JP2929620B2 - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、映像機器における画像表示装置に関するも
のである。
従来の技術 従来の画像表示装置について、第5図を用いて説明す
る。第5図において、6は背面電極、7イ〜7ニは電子
ビーム源としての線陰極、8は電子ビーム引き出し電
極、9は信号電極、10は第1集束電極、11は第2集束電
極、12イ,12ロは水平偏向電極、13イ,13ロは垂直偏向電
極であり、これら構成部品を前面ガラス容器14及び後面
金属容器1の中に収納し、容器1と14内を真空としてい
る。線陰極7イ〜7ニは水平方向にほぼ一様な電流密度
分布の電子流を発生するよにう水平方向に架張されてお
り、適宜間隔を介して垂直方向に複数本(本実施例で
は、7イ,7ロ,7ハ,7ニの4本のみ示してある)設けられ
ている。これらの線陰極7イ〜7ニは、たとえばタング
ステン線の表面に酸化物陰極材料が塗着されて構成され
る。背面電極6は平板状の導電材からなり、線陰極7イ
〜7ニに対し平行に設けられている。引き出し電極8は
線陰極、7イ〜7ニを介して背面電極6と対向し、水平
方向に適宜間隔で設けられた貫通孔15の列を、各線陰極
に対向する水平線上に有する導電板からなる。貫通孔15
は本実施例では円形であるが、楕円または長方形などで
も良く、また前記した従来の実施例の引き出し電極のご
とくスリット様のものでも良い。信号電極9は、引き出
し電極8における貫通孔15の各々に水平方向に相対向す
る位置に所定間隔を介して複数個配置された垂直方向に
細長い導電板17の列からなり、各導電板17においては、
引き出し電極8の貫通孔15に相対向する位置に、同様の
貫通孔16を有している。貫通孔16の形状は楕円または長
方形でも良く、また前記した従来の実施例の信号電極の
ごとく、垂直方向の細長いスリット様のものでも良い。
第1集束電極10は、信号電極9の貫通孔16と各々に対向
する位置に貫通孔18を有する導電板からなる。貫通孔18
の形状は、円,楕円,スリット様のものでも良い。第2
集束電極11は、第1集束電極10の貫通孔18に相対向する
位置に縦につながったスリット孔19を有している。スリ
ット孔19の形状は、第1集束電極10の貫通孔18と同様、
丸穴,楕円,長方形様のものでも良い。水平偏向電極12
イ、12ロは、同一平面に適宜空間を介してたがいに噛み
合った2枚の櫛歯状の端部でつながった導電板21,22か
ら構成されており、水平偏向電極12イ,12ロの間に作ら
れた空間20は、第2集束電極11の貫通スリット孔19と相
対向している。垂直偏向電極13イ,13ロは、23,24に示す
ごとく端部で連結された導電板すなわち、2枚の櫛歯状
の導電板を同一平面上で適宜間隔に介してたがいに噛み
合わせた構成からなり、たとえば電子ビーム25に対して
は、下方の導電板23と、上方の導電板24によって一対の
垂直偏向電極を成す。スクリーン26は、電子ビームの照
射によって発光する蛍光体27をガラス容器14の内面に塗
布し、その上にメタルバック層(図示せず)が付加され
て構成される。
以上のように構成された画像表示装置について、その
動作を説明する。
まず、背面電極6に電圧V1、引き出し電極8ににV1
り高い電圧V2を印加する。さらに線陰極を加熱し、電子
放出を容易にするためにヒータ電流を流した状態でV1
V0<V2なる適切な電圧V0を線陰極7イに印加すれば、線
陰極表面の電界が正となって電子流が放出され、引き出
し電極8に向かって加速される。また、例えばV0>V2
る電圧V0を線陰極7イに印加すれば、線陰極表面の電界
は負となり電子の放出を抑止することができる。そこ
で、線陰極の電圧を個別に制御することにより、上方の
線陰極7イから順に7ロ,7ハ,……と順に一定時間ずつ
電子ビームを放出させるように繰返し、線陰極1本毎に
水平方向に一様の電流密度分布を持ったシート状の電子
ビームを発生させることができる。上記のシート状電子
ビームは、つぎに引き出し電極8の貫通孔15によって水
平方向に複数個に分割され、さらに多数の電子ビーム列
となって信号電極9の貫通孔16に到達するが、この際
に、信号電極9の電圧V3をV3>V0とすれば電子ビームは
通過し、V3<V0とすれば電子ビームは運動エネルギーを
失って通過できなくなる。そこで、V3を経時的に制御す
ることにより、絵素を表示するための映像信号に応じて
電子ビーム通過量を各電子ビーム個別に調節する。
信号電極9を通過した電子ビームは次に第1集束電極
10,第2集束電極11に到達し、貫通孔18,スリット孔19の
