JP2928224B1 - アンテナ切替ダイバーシティ受信装置及び受信方法 - Google Patents

アンテナ切替ダイバーシティ受信装置及び受信方法

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JP2928224B1
JP2928224B1 JP10062209A JP6220998A JP2928224B1 JP 2928224 B1 JP2928224 B1 JP 2928224B1 JP 10062209 A JP10062209 A JP 10062209A JP 6220998 A JP6220998 A JP 6220998A JP 2928224 B1 JP2928224 B1 JP 2928224B1
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Abstract

【要約】 【課題】 受信品質を低下させることなく高い信頼性で
アンテナ切替制御を行うと共に小型軽量化且つ低消費電
力のアンテナ切替ダイバーシティ通信装置を提供する。 【解決手段】 選択されたアンテナにより受信した位相
変調信号からデータをフレーム毎に復調する際に、位相
エラー検出部106によって受信信号のシンボル毎の理
想的位相点からのずれである位相エラーを検出し、累積
部109によってそれをフレーム毎に累積する。位相エ
ラーの累積値が当該フレームの所定位置において所定値
以上である場合に、次のフレームにおけるアンテナ切替
制御を行う。アンテナ切替制御は、現フレームにおいて
選択された第1アンテナの復調位相を位相保持部103
に保持し、位相エラーの累積値が所定値以上になったと
きにアンテナを一時的に他の第2アンテナに切り替えて
その復調位相を位相保持部104に保持する。第1アン
テナの受信状態と第2アンテナの受信状態とに基づい
て、いずれか一方のアンテナを選択し、且つ保持されて
いる複数の復調位相から1つの復調位相を選択して復調
器101へ提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動体無線通信シス
テムに係り、特にアンテナダイバーシティ受信方式の通
信装置及びその受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アンテナダイバーシティ受信方式には大
きく分けて検波後選択方式とアンテナ切替方式とがあ
る。検波後選択方式ではブランチ毎に復調器が設けら
れ、最も良好なブランチの復調信号が選択される。この
ために、フェージング環境下でも良好な受信を期待する
ことができる反面、ブランチ毎に復調器を設ける必要が
あるために、回路規模の増大、高コスト化、消費電力の
増大などを招来してしまう。このような短所を解消する
技術も種々提案されている(例えば、特開平6−268
635号公報参照)。
【0003】他方、アンテナ切替方式は、空間的に異な
る位置に設けられたアンテナのみを切り替え、受信品質
が良好なアンテナを選択する方式である。アンテナだけ
を切り替えるために、通信装置の小型軽量化及び低消費
電力化という要請を容易に達成することができる。その
反面、受信品質をいかに向上させるかが1つの大きな課
題となっており、そのための技術が種々提案されてい
る。
【0004】特開平5−206905号公報に開示され
たアンテナ選択ダイバーシティ受信機では、バースト受
信直前に2つのアンテナの受信電力をそれぞれ2回測定
し、それら測定値からバースト内の受信電力をそれぞれ
直線予測してメモリにそれぞれ格納する。バースト信号
の受信には、常に予測値の高い方のアンテナが選択さ
れ、更に、選択されているアンテナの受信電力を用いて
その後の受信電力予測を行い、その予測値によりメモリ
が逐次更新される。
【0005】特開平7−235901号公報に開示され
たアンテナ選択ダイバーシティ受信装置では、2つのア
ンテナの受信レベルをそれぞれ保持する保持手段を設
け、受信信号の途中に挿入された特定信号の箇所で、保
持された受信レベルのうち高い方のアンテナに切り替え
られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、いず
れもバースト信号の受信中でもアンテナ切替を行うこと
で常に受信レベルの高いアンテナを選択し受信品質を維
持しようとするものである。
【0007】しかしながら、事前に受信電力を直線予測
する受信機では、予測値によりアンテナ切替が制御され
るために、常に正しいアンテナ切替が行われるとは限ら
ず、受信エラーが発生する確率が高くなる。また、予測
演算を行うための制御系を必要とし、プロセッサの負荷
が増大するだけでなく、回路規模及び消費電力の増大を
もたらす。
【0008】他方、受信信号の途中に挿入された特定信
号をトリガとしてアンテナ切替制御を行う受信機では、
受信状態が悪化しても特定信号が受信されるまではアン
テナ切替を行うことができないために、受信エラーを生
じやすくなる。
【0009】本発明の目的は、受信品質を低下させるこ
となく高い信頼性でアンテナ切替制御を行うことができ
る受信方法を提供することにある。
