えたことを特徴とする
    加入者線ループ抵抗判別回路。
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