JP2936249B2 - ダブル塗工キャスト紙の製造方法 - Google Patents

ダブル塗工キャスト紙の製造方法

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JP2936249B2
JP2936249B2 JP9179195A JP9179195A JP2936249B2 JP 2936249 B2 JP2936249 B2 JP 2936249B2 JP 9179195 A JP9179195 A JP 9179195A JP 9179195 A JP9179195 A JP 9179195A JP 2936249 B2 JP2936249 B2 JP 2936249B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダブル塗工キャスト紙
の製造方法に関し、さらに詳しくは、紙の剛性に優れ、
かつ、白紙光沢、印刷適性に優れたキャスト紙の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、塗工紙のバインダー成分として、
バインダー力に優れ、安価で塗工層に高い剛性を与える
水溶性バインダーが、水分散性樹脂バインダーとともに
併用されている。また、キャスト紙には、キャストドラ
ムとの剥離性を高めるために、ポリエチレンワックス等
の離型剤を使用することが知られている。最近、酸価を
有するポリエチレンと多官能性エポキシ化合物を含有し
た塗料を使用して、離型剤としての該ポリエチレンのマ
イグレーションを抑えること(特開平6−136691
号公報)が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、水溶性バイン
ダーは、カレンダーがけにおける平滑性および白紙光沢
発現性に劣ることが知られており、バインダー成分とし
て多量に用いることができなかった。また、ポリエチレ
ンワックスは、離型性に優れるものの、紙の剛性を低下
させることは免れず、さらに、ポリエチレンワックスの
マイグレーションによって、ポリエチレンワックスが遍
在化し、光沢の低下や、印刷むらを起こしやすいもので
あった。光沢の低下や、印刷むらを起こし難くするため
に多官能性エポキシ化合物を配合した塗料を使用する前
記方法は、剛性の低下が起こるものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、剛性が高
く、高度の光沢を有し、印刷むらがないキャスト紙を製
造する方法について鋭意検討した結果、下塗り層に水溶
性バインダーを多く含む塗料を使用し、上塗り層の塗料
として、バインダーマイグレーションが起こりにくい、
いわゆる感温ゲル化性ラテックスとエチレン重合体を含
有させた塗料を使用することによって、前記問題が解決
されることを見いだし本発明に到達した。
【0005】すなわち本発明は、顔料(プラスチックピ
グメントを除く)及びバインダーを主成分とする紙塗工
用塗料において、水相の乳化剤量が0.01mmol/
g以下である樹脂ラテックス(B)と一定の温度を境界
にして親水性と疎水性が可逆的に変化するビニル重合体
(C)からなるバインダー組成物と、エチレン重合体
(D)を含有してなるダブル塗工キャスト紙用上塗り塗
料;並びに、顔料(プラスチックピグメントを除く)及
びバインダーを主成分とする紙塗工用塗料を、下塗り層
及び上塗り層としてそれぞれ塗工するダブル塗工紙の製
造方法において、下塗り層に、水溶性バインダー(A)
を30〜80重量%含むバインダー組成物を用いた塗料
を使用し、上塗り層に、水相の乳化剤量が0.01mm
ol/g以下である樹脂ラテックス(B)と一定の温度
を境界にして親水性と疎水性が可逆的に変化するビニル
重合体(C)からなるバインダー組成物と、エチレン重
合体(D)を含有する塗料を使用することを特徴とする
ダブル塗工キャスト紙の製造方法である。
【0006】本発明における水溶性バインダー(A)と
しては、デンプン類(酸化デンプン、リン酸化デンプ
ン、ヒドロキシエチルエーテルデンプン、酵素変性デン
プン、ピロデキストリンデンプン等)、カゼイン類(ミ
ルクカゼイン、大豆タンパク等)、セルロース類(カル
ボキシメチルセルロース等)、ポリビニルアルコール、
アルカリ可溶ラテックス等、紙塗工用塗料に用いられる
水溶性バインダーが挙げられる。これらのうち、高い剛
性を与える点で、デンプン類が好ましい。
【0007】本発明において、下塗り層を形成するため
の塗料のバインダー成分として、(A)とともに他のバ
インダーが用いられるが、バインダー成分中の(A)の
含有量は、通常30〜80重量%、好ましくは40〜6
0重量%である。30重量%未満であると、キャスト紙
の剛性が不十分となり、80重量%を越えると塗料粘度
が高くなりすぎ、塗工が困難となる。
【0008】他のバインダーとしては、紙塗工用塗料に
用いられる公知の非水溶性樹脂のラテックスが挙げら
れ、例えば、共役ジエン系共重合体(スチレン−ブタジ
エン系共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン系
共重合体)等、アクリル系共重合体[(メタ)アクリル
酸エステル系共重合体等]、飽和カルボン酸ビニル系重
合体(酢酸ビニル系共重合体等)等のラテックスが挙げ
られる。
【0009】本発明における上塗り層のバインダー成分
を構成する樹脂ラテックス(B)は、水相の乳化剤量
が、0.01mmol(ミリモル)/g(樹脂)以下、
好ましくは、0.002mmol/g以下であることが
必要である。水相の乳化剤量が0.01mmol/gを
越えると、ビニル重合体(C)の「一定の温度を境界に
して親水性と疎水性が可逆的に変化する」という作用が
阻害され、その結果光沢が高く、印刷適正が良好な塗工
紙を与える塗工紙用バインダー組成物が得られ難くな
る。なお、水相の乳化剤量は樹脂ラテックス(B)中の
樹脂分の重量に対して表される。
【0010】水相の乳化剤量は、樹脂ラテックスから樹
脂分を除いて得た水相を、液体クロマトグラフィー等で
分析し定量することによって求められる。樹脂ラテック
スから樹脂分を除く方法としては、例えば、樹脂ラテッ
クスを凍結させた後融解し樹脂成分を凝集固化させて除
く方法、遠心分離機によって樹脂分を沈降固化させて除
く方法、酸またはアルカリを加えて樹脂成分を沈降固化
させて除く方法等が挙げられる。
【0011】水相の乳化剤量が0.01mmol/g以
下の樹脂ラテックスを製造する方法としては、例えば、
水への溶解度が低い乳化剤を用いてモノマーを乳化重合
する方法、ラジカル重合性基を有する乳化剤を使用して
