JP2928345B2 - 遊技場の管理設備装置 - Google Patents

遊技場の管理設備装置

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JP2928345B2 JP2183570A JP18357090A JP2928345B2 JP 2928345 B2 JP2928345 B2 JP 2928345B2 JP 2183570 A JP2183570 A JP 2183570A JP 18357090 A JP18357090 A JP 18357090A JP 2928345 B2 JP2928345 B2 JP 2928345B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パチンコ遊技機やコイン遊技機あるいはス
ロットマシン等で代表される遊技機が設置されている遊
技場の管理設備装置であって、詳しくは、所定の有価価
値を特定可能な情報が記録された記録媒体と、遊技場に
設置され、少なくとも前記記録媒体により特定される有
価価値の一部を遊技に使用するべき引落した引落し有価
価値を用いて遊技が可能な遊技機とを含む遊技場の管理
設備装置に関する。
[従来の技術] この種の遊技場の管理設備装置において、従来から一
般的に知られているものに、たとえば、特開昭63−2929
86号公報に記載のものがあった。この従来の遊技場の管
理設備装置は、カード等からなる記録媒体を遊技機に挿
入することによりその記録媒体に記録されている情報が
読取られ、その読取情報に基づいて特定される有価価値
の一部が引落とされ、その引落し有価価値を用いて遊技
機による遊技が可能となる。
しかし、この従来の遊技場の管理設備装置において
は、前記引落し有価価値が遊技に使用されて使い果たさ
れた場合等のように引落し有価価値が所定の値にまで減
算されれば、遊技客が引落しボタン等を操作して有価価
値の引落し操作を手動で行なわなければならなかったた
めに、前記引落し有価価値が所定の値にまで減算される
毎に遊技客が引落し操作を行なうという煩雑さがあっ
た。その結果、遊技の途中で遊技客が手動で引落し操作
を行なう度に遊技が中断され、遊技客が興ざめして興趣
がそがれる欠点があった。
[発明が解決しようとする課題] そこで、前記引落し有価価値が所定の値にまで減算さ
れたことに基づいて自動的に有価価値の一部を引落して
前記引落し有価価値を更新し遊技が続行できるように制
御することが考えられる。しかし、このように有価価値
の自動引落し制御を採用した場合には、たとえば引落と
された有価価値の総額が遊技客の許容できる限度を越え
た場合など、遊技客がそれ以上の引落しを望まない場合
においても自動的に有価価値が引落とされてしまうとい
う新たな欠点が生じる。
本発明は、かかる実情に鑑み、有価価値の自動引落し
制御を採用することにより有価価値の手動引落しに伴う
遊技客の興ざめを防止できながらも、遊技客の意思に反
した有価価値の自動引落しを防止できる遊技場の管理設
備装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、所定の有価価値を特定可能な情報が記録さ
れた記録媒体と、 遊技場に設置され、少なくとも前記記録媒体により特
定される有価価値の一部を遊技に使用するべく引落した
引落し有価価値を用いて遊技が可能な遊技機とを含む遊
技場の管理設備装置であって、 前記引落し有価価値が遊技に使用されることに伴って
所定の値にまで減算されたことを検出する検出手段と 該検出手段の検出出力に基づいて、前記記録媒体によ
って特定される有価価値の一部を自動的に引落して前記
引落し有価価値を更新する有価価値自動引落し手段と、 遊技者が操作し得る遊技機に関連した位置に設けら
れ、有価価値の自動引落しを禁止するために操作される
引落し禁止操作手段と、 該引落し禁止操作手段の操作に基づいて、前記有価価
値自動引落し手段による自動引落しを禁止する自動引落
し禁止手段とを含むことを特徴とする、遊技場の管理設
備装置。
[作用] 本発明によれば、引落し有価価値が遊技に使用される
ことに伴って所定の値にまで減算されれば検出手段の働
きによりその旨が検出され、その検出手段の検出出力に
基づいて、有価価値自動引落し手段の働きにより、記録
媒体によって特定される有価価値の一部が自動的に引落
とされて引落し有価価値が更新される。さらに、引落し
禁止操作手段を遊技客が操作すれば、その操作に基づい
て、前記有価価値自動引落し手段による自動引落しが禁
止される。
つまり、有価価値が自動引落しされるために遊技客が
いちいち有価価値を引落とすための手動操作を行なう必
要がなく、かつ、遊技客がそれ以上の引落しを望まない
場合には引落し禁止操作手段を操作することによりそれ
以上の有価価値の自動引落しが禁止される。
[発明の実施例] 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は、本発明に係る遊技用管理設備装置の全体を
示す概略図である。
遊技場1にはカード販売機2が設置されている。遊技
客がこのカード販売機2から記憶媒体の一例のパチンコ
カードを購入する。遊技客はその購入したパチンコカー
ドを使用して遊技場1に設置されている遊技機により遊
技が可能となる。遊技場1には、遊技機設置島が複数列
(図面では4列)設けられており、その遊技機設置島7a
〜7dの両側に遊技機が複数配設されている。遊技場1に
配設されている遊技機は複数種類用意されており、遊技
機設置島7aの図示上側の列および遊技機設置島7dの図示
下側の列に配列されているものはいわゆる飛行機タイプ
のパチンコ遊技機である。飛行機タイプのパチンコ遊技
機とは、打球の始動入賞に伴って可変入賞球装置が比較
的少ない所定回数(たとえば1回または2回)開閉し、
その開閉中に打球が可変入賞球装置内に進入し、所定箇
所に設けられている特定入賞口(Vポケット)に入賞す
れば大当り状態となり、可変入賞球装置が比較的多い所
定回数(たとえば18回)開閉するかまたは打球が所定回
数(たとえば10個)入賞するかのうちいずれか早い方の
条件が成立すれば可変入賞球装置の大当りに伴う開閉が
終了するように構成されたものである。なお、この大当
りに伴う可変入賞球装置の開閉制御は、開閉中の可変入
賞球装置内に進入したパチンコ玉が前記特定入賞口へ入
賞すれば繰返し継続制御され、その繰返し上限回数はた
とえば8回と定められている。遊技機設置島7aの図示下
側の列および遊技機設置島7bの図示上側の列に設置され
ている遊技機はいわゆるフィーバータイプのパチンコ遊
技機である。このフィーバータイプのパチンコ遊技機3f
とは、打球の始動入賞に伴って可変表示装置が可変開始
し、その可変表示装置の停止時の表示結果が予め定めら
れた特定の識別情報の組合せ(たとえば777)となれば
大当り状態となり、可変入賞球装置が開成制御され、所
定時間(たとえば30秒間)の経過または打球の所定個数
(たとえば10個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が
成立すれば前記可変入賞球装置の開成が終了制御される
ものである。なお、この大当りに伴う可変入賞球装置の
開成制御は、開成している可変入賞球装置内に進入した
パチンコ玉が所定の箇所に設けられている特定入賞口
(Vポケット)に入賞することにより繰返し継続制御さ
れ、その繰返し継続制御の上限回数たとえば10回と定め
られている。遊技機設置島7bの図示下側の列に設けられ
ている遊技機および遊技機設置島7cの図示上側の列に設
けられている遊技機は、大当りが1回発生すれば遊技客
に大量の得点が付与され打止まで達するタイプのパチン
コ遊技機である。遊技機設置島7cの図示下側の列および
遊技機設置島7dの図示上側の列に配設されている遊技機
はいわゆるカード式スロットマシンである。このカード
式スロットマシンとは、賭け率を決めた後リールを回転
し、そのリールが停止したときに予め定められた当りラ
イン上に所定の識別情報の組合せ(たとえば777)が成