【0010】また、本発明の他の目的は、受信品質を低
下させることなく高い信頼性でアンテナ切替制御を行う
ことができる小型軽量化且つ低消費電力のアンテナ切替
ダイバーシティ通信装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるアンテナ切
替ダイバーシティ方式の受信装置は、選択されたアンテ
ナにより受信した位相変調信号からデータを復調する復
調手段と、前記受信信号のシンボル毎の理想的位相点か
らのずれ(位相エラー)を検出する位相エラー検出手段
と、前記位相エラーを累積する累積手段と、前記位相エ
ラーの累積値が所定値以上である場合にアンテナ切替制
御を行う制御手段と、からなることを特徴とする。望ま
しくは、位相エラーの累積値が所定値以上になったとき
にアンテナを一時的に他のアンテナに切り替え、元の選
択されたアンテナの受信状態と一時的に切り替えられた
他のアンテナの受信状態とを比較することでアンテナ切
替制御を行う このように、位相エラーの累積値によりアンテナ切替の
判定を行うために、簡単な加算器だけでアンテナ切替判
定を行うことができる。従って、特別な演算が不要であ
り、制御系の負荷の軽減及び消費電力の低減を達成でき
る。更に、位相エラーの累積値が所定値以上になったと
きにアンテナを一時的に他のアンテナに切り替えて受信
状態の比較を行うために、正規にアンテナを切り替える
前に他方のアンテナの受信状態を知ることができ、アン
テナ切替の信頼性を高めることができる。
【0012】また、本発明によれば、アンテナ切替ダイ
バーシティ方式により所定フレーム構成の位相変調信号
を受信する受信装置において、選択されたアンテナによ
り受信した前記位相変調信号からデータをフレーム毎に
復調する復調手段と、前記受信信号の位相エラーを検出
する位相エラー検出手段と、前記位相エラーを前記フレ
ーム毎に累積する累積手段と、前記位相エラーの累積値
が当該フレームの所定位置において所定値以上である場
合に次のフレームにおけるアンテナ切替制御を行う制御
手段と、からなることを特徴とする。
【0013】望ましくは、復調手段は、複数の復調クロ
ック位相タイミングを保持するための位相保持手段と、
所望の復調クロック位相タイミングを選択する選択手段
と、選択された復調クロック位相タイミングに従って復
調を行う復調器と、からなり、制御手段は、過去のフレ
ームにおいて位相エラーの累積値が当該フレームの所定
位置において所定値より小さい場合には、当該フレーム
の復調クロック位相タイミングを前記位相保持手段に保
持させておき、現フレームにおいて選択された第1アン
テナの復調クロック位相タイミングを前記位相保持手段
に保持させ、前記位相エラーの累積値が所定値以上にな
ったときにアンテナを一時的に他の第2アンテナに切り
替え、前記第2アンテナの復調クロック位相タイミング
を前記位相保持手段に保持させ、前記第1アンテナの受
信状態と前記第2アンテナの受信状態とに基づいて、い
ずれか一方のアンテナを選択し、且つ前記位相保持手段
に保持されている複数の復調クロック位相タイミングか
ら1つの復調クロック位相タイミングを選択して前記復
調器へ提供する、ことを特徴とする。
【0014】必要な復調クロック位相タイミングを保持
しておくことで、アンテナ切替を行う際に正しい復調ク
ロック位相タイミングをロードして受信を開始すること
ができ、受信の成功率を大きく向上させることができ
る。
【0015】
【実施の形態】図1は、本発明によるアンテナ切替ダイ
バーシティ通信装置の第1実施形態を示すブロック図で
ある。本実施形態による無線通信機は2本のアンテナ1
0及び11を有し、それらがアンテナスイッチ12を通
して受信器13及び送信器14に選択的に接続される。
例えば、受信時にはアンテナスイッチ12によっていず
れかのアンテナが選択され、選択されたアンテナと受信
器13が接続される。
【0016】受信器13は選択されたアンテナから受信
した無線信号を増幅して復調部15へ出力すると共に、
その無線信号の受信信号強度レベル(RSSI)を測定
してチャネルコーデック(チャネル制御部)16へ出力
する。送信器14は変調器17を介してチャネルコーデ
ック16に接続されている。チャネルコーデック16は
所定フレームフォーマットの送信データを形成し、変調
器17はその送信データに従って搬送波を例えば直交変
調する。変調された搬送波は送信器14で増幅あるいは
必要に応じて周波数変換され、アンテナスイッチ12を
通して選択されたアンテナから送信される。チャネルコ
ーデック16には音声データ処理部18及び通信機全体
の制御を行うプロセッサ19が接続されている。
【0017】PHSのようなコードレス電話システムで
は、1シンボル当たり2ビット、伝送速度384kbi
t/secのの直交位相変調(QPSK)が採用され、
チャネル構成はTDMA/TDD方式が採用されてい
る。
【0018】復調部15には復調器101及びクロック
再生部102が設けられ、クロック再生部102は復調
器101から復調信号を入力してクロックCLKを再生
し、その再生クロックCLKを復調器101へ返す。復