乳化重合する方法、水溶性ポリマーを保護コロイドとし
て使用して乳化重合する方法、有機溶剤中でイオン形成
性モノマーを(共)重合したポリマーを合成した後、得
られたポリマーを酸またはアルカリで中和し水を加えて
乳化し、該溶剤を除去する方法等が挙げられる。
【0012】これらの方法のなかでは、高分子量の樹脂
からなるラテックスが得られる点で乳化重合する方法が
好ましく、SBRラテックスが通常の条件で容易に得ら
れる点でラジカル重合性基を有する乳化剤(a)を使用
して乳化重合する方法が特に好ましい。
【0013】水への溶解度が低い乳化剤としては、HL
B値が3〜9のもの、例えば、炭素数22以上の脂肪酸
のアミンまたはアルカリ金属の塩、炭素数15以上の脂
肪族または芳香族アルコールのエチレンオキシド1〜6
モル付加物等が挙げられる。
【0014】ラジカル重合性基を有する乳化剤(a)と
しては、例えば、次のものが挙げられる。 (1)アニオン系(メタ)アクリル酸エステル類、次式
で示されるもの等: CH=C(R)CO(CH)mSOM CH=C(R)COCHC(R)(OCOR
)CHSOM CH=C(R)COCHCHOCOArCO
CHCHOSOM CH=C(R)CO(AO)pSOM (式中、Rは水素原子またはメチル基、mは1〜4の
整数、Mはアルカリ金属イオン、アンモニウムイオンま
たはアミニウムイオン、Rは水素原子またはメチル
基、Rは炭素数7〜21のアルキル基またはアルケニ
ル基、Arは芳香族環または脂肪族環、AOは炭素数2
〜4のオキシアルキレン基、pは2〜30の整数を示
す。); (2)アニオン系アリル化合物類、次式で示されるもの
等: CH=CHCHOCOCH(SOM)CHCO
CH=CHCHOCHCH(OH)CHOCO
CH(SOM)CHCO(R)(R)A
r(CHCH=CH)O(AO)qSOM (式中、Mはアルカリ金属イオン、アンモニウムイオン
またはアミニウムイオン、Rは炭素数7〜21のアル
キル基またはアルケニル基、Rは炭素数4〜18のア
ルキル基、アルケニル基またはアラルキル基、Rは水
素原子または炭素数4〜18のアルキル基、アルケニル
基またはアラルキル基、Arは芳香族環、AOは炭素数
2〜4のオキシアルキレン基、qは2〜200の整数を
示す。); (3)アニオン系マレイン酸エステル類、次式で示され
るもの等: ROCOCH=CHCOCHCH(OH)CH
SOM RO(AO)qCOCH=CHCO(CH)rC
H(R10)SOM R(AO)qOCOCH=CHCOM (式中、Rは炭素数5〜21のアルキル基、アルケニ
ル基またはアラルキル基、Mはアルカリ金属イオン、ア
ンモニウムイオンまたはアミニウムイオン、R及びR
10は炭素数1〜21のアルキル基、アルケニル基また
はアラルキル基、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレ
ン基、qは2〜200の整数、rは0〜3の整数を示
す。); (4)アニオン系イタコン酸エステル類、次式で示され
るもの等: CH=C(CHCO)CO(CH)mS
M CH=C(CHCO)COCHCH(O
H)CHSOM (式中Rは炭素数5〜21のアルキル基、アルケニル
基またはアラルキル基、mは1〜4の整数、Mはアルカ
リ金属イオン、アンモニウムイオンまたはアミニウムイ
オンを示す。); (5)非イオン系(メタ)アクリル酸エステル類、次式
で示されるもの等: CH=C(R)CO(AO)qOR CH=C(R)CO(PO)q(EO)sOHまた
は CH=C(R)CO(EO)q(PO)sOH (式中、Rは水素原子またはメチル基、Rは炭素数
5〜21のアルキル基、アルケニル基またはアラルキル
基、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基、qは2
〜200の整数、POはオキシプロピレン基、EOはオ
キシエチレン基、sは2〜200の整数を示す。); (6)非イオン系アリル化合物類、次式で示されるもの
等: (R)(R)Ar(CHCH=CH)O(A
O)qH (式中、Rは炭素数4〜18のアルキル基、アルケニ
ル基またはアラルキル基、Rは水素原子または炭素数
4〜18のアルキル基、アルケニル基またはアラルキル
基、Arは芳香族環、AOは炭素数2〜4のオキシアル
キレン基、qは2〜200の整数を示す。); (7)非イオン系マレイン酸エステル類、次式で示され
るもの等: R(AO)qOCOCH=CHCO(AO)sR (式中、Rは炭素数4〜18のアルキル基、アルケニ
ル基またはアラルキル基、Rは水素原子または炭素数
4〜18のアルキル基、アルケニル基またはアラルキル
基、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基、q及び
sは2〜200の整数を示す。); (8)非イオン系イタコン酸エステル類、次式で示され
るもの等: CH=C[CHCO(AO)qR]CO(A
O)sR (式中、Rは炭素数4〜18のアルキル基、アルケニ
ル基またはアラルキル基、Rは水素原子または炭素数
4〜18のアルキル基、アルケニル基またはアラルキル
基、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基、q及び
sは2〜200の整数を示す。); (9)カチオン系(メタ)アクリル酸エステル類、次式
で示されるもの等: [CH=C(R)COOCHCH(OH)CH
N(R11]X (式中、Rは水素原子またはメチル基、R11は炭素
数4〜21のアルキル基、アルケニル基またはアラルキ
ル基、Xはハロゲン原子を示す。); (10)カチオン系アリル化合物類、次式で示されるも
の等: [CH=CHCHCH(OH)CHN(CH
11]X [CH=CHCHN(CH11]X (式中、R11は炭素数4〜21のアルキル基、アルケ
ニル基またはアラルキル基、Xはハロゲン原子を示
す。)
【0015】これらのなかでは、各種モノマー、特にス
チレンとの共重合性が良好である点で、(1)、(5)及び
(9)のものが好ましく、通常の紙塗工用塗料に用いられ
る顔料分散剤[例えば、ポリ(メタ)アクリル酸ナトリ
ウム]によって凝集しにくいという点で、(1)〜(4)のも
のが好ましい。(1)のうち、アニオン基とポリオキシプ
ロピレン鎖とを有する(メタ)アクリレートが特に好ま
しい。
【0016】樹脂ラテックスを製造する時の(a)の使
用量は、通常、樹脂分に対して0.1〜20重量%であ
る。
【0017】本発明における樹脂ラテックス(B)を構
成する樹脂は、各種モノマーの(共)重合体である。モ
ノマーとしては特に制限はなく、例えば、メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチ
