JP2935680B2 - シート状の印刷材料を表面処理するための装置 - Google Patents
シート状の印刷材料を表面処理するための装置Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機においてシ
ート状の印刷材料を表面処理、特に加熱乾燥または粉末
塗布により表面処理するための装置であって、軌道に沿
って循環する搬送システムを備え、該搬送システムがグ
リッパ閉鎖状態で印刷材料を案内するグリッパシステム
を有している形式のものに関する。
ート状の印刷材料を表面処理、特に加熱乾燥または粉末
塗布により表面処理するための装置であって、軌道に沿
って循環する搬送システムを備え、該搬送システムがグ
リッパ閉鎖状態で印刷材料を案内するグリッパシステム
を有している形式のものに関する。
【０００２】
【従来の技術】加熱乾燥により印刷材料を表面処理する
ための装置は、ドイツ連邦共和国特許出願公開第４４４
２９４２号明細書により公知である。多数のブロー通路
を備えたブロー条片は、加熱カートリッジとしての加熱
装置をケーシング内に収容している。
ための装置は、ドイツ連邦共和国特許出願公開第４４４
２９４２号明細書により公知である。多数のブロー通路
を備えたブロー条片は、加熱カートリッジとしての加熱
装置をケーシング内に収容している。
【０００３】粉末塗布により印刷材料を表面処理するた
めの装置は、ドイツ連邦共和国実用新案第２９５１７２
８３号明細書により公知である。印刷機の排紙装置内
に、フォーマット幅に亘って延びる１列の粉末ノズルを
備えた粉末シャワー装置が配置されている。粉末ノズル
には、枚葉紙に向けられた送風機が配属されており、こ
の場合、粉末ノズル自体は、送風機によって生ぜしめら
る空気流内に配置されている。別の構成では、送風機と
粉末ノズルとの間に、層流の空気流を発生させる空気案
内部材が配置されている。
めの装置は、ドイツ連邦共和国実用新案第２９５１７２
８３号明細書により公知である。印刷機の排紙装置内
に、フォーマット幅に亘って延びる１列の粉末ノズルを
備えた粉末シャワー装置が配置されている。粉末ノズル
には、枚葉紙に向けられた送風機が配属されており、こ
の場合、粉末ノズル自体は、送風機によって生ぜしめら
る空気流内に配置されている。別の構成では、送風機と
粉末ノズルとの間に、層流の空気流を発生させる空気案
内部材が配置されている。
【０００４】公知の構成の欠点は、特に循環するグリッ
パシステムに起因して空気流が発生し、この空気流によ
って、表面処理形式に応じて加熱空気または粉末が印刷
材料の表面上で散乱する、ということにある。これによ
り、主としてグリッパ閉鎖状態で案内される枚葉紙の前
縁領域においてのみ十分な乾燥または粉末塗布結果が得
られるに過ぎない。不十分に乾燥または粉末塗布された
印刷材料は、積み紙形成の際に互いに付着するようにな
るかもしくは積み紙を歪んだ状態で形成してしまうよう
になり、これは印刷材料の後方領域の過剰な粉末塗布に
起因する。さらに排紙装置ならびにグリッパシステムに
汚れが生じかつ全体的に不必要に多量のエネルギおよび
粉末が消費される。さらに不都合には粉末ノズルもしく
は加熱空気ノズル自体も枚葉紙案内に不都合な影響を及
ぼす乱流の空気流を生ぜしめる。
パシステムに起因して空気流が発生し、この空気流によ
って、表面処理形式に応じて加熱空気または粉末が印刷
材料の表面上で散乱する、ということにある。これによ
り、主としてグリッパ閉鎖状態で案内される枚葉紙の前
縁領域においてのみ十分な乾燥または粉末塗布結果が得
られるに過ぎない。不十分に乾燥または粉末塗布された
印刷材料は、積み紙形成の際に互いに付着するようにな
るかもしくは積み紙を歪んだ状態で形成してしまうよう
になり、これは印刷材料の後方領域の過剰な粉末塗布に
起因する。さらに排紙装置ならびにグリッパシステムに
汚れが生じかつ全体的に不必要に多量のエネルギおよび
粉末が消費される。さらに不都合には粉末ノズルもしく
は加熱空気ノズル自体も枚葉紙案内に不都合な影響を及