調器101は、受信信号を復調し、更に再生クロックC
LKに従って復調信号を識別してチャネルコーデック1
6へ出力する。
【0019】更に、復調部15には、アンテナブランチ
毎の受信動作における再生クロックの位相面を保持する
位相保持部103及び104が設けられている。セレク
タ105は、位相保持部103及び104に保持された
位相PH1及びPH2のいずれかを選択し、クロック再生
部102は選択された位相をロードすることで強制的に
クロック位相が変更される。
【0020】また、復調部15には位相エラー検出部1
06が設けられ、復調器101により復調される受信信
号の位相成分の誤差(位相エラー)PHerrを検出す
る。例えば、PSKやQPSKのような位相変調の場合
に、受信信号における各シンボルの実際の受信位相とそ
の各シンボルが持つべき理想的位相点(π/4、3π/
4など)との誤差を検出する。検出された位相エラーP
errは、チャネルコーデック16へ出力される。
【0021】チャネルコーデック16は送信制御部10
7及び受信制御部108からなり、更に復調部15の位
相エラー検出部106から入力する位相エラーPHerr
を累積する累積部109を有する。累積部109は、後
述するように、所定フレーム期間内で位相エラーPH
errを累積し、その累積値Qerrを受信制御部108へ出
力する。また、チャネルコーデック16には、受信電界
値LSを記憶する受信電界値メモリ110と一時的受信
電界値LTを記憶する一時受信電界値メモリ111とが
設けられている。
【0022】受信制御部108は、後述するように、累
積部109からの位相エラー累積値Qerrと、メモリ1
10及び111にそれぞれ格納された受信電界値LS
び一時的受信電界値LTとを用いて、アンテナスイッチ
12の切替制御や復調部15のクロック再生部102、
セレクタ105等の動作制御をそれぞれ実行する。な
お、受信制御部108は、周知のように、受信データか
ら検出された同期信号によるフレームタイミング補正、
チャネル識別子の判定、あるいはエラーチェック等の制
御も行う。
【0023】図2は、図1に示す通信装置におけるアン
テナ切替ダイバーシティ受信方法の第1実施形態を示す
フローチャートであり、図3は受信信号のフォーマット
と本実施形態における動作タイミングとを示すタイミン
グチャートである。
【0024】ここでは、TDMA/TDDの1受信スロ
ットにおいて、図3に示すようなフォーマットを有する
デジタル信号が復調部15によって復調される場合を説
明する。図3に示すように、1フレームは、ランプタイ
ム301に続いて2ビットのスタートシンボルSS及び
6ビットのプリアンプルPRE(期間302)と、16
ビットのユニークワードUW(期間303)、4ビット
のチャネル識別子CI(期間304)、180ビットの
情報部I(期間305)、及び16ビットの巡回剰余符
号のチェックビットCRC(期間306)から構成さ
れ、チェックビットCRCに続いてガードビット期間3
07が設けられている。
【0025】先ず、説明を簡単にするために、1つ前の
受信スロットにおいて、今回選択すべきアンテナが例え
ばアンテナ10に決定されており、そのアンテナブラン
チに対応する復調クロックの位相PH1が例えば位相保
持部103にセーブされているものと仮定する。
【0026】図3(A)に示すように受信スロットタイ
ミングT1の前のランプタイム301あるいはその以前
に、受信制御部108はアンテナスイッチ12を制御し
てアンテナ10を受信器13に接続し、受信スロットの
開始を待機する(ステップS201)。
【0027】そして、図3(B)に示すように受信スロ
ットタイミングT1を検出すると、受信制御部108は
復調部15を制御し、位相保持部103に保持されてい
る選択アンテナブランチの位相PH1をセレクタ105
を通してクロック再生部102にロードし、復調器10
1を低速ビット同期で動作させる。同時に、累積部10
9の内容をクリアして位相エラーの累積を開始させる
(ステップS202)。
【0028】なお、ステップS201において選択アン
テナブランチを設定するときに、位相保持部103に保
持されている選択アンテナブランチの位相PH1をセレ
クタ105を通してクロック再生部102にロードし、
ビット同期速度の設定を行っておき、受信スロットタイ
ミングT1を検出したときに、復調処理を開始するよう
に構成することもできる。
【0029】こうして復調器101により復調された受
信データを入力して、受信制御部108は上述したよう
にユニークワードUWを検出しフレームタイミング補正
を行う。これと並行して、位相エラー検出部106は復
調器101から得られる位相エラーの絶対値PHerr
検出して、チャネルコーデック16の累積部109へ逐
次出力する。累積部109はその位相エラーの絶対値P
errを累積加算する。
【0030】受信制御部108は電界値測定タイミング
2か否かを判定し(ステップS203)、電界値測定
タイミングT2に達すると(ステップS203のYE
S)、受信器13から受信電界強度LSを取り込み、メ
モリ110に格納する(ステップS204)。この電界
値測定タイミングT2は、図3(C)に示すように、フ
