JP2931469B2 - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JP2931469B2
JP2931469B2 JP4040166A JP4016692A JP2931469B2 JP 2931469 B2 JP2931469 B2 JP 2931469B2 JP 4040166 A JP4040166 A JP 4040166A JP 4016692 A JP4016692 A JP 4016692A JP 2931469 B2 JP2931469 B2 JP 2931469B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、凝縮器にて凝縮された
冷媒をリキッドインジェクション回路によって圧縮機内
部の低圧側に供給し、圧縮機の冷却を行う冷凍装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来よりスーパーマーケット等の食品冷
凍・冷蔵設備として設置される低温ショーケース等の冷
凍装置を構成する冷媒回路には、R−12等の比熱比の
低い冷媒が用いられていた。係る冷媒を用いた冷凍装置
においては冷媒の吐出温度が比較的低いため、圧縮機の
温度上昇は問題とならないが、近年地球環境を取り巻く
オゾン層破壊の問題から係る特定冷媒(R−12等)が
使用できなくなってきている。
【0003】そこで、近年では代替冷媒としてR−22
等のオゾン層を破壊する危険性の低い冷媒が用いられる
ようになってきた。しかしながら、R−22はR−12
に比べて比熱比が大きく、冷媒の吐出温度が上昇して圧
縮機の温度が異常に上昇し、駆動モータの巻線を焼損す
る問題がある。
【0004】これを解決するために、圧縮機の温度を低
下させる手段として従来より所謂リキッドインジェクシ
ョン方式が考えられている。リキッドインジェクション
方式は、圧縮機から吐出された冷媒を凝縮液化させ、こ
の凝縮液冷媒の一部をリキッドインジェクション回路に
よりキャピラリチューブを介して圧縮機の低圧側に戻
し、圧縮機内部で蒸発させることにより圧縮機を冷却す
るものである。
【0005】図6にて、このようなリキッドインジェク
ション回路を具備した従来の冷凍装置の冷媒回路を説明
する。所謂ロータリータイプの圧縮機1の吐出側配管2
には凝縮器3が接続され、凝縮器3の出口側配管4はレ
シーバータンク5の底面からレシーバータンク5内に挿
入され、上部において開口している。レシーバータンク
5の底面からは更にリキッドインジェクション回路6の
入口側配管7と、膨張弁8に接続される配管9が挿入さ
れ、前記出口側配管4よりも下方において開口してい
る。前記リキッドインジェクション回路6はキャピラリ
チューブ10を具備し、その出口側配管11は圧縮機1
の低圧側に連通せられている。前記膨張弁8の出口側は
蒸発器12の入口側配管13に接続され、蒸発器12の
出口側配管14はアキュムレータ15に接続される。ま
た、アキュムレータ15は逆止弁16を介して圧縮機1
の吸込側配管17に接続されている。
【0006】係る構成において、冷媒回路内には所定量
のR−22冷媒が封入され、圧縮機1から吐出された高
温高圧のガス冷媒は、吐出側配管2から凝縮器3に流入
し、ここで空冷若しくは水冷方式により冷却されて凝縮
される。凝縮器3にて凝縮された液冷媒は出口側配管4
を通ってレシーバータンク5に流入し、そこに所定の液
位で貯溜される。
【0007】前記リキッドインジェクション回路6の入
口側配管7及び配管9は、正常状態においてレシーバー
タンク5内の冷媒液位よりも下にて開口するよう構成さ
れており、それによって両配管7、9には液冷媒が流入
する。リキッドインジェクション回路6の入口側配管7
に流入した液冷媒は、キャピラリチューブ10にて減圧
された後、出口側配管11より圧縮機1の低圧側に吸引
され、そこで蒸発して圧縮機1を冷却する。これによっ
てR−22冷媒を使用した場合の圧縮機1の温度上昇に
よる損傷の発生を防止する。また、配管9に流入した液