ぼす乱流の空気流を生ぜしめる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、加熱乾燥または粉末塗布によるシート状の印刷材料
の表面処理に際して、空気流の影響が可能な限り少ない
装置を提供することにある。
は、加熱乾燥または粉末塗布によるシート状の印刷材料
の表面処理に際して、空気流の影響が可能な限り少ない
装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の構成では、グリッパシステムの軌道に、フレ
ーム側で水平に支承された軸を中心として回転可能に、
最大フォーマット幅に亘って延びる少なくとも１列の流
出ノズルが配属されており、流出ノズルが、グリッパシ
ステムの通過後グリッパシステムの軌道内に旋回可能
で、かつ、後続のグリッパシステムの通過前に前記軌道
から離反旋回可能であり、流出ノズルが、規定の円弧区
分内において表面処理のために少なくとも１つの媒体に
より負荷可能であるようにした。
に本発明の構成では、グリッパシステムの軌道に、フレ
ーム側で水平に支承された軸を中心として回転可能に、
最大フォーマット幅に亘って延びる少なくとも１列の流
出ノズルが配属されており、流出ノズルが、グリッパシ
ステムの通過後グリッパシステムの軌道内に旋回可能
で、かつ、後続のグリッパシステムの通過前に前記軌道
から離反旋回可能であり、流出ノズルが、規定の円弧区
分内において表面処理のために少なくとも１つの媒体に
より負荷可能であるようにした。
【０００７】本発明の別の有利な構成は、その他の請求
項に記載されている。
項に記載されている。
【０００８】
【発明の効果】本発明による装置は、回転可能な流出ノ
ズルを有しており、この流出ノズルは機械サイクルで、
表面処理のためのその都度の媒体（加熱空気または粉
末）を印刷材料上に供給する。回転可能な流出ノズルに
よって、印刷材料との間隔が短縮されるので、加熱乾燥
の際には加熱出力が最良に利用され、かつ、粉末塗布の
際には粉末が印刷材料上に均一に分布して塗布される。
グリッパシステム直後の印刷材料領域は申し分なく乾燥
もしくは粉末塗布される。これは、回転可能な流出ノズ
ルがその間隔を取りつつ印刷材料のより近傍に達し、か
つグリッパシステムの通過時にこのグリッパシステムを
迂回して回転するためである。各流出ノズルの中心噴流
は最良に利用される。循環する搬送システムは常に回転
する流出ノズルの自由スペース内へ走入する。さらに、
空気流の乱れが少ないため、良好な枚葉紙案内が達成可
能である。均一な乾燥によって印刷質が向上し、均一な
粉末塗布によって積み紙形成が最適に行われる。
ズルを有しており、この流出ノズルは機械サイクルで、
表面処理のためのその都度の媒体（加熱空気または粉
末）を印刷材料上に供給する。回転可能な流出ノズルに
よって、印刷材料との間隔が短縮されるので、加熱乾燥
の際には加熱出力が最良に利用され、かつ、粉末塗布の
際には粉末が印刷材料上に均一に分布して塗布される。
グリッパシステム直後の印刷材料領域は申し分なく乾燥
もしくは粉末塗布される。これは、回転可能な流出ノズ
ルがその間隔を取りつつ印刷材料のより近傍に達し、か
つグリッパシステムの通過時にこのグリッパシステムを
迂回して回転するためである。各流出ノズルの中心噴流
は最良に利用される。循環する搬送システムは常に回転
する流出ノズルの自由スペース内へ走入する。さらに、
空気流の乱れが少ないため、良好な枚葉紙案内が達成可
能である。均一な乾燥によって印刷質が向上し、均一な
粉末塗布によって積み紙形成が最適に行われる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面につき詳しく説明する。
面につき詳しく説明する。
【００１０】ニス引きユニットを備えた多色オフセット
印刷機には排紙装置が後置されている。グリッパ閉鎖に
より前縁部をグリッパシステム２によって掴まれた枚葉
紙４は、循環する搬送システム１によって、枚葉紙走行
方向３で枚葉紙ブレーキ５を介して積み紙６に送られ、
ストッパにおいて揃え積みされる。枚葉紙の積み紙６へ