立すれば所定の大きさの得点が遊技客に付与されるもの
である。
遊技の結果遊技客が獲得した獲得得点を含む持点がカ
ードに記録され、そのカードが遊技客側に排出される。
その排出されたカードを遊技客がカード積算機4に挿入
すれば、その持点の範囲内で所望の景品が払出される。
なお、所望の景品を直接払出す代りにその持点の範囲内
で景品交換券を発行し、その景品交換券により景品交換
ができるように構成してもよい。遊技場1には、複数の
遊技機,カード販売機2ならびにカード精算機4を集中
管理するためのホール管理用コンピュータ6が設置され
ており、このホール管理用コンピュータ6を操作するた
めのコンピュータ端末5が所定箇所に設置されている。
ホール管理用コンピュータ6は、制御動作を所定の手順
で実行する演算部6bと、演算部6bの動作プログラムデー
タ等を格納する記憶部6cと、外部との信号の整合性をと
る入出力制御部6aとを含む。ホール管理用コンピュータ
6は、制御動作を所定の手順で実行する演算部6bと、演
算部6bの動作プログラムデータ等を格納する記憶部6c
と、外部との信号の整合性をとる入出力制御部6aとを含
む。コンピュータ端末5は、テンキー等や各種モードを
選択するモード選択キーやCRTディスプレイ等が設けら
れている。モード選択キーを機種コード設定モードにし
て、テンキー等により遊技場の遊技機を順次指定して後
述する機種コードを逐一入力できるように構成されてい
る。入力された機種コードはホール管理用コンピュータ
6を介して指定された遊技機に送信されその遊技機にセ
ットされる。本実施例では、機種コードはゲーム方法の
種類に応じてA,B,Cの3種類のものが設定できる。さら
に、このコンピュータ端末5により、後述する持点(制
限使用得点)の使用制限が遊技機それぞれに設定できる
ように構成されている。この使用制限は、(禁止,上限
付,可)の3態様に設定可能である。
遊技客がある機種の遊技機で遊技を行ないその遊技機
で獲得した得点を含む持点を即座にカード精算機4によ
り精算するのではなく、その持点が記録されたカードを
他の機種の遊技機に挿入してその持点により遊技を行な
うことも所定の使用制限の下で認められている。たとえ
ば、前記いわゆるフィーバータイプのパチンコ遊技機3f
は、機種コードAにセットされている遊技機で獲得した
獲得得点を含む持点を利用して遊技が可能である。コン
ピュータ端末5により機種コードAにセットされている
遊技機は、たとえばフィーバータイプのパチンコ遊技機
3fと1回の大当りで打止まで達するパチンコ遊技機3uと
がある。カード式スロットマシン3sの場合には、機種コ
ードCにセットされた遊技機で獲得した獲得得点を含む
持点が使用可能となる。機種コードCにセットされてい
る遊技機はカード式スロットマシン3sのみのため、カー
ド式スロットマシン3sで獲得した得点を含む持点を使用
して遊技を行なう場合には同じ機種のカード式スロット
マシン3sでのみ遊技が可能となる。なお、カードに記録
されている有価価値のうち遊技に未だ使用されていない
未使用の有価価値すなわちカードの残額情報はすべての
機種の遊技機で使用可能である。なお、前述した遊技機
の機種に関しては使用制限のある旨およびその制限内容
を張紙や表示器等により遊技客に事前に報知することが
望ましい。
第2図は、遊技機の一例のいわゆるフィーバータイプ
のパチンコ遊技機3fを示す全体正面図である。
パチンコ遊技機3fの右下隅に設けられている打球操作
ハンドル10を遊技客が回動操作することにより、所望の
弾発力でパチンコ玉が遊技盤17の前面に形成されている
遊技領域18内に弾発発射される。図中14は、玉送りソレ
ノイドを含む打球供給装置であり、打球操作ハンドル10
の回動に連動して間欠揺動する打球杆12の揺動を検出す
る打球杆センサ13(第3図参照)の検出出力に基づいて
この打球供給装置14が作動する。そして、打球杆12が1
回揺動される毎に打球供給装置14の玉送りソレノイドが
励磁されて打球待機樋16上のパチンコ玉が1つずつ打球
発射位置にまで供給される。この打球供給装置14によっ
て打球発射位置にまで供給されるパチンコ玉が送り玉セ
ンサ15により検出されて後述する制御に用いられる。
遊技領域18内には、複数の回転ドラム(図面では3
個)24a,24b,24cを有する可変表示装置22が設けられて
いる。その可変表示装置22の下方には、開閉自在に設け
られている開閉板25を有する可変入賞球装置23が配設さ
れている。この可変入賞球装置には、始動入賞口26aが
一体的に設けられている。また、可変表示装置22の側方
にも始動入賞26b,26cが設けられている。遊技領域18内
に打込まれたパチンコ玉が始動入賞口26a〜26cのいずれ
かに入賞すれば、可変表示装置22が可変表示を開始す
る。そして、所定時間経過して停止制御された各回転ド
ラム24a〜24cによって表示される識別情報が特定の組合
せ(たとえば777)になれば大当り状態となり、可変入
賞球装置23の開閉板25が開成制御される。この開閉板25
の開成は、所定時間(たとえば30秒間)の経過またはパ
チンコ玉の所定個数(たとえば10個)の入賞のうちいず
れか早いほうの条件が成立することにより終了し、開閉
板25が閉成される。なお、この開閉板25が開成している
最中に進入したパチンコ玉が特定入賞口27内に入賞すれ
ば、開閉板25の開成制御が繰返し継続制御される。この
繰返し継続制御の上限回数はたとえば「10」に定められ
ている。前記可変表示装置22の可変表示の最中や可変入
賞球装置23の開成制御の最中にパチンコ玉が始動入賞す
ればその始動入賞が記憶され、可変表示装置22の可変表
示が終了した後または前記大当りの制御が終了した後に
その記憶に基づいて再度可変表示装置22の可変表示が行
なわれる。その始動入賞記憶の上限値はたとえば「4」
に定められている。
図中28はアウト口であり、遊技領域18内に打込まれた
パチンコ玉がいずれの入賞口にも入賞しなかった場合に
アウト玉として回収するためのものである。図中31はフ
ァール玉センサであり、弾発発射されたパチンコ玉がそ
の弾発力が弱すぎて遊技領域18にまで到達しなかった場
合にファール玉として打球待機樋16内に回収されるので
あり、そのファール玉を検出するためのものである。
パチンコ遊技機3fの下方部分には、カードリーダライ
タ19が組込まれており、そのカードリーダライタ19に形
成されているカード挿入・排出口20からパチンコカード
21(第4図参照)を挿入する。その挿入されたパチンコ
カード21に持点(制限使用得点)が記録されている場合
であってその記録されている持点(制限使用得点)が第
1図で説明した使用制限によって使用禁止されるもので
ない場合には、その持点(制限使用得点)が遊技機3f内
に取込まれて持点として持点表示器37により表示され
る。そして、パチンコ玉を1つずつ弾発発射するごとに
持点から「1」ずつ減算される。一方、打込玉が入賞す
るごとに所定の得点(たとえば「13」点)が持点に加算
される。挿入されたカード21に持点が記録されていない
場合には、カード21に記録されている残額から引落単位
金額(たとえば「200」円)を減算しその単位金額に相
当する得点(たとえば「50」点)を持点として持点表示
器37により表示する。また、現在のカード21の残額が残
額表示器38により表示される。そして、パチンコ玉を弾
発発射して持点が「0」になるごとに再度「200」円が
残額から減算されて再度「50」点が持点として持点表示
器37により表示される。なお、残額表示器38は、金額を
表示するものを示したが、それに代えて残額に相当する
得点で表示してもよい。
パチンコ遊技機3fの下方部分には照光式の引落禁止ボ
タン33が設けられている。この引落禁止ボタン33を遊技
中に遊技客が押圧操作することにより、引落禁止ボタン
33が点灯するとともにそれ以降持点が「0」になったと
しても残額から持点として「50」点が引落されないよう
に制御される。この引落禁止ボタン33は、本実施例では
遊技機の前面パネル中に設けたが、遊技機本体とは別の
遊技機枠等、遊技客が操作し得る遊技機に関連した位置