冷媒は膨張弁8にて減圧された後、入口側配管13より
蒸発器12に流入して蒸発し、これによって図示しない
ショーケース等の庫内を冷却する。蒸発器12を出た冷
媒はアキュムレータ15及び逆止弁16を経て吸込側配
管17より圧縮機1に帰還するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】係る従来の冷凍装置に
おいて、例えば冷媒の漏出(リーク)により回路内の冷
媒が不足したり、凝縮器3に塵埃が詰まる等により凝縮
器3の凝縮能力が低下する等の異常状態となると、凝縮
器3を出た冷媒にフラッシュガスが発生し、レシーバー
タンク5内の冷媒液位が低下して最終的には前記入口側
配管7及び配管9双方に液とガスが混じった冷媒が流入
するようになる。
【0009】ここで、配管9は膨張弁8に至るまでに冷
却されている前記ショーケース等の庫内を通過するの
で、そこを通過する冷媒は多少過冷却されて凝縮される
が、リキッドインジェクション回路6ではそのような過
冷却は期待できない。従って、入口側配管7に流入する
ガス冷媒が多くなると、キャピラリチューブ10によっ
て減圧されて圧縮機1内で蒸発する液冷媒が少なくなっ
て圧縮機1の冷却能力が低下し、圧縮機1が異常高温と
なって損傷が発生する問題がある。また、係る異常状態
で蒸発器12において冷却能力を発揮させることは圧縮
機1に過大な負荷をかけることにもなり、好ましくな
い。
【0010】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、異常状態に陥っても圧縮
機を優先的に冷却することができる冷凍装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の冷凍装
置Rは、圧縮機1と、この圧縮機1の吐出側に接続され
た凝縮器3と、凝縮器3の出口側と圧縮機1の吸込側と
の間に接続された蒸発器12と、前記凝縮器3から出た
冷媒を減圧して圧縮機1内部の低圧側へ供給するリキッ
ドインジェクション回路6とを具備しており、前記凝縮
器3から出た冷媒を分流して蒸発器12とリキッドイン
ジェクション回路6とに供給する分岐部(分岐管)20
構成し、この分岐部(分岐管)20におけるリキッド
インジェクション回路6への出口20Bを、当該分岐部
(分岐管)20に冷媒が流入する方向に設けると共に、
分岐部(分岐管)20における蒸発器12への出口20
Cを、水平方向に分岐して設けたものである。
【0012】請求項2の発明の冷凍装置Rは、上記に加
えて分岐部は、単一の入口20Aと二つの出口20B、
20Cを備えた略T字状の分岐管20にて構成されてお
り、当該分岐管20の入口20Aから真っ直ぐ進んだ位
置にリキッドインジェクション回路6用の出口20Bが
設られ、入口20Aから水平方向に曲がった位置に蒸発
器12用の出口20Cが設けられているものである。
【0013】
【作用】請求項1の冷凍装置Rによれば、凝縮器3を出
た冷媒は分岐部(分岐管)20においてリキッドインジ
ェクション回路6に向かうものと蒸発器12に向かうも
のとに分流される。凝縮器3を出た冷媒にフラッシュガ
スが発生すると、液とガスが混じり合った冷媒が分岐部
(分岐管)20に流入するが、この中の液冷媒はガスよ
りも比重が大きいために慣性力も大きく、そのまま直進
しようとするので、冷媒が流入する方向に設けられてい
るリキッドインジェクション回路6への出口20Bに流
入し易くなる。それによって、リキッドインジェクショ
ン回路6には優先的に液冷媒が供給される。一方、蒸発
器12への出口は水平方向に分岐して設けているので、
液冷媒がリキッドインジェクション回路6方向に完全に
分離されることが無くなり、フラッシュガス発生時にも
蒸発器12における冷却能力を確保することができる。
【0014】請求項2の冷凍装置Rによれば、上記に加
えて分岐部を、単一の入口20Aと二つの出口20B、
20Cを備えた略T字状の分岐管20にて構成し、当該
分岐管20の入口20Aから真っ直ぐ進んだ位置にリキ
