JP2938625B2 - 低域変換装置 - Google Patents

低域変換装置

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JP2938625B2
JP2938625B2 JP3196428A JP19642891A JP2938625B2 JP 2938625 B2 JP2938625 B2 JP 2938625B2 JP 3196428 A JP3196428 A JP 3196428A JP 19642891 A JP19642891 A JP 19642891A JP 2938625 B2 JP2938625 B2 JP 2938625B2
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壽行 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、SECAM方式のカラ
ーテレビジョン信号等のように、FM変調された信号を
低域変換する低域変換装置に関し、例えば低域変換した
信号の記録と再生とを行うビデオテープレコーダやビデ
オディスク等の映像機器に利用される。
【0002】
【従来の技術】家庭用のビデオテープレコーダにおいて
使用されるSECAM信号の記録処理系の一例を図3に
示す。
【0003】同図において、ビデオ信号入力は、輝度信
号を取り出すためのローパスフィルタ21と、クロマ信
号を取り出すためのバンドパスフィルタ26とに導かれ
ており、ローパスフィルタ21の出力は、高域周波数成
分の増強を行うプリエンファシス回路22に導かれてい
る。そして、プリエンファシス回路22の出力は、記録
信号への変換を行うFM変調回路23に導かれており、
FM変調回路23の出力は、高域フィルタであるFMフ
ィルタ24を介して、輝度信号とクロマ信号との混合を
行うY/C混合回路25に導かれている。
【0004】また、バンドパスフィルタ26の出力は、
ベル特性を持った信号を通常の信号に戻すための逆ベル
フィルタ27、振幅を一定に制限するリミッタ回路28
を介してカウントダウン回路29に導かれており、カウ
ントダウン回路29の出力は、S/Nの改善や反転防止
等の処理を行う記録イコライザ30を介してY/C混合
回路25に導かれている。
【0005】そして、Y/C混合回路25の出力は、記
録ビデオ信号として記録増幅器31に導かれており、記
録増幅回路31の出力は、図示しないビデオテープへの
記録を行う記録ヘッド32に導かれた構成となってい
る。
【0006】上記構成において、ビデオ信号入力よりロ
ーパスフィルタ21によって取り出された輝度信号は、
プリエンファシス回路22において高域周波数成分が増
強された後、FM変調回路23において記録信号に変換
され、FMフィルタ24によってクロマ信号の記録帯域
が形成された後、Y/C混合回路25に供給される。
【0007】一方、ビデオ信号入力よりバンドパスフィ
ルタ26によって取り出されたクロマ信号は、逆ベルフ
ィルタ27によって送信時のベル特性を持った信号のエ
ネルギー成分が平坦化された後、リミッタ回路28で周
波数分周し易いように波形整形される。この後、カウン
トダウン回路29においてカラー搬送周波数を1/4に
カウントダウンすることにより所定の低域に変換され、
記録イコライザ30にてS/Nの改善や反転防止等の処
理が施された後、Y/C混合回路25に供給される。
【0008】Y/C混合回路25では、FMフィルタ2
4からの輝度信号と記録イコライザ30からのクロマ信
号とを混合することにより記録ビデオ信号を作成し、記
録増幅器31において記録に必要なレベルまで増幅した
後、記録ヘッド32から図示しないビデオテープに記録
するようになっている。
【0009】図4は、Y/C混合回路25から出力され
た記録ビデオ信号の周波数スペクトラムを示している。
【0010】ここで、SECAM信号は、R−Y、B−
Yの2つのFM搬送波からなり、その周波数及び周波数
可変範囲はそれぞれ、 R−Y 4.40625MHz(+350KHz、−506KHz) B−Y 4.25MHz (−350KHz、+506KHz) となっている。これを1/4にカウントダウンするとそ
れぞれ、 (R−Y)L1 1.1016MHz(+87.5KHz、−126.5KHz) (B−Y)L1 1.0625MHz(−87.5KHz、+126.5KHz) となる。つまり、(R−Y)L1 、(B−Y)L1 それ
ぞれの搬送波の周波数可変範囲は、0.975〜1.1
89MHzとなる。
【0011】また低域クロマ信号帯域は、各信号とも±
500KHz必要であることから、低域変換後の帯域は
0.5〜1.7MHzの範囲となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にして低域変換されたクロマ信号と、FMフィルタ24
から出力される輝度信号との妨害を防ぐため、FMフィ
ルタ24の通過周波数を高く設定する必要がある。その
ため、輝度信号のFM通過帯域が減少することから、そ
の分画質が低下するといった問題があった。また、低域
変換後の周波数可変範囲が0.975〜1.189MHz
と1/4に圧縮されることにより、記録時及び再生時の
ノイズによって信号が劣化し易いといった問題もあっ
た。
【0013】本発明はかかる実情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、画質の低下や記録・再生時のクロマ信