であればどこに設けてもよい。この引落禁止ボタン33に
より、遊技客が操作し得る遊技機に関連した位置に設け
られ、有価価値の自動引落を禁止するために操作される
引落禁止操作手段が構成されている。遊技客が遊技を終
了したい場合には照光式の精算ボタン32を押圧操作す
る。すると、精算ボタン32が点灯するとともに現時点で
の持点と残額が挿入されたパチンコカードに記録されて
カード挿入・排出口20からそのパチンコカードが機外に
排出される。その排出されたカードはカード受皿98内に
落下する。
図中29,30はランプであり、大当りの発生に伴って点
灯または点滅し大当りの雰囲気を盛上げるように構成さ
れている。36はスピーカであり、大当り時に効果音を発
生したり異常事態の発生に伴って警報音を発生したりす
るものである。このパチンコ遊技機3fにより、遊技場に
設置され、少なくとも前記記録媒体で特定される有価価
値の一部を遊技に使用するべく引落した引落し有価価値
を用いて遊技が可能な遊技機が構成されている。
第3図は、パチンコ遊技機3fの一部内部構造を示す全
体背面図である。
パチンコ遊技機3fの機枠40には、前面枠39が開閉自在
および着脱自在に設けられている。この前面枠39に遊技
盤保持枠41が取付けられており、この遊技盤保持枠41に
対し遊技盤17が着脱自在に取付けられている。つまり、
遊技盤17を取付けるための遊技盤固定部材42は図示矢印
に示すように回動自在に構成されており、この遊技盤固
定部材42を回動させることにより遊技盤17を遊技盤保持
枠41から取外し可能に構成してある。このように構成す
ることにより、機種の交換に伴う台の入替えに際し、機
枠40や前面枠39等をそのまま残して遊技盤17を入替える
ことにより他の機種の遊技機にすることができ、台の入
換えに際しての経費が節減できる利点がある。
図中11は打球機構であり、モータの駆動力によって打
球杆12を間欠揺動しその打球杆12によりパチンコ玉を1
つずつ弾発発射し得るように構成されている。この打球
杆12の揺動を検出する打球杆センサ13が打球機構11に設
けられており、この打球杆センサ13の検出出力に基づい
て前記打球供給装置14の玉送りソレノイドを励磁してパ
チンコ玉を1つずつ打球発射位置に供給するように制御
する。遊技領域に打込まれて始動入賞口26a〜26cに入賞
したパチンコ玉は始動入賞玉検出器43a,43b,43cにより
検出されて打込玉集合カバー体48により一箇所に誘導さ
れて入賞玉センサ45により検出される。図中22は可変表
示装置であり、この可変表示装置22は前述したように特
定の識別情報の組合せ(たとえば777)で停止した場合
にソレノイド47が励磁されて可変入賞球装置の開閉板25
(第2図参照)が開成される。その開成中に可変入賞球
装置内に進入したパチンコ玉は10カウント検出器44によ
り検出される。一方、可変入賞球装置内に進入したパチ
ンコ玉が特定入賞口(Vポケット)27内に入賞すれば、
その入賞玉が特定入賞玉検出器46により検出される。図
中28はアウト口であり、36はスピーカである。パチンコ
遊技機3fの前面枠39の下方内側部分に設けられた制御ユ
ニットボックス50には、カードリーダライタ装置19と、
カードリーダライタ制御用基板55と、精算操作センサ51
と、引落禁止操作センサ52と、遊技機制御用基板56とが
設けられている。カードリーダライタ制御用基板55はカ
ードリーダライタ19を制御するためのものである。精算
操作センサ51は、精算ボタン32(第2図参照)が押圧操
作されたことを検出するものである。引落禁止操作セン
サ52は、引落禁止ボタン33(第2図参照)が押圧操作さ
れたことを検出するものである。このパチンコ遊技機3f
は前述したように機種コードAが設定される。そして、
機種コードAが設定されているパチンコ遊技機で遊技を
行ない獲得した得点を含む持点(制限使用得点)がパチ
ンコカード21に記録されるのであり、その際にパチンコ
カード21の磁気記録部90(第4図参照)の持点の欄に機
種コードAが併せて記録される。前記コンピュータ端末
5により設定された使用制限が「禁止」であった場合に
は、同一機種コードであっても制限使用得点の使用を一
切禁止するように制御される。「条件付」に設定した場
合には、機種コード設定器54で設定されている機種コー
ド(だとえばA)すなわち当該遊技機の機種コードに一
致する機種コードの制限使用得点に限って使用を許すよ
うに制御される。「可」に設定された場合には、すべて
の機種コードの制限使用得点の使用を許すように制御さ
れる。なお、本実施例では、使用禁止設定,機種コード
設定をホール管理用コンピュータ6のコンピュータ端末
5(第1図参照)により行なうものを示したが、本発明
はこれに限らず、各遊技機における遊技客が操作できな
い位置に使用禁止設定器53,機種コード設定器54を設
け、それらの設定器により入力設定してもよい。さら
に、機種コードはA,B,Cのいずれか1つを設定できるも
のを示したが、それに代えて、「AとB」,「Bと
C」,「AとC」のいずれかの組が設定できるようにし
てもよい。その場合に、たとえば「AとB」を設定した
場合には、この「AとB」が設定されている遊技機で獲
得した得点を含む持点(制限使用得点)を他の遊技機で
使用するに際し、Aの機種コードの制限使用得点の使用
を許す遊技機とBの機種コードの制限使用得点の使用を
許す遊技機との両方の遊技機で使用が可能となる。遊技
機制御用基板56は、使用制限や機種コードの設定入力等
に基づいて遊技機を制御するためのものである。
第4図は、パチンコカード21を示す正面図である。パ
チンコカード21は、ほぼ長方形のプレート状のもので構
成されており、磁気ストライプ等からなる磁気記録部90
に、遊技店コード,カード発行年月日,カードNo.,残
額,持点,機種コード,セキュリティコード等の情報が
記録されている。遊技店コードとは、このパチンコカー
ド21が発行された遊技店を識別するためのコードであ
り、このパチンコカード21を他の遊技店での使用した際
にはこの遊技店コードが食違ってくるためにその使用が
禁止される。カード発行年月日はパチンコカード21がカ
ード販売機2(第1図参照)によって発行された年月日
であり、使用期限を設ける場合にはこのカード発行年月
日を基準として使用期限が経過しているか否かの判断が
行なわれる。カード番号は、このパチンコカード21に割
振られた番号であり、他のパチンコカードとの区別が可
能となる。残額は、パチンコカードの購入時の金額から
遊技に使用して引落された金額を減算した残りの金額で
あり、未だに遊技に使用されていない未使用金額であ
る。この残額により、記録媒体によって特定される有価
価値のうち未だに遊技に引落使用されていない第1の有
価価値が構成されている。持点とは、遊技機で遊技を行
なった後精算ボタン32を押圧操作したときの持点表示器
37で表示されている持点がその遊技機の機種コードとと
もに記録されたものである。この持点(制限使用得点)
により、記録媒体によって特定される有価価値のうち、
前記第1の有価価値以外の第2の有価価値が構成されて
いる。セキュリティコードとは、パチンコカード21のセ
キュリティを向上させるために設けられたものであり、
たとえば、カード番号や残額の情報を所定の法則に基づ
いて変換したものを記録している。カード21の記録情報
のうち、前記残額,持点,セキュリティコードが必須の
記録情報であり、他の記録情報は必ずしも必要ではな
い。本実施例では、記録媒体の一例として磁気カードを
示したが、本発明はこれに限らず、ICカード,磁気カー
ドに感熱記録部を施したもの,磁気カードにアルミ被膜
を蒸着したもの,感熱カード,光ディスクメモリにより
情報を記録する光カード等、所定の有価価値が特定可能
な情報が記録される記録媒体であれば何でもよい。さら
に、形状は偏平な長方形のものに限らず、棒状等どのよ
うな形であってもよい。また、パチンコカード21は0カ
ードになれば使い捨てるものでもよく、また、0カード
になれば、新たな有価価値を購入してそのカードに再記
録するものでもよい。