ッドインジェクション回路6用の出口20Bを設け、入
口20Aから水平方向に曲がった位置に蒸発器12用の
出口20Cを設ける構成としたので、構造が簡素化さ
れ、コストの低減と省スペース化が図れるようになると
共に、設計の自由度も大きくなる。
【0015】
【実施例】次に、図面に基づき実施例を説明する。図1
は本発明の冷凍装置Rの冷媒回路図、図2は冷凍装置R
の分岐部としての分岐管20部分の拡大斜視図である。
尚、各図において図6と同一符号で示すものは同一の機
能を奏するものである。図1において、ロータリータイ
プの圧縮機1の吐出側配管2には凝縮器3が接続され、
凝縮器3の出口側配管4はレシーバータンク5の底面か
ら図6の場合と同様レシーバータンク5内に挿入され、
上部において開口している。レシーバータンク5の底面
からはレシーバータンク5の出口側配管21が挿入さ
れ、前記出口側配管4よりも下方において開口してい
る。このレシーバータンク5の出口側配管21には図2
に示す如き略T字状の前記分岐管20の入口20Aが接
続されている。
【0016】この分岐管20は図2に示す如く、入口2
0Aから真っ直ぐ進んだ位置に開口するリキッドインジ
ェクション回路用の出口20Bと、入口20Aから水平
方向に直角に曲がった位置に開口する蒸発器用の出口2
0Cを有するように配置されている。そして、前記出口
20Bにはリキッドインジェクション回路6の入口側配
管7が接続され、出口20Cには前記膨張弁8への配管
9が接続される。
【0017】リキッドインジェクション回路6は同様に
キャピラリチューブ10を具備し、その出口側配管11
は圧縮機1の低圧側に連通せられている。前記膨張弁8
の出口側は図示しないショーケース等の冷気通路中に設
けられた蒸発器12の入口側配管13に接続され、蒸発
器12の出口側配管14はアキュムレータ15に接続さ
れる。また、アキュムレータ15は逆止弁16を介して
圧縮機1の吸込側配管17に接続されている。
【0018】以上の構成において、冷媒回路内には所定
量のR−22冷媒が封入され、正常な状態においては圧
縮機1から吐出された高温高圧のガス冷媒は、吐出側配
管2から凝縮器3に流入し、ここで空冷若しくは水冷方
式により冷却されて凝縮液化される。凝縮器3にて凝縮
された液冷媒は出口側配管4を通ってレシーバータンク
5に流入し、そこに所定の液位で貯溜される。
【0019】前記レシーバータンク5の出口側配管21
は、正常状態においてレシーバータンク5内の冷媒液位
よりも下にて開口するよう構成されており、それによっ
て配管21には液冷媒が流入して入口20Aから分岐管
20に流入する。分岐管20に流入した液冷媒は、慣性
力によってそのまま出口20B方向に直進するが、一部
は管内壁との摩擦によって出口20C方向に曲げられ
る。これによって分岐管20に流入した液冷媒は所定比
率にて出口20Bと出口20C方向に分流される。
【0020】出口20Bから出た液冷媒はリキッドイン
ジェクション回路6の入口側配管7に流入し、キャピラ
リチューブ10にて減圧された後、出口側配管11より
圧縮機1の低圧側に吸引され、そこで蒸発して圧縮機1
を冷却する。これによってR−22冷媒を使用した場合
の圧縮機1の温度上昇による損傷の発生を防止する。一
方、出口20Cから出た液冷媒は配管9に流入し、膨張
弁8にて減圧された後、入口側配管13より蒸発器12
に流入して蒸発する。これによって図示しないショーケ
ース等の庫内を冷却する。蒸発器12を出た低温の冷媒
はアキュムレータ15及び逆止弁16を経て吸込側配管
17より圧縮機1に帰還する。
【0021】次に、係る冷凍装置Rが例えば冷媒の漏出
(リーク)により回路内の冷媒が不足したり、凝縮器3
に塵埃が詰まる等により凝縮器3の凝縮能力が低下する
等の異常状態となると、凝縮器3を出た冷媒にフラッシ
ュガスが発生し、レシーバータンク5内の冷媒液位が低
下して行く。やがてレシーバータンク5の液位が出口側
配管21の開口する高さよりも下まで降下すると、出口
側配管21に液とガスが混じった冷媒が流入するように
