JP2934959B1 - オリーブ葉の粉末化処理方法 - Google Patents

オリーブ葉の粉末化処理方法

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JP2934959B1
JP2934959B1 JP10060325A JP6032598A JP2934959B1 JP 2934959 B1 JP2934959 B1 JP 2934959B1 JP 10060325 A JP10060325 A JP 10060325A JP 6032598 A JP6032598 A JP 6032598A JP 2934959 B1 JP2934959 B1 JP 2934959B1
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京二 木山
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京二 木山
永留 紀子
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  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
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Abstract

【要約】 【課題】 オリーブ葉を粉末化処理する。 【解決手段】 一部に蓋付きの開閉口を形成した中空状
ドラム体内に、セラミックス製、ジルコニア製又はステ
ンレス製(他の金属製のものを含む。)のボール複数箇
とオリーブ葉を収納し、前記ドラム体を回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、オリーブ葉を粉
末処理することができるようにするとともに、この過程
で生じた粉が、互いに接着して塊状が発生しないように
したオリーブ葉の粉末処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オリーブの実や葉には、種々の栄養素や
薬効成分が含まれているため、これを食用としたり、例
えばバスソルト的な入浴剤として使用することが可能で
あると考えられているところであるが、これまでオリー
ブの実は原形の状態で食すればよいため、さほどの問題
視はされていなかった。
【0003】一方、葉については、オリーブの豊富な産
地であるスペイン等においては前記実のみを収穫して葉
はほとんど利用方法がなく、捨てられている実情に着目
し、日本ではこの葉を輸入して、例えば茶として用いら
れているのが現状である。
【0004】しかしこの葉についても、人間の健康促進
上、前記のように優れた成分を有するため、茶として用
いる以外に、例えば菓子その他の食品材料として用いる
にはこの葉を可及的に微細に加工する必要があるが、微
細に処理する技術が開発されていなかった。
【0005】例えば、茶として用いる場合は、葉を裁断
して醗酵させる等の処理をすれば、一応事たりるところ
ではあるが、前記菓子等の材料とするためには、粉末に
する必要がある。
【0006】ところで本発明者は、葉を手動の挽き臼と
電動の挽き臼をそれぞれ用意し、これらによって粉末化
せしめる実験を行ったところ、形状的には粉末となるこ
とは可能であったが、前記装置を用いて粉末化処理を行
っている過程で、この葉に含まれている油分が作用して
前記粉末が互いに接着し合い、塊状を呈する結果となっ
てしまうことが判明したのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように塊状となっ
たものを前記のように茶又は菓子等として用いるとして
も決して健康上害になるものではないが、前記用途に用
いる場合の配合量を正確に計量することができないこと
になり、かつこれを商品として販売する場合の体裁にも
いささか好ましくなく、しかも保存性も悪いことが予想
されるため、いわゆるボールミル装置を用いて処理実験
したところ、オリーブの葉は粉末化することができ、か
つ粉は互いに接着しないことが判明したのである。
【0008】
【課題を解決するために手段】そこでこの発明に係るオ
リーブ葉の粉末化処理方法(請求項1)は前記の課題を
解決するために、一部に蓋付きの開閉口を形成した中空
状ドラム体内に、セラミックス製、ジルコニア製又はス
テンレス製(他の金属製のものを含む。)のボール複数
箇とオリーブ葉を収納し、前記ドラム体を回転させるも
のである。
【0009】またこの発明に係るオリーブ葉の粉末化処
理方法(請求項2)は前記の課題を解決するために、前
記ドラム体内面を、湾曲面としたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】次にこの発明に係るオリーブ葉の
粉末化処理方法について述べると、ここに使用するオリ
ーブ葉は、オリーブの樹木から葉のみを摘み取ったもの
を使用してもよいが、枝ごと採取し、その後、この枝か
ら葉を分離してもよい。またいづれの方法によっても摘
み取られた葉を、そのまま用いてよいが、葉を適当サイ
ズに切断してもよい。
【0011】そしてこの葉を日光がよく当たり風通しの
よい場所で乾燥させた後、中空ドラム体にボール複数箇
