JP2941871B2 - 水性懸濁状除草組成物 - Google Patents

水性懸濁状除草組成物

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JP2941871B2
JP2941871B2 JP2403790A JP2403790A JP2941871B2 JP 2941871 B2 JP2941871 B2 JP 2941871B2 JP 2403790 A JP2403790 A JP 2403790A JP 2403790 A JP2403790 A JP 2403790A JP 2941871 B2 JP2941871 B2 JP 2941871B2
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    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N25/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は水性懸濁状除草組成物、特に湛水した水田に
施用するに適した水性懸濁状除草組成物に関する。
「従来の技術」 水に対して難溶性の除草成分の微粒子を界面活性剤と
共に水中に分散・懸濁させた水性懸濁状除草組成物を湛
水した水田に施用する方法は、現在、最もよく実施され
ている水和剤、粒剤を散布する方法に比し、希釈水又は
固型担体を余り多く使用しないので薬剤運搬上、保管上
有利である。また、この方法では薬剤を水田全面でなく
局所に施用すればよいので、余り水田内を歩行する必要
がなく、従って水稲の生育損傷を防止できると共に薬剤
の散布労力も軽減できるために、近年、盛んに研究、開
発がおこなわれている。具体的には例えば特開昭62−84
003、同62−87501、同63−107901各号公報に記載された
ものが挙げられる。しかしながら水性懸濁状除草組成物
としては製剤安定性、除草効果、水稲への薬害、散布作
業の省力化などの全ての満足されたものは未だなく、好
ましいものの出現が希求されている。
「発明の開示」 本発明者達は従来の水性懸濁状除草組成物に対しパラ
フィン系炭化水素を含有させたところ、その除草組成物
は局所に滞留せず田水をすみやかに拡展するので、むら
のない除草効果が得られかつ水稲への薬害も回避できる
こと、散布労力がより軽減できること並びに製剤品も長
期間の保存に十分耐えられる製剤安定性を備えているこ
とを見出した。
本発明は、水に対して難溶性の除草成分、界面活性剤
及び水を含有する水性懸濁状除草組成物においてパラフ
ィン系炭化水素を拡展剤として含有せしめることを特徴
とする水性懸濁状除草組成物であり、またそれを湛水し
た水田に除草成分が10アール当り1〜500gになるように
滴下して当該除草組成物を田水に拡展せしめることを特
徴とする水田除草方法である。
本発明で使用される除草成分は水に対して難溶性のも
のであり、例えば4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−
1,3−ジメチル−5−フェナシルオキシピラゾール、4
−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチル−5−
ピラゾール p−トルエンスルホネート、4−(2,4−
ジクロロ−3−メチルベンゾイル)−1,3−ジメチル−
5−(4−メチルフェナシルオキシ)ピラゾール、5−
ベンジルオキシ−4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−
1−メチルピラゾールなどのピラゾール系化合物;2,4−
ジクロロフェニル−3′−メトキシ−4′−ニトロフェ
ニルエーテル、2,4,6−トリクロロフェニル−4′−ニ
トロフェニルエーテル、2,4−ジクロロフェニル−3′
−メトキシカルボニル−4′−ニトロフェニルエーテ
ル、2,4−ジクロロフェニル−4′−ニトロフェニルエ
ーテル、2−クロロ−4−トリフルオロメチルフェニル
−4′−ニトロ−3′−(テトラヒドロピラン−3−イ
ルオキシ)フェニルエーテルなどのジフェニルエーテル
系化合物;S−(4−クロロベンジル)−N,N−ジエチル
チオカーバメート、S−ベンジルN−エチル−N−(1,
2−ジメチルプロピル)チオカーバメート、S−α,α
−ジメチルベンジルN,N−ペンタメチレンチオカーバメ
ートなどのチオカーバメート系化合物;2−クロロ−
2′,6′−ジエチル−N−(2−プロポキシエチル)ア
セトアニリド、N−ブトキシメチル−2−クロロ−
2′,6′−ジエチルアセトアニリド、2−(2−ナフチ
ルオキシ)プロピオンアニリド、2−(2,4−ジクロロ
−3−メチルフェノキシ)プロピオンアニリド、2′,
3′−ジクロロ−4−エトキシメトキシベンズアニリ
ド、2′,6′−ジエチル−N−〔(2−シス−ブテノオ
キシ)メチル〕−2−クロロアセトアニリド、N−