レームのほぼ中央部に設定する。
【0031】続いて、受信制御部108は位相セーブタ
イミングか否かを判定する(ステップS205)。位相
セーブタイミングに達すると(ステップS205のYE
S)、受信制御部108は復調部15を制御し、現在選
択されているアンテナブランチの再生クロックCLKの
位相を位相保持部103に保持する(ステップS20
6)。この位相セーブタイミングは、フレーム全体を評
価できるように、できるだけフレームの後端に近いタイ
ミングに設定するのが望ましい。ここでは、図3(D)
に示すように、情報部Iの後端タイミングT3の直前に
設定されている。
【0032】更に、受信制御部108は受信状況判定タ
イミングか否かを判定する(ステップS207)。受信
状況判定タイミングは、図3(E)に示すように、情報
部Iの後端タイミングT3の直前に設定されている。受
信状況判定タイミングに達すると(ステップS207の
YES)、受信制御部108は累積部109から累積値
errを入力し(ステップS208)、予め定められた
しきい値QTHと比較する(ステップS209)。
【0033】累積値Qerrがしきい値QTH以上であれば
(ステップS209のYES)、受信制御部108はア
ンテナスイッチ12を一時的に切り替えて、他方のアン
テナ(ここではアンテナ11)を選択する(ステップS
210)。同時に、受信制御部108は受信フレームの
残り期間で同期の引き込みができるように、クロック再
生部102を制御してビット同期引き込み速度を変更す
る(ステップS211)。このブランチ切替タイミング
は、図3(F)に示すように、情報部Iの後端タイミン
グT3に設定されている。
【0034】こうして他方のアンテナブランチでの受信
状態において、受信制御部108はフレーム終了タイミ
ングT4か否かを判定する(ステップS212)。フレ
ーム終了タイミングT4の直前において、受信制御部1
08は、再び、受信器13から受信電界強度RSSIを
取り込み、今度は一時受信電界値メモリ111に格納す
る(ステップ213)。更に、受信制御部108は復調
部15を制御し、一時的に選択されているアンテナブラ
ンチの再生クロックCLKの位相を位相保持部104に
保持する(ステップS214)。
【0035】通常、復調器101には遅延があるため
に、図3(C)及び(D)に示すように、ステップS2
13における一時的受信電界強度RSSIの取り込みタ
イミング308はフレーム終了タイミングT4の直前に
制御され、ステップ214における再生クロックCLK
位相の位相保持部104への格納タイミング309はフ
レーム終了タイミングT4の直後に制御される。
【0036】このようにして、1フレーム期間におい
て、正規に選択されているアンテナブランチの受信電界
強度及び復調クロック位相と、一時的に選択された他の
アンテナブランチの一時的受信電界強度及び復調クロッ
ク位相とがそれぞれ格納される。そして、受信制御部1
08は2つのアンテナブランチの受信電界強度を比較す
ることでブランチを切り替えるべきか否かを判定する
(ステップS215)。このブランチ切替判定基準は種
々のバリエーションが考えられるが、詳しくは図9〜図
11において説明する。
【0037】こうしてブランチを切り替えるべきである
と判定されると(ステップS215のYES)、次の受
信スロットにおける受信アンテナは、今回一時的に選択
された他方の新ブランチに決定される(ステップ21
6)。ブランチを切り替えるべきでないと判定されると
(ステップS215のNO)、次の受信スロットにおけ
る受信アンテナは、今回最初に選択された旧ブランチに
決定される(ステップ217)。また、ステップ209
において、累積値Qerrがしきい値QTHより小さい場合
にも(ステップS209のNO)、受信制御部108は
フレーム期間終了を待って(ステップ218のYE
S)、次の受信スロットにおける受信アンテナは、今回
正規に選択されたブランチに維持される(ステップ21
9)。
【0038】図4は、図2に示すアンテナ切替ダイバー
シティ受信方法が複数スロットに渡って実行される場合
のアンテナ切替及び位相面ロードの動作を示すタイムチ
ャートである。ここでは、説明を簡単にするために、受
信スロットTS1〜TS4を例示している。受信スロットT
S1では、受信状態が良好で次回の受信スロットTS2でも
選択ブランチは維持される場合(ステップS219に相
当)が示されている。即ち、図2のステップS209に
おいて累積値Qerrがしきい値QTHより小さい場合が示
されている。受信スロットTS2では、双方のブランチの
受信状態が良好でない場合において次回の受信スロット
S3で旧ブランチが選択される場合(ステップS217
に相当)が示されている。受信スロットTS3では、最初
のブランチの受信状態は良好ではないが切り替えた他方
のブランチが良好な場合において次回の受信スロットT
S4で最後に切り替えた新ブランチが選択される場合(ス
テップS216に相当)が示されている。各受信スロッ
トでの動作は、図2のフローチャートに示すとおりであ
る。
【0039】図5は、本発明によるアンテナ切替ダイバ