ル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アク
リレート、ラウリル(メタ)アクリレート、オクタデシ
ル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレ
ート等、N,N−ジブチル(メタ)アクリルアミド、N
−シクロヘキシル(メタ)アクリルアミド、(メタ)ア
クリロニトリル、スチレン、1−メチルスチレン、酢酸
ビニル、ビニルアルコール、ブタジエン、塩化ビニル、
イソプレン、クロロプレン、ヒドロキシエチル(メタ)
アクリレート、ジエチレングリコールモノ(メタ)アク
リレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート、(メタ)アクリロイルオキシポリグリセロー
ル、ビニルアルコール、アリルアルコール、(メタ)ア
クリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N
−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−ビニル−2
−ピロリドン、ビニルイミダゾール、N−メチロール−
ε−カプロラクタム、N−メチロールマレイミド、N−
ビニルスクシンイミド、p−アミノスチレン、N−ビニ
ルカルバゾール、2−ビニルピリジン、2−シアノエチ
ル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸、(無
水)マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、ビニルスルホ
ン酸、(メタ)アクリルスルホン酸、スチレンスルホン
酸、ビニル安息香酸、アルキルアリルスルホコハク酸、
(メタ)アクリロイルポリオキシアルキレン硫酸エステ
ル、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレ
ート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ート、N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリ
レート、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリ
ルアミド、ビニルアニリン、1,1,1−トリメチルア
ミン(メタ)アクリルイミド、1,1−ジメチル−1−
エチルアミン(メタ)アクリルイミド、1,1−ジメチ
ル−1−(2’−フェニル−2’−ヒドロキシエチル)
アミン(メタ)アクリルイミド、及び、1,1,1−ト
リメチルアミン(メタ)アクリルイミド等、ならびにこ
れらの組合せが挙げられる。
【0018】樹脂ラテックス(B)としては、スチレン
−ブタジエン系樹脂、スチレン−アクリル樹脂、アクリ
ル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂あるいはエチレン−酢酸ビ
ニル系樹脂のラテックスが好ましく、特に、スチレン−
ブタジエン系樹脂ラテックスが好ましい。
【0019】樹脂ラテックス(B)の樹脂分は、通常2
0〜75%であり、好ましくは、40〜60%である。
【0020】樹脂ラテックス(B)の製造に際しては、
公知の重合開始剤や連鎖移動剤が使用される。重合開始
剤としては、有機系重合開始剤[パーオキシド類(クメ
ンハイドロパーオキシド、ジイソプロピルベンゼンハイ
ドロパーオキシド、パラメンタンハイドロパーオキシ
ド、ベンゾイルパーオキシド、ラウロイルパーオキシド
等)、アゾ化合物類(アゾビスイソブチロニトリル、ア
ゾビスイソバレロニトリル等)]、無機系重合開始剤
[過硫酸塩(過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム、
過硫酸カリウム等)等]等が挙げられる。重合開始剤の
使用量は、通常、樹脂分に対して0.01〜5重量%で
ある。
【0021】樹脂ラテックス(B)の製造において、樹
脂の分子量、ラテックスのゲル含有量等を調整する目的
で公知の連鎖移動剤を用いることができる。連鎖移動剤
としては、α−メチルスチレンダイマー(2,4−ジフ
ェニル−4−メチル−1−ペンテン等)、ターピノーレ
ン、テルピネン、ジペンテン、炭素数8〜18のアルキ
ルメルカプタン、炭素数8〜18のアルキレンジチオー
ル、チオグリコール酸アルキル、ジアルキルキサントゲ
ンジスルフィド、テトラアルキルチウラムジスルフィ
ド、四塩化炭素、等が挙げられる。これらは、単独ある
いは2種以上を組み合わせて使用できる。連鎖移動剤の
使用量は、通常、(B)中の樹脂を構成する単量体10
0重量部に対して0〜15重量部である。
【0022】なお、還元剤[ピロ重亜硫酸ナトリウム、
亜硫酸ナトリウム、硫酸水素ナトリウム、硫酸第一鉄、
グルコース、ホルムアルデヒドナトリウムスルホキシレ
ート、L−アスコルビン酸(塩)]、キレート剤(グリ
シン、アラニン、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム
等)、pH緩衝剤(トリポリリン酸ナトリウム、テトラ
ポリリン酸カリウム等)等の添加剤を(B)の製造中に
含有させてもよい。
【0023】本発明における一定の温度を境界にして親
水性と疎水性が可逆的に変化するビニル重合体(C)と
しては、その水溶液または水懸濁液を加熱するとシャー
プにゲル化に至るものが好ましく、例えば、環状アミン
または炭素数5以上の非環状アミンのアルキレンオキシ
ド付加物のビニルカルボン酸エステル(b)からなる重
合体(C1)、N−アルキルまたはN−アルキレン(メ
タ)アクリルアミドからなる重合体(C2)、ポリアル
キレングリコールモノアルキルエーテルモノ(メタ)ア
クリレートまたはポリアルキレングリコールモノフェニ
ルエーテルモノ(メタ)アクリレートからなる重合体
(C3)、ポリエチレングリコールモノアルキルモノビ
ニルエーテルからなる重合体(C4)およびポリエチレ
ングリコールモノフェニルモノビニルエーテルからなる
重合体(C5)などが挙げられる。これらのうち、加熱
乾燥中に紙塗工用塗料中の樹脂ラテックス粒子の表面へ
の移行を抑制する効果が高く、透気度が高く耐ブリスタ
ーが良好な塗工紙が得られるという点で、重合体(C
1)が好ましい。
【0024】ビニルカルボン酸エステル(b)における
環状アミンとしては、アルキレンオキシドが付加するた
めの活性水素を有する環状アミンであれば特に制限はな
く、従って、環の内外にアミン性窒素を有していればよ