の送りを迅速にするために、積み紙の上方の所定の領域
にブロー装置１４が配置されている。排紙装置はさらに
枚葉紙案内装置７,８を有しており、この場合、乾燥装
置１０に隣接する有利には二重壁の枚葉紙案内装置７を
貫流して冷却媒体が流れることができる。本実施例にお
いては乾燥装置１０に隣接して粉末塗布装置９が排紙装
置内に配置されている。乾燥装置１０ならびに粉末塗布
装置９の構成はほぼ同じであり、図２に図示されている
粉末塗布装置９に基づき詳述する。
印刷機には排紙装置が後置されている。グリッパ閉鎖に
より前縁部をグリッパシステム２によって掴まれた枚葉
紙４は、循環する搬送システム１によって、枚葉紙走行
方向３で枚葉紙ブレーキ５を介して積み紙６に送られ、
ストッパにおいて揃え積みされる。枚葉紙の積み紙６へ
の送りを迅速にするために、積み紙の上方の所定の領域
にブロー装置１４が配置されている。排紙装置はさらに
枚葉紙案内装置７,８を有しており、この場合、乾燥装
置１０に隣接する有利には二重壁の枚葉紙案内装置７を
貫流して冷却媒体が流れることができる。本実施例にお
いては乾燥装置１０に隣接して粉末塗布装置９が排紙装
置内に配置されている。乾燥装置１０ならびに粉末塗布
装置９の構成はほぼ同じであり、図２に図示されている
粉末塗布装置９に基づき詳述する。
【００１１】粉末塗布装置９は、処理すべき印刷材料の
最大フォーマット幅に亘って延びている。さらに粉末塗
布装置９は、図２によれば、周方向に亘って１２０゜だ
けずらされて配置された回転可能な流出ノズル列を有し
ていて、この流出ノズル列は、印刷材料幅に亘って延び
かつフォーマットに関連して作動可能である。各列の流
出ノズル１１ないし１３は、有利には整合して配置され
ていてかつ枚葉紙走行方向３と同方向の回転方向１５
（数学的にマイナスの回転方向）で、枚葉紙走行方向３
に対して直角にフレーム側で水平に支承された中央の軸
１６を中心として回転可能である。流出ノズル１１ない
し１３の開口部は、例えばスリットとして形成されてい
る。流出ノズル１１ないし１３は端部側で有利には回転
移送装置１７に連結されており、この回転移送装置１７
は規定の円弧区分１８内において交互に、流出ノズル１
１又は１２又は１３の列に、表面処理のためのその都度
の媒体、例えば圧力空気と混合された粉末を供給する。
別の実施例において、粉末と圧力空気とを、別個に流出
ノズル１１ないし１３に供給しかつ隣接する別個の開口
部から流出させることもできる。このような開口部はい
わゆる２噴流式ノズルとして公知である。流出する圧力
空気は、隣接する開口部から有利には断続的に流出する
粉末粒子を流れ方向に連行しかつ両媒体を混合する。
最大フォーマット幅に亘って延びている。さらに粉末塗
布装置９は、図２によれば、周方向に亘って１２０゜だ
けずらされて配置された回転可能な流出ノズル列を有し
ていて、この流出ノズル列は、印刷材料幅に亘って延び
かつフォーマットに関連して作動可能である。各列の流
出ノズル１１ないし１３は、有利には整合して配置され
ていてかつ枚葉紙走行方向３と同方向の回転方向１５
（数学的にマイナスの回転方向）で、枚葉紙走行方向３
に対して直角にフレーム側で水平に支承された中央の軸
１６を中心として回転可能である。流出ノズル１１ない
し１３の開口部は、例えばスリットとして形成されてい
る。流出ノズル１１ないし１３は端部側で有利には回転
移送装置１７に連結されており、この回転移送装置１７
は規定の円弧区分１８内において交互に、流出ノズル１
１又は１２又は１３の列に、表面処理のためのその都度
の媒体、例えば圧力空気と混合された粉末を供給する。
別の実施例において、粉末と圧力空気とを、別個に流出
ノズル１１ないし１３に供給しかつ隣接する別個の開口
部から流出させることもできる。このような開口部はい
わゆる２噴流式ノズルとして公知である。流出する圧力
空気は、隣接する開口部から有利には断続的に流出する
粉末粒子を流れ方向に連行しかつ両媒体を混合する。
【００１２】図３によれば、同様に乾燥装置１０として
も構成できる粉末塗布装置９は、周方向にわたって１８