ーシティ通信装置の第2実施形態を示すブロック図であ
る。ただし、図1に示す第1実施形態と同一機能のブロ
ックは同一参照番号を付して説明は省略する。
【0040】本実施形態では、復調部15に位相保持部
103及び104に加えて一時的位相保持部401を設
け、セレクタ105によって保持位相PH1、PH2、及
びPHTのいずれかを選択してクロック再生部102へ
出力することができる。これによって、後述するよう
に、アンテナを一次切り替えたときに最初のブランチの
位相面をロードして復調を行うことができ、更に、双方
のブランチの受信状態が良好でない場合、次回の受信ス
ロットで旧ブランチを選択すると共に1つ前の受信スロ
ットの位相をロードすることができる。
【0041】図6は、図5に示す通信装置におけるアン
テナ切替ダイバーシティ受信方法の第2実施形態を示す
フローチャートである。ただし、図2に示す第1実施形
態と同一ステップは同一参照番号を付して説明は省略す
る。
【0042】図6において、選択ブランチの受信電界値
RSSIをメモリ110に格納した後(ステップS20
4)、位相セーブタイミングにおいて(ステップS20
5のYES)、受信制御部108は復調部15を制御
し、現在選択されているアンテナブランチの再生クロッ
クCLKの位相面を一次位相保持部401に保持する
(ステップS501)。この位相セーブタイミングは、
フレーム全体を評価できるように、できるだけフレーム
の後端に近いタイミングに設定するのが望ましい。ここ
では、図3(D)に示すように、情報部Iの後端タイミ
ングT3の直前に設定されている。
【0043】続いて、受信状況判定タイミングにおいて
(ステップS207のYES)、累積値Qerrがしきい
値QTH以上であれば(ステップS209のYES)、受
信制御部108はアンテナスイッチ12を一時的に切り
替えて、他方のアンテナを選択する(ステップS21
0)。同時に、受信制御部108は受信フレームの残り
期間で同期の引き込みができるように、クロック再生部
102を制御してビット同期引き込み速度を変更すると
共に、先ほど一次位相保持部401に保持した位相面P
Tをクロック再生部102へロードする(ステップS
502)。このブランチ切替タイミングは、図3(F)
に示すように、情報部Iの後端タイミングT3に設定さ
れている。
【0044】こうして他方のアンテナが一時的に選択さ
れ、クロック再生部102が位相面PHTに従った受信
状態において、フレーム終了タイミングT4の直前で受
信制御部108は、再び、受信器13から受信電界強度
RSSIを取り込み、今度は一時受信電界値メモリ11
1に格納する(ステップ213)。更に、受信制御部1
08は復調部15を制御し、一時的に選択されているア
ンテナブランチの再生クロックCLKの位相を位相保持
部104に保持する(ステップS214)。
【0045】このようにして、1フレーム期間におい
て、1つ前の受信スロットでの復調クロック位相と、正
規に選択されているアンテナブランチの受信電界強度及
び復調クロック位相と、一時的に選択された他のアンテ
ナブランチの一時的受信電界強度及び復調クロック位相
と、がそれぞれ格納される。そして、受信制御部108
は2つのアンテナブランチの受信電界強度を比較するこ
とでブランチを切り替えるべきか否かを判定する(ステ
ップS215)。このブランチ切替判定基準は種々のバ
リエーションが考えられるが、詳しくは図9〜図11に
おいて説明する。
【0046】こうしてブランチを切り替えるべきである
と判定されると(ステップS215のYES)、次の受
信スロットにおける受信アンテナは、今回一時的に選択
された他方の新ブランチに決定される(ステップ21
6)。ブランチを切り替えるべきでないと判定されると
(ステップS215のNO)、次の受信スロットにおけ
る受信アンテナは、今回最初に選択された旧ブランチに
決定され(ステップ217)、更に位相面は1つ前の受
信スロットでの復調クロック位相が使用される(ステッ
プ503)。
【0047】また、ステップ209において、累積値Q
errがしきい値QTHより小さい場合にには(ステップS
209のNO)、受信制御部108はフレーム期間終了
を待って(ステップ218のYES)、次の受信スロッ
トにおける受信アンテナを今回正規に選択されたブラン
チに維持し(ステップ219)、一次位相保持部401
に保持した復調クロック位相を次の受信スロットにおけ
る初期位相として位相保持部103へ転送して保持する
(ステップS504)。
【0048】図7は、図6に示すアンテナ切替ダイバー
シティ受信方法が複数スロットに渡って実行される場合
のアンテナ切替及び位相面ロードの動作を示すタイムチ
ャートである。ここでは、説明を簡単にするために、受
信スロットTS1〜TS4を例示している。受信スロットT
S1では、受信状態が良好で次回の受信スロットTS2でも
選択ブランチは維持される場合(ステップS219に相
当)が示されている。即ち、図2のステップS209に
おいて累積値Qerrがしきい値QTHより小さい場合に
は、ブランチがそのまま維持され、一次位相保持部40
1に保持された位相面PHAがそのまま次回の受信スロ