静電レンズ効果によって集束され、整形されたのち、水
平偏向電極12イ,12ロの相隣る導電板間および垂直偏向
電極13イ,13ロの相隣る導電板23,24の間に与えられる電
位差(偏向電圧と呼ぶ)によって水平および垂直に静電
偏向される。さらにスクリーン26のメタルバック層には
高電圧(例えば10KV)が印加されており、電子ビームは
高エネルギーに加速されてメタルバックに衝突し、蛍光
体を発光させる。
テレビジョン画面を縦横にマトリクス状に分割し、小
区分28の集合体としたとき、各小区分に対し上述のよう
にして分離された電子ビームを各1本ずつ対応させ、電
子ビームを各小区分内のみ偏向・走査することによって
全画面をスクリーン上に映し出すことができる。また各
絵素に対応したRGB映像信号を、信号電極電圧で上述の
ように経時的に制御することにより、テレビジョン動画
を再現することができる。
発明が解決しようとする課題 かかる画像表示装置において、線陰極端子30は、第6
図に示すように端子の個々の位置精度の確保および後面
金属容器31との絶縁性の維持の為、ガラスよりなる線陰
極端子台座32とハーメチックシール33によって一体化し
ている。そして、この一体化した部品は後面金属容器31
の外側より取り付けてあるので、容器31内を真空状態に
した際、その応力による変形によって、線陰極端子台座
32を後面金属容器31に固定しているガラスフリット34に
マイクロクラックが入り真空リークが起こり易いという
問題点と、更には信号電極端子(図示せず)は端子ピッ
チが狭い為、個別の信号電極端子を多数個並べること
は、後面金属容器31を大きくしなければならないという
問題点も有するものであった。
本発明は、上記問題点に鑑み、ガラスフリットのマイ
クロクラックの発生を防ぎ、良好な真空度を維持し、安
定な画質を供給すると共に信号電極端子もコンパクトに
取付可能とした画像表示装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明の画像表示装置
は、端子と金属ベースとの間にガラスを介してなる気密
端子を、前面ガラス容器と後面金属容器からなる空間の
内側より後面金属容器に溶接によって取り付け、端子出
しを可能としたものである。
作用 本発明は上記した構成によって、金属ベースからなる
気密端子を容器の内側より後面金属容器に溶接によって
取り付けることにより、後面金属容器の板厚に金属ベー
スの板厚が付加され剛性が増加し、容器内を真空にする
際の後面金属容器の変形応力が減少し、金属ベースと端
子の間のガラスへのマイクロクラックの発生を防ぎ、良
好な真空度の維持が可能となる。又、金属ベースに複数
の端子を取付けており、端子が個別でない為、端子の位
置精度確保も容易となる。
実施例 以下、本発明の一実施例の画像表示装置について、図
面を参照しながら説明する。第1図は後面金属容器への
線陰極端子、信号電極端子、その他の端子の取付け状態
を示す平面図であり、第2図は線陰極端子の取付け状態
を示す断面図であり、第3図は信号電極端子の取付け状
態を示す断面図、第4図は線陰極端子のレーザ溶接の様
子を示す断面図である。第1図において、35は後面金属
容器であり、36は線陰極端子である。第2図に拡大して
示すように、線陰極端子36は、段付き部を設けてフラン
ジを有した金属ベース37にガラス38を介して一体化され
ており、複数本全て金属ベース37に取り付けられてい
る。これによって線陰極端子36の相互位置精度の確保が
図られている。又、線陰極端子36と後面金属容器35との
絶縁は、前記ガラス38によって保たれている。またこの
構造によって、気密性が保たれている。そして、前記線
陰極端子36は、後面金属容器35に穴39を開けることによ
り、それを内側から外側に貫通する形で位置決めされて
いる。
第4図に示すように、この一体となった金属ベース37
のフランジ部にレーザ40を照射させて金属ベース37と後
面金属容器35とを溶融させる。この溶融部41を金属ベー
ス37のフランジ全周に作ることによって、後面金属容器
35に線陰極端子36が接着され、シール性が保たれること
になる。この線陰極端子36の内側先端に直接もしくはリ
ード線などによって、第5図に示す線陰極7イ〜7ニが
接続され、さらに一方の外側先端は図示していない駆動
回路に接続される。またこの端子の取り付けは前面ガラ
ス容器14と後面金属容器1からなる空間の内側より後面
金属容器1に取り付けられている。
又、信号電極端子42も線陰極端子36と同様で第1図,
第3図に示すように段付き部を設けてフランジを有した