第5図は、カードリーダライタ19の構成を説明するた
めの構成図である。
カードリーダライタ19は、カード搬送モータ104を有
し、このカード搬送モータ104の回転力によりカード搬
送ベルト103が駆動されてカード21が搬送される。カー
ド挿入排出口20の近傍には、カード挿入搬出口20から挿
入されたカード21または、カード挿入排出口20から排出
されるカード21を検出するカード挿排検出器100が設け
られている。カード挿排検出器100よりもカード取込側
(図示左側)にはカード排出検出器101が設けられてお
り、カード挿入排出口20から排出されるカード21が検出
される。カード排出検出器101よりもさらにカード取込
側には、挿入されたカードに書込まれているデータを読
取るカードデータ読取器108と、挿入されたカードのカ
ードデータを消去するためのカードデータ消去器106
と、所定のカードデータをカードに書込むためのカード
データ書込器107と、残額と持ち点がともに0となった
使用済みカードに対し使用済みのマークを書込むための
マーク書込器109とが設けられている。カードデータ消
去器106よりもさらにカード取込側にカード保持検出器1
05が設けられており、このカード保持検出器105により
カード21が検出された状態でカード搬送モータ104を停
止させ、図示のようにカード保持位置でカード21を停止
保持する。
カード挿入排出口20の下方には、カード受皿102が設
けられており、カード挿入排出口20から排出されたカー
ド21をこのカード受皿98内に受止めて貯留する。
第6図は、カードリーダライタに用いられる制御回路
を示すブロック図である。
カードリーダライタ制御用マイクロコンピュータ160
は以下に述べる各種機器の動作を制御する機能を有す
る。このため、カードリーダライタ制御用マイクロコン
ピュータ160は、たとえば数チップのLSIで構成されてお
り、その中には制御動作を所定の手順で実行することの
できるMPU61と、MPU61の動作プログラムデータを格納す
るROM62と、必要なデータの書込みおよび読出しができ
るRAM63とを含む。
さらに、カードリーダライタ制御用マイクロコンピュ
ータ60は、入力信号を受けてMPU61に入力データを与え
るとともにMPU61からの出力データを受けて外部に出力
する入出力回路64と、電源投入時にMPU61にリセットパ
ルスを与えるパワーオンリセット回路65と、MPU61にク
ロック信号を与えるクロック発生回路66と、クロック発
生回路66からのクロック信号を分周して割込パルスを定
期的にMPU61に与えるパルス分周回路(割込パルス発生
回路)67と、MPU61からのアドレスデータをデコードす
るアドレスデコード回路68とを含む。
MPU61はパルス分周回路67から定期的に与えられる割
込パルスに応じて、割込制御ルーチンの動作を実行する
ことが可能となる。また、アドレスデコード回路68はMP
U61からのアドレスデータをデコードし、ROM62,RAM63,
入出力回路64にそれぞれチップセレクト信号を与える。
なお、この実施例ではROM62は、その内容の書換えす
なわち必要が生じた場合にはその中に格納されたMPU61
のためのプログラムデータを変更することができるプロ
グラマブルROMが用いられる。そして、MPU61は、このRO
M62内に格納されたプログラムデータに従って、かつ、
以下に述べる各制御信号の入力に応答して、種々の機器
に対し制御信号を与える。
カードリーダライタ制御用マイクロコンピュータ160
には以下のような信号が入力される。
カード21がカード挿入排出口20(第5図参照)に挿入
されれば、カード挿排検出器100がONになり検出回路170
からカード挿排検出信号がカードリーダライタ制御用マ
イクロコンピュータ160に入力される。カード21がカー
ド取込方向に搬送されてカード保持位置にまで搬送され
ればカード保持検出器105(第5図参照)がONになり検
出回路170からカード保持検出信号がカードリーダライ
タ制御用マイクロコンピュータ160に入力される。取込
まれたカード21がカード排出方向に搬送されてカード排
出検出器101(第5図参照)を通過すれば、カード排出
検出器101からカード排出信号が検出回路170を介してカ
ードリーダライタ制御用マイクロコンピュータ160に入
力される。挿入されたカード21がカード取込方向に搬送
されてカードデータ読取器108(第5図参照)を通過す
る際に、カードデータ読取器108によりカードが読取ら
れ、その読取り情報がデータ読取回路171を介してカー
ドリーダライタ制御用マイクロコンピュータ160に入力
される。
カードリーダライタ制御用マイクロコンピュータ160
は以下の機器に対し制御信号を与える。
データ書込回路172を介してカードデータ書込器107に
カードデータ書込用制御信号を与える。データ消去回路
173を介してカードデータ消去器106にカードデータ消去
用制御信号を与える。マーク書込回路174を介してマー
ク書込器109にマーク書込用制御信号を与える。モータ
駆動回路175を介してカード搬送モータ104にカードの搬
送用制御信号を与える。
さらに、カードリーダライタ制御用マイクロコンピュ
ータ160には、遊技機制御用マイクロコンピュータ60か
ら、後述するように、カード真偽判定信号(OK,NG)や
カード書込情報信号が入力される。また、カードリーダ
ライタ制御用マイクロコンピュータ160からは、カード
読取情報信号が遊技機制御用マイクロコンピュータ60に
与えられる。なお、カードリーダライタ制御用マイクロ
コンピュータ160や各種回路および各種機器には、電源
回路173から所定の直流電流が与えられる。なお、好ま
しくは、遊技機あるいは遊技場内にバックアップ電源を
設置するのが望ましい。
第7図は、パチンコ遊技機に用いられる制御回路を示
すブロック図である。この制御回路は、第6図に示した
制御回路と共通する部分があり、この共通部分について
は共通の参照符号を付してここでは説明の繰返しを省略
する。遊技機制御マイクロコンピュータ60は、サウンド
ジェネレータ882を含み、アドレスデコード回路68から
のチップセレクト信号がこのサウンドジェネレータ882
に与えられる。
遊技機制御マイクロコンピュータ60には、入力信号と
して次のような信号が与えられる。
精算操作ボタン32(第2図参照)が遊技客により押圧
操作されたことに基づいて精算操作センサ51(第3図参
照)がONになり、検出回路75を介して精算操作検出信号
が遊技機制御用マイクロコンピュータ60に与えられる。
引落禁止ボタン33(第2図参照)が遊技客により押圧操
作されたことに基づいて引落禁止操作センサ52(第3図
参照)がONになり、検出回路76を介して引落禁止操作検
出信号が遊技機制御用マイクロコンピュータ60に与えら
れる。パチンコ玉が打球発射位置に送り込まれることに
より送り玉センサ15(第2図参照)がONになり送り玉検
出信号が検出回路78を介して遊技制御用マイクロコンピ
ュータ60に与えられる。パチンコ玉が入賞したことに基
づいて入賞玉センサ45(第3図参照)がONになり、検出
回路79を介して入賞玉検出信号が遊技制御用マイクロコ
ンピュータ60に与えられる。ファール玉がファール玉セ
ンサ31(第2図参照)により検出されたことに基づい
て、検出回路80を介してファール玉検出信号が遊技機制
御用マイクロコンピュータ60に与えられる。打球杆12が
間欠揺動しその揺動が打球杆センサ13(第3図参照)に
より検出されたことに基づいて、検出回路81を介して打
球杆検出信号が遊技機制御用マイクロコンピュータ60に
与えられる。カードリーダライタ制御用マイクロコンピ
ュータ70(第3図参照)から、挿入されたカードの読取
情報信号とカード処理完了信号とが遊技機制御用マイク
ロコンピュータ60に与えられる。ゲーム制御用マイクロ
コンピュータ71(第3図参照)から大当り発生や始動入
賞等の稼働情報信号が遊技機制御用マイクロコンピュー
タ60に与えられる。ホール管理用コンピュータ6(第1
図参照)から打止信号が遊技機制御用マイクロコンピュ
