JP2927848B2 - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

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JP2927848B2 JP1343201A JP34320189A JP2927848B2 JP 2927848 B2 JP2927848 B2 JP 2927848B2 JP 1343201 A JP1343201 A JP 1343201A JP 34320189 A JP34320189 A JP 34320189A JP 2927848 B2 JP2927848 B2 JP 2927848B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、予め記憶された演奏データを読み出して
自動演奏を行う自動演奏装置に係り、特に、選択された
音色に適した演奏パターンの自動演奏を行う自動演奏装
置に関するものである。
「従来の技術」 一般に、自動演奏装置には、デモンストレーション演
奏(デモ演奏)機能が設けられており、デモ演奏が指示
されると、予めメモリに記憶されている1曲分の演奏デ
ータを順次読み出し、読み出した演奏データに基づいて
音楽を発生するようになっている。この場合、演奏パタ
ーンは、特定の曲に固定されており、音色を選択するこ
とにより、同じ演奏パターンを、異なる音色でデモ演奏
するようになっている。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、上述した従来の自動演奏装置においては、
演奏音の音色については任意に選択可能であるものの、
常に同じ演奏パターンでデモ演奏が行なわれるため、演
奏が単調であり、面白味に欠けていた。
そこで、デモ演奏時に、曲の進行に伴って音色をラン
ダムに変化させ、デモ演奏の単調さを改善した自動演奏
装置(特開昭63−132296号)が知られている。しかしな
がら、このような自動演奏装置おいても、同じ演奏パタ
ーンに対して、種々の音色がランダムに選択されるた
め、これら全ての音色が、同じ演奏パターンに適してい
るとは限らず、各音色の音楽特性を十分に表現すること
ができないという問題があった。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、多
彩なデモ演奏を行うことができるとともに、音色を指定
しない状態でもデモ演奏を行うことができ、さらにはデ
モ演奏を終了させると、デモ演奏を開始する直前に選択
されていた音色によって、演奏操作子の操作にもとづく
演奏を行うことができる自動演奏装置を提供することを
目的としている。
「課題を解決するための手段」 この発明は、複数の音色の中から任意の音色を選択す
る音色選択手段と、選択された前記音色の各々音高の異
なる1つ以上の楽音の発生を指示する演奏操作子と、前
記複数の各音色のそれぞれに対応させて自動演奏データ
を複数種類記憶した第1の記憶手段と、自動演奏の開始
を指示する開始指示手段と、前記自動演奏の開始が指示
されると自動演奏モードを設定する自動演奏モード設定
手段と、前記開始指示手段による指示が前記音色指定手
段による音色指定を伴ったものか否かを判断する判断手
段と、前記判断手段による判断結果にもとづき、音色指
定を伴った指示の時は指定された音色に対応した自動演
奏データのみを前記第1の記憶手段から読出すととも
に、音色指定を伴わない指示の時は記憶された複数の自
動演奏データを順次連続して前記第1の記憶手段から読
出す読出手段と、前記選択された音色を記憶する選択音
色記憶領域を有する第2の記憶手段と、前記自動演奏モ
ードに設定されたとき、自動演奏モードが設定される直
前まで設定されていた音色を前記第2の記憶手段の前記
選択音色記憶領域に記憶するとともに前記読出手段によ
り読出された自動演奏データにもとづいて、各自動演奏
データに対応した音色にて楽音を形成し、自動演奏モー
ドが解除されたときには、前記第2の記憶手段の選択音
色記憶領域に記憶された音色を前記音色選択手段に設定
し、当該音色で前記演奏操作子の操作にもとづく楽音を
