JP2933252B2 - 抜上げ吊手付鋳造品の鋳造方法 - Google Patents

抜上げ吊手付鋳造品の鋳造方法

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JP2933252B2 JP21850892A JP21850892A JP2933252B2 JP 2933252 B2 JP2933252 B2 JP 2933252B2 JP 21850892 A JP21850892 A JP 21850892A JP 21850892 A JP21850892 A JP 21850892A JP 2933252 B2 JP2933252 B2 JP 2933252B2
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茂昭 山本
斗紀也 寺部
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋳造品を砂鋳型から抜
き出すための抜上げ吊手を付属させた鋳造品の鋳造方法
に関する。
【0002】
【従来技術と問題点】従来鋳造品を砂鋳型から抜き上げ
るには砂鋳型の中にある鋳造品の湯口、揚り、あるいは
押湯等の首部近辺にホ−クを突き刺しこのホ−クを上昇
させて湯口、揚り、あるいは押湯に係合させて抜き出す
ようにしている。一方近年大量生産鋳造ラインにおいて
も湯口、揚りあるいは押湯等の取付位置が異なる何種類
かの製品を鋳造するようになってきている。このように
1つの鋳造ラインで何種類かの鋳造品を鋳造する場合
は、異なる位置にある湯口、揚り、あるいは押湯等の首
部近辺にホ−クを対応させて突き刺すことが困難とな
り、鋳造品の抜き上げによる砂鋳型との分離は行なわれ
ないようになってきている。
【0003】しかし鋳造品を抜き上げにより砂鋳型から
分離する方法は、鋳造品を保持した状態で抜き上げるこ
とからその後の鋳造品の後処理のために位置決めをして
搬送をする場合等に非常に有利であり、1つの鋳造ライ
ンにおいて何種類かの鋳造品を鋳造する場合においても
抜き上げにより鋳造品を砂鋳型から分離し得る方式に適
応可能な方策の出現が望まれているところである。本発
明は上記に鑑みて成されたもので各種の鋳造品を抜き上
げにより砂鋳型から分離し得る構成の鋳造品を鋳造する
方法を提供することを目的とするものである。
【0004】
【問題解決のための手段】本発明者逹は各種の鋳造品に
対し、砂鋳型から抜上げ分離を可能にする方策として、
鋳造品に抜上げ用の吊手を砂鋳型の上部において一体的
に溶着させ、この抜上げ用の吊手にワイヤ−あるいは鎖
をフック掛けし、このワイヤ−あるいは鎖を機械的に引
上げることにより一部手作業が介在するにしても実現可
能になることを見い出した。
【0005】
【作用】本発明は上記のような抜上げによる鋳造品の砂
鋳型からの分離を可能にする抜上げ吊手付鋳造品の鋳造
方法であって、鋳造品キャビティ−の上部に砂型の上端
面に達する揚りあるいは押湯または湯口を2本以上適宜
の間隔をおいて設けた砂鋳型を準備し、前記揚りあるい
は押湯または湯口の上部に鋳造品の抜上げ吊手の一部を
挿入配置し、その後溶湯を湯口を介して該溶湯が揚りあ
るいは押湯または湯口を上昇して前記抜上げ吊手の挿入
部を鋳包むまで注入することを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明は上記のような構成を採用することによ
り砂鋳型の上部に露出して取付けられた抜上げ吊手にワ
イヤ−あるいは鎖をフック掛けして、このワイヤ−ある
いは鎖を機械的に引き上げるようにすることにより各種
の鋳造品に対応して砂鋳型からの抜上げ分離ができるよ
うになる。
【0007】
【実施例】
(実施例1)第1の実施例を図1及び図2により詳しく
説明するに、レ−ル1上には定盤台車2が走行自在に配
置されており、該定盤台車2の上部には鋳枠3.3付の
水平割砂鋳型4が載置されている。該砂鋳型4の内部に
は鋳造品キャビティ−5が構成されており、該鋳造品キ
ャビティ−5の型合せ面位置には湯口6に通じる湯道が
連通されている。また該鋳造品キャビティ−5の上端部
には該砂鋳型4の上端に達する2本の揚り7.7が適当
な間隔をおいて形成されている。
【0008】このような鋳枠3.3付の砂鋳型4を準備
した状態(以上の構成は第2、第3実施例においても同
じ構成である。)で前記各揚り7.7の上部に、その上
部にリンク8を取り付けると共に中間部にセツト座9を
設けた抜上げ吊手10の下部突出片11を挿入してセッ
トし(図1参照)、さらに砂鋳型4の上部にリンク8.