なる。
【0022】ここで、分岐管20に流入する気液混合冷
媒の内の液冷媒は、ガス冷媒よりも密度が大きく質量も
大きい。そのため、慣性力が大きくなってその運動方向
を変更するにはガス冷媒に比べて多大な力を要する。従
って、分岐管20に流入した液冷媒は直進し易く、入口
20Aから流入して殆どはそのまま流れる方向に真っ直
ぐに進んでリキッドインジェクション回路用の出口20
Bから流出し、一部が管内壁との摩擦によって曲げら
れ、蒸発器用の出口20Cから流出するようになる。
【0023】一方、分岐管20に流入したガス冷媒は質
量が小さく慣性力も小さい。また、粘性も低いために容
易に曲げられて出口20Cへと向かうようになる。これ
によって、分岐管20で分流された冷媒の状態を見る
と、出口20Bへ向かうものは液が多くてガスが少ない
状態であり、出口20Cに向かうものは液が少なくてガ
スが多い状態となる。従って、係るフラッシュガスが発
生する異常状態においても、リキッドインジェクション
回路6には液冷媒が優先的に供給されることになり、圧
縮機1の冷却を確保できるようになる。尚、配管9には
ガスの多い冷媒が供給されることになるが、異常状態で
もあり、また、前述の如く膨張弁8に至る間に多少過冷
却されるので、ある程度の冷却能力は期待できる。特
に、水平方向に分流している関係上、重力による影響を
受け難くなるため、正常状態においてリキッドインジェ
クション回路6に液冷媒が流れ過ぎ、蒸発器14に液冷
媒を供給できなくなる等の不都合を回避し易くなる。
【0024】ここで、分岐管20における冷媒の分流は
図2に示した構造の他に図3乃至図5に示す構造が考え
られる。尚、各図において図1及び図2と同一符号で示
した部位は同一の機能を奏する部位であるものとする。
図3の分岐管20は前記出口側配管21に接続される入
口20Aから下方に曲げられ、そのまま下方に進んで水
平方向に曲げられた端部にリキッドインジェクション回
路用の出口20Bが形成され、その上方において垂直に
降下する部分から水平方向に分岐した端部に蒸発器用の
出口20Cが形成されている。
【0025】図3の分岐管20の場合、入口20Aに流
入した冷媒は管形状に沿ってその流れる方向を下方に曲
げられ、そのまま直進したものが出口20Bに向かい、
途中で曲げられたものが出口20Cに向かうことにな
る。従って、入口20Aから気液混合の冷媒が流入する
と、液冷媒は前述の如く質量が大きいために慣性力及び
重力によって下方に進み易くなり、ガス冷媒は質量が小
さいために途中から容易に曲げられるようになる。その
ため、同様に出口20Bから出る冷媒は液が多くガスが
少ない冷媒であり、出口20Cから出る冷媒はガスが多
く液が少ない冷媒となり、リキッドインジェクション回
路6への液冷媒の供給を優先することができるようにな
る。
【0026】また、図4の分岐管20は前記出口側配管
21に接続される入口20Aから先が上下に分岐してお
り、上方に分岐した管の端部に蒸発器用の出口20C
が、下方に分岐した管の端部にリキッドインジェクショ
ン回路用の出口20Bが形成されている。
【0027】図4の分岐管20の場合、入口20Aに流
入した冷媒は分岐点において管壁に衝突し、質量の大き
いものが重力で下方の出口20Bに、質量の小さいもの
が上方の出口20Cに向かうことになる。従って、入口
20Aから気液混合の冷媒が流入すると、液冷媒は質量
が大きいために重力によって下方に進み易くなり、ガス
冷媒は質量が小さいために上方に進むようになる。その
ため、同様に出口20Bから出る冷媒は液が多くガスが
少ない冷媒であり、出口20Cから出る冷媒はガスが多
く液が少ない冷媒となり、リキッドインジェクション回
路6への液冷媒の供給を優先することができるようにな
る。
【0028】更に、図5の分岐管20は前記出口側配管
21に接続される入口20Aからそのまま真っ直ぐに進
んだ端部にリキッドインジェクション回路用の出口20
Bが形成され、途中から上方に分岐した管の端部に蒸発
器用の出口20Cが形成されている。