ット開始の初期位相PHAとして使用される。
【0049】受信スロットTS2では、双方のブランチの
受信状態が良好でない場合において次回の受信スロット
S3で旧ブランチが選択され(ステップS217)、且
つその初期位相には位相面保持部103に保持されてい
る1つ前の受信スロットTS1での位相面PHAが使用さ
れる(ステップS503)。このように、位相エラー累
積値が大きく、しかも他方のアンテナブランチへの切替
もできない場合には、当該受信スロットで検出した復調
位相面の信頼性は低いと考えられるために、その復調位
相面を採用せずに、1つ前のスロットにおける位相面が
使用される。
【0050】受信スロットTS3では、最初のブランチの
受信状態は良好ではないが切り替えた他方のブランチが
良好な場合において次回の受信スロットTS4で新ブラン
チが選択される場合(ステップS216)が示されてい
る。
【0051】更に、本実施形態では、ステップS501
で位相面を一次位相保持部401に保持した後、受信ス
ロットTS2及びTS3に例示するように累積値Qerrがし
きい値QTH以上の場合(最初のブランチの受信状態が良
好でない場合)には、アンテナを切り替え(ステップS
210)、一時位相面保持部401に保持されている当
該受信スロットでの位相面(PHB/PHD)をロードし
て受信を行う(ステップS502)。
【0052】アンテナブランチを一時的に切り替えた
際、比較的短時間で同期引き込みを行う必要があるが、
一般に、受信状態が良好な状態では空間的に離れている
場合あるいは変調速度が非常に高速である場合を除い
て、双方のブランチの復調位相面はほぼ合致している。
従って、一時的な切替前の復調位相面を切替直後にロー
ドして同期引き込みを開始することにより、位相引き込
み精度及び一時的切替後の復調の成功率を高めることが
できる。
【0053】なお、図6のステップS209において、
位相エラー累積値のしきい値QTHを低く設定しておけ
ば、前スロットでの復調位相面情報の信頼性が高くなる
ために、第2実施形態の効果が更に顕著になる。
【0054】また、ステップS502における一時的な
切替前の復調位相面を切替直後にロードして同期引き込
みを開始する点と、ステップS503における次回の受
信スロットで旧ブランチが選択され、且つその初期位相
に1つ前の受信スロットTS1での位相面が使用される点
とは、それぞれ単独で採用されてもそれぞれの効果を有
することは言うまでもない。
【0055】図8は、フェージングが発生している電波
状況における本発明の動作と受信結果とを説明するため
のタイムチャートである。同図(A)に示すように、一
方のブランチ1では期間801でマルチパスに起因する
フェージングが発生して受信電界強度が低下し、同図
(B)に示すように、他方のブランチ2においてはその
期間801では良好な受信状況となっているものと仮定
する。更に、同図(C)は、同図(A)の期間801を
時間軸上で拡大した様子を示しており、期間801に受
信タイミングT1〜T10が含まれているものとする。
【0056】図8(D)に示すように、フェージングに
より受信電界強度が低下するに従って、受信タイミング
毎の位相エラー累積値Qerrが増大し、ここでは受信タ
イミングT5の時に位相エラー累積値Qerrが最大となっ
ている。このような受信状況において、アンテナをブラ
ンチ1に固定して切替を行わない場合には、同図(E)
に示すように、受信タイミングT5及びT6において受信
不良状態となる。
【0057】比較例として、受信不良状態を検出してか
らアンテナを切り替える場合を同図(F)及び(G)に
示す。この場合には、受信不良状態になってからアンテ
ナをブランチ2へ切り替えるが、その際ブランチ2の復
調位相面が合致する保証はない。またブランチ2の受信
状況も未定である。従って、アンテナを切り替えたとき
に受信エラーになり易くなり、同図(G)に示すよう
に、アンテナ切替前後で2フレーム連続して受信エラー
になる可能性が高い。
【0058】これに対して、本発明によれば、位相エラ
ー累積値Qerrが所定のしきい値QTH以上になると、一
時的にブランチ2へ切り替えて受信電界測定及び復調位
相面のセーブを行い、ブランチ2が良好である場合にア
ンテナ切替を実行し正しい復調位相面で受信を開始する
ことができる。従って、同図(H)に示すように受信タ
イミングT4直後にアンテナが切り替えられるても、同
図(I)に示すように、アンテナ切替前後で良好な受信
を維持する可能性が高くなる。
【0059】図9は、ブランチを切り替えるべきか否か
を判定するステップS215の第1例を示す部分的フロ
ーチャートである。上述したように、メモリ111に格
納された一時的受信電界強度LTがメモリ110に格納
された正規のブランチの受信電界強度LSより大きい場
合に(S215のYES)、次の受信スロットの受信開
始ブランチを新ブランチに切り替え(S216)、LT
がLS以下であれば、旧ブランチに設定される(S21
7)。
【0060】図10は、ブランチを切り替えるべきか否
かを判定するステップS215の第2例を示す部分的フ
ローチャートである。上述したように、メモリ111に