〔2′−(3′−メトキシ)チエニルメチル〕−N−ク
ロロアセト−2,6−ジメチルアニリド、N−メチル−2
−(2−ベンゾチアゾリルオキシ)アセトアニリドなど
のアニリド系化合物;N−〔(4,6−ジメトキシピリミジ
ン−2−イル)アミノカルボニル〕−3−メチル−5−
(2−クロロ−2,2−ジフルオロエトキシ)−4−イソ
チアゾールスルホンアミド、5−〔(4,6−ジメトキシ
シピリミジン−2−イル)アミノカルボニルアミノスル
ホニル〕−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸エチ
ルエステル、2−〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2
−イル)アミノカルボニルアミノスルホニルメチル〕安
息香酸メチルエステル、N−(2−クロロイミダゾ〔1,
2−a〕ピリジン−3−イルスルホニル)−N′−(4,6
−ジメトキシ−2−ピリジニル)ウレアなどのスルホン
アミド系化合物;5−tert−ブチル−3−(2,4−ジクロ
ロ−5−イソプロポキシフェニル)−1,3,4−オキサジ
アゾール−2(3H)−オンのようなオキサジアゾン系化
合物;2−メチルチオ−4,6−ビス(エチルアミノ)−s
−トリアジンのようなトリアジン系化合物;1−(α,α
−ジメチルベンジル)−3−(4−メチルフェニル)ウ
レア、N−(α,α−ジメチルベンジル)−α−ブロモ
ターシャリーブチルアセトアミド、2−アミノ−3−ク
ロロ−1,4−ナフトキノン、S−エチルヘキサヒドロ−1
H−アゼピン−1−カーボチオエート、3,7−ジクロロ−
8−キノリンカルボン酸、3−クロロ−2−〔2−フル
オロ−4−クロロ−5−(1−プロピニルオキシ)フェ
ニル〕−4,5,6,7−テトラハイドロ−2H−インダゾー
ル、2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル−5−ベンゾフラニ
ルエタンスルホネート、S,S−ジメチル−2−(ジフル
オロメチル)−4−(2−メチルプロピル)−6−(ト
リフルオロメチル)−3,5−ピリジンジカーボチオエー
ト、1−(2−クロロベンジル)−3−(α,α−ジメ
チルベンジル)尿素などが挙げられるが、なかでもピラ
ゾール系化合物、ジフェニルエーテル系化合物、アニリ
ド系化合物などの水に対する溶解度(25℃)が100ppm以
下のものが望ましい。前記除草成分は普通比重が1以上
であり、常温で固体又は液体のいずれのものでも使用で
きる。除草成分が固体である場合、製剤品水中で均一に
分散、懸濁させ、また田水で速やかに拡展させるために
は、除草成分は一般に平均粒径0.5〜10μm望ましくは
0.5〜5μmの微粒子として使用される。
また本発明で用いられるパラフィン系炭化水素として
は直鎖又は枝分れ脂肪鎖のいずれの飽和脂肪族炭化水素
であってもよいが、普通、比重が1以下で、沸点が50〜
200℃の常温で液体のものが好ましい。具体的には例え
ばn−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン、n−デ
カン、2−メチルペンタン、3−メチルペンタン、2,3
−ジメチルブタンなどの炭素数6〜12のものが挙げられ
る。
界面活性剤は除草成分に親水性を与えるものであり、
例えば ポリオキシエチレンフェニルアルキルアリール
エーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテ
ル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレンソルビタンアルキレート、ポリオキシ
アルキレングリコール、ソルビタンアルキレート、アセ
チレングリコールなどの非イオン系界面活性剤;ポリオ
キシエチレンフェニルアルキルアリールエーテルサルフ
ェート、ポリオキシエチレンフェニルアルキルアリール
エーテルフォスフェート、ポリオキシエチレンアルキル
アリールエーテルサルフェート、アルキルアリールサル
フェート、アルキルアリールホスフェート、アルキルア
リールスルフォネート、リグニンスルホン酸ナトリウ
ム、 ナフタレンスルフォネート、オキシエチレイテッドポ
リアリールフェノールホスフェートのトリエタノールア
ミン塩などの陰イオン系界面活性剤などが挙げられる
が、これらのものを1種或は2種以上の混合物として使
用してもよく、また非イオン系及び陰イオン系のものの
混合物として使用してもよい。
本発明の水性懸濁状除草組成物は、従来の水性懸濁状
除草組成物に対しパラフィン系炭化水素を添加すること
により容易に製造することができるが、また直接、通常
の方法によっても容易に製造することができる。例えば
除草成分、界面活性剤、パラフィン系炭化水素及び水を
同時に混合し湿式粉砕することにより製造したり、或は
除草成分を予め微細に粉砕した後そのものと界面活性
剤、パラフィン系炭化水素及び水を均一に混和、粉砕す