形成する楽音発生手段とからなることを特徴とする。
「作用」 上記構成によれば、音色選択手段によって音色が選択
され、演奏操作子によって選択された音色の各々音高の
異なる1つ以上の楽音の発生が指示される。また開始指
示手段によって自動演奏データの読出の開始が指示され
ると、自動演奏モード設定手段によって自動演奏モード
が設定されるとともに自動演奏モードが設定される直前
まで設定されていた音色が第2の記憶手段の選択音色記
憶領域に記憶され、この後に読出手段によって第1の記
憶手段から自動演奏データが読み出されて楽音発生手段
によって演奏パターンの演奏音が発せられる。このと
き、音色選択手段による音色の選択を伴って開始指示手
段による自動演奏データの読出の開始が指示されると、
第1の記憶手段からは選択した音色に割り当てられた自
動演奏データが読み出され、これに対し音色が選択され
ずに自動演奏データの読出の開始が指示されると、第1
の記憶手段からは記憶された自動演奏データが順次読み
出されるとともに、楽音発生手段によって、読出された
各自動演奏データに対応した音色にて楽音が形成され
る。さらに自動演奏モードが解除されると、第2の記憶
手段の選択音色記憶領域に記憶された音色が音色選択手
段に設定され、この後に楽音発生手段によって、自動演
奏モードが設定される前に設定されていた音色で演奏操
作子の操作にもとづく楽音が形成される。
「実施例」 以下、図面を参照し、この発明の実施例について説明
する。
第1図はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図
である。この図において、1はキーボード、2は押鍵検
出回路である。この押鍵検出回路2は、キーボード1の
各キーに設けられたキースイッチを常時走査することに
よって、各キーのオン/オフ状態を検出し、新たにオン
/オフされたキーを検出した時点で、オン/オフの別を
示すキーオン/オフ信号およびそのキーのキーコードを
バスラインBUSへ出力する。SW1,SW2,…,SWnは、n種類
の音色(ピアノ、エレキピアノ,……,ハープシコー
ド)の中から所望の音色を選択するための音色選択スイ
ッチ、SWdはデモ演奏の開始および停止を指示するため
のデモ演奏スイッチである。これら各スイッチSW1〜S
Wn,SWdのオン/オフ状態は、操作スイッチ検出回路3に
よって検出され、そのスイッチオン/オフデータがバス
ラインBUSへ出力される。4は楽音信号発生回路であ
り、バスラインBUSを介してキーオンを示すキーオン信
号とキーコードが供給された場合、そのキーコードに対
応した音高であって、先に設定された音色パラメータに
基づく音色の楽音信号を発生し、増幅器、スピーカ等に
よって構成されるサウンドシステム5へ出力する。ま
た、キーオフを示すキーオフ信号およびキーコードが供
給された場合は、そのキーコードに対応する楽音信号の
発生をディケイ状態に設定する。このように、キーボー
ド1において押鍵されたキーに対応する楽音がサウンド
システム5から発音される。
6はデモ演奏のための演奏データが記憶されたデモ演
奏データメモリであり、ROMによって構成されている。
このデモ演奏データメモリ6には、第2図に示すよう
に、音色選択スイッチSW1〜SWnによって選択されるn種
類の各音色に適したn種類のデモ曲の演奏データ(キー
オン/オフのイベントを示す押離鍵データと、そのキー
を示すキーコードKCDと、キーオン/オフのイベント間
の長さを示す符長データとからなるデータ)が、各デモ
曲の進行に従って順次記憶されている。すなわち、ピア
ノの音色に最適な第1番目のデモ曲の演奏データが、ス
タートアドレスSTA1以降のメモリエリアに書き込まれ、
エレキピアノの音色に最適な第2番目のデモ曲の演奏デ
ータが、スタートアドレスSTA2以降のメモリエリアに書
き込まれ、……、ハープシコードの音色に最適な第n番
目のデモ曲の演奏データが、スタートアドレスSTAn以降
のメモリエリアに書き込まれている。また各メモリエリ
アのエンドアドレスには、各デモ曲の終了を示すエンド
データENDが各々書き込まれている。