い。活性水素基は、アミノ基から由来してもよいし、ま
た水酸基、カルボキシル基など、アルキレンオキシドが
付加し得る基であればいずれから由来していてもよい。
【0025】このような環状アミンとしては、例えば、
非芳香族性ヘテロサイクリックアミン[アジリジン環を
有するもの(アジリジン、2−メチルアジリジン、2−
エチルアジリジンなど)、ピロリジン環を有するもの
(ピロリジン、2−メチルピロリジン、2−エチルピロ
リジン、2−ピロリドン、スクシンイミド、1,2−シ
クロヘキサンジカルボキシイミドなど)、ピペリジン環
を有するもの(ピペリジン、2−メチルピペリジン、
3,5−ジメチルピペリジン、2−エチルピペリジン、
4−ピペリジノピペリジン、2−メチル−4−ピロリジ
ノピペリジン、エチルピコリコネートなど)、ピペラジ
ン環を有するもの(1−メチルピペラジン、1−メチル
−3−エチルピペラジンなど)、モルフォリン環を有す
るもの(モルフォリン、2−メチルモルフォリン、3,
5−ジメチルモルフォリン、チオモルフォリンなど)、
ピロリン類(3−ピロリン、2,5−ジメチル−3−ピ
ロリン、2−フェニル−2−ピロリンなど)、ピラゾリ
ン類(ピラゾリンなど)、イミダゾール類(2−メチル
イミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、
2−フェニルイミダゾールなど)、ピラゾール類(ピラ
ゾール、ピラゾールカルボン酸など)、ピリドン類(α
−ピリドン、γ−ピリドンなど)、およびε−カプロラ
クタム、ピリダジノン、ピリダリン、ピリドインな
ど];芳香族ヘテロサイクリックアミン[2−ヒドロキ
シピリジン、2−ヒドロキシ−3,5−ジターシャリブ
チルピリジン、2−カルボキシルピリジン、4−ピリジ
ルカルビノール、2−ヒドロキシピリミジン、ピロー
ル、2−フェニルピロールなど];芳香族アミン[アニ
リン、3−メチルアニリン、N−メチルアニリン、N−
イソプロピルアニリンなど]などが挙げられる。
【0026】これらの環状アミンのうち好ましいのは、
非芳香族性サイクリックアミンである。なかでも好まし
いのはピペリジン環を有するもの及びモルフォリン環を
有するものであり、最も好ましいのはモルフォリン環を
有するものである。
【0027】(b)における炭素数5以上の非環状アミ
ンは、アルキレンオキシドが付加するための活性水素を
有する炭素数5以上の非環状アミンであれば特に制限は
ない。例えば、炭素数5以上の1級の脂肪族非環状アミ
ン(ジメチルプロピルアミン、2−エチルブチルアミ
ン、ペンチルアミン、2,2−ジメチルブチルアミン、
ヘキシルアミン、シクロヘキシルアミン、オクチルアミ
ン、2−エチルヘキシルアミン、イソデシルアミン、ラ
ウリルアミンなど)、炭素数5以上の2級の脂肪族非環
状アミン[メチルブチルアミン、メチルイソブチルアミ
ン、メチルターシャリブチルアミン、メチルペンチルア
ミン、メチルヘキシルアミン、メチル(2−エチルヘキ
シル)アミン、メチルオクチルアミン、メチルノニルア
ミン、メチルイソデシルアミン、エチルプロピルアミ
ン、エチルイソプロピルアミン、エチルブチルアミン、
エチルイソブチルアミン、エチルターシャリブチルアミ
ン、エチルペンチルアミン、エチルヘキシルアミン、エ
チル(2−エチルヘキシル)アミン、エチルオクチルア
ミン、ジプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、プロ
ピルブチルアミン、プロピルイソブチルアミン、プロピ
ルターシャリブチルアミン、プロピルペンチルアミン、
プロピルヘキシルアミン、プロピル(2−エチルヘキシ
ル)アミン、プロピルオクチルアミン、イソプロピルブ
チルアミン、イソプロピルイソブチルアミン、イソプロ
ピルターシャリブチルアミン、イソプロピルペンチルア
ミン、イソプロピルヘキシルアミン、イソプロピル(2
−エチルヘキシル)アミン、イソプロピルオクチルアミ
ン、ジブチルアミン、ジイソブチルアミン、ジターシャ
リブチルアミン、ブチルペンチルアミン、ジペンチルア
ミン、ジシクロヘキシルアミンなど]、が挙げられる。
【0028】炭素数5以上の非環状アミンのうち好まし
いのは、炭素数5〜8の1級の脂肪族非環状アミンであ
る。
【0029】アルキレンオキシドとしては、エチレンオ
キシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドなどが
挙げられる。これらのうち好ましいものは、エチレンオ
キシドまたはプロピレンオキシド、及びこの両者の組合
せである。
【0030】アルキレンオキシドの付加モル数は、通常
1〜50モル、好ましくは1〜5モルである。
【0031】(b)は、前記環状アミンまたは炭素数5
以上の非環状アミンのアルキレンオキシド付加物とビニ
ルカルボン酸とのエステルである。このビニルカルボン
酸は、ビニル基とカルボキシル基が直結している必要は
なく、例えば、(メタ)アクリル酸、(イソ)クロトン
酸、マレイン酸、フマル酸及びイタコン酸などのラジカ
ル重合性不飽和脂肪族カルボン酸;ビニル安息香酸およ
び2−カルボキシ−4−イソプロペニル−3−ピロリジ
ン酢酸などのラジカル重合性芳香族カルボン酸;ならび
にこれらのエステル形成性誘導体(酸無水物あるいは酸
ハロゲン化物)が挙げられる。
【0032】これらのうち、(メタ)アクリル酸、マレ
イン酸、ビニル安息香酸、及びこれらのエステル形成性
誘導体が好ましく、(メタ)アクリル酸、及び(メタ)
アクリル酸のエステル形成性誘導体が特に好ましい。
【0033】重合体(C1)は、ビニルカルボン酸エス
テル(b)の重合体でも、(b)と他のビニル系モノマ
ー(c)との共重合体でもよいが、(b)を構成単位と
して50重量%以上含有する必要がある。好ましくは、
70重量%以上含有することである。
【0034】他のビニル系モノマー(c)としては、
(c−1)親水性のもの[(b)を除く]、(c−2)
親油性ビニルモノマーのものでもよい。
【0035】(c−1)としては、ノニオン性の化合物
[ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ジエチレン
グリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレング
リコールモノ(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロ
イルオキシポリグリセロール、ビニルアルコール、アリ
ルアルコール、(メタ)アクリルアミド、N−メチル
(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アク