ータ60に与えられる。なお、前述したように、使用禁止
設定,機種コード設定をホール管理用コンピュータ6の
コンピュータ端末5(第1図参照)により行なう場合に
は、ホール管理用コンピュータ6からは、打止信号ばか
りでなく使用禁止設定情報や機種コード設定情報が遊技
機制御用マイクロコンピュータ60に与えられる。
遊技機制御用マイクロコンピュータ60は以下の回路や
各種機器に対し制御信号を与える。
ソレノイド駆動回路82を介して玉送りソレノイド14a
に玉送りソレノイド制御用信号を与える。セグメントLE
D駆動回路83を介して持点表示器37,残額表示器38(第2
図参照)にそれぞれ表示用制御信号を与える。カードリ
ーダライタ制御用マイクロコンピュータ70に対し、カー
ドへの書込情報信号とカードの真偽判定信号(OK,NG)
が与えられる。ゲーム制御用マイクロコンピュータ71に
対し、打止時や精算時におけるゲーム停止信号が与えら
れる。ホール管理用コンピュータ6に対し、入り玉およ
び出玉に関する情報やゲーム制御用マイクロコンピュー
タ71からの稼働情報が与えられる。アンプ84を介してス
ピーカ36に音発生用の制御信号が与えられる。前記遊技
機制御用マイクロコンピュータ60や各種回路および各種
機器には、電源回路73から所定の直流電流が与えられ
る。なお、好ましくは、遊技機あるいは遊技場内にバッ
クアップ電源を設置するのが望ましい。
第8A図および第8B図は、第6図に示した制御回路の動
作を説明するためのフローチャートである。このフロー
チャートを第5図とともに説明する。
ステップSA(以下単にSAと言う)1によりカード挿排
検出器がONになったか否かの判断がなされ、ONになるま
で待機する。そして、遊技客がカード挿入排出口20にカ
ード21を挿入すれば、カード挿排検出器がONになりSA2
に進み、カード搬送モータ104が正転を開始してカード2
1は取込方向に搬送される。その搬送されるカード21が
カードデータ読取器108を通過する際に、SA3によりカー
ドの情報が読取られ、SA4に進み、カード保持検出器がO
Nになったときの判断がなされ、ONになるまで前記SA2,S
A3の処理を続行する。そして、カード21が取込方向終端
部に形成されたカード保持位置にまで搬送されてカード
保持検出器105により検出されれば、SA4によりYESの判
断がなされてSA5に進み、カード搬送モータ104が停止さ
れてカードの搬送が停止する。その状態で、カード21は
カード保持位置に停止した状態で保持される。
次にSA6に進み、前記SA3によって読取った内容を遊技
機制御用マイクロコンピュータに出力する処理がなさ
れ、SA7に進み、遊技機制御用マイクロコンピュータか
らの情報の入力があったか否かの判断がなされ、入力が
あるまで待機する。遊技機制御用マイクロコンピュータ
では、SA6に基づいて送信されてきたカードの読取情報
に基づいて後述するようにそのカードデータのチェック
等を行ない、その挿入カードが遊技機に使用できるか否
かの判断を行ない、使用できる場合にはOK信号を返信し
使用できない場合にはNG信号を返信する。そして、遊技
機制御用マイクロコンピュータからの返信があればSA8
に進み、その返信情報がOK情報であったか否かの判断が
なされ、OK情報であった場合にはカードの受付制御プロ
グラムが終了する。一方、OK情報でなかった場合すなわ
ちNG情報であった場合にはSA9に進み、カード搬送モー
タ104を逆転させてカードを排出方向に搬送させ、カー
ド挿排検出器100がONからOFFになったか否かの判断を行
ない、OFFになるまで待機する。そして排出方向に搬送
されてきたカード21がカード挿排検出器100を通過し終
わった段階でカード挿排検出器100がONからOFFになり、
SA11に進み、カード搬送モータ104を停止させたカード
の搬送を停止させ、カード受付制御用のプログラムが終
了する。
第8B図は、カード書込排出制御用のプログラムを示す
フローチャートである。まずSA12により、遊技機制御用
マイクロコンピュータからの情報の入力があったか否か
の判断がなされ、あるまで待機する。遊技機制御用マイ
クロコンピュータからは、前記OK情報やNG情報の他にカ
ード書込情報信号が送信されてくるのであり(SB37,SB4
1,SB40参照)、それらのカード書込情報信号が送信され
てくればSA13に進み、カード搬送モータ104を逆転させ
てカード保持位置に保持されているカードを排出方向に
搬送させる。排出方向に搬送されてカードデータ消去器
106やカードデータ書込器107さらにはカードデータ読取
器108を通過するカードに対し、SA14により、カード情
報を消去するとともにカードの情報を書込み、その書込
内容を読取り確認する処理がなされる。次にSA15に進
み、SA14に伴なって書込まれたカード情報のうちの残額
と持ち点とがともに「0」であるか否かの判断が行なわ
れる。ともに「0」である場合にはSA16に進み、済用済
みマークをマーク書込器109により書込ませてSA17に進
む。一方、残額と持ち点とのいずれか一方でも「0」で
なければ、SA16による処理を行なうことなく直接SA17に
進む。SA17では、カードへの書込みが終了したか否かの
判断がなされ、終了していない場合にはSA13ないしSA16
の処理を続行し、終了した段階でSA18に進む。なお、SA
16により使用済みマークをカードに書込む代わりに、パ
ンチ孔等をカードに突設してもよい。
SA18では、書込みが終了したカードの書込情報を読取
って確認し、その確認結果がOKであるか否かの判断を行
なう。OKでなかった場合にはSA19に進み、書込エラーカ
ウンタを1インクリメントしてSA20に進む。SA20では、
書込エラーカウンタが「2」であるか否かの判断が行な
われ、「2」でなければSA21に進み、カード搬送モータ
を停止させてカードの搬送を停止させ、SA22に進み、カ
ード搬送モータを正転させてカードを取込方向に搬送す
る。次にSA23に進み、カード保持検出器105がONになっ
たか否かの判断がなされ、ONになるまで前記SA22の処理
を続行する。そして、カード21が取込方向に搬送されて
カード保持位置にまでくればカード保持検出器がONにな
り、SA24に進み、カード搬送モータ104が停止制御され
た後にSA13に進み、SA13ないしSA18の書込制御を再度行
なう。そして再度の書込みを行った後にSA18により読取
確認を行なって再度OKでないと判断された場合には、SA
19により再び書込エラーカウンタが1インクリメントさ
れるため、書込エラーカウンタが「2」となり、SA20に
よりYESの判断がなされてSA25に進み、エラー処理がな
される。このエラー処理は、カードリーダライタを不能
動化したりカードリーダライタの故障を遊技場の係員に
報知したりする。
一方、SA18によりOKの判断がなされた場合にSA26に進
み、カード排出検出器101がONからOFFに切替わったか否
かの判断が行なわれ、切替わるまで待機する。この段階
でも、SA13に基づいてカード搬送モータが逆転し続けて
おり、カードが排出方向に搬送されてカード排出検出器
101を通過し終わった段階でカード排出検出器がONからO
FFに切替わり、SA27に進む。SA27では、カード搬送モー
タ104を停止させ、その後SA28に進む。SA28では、前記S
A14にしたがってカードに書込まれた情報のうちの残額
と持ち点がともに「0」であるか否かの判断が行なわ
れ、いずれか一方でも「0」でなければSA35に進み、前
記書込エラーカウンタをクリアする処理がなされる。続
いて、SA36に進み、遊技機制御用マイクロコンピュータ
にカード処理完了信号を出力してカード書込排出制御の
プログラムが終了する。一方、残額と持ち点とがともに
「0」であった場合にはSA28によりYESの判断がなされ
てSA29に進み、タイマーをセットして、SA30に進み、タ
イマーが終了したか否かの判断がなされ、タイマーが終
了するまで待機する。この状態では、SA26によりカード
排出検出器101がONからOFFになった状態すなわちカード
21がカード挿入排出口20から一部突出した状態(第5図
