JP2927724B2 - 分別収納用バッグの製造方法 - Google Patents

分別収納用バッグの製造方法

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JP2927724B2
JP2927724B2 JP1918296A JP1918296A JP2927724B2 JP 2927724 B2 JP2927724 B2 JP 2927724B2 JP 1918296 A JP1918296 A JP 1918296A JP 1918296 A JP1918296 A JP 1918296A JP 2927724 B2 JP2927724 B2 JP 2927724B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小物類を分別して
収納できるようにした分別収納用バッグの製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】小物類などを収納する手段として、紙や
皮革あるいは布製のバッグが広く利用されている。その
種のバッグには、ショッピングなどに多用されている簡
便な手提袋、書類や筆記具などを収納する携帯用具とし
ての手提鞄、柱や壁に吊り下げて書状などを収納できる
ようにした状差し、または金銭を収納するための財布な
ど種々のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、それら
従来のバッグによれば、それぞれの用途で利便性がある
反面、多くの欠点もあった。
【0004】例えば、ショッピング用などの手提袋で
は、パルプ紙や合成紙など一枚のシート状部材で成形し
ているから製袋機による自動化が容易で、しかも収納部
の開口縁が二重構造にされているから紙製であっても所
要の強度がある。反面、その収納部は一つだけであるか
ら小物類などを分別して収納することができないという
欠点がある。
【0005】一方、手提鞄や財布などでは多数の収納部
を備えたものが一般的であって分別収納が利くという利
点があるが、それらは多数の皮革などを縫合して成形し
ているから自動化が困難で多くを手作業で行っているの
が実状である。
【0006】また、状差しでも多層状の収納部を備えた
ものが一般的であるが、これも複数枚の厚紙などを貼り
合わせているから成形は手作業が主体で生産性が悪いと
いう難点があった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みて成されたもので
あり、その目的とするところは、耐久性があって小物類
などを分別収納できるバッグを効率的に生産することの
できる製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成
するため、シート状部材を裁断して一端側から順に仕切
部、一方の側面部、胴体部、他方の側面部、および糊代
部とされるベースと、該ベースから前記胴体部の全幅を
もって突出する蓋部とを形成し、前記蓋部の両側縁から
前記ベースに対し直角に切込みを入れその相互間を前記
胴体部として区分するとともに、前記切込みの長さを折
込幅としてベースの上端縁を前記胴体部の部分を残して
内側に折り込む一方、その上端縁に対向するベースの下
端縁にも直角に切込みを入れて前記胴体部と同一幅の仕
切部と一方の側面部とを区分し、その切込みを境にして
前記蓋部の対向側を該切込みの最深部が稜線となるよう
にして内側に折り込むとともに、前記仕切部の下端縁と
なる他方側を一方側の稜線より突出する状態で内側に折
り込み、次いで前記上端縁と下端縁に直交して、一方の
側面部を襞状に折り畳んでガセットを形成し、その側面
部が内方に折り込まれた状態で前記仕切部を前記胴体部
に重合させるとともに、前記ベースの他端側にも前記蓋
部の側縁から一方の側面部と同一幅のガセットを形成し
て他方の側面部とし、またその残余部分を糊代部として
該糊代部に前記仕切部の側縁を貼着して両側が開口する
筒状にし、更にその開口側が互いに近接するように折り
込んで前記仕切部の両側縁を貼着せしめるようにしたこ
とを特徴とする分別収納用バッグの製造方法を提供す
る。
【0009】
【作用】本発明によれば、パルプ紙や合成紙など一枚の
シート状部材から三つの収納部を備えた袋物を分別収納
用バッグとして得ることができる。このバッグには三つ
の収納部を利用して小物類を分別して収納することがで
き、特に収納部の開口縁を二重構造としているから強度
があり、しかも物品の収納時や取出時には開口縁で指先
を傷つけることもない。更に、一枚のシート状部材で成
形しているから、工程が少なく製袋機などにて効率的に