ることにより製造したりすることができるが、工業的に
実施する上では一般に4成分を同時に混合し湿式粉砕す
る方法が簡便であり、有利である。この湿式粉砕は普通
粒径0.1〜5mmの剛体メディアを用い、サンドミル、サン
ドグラインダーなどの粉砕機を用いることにより行なわ
れる。前記除草組成物の製造に際し界面活性剤及びパラ
フィン系炭化水素の種類は除草成分の種類、製剤全体に
占める各成分の配合割合などにより異なるため、実際に
は試行錯誤的な実験によって適当なものを選抜されねば
ならない。前記除草組成物の配合割合はその使用目的、
使用場面、各成分の種類などの相異により異なり一概に
規定できないが、普通、除草成分は2〜40%、界面活性
剤は3〜10%、パラフィン系炭化水素は10〜40%、水は
30〜85%である。一方本発明の前記除草組成物には製剤
中の除草成分の分散、懸濁性をより安定化させるために
アラビアゴム、サンサンガム、カルボキシメチルセルロ
ースなどの水溶性高分子化合物、また除草成分を安定化
させるためにベントナイト、ホワイトカーボン、炭酸カ
ルシウムなどの固型担体を適宜含有させてもよい。前記
除草組成物は製剤品水中において除草成分が良好に分
散、懸濁した状態を長期間に亘り維持することができ
る。仮にその保管中に油層、水層、固層に分離しても軽
く振動を与えることにより再び均一に分散・懸濁した状
態が得られるので、薬剤施用上何ら支障を来すものでな
い。
本発明の前記除草組成物は湛水した水田の局所に滴下
しても、その比重(25℃)は普通1以下望ましくは1〜
0.96でありかつ表面張力も低く例えば20〜30dyne/cm(2
5℃)であるのでこのものは薬剤滴下箇所に沈澱したり
或は滞留したりすることはなく、また水稲苗、雑草片な
どの障害物に付着することもなく、水面或は田水中を速
やかに拡展することができる。そして除草成分は田水中
均一に溶解したり或は土壌表面に沈降し均一に分散した
りする。本発明では除草成分を10アール当り1〜500g望
ましくは3〜400gになるように前記除草組成物を湛水し
た水田に滴下すると、水稲に薬害を与えずにむらのない
優れた除草効果が得られる。薬剤の滴下に当っては一定
量を吐出する容器を用い、畦畔に沿って薬剤を滴下した
り或は広さ10〜100m2毎に滴下したりすることにより例
えば10アール当り0.3〜2望ましくは0.5〜1施用さ
れる。従って本発明は一般に移植水稲の場合稚苗移植5
日〜15日後、直播水稲の場合10日〜20日後の水稲作初期
〜中期に適用したときに最も望ましい効果が得られる
が、製剤、薬効、薬害、散布作業などの各面で特に支障
を来たさない限り、その他の使用時期、使用場面に適用
することもできる。
「実施例」 例A(製剤例) 各製剤例で用いられた成分とその略名を下記する。各
成分の使用量は重量基準で表わす。
除草成分(A) A−1:4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチ
ル−5−フェナシルオキシピラゾール A−2:2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−(2−プ
ロポキシエチル)アセトアニリド A−3:N−〔2′−(3′−メトキシ)−チエニルメチ
ル〕−N−クロロアセト−2,6−ジメチルアニリド A−4:2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル−5−ベンゾフラ
ニルエタンスルホネート A−5:2−アミノ−3−クロロ−1,4−ナフトキノン A−6:N−(α,α−ジメチルベンジル)−α−ブロモ
ターシャリーブチルアセトアミド 界面活性剤(B) B−1:ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル及
びアルキルアリールスルホネート(商品名、Sorpol−35
5:東邦化学工業製造) B−2:トリエタノールアミンによるオキシエチレイテッ
ドポリアリールフェノールホスフェート塩(商品名、So
prophor−FL:ローヌ・プーラン製造) B−3:アセチレングリコール(商品名、Surfinol 104:
日信化学製造) B−4:アルキルアリールスルホネート、ポリオキシエチ
レンアルキルアリールエーテルサルフエート、ホスフエ
ート、無機炭酸塩及びホワイトカーボンの混合物(商品
名、Sorpol−5146:東邦化学工業製造) B−5:リグニンスルホン酸カルシウム 拡展剤(C) C−1:イソパラフィン系炭化水素(商品名、IP Solven
t 1620:出光石油化学製造−比重0.762、引火点52℃) C−2:n−ヘキサン その他(D) D−1:エチレングリコール D−2:水 D−3:ベントナイト D−4:炭酸カルシウム 例−1 除草成分A−1 19.1部及びA−2 4.8部、界面活
性剤B−1 3.0部及びB−3 1.0部、拡展剤C−1
25.5部並びにその他成分D−1 4.0部及びD−2 43.