参照)となっており、この状態でタイマーが終了するま
で待機する。タイマーが終了すればSA31に進み、カード
挿排検出器がONになっているか否かの判断が行なわれ
る。SA29によりセットさせたタイマーが終了する以前に
おいて遊技客がカード21(第5図参照)を引抜いた場合
には、その段階でカード挿排検出器100がOFFになるため
に、SA31によりNOの判断がなされてSA35に進む。一方、
タイマーが終了するまで遊技客がカード21を引抜かなか
った場合には、SA31によりYESの判断がなされてSA32に
進み、カード搬送モータを逆転させてカードをさらに排
出方向に搬送し、SA33に進み、カード挿排検出器がONか
らOFFになったか否かの判断が行なわれ、OFFになるまで
カード搬送モータを逆転し続ける。そして、カード21が
カード挿入排出口20から機外に完全に排出されればカー
ド挿排検出器100がOFFに切替わるために、SA33によりYE
Sの判断がなされてSA34に進む。SA34では、カード搬送
モータ104を停止する処理がなされ、SA35に進む。SA29
〜SA30の処理において、カードがカード挿入口にあるこ
とを報知するようにしてもよい。本実施例では、前記SA
29ないしSA34の処理がカードに書込まれた新たなカード
情報の残額と持ち点とがともに「0」である場合にのみ
行なわれるものを示したが、本発明はこれに限らず、残
額あるいは持ち点が残っている場合でもSA29ないしSA34
の処理を行なってもよい。さらに、SA26ないしSA32の処
理を省略して、カード書込後ただちにカード挿入排出口
20からカードを機外に落下するまで排出するように制御
してもよい。また、本実施例ではカードに残額や持ち点
情報を直接書込み、カードの使用によりカードの情報を
更新するようにしたが、カードにはカード識別情報(た
とえばカード番号)のみを記録するようにし、残額その
他の情報についてはホール管理用コンピュータ6に記憶
させるようにしてもよい。
使用済カード等がカード挿入排出口20に残されたまま
の状態になっていれば、次の遊技客が先客がいるのでは
ないかと誤解しその遊技機の稼働率が低下する不都合が
あるが、本実施例のようにカードを完全に機外に排出す
れば前記誤解が生じないために稼働率の低下を防止し得
る。また、機外に排出されたカードがカード受皿102上
に落下するために、使用済カードが散らからない利点が
ある。さらに、その使用済カードには、使用済マークや
パンチ孔が付されているために、遊技機あるいは玉貸機
近傍に残っているカードが使用済カードであることが肉
眼でわかり、遊技機あるいは玉貸機が空いていることが
容易に推測できる。しかも、本実施例のように、カード
を機外に落下させる前に一定期間カード挿入排出口部分
で保留すれば、そのカードを持ち帰る意思のある遊技客
がカードを機外に落下する以前にカード挿入排出口から
引抜くことができ、機外に落下したカードを拾うわずら
わしさがない。
第9A図および第9B図は、第7図に示した制御回路の動
作を示すフローチャートである。
まずステップSB(以下単にSBという)1により、カー
ドリーダライタ制御用マイクロコンピュータからデータ
の入力があるか否かの判断が行なわれ、データの入力が
あるまで待機する。カードリーダライタ制御用マイクロ
コンピュータからはカードの読取情報信号とカード処理
完了信号とが送信されてくるのであり、最初に送信され
てくるのはカード読取情報信号であり、その読取情報信
号が送信されてくればSB2に進み、その送信されてきた
カード読取情報のチェックを行なう。次にSB3に進み、
そのチェックの結果適正なカードであるか否かの判断を
おこない、適正なカードでなかった場合にはSB9に進
み、NG信号をカードリーダライタ制御用マイクロコンピ
ュータに出力してSB1に戻る。一方、SB3によるチェック
の結果適正カードであると判断された場合にはSB4に進
み、制限使用得点の使用を許可するか否かの判断が行な
われる。そして、当該遊技機がコンピュータ端末5(第
1図参照)により「禁止」に設定されている場合にはSB
4によりNOの判断がなされる。一方、コンピュータ端末
5により「条件付き」または「可」に設定されている場
合にはSB4によりYESの判断がなされる。SB4によりNOの
判断がなされた場合には挿入されたカードに記録されて
いる制御使用得点(持点)の使用はできないためにカー
ドに記録されている残額を使用して遊技を行なうことに
なるのであり、そのためにSB8に進みカード残額がある
か否かの判断がまず行なわれる。そしてカード残額がな
かった場合には前記SB9に進むが、カード残額があった
場合にはSB10に進み、カード残額から引落単位金額(た
とえば200円)を減算し、その単位金額に対応する点数
(たとえば50点)をCT2にセットする。このCT2は制限使
用得点をカウントするための制限使用得点カウンタであ
る。
一方、前記SB4によりYESの判断がなされた場合にはSB
5に進み、条件付きであるか否かの判断が行なわれる。
当該遊技機がコンピュータ端末5(第1図参照)により
「条件付き」に設定されていた場合にはこのSB5によりY
ESの判断がなされてSB6に進み、機種コードが一致する
か否かの判断が行なわれる。このSB6による判断は、具
体的には、カード挿入・排出口に挿入されたカードの機
種コード情報記録領域に記録されている機種コード情報
と、コンピュータ端末5(第1図参照)によって設定さ
れている当該遊技機の機種コードとが一致するか否かを
判断する。そして一致しない場合にはその挿入カードに
記録されている制限使用得点(持点)は当該遊技機では
使用できないことになるためにカードの残額を使用して
遊技を行なうべく前記SB8に進むのである。また、機種
コードが一致した場合にはその挿入カードに記録されて
いる制限使用得点(持点)が当該遊技機で使用できるこ
とになり、SB7に進み、まず制限使用得点が存在するか
否かの判断を行ない、制限使用得点が「0」の場合には
前記SB8に進み「0」でない場合にはSB11に済む。SB11
では、制限使用得点をCT2にセットしてSB12に進む。こ
のCT2により、前記読取手段により読取られた読取情報
により特定される有価価値の一部であって遊技に使用す
るべく引落とされた引落有価価値を記憶する記憶部が構
成されている。一方、コンピュータ端末5(第1図参
照)により「可」に設定されていた場合には前記SB5に
よりNOの判断がなされてSB6の判断を行うことなく直接S
B7に進む。つまり、当該遊技機が使用禁止設定器により
「可」に設定されている場合には、如何なる機種コード
に設定されている遊技機で獲得した制限使用得点も当該
遊技機で使用できるために、SB6により機種コードが一
致するか否かの判断を行なう必要がないのである。前記
SB4,SB5およびSB6により、前記記録媒体により特定され
遊技に用いられる有価価値が前記第2の有価価値である
場合に、予め定められた規制の範囲内で遊技への使用を
許可する使用許可手段が構成されている。なお、この使
用許可手段は、たとえば挿入されたカードに記録されて
いる第2の有価価値(制限使用得点)のうち2割まで使
用を許可する等のように、一定の使用限度の範囲内で前
記第2の有価価値の使用を許可するものであってもよ
い。さらに、この使用許可手段は、挿入されたカードに
記録されている第2の有価価値(制限使用得点)を使用
したい場合にその有価価値の大きさをたとえば4/5に縮
小した状態(100点であれば80点にした状態)で使用を
許可するものであってもよい。
前記SB1,SB2,SB3,SB4ならびにSB8により、遊技客の遊
技意思に基づいた引落条件の成立を判定する引落条件判
定手段が構成されている。この引落条件判定手段は、本
実施例では遊技客がカードをカード挿入・排出口20(第
2図参照)に挿入することにより遊技意思があったもの
と見なされて引落条件が成立したと判定するものを示し
たが、本発明はそれに限らず、たとえば、ゲーム開始ボ
タンを別途設け遊技客がそのゲーム開始ボタンを押圧操
作したことにより遊技意思ありと判断して引落条件が成