リルアミド、N−ビニル−2−ピロリドン、ビニルイミ
ダゾール、N−メチロール−ε−カプロラクタム、N−
メチロールマレイミド、N−ビニルスクシンイミド、p
−アミノスチレン、N−ビニルカルバゾール、2−ビニ
ルピリジン、2−シアノエチル(メタ)アクリレート
等];アニオン性の化合物[(メタ)アクリル酸、(無
水)マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、ビニルスルホ
ン酸、(メタ)アクリルスルホン酸、スチレンスルホン
酸、ビニル安息香酸、アルキルアリルスルホコハク酸、
(メタ)アクリロイルポリオキシアルキレン硫酸エステ
ル等の酸及びこれらの塩];カチオン性の化合物[N,
N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,
N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、
N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、
N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレー
ト、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルア
ミド、ビニルアニリン及びこれらの酸塩];アミンイミ
ド基を有する化合物[1,1,1−トリメチルアミン
(メタ)アクリルイミド、1,1−ジメチル−1−エチ
ルアミン(メタ)アクリルイミド、1,1−ジメチル−
1−(2’−フェニル−2’−ヒドロキシエチル)アミ
ン(メタ)アクリルイミド、1,1,1−トリメチルア
ミン(メタ)アクリルイミド等]が挙げられる。
【0036】(c−2)としては、例えば、メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチ
ル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アク
リレート、ラウリル(メタ)アクリレート、オクタデシ
ル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレ
ート等の(メタ)アクリレート誘導体、N,N−ジブチ
ル(メタ)アクリルアミド、N−シクロヘキシル(メ
タ)アクリルアミド等のN−アルキル(メタ)アクリル
アミド誘導体、(メタ)アクリロニトリル、スチレン、
1−メチルスチレン、酢酸ビニル、ブタジエン、塩化ビ
ニル、イソプレン等が挙げられる。
【0037】ビニル重合体(C1)は、例えば、特開平
6−9848号公報に記載の方法によって得られる。
【0038】重合体(C2)としては、N−アルキルま
たはN−アルキレン(メタ)アクリルアミドモノマーの
(共)重合体及び該モノマーと前記の他のビニルモノマ
ー(c)との共重合体が挙げられる。
【0039】重合体(C2)を構成するN−アルキルま
たはN−アルキレン(メタ)アクリルアミドモノマーの
具体例としては、N−エチル(メタ)アクリルアミド、
N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジ
メチル(メタ)アクリルアミド、N−n−プロピル(メ
タ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリ
ルアミド、N−シクロプロピル(メタ)アクリルアミ
ド、N−(メタ)アクリロイルピペリジン、N−(メ
タ)アクリロイルピロリジン、N−(メタ)アクリロイ
ルヘキサヒドロアゼン、(メタ)アクリロイルモルホリ
ン、N−テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリルアミ
ド、N−メトキシプロピル(メタ)アクリルアミド、N
−エトキシプロピル(メタ)アクリルアミド、N−イソ
プロポキシプロピル(メタ)アクリルアミド、N−エト
キシエチル(メタ)アクリルアミド、N−(2,2−ジ
メトキシエチル)−N−メチル(メタ)アクリルアミ
ド、N−1−メチル−2−メトキシエチル(メタ)アク
リルアミド、N−1−メトキシメチルプロピル(メタ)
アクリルアミド、N−(1,3−ジオキソラン−2−イ
ル)−N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−8−ア
クリロイル−1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ
[4,5]デカン、あるいはN−メトキシエチル−N−
n−プロピル(メタ)アクリルアミドが挙げられる。
【0040】重合体(C2)は、例えば、特開平1−1
4276号公報に記載の方法によって得られる。
【0041】重合体(C3)を構成するω−アルコキシ
ポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレートま
たはω−フェノキシポリアルキレングリコールモノ(メ
タ)アクリレートとしては、1価アルコールのエチレン
オキシド付加物の(メタ)アクリル酸エステル[ω−メ
トキシポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、ω−エトキシポリエチレングリコールモノ(メタ)
アクリレート、ω−プロポキシポリエチレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、ω−ブトキシポリエチレン
グリコールモノ(メタ)アクリレート、ω−シクロヘキ
シルポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、ω−フェノキシポリエチレングリコールモノ(メ
タ)アクリレート等]、1価アルコールのプロピレンオ
キシド付加物のエチレンオキシド付加物[ω−メトキシ
(ポリ)オキシプロピレンポリオキシエチレンモノ(メ
タ)アクリレート等]、1価アルコールのエチレンオキ
シド付加物のプロピレンオキシド付加物[ω−メトキシ
ポリオキシエチレン(ポリ)オキシプロピレンモノ(メ
タ)アクリレート等]、1価アルコールのプロピレンオ
キシド付加物のエチレンオキシド付加物のプロピレンオ
キシド付加物[ω−メトキシ(ポリ)オキシプロピレン
ポリオキシエチレン(ポリ)オキシプロピレンモノ(メ
タ)アクリレート等]、あるいは1価アルコールのエチ
レンオキシド付加物のプロピレンオキシド付加物のエチ
レンオキシド付加物[ω−メトキシポリオキシエチレン
(ポリ)オキシプロピレンポリオキシエチレンモノ(メ