7はテンポクロック発振器であり、設定されたテンポ
に従って、インタラプト信号としてのテンプクロック信
号をバスラインBUSを介してマイクロコンピュータ8に
出力する。マイクロコンピュータ8は、バスラインBUS
に各々接続されたプログラムメモリ9と、CPL10と、ワ
ーキングメモリ11とから構成されている。プログラムメ
モリ9はROMによって構成され、メインプログラム(第
4図参照)、そのサブルーチンプログラム(第5図,第
6図参照)、およびデモ演奏インタラプトプログラム
(第7図)の他、第3図に示すスタートアドレス参照テ
ーブルを記憶している。このスタートアドレス参照テー
ブルは、各音色に対応してデモ演奏データメモリ6に記
憶された第1番目〜第n番目のデモ曲の演奏データのス
タートアドレスSTA1〜STAnを示すものである。
そして、CPU10は電源スイッチ(図示略)がオンとさ
れた時点で、メインプログラムの実行を開始すると共
に、同じプログラムを電源スイッチがオフとされるまで
繰り返して実行し、テンポクロック発振器7からのテン
ポクロック信号の到来時には、前記メインプログラムの
処理を中断して、デモ演奏インタラプトを割り込み処理
する。ワーキングメモリ11はRAMで構成され、前記各プ
ログラムの実行中に必要なデータおよびフラグを一時的
に記憶する。これらのデータおよびフラグの内、主なも
のを列挙すると次の通りである。
□デモフラグDMF……デモ演奏中であるか否かを示すフ
ラグであり、デモ演奏中は、このフラグDMFが「1」と
なる。
□デモモードフラグDMMF……選択された音色で1曲分の
デモ演奏を行う選択音色プレイモードの場合、このフラ
グDMMFが「1」となり、各音色に対応する曲を順次デモ
演奏するチェインプレイモードの場合、「0」となる。
□クロックデータCLK……テンポクロック発振器7がテ
ンポクロック信号を出力する毎にインクリメント(歩
進)されるデータである。
□音色ナンバーデタTONE……音色選択スイッチSW1〜SWn
によって選択された音色を示すデータであり、「1」〜
「n」のいずれかの値となる。
□現在音色ナンバデータPTC……デモ演奏を実行する直
前に選択されていた音色を示すデータである。
次に、上述した構成による自動演奏装置の動作を、第
4図〜第7図に示すフローチャートを参照して説明す
る。
まず、電源スイッチ(図示略)がオンにされると、CP
U10は第4図に示すメインプログラムを実行し、ステッ
プ100においてワーキングメモリ11内の各種レジスタや
フラグ等をクリアし、もしくは初期値を設定してイニシ
ャライズを行う。この場合、クロックデータCLKは
「0」に設定され、音色ナンバーデータTONEは「1」に
設定される。
このイニシャライズの後、CPU10はステップ101におい
て、押鍵検出回路2からバスラインBUSを介して供給さ
れる各キーのオン/オフ信号およびキーコードに基づい
て楽音信号発生回路4を制御し、押鍵された各キーに対
応する楽音を発生する等の鍵盤処理を実行する。その
後、ステップ102で音色選択処理ルーチンを実行し、ス
テップ103でデモ演奏処理ルーチンを実行し、ステップ1
04でその他の処理を実行した後、ステップ101へ戻り、
以降、これらステップ101〜104の各処理を繰り返し実行
する。
上記音色選択処理ルーチン(ステップ102)において
は、まず、第5図に示すステップ200において、操作ス
イッチ検出回路3から出力されたスイッチオン/オフデ
ータに基づいて、各音色選択スイッチSW1〜SWnのいずれ
かがオンとされた(オンイベント有り)か否かが判別さ
れ、オンイベント有りと判断された場合は、ステップ20
1へ進む。このステップ201においては、音色選択スイッ
チSW1〜SWnによって選択され音色に対応するデータ
「1」〜「n」のいずれかを音色ナンバデータTONEとし
て取り込み、この音色ナンバデータTONEに対応する音色
パラメータを楽音発生回路4に設定する。一方、上記ス
テップ200において、オンイベント無しと判断された場
合は、第4図に示したメインプログラムに戻る。
次に、上記デモ演奏処理ルーチン(ステップ103)に
おいては、まず、第6図に示すステップ210において、