立した旨の判定を行なうものであってもよく、さらに
は、遊技客の打球操作の開始,前記引落禁止スイッチが
遊技客によって禁止操作されず不能動化の状態となって
いること,別途プレー額設定スイッチを設け現在の有価
価値の使用額がそのプレー額設定スイッチで設定された
額の範囲内であること等により引落条件の成立を判定す
るものであってもよい。なお、プレー額設定スイッチと
は、遊技客が遊技を行なうにおいて予めいくらまで有価
価値を使用するかを前もって遊技機に入力設定するため
のものである。次にSB12では、カード残額をCT1にセッ
トする処理がなされる。このカード残額とは、前記SB10
により引落単位金額が減算された後のカード残額を意味
する。CT1とは、残額をカウントするための残額カウン
タである。次にSB13に進み、OK信号をカードリーダライ
タ制御用マイクロコンピュータに出力する処理がなさ
れ、SB14に進み、打球供給装置14(第2図参照)の玉送
りソレノイド等を能動化して玉送りを能動化する処理が
なされる。このSB14の処理により、パチンコ玉が弾発発
射可能となり遊技か可能となる。
次にSB15に進み、CT1の値を残額表示器38(第2図参
照)に表示させ、CT2の値を持点表示器37(第2図参
照)に表示させる処理がなされる。次にSB16に進み、送
り玉センサがONになったか否かの判断がなされ、ONにな
っていない場合にはSB18に進む。一方、パチンコ玉を弾
発発射するべく打球杆12が揺動し打球杆センサ13(第3
図参照)がONになり、その打球杆センサ13の検出出力に
応答して打球供給装置14の玉送りソレノイドが励磁され
てパチンコ玉が1個打球発射位置にまで供給されれば、
それに応答して送り玉センサ15(第2図参照)が1回ON
になりSB17に進む。SB17では、CT2を「1」ディクリメ
ントし、その後SB18に進む。SB18では、入賞玉センサが
ONになったか否かの判断がなされ、ONになっていない場
合にはSB20に進む。一方、打込玉が遊技領域に設けられ
ている各種入賞口や可変入賞球装置内に入賞すれば入賞
玉センサ45(第3図参照)により検出され、入賞玉セン
サがONになりSB19に進む。SB19では、CT2に「n」を加
算する処理がなされてその後SB20に進む。この「n」
は、パチンコ玉の1個の入賞に基づいて付与される得点
でありたとえば「13」に定められている。次にSB20で
は、ファール玉センサがONになったか否かの判断がなさ
れ、ONになっていない場合にSB22に進む。一方、パチン
コ玉の弾発力が弱すぎて遊技領域にまで到達しなかった
場合にはそのパチンコ玉がファール玉としてファール玉
センサ31(第2図参照)により検出されるのであり、そ
の場合にはファール玉センサがONになりSB21に進む。SB
21ではCT2に「1」インクリメントする処理がなされて
その後SB22に進む。つまり、パチンコ玉を弾発発射する
ことにより前記SB17によりCT2が「1」ディクリメント
されるのであるが、その弾発発射されたパチンコ玉が遊
技領域に到達することなくファール玉として打球待機樋
16(第2図参照)に再び還元された場合には「1」減算
されたCT2の値に「1」を加算して±0にする必要があ
り、そのためにこのSB25の処理が行なわれるのである。
次に、SB22では、CT2=「0」の判断が行なわれ、制
限使用得点(持点)がまだ残存している場合にはNOの判
断がなされてSB26に進むが、制限使用得点(持点)が、
「0」になった場合にはSB23に進み、CT1=「0」か否
かの判断が行なわれる。そして、残額がまだ残っている
場合にはSB24に進み、引落禁止フラグがセットされてい
るか否かの判断が行なわれる。この引落禁止フラグは、
遊技客が引落禁止ボタン33(第2図参照)を押圧操作し
た場合に後述するSB33によりセットされ、再度遊技客が
引落禁止ボタンを押圧操作することにより後述するSB35
によりクリアされるものである。そして引落禁止フラグ
がセットされていない場合にSB25に進み、CT1から引落
単位金額(たとえば200円)を減算し、単位金額に対応
する得点(たとえば50点)をCT2にセットする処理が行
なわれる。このSB25による処理の結果、再びCT2に単位
金額に対応する得点がセットされるためにそのCT2にセ
ットされた制限使用得点を使用してパチンコ玉を弾発発
射して遊技が可能となる。一方、CT1=「0」の場合ま
たは引落禁止フラグがセットされている場合には、残額
から引落単位金額を減算することができないために、そ
の場合にSB36に進み挿入されたカードについての精算が
自動的に行なわれる。前記SB22により、前記引落有価価
値が遊技に使用されることに伴なって所定の値にまで減
算されたことを検出する検出手段が構成されている。な
お、検出手段は、制御使用得点が「0」になったこと
(SB22参照)を検出するものに限らず、制限使用得点が
所定値以下になった段階で検出出力を導出するものであ
ってもよい。また、前記SB22によりCT2=「0」と判断
される毎に音を発生させて遊技者にその旨を報知しても
よく、また、制限使用得点が前記「所定値」になった段
階で同時に音を発生させてもよい。前記検出手段の検出
出力に基づいて、前記記録媒体によって特定される有価
価値の一部を自動的に引落として前記引落有価価値を更
新する有価価値自動引落手段が構成されている。なお、
この有価価値自動引落手段は、固定的に定められている
引落単位金額(SB10,SB25参照)を減算するものに限ら
ず、この引落金額を遊技客または遊技場の係員が選択設
定できるように構成し、その選択設定された引落金額を
カード残額から減算しその引落金額に対応する得点をCT
2にセットするものであってもよい。さらに、この引落
単位金額をパチンコ玉が一発弾発発射されるのに要する
金額(たとえば4円)に設定し、パチンコ玉が1個ずつ
発射位置に送り込まれるごとにカード残額から前記引落
単位金額(たとえば4円)を減算するように制御しても
よい。
次にSB22によりNOと判断された場合にはSB26に進み、
打止めに達しているか否かの判断が行なわれ、打止めに
達している場合にはSB38に進み、挿入されたカードにつ
いての精算を自動的に行なうための制御に移行するが、
打止めに達していない場合にはSB27に進み、精算操作セ
ンサがONになっているか否かの判断がなされる。遊技客
が精算ボタン32(第2図参照)を押圧操作すれば、この
SB27によりYESの判断がなされ、前記SB32に進むが、精
算操作センサがONになっていない場合にはSB28に進み、
引落禁止操作センサがONになったか否かの判断が行なわ
れ、ONになっていない場合には前記SB14に進み遊技が続
行可能となる。一方、遊技客が引落禁止ボタン33(第2
図参照)を押圧操作すればSB29によりYESの判断がなさ
れてSB29に進み、既に引落禁止フラグがセットされてい
るか否かの判断が行なわれ、未だにセットされていない
場合にはSB30に進み引落禁止フラグがセットされた後SB
14に進む。また、既に引落禁止フラグがセットされてい
る場合にはSB31に進み、引落禁止フラグがクリアされた
後にSB14に進む。このように、遊技客がが1回引落禁止
ボタンを押圧操作することにより引落禁止フラグがセッ
トされ、引落禁止フラグがセットされている状態で再度
引落禁止ボタンを押圧操作すれば引落禁止フラグがクリ
アされて引落しの禁止が解除され、再び自動引落しが可
能となる。
次に、第9B図に示すSB32では、タイマがセットされ、
次にSB33に進み、玉送りを不能動化する処理がなされて
以降パチンコ玉が弾発発射できない状態となる。SB32に
よってセットされるタイマは、パチンコ玉がSB33により
弾きない状態となった後における遊技領域に残留してい
る残留玉が遊技領域からなくなるまでの時間を計時する
ためのものであり、たとえば4,5秒発発射で程度の時間
を計時するものである。次にSB34に進み、入賞玉センサ
がONになったか否かの判断がなされ、ONになっていない
場合にはSB35に進み、ファール玉センサがONになったか
