JP2940460B2 - 自動現像機における処理液濾過装置 - Google Patents

自動現像機における処理液濾過装置

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JP2940460B2
JP2940460B2 JP8027690A JP2769096A JP2940460B2 JP 2940460 B2 JP2940460 B2 JP 2940460B2 JP 8027690 A JP8027690 A JP 8027690A JP 2769096 A JP2769096 A JP 2769096A JP 2940460 B2 JP2940460 B2 JP 2940460B2
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藤吾 木下
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Noritsu Koki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フィルムや印画
紙等の感光材料を現像処理する自動現像機の処理液濾過
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現像液、漂白液、定着液、安定化液等の
各種の現像処理液を充填した複数の処理液タンクを現像
工程順に並べ、その処理液タンク内に感光材料を順に移
送させて現像処理する自動現像機においては、各処理液
タンク毎に処理液濾過装置を設けて、処理液中に含まれ
るごみ等の不純物を取り除くようにしている。
【0003】処理液濾過装置として、図3および図4に
示したものが従来から知られている。図3に示す濾過装
置は、処理液が充填された処理液タンク1の上部にサブ
タンク2を連通し、サブタンク2の底板に形成された処
理液出口3と処理液タンク1の下部を連通させる循環路
4にポンプ5を組込み、そのポンプ5の駆動によって処
理液タンク1とサブタンク2との間で処理液を循環さ
せ、サブタンク2内に組込んだフィルタ6によって処理
液中の不純物を取り除くようにしている。
【0004】また、図4に示す濾過装置は、処理液タン
ク11の下部と上部とを連通させる循環路12に着脱自
在の蓋体13によって密閉状態とされるフィルタケース
14と、ポンプ15とを組込み、上記ポンプ15の駆動
によって処理液タンク11内の処理液を循環路12に沿
って流動させ、フィルタケース14内に送り込まれた処
理液をそのフィルタケース14内に組込まれたフィルタ
16により濾過し、フィルタ16を通過した濾過液を処
理液タンク11内に戻すようにしている。
【0005】ここで、図3に示す濾過装置においては、
サブタンク2の上部開口をカバー7により閉鎖してごみ
の侵入を防止しているが、サブタンク2内の処理液の液
面とカバー7との間に空気層が介在するため、処理液が
空気との接触によって酸化し易いという問題がある。
【0006】これに対して、図4に示す濾過装置におい
ては、蓋体13の取付けによって密閉されたフィルタケ
ース14内にフィルタ16を組込んだ構成であるため、
循環路12を流動する処理液の酸化が殆どなく、処理液
の機能を長期に亘って保持することができるという特徴
を有する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フィルタケ
ース14内にフィルタ16を組込んだ濾過装置において
は、蓋体13の取付けによってフィルタ16を押さえる
支持であるため、フィルタ16の洗浄あるいは取り換え
に際して、フィルタケース14内のフィルタ16を摘み
持って取り出す必要が生じ、フィルタ16に浸潤する処
理液が手に触れてただれ等を生じる危険がある。
【0008】この発明の課題は、フィルタケース内に組
込まれたフィルタを処理液が手に触れることなく取り出
せるようにした処理液濾過装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、処理液タンクの下部と上部
とを連通させる循環路にポンプと、処理液の出・入口を
有し、蓋体の取付けにより内部が密閉されるフィルタケ
ースとを組込み、上記ポンプの駆動によってフィルタケ
ース内に送り込まれた処理液タンク内の処理液をフィル
タケース内に収納したフィルタにより濾過し、フィルタ
を通過した処理液を処理液タンク内に戻すようにした自
動現像機における処理液濾過装置において、前記フィル
タケースの内部に蓋体で押えられる中蓋を抜き差し自在
に設け、その中蓋の下面に前記フィルタの上部を着脱自
在に取付けた構成を採用している。
【0010】ここで、フィルタを着脱自在に支持する手
段として、中蓋の下面に複数の板片を放射状に設け、そ
の板片をフィルタの上部開口に圧入する構成を採用する
ことができる。
【0011】
【作用】上記のように、中蓋の下面にフィルタを着脱自
在に取付けたことにより、中蓋の取外しと共にフィルタ
をフィルタケースから取り出すことができ、処理液が手
に触れるのを防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1および図2に基づいて説明する。図示のように、処理
液タンク20の上部と下部とを連通させる循環路21に
はポンプ22と、そのポンプ22の吐出側にフィルタケ
ース23とが組込まれている。
【0013】フィルタケース23は、外周下部に処理液
の入口24と、底部中央に出口25とを有し、上記入口
24がポンプ22の吐出側に連通し、出口25が処理液
タンク20に連通する組込みとされている。
【0014】フィルタケース23の外周上部にはねじ2
6が設けられ、そのねじ26に蓋体27がねじ係合さ
れ、上記蓋体27の締付けにより、フィルタケース23
の内部は密閉される。
【0015】フィルタケース23の内周上部には嵌合凹
部28が形成され、その嵌合凹部28に中蓋29が抜き