金属ベース43にガラス45を介して一体化されており、複
数本全て金属ベース43に取り付けられている。又、前記
線陰極端子36と同様に、信号電極端子42は後面金属容器
35に穴39を開けることにより、それを内側から外側に貫
通する形で位置決めされている。この金属ベース43と後
面金属容器35とをレーザ照射して溶融させ、溶融部を金
属ベース43の周囲全体に作ることによって、後面金属容
器35に信号電極端子42が接着されシール性が保たれるこ
とになる。又、信号電極端子42は端子間ピッチが2mmと
狭い為に後面金属容器35と平行に一列には並べられず、
2列のジグザグ形状としたものである。更にその他の電
極の端子44を同時に一体化することができるものであ
る。
かかる構成によれば、第6図に示すような単品端子の
取り付けとならず、一括して端子取り出しが容易とな
り、更には金属ベース37を溶接することによって板厚が
増加された形となり、真空時の後面金属容器35の変形が
緩和されると共にフリットを使用していないのでクラッ
ク発生がなくなり、容器全体の良好な真空度の維持が可
能となる。
発明の効果 以上のように本発明は、少なくとも線陰極端子および
信号電極端子を後面金属容器の内側より取り付け、端子
と一体の金属ベースを溶接により後面金属容器に接着さ
せたものであり、板厚が増加された形となり、真空時の
後面金属容器の変形が緩和されると共に、フリットを使
用していないのでクラック発生がなく、真空度の維持が
確保され、真空リークに関する信頼性も向上するもので
ある。更には、単品端子を1個、1個、後面金属容器に
取り付けることもなくなり、大巾なコストダウンが図れ
た画像表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における画像表示装置の後面
金属容器への線陰極端子、信号電極端子、その他の端子
の取付け状態を示す平面図、第2図は同装置の線陰極取
付け状態を示す断面図、第3図は同装置の信号電極端子
取付け状態を示す断面図、第4図は同装置の線陰極端子
の金属ベースと後面金属容器との溶接の要領を示す断面
図、第5図は画像表示装置の基本構成を示す分解斜視
図、第6図は従来の画像表示装置の後面容器と線陰極端
子の取付状態を示す断面図である。 35……後面金属容器、36……線陰極端子、37,43……金
属ベース、38,45……ガラス、39……穴、40……レー
ザ、41……溶融部、42……信号電極端子、44……その他
の端子。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面ガラス容器と後面金属容器によって作
    られる内部の真空状態中に線陰極から発生した電子を、
    ビーム引き出し電極、信号電極、集束電極、水平偏向電
    極及び垂直偏向電極を介して蛍光体を塗布したスクリー
    ンに照射して画像を表示する電極構造を備える画像表示
    装置において、前記線陰極に電流を供給する線陰極端子
    は金属ベースに設けた孔にガラスを介して固着一体化し
    て貫通してから前記後面金属容器の孔を通して前記後面
    金属容器の外側に露出し、また前記金属ベースと前記後
    面金属容器とは溶接されていることを特徴とする画像表
    示装置。
  2. 【請求項2】前面ガラス容器と後面金属容器によって作
    られる内部の真空状態中に線陰極から発生した電子を、
    ビーム引き出し電極、信号電極、集束電極、水平偏向電
    極及び垂直偏向電極を介して蛍光体を塗布したスクリー
    ンに照射して画像を表示する電極構造を備える画像表示
    装置において、前記信号電極に電圧を供給する信号電極
    端子は金属ベースに設けた孔にガラスを介して固着一体
    化して貫通してから前記後面金属容器の孔を通して前記
    後面金属容器の外側に露出し、また前記金属ベースと前
    記後面金属容器とは溶接されていることを特徴とする画
    像表示装置。
  3. 【請求項3】金属ベースは複数の孔を備えられたことを
    特徴とする請求項1または請求項2記載のいずれかの画
    像表示装置。
  4. 【請求項4】金属ベースは段付き部を設けたフランジと
    し、前記フランジ部と後面金属容器とを溶接によりシー
    ルしたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    いずれかの画像表示装置。
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