０゜だけずらされて配置された２列の流出ノズルを有し
ている。この流出ノズル１１,１２もやはり一列に整合
して、最大フォーマット幅にわたって配置されかつ軸１
６を中心として回転可能に支承されている。
も構成できる粉末塗布装置９は、周方向にわたって１８
０゜だけずらされて配置された２列の流出ノズルを有し
ている。この流出ノズル１１,１２もやはり一列に整合
して、最大フォーマット幅にわたって配置されかつ軸１
６を中心として回転可能に支承されている。
【００１３】ほぼ同じ構成の乾燥装置１０は、回転移送
装置１７を介して外部の圧力空気供給部、有利には加熱
空気供給部に連結されている。流出ノズル１１ないし１
３を介して、印刷材料はフォーマットに関連して加熱空
気で負荷される。装置を粉末塗布装置９として用いる場
合も、乾燥装置として用いる場合も、その都度枚葉紙４
からそらされている流出ノズル１１ないし１３は常に機
能しない。その都度の媒体による負荷は規定の円弧区分
１８内においてのみ行われる。
装置１７を介して外部の圧力空気供給部、有利には加熱
空気供給部に連結されている。流出ノズル１１ないし１
３を介して、印刷材料はフォーマットに関連して加熱空
気で負荷される。装置を粉末塗布装置９として用いる場
合も、乾燥装置として用いる場合も、その都度枚葉紙４
からそらされている流出ノズル１１ないし１３は常に機
能しない。その都度の媒体による負荷は規定の円弧区分
１８内においてのみ行われる。
【００１４】作用形式は以下の通りである。
【００１５】循環する搬送システム１は、印刷およびニ
ス引きされた枚葉紙４をグリッパシステム２によって枚
葉紙走行方向３で積み紙６に向けて搬送する。表面処理
するための第１の装置は、乾燥装置１０として配置され
ている。流出ノズル１１ないし１３は、常に流出ノズル
１１または１２または１３の列が枚葉紙４に対応配置さ
れるように、機械サイクルで回転する。グリッパシステ
ム２は枚葉紙走行方向３で乾燥装置１０を通過する。こ
の場合、流出ノズル１１ないし１３は、グリッパシステ
ム２と衝突しないような位置を占める。流出ノズル１３
の列を例として加熱乾燥について詳述する。グリッパシ
ステム２の通過後、回転可能な流出ノズル１３の列は、
循環する搬送システム１の領域内に旋回し、流入ノズル
１３は回転移送装置１７を介して規定の円弧区分１８内
において加熱空気により負荷される。この場合、流出ノ
ズル１３の列は、流出ノズル１３が、搬送される枚葉紙
４に対してフォーマットに関連して常に対応配置されて
いるように規定の位置に留まるかまたは回転方向１５に
低速で継続旋回する。枚葉紙４が乾燥装置１０の領域を
離れると、流出ノズル１３はグリッパシステム２の軌道
から回転方向１５に離反旋回する。加熱空気供給部は機
能しない。このことにより、後続のグリッパシステムの
ための自由スペースが提供される。後続のグリッパシス
テム２の通過後直ちに、流出ノズル１２の列は循環する
グリッパシステム２の軌道内に旋回する。流出ノズル１
２は後続の枚葉紙４に対してフォーマットに関連して対
応配置され、加熱空気供給部が作動する。第２の枚葉紙
４が乾燥装置の領域を離れると、流出ノズル１２はグリ
ッパシステム２の軌道から再び離反旋回し、グリッパシ
ステム２が第３の枚葉紙４と共に通過すると、流出ノズ
ル１１が旋回し、前記枚葉紙４に対してフォーマットに
関連して対応配置されて作動する。
ス引きされた枚葉紙４をグリッパシステム２によって枚
葉紙走行方向３で積み紙６に向けて搬送する。表面処理
するための第１の装置は、乾燥装置１０として配置され
ている。流出ノズル１１ないし１３は、常に流出ノズル
１１または１２または１３の列が枚葉紙４に対応配置さ
れるように、機械サイクルで回転する。グリッパシステ
ム２は枚葉紙走行方向３で乾燥装置１０を通過する。こ
の場合、流出ノズル１１ないし１３は、グリッパシステ
ム２と衝突しないような位置を占める。流出ノズル１３
の列を例として加熱乾燥について詳述する。グリッパシ
ステム２の通過後、回転可能な流出ノズル１３の列は、
循環する搬送システム１の領域内に旋回し、流入ノズル