差し自在に挿入されている。中蓋29はフィルタケース
23の上端で支持されるフランジ30を有し、そのフラ
ンジ30に形成した切欠き31にフィルタケース23の
上端に設けた突片32が係合し、その係合によって中蓋
29は回り止めされている。
【0016】また、中蓋29の上面には凹部33が形成
され、その凹部33の底面に形成した放射状のリブ34
を摘み持つことによって中蓋29を保持することができ
る。
【0017】上記中蓋29は蓋体27の締付けにより下
方に押し下げられ、その押し下げによって中蓋29の下
方に設けたシールリング35が中蓋29の下面と嵌合凹
部28の底面とに密着して、中蓋29と嵌合凹部28の
底面間を密封している。
【0018】中蓋29は回り止めされているため、蓋体
27の締付けに際して、シールリング35が歪んだり、
損傷したりするのを防ぐことができる。
【0019】中蓋29の下面には複数の板片36が放射
状に設けられ、その板片36に筒状フィルタ37の上部
が圧入による手段を介して着脱自在に支持されている。
ここで、フィルタ37は、合成樹脂から成る筒状の多孔
性コア38と、その外側に設けられたフィルタエレメン
ト39とから成り、フィルタエレメント39は、例えば
繊維から形成されたものを用いることができる。
【0020】上記フィルタ37はフィルタケース23に
対する中蓋29の取付けによってその下端がフィルタケ
ース23の底板上面に密着し、多孔性コア38の下端開
口が出口25を覆う取付けとされる。上記フィルタ37
の取付けにより、フィルタ37とフィルタケース23の
内周面間に処理液供給空間40が形成される。
【0021】いま、ポンプ22を駆動すると、処理液タ
ンク20内の処理液は、循環路21からフィルタケース
23内に形成された処理液供給空間40内に圧送され、
フィルタ37により濾過されて、処理液中の不純物が除
去される。
【0022】フィルタ37の内部を通過した濾過後の処
理液は、出口25から処理液タンク20の内部に戻され
る。
【0023】ここで、処理液タンク20とフィルタケー
ス23との間で処理液をスムースに循環させるため、フ
ィルタケース23に処理液タンク20内に連通するエア
抜き通路41を形成し、フィルタケース23内のエアを
上記エア抜き通路41から処理液タンク20内に排気さ
せるようにしている。
【0024】上記のような処理液の濾過処理を長期間行
なうと、フィルタ37が目詰りし、濾過効率が低下す
る。このため、フィルタ37は定期的に、あるいは汚れ
がひどくなった時、フィルタケース23から取り出して
洗浄し、ときには新しいものと取替える。
【0025】フィルタ37の取り出しに際しては、ポン
プ22の停止時に、蓋体27を取外し、フィルタケース
23内から中蓋29を引き上げる。
【0026】ここで、中蓋29の下面には放射状の板片
36が設けられ、その板片36にフィルタ37の上部が
圧入されているため、中蓋29の引き上げによってフィ
ルタケース23からフィルタ37を取り出すことができ
る。
【0027】フィルタケース23から取り出したフィル
タ37は中蓋29を摘み持つ状態で洗浄し、また、取り
替えに際しては、フィルタ37の先端部の外周一部を固
定部に押し付け、中蓋29とフィルタ37の接続部に曲
げ荷重を付与して両者を分離し、新しいフィルタ37を
中蓋29の板片36に圧入する。
【0028】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、中
蓋を摘み持つことによってフィルタケース内からフィル
タを取り出すことができるため、処理液が手に触れるこ
とはなく、フィルタの洗浄および交換を安全に行なうこ
とができる。
【0029】また、中蓋の下面に設けた放射状配置の板
片をフィルタの内側下部に圧入したことにより、中蓋に
対してフィルタを簡単に着脱することができると共に安
定よく取付けることができ、しかも、中蓋をセットする
ことによりフィルタは所定位置にセットされるため、フ
ィルタのセット作業も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る濾過装置の概略図
【図2】同上の中蓋とフィルタを示す分解斜視図
【図3】従来の濾過装置を示す概略図
【図4】従来の濾過装置の他の例を示す概略図
【符号の説明】
20 処理液タンク 21 循環路 22 ポンプ 23 フィルタケース 24 入口 25 出口 27 蓋体 29 中蓋 36 板片 37 フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03D 3/00 - 17/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理液タンクの下部と上部とを連通させ
    る循環路にポンプと、処理液の出・入口を有し、蓋体の
    取付けにより内部が密閉されるフィルタケースとを組込
    み、上記ポンプの駆動によってフィルタケース内に送り
    込まれた処理液タンク内の処理液をフィルタケース内に
    収納したフィルタにより濾過し、フィルタを通過した処
    理液を処理液タンク内に戻すようにした自動現像機にお
    ける処理液濾過装置において、前記フィルタケースの内
    部に蓋体で押えられる中蓋を抜き差し自在に設け、その
    中蓋の下面に前記フィルタの上部を着脱自在に取付けた
    ことを特徴とする自動現像機における処理液濾過装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルタを着脱自在に支持する手段
    が、中蓋の下面に設けられた放射状配置の複数の板片を
    フィルタの上部開口に圧入した構成から成ることを特徴
    とする請求項1に記載の自動現像機における処理液濾過
    装置。
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