格納された一時的受信電界強度LTがメモリ110に格
納された正規のブランチの受信電界強度LSに所定値α
を加えた値より大きい場合に(S215のYES)、次
の受信スロットの受信開始ブランチを新ブランチに切り
替え(S216)、それ以外では旧ブランチに設定され
る(S217)。
【0061】図11は、ブランチを切り替えるべきか否
かを判定するステップS215の第3例を示す部分的フ
ローチャートである。上述したように、メモリ111に
格納された一時的受信電界強度LTがメモリ110に格
納された正規のブランチの受信電界強度LSより大きい
場合(S215−1のYES)であって、且つ一時的受
信電界強度LTが所定のしきい値LTH以上である場合に
(S215−2のYES)、次の受信スロットの受信開
始ブランチを新ブランチに切り替え(S216)、それ
ら以外では(S215−1及びS215−2のNO)、
旧ブランチに設定される(S217)。一時的受信電界
強度LTが所定のしきい値LTH以上である場合にはアン
テナ切替を行うことで、受信成功率を向上させることが
できる。
【0062】また、図6及び図7に示す第2実施形態に
おいては、一時的受信電界強度LTが所定のしきい値L
THより小さい場合にはアンテナ切替を行わず旧ブランチ
が選択され、且つ1つ前の受信スロットの復調位相面が
使用される。従って、受信不良状態の復調位相面を使用
しないことで、受信成功率を更に向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアンテナ切替ダイバーシティ通信
装置の第1実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示す通信装置におけるアンテナ切替ダイ
バーシティ受信方法の第1実施形態を示すフローチャー
トである。受信信号のフォーマットと本実施形態におけ
る動作タイミングとを示すタイミングチャートである。
【図3】受信信号のフォーマットと本実施形態における
動作タイミングとを示すタイミングチャートである。
【図4】図2に示すアンテナ切替ダイバーシティ受信方
法が複数スロットに渡って実行される場合のアンテナ切
替及び位相面ロードの動作を示すタイムチャートであ
る。こ
【図5】本発明によるアンテナ切替ダイバーシティ通信
装置の第2実施形態を示すブロック図である。
【図6】図5に示す通信装置におけるアンテナ切替ダイ
バーシティ受信方法の第2実施形態を示すフローチャー
トである。
【図7】図6に示すアンテナ切替ダイバーシティ受信方
法が複数スロットに渡って実行される場合のアンテナ切
替及び位相面ロードの動作を示すタイムチャートであ
る。
【図8】フェージングが発生している電波状況における
本発明の動作と受信結果とを説明するためのタイムチャ
ートである。
【図9】ブランチを切り替えるべきか否かを判定するス
テップS215の第1例を示す部分的フローチャートで
ある。
【図10】ブランチを切り替えるべきか否かを判定する
ステップS215の第2例を示す部分的フローチャート
である。
【図11】ブランチを切り替えるべきか否かを判定する
ステップS215の第3例を示す部分的フローチャート
である。
【符号の説明】
10、11 アンテナ 12 アンテナスイッチ 13 受信器 14 送信器 15 復調部 16 チャネルコーデック 17 変調器 18 音声データ処理部 19 CPU 101 復調器 102 クロック再生部 103 位相保持部 104 位相保持部 105 セレクタ 106 位相エラー検出部 107 送信制御部 108 受信制御部 109 累積部 110 正規受信電界強度メモリ 111 一時受信電界強度メモリ 401 一時位相保持部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/00 H04B 7/02 - 7/12 H04B 7/24 - 7/26 113 H04L 1/02 - 1/06 H04Q 7/00 - 7/04

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナ切替ダイバーシティ方式により
    所定フレーム構成の位相変調信号を受信する受信装置に
    おいて、 選択されたアンテナにより受信した前記位相変調信号か
    らデータをフレーム毎に復調する復調手段と、 前記受信信号のシンボル毎の理想的位相点からのずれ
    (以下、位相エラーという。)を検出する位相エラー検
    出手段と、 前記位相エラーを前記フレーム毎に累積する累積手段
    と、 前記位相エラーの累積値が当該フレームの所定位置にお
    いて所定値以上である場合に次のフレームにおけるアン
    テナ切替制御を行う制御手段と、 からなり、 前記復調手段は、 複数の復調クロックの位相タイミングを保持するための
    位相保持手段と、 所望の復調クロック位相タイミングを選択する選択手段
    と、 選択された復調クロック位相タイミングに従って復調を
    行う復調器と、からなることを特徴とする 受信装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記位相エラーの累積