デモフラグDMFが「1」か否かが判別される。そしてデ
モフラグDMFが「0」の場合、すなわち現在デモ演奏中
でない場合は、ステップ211へ進む。このステップ211に
おいては、操作スイッチ検出回路3から出力されたスイ
ッチオン/オフデータに基づいて、デモ演奏スイッチSW
dが押された(オンイベント有り)か否かが判別され、
オンイベント有りと判断された場合は、デモ演奏の開始
が指示されたものと見なして、ステップ212へ進む。こ
のステップ212において、デモフラグDMFが「1」とされ
た後、次のステップ213へ進む。このステップ213におい
ては、デモ演奏を実行する直前に選択されていた音色を
示すデータを現在音色ナンバデータPTCとして、ワーキ
ングメモリ11に格納し、次のステップ214へ進む。この
ステップ214においては、操作スイッチ検出回路3から
出力されたスイッチオン/オフデータに基づいて、各音
色選択スイッチSW1〜SWnのいずれかがオンとされている
か否かが判別される。すなわち、所望の音色を選択する
ために音色選択スイッチSW1〜SWnの内のいずれかが押さ
れた状態で、これと同様にデモ演奏スイッチSWdが押さ
れると、ステップ214において音色選択スイッチオンと
判断されて、ステップ215へ進む。そして、ステップ215
において、デモモードフラグDMMFが「1」とされ、つま
り、選択音色プレイモードとされた後、メインプログラ
ムに戻る。また、音色選択スイッチSW1〜SWnの内のいず
れも押されていなかった場合は、ステップ214からステ
ップ216へ進み、このステップ216において、デモモード
フラグDMMFが「0」とされ、つまりチェインプレイモー
ドとされた後、メインプログラムに戻る。
一方、ステップ210において、デモフラグDMFが「1」
の場合、すなわち現在デモ演奏中の場合は、ステップ21
7へ進み、このステップ217において、操作スイッチ検出
回路3から出力されたスイッチオン/オフデータに基づ
いて、デモ演奏スイッチSWdが押された(オンイベント
有り)か否かが判別され、オンイベント有りと判断され
た場合は、デモ演奏の中止が指示されたものと見なし
て、ステップ218へ進む。そして、ステップ218において
は、デモフラグDMFを「0」とした後、ステップ219にお
いて、デモ演奏を開始する直前にワーキングメモリ11内
に格納しておいた現在音色ナンバデータPTCを、音色デ
ータTONEとした後、メインプログラムに戻る。また上記
ステップ217において、オンイベント無しと判断された
場合は、直接メインプログラムに戻る。
次に、CPU10が上述したメインプログラム(第4図)
のステップ101〜104を循環処理している過程で、テンポ
クロック発振器7がテンポクロック信号を発生すると、
CPU10は上述したメインプログラムを中断して、第7図
に示すデモ演奏インタラプトの処理を開始する。以下、
このデモ演奏インタラプトについて説明する。
まず、ステップ220において、デモフラグDMFが「1」
であるか否かが判別され、デモフラグDMFが「1」であ
った場合は、次のステップ221へ進み、デモフラグDMFが
「0」であった場合は、メインプログラムに戻る。ステ
ップ221においては、デモモードフラグDMMFが「1」で
あるか否かが判別され、デモモードフラグDMMFが「1」
であった場合(音色選択プレイモードの場合)はステッ
プ222へ進み、デモモードフラグDMMFが「0」であった
場合(チェインプレイモードの場合)はステップ227へ
進む。
ステップ222においては、デモ演奏データメモリ6か
ら音色選択スイッチSW1〜SWnによって選択された音色に
割り当てられた演奏パターンの演奏データを、クロック
データCLKの値に基づいて順次読み出す。ここで、例え
ば、ピアノの音色が選択されていた場合、そのスタート
アドレスSTA1からクロックデータCLKに応じてアドレス
が進められ、このアドレスに基づいてデモ演奏データメ
モリ6から演奏データが読み出される。次いで、ステッ
プ223において、デモ演奏データメモリ6から読み出し
た演奏データを、楽音信号発生回路4へ供給し、演奏パ