1部からなる混合物を、ダイノ・ミル(横型ボール・ミ
ル、粉砕媒体:直径1.8mmガラスビーズ、充填率:80%、
周速:15m/sec.)にて15分間湿式粉砕することによって
水性懸濁剤を得た。このものの比重は0.988、また表面
張力(協和CBVP表面張力測定計:協和科学製造)は28.6
dyne/cmであり、除草成分の平均粒径は1〜3μmであ
った。このものの保存安定性は良く、均一な分散状態を
保った。
例−2 除草成分A−1 19.1部、A−3 2.9部及びA−4
5.8部、界面活性剤B−1 4.0部、B−2 1.0部及
びB−3 1.0部、拡展剤C−1 28.0部並びにD−2
38.2部からなる混合物を、前記例−1の場合と同様に
してダイノ・ミルにて15分間湿式粉砕することによって
水性懸濁剤を得た。このものの比重は0.986、また表面
張力は22.3dyne/cmであり、除草成分の平均粒径は1〜
3μmであった。このものの保存安定性は良好で、均一
な分散状態を保った。
例−3 除草成分A−1 19.1部、界面活性剤B−1 2.0部
及びB−3 1.5部、拡展剤C−1 25.0部並びにその
他成分D−1 4.0部及びD−2 48.4部からなる混合
物を、前記例−1の場合と同様にしてダイノ・ミルにて
15分間湿式粉砕することによって水性懸濁剤を得た。こ
のものの比重は0.982、また表面張力は23.3dyne/cmであ
り、除草成分の平均粒径は1〜3μmであった。このも
のの保存安定性は数日後C−1が分離して上層を形成し
たが、使用直前に振り混ぜることで均一になり、特に問
題はなかった。
例−4 除草成分A−1 19.1部及びA−3 2.9部、界面活
性剤B−1 3.0部及びB−3 1.0部、拡展剤C−1
25.0部並びにその他成分D−1 4.0部及びD−2 45.
0部からなる混合物を、前記例−1の場合と同様にして
ダイノ・ミルにて15分間湿式粉砕することによって水性
懸濁剤を得た。このものの比重は0.989、また表面張力
は23.2dyne/cmであり、除草成分の平均粒径は1〜3μ
mであった。このものの保存安定性は数日後C−1が分
離して上層を形成したが、使用直前に振り混ぜることで
均一になり、特に問題はなかった。
例−5(参考例) 除草成分A−1 10.8部、界面活性剤B−1 5.0部
及びB−3 1.0部、拡展剤C−2 20.0部並びにその
他成分D−1 6.0部及びD−2 57.2部からなる混合
物を前記例−1の場合と同様にしてダイノ・ミルにて15
分間湿式粉砕することによって水性懸濁剤を得た。この
ものの比重は0.964、また表面張力は27.6dyne/cmであ
り、除草成分の平均粒径は1〜3μmであった。このも
のの保存安定性は良好で、均一な分散状態を保った。
例−6 除草成分A−1 19.1部、A−3 2.9部及びA−5
9.3部、界面活性剤B−2 2.0部及びB−3 0.3
部、拡展剤C−1 32.0部並びにその他成分D−2 3
4.4部からなる混合物を、前記例−1の場合と同様にし
てダイノ・ミルにて2分間湿式粉砕することによって水
性懸濁剤を得た。このものの比重は0.992、また表面張
力は26.9dyne/cmであった。このものの保存安定性は良
好で、均一な分散状態を保った。
例−7 除草成分A−1 15.9部、A−3 2.1部及びA−6
10.5部、界面活性剤B−1 0.5部、B−2 3.3部及
びB−3 0.1部、拡展剤C−1 32.0部及びその他成
分D−2 35.6部からなる混合物を、前記例−1の場合
と同様にしてダイノ・ミルにて2分間湿式粉砕すること
によって水性懸濁剤を得た。このものの比重は0.983、
また表面張力は27.8dyne/cmであった。このものの保存
安定性は良好で、均一な分散状態を保った。
例−8 除草成分A−1 10.1部、その他成分D−3 25.0部
及びD−4 61.9部並びに粉状界面活性剤B−4 1.5