タ)アクリレート等]等が挙げられる。前記ポリアルキ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート中のポリオキ
シアルキレン重合度は2〜50である。重合体(C3)
としては、これらのモノ(メタ)アクリレート1種以上
の(共)重合体及びコモノマーとの共重合体が挙げられ
る。コモノマーとしては、前記ビニルモノマー(c)と
同一のものが使用できる。
【0042】重合体(C3)は、例えば、特開平6−2
3375号公報に記載の方法によって得られる。
【0043】重合体(C4)を構成するポリアルキレン
グリコールモノアルキルモノビニルエーテルとしては、
1価アルコールのエチレンオキシド付加物と塩化ビニル
とから得られるビニルエーテル(ポリエチレングリコー
ルモノアルキルモノビニルエーテル、例えばポリエチレ
ングリコールモノエチルモノビニルエーテル、ポリエチ
レングリコールモノプロピルモノビニルエーテル、ポリ
エチレングリコールモノブチルモノビニルエーテル
等)、1価アルコールのプロピレンオキシド/エチレン
オキシド付加物と塩化ビニルとから得られるビニルエー
テル[(ポリ)オキシプロピレンポリオキシエチレング
リコールモノメチルモノビニルエーテル等]、(ポリ)
オキシエチレン(ポリ)オキシプロピレンポリオキシエ
チレングリコールモノメチルモノビニルエーテル等]等
が挙げられる。重合体(C5)を構成するポリアルキレ
ングリコールモノフェニルモノビニルエーテルとして
は、フェノール類のエチレンオキシド付加物と塩化ビニ
ルとから得られるビニルエーテル(ポリエチレングリコ
ールモノフェニルモノビニルエーテル、例えばポリエチ
レングリコールモノフェニルモノビニルエーテル等)が
挙げられる。前記ポリアルキレングリコールモノビニル
エーテル中のポリオキシアルキレンの重合度は2〜50
である。
【0044】重合体(C4)または(C5)としては、
これらのモノビニルエーテル1種以上の(共)重合体及
びコモノマーとの共重合体が挙げられる。コモノマーと
しては、前記ビニル系モノマー(c)と同一のものが使
用できる。
【0045】重合体(C4)または(C5)は、例え
ば、ジャーナルオブポリマーサイエンス:パートA:ポ
リマーケミストリー、30巻2407頁(1992年)
に記載の方法によって得られる。
【0046】ビニル重合体(C)の重量平均分子量は通
常1,000〜5,000,000、好ましくは、1
0,000〜2,000,000、特に好ましくは10
0,000〜1,000,000である。
【0047】本発明の樹脂ラテックス(B)とビニル重
合体(C)からなる組成物において、(B)と(C)の
割合は、重量に基づいて通常70〜99.99:0.0
1〜30、好ましくは80〜99.5:0.05〜20
である。(C)の割合が0.01重量%未満であると、
得られる光沢が不十分となる。
【0048】本発明において(B)と(C)からなる組
成物は、樹脂ラテックス(B)とビニル重合体(C)単
独あるいは(C)を水で希釈したものとを、ビニル重合
体(C)の親水性から疎水性へと変化する温度よりも低
い温度で、通常の混合装置(櫂型攪拌翼等)で混合する
ことによって得られる。
【0049】本発明における上塗り層のバインダー成分
としては、(B)と(C)からなる組成物以外に、必要
に応じて、水溶性バインダーを含有することができる。
また、公知の非水溶性樹脂のラテックスも必要に応じて
使用可能である。
【0050】本発明におけるエチレン重合体(D)とし
ては、エチレンの(共)重合によって得られるもの{高
分子量及び低分子量のポリエチレン、エチレンとコモノ
マー[例えば、樹脂ラテックス(B)を構成する前記モ
ノマー]との共重合体等}、該重合体の変性体{空気、
酸素、オゾンまたはその他の各種酸化剤を用いて酸化し
た酸化ポリエチレン、高分子量ポリエチレンの熱及び/
または酸化による減成物およびこれらのエチレン性不飽
和カルボン酸[(メタ)アクリル酸、(無水)マレイン
酸、フマル酸、イタコン酸等]によるグラフト共重合体
等}等が挙げられる。
【0051】また、前記エチレン重合体(D)には
(D)中のカルボキシル基の一部あるいは全部をアンモ
ニア、アルキルアミン類(モノエチルアミン、モノブチ
ルアミン、ジブチルアミン、トリエチルアミン、トリブ
チルアミン等)、アルカノールアミン類(モノエタノー
ルアミン、モノプロパノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン等)、アルカリ金属(ナトリ
ウム、カリウム、リチウム等)、アルカリ土類金属(カ
ルシウム、マグネシウム、亜鉛等)等で中和したものも
含まれる。
【0052】(D)として、軟化点90℃以上、通常1
50℃以下、針入り度が10以下及び酸価が1〜50で
あるエチレン重合体は、白紙光沢がより高く、印刷適性
がより良好になり特に好ましい。なお、軟化点は、JI
S K2531−1960、針入り度はJISK253
0−1960に各々規定されている試験方法によって測
定される。また、酸価は、試料をトルエンの沸点下で溶
解したものをフェノールフタレインを指示薬にN/10
水酸化カリウム標準液(イソプロパノール溶液)で滴定
し、試料1gを中和するのに要する水酸化カリウムのm
g数に換算した値である。
【0053】(D)は、一般に水溶液あるいは乳化分散
体の形態で使用される。乳化分散体は、乳化剤の不存在
下自己乳化によってまたは、非重合性乳化剤(アニオン
系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、両性界面活性
剤、水溶性高分子化合物等)の存在下乳化によって得ら
れる。これらのうち、自己乳化型のものが白紙光沢がよ
り高く、印刷適性がより良好になり特に好ましい。
【0054】本発明における紙塗工用塗料を製造する方
法について述べる。まず、顔料を顔料分散剤、消泡剤の
存在下、分散装置を用いて水に分散し、ピグメントスラ
リーを得る。次いで、水溶性バインダー(A)、前記他
のバインダー、及び、必要によってその他の添加剤を配
合して、下塗り層形成用塗料を作成する。
【0055】上塗り層形成用塗料は、顔料を顔料分散
剤、消泡剤の存在下、分散装置を用いて水に分散し、ピ
グメントスラリーを得た後、樹脂ラテックス(B)とビ
ニル重合体(C)からなるバインダー組成物とエチレン
重合体(D)及び必要によってその他の添加剤を配合す
ることによって得られる。
【0056】本発明において、前記塗料に用いられる顔
料としてはプラスチックピグメント以外のものが用いら
れ、たとえば各種クレー、カオリン、炭酸カルシウム、
サチンホワイト、酸化チタン、水酸化アルミニウム、硫
酸バリウム、酸化亜鉛、硫酸カルシウム、タルク等が挙