ターンを発生させた後、ステップ224に進み、クロック
データCLKをインクリメントして、ステップ225へ進む。
このステップ225においては、デモ演奏データメモリ6
からエンドデータENDが読み出されたか否かが判別さ
れ、エンドデータ有りと判断された場合は、デモ曲の終
わりと見なして、ステップ226へ進み、クロックデータC
LKを「0」にリセットしてメインプログラムに戻る。ま
た、ステップ225において、エンドデータ無しと判断さ
れた場合は、直接メインプログラムに戻る。そして、上
述したステップ220〜226を、エンドデータENDが読み出
されるまで繰り返し実行することにより、音色選択スイ
ッチSW1〜SWnによって選択された音色に割り当てられた
デモ曲が、サウンドシステム5から発せられる。この場
合、デモ演奏スイッチSWdが押され、演奏停止の指示が
ステップ217で判断されるまで、繰り返し同じデモ曲が
同じ音色で繰り返し演奏される。
一方、ステップ221において、デモモードフラグDMMF
が「0」であると判断された場合は、ステップ227へ進
む。このステップ227においては、音色ナンバーデータT
ONEによって指定される音色に割り当てられた演奏パタ
ーンの演奏データを、クロックデータCLKの値に基づい
て順次読み出す。ここで、音色ナンバデータTONEとして
は、上記ステップ100のイニシャライズ処理によって、
「1」が設定され、もしくは、ステップ102の音色選択
処理ルーチンによって、「1」〜「n」の内のいずれか
の値が設定されている。そして、例えば、音色ナンバー
データTONEとして「1」が設定され、ピアノの音色が選
択されていた場合、そのスタートアドレスSTA1からクロ
ックデータCLKに応じてアドレスが進められ、このアド
レスに基づいてデモ演奏データメモリ6から演奏データ
が読み出される。次いで、ステップ228において、デモ
演奏データメモリ6から読み出した演奏データを、楽音
信号発生回路4へ供給し、演奏パターンを発生させた
後、ステップ229に進み、クロックデータCLKをインクリ
メントして、ステップ230へ進む。このステップ230にお
いては、デモ演奏データメモリ6からエンドデータEND
が読み出されたか否かが判別され、エンドデータ有りと
判断された場合は、デモ曲の終わりと見なして、ステッ
プ231へ進み、音色ナンバーデータTONEをインクリメン
トし、もしくは音色ナンバーデータTONEの値が「n」で
あったら「1」にリセットし、さらにクロックデータCL
Kを「0」にリセットしてメインプログラムに戻る。ま
た、ステップ230において、エンドデータ無しと判断さ
れた場合は、直接メインプログラムに戻る。そして、上
述したステップ220,221および227〜231を、エンドデー
タENDが読み出されるまで繰り返し実行することによ
り、各音色に割り当てられたデモ曲が、順番にサウンド
システム5から発せられる。この場合、音色設定スイッ
チSW1〜SWnによって音色が指定されていた場合は、その
指定された音色に割り当てられたデモ曲から演奏を開始
し、音色が指定されていない場合は、音色ナンバデータ
TONE=「1」によって指定されるピアノに割り当てられ
たデモ曲から演奏を開始する。そして、音色ナンバデー
タTONE=「n」によって指定されるハープシコードに割
り当てられたデモ曲の演奏を終えると、再びピアノに割
り当てられたデモ曲の演奏を開始する。このように各音
色に適したデモ曲が、各音色によって順次演奏される。
上述した実施例によれば、特定の音色のデモ演奏を聞
きたい場合、音色選択スイッチSW1〜SWnのいずれかを押
しつつ、デモ演奏スイッチSWdを押せば、音色選択プレ
イモードとなり、指定された音色で、かつその音色に適
したデモ曲が演奏される。また、各音色のデモ演奏を順
番に聞きたい場合は、必要に応じて、音色選択スイッチ
SW1〜SWnによって最初にデモ演奏させる音色を指定した
後、デモ演奏スイッチSWdを押せば、チェインプレイモ
ードとなり、各音色に割り当てられたデモ曲が、各音色
で順番にデモ演奏される。したがって、デモ演奏スイッ
チSWdを押すタイミングを変えるだけで、音色選択プレ