１３は回転移送装置１７を介して規定の円弧区分１８内
において加熱空気により負荷される。この場合、流出ノ
ズル１３の列は、流出ノズル１３が、搬送される枚葉紙
４に対してフォーマットに関連して常に対応配置されて
いるように規定の位置に留まるかまたは回転方向１５に
低速で継続旋回する。枚葉紙４が乾燥装置１０の領域を
離れると、流出ノズル１３はグリッパシステム２の軌道
から回転方向１５に離反旋回する。加熱空気供給部は機
能しない。このことにより、後続のグリッパシステムの
ための自由スペースが提供される。後続のグリッパシス
テム２の通過後直ちに、流出ノズル１２の列は循環する
グリッパシステム２の軌道内に旋回する。流出ノズル１
２は後続の枚葉紙４に対してフォーマットに関連して対
応配置され、加熱空気供給部が作動する。第２の枚葉紙
４が乾燥装置の領域を離れると、流出ノズル１２はグリ
ッパシステム２の軌道から再び離反旋回し、グリッパシ
ステム２が第３の枚葉紙４と共に通過すると、流出ノズ
ル１１が旋回し、前記枚葉紙４に対してフォーマットに
関連して対応配置されて作動する。
【００１６】このような運転原理は印刷の終了まで維持
され、この場合、グリッパシステム２が枚葉紙走行方向
３で、回転する流出ノズル１１ないし１３の自由スペー
ス内に進入及びこの自由スペースから進出する。
され、この場合、グリッパシステム２が枚葉紙走行方向
３で、回転する流出ノズル１１ないし１３の自由スペー
ス内に進入及びこの自由スペースから進出する。
【００１７】前置された第１の装置としての乾燥装置１
０に続いて枚葉紙４は枚葉紙走行方向３で粉末塗布装置
９としての後続の第２の装置に沿って案内される。粉末
塗布装置９の構造は乾燥装置１０とほぼ同じであり、や
はり周方向で１２０゜だけずらされて配置された、流出
ノズル１１ないし１３の３つの列、または、周方向で１
８０゜だけずらされて配置された流出ノズル１１ないし
１２の２つの列を有している。これらの流出ノズルは軸
１６を中心として回転可能に回転方向１５に旋回する。
流出ノズル１１ないし１３は圧力空気と混合された外部
粉末供給システムに連結されており、乾燥装置１０と同
様に規定の円弧区分１８内において負荷される。
０に続いて枚葉紙４は枚葉紙走行方向３で粉末塗布装置
９としての後続の第２の装置に沿って案内される。粉末
塗布装置９の構造は乾燥装置１０とほぼ同じであり、や
はり周方向で１２０゜だけずらされて配置された、流出
ノズル１１ないし１３の３つの列、または、周方向で１
８０゜だけずらされて配置された流出ノズル１１ないし
１２の２つの列を有している。これらの流出ノズルは軸
１６を中心として回転可能に回転方向１５に旋回する。
流出ノズル１１ないし１３は圧力空気と混合された外部
粉末供給システムに連結されており、乾燥装置１０と同
様に規定の円弧区分１８内において負荷される。
【００１８】粉末もしくは圧力空気が別個に供給される
場合（２噴流式ノズル）、供給媒体は回転移送装置１７
においても別個に規定の円弧区分において供給され、導
管側で別個に流出ノズル１１ないし１３に移送される。
場合（２噴流式ノズル）、供給媒体は回転移送装置１７
においても別個に規定の円弧区分において供給され、導
管側で別個に流出ノズル１１ないし１３に移送される。
【００１９】機械サイクルで循環するグリッパシステム
２と関連した粉末塗布装置９および乾燥装置１０の突入
回転運動によって流出ノズル１１ないし１３はその都度
枚葉紙４に接近案内可能である。従って枚葉紙４と流出
ノズル１１ないし１３との間隔は僅かであり、このこと
は乾燥および/または粉末塗布プロセスの結果を著しく
向上させる。この結果、枚葉紙４はフォーマットに亘っ
て均一に乾燥され、粉末は枚葉紙前縁領域でも均一に分
布する。
２と関連した粉末塗布装置９および乾燥装置１０の突入
回転運動によって流出ノズル１１ないし１３はその都度
枚葉紙４に接近案内可能である。従って枚葉紙４と流出
ノズル１１ないし１３との間隔は僅かであり、このこと
は乾燥および/または粉末塗布プロセスの結果を著しく
向上させる。この結果、枚葉紙４はフォーマットに亘っ