号の劣化を防止し得る低域変換装置を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の低域変換装置は、FM変調された輝度信号
に、FM変調されたクロマ信号を低域変換した後混合し
て記録媒体に記録するために、バンドパスフィルタとリ
ミッタ回路とカウントダウン回路と記録イコライザとを
具備したクロマ信号処理系を有する磁気記録再生機器
低域変換装置において、クロマ信号によってFM変調さ
れる搬送波の搬送周波数を所定の周波数までカウントダ
ウンする前記カウントダウン回路と前記記録イコライザ
との間に前記カウントダウン回路によって所定の周波
数までカウントダウンされた前記搬送波の搬送周波数を
さらに所定の周波数に低域変換する平衡変調低域変換回
を介挿したものである。
【0015】
【作用】カウントダウン回路と平衡変調低域変換回路と
を併用することにより、低域変換後の周波数帯域を従来
より低く設定することができ、その分輝度信号の帯域を
広くすることが可能となることから、画質の向上が図れ
る。また、カウントダウン回路でのカウントダウン比を
従来の1/4から例えば1/2とすることにより、FM
搬送波の周波数可変範囲を広く維持できることから、ク
ロマ信号の劣化も防止できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0017】図1は、本発明の低域変換装置の電気的構
成を示すブロック図である。
【0018】同図において、ビデオ信号入力は、輝度信
号を取り出すためのローパスフィルタ1と、クロマ信号
を取り出すためのバンドパスフィルタ6とに導かれてお
り、ローパスフィルタ1の出力は、高域周波数成分の増
強を行うプリエンファシス回路2に導かれている。そし
て、プリエンファシス回路2の出力は、記録信号への変
換を行うFM変調回路3に導かれており、FM変調回路
3の出力は、高域フィルタであるFMフィルタ4を介し
て、輝度信号とクロマ信号との混合を行うY/C混合回
路5に導かれている。
【0019】また、バンドパスフィルタ6の出力は、ベ
ル特性を持った信号を通常の信号に戻すための逆ベルフ
ィルタ7、振幅を一定に制限するリミッタ回路8を介し
てカウントダウン回路9に導かれており、カウントダウ
ン回路9の出力は、平衡変調低域変換回路10に導かれ
ている。そして、平衡変調低域変換回路10の出力は、
S/Nの改善や反転防止等の処理を行う記録イコライザ
11を介してY/C混合回路5に導かれている。
【0020】また、Y/C混合回路5の出力は、記録ビ
デオ信号として記録増幅器12に導かれており、記録増
幅器12の出力は、図示しないビデオテープへの記録を
行う記録ヘッド13に導かれた構成となっている。
【0021】すなわち、本発明の低域変換装置は、図3
に示す従来装置において、リミッタ回路28と記録イコ
ライザ30との間に、第1の低域変換回路であるカウン
トダウン回路9と、第2の低域変換回路である平衡変調
低域変換回路10とを介挿した構成となっている。
【0022】本実施例では、カウントダウン回路9での
カラー搬送周波数のカウントダウン比を1/2に設定
し、平衡変調低域変換回路10での低域変換周波数を7
50KHzに設定している。
【0023】上記構成において、ビデオ信号入力よりロ
ーパスフィルタ1によって取り出された輝度信号は、プ
リエンファシス回路2において高域周波数成分が増強さ
れた後、FM変調回路3において記録信号に変換され、
FMフィルタ4によってクロマ信号の記録帯域が形成さ
れた後、Y/C混合回路5に供給される。
【0024】一方、ビデオ信号入力よりバンドパスフィ
ルタ6によって取り出されたクロマ信号は、逆ベルフィ
ルタ7によって送信時のベル特性を持った信号のエネル
ギー成分が平坦化された後、リミッタ回路8で周波数分
周し易いように波形整形される。この後、カウントダウ
ン回路9においてカラー搬送周波数が1/2にカウント
ダウンされるとともに、次の平衡変調低域変換回路10
によってさらに低域に変換され、記録イコライザ11に
てS/Nの改善や反転防止等の処理が施された後、Y/
C混合回路5に供給される。
【0025】Y/C混合回路5では、FMフィルタ4か
らの輝度信号と記録イコライザ11からの低域変換され
たクロマ信号とを混合することにより記録ビデオ信号を
作成し、記録増幅器12において記録に必要なレベルま
で増幅した後、記録ヘッド13から図示しないビデオテ
ープに記録するようになっている。
【0026】次に、上記したカウントダウン回路9及び
平衡変調低域変換回路10の動作について具体的に説明
する。
【0027】リミッタ回路8から出力されるR−Y、B
−Yの各搬送周波数は上記した従来のものと同様であっ
て、 R−Y 4.40625MHz(+350KHz、−506KHz) B−Y 4.25MHz (−350KHz、+506KHz) となっている。これをカウントダウン回路9で1/2に
カウントダウンするとそれぞれ、 (R−Y)L2 2.203MHz(+175KHz、−253KHz) (B−Y)L2 2.125MHz(−175KHz、+253KHz) となる。
【0028】これを、平衡変調低域変換回路10で、
(R−Y)L2 が750KHzとなるように低域変換する
と、 (R−Y)L3 0.75MHz (+175KHz、−253KHz) (B−Y)L3 0.828MHz(−175KHz、+253KHz) となる。すなわち、(R−Y)L3 、(B−Y)L3
れぞれの搬送波の周波数可変範囲は、0.575〜1.
