JP2929265B2 - 中空壁用パイプ固定金具 - Google Patents

中空壁用パイプ固定金具

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JP2929265B2
JP2929265B2 JP7120750A JP12075095A JP2929265B2 JP 2929265 B2 JP2929265 B2 JP 2929265B2 JP 7120750 A JP7120750 A JP 7120750A JP 12075095 A JP12075095 A JP 12075095A JP 2929265 B2 JP2929265 B2 JP 2929265B2
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pipe
fixing
hole
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洋 山田
弘幸 谷越
雅仁 ▲斎▼藤
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PURESUTO KOGYO KENKYUSHO KK
YUATETSUKU KK
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PURESUTO KOGYO KENKYUSHO KK
YUATETSUKU KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石膏ボード製の中空壁
を貫通するパイプ材を支持するために用いられる中空壁
用パイプ固定金具に係り、特に、天井に吊りボルトや、
支持金具が装着されていなくても、中空壁にパイプを支
持固定するすることができる中空壁用パイプ固定金具に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、中空壁にパイプPを固定するに
は、図8に示すような金具が使用されている。すなわ
ち、同図(イ)は、単管を支持する手段を示しており、
天井スラブQのインサート12や後付けアンカー等に吊
りボルト10を連結し、この吊りボルト10下端に装着
した吊りバンド11やターンバックルでパイプPを支持
するものである(実開平3-43190 号公報参照)。また、
同図(ロ)には、複数のパイプPを支持する手段を示し
ており、この場合、複数本の吊りボルト10に連結され
たL形鋼やリップ溝形鋼等の支持杆14の上に、複数本
のパイプPを載置し、これらのパイプPをUバンド13
やクリップにて支持杆14に固定するものであった(実
開平3-46085 号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の固定
金具は、いずれも、吊りボルトを連結するために、天井
スラブにインサートや後付けアンカー等を装着する必要
があり、これらの装着作業に多くの手間を要していた。
すなわち、インサートを取り付けるには、スラブを打設
する前の作業が必要になる。そのため、スラブ打設後に
パイプの支持位置に変更があるような場合は、この変更
に対応することは困難であった。
【0004】また、後付けアンカー等を装着する場合
は、スラブに取付穴を開穿する作業が必要になり、その
ため、電動工具を天井面まで持ち上げて作業する必要が
あるなどと、作業性に多くの課題を残していた。
【0005】そこで本発明は、上述の課題を解消すべく
創出されたもので、石膏ボード製の中空の壁にパイプを
固定する際に、従来のインサートやアンカー等を用いる
必要がなく、石膏ボードを利用してパイプを固定するこ
とができる中空壁用パイプ固定金具の提供を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべく
本発明の第1の手段は、石膏ボード製の中空壁を貫通す
る貫通孔S2の各壁板S表面上部から貫通孔S2の周囲
に重ねて壁体Sに止着固定する一対の本体カバー1と、
各壁板S表面下部から貫通孔S2の周囲に重ねて壁板S
と本体カバー1とに止着固定する一対の連結金具2とで
貫通孔S2周囲を補強する固定金具を設け、ボルトの先
端部が中空壁の内部で屈曲係止する止着具8で固定金具
を各壁板Sの表面に止着固定し、連結金具2の下端部か
らパイプPの長手方向に延長した支持部2Bの先端に、
パイプPの周囲に挟着固定する支持具3を設け、これら
固定金具と支持部2Bと支持具3とで貫通孔S2に挿通
したパイプPを支持固定することを課題解消のための手
段とする。
【0007】
【作用】すなわち、本発明の固定金具は、本体カバー1
と連結金具2とが壁板Sの壁面S1を補強する。そし
て、壁板Sと一体になった固定金具と、この固定金具の
下端から延長された、支持部2Bと支持具3とを介して
パイプPの荷重を分散支持するものである。
【0008】
【実施例】本発明の固定方法を説明すると、基本工程
は、パイプ挿通工程と、貫通孔補強工程と、連結工程と
からなる。
【0009】パイプ挿通工程は、対峙した一対の石膏ボ
ード製の壁板Sに貫通孔S2を開穿し、この貫通孔S2
にパイプPを挿通するものである。このとき、壁板Sの
近くにランナーRや間柱T等の部材がない場合は、壁板
Sを施工してから、このパイプ挿通工程を行う。また、
壁板Sの近くにランナーRや間柱T等の部材がある場合
は、壁板Sの施工前に、これらランナーRや間柱Tにパ
イプPを仮止めし(ランナー固定金具取付工程または、
間柱T仮止め工程)、その後に、壁板Sを施工するもの
である。
【0010】貫通孔補強工程は、貫通孔S2の周囲を補
強するために、貫通孔S2の周囲に固定金具を装着する
工程である。このとき、固定金具と壁板Sとを確実に連
結して、一体化する必要がある。本願では、後述する本
体カバー1と連結金具2とから成る固定金具を、石膏ボ
ード用のITボルトからなる止着具8を用いて連結固定し
ている。
【0011】連結工程は、固定金具とパイプPとを連結
固定する工程である。この工程により、固定金具を介し
て中空の壁板SにパイプPが連結されるものになる。
【0012】次に、本願発明の固定金具は、本体カバー
1と連結金具2とから成り、この連結金具2に、支持具
3を介してパイプPを固定するものである(図2及び図
3参照)。
【0013】本体カバー1及び連結金具2は、止着具8