て均一に乾燥され、粉末は枚葉紙前縁領域でも均一に分
布する。
【図１】図１は印刷機の排紙装置の概略図である。
【図２】図２は表面処理のための第１の装置の側面図で
ある。
ある。
【図３】図３は表面処理のための第２の装置の側面図で
ある。
ある。
１ 搬送システム、 ２ グリッパシステム、 ３ 枚
葉紙走行方向、 ４枚葉紙、 ５ 枚葉紙ブレーキ、
６ 積み紙、 ７ 枚葉紙案内装置、 ８枚葉紙案内装
置、 ９ 粉末塗布装置、 １０ 乾燥装置、 １１,
１２,１３流出ノズル、 １４ ブロー装置、 １５
回転方向、 １６ 軸、 １７ 回転移送装置、 １８
円弧区分
葉紙走行方向、 ４枚葉紙、 ５ 枚葉紙ブレーキ、
６ 積み紙、 ７ 枚葉紙案内装置、 ８枚葉紙案内装
置、 ９ 粉末塗布装置、 １０ 乾燥装置、 １１,
１２,１３流出ノズル、 １４ ブロー装置、 １５
回転方向、 １６ 軸、 １７ 回転移送装置、 １８
円弧区分
フロントページの続き (72)発明者 ウルリヒ ユンク ドイツ連邦共和国 リムブルク フラン クフルター シュトラーセ 65アー (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B41F 23/04 B41F 23/06
Claims (12)
- 【請求項１】 印刷機においてシート状の印刷材料を表
面処理するための装置であって、軌道に沿って循環する
搬送システムを備え、該搬送システムが、グリッパ閉鎖
状態で印刷材料を案内するグリッパシステムを有してい
る形式のものにおいて、 グリッパシステム（２）の軌道に、フレーム側で水平に
支承された軸（１６）を中心として回転可能に、最大フ
ォーマット幅に亘って延びる少なくとも１列の流出ノズ
ル（１１,１２,１３）が配属されており、 流出ノズル（１１,１２,１３）が、グリッパシステム
（２）の通過後グリッパシステム（２）の軌道内に旋回
可能で、かつ、後続のグリッパシステム（２）の通過前
に前記軌道から離反旋回可能であり、 流出ノズル（１１,１２,１３）が、規定の円弧区分（１
８）内において表面処理のために少なくとも１つの媒体
により負荷可能であることを特徴とする、シート状の印
刷材料を表面処理するための装置。 - 【請求項２】 前記媒体が圧力空気である、請求項１記
載の装置。 - 【請求項３】 前記媒体が圧力空気と混合された粉末で
ある、請求項１記載の装置。 - 【請求項４】 流出ノズル（１１,１２,１３）が、機械
サイクルでグリッパシステム（２）の軌道内に旋回可能
である、請求項１記載の装置。 - 【請求項５】 流出ノズル（１１,１２,１３）が、枚葉
紙走行方向（３）と同方向の回転方向（１５）に回転可
能に配置されている、請求項１記載の装置。 - 【請求項６】 流出ノズル（１１,１２,１３）が、フォ
ーマットに関連して切換可能である、請求項１記載の装
置。 - 【請求項７】 流出ノズル（１１,１２,１３）が、前置
された回転移送装置（１７）を介して、表面処理のため
の適当な媒体を供給する外部の供給ユニットに連結され
ている、請求項１記載の装置。 - 【請求項８】 周方向に亘って軸（１６）を中心として
対称的に、複数列の流出ノズル（１１,１２,１３）が配
置されている、請求項１記載の装置。 - 【請求項９】 周方向に亘って軸（１６）を中心として
対称的に、２列の流出ノズル（１１,１２）が１８０゜
だけずらされて配置されている、請求項１および８記載
の装置。 - 【請求項１０】 周方向に亘って軸（１６）を中心とし
て対称的に、３列の流出ノズル（１１,１２,１３）が１
２０゜だけずらされて配置されている、請求項１および
８記載の装置。 - 【請求項１１】 流出ノズル（１１,１２,１３）が、ス
リット状の開口部を有している、請求項１記載の装置。 - 【請求項１２】 回転移送装置（１７）が、規定の円弧
区分（１８）内において、表面処理のための媒体をその
都度作動している流出ノズル（１１または１２または１
３）に移送する、請求項７記載の装置。
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