とともに入れ、このドラムを適当時間回転させると、オ
リーブ葉は粉末化されるのである。
【0012】ここに用いるドラムの一部には、前記ボー
ル及びオリーブ葉を出し入れするための蓋付き開閉口を
形成してある。この場合、この開閉口に金属網を着脱自
在に配設することにより、粉末化した葉を取り出す際
に、ボールが不慮に出ることを防止することができる。
またこのドラムはその内面が、例えば角形をなしていて
も粉末化処理を行う上では論理的には問題がないが、こ
のように角形の内面を有するドラムにあっては、粉末化
されるオリーブ葉が、偶部に入ることもある一方、前記
処理過程においてボールが前記偶部には達しないため、
内面を湾曲に形成したドラムを使用することが好まし
い。
【0013】特に内面を湾曲上に形成したドラムを用い
ると、このドラムの回転時におけるボールの反射角が不
規則になるため、粉末処理に要する時間も短くてすむと
いう長所を有する上で、好ましいと言い得るのである。
【0014】また前記ドラムはボールを入れて回転させ
るため、その強度を考慮し、例えばステンレス等の金属
で形成することが好ましい。
【0015】さらにこれに用いるボールについては、そ
れ自体適度な重量と強度を有することが必要であり、そ
のためにはステンレス、セラミックス、ジルコニア等
で、例えば直径10mm程度に形成したものを用いるも
のとする。特にセラミックス製のボールを用いると、ド
ラム内において繰り返される衝突、摩擦等による温度上
昇によって遠赤外線が発生し、オリーブ葉の香りが良好
となるのである。
【0016】<実施例 1>内面を角形に形成し容積が
1.0m3 のドラムに30kgのオリーブ葉と計70k
gのステンレス製ボール(直径10mmのもの多数)を
入れ、前記ドラムを30rpmの速度で25時間回転さ
せたところ、オリーブ葉は約200メッシュに粉末化さ
れた。ただし前記メッシュには大小のばらつきがあっ
た。
【0017】<実施例 2>内面を角形に形成し容積が
1.5m3 のドラムに40kgのオリーブ葉と計85k
gのステンレス製ボール(直径10mmのもの多数)を
入れ、前記ドラムを40rpmの速度で25時間回転さ
せたところ、オリーブ葉は約200メッシュに粉末化さ
れた。この場合も前記メッシュには大小のばらつきがあ
った。
【0018】<実施例 3>内面を湾曲状に形成した容
積が1.0m3 のドラムに30kgのオリーブ葉と計7
0kgのステンレス製ボール(直径10mmのもの多
数)を入れ、前記ドラムを30rpmの速度で18時間
回転させたところ、オリーブ葉は約200メッシュに粉
末化された。この場合は前記メッシュにはほとんどばら
つきがなかった。
【0019】<実施例 4>内面を湾曲状に形成した容
積が1.5m3 のドラムに40kgのオリーブ葉と計8
5kgのステンレス製ボール(直径10mmのもの多
数)を入れ、前記ドラムを30rpmの速度で18時間
回転させたところ、オリーブ葉は約200メッシュに粉
末化された。この場合も前記メッシュにはほとんどばら
つきがなかった。
【0020】
【発明の効果】前記のようにこの発明に係るオリーブ葉
の粉末化処理方法(請求項1)によれば、従来困難視さ
れていたオリーブ葉の粉末化を実現することができ、し
たがってこれを茶として用いることはもちろんのこと、
菓子等に混入することによって嗜好品として、また豆腐
等に混入させることによって一般食料品、あるいはゼラ
チン等で固めることにより健康補助食品とし、さらには
ティーパック状に袋詰めすることによって入浴剤とし
て、さらには石けん材料として、広い用途への使用が可
能になるという効果を有するのである。
【0021】またこの発明に係るオリーブ葉の粉末化処
理方法(請求項2)によれば、前記ドラム体内面を湾曲
面としてあるので、前記の効果に加え、粉末化処理過程
におけるボールの反射角が不規則になり、したがって処
理時間の短縮化をもたらすのみならず、粉のメッシュの
均一化を図ることができるという効果を有するのであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−74473(JP,A) 特開 昭58−126771(JP,A) 特開 昭49−116254(JP,A) 特開 昭55−15759(JP,A) 特開 平6−239662(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23L 1/00 - 3/54

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部に蓋付きの開閉口を形成した中空状
    ドラム体内に、セラミックス製、ジルコニア製又はステ
    ンレス製(他の金属製のものを含む。)のボール複数箇
    とオリーブ葉を収納し、前記ドラム体を回転させること
    を特徴とするオリーブ葉の粉末化処理方法。
  2. 【請求項2】 ドラム体内面は、湾曲面である請求項1
    記載のオリーブ葉の粉末化処理方法。
JP10060325A 1998-02-26 1998-02-26 オリーブ葉の粉末化処理方法 Expired - Fee Related JP2934959B1 (ja)

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