    値が所定値以上になったときにアンテナを一時的に他の
    アンテナに切り替え、元の選択されたアンテナの受信状
    態と一時的に切り替えられた他のアンテナの受信状態と
    を比較することで次のフレームにおいて選択されるべき
    アンテナを決定することを特徴とする請求項記載の受
    信装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、過去のフレームにおい
    て位相エラーの累積値が当該フレームの所定位置で所定
    値より小さい場合には、当該フレームの復調クロック位
    相タイミングを前記位相保持手段に保持させておき、現
    フレームにおいて選択された第1アンテナの復調クロッ
    ク位相タイミングを前記位相保持手段に保持させ、前記
    位相エラーの累積値が所定値以上になったときにアンテ
    ナを一時的に他の第2アンテナに切り替え、前記第2ア
    ンテナの復調クロック位相タイミングを前記位相保持手
    段に保持させ、前記第1アンテナの受信状態と前記第2
    アンテナの受信状態とに基づいて、いずれか一方のアン
    テナを選択し、且つ前記位相保持手段に保持されている
    複数の復調クロック位相タイミングから1つの復調クロ
    ック位相タイミングを選択して前記復調器へ提供する、
    ことを特徴とする請求項記載の受信装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記第1アンテナの受
    信状態と前記第2アンテナの受信状態とに基づいて選択
    された一方のアンテナに対応する復調クロック位相タイ
    ミングを選択して前記復調器へ提供する、ことを特徴と
    する請求項記載の受信装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記第1アンテナの受
    信状態と前記第2アンテナの受信状態とが共に所定基準
    に達していない場合には、前記第1アンテナを選択する
    と共に、前記過去のフレームにおける復調クロック位相
    タイミングを選択して前記復調器へ提供する、ことを特
    徴とする請求項記載の受信装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記第1アンテナを一
    時的に前記第2アンテナに切り替えた際、前記位相保持
    手段に保持されている前記第1アンテナの復調クロック
    位相タイミングを前記復調器へ提供することを特徴とす
    る請求項記載の受信装置。
  7. 【請求項7】 アンテナ切替ダイバーシティ方式により
    所定フレーム構成の位相変調信号を受信する方法におい
    て、 選択されたアンテナにより受信した前記位相変調信号か
    らデータをフレーム毎に復調する際に前記受信信号のシ
    ンボル毎の理想的位相点からのずれ(以下、位相エラー
    という。)を検出し、 前記位相エラーを前記フレーム毎に累積し、 過去のフレームにおいて位相エラーの累積値が当該フレ
    ームの所定位置において所定値より小さい場合には、当
    該フレームの復調クロック位相タイミングを保持し、 現フレームにおいて選択された第1アンテナの復調クロ
    ック位相タイミングを保持し、 前記位相エラーの累積値が所定値以上になったときにア
    ンテナを一時的に他の第2アンテナに切り替え、 前記第2アンテナの復調クロック位相タイミングを保持
    し、 前記第1アンテナの受信状態と前記第2アンテナの受信
    状態とに基づいて、いずれか一方のアンテナを選択し、 保持されている複数の復調クロック位相タイミングから
    1つの復調クロック位相タイミングを選択して前記位相
    変調信号の復調を行う、ことを特徴とする 受信方法。
  8. 【請求項8】 前記アンテナ切替制御は、前記第1アン
    テナの受信状態と前記第2アンテナの受信状態とに基づ
    いて選択された一方のアンテナに対応する復調クロック
    位相タイミングを選択し、前記位相変調信号の復調を行
    う、ことを特徴とする請求項記載の受信方法。
  9. 【請求項9】 前記アンテナ切替制御は、前記第1アン
    テナの受信状態と前記第2アンテナの受信状態とが共に
    所定基準に達していない場合には、前記第1アンテナを
    選択すると共に、前記過去のフレームにおける復調クロ
    ック位相タイミングを選択して前記位相変調信号の復調
    を行う、ことを特徴とする請求項記載の受信方法。
  10. 【請求項10】 前記アンテナ切替制御は、前記第1ア
    ンテナを一時的に前記第2アンテナに切り替えた際、保
    持されている前記第1アンテナの復調クロック位相タイ
    ミングを選択して、前記位相変調信号の復調を行う、こ
    とを特徴とする請求項記載の受信方法。
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