げられる。
【0057】顔料分散剤としては、ポリ(メタ)アクリ
ル酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、ヘキサメタリ
ン酸ナトリウム等が挙げられる。消泡剤としては鉱物油
系消泡剤、シリコン系消泡剤等が挙げられる。その他の
添加剤としては、潤滑剤、pH調整剤、防腐剤、耐水化
剤、印刷適性向上剤、離型剤、光沢付与剤、着色剤、蛍
光染料、帯電防止剤等、紙塗工用塗料に用いられる公知
の添加剤が挙げられる。
【0058】分散装置としては、ハイスピードミキサ
ー、ケディミル、スピードミル、シグマブレードニーダ
ー、モアハウスミル、リードニーダー等が挙げられる。
【0059】本発明の塗工紙を製造する方法について述
べる。塗工紙は、塗工用原紙に、塗工機を用いて、ま
ず、前記下塗り層形成用塗料を塗工し、必要に応じて乾
燥を行なった後、前記上塗り層形成用塗料を塗工し、キ
ャスト仕上げすることによって得られる。上塗り層形成
用塗料を塗工する前に下塗り層をカレンダー等によって
平滑化処理することもできる。塗工量は、乾燥後の重量
として、上塗り層と下塗り層併せて、通常5〜50g/
m2であり、下塗り層が4〜40g/m2、上塗り層が1
〜20g/m2である場合、得られる塗工紙の剛性、白
紙光沢、印刷適性のバランスが保たれ特に好ましい。
【0060】キャスト仕上げは、ウェットキャスト法、
リウェットキャスト法またはゲル化キャスト法等の通常
のキャスト仕上げによって行われる。本発明における上
塗り層に用いる塗料は、感温ゲル化性の樹脂ラテックス
を用いるため、従来のキャスト仕上げの難点の一つであ
った塗工層の乾燥性が悪いことによる生産性の低さが改
善できる。すなわち、高速でキャスト仕上げを行って
も、乾燥が不十分で塗工層がドラムに付着するなどして
ドラムが汚れるという難点が解消される。
【0061】塗工用原紙としては、特に制限はなく、坪
量が35〜400g/m2の、酸性紙または中性紙の上質
紙、中質紙または下級紙が使用される。
【0062】塗工機としては、ロールコーター(サイズ
プレス、ゲートロールコーター等)、両面同時塗工型コ
ーター(ビルブレードコーター、ツインブレードコータ
ー等)、各種ブレードコーター(ベンチ式ブレードコー
ター、ヘリコーター等)、エアナイフコーター、ロッド
コーター、ブラシコーター、カーテンコーター、チャン
プレックスコーター、バーコーター、グラビアコーター
等を設けたオンマシンあるいはオフマシンコーターが挙
げられる。
【0063】必要に応じて行われる下塗り層の乾燥は、
各種ドライヤー(赤外線ドライヤー、ドラムドライヤ
ー、エアキャップドライヤー、エアホイルドライヤー、
エアコンベアドライヤー等、及びこれらの組合せ)によ
って行なうことができる。乾燥温度はドライヤーの種類
によって種々変化するがドライヤー内部の温度は通常5
0〜1500℃である。
【0064】また、必要に応じて行われる下塗り層の平
滑化仕上げは、通常のカレンダー(スーパーカレンダ
ー、グロスカレンダー、ソフトカレンダー、マシンカレ
ンダー等)をオンマシンあるいはオフマシンで用いるこ
とによって行うことができる。処理圧力、温度は特に制
限はなく、ニップ圧は通常20〜500kg/cm、温度は
通常室温〜500℃で行われる。加圧ニップ数は、通常
1〜15である。また、仕上げ後の途工紙の調湿、加湿
のためにロールによる水塗り装置、静電加湿装置、蒸気
加湿装置等を前記カレンダーとともに設置することもで
きる。
【0065】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。実施例中
の部は重量部である。 製造例1 2−(2−モルホリノエトキシ)エチルメタクリレート
(モルホリンのエチレンオキシド2モル付加物、メタク
リル酸とのエステル)90部と、メチルメタクリレート
10部及び2,2’−アゾ ビス(2,4−ジメチルバ
レロニトリル)0.1部をアンプルに加え、凍結脱気後
密閉し、60℃で8時間重合させて、重合体1を得た。
【0066】製造例2 2−モルホリノプロピルメタクリレート(モルホリンの
プロピレンオキシド1モル付加物とメタクリル酸とのエ
ステル)80部、スチレン5部、メチルメタアクリレー
ト10部、ヒドロキシエチルメタクリレート5部及び
2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)0.1部をアンプルに加え、凍結脱気後密閉し、5
0℃で8時間重合させて、重合体2を得た。
【0067】製造例5 攪拌機、滴下ボンベ、窒素ガス導入管、温度計を備えた
加圧反応容器にラジカル重合性基を有する乳化剤として
アクリロイルオキシポリプロピレン(重合度=12)硫
酸エステル10部、水102部、スチレン45部、メチ
ルメタクリレート9部、メタクリル酸4部、過硫酸ナト
リウム1部およびラウリルメルカプタン0.2部を仕込
み、攪拌下、系内を窒素ガスで置換後、滴下ボンベから
ブタジエン37部を圧入し、50℃で30時間、85℃
で5時間反応させた。水酸化ナトリウム水溶液でpH
8.5に調整し、減圧下未反応モノマーをストリッピン
グすることによって、SBR系樹脂ラテックス1(固形
分47.9%、以下SBR1という)を得た。SBR1
の水相の乳化剤量は0.0003mmol/g(樹
脂)。
【0068】製造例6 製造例6と同様にして、スチレン50部、メチルメタク
リレート4部、メタクリル酸4部、アクリロニトリル5
部、ブタジエン32部及びメタクリロイルオキシポリオ
キシプロピレン(重合度=9)硫酸エステルNa塩10
部から、SBR系樹脂ラテックス2(固形分48.3
%、以下SBR2という)を得た。SBR2の水相の乳
化剤量は、0.0005mmol/g(樹脂)であっ
た。
【0069】製造例7 乳化剤としてアルキルジフェニルエーテルジスルホン酸
Na[三洋化成工業(株)製エレミノールMON-7]10部を用
いた以外は製造例6と同様にして、比較のためのSBR
系樹脂ラテックス3(固形分48.2%、以下SBR3
という)を得た。SBR3の水相の乳化剤量は、0.1
mmol/g(樹脂)であった。
【0070】実施例1〜6、比較例1〜3 水25部、分散剤[サンノプコ(株)製SNディスパー
サント5040]0.3部、水酸化ナトリウム0.1
部、消泡剤[サンノプコ(株)製ノプコDF122]
0.1部とともに、2級クレー50部を配合してディス
パーで、2000回転で30分間分散混合し、この分散
液に、α化リン酸化デンプン(35%水溶液)14部、
および、市販SBRラテックス[固形分48%。日本合
成ゴム(株)製JSR-0696]10.1部、及び適量の水を