8に対応する凹部12及び湯口6に連通する貫通孔13
を設けた重り14を載置した後、湯口6から溶湯を該溶
湯が鋳造品キャビティ−5から揚り7.7を上昇して抜
上げ吊手10の挿入されている下部突出片11を鋳包む
まで注入する。その後溶湯が凝固して揚り7と抜上げ吊
手10が溶着一体化され図2の状態になる。鋳造品を砂
鋳型4から抜上げ分離するには図2の状態で重り14を
取り除いた後リンク8.8にワイヤ−をフック掛けし、
このワイヤ−を機械的に引き上げることにより行なわれ
る。
【0009】(実施例2)第2の実施例を図3から図5
により説明すると、鋳枠3.3付の砂鋳型4を準備する
構成は前記実施例1と全く同じである。この状態で前記
揚り、7.7の上部に、その下面をセット座とすると共
に上面を取付座とした座板9Aの下部に突出片11Aを
取付けた抜上げ吊手補助具10Aの突出片11Aを挿入
してセットし(図3参照)、さらに砂鋳型4の上部に湯
口6に連通する貫通孔13Aを設けた重り14Aを載置
した後、実施例1と同様にして溶湯の注入を行ない、溶
湯が凝固して揚り7と抜上げ吊手補助具10Aが溶着一
体化され図4の状態になる。次に重り14Aを取り除い
た後リンク8Aを溶接等の手段により前記座板9Aの上
面に取付けて図5の状態にする。尚鋳造品を砂鋳型4か
ら抜上げ分離するのは実施例1と同様にして行なう。
【0010】(実施例3)第3の実施例を図6及び図7
により説明すると、この方法は重りを必要としない砂鋳
型4に対して実施するものであって鋳枠3.3付の砂鋳
型4を準備する構成は前記実施例1及び実施例2と全く
同じである。この状態で前記揚り7.7の上部に、ロボ
ット15のハンドにより吊り下げ支持したハンガ−体1
6の両下端部を挿入してその状態を保持し(図6参
照)、湯口から溶湯を該溶湯が揚り7.7に挿入されて
いるハンガ−体16の両下端部を鋳包むまで注入し溶湯
が凝固するまで保持する。溶湯が凝固してハンガ−体1
6と揚り部が溶着一体化されるとロボット15のハンド
を抜き出して図7の状態になる。尚鋳造品を砂鋳型4か
ら抜上げ分離するにはハンガ−体16にワイヤ−をフッ
ク掛けし、このワイヤ−を機械的に引上げることにより
行なわれる。
【0011】尚上記実施例においては揚り7.7を利用
して吊手10、吊手補助具10A、ハンガ−体16を溶
着させるようにしているが押湯あるいは湯口を利用して
もよい。さらにこれら揚り7.7は2本形成してあるが
吊り下げ状態を安定させるために3〜4本設けてもよ
い。また吊手10、吊補助具10A、ハンガ−体16へ
のワイヤ−のフック掛けは、ワイヤ−を鎖にしてもよ
い。
【0012】
【発明の効果】本発明は上記の説明からも明らかなよう
に、鋳造品の種類に変更がある場合においても砂鋳型か
らの抜き出しによる分離を行ない得る抜上げ吊手付鋳造
品を容易に鋳造することができるようになり、鋳造品の
後処理のための位置き決め等にきわめて有利であり、鋳
造プラントの構築において寄与する効果は著大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の鋳造工程を示すものにして溶湯注入
前の状態を示す縦断面図である。
【図2】同溶湯の注入完了状態を示す縦断面図である。
【図3】実施例2の鋳造工程を示すものにして溶湯注入
前の状態を示す縦断面図である。
【図4】同溶湯の注入完了状態を示す縦断面図である。
【図5】同吊手補助具にリンクを溶着した状態を示す縦
断面図である。
【図6】実施例3の鋳造工程の示すものにして溶湯注入
前の状態を示す縦断面図である。
【図7】同溶湯の注入完了状態からロボットのハンドを
取り除いた状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
4 砂鋳型 5 鋳造品キャビティ− 6 湯口 7 揚り 10 抜上げ吊手 10A 抜上げ吊手補助具 15 ロボット 16 ハンガ−体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B22D 19/00 B22D 29/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳造品キャビティ−の上部に砂型の上端
    面に達する揚りあるいは押湯または湯口を2本以上適宜
    の間隔をおいて設けた砂鋳型を準備し、前記揚りあるい
    は押湯または湯口の上部に、鋳造品の抜上げ吊手の一部
    を挿入配置し、その後溶湯を湯口を介して該溶湯が揚り
    あるいは押湯または湯口を上昇して前記抜上げ吊手の挿
    入部を鋳包むまで注入することを特徴とする抜上げ吊手
    付鋳造品の鋳造方法。
  2. 【請求項2】 前記抜上げ吊が独立した個々のリンク付
    吊手になっていることを特徴とする請求項1記載の抜上
    げ吊手付鋳造品の鋳造方法。
  3. 【請求項3】 前記抜上げ吊手が独立した個々のリンク
    取付座になっていることを特徴とする請求項1記載の抜
    上げ吊手付鋳造品の鋳造方法。
  4. 【請求項4】 前記抜上げ吊手が一本のハンガ−に構成
    されその両端が前記揚りあるいは押湯または湯口の上部
    に挿入されることを特徴とする請求項1記載の抜上げ吊
    手付鋳造品の鋳造方法。
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