イモードとチェインプレイモードを選択することができ
る。また、音色選択スイッチSW1〜SWnによって、n曲分
の演奏パターンが音色と同時に選択されるので、操作パ
ネル上に新たにスイッチを増設する必要がない。
なお、上述した一実施例においては、マイクロコンピ
ュータ8を用い、ソフトウェアによって上述した各機能
を実現するようにしたが、専用のハードウェアによって
各機能を実現するようにしても勿論構わない。また、デ
モ演奏に限らず、通常の自動演奏に適してもよく、この
場合、各音色毎に自動演奏データを記憶させておけばよ
い。さらに、演奏データとして、各音色に適したリスム
パターンを記憶させておき、各音色毎に異なるリズムパ
ターンで打楽器音等を表現するようにしても構わない。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、音色選択手
段によって音色が選択されると、選択された音色に割り
当てられた演奏パターンの演奏音が楽音発生手段から発
せられるので、選択した音色の演奏音を即座に聞くこと
ができ、また、選択した音色に応じて演奏パターンが種
々変化するため、各音色の音楽特性を十分に表現するこ
とができ、多彩なデモ演奏を行うことができるととも
に、音色を指定しない状態でもデモ演奏を行うことがで
き、さらにはデモ演奏を終了させると、デモ演奏を開始
する直前に選択されていた音色によって、演奏操作子の
操作にもとづく演奏を行うことかできるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図、
第2図は同実施例のデモ演奏データメモリのメモリマッ
プを示す図、第3図は同実施例のスタートアドレス参照
テーブルを示す図、第4図〜第7図は同実施例の動作を
説明するためのフローチャートであり、第4図はメイン
プログラム、第5図は音色選択処理ルーチン、第6図は
デモ演奏処理ルーチン、第7図はデモ演奏インタラプト
を示している。 SW1〜SWn……音色選択スイッチ(音色選択手段)、 SWd……デモ演奏スイッチ、 3……操作スイッチ検出回路、 4……楽音信号発生回路、 5……サウンドシステム(4,5が楽音発生手段)、 6……デモ演奏データメモリ(記憶手段)、 8……マイクロコンピュータ(読出手段)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の音色の中から任意の音色を選択する
    音色選択手段と、 選択された前記音色の各々音高の異なる1つ以上の楽音
    の発生を指示する演奏操作子と、 前記複数の各音色のそれぞれに対応させて自動演奏デー
    タを複数種類記憶した第1の記憶手段と、 自動演奏の開始を指示する開始指示手段と、 前記自動演奏の開始が指示されると自動演奏モードを設
    定する自動演奏モード設定手段と、 前記開始指示手段による指示が前記音色指定手段による
    音色指定を伴ったものか否かを判断する判断手段と、 前記判断手段による判断結果にもとづき、音色指定を伴
    った指示の時は指定された音色に対応した自動演奏デー
    タのみを前記第1の記憶手段から読出すとともに、音色
    指定を伴わない指示の時は記憶された複数の自動演奏デ
    ータを順次連続して前記第1の記憶手段から読出す読出
    手段と、 前記選択された音色を記憶する選択音色記憶領域を有す
    る第2の記憶手段と、 前記自動演奏モードに設定されたとき、自動演奏モード
    が設定される直前まで設定されていた音色を前記第2の
    記憶手段の前記選択音色記憶領域に記憶するとともに前
    記読出手段により読出された自動演奏データにもとづい
    て、各自動演奏データに対応した音色にて楽音を形成
    し、自動演奏モードが解除されたときには、前記第2の
    記憶手段の選択音色記憶領域に記憶された音色を前記音
    色選択手段に設定し、当該音色で前記演奏操作子の操作
    にもとづく楽音を形成する音楽発生手段と からなる自動演奏装置。
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