加え均一混合し、濃度62重量%の下塗り用塗料1を得
た。また、α化リン酸化デンプン(35%水溶液)14
部の代わりに酸化デンプン(30%水溶液)15部を用
いる以外は塗料1を得た時と同様の操作をして、下塗り
用塗料2を得た。α化リン酸化デンプン(35%水溶
液)14部、および、市販SBRラテックス[固形分4
8%。日本合成ゴム(株)製JSR-0696]10.1部の代
わりに、α化リン酸化デンプン(35%水溶液)4.4
部、および、市販SBRラテックス[固形分48%、日
本合成ゴム(株)製JSR-0696]17.4部を用いる以外
は塗料1を得た時と同様の操作をして、比較のための下
塗り用塗料3を得た。
【0071】水25部、分散剤[サンノプコ(株)製S
Nディスパーサント5040]0.3部、水酸化ナトリ
ウム0.1部、消泡剤[サンノプコ(株)製ノプコDF
122]0.1部とともに、1級クレー35部及び炭酸
カルシウム15部を配合してディスパーで、2000回
転で30分間分散混合し、この分散液に、α化リン酸化
デンプン(35%水溶液)3部、および、製造例1で得
た重合体1の40%水溶液0.07部及び製造例6で得
たSBR1を14部を混合して得たバインダー組成物1
を14.1部、自己乳化型ポリエチレンワックスエマル
ション[固形分25%。樹脂の軟化点103.5℃、針
入り度5、酸価22の三洋化成工業(株)製サンワック
スE−300を水酸化ナトリウムで中和し乳化したも
の。]10部及び適量の水を加え均一混合し、濃度45
重量%の上塗り用塗料4を得た。上塗り用塗料4と同様
の操作をして、重合体2及びSBR1とを混合して作成
したバインダー組成物2を用いて上塗り用塗料5を、重
合体1及びSBR2を用いて上塗り用塗料6をそれぞれ
得た。また、重合体1とSBR3を用いて比較のための
上塗り用塗料7を得た。また、自己乳化型ポリエチレン
ワックスエマルションを配合せずに、上塗り用塗料4を
得た時と同様の操作をして、比較のための上塗り用塗料
8を得た。
【0072】得られた下塗り用塗料1〜3、上塗り用塗
料4〜8を表1に示した組合せで、次の様に塗工、処理
して、塗工紙をそれぞれ得た。
【0073】下塗り用塗料を坪量85g/m2の上質紙にド
ライ塗工量約12g/m2でブレードコーターを用いて塗
工、乾燥することによって、下塗り済み塗工紙を得た。
下塗り済み塗工紙に、上塗り用塗料を、ロールコーター
で乾燥重量が8g/m2となるように塗工し、直ちにプレス
ロールでキャストドラム(表面温度80℃)に、50m
/分の速度で圧接、乾燥後、キャストドラムから剥離し
て、塗工紙を得た。キャストドラムの汚れおよび得られ
た各塗工紙の諸物性を測定した。結果を表1に示す。
【0074】
【表1】
【0075】光沢;東京電色(株)製グロスメーターで
75゜光沢を測定した。 白色度;JIS P−8123に準拠して測定した。 印刷光沢;明製作所(株)製RI−2型でオフセット用
インキをベタ塗りし、室温で12時間乾燥後、75゜光
沢を測定した。 インキ受理性;明製作所(株)製RI−2型で過剰のK
&N inkをベタ印刷した後2分後にガーゼで印刷面
上のインクをぬぐい取った面の白色度を測定し、白色度
の低下量を印刷前の白色度に対する百分率で表した。 耐折り曲げ性;塗工紙を2つ折りにし、折り曲げた部分
の塗工層のひび割れ状態を目視観察し、ひび割れがほと
んどないものを○、ひび割れが顕著に見られるものを×
で示した。 ドラム汚れ;塗工紙作成後のキャストドラムを目視観察
し、汚れが全くないものを○、乾燥が不十分で塗工層が
ドラムに付着するなどしてドラムに汚れがあるものを×
で示した。
【0076】
【発明の効果】本発明は、紙の剛性に優れ、かつ、白紙
光沢、印刷適性に優れており、また、離型剤のマイグレ
ーションが抑制された塗工紙を与える、さらに、キャス
トドラムの汚染もないため、効率よく生産できる方法で
ある。また、本発明は、キャスト仕上げによる塗工紙以
外、アート紙、コート紙などのダブル塗工紙にも有用で
ある。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料(プラスチックピグメントを除く)
    及びバインダーを主成分とする紙塗工用塗料において、
    水相の乳化剤量が0.01mmol/g(樹脂)以下で
    ある樹脂ラテックス(B)と一定の温度を境界にして親
    水性と疎水性が可逆的に変化するビニル重合体(C)か
    らなるバインダー組成物と、エチレン重合体(D)を含
    有してなるダブル塗工キャスト紙用上塗り塗料。
  2. 【請求項2】 (B)が、(メタ)アクリロイルオキシ
    基を有する乳化剤を用いて製造した樹脂ラテックスであ
    る請求項1記載の上塗り塗料。
  3. 【請求項3】 (C)が、下記(C1)〜(C5)から
    なる群から選ばれる1種以上である請求項1または2記
    載の上塗り塗料。 (C1):環状アミンまたは炭素数5以上の非環状アミ
    ンのアルキレンオキシド付加物のビニルカルボン酸エス
    テルからなる重合体, (C2):N−アルキルまたはN−アルキレン(メタ)
    アクリルアミドからなる重合体, (C3):ポリアルキレングリコールモノアルキルエー
    テルモノ(メタ)アクリレートまたはポリアルキレング
    リコールモノフェニルエーテルモノ(メタ)アクリレー
    トからなる重合体, (C4):ポリアルキレングリコールモノアルキルモノ
    ビニルエーテルからなる重合体, (C5):ポリアルキレングリコールモノフェニルモノ
    ビニルエーテルからなる重合体。
  4. 【請求項4】 (D)が、軟化点90℃以上、針入り度
    が10以下および酸価が1〜50のエチレン重合体であ
    る請求項1〜3のいずれか2記載の上塗り塗料。
  5. 【請求項5】 顔料(プラスチックピグメントを除く)
    及びバインダーを主成分とする紙塗工用塗料を、下塗り
    層及び上塗り層としてそれぞれ塗工するダブル塗工紙の
    製造方法において、下塗り層に、水溶性バインダー
    (A)を30〜80重量%含むバインダー組成物を用い
    た塗料を使用し、上塗り層に、水相の乳化剤量が0.0
    1mmol/g(樹脂)以下である樹脂ラテックス
    (B)と一定の温度を境界にして親水性と疎水性が可逆
    的に変化するビニル重合体(C)からなるバインダー組
    成物と、エチレン重合体(D)を含有する塗料を使用す
    ることを特徴とするダブル塗工キャスト紙の製造方法。
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