生産することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体例を図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明に係わる分別収納
用バッグの好適な一例を示した斜視図である。このバッ
グAはパルプ紙や合成紙など一枚のシート状部材から成
る袋物であって、特に携帯用の手提鞄として形成してあ
る。
【0011】図1において、1は胴体部、2,3は側面
部であり、このうち胴体部1は表面12と裏面13とに
区分され、側面部2,3には襞状に折り畳まれたガセッ
ト21,31が形成されている。この胴体部1と側面部
2,3とで囲繞されたバッグAの内部には仕切部4a,
4bにて区分された三つの収納部5a,5b,5cが設
けられている。その各収納部5a,5b,5cは上端が
それぞれ開口部51a,51b,51cとされており、
その開口部51a,51b,51cより物品の出し入れ
を行えるようにしてある。このうち、前後の収納部5
a,5cは側面にガセット21,31を有して口幅を拡
張できるようにしてある。このため、その二つの収納部
5a,5cは筆記具など多くの小物類を収納するのに利
用でき、また中央の収納部5bは小冊子や書類の収納に
利用することができる。なお、中央の収納部5bは両側
縁を糊付けし、前方の収納部5cは一方の側縁を糊代部
6にて糊付けしている。
【0012】ここで、各収納部5a,5b,5cには図
示するように階段状の段差を付けて物品の出し入れを円
滑に行えるようにしている。特に、各収納部の開口縁5
2a,52b,52cは二重構造として開口部51a,
51b,51cを開放するときの摩擦でも破断しないよ
うに強度を上げてある。
【0013】また、7は蓋部であり、この蓋部7は胴体
部1と同一幅をもって裏面13の上部から一体に突設さ
れている。特に、その一端部71を二つ折りにして強度
を上げ、他端部側には収納部5aの開口縁52aに沿っ
て折線72を付与している。
【0014】そして、その折線72に沿って蓋部7を内
側に折り込んで収納部の各開口部51a,51b,51
cを閉じれるようにしてある。更に、胴体部1の表面1
2と蓋部7には折線72を基準として、マジックテープ
など互いに係合する係止具8a,8bを対応する位置に
取り付けている。このため、平時には蓋部7を固定して
収納物の放出を防止できる。なお、蓋部7を固定する手
段として、蓋部7に紐など図示せぬ線条の一端を固定
し、胴体部1の表面12にその線条を括り付ける図示せ
ぬ環状具を取り付けるなどの方法もある。
【0015】次に、図2はバッグAを展開した状態を示
す。図2において、E1〜E4は開口縁を二重構造にす
るための折込片であり、特に折込片E1,E2は収納部
5aの開口縁52aとなり、折込片E3は収納部5bの
開口縁52bとなり、また折込片E4は収納部5cの開
口縁52cとなる。
【0016】ここで、図1に示すバッグAを製造するに
は、先ず図2に示すように、パルプ紙や合成紙など方形
状のシート状部材Pを裁断機などにて裁断し、一端側か
ら順に仕切部4、側面部2、胴体部1、側面部3、およ
び糊代部6とされる方形状のベースBと、該ベースBか
ら胴体部1の全幅をもって突出する方形状の蓋部7とを
形成し、全体として略凸字形の形態にしてから製袋機な
どによる成形を開始する。
【0017】製袋機などでは図3に示すように、最初に
蓋部7の両側縁からベースBの上端縁Fに対し直角に1
cm程度の切込みa,bを入れ、その相互間を胴体部1
として区分する。一方、その上端縁Fに対向するベース
の下端縁Gにも直角に2cm程度の切込みcを入れ、そ
の切込みcの一方側を仕切部4として区分し、また他方
側を胴体部1と仕切部4との間に介在される側面部2と
して区分する。
【0018】そして、上端縁Fでは図4に示すように、
切込みa,bの長さを折込幅として胴体部1の部分を残
して内側に折り込み、折り込んだ部分を折込片E1,E
2として該折込片E1,E2をホットメルトなどの接着
剤にて貼着する。一方、下端縁Gでは切込みcを境にし
て蓋部7の対向側を切込みcの最深部が稜線Hとなるよ
うにして内側に折り込み、折り込んだ部分を折込片E4
として該折込片E4をホットメルトなどの接着剤にて貼
着する。また、仕切部4の下端縁となる他方側は切込み
cの略半分の長さ位置を稜線Kとして該稜線Kが一方側
の稜線Hより突出する状態で内側に折り込み、折り込ん
だ部分を折込片E3として該折込片E3をホットメルト
などの接着剤にて貼着する。
【0019】次いで、その上端縁と下端縁に直交して、
図5に示すように側面部2を襞状に折り畳んで切込み