003MHzとなる。
【0029】また低域クロマ信号帯域は、各信号とも±
500KHz必要であることから、その帯域は約0.07
5〜1.5MHzの範囲となる。
【0030】図2は、Y/C混合回路5から出力された
記録ビデオ信号の周波数スペクトラムを示している。
【0031】すなわち、本発明の低域変換装置では、ク
ロマ帯域の上限を従来の1.7MHzから1.5MHzへと
0.2MHz低くすることができ、その分だけFMフィル
タ4の通過帯域特性を拡大することが可能となってい
る。
【0032】なお、上記実施例では、まずカウントダウ
ン回路9によってカウントダウンを行ってから、次に平
衡変調低域変換回路10によって低域変換を行うように
構成しているが、取り扱う信号によっては、まず平衡変
調低域変換回路10によって低域変換を行ってから、次
にカウントダウン回路9によってカウントダウンを行う
ように構成することが可能である。
【0033】また、上記実施例では、カウントダウン回
路9のカウントダウン比を1/2として説明している
が、カウントダウン比は従来と同様1/4とすることに
より、輝度信号の帯域を更に拡大することができ、さら
なる高画質化が可能となる。
【0034】
【発明の効果】本発明の低域変換装置は、リミッタ回路
と記録イコライザとの間に、第1の低域変換回路である
カウントダウン回路と第2の低域変換回路である平衡変
調低域変換回路とを介挿することによって周波数変換を
行うように構成したので、低域変換後の周波数を従来よ
り低く設定でき、その分、輝度信号の帯域を低くするこ
とが可能となることから、画質の向上が図れる。また、
カウントダウン回路でのカウントダウン比を大きくする
ことにより、FM搬送波の周波数可変範囲を広くできる
ことから、クロマ信号の劣化も防止できるといった効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低域変換装置の電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図2】Y/C混合回路から出力された記録ビデオ信号
の周波数スペクトラムを示す図である。
【図3】従来の低域変換装置の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】Y/C混合回路から出力された記録ビデオ信号
の周波数スペクトラムを示す図である。
【符号の説明】
1 ローパスフィルタ 2 プリエンファシス回路 3 FM変調回路 4 FMフィルタ 5 Y/C混合回路 6 バンドパスフィルタ 7 逆ベルフィルタ 8 リミッタ回路 9 カウントダウン回路 10 平衡変調低域変換回路 11 記録イコライザ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FM変調された輝度信号に、FM変調さ
    れたクロマ信号を低域変換した後混合して記録媒体に記
    録するために、バンドパスフィルタとリミッタ回路とカ
    ウントダウン回路と記録イコライザとを具備したクロマ
    信号処理系を有する磁気記録再生機器の低域変換装置
    おいて、 クロマ信号によってFM変調される搬送波の搬送周波数
    を所定の周波数までカウントダウンする前記カウントダ
    ウン回路と前記記録イコライザとの間に前記カウント
    ダウン回路によって所定の周波数までカウントダウンさ
    れた前記搬送波の搬送周波数をさらに所定の周波数に低
    域変換する平衡変調低域変換回路を介挿したことを特徴
    とする低域変換装置。
JP3196428A 1991-08-06 1991-08-06 低域変換装置 Expired - Lifetime JP2938625B2 (ja)

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WO1996010710A1 (fr) * 1994-10-04 1996-04-11 Nippon Steel Corporation Union de tuyaux d'acier presentant une resistance elevee au grippage et traitement de surface destine a cet effet

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