【0029】図5の分岐管20の場合、入口20Aに流
入した冷媒の内、そのまま直進したものが出口20Bに
向かい、途中で上方に曲げられたものが出口20Cに向
かうことになる。従って、入口20Aから気液混合の冷
媒が流入すると、液冷媒は前述の如く質量が大きいため
に慣性力によって前方に進み易くなり、ガス冷媒は質量
が小さいために上昇し易く、途中から上方に容易に曲げ
られるようになる。そのため、同様に出口20Bから出
る冷媒は液が多くガスが少ない冷媒であり、出口20C
から出る冷媒はガスが多く液が少ない冷媒となり、リキ
ッドインジェクション回路6への液冷媒の供給を優先す
ることができるようになる。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、凝縮器を出た
冷媒は分岐部においてリキッドインジェクション回路に
向かうものと蒸発器に向かうものとに分流されるが、リ
キッドインジェクション回路への出口、当該分岐部に冷
媒が流入する方向に設けているので、凝縮器を出た冷媒
にフラッシュガスが発生する異常状態においても、液冷
媒は慣性力によってそのままリキッドインジェクション
回路に流入し易くなる。従って、リキッドインジェクシ
ョン回路に優先的に液冷媒が供給されるので、圧縮機の
冷却は確保され、圧縮機の耐久性が向上する。一方で、
蒸発器への出口は水平方向に分岐して設けているので、
液冷媒がリキッドインジェクション回路方向に完全に分
離されることが無く、フラッシュガス発生時にも蒸発器
における冷却能力を確保することができる。
【0031】請求項2の発明によれば、上記に加えて分
岐部を、単一の入口と二つの出口を備えた略T字状の分
岐管にて構成し、当該分岐管の入口から真っ直ぐ進んだ
位置にリキッドインジェクション回路用の出口を設け、
入口から水平方向に曲がった位置に蒸発器用の出口を設
ける構成としたので、構造が簡素化され、コストの低減
と省スペース化が図れるようになると共に、設計の自由
度も大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷凍装置の冷媒回路図である。
【図2】分岐管部分の冷凍装置の拡大斜視図である。
【図3】他の形状の分岐管の斜視図である。
【図4】もう一つの他の形状の分岐管の斜視図である。
【図5】更にもう一つの他の形状の分岐管の斜視図であ
る。
【図6】従来の冷凍装置の冷媒回路図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 3 凝縮器 6 リキッドインジェクション回路 12 蒸発器 20 分岐管 20B リキッドインジェクション回路用の出口 20C 蒸発器用の出口

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機と、該圧縮機の吐出側に接続され
    た凝縮器と、該凝縮器の出口側と前記圧縮機の吸込側と
    の間に接続された蒸発器と、前記凝縮器から出た冷媒を
    減圧して前記圧縮機内部の低圧側へ供給するリキッドイ
    ンジェクション回路を具備した冷凍装置において、前記
    凝縮器から出た冷媒を分流して前記蒸発器と前記リキッ
    ドインジェクション回路とに供給する分岐部を構成し、
    該分岐部における前記リキッドインジェクション回路へ
    の出口を、当該分岐部に冷媒が流入する方向に設けると
    共に、分岐部における前記蒸発器への出口を、水平方向
    に分岐して設けたことを特徴とする冷凍装置。
  2. 【請求項2】 分岐部は、単一の入口と二つの出口を備
    えた略T字状の分岐管にて構成されており、当該分岐管
    の入口から真っ直ぐ進んだ位置にリキッドインジェクシ
    ョン回路用の出口が設られ、前記入口から水平方向に曲
    がった位置に蒸発器用の出口が設けられていることを特
    徴とする請求項1の冷凍装置。
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