部を粉砕し混合したものへ、B−5 1.5部を含む混練
水を添加し、練り込み混合する。混練物を0.8mmのスク
リーンにより押し出し造粒し、乾燥させた後整粒して粒
剤を得る。
例B(除草試験−I) 6月7日にトラクターで水田圃場を耕起後、基肥とし
て粒状化成肥料(N−P2O5−K:14−10−13)を10a当り2
0kg施した。6月12日に入水し、2日後にトラクターで
代掻を行い6月16日に箱育苗した2葉期の稲苗(品種:
ニホンバレ)を機械移植した。
6月20日にプラスチック畦畔シートを用い3.5×2mの
試験区を2連制で設けた。翌日試験区の端に催芽したミ
ズガヤツリの塊茎を1区当り3ケ植え込んだ。他の雑草
は自然に発生させたが何れも多く発生した。
湛水深を5〜7cmに調整し、6月24日に前記製剤例で
調制した水性懸濁剤を試験区の中央部に10a当り1宛
滴下した。比較区には前記懸濁剤に対応し、従来の製剤
法(前記製剤例−8に準じたもの)による粒剤を10a当
り3kg宛均一に散布した。薬剤処理時の各雑草の葉令は
ノビエが1〜1.2葉期、ホタルイ及びコナギが1〜1.5葉
期並びにアゼナ及びミズガヤツリが1葉期であった。薬
剤処理後21日目、35日目並びに45日目に水稲及び雑草の
生育状況を肉眼観察し、生育抑制程度を下記の基準で表
わして次表の結果を得た。
5:100% t:96〜99% 5−4:91〜95% 5−4:85〜90% 4−5:81〜84% 4:80〜90% 例B(除草試験−II) 前記例B(除草試験−I)の場合と同様にして水田圃
場を調整して水稲苗を機械移植し、プラスチック製畦畔
シートにより5×6mの試験区を設け、翌日、催芽したミ
ズガヤツリの塊茎を植え込み他の雑草は自然に発生させ
た。湛水深を5〜7cmに調整して薬剤処理した。本発明
試験区では前記製剤例−1及び4で調製した水性懸濁剤
を各試験区の中央部並びに片側の5m辺のシートに沿って
10a当り1宛それぞれ滴下し、また比較区では当該水
性懸濁剤に対応し従来の製剤法により調製した粒剤を10
a当り3kg宛それぞれ均一に散布した。薬剤処理時の各雑
草の葉令は、ヒエが1.3〜1.5葉期、コナギが1葉期並び
にミズガヤツリが1.5葉期であった。薬剤処理後30日目
に水稲及び雑草の生育状況を肉眼観察し、各試験区共
に、雑草の生育抑制程度は粒剤を散布した比較区と同様
に高く、また水稲への薬害も認められないことを確認し
た。
「発明の効果」 本発明の水性懸濁状除草組成物を湛水した水田に滴下
すると局所に滞留せず速やかに拡展して除草成分を均一
に水田に分散させることができるので、水稲に安全でむ
らのない優れた除草効果が得られ、また散布作業もより
省力化することが期待できる。前記除草組成物は製剤品
として良好な分散、懸濁状態を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗山 康秀 滋賀県草津市西渋川2丁目3番1号 石 原産業株式会社中央研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−42905(JP,A) 特表 平2−502282(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01N 25/04,25/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水に対して離溶性の除草成分2〜40%、界
    面活性剤3〜10%、イソパラフィン系炭化水素10〜40%
    及び水30〜85%を含有する水性懸濁状除草組成物を、湛
    水した水田に除草成分が10アール当り1〜500gになるよ
    うに滴下して当該除草組成物を散布することを特徴とす
    る水田除草方法。
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