b,cの位置を稜線L,M、またその切込みb,cの中
間を谷線Nとするガセット21を形成し、その側面部2
を内方に折り込んだ状態として仕切部4を胴体部1に重
合させる。一方、ベースの他端側も襞状に折り畳んで蓋
部7の側縁すなわち切込みaの位置から側面部2と同一
幅のガセット31を形成して側面部3とし、その残余部
分であるベースの他端縁を糊代部6として該糊代部6に
ホットメルトなどの接着剤を用いて仕切部4の側縁を貼
着し、上下両側が開口(開口部51a,51c)する筒
状にする。
【0020】そして、図6に示すように筒状のベースを
開口部51a,51cの略中間点で二つ折りに折り込
み、仕切部4を二分(仕切部4a,4b)してその両側
縁を互いにホットメルトなどの接着剤にて貼着し、開口
部51a,51cの間に開口部51bを形成する。な
お、筒状のベースを折り込むときには、開口縁52aに
対して折込片E3の稜線Kを下部側に僅かにずらして折
り込むようにする。
【0021】ここで、蓋部7における一端部71の折り
込みと、蓋部7の他端部に対する折線72の付与は何れ
の段階で行っても良く、またそれらの工程は省略するこ
ともできる。特に、蓋部7を折り込まない状態では状差
しとして利用することができる。また、上述の工程に加
えてバッグAの下端を折り込み、各収納部の底を方形と
する角底タイプにすることもできる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、一枚のシート状部材を
成形して袋物としているから製造が容易で製袋機などに
て効率的に生産することができ、また三つの収納部を具
備することから小物類を分別して収納することができ
る。特に、収納部の開口縁を二重構造にしているから強
度が高く収納物の出し入れを繰り返し行っても破断する
ことがなく、しかも開口縁が鋭利にならないから物品の
収納時などに指先を負傷することがない。
【0023】また、側面部にガセットを形成しているこ
とから収納部の口幅を拡張でき収容能力が向上し、更に
蓋部を備えるようにしていることから収納物の放出を防
止でき見栄えもよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる分別収納用バッグの好適な一例
を示した斜視図
【図2】図1に示すバッグの展開図
【図3】シート状部材のベースに切込みを入れた状態を
示す斜視図
【図4】ベースの上端縁と下端縁を折り込んだ状態を示
す斜視図
【図5】側面部にガセットを形成して胴体部と仕切部を
重合させた状態を示す斜視図
【図6】ベースを二つ折りにした状態を示す斜視図
【符号の説明】
1 胴体部 2,3 側面部 21,31 ガセット 4 仕切部 5a,5b,5c 収納部 52a,52b,52c 開口縁 6 糊代部 7 蓋部 P シート状部材 E1,E2,E3,E4 折込片 a,b,c 切込み

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状部材を裁断して一端側から順に
    仕切部、一方の側面部、胴体部、他方の側面部、および
    糊代部とされるベースと、該ベースから前記胴体部の全
    幅をもって突出する蓋部とを形成し、前記蓋部の両側縁
    から前記ベースに対し直角に切込みを入れその相互間を
    前記胴体部として区分するとともに、前記切込みの長さ
    を折込幅としてベースの上端縁を前記胴体部の部分を残
    して内側に折り込む一方、その上端縁に対向するベース
    の下端縁にも直角に切込みを入れて前記胴体部と同一幅
    の仕切部と一方の側面部とを区分し、その切込みを境に
    して前記蓋部の対向側を該切込みの最深部が稜線となる
    ようにして内側に折り込むとともに、前記仕切部の下端
    縁となる他方側を一方側の稜線より突出する状態で内側
    に折り込み、次いで前記上端縁と下端縁に直交して、一
    方の側面部を襞状に折り畳んでガセットを形成し、その
    側面部が内方に折り込まれた状態で前記仕切部を前記胴
    体部に重合させるとともに、前記ベースの他端側にも前
    記蓋部の側縁から一方の側面部と同一幅のガセットを形
    成して他方の側面部とし、またその残余部分を糊代部と
    して該糊代部に前記仕切部の側縁を貼着して両側が開口
    する筒状にし、更にその開口側が互いに近接するように
    折り込んで前記仕切部の両側縁を貼着せしめるようにし
    たことを特徴とする分別収納用バッグの製造方法。
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