にて壁板Sに連結固定している。このとき、止着具8
は、石膏ボード用のITボルトを使用している。この石膏
ボード用のITボルトから成る止着具8は、壁板Sに貫通
した止着貫通孔S3にITボルトを差し込むことで、ITボ
ルトの先端部が中空壁の内部で屈曲係止するものである
(図3参照)。そして、本体カバー1は、貫通孔S2の
上部から貫通孔S2の周囲の壁板Sに重ねて壁体Sに止
着固定するものである。
【0014】一方、連結金具2は、貫通孔S2の下部か
ら貫通孔S2の周囲の壁板Sと本体カバー1とに重ねて
壁体Sに止着固定するもので、この連結金具2は、パイ
プPを支持する支持具3を設けてある。図示例の連結金
具2は、連結金具2の下端部から支持部2Bを屈曲延長
しているもので、支持具3を連結するためのクリップ取
付孔2Aを支持部2B先端に設けている(図2参照)。
そして、この取付孔2Aに、パイプPの周囲に挟着固定
するクリップ状の支持具3下端を支持立脚することで、
支持具3に挟んだパイプPを支持している(図3参
照)。
【0015】ランナー固定金具4は、壁板Sを貫通した
パイプPの近くにランナーRが位置している場合に、こ
のランナーRを利用してパイプPを仮止めする金具であ
る。図示例の金具は、ランナーRの開口部R1に重合す
る断面コ字形状の金具を設け、この金具の側面に貫通孔
4Aを設けたもので、ランナーRの側面に開穿した貫通
孔R2と、このランナー固定金具4の貫通孔4Aとに貫
通ボルト4Bを挿通して連結する。そして、ランナー固
定金具4には、パイプPの周囲に挟着固定するクリップ
から成る支持具5を連結するためのクリップ取付孔4C
を設けている(図4参照)。
【0016】間柱固定金具6は、間柱Tを利用してパイ
プPを仮止めする金具である。この間柱固定金具6は、
リップ溝形鋼の間柱Tのリップ部T1に装着する金具で
あり、リップ部T1の内部に装着した板ナット6Aと間
柱固定金具6の表面から取り付ける取付ビス6Bとで、
間柱固定金具6を固定するもので、間柱固定金具6の板
面に、クリップから成る支持具7を連結するためのクリ
ップ取付孔6Cを設けている(図5参照)。
【0017】
【発明の効果】本発明は、上述の如く構成したことによ
り、当初の目的を達成する。
【0018】すなわち、中空壁を形成する石膏ボード製
の各壁板Sの貫通孔S2周囲を夫々、本体カバー1と連
結金具2とを重ねて補強した上に、ボルトの先端部が中
空壁の内部で屈曲係止する石膏ボード用の止着具8で固
定金具を各壁板Sの表面に止着固定しているから、中空
壁の強度を確実に高めることができる。しかも、これら
本体カバー1と連結金具2とが一体になった固定金具
と、この固定金具の下端から延長された支持部2Bと支
持具3とを介してパイプPの荷重を分散支持するから、
従来のようにインサートやアンカー等を用いることなく
パイプを支持することができるものである。
【0019】このように、本願発明によると、中空の壁
にパイプを固定する際に、従来のインサートやアンカー
等を用いる必要がなく、石膏ボードを利用してパイプを
固定することができるなどといった産業上有益な種々の
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の使用状態を示す正面図。
【図2】本発明の本体カバー、連結金具、支持具を示す
分解斜視図。
【図3】本発明の本体カバー、連結金具、支持具の使用
状態を示す側断面図。
【図4】本発明のランナー固定金具を示す斜視図。
【図5】本発明のランナー固定金具の使用状態を示す側
面図。
【図6】本発明の間柱固定金具を示す斜視図。
【図7】本発明の間柱固定金具の使用状態を示す側面
図。
【図8】従来の支持金具を示す側断面図。
【符号の説明】
P パイプ Q スラブ R ランナー S 壁板 S1 壁面 S2 貫通孔 S3 止着貫通孔 T 間柱 1 本体カバー 2 連結金具 2A 取付孔 2B 支持部 3 支持具 4 ランナー固定金具 4A 貫通孔 4B 貫通ボルト 4C クリップ取付孔 5 支持具 6 間柱固定金具 6A 板ナット 6B 取付ビス 6C クリップ取付孔 7 支持具 8 止着具 10 吊りボルト 11 吊りバンド 12 インサート 13 Uバンド 14 支持杆
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲斎▼藤 雅仁 宮城県仙台市宮城野区榴岡四丁目1番1 号 株式会社ユアテック内 (56)参考文献 実開 昭49−61721(JP,U) 実開 平2−94993(JP,U) 実開 昭56−32179(JP,U) 実開 昭58−72580(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 3/24 F16L 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石膏ボード製の中空壁を貫通する貫通孔
    の各壁板表面上部から貫通孔の周囲に重ねて壁体に止着
    固定する一対の本体カバーと、各壁板表面下部から貫通
    孔の周囲に重ねて壁板と本体カバーとに止着固定する一
    対の連結金具とで貫通孔周囲を補強する固定金具を設
    け、ボルトの先端部が中空壁の内部で屈曲係止する止着
    具で固定金具を各壁板の表面に止着固定し、連結金具の
    下端部からパイプの長手方向に屈曲延長した支持部の先
    端に、パイプの周囲に挟着固定する支持具を設け、これ
    ら固定金具と支持部と支持具とで貫通孔に挿通したパイ
    プを支持固定することを特徴とする中空壁用パイプ固定
    金具。
JP7120750A 1995-04-21 1995-04-21 中空壁用パイプ固定金具 Expired - Lifetime JP2929265B2 (ja)

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JPS5735754Y2 (ja) * 1979-08-22 1982-08-06
JPS5872580U (ja) * 1981-11-09 1983-05-17 株式会社長谷川工務店 配管支持装置
JPH0294993U (ja) * 1989-01-14 1990-07-27

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