否かの判断がなされ、ONになっていない場合にはSB36に
進み、タイマが終了したか否かの判断かなされ、タイマ
が終了していない場合には再びSB33に戻る。このSB33な
いしSB36のループの巡回途中で、残留玉が遊技領域内に
形成されている入賞口や可変入賞装置内に入賞すれば、
SB34によりYESの判断がなされて前記SB19に進み、残留
玉の入賞に伴う「n」の加算処理が行なわれ、その残留
玉の入賞に伴なって再び遊技が可能となる。さらに、前
記ループの巡回途中でファール玉がファール玉センサに
より検出されれば、SB35によりYESの判断がなされてSB2
1に進み、制限使用得点カウンタCT2を「1」インクリメ
ントする処理がなされ、そのファール玉に基づく遊技が
可能となる。そして、入賞玉センサおよびファール玉セ
ンサがONになることなくタイマが終了した場合にはSB37
に進み、制限使用得点カウンタCT2=0を確定させ、残
額カウンタCT1をカード残額,CT2を制限使用得点として
カードリーダライタ制御用マイクロコンピュータに出力
する処理がなされる。この出力された情報を受けてカー
ドリーダライタ19(第2図参照)によりカードに新たな
カード残額と制限使用得点(持点)とが記録されて遊技
客側に排出される。なお、SB32ないしSB37において、タ
イマを用いる代りに、遊技領域に実際に打込まれた有効
発射玉数と、アウト玉および入賞玉の合計である打込玉
数とが等しくなったことにより、前記SB37によりCT1,CT
2を確定する処理を行なってもよい。
次に、SB42に進み、カードリーダライタ制御用マイク
ロコンピュータからカード処理完了信号が入力されたか
否かの判断が行なわれ、未だにカード処理が完了してい
ない場合にはSB43に進み、CT1の値を残額表示器に表示
し、CT2の値を持点表示器に表示して再びSB42に戻る。
このSB42に戻るループの巡回途中でカードリーダライタ
がカード処理が完了してカードリーダライタ制御用マイ
クロコンピュータからカード処理完了信号が送信されて
きた場合には、SB42によりYESの判断がなされてSB44に
進み、CT1およびCT2の値をクリアするとともに、引落禁
止フラグをクリアしてプログラムが終了する。
一方、前記SB26,SB27によりYESの判断がなされた場合
には、SB38に進み、玉送りが不能動化されて以降パチン
コ玉の弾発発射ができない状態になり、SB39に進み、打
止めに達しているか否かの判断が行なわれる。そして既
に打止めに達している場合にはSB41に進み、CT1,CT2を
確定させ、CT1をカード残額,CT2を遊技使用禁止得点と
してカードリーダライタ制御用マイクロコンピュータに
出力した後前記SB42に進む。この遊技使用禁止得点と
は、遊技には使用できない得点であり、景品交換にのみ
使用できる得点のことである。なお、SB41によりCT2を
遊技使用禁止得点として出力する代りに、CT2を制限使
用得点として出力するようにしてもよい。一方、未だに
打止めに達していない場合には前記SB39によりNOの判断
がなされてSB40に進み、CT1,CT2を確定させ、CT1をカー
ド残額,CT2を制限使用得点として機種コードとともにカ
ードリーダライタ制御用マイクロコンピュータに出力し
た後にSB42に進む。この機種コードとは、前述したよう
にコンピュータ端末5(第1図参照)によって設定され
ている機種コードのことである。なお、SB38ないしSB41
においても、前記SB32ないしSB37と同様に、玉送りを不
能動化した後所定期間残留玉に基づいた入賞玉やファー
ル玉の発生をチェックし、発生すればCT2に加算するよ
うに制御してもよい。ただし、この場合はCT2に加算処
理されたとしても必ずしも再び玉送りを能動化させる必
要はない。また、前記SB37,SB41ならびにSB40に基づい
て、新たなカード残額がカードに書込まれて遊技客側に
排出されるのであるが、カード残額についてはカード精
算機4(第1図参照)による精算時に金銭で返却するよ
うにしてもよい。
(1) 前記第1の有価価値や第2の有価価値を、カー
ド等の記録媒体とホール管理用コンピュータとの両方に
記録,記憶させてもよい。
(2) 前記(1),(2)で説明した有価価値は、ホ
ール管理用コンピュータに記憶させる代りに各遊技機の
遊技機制御用マイクロコンピュータに記憶させてもよ
い。
(3) 前記有価価値をカードとホール管理用コンピュ
ータとの両方に記録,記憶させてもよい。その場合に
は、カードリーダライダによって読取られたカードの有
価価値をホール管理用コンピュータに記憶されている有
価価値と照合し一致しているか否かの判定を行なうこと
ができ、セキリティが向上する。さらに、未使用有価価
値と使用済み有価価値とを別々の記録媒体(カード)に
記録させてもよい。
[発明の効果] 本発明は、有価価値が自動的に引落とされるために、
有価価値の手動引落しに伴う遊技客の興ざめが防止でき
るとともに、自動引落し禁止手段の働きにより遊技客の
意思に反した有価価値の自動引落しが防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る遊技用管理設備装置の概略を示
す全体構成図である。 第2図は、本発明に用いられる遊技機の一例のパチンコ
遊技機を示す全体正面図である。 第3図は、パチンコ遊技機の一部内部構造を示す全体背
面図である。 第4図は、記録媒体の一例のパチンコカードを示す全体
正面図である。 第5図は、カードリーダライダの内部構造を説明するた
めの構成図である。 第6図は、カードリーダライダに用いられる制御回路示
すブロック図である。 第7図は、遊技機に用いられる制御回路を示すブロック
図である。 第8A図および第8B図は、第6図に示した制御回路の動作
を説明するためのフローチャートである。 第9A図および第9B図は、第7図に示した制御回路の動作
を説明するためのフローチャートである。 図中、1は遊技場、3h、3f、3uは遊技機の一例のパチン
コ遊技機、3sは遊技機の一例のカード式スロットマシ
ン、2はカード販売機、4はカード精算機、6はホール
管理用コンピュータ、13は打球杆センサ、15は送り玉セ
ンサ、19はカードリーダライタ、21は記録媒体の一例の
パチンコカード、22は可変表示装置、23は可変入賞球装
置、31はファール玉センサ、32は精算ボタン、33は引落
禁止ボタン、34は精算予定点数設定器、37は持点表示
器、38は残額表示器、43a〜43cは始動入賞玉検出器、44
は10カウント検出器、45は入賞玉センサ、46は特定入賞
玉検出器、49はゲーム制御用基板ボックス、50は制御ユ
ニットボックス、51は精算操作センサ、52は引落禁止操
作センサ、53は使用禁止設定器、54は機種コード設定
器、55はカードリーダライタ制御用基板、56は遊技機制
御用基板、60は遊技機制御用マイクロコンピュータ、90
は磁気記録部である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の有価価値を特定可能な情報が記録さ
    れた記録媒体と、 遊技場に設置され、少なくとも前記記録媒体により特定
    される有価価値の一部を遊技に使用するべく引落した引
    落し有価価値を用いて遊技が可能な遊技機とを含む遊技
    場の管理設備装置であって、 前記引落し有価価値が遊技に使用されることに伴って所
    定の値にまで減算されたことを検出する検出手段と 該検出手段の検出出力に基づいて、前記記録媒体によっ
    て特定される有価価値の一部を自動的に引落して前記引
    落し有価価値を更新する有価価値自動引落し手段と、 遊技者が操作し得る遊技機に関連した位置に設けられ、
    有価価値の自動引落しを禁止するために操作される引落
    し禁止操作手段と、 該引落し禁止操作手段の操作に基づいて、前記有価価値
    自動引落し手段による自動引落しを禁止する自動引落し
    禁止手段とを含むことを特徴とする、遊技場の管理設備
    装置。
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