JP2927720B2 - 取付用ソケット - Google Patents

取付用ソケット

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JP2927720B2
JP2927720B2 JP32972895A JP32972895A JP2927720B2 JP 2927720 B2 JP2927720 B2 JP 2927720B2 JP 32972895 A JP32972895 A JP 32972895A JP 32972895 A JP32972895 A JP 32972895A JP 2927720 B2 JP2927720 B2 JP 2927720B2
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mounting socket
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惣一郎 清水
靖之 高野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、橋桁同士、或いは
橋桁と橋台とを連結して橋脚又は橋台から落橋するのを
防止する連結式落橋防止装置をブラケットに固定する際
に用いられる取付用ソケットに属する。
【0002】
【従来の技術】落橋を防止するための装置として落橋防
止装置がある。特に阪神大震災を契機として落橋防止装
置は2以上設置することが望まれており、落橋防止装置
に対する需要は益々増加している。
【0003】落橋防止装置には種々のものが開発提供さ
れているが、その一つに連結式落橋防止装置がある。
【0004】連結式落橋防止装置は、各橋桁同士又は橋
桁と橋台とを連結するPC鋼材と、PC鋼材を鋼桁に固
定する固定具と、PC鋼材の両端に設けられる緩衝装置
と、防錆支圧板と、防錆座金等を備え、橋脚又は橋台か
ら橋桁が落橋するのを防止するものである。
【0005】斯かる連結式落橋防止装置を鋼桁に設置す
るには、鋼桁のウェブの両側面に固定されたブラケット
に固定することにより行われる。ブラケットは、鋼桁の
ウェブに固設されたベースプレート(補強板を介して固
定されることもある)と、このベースプレートに垂設さ
れたフランジと、フランジを支承する腹板とを備えたも
のである。
【0006】斯かるフランジに前記連結式落橋防止装置
が固定された状態においては、緩衝装置、防錆支圧板、
防錆座金が、フランジと前記固定具との間に介装され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実際に連結
式落橋防止装置をブラケットに固定する作業は、緩衝装
置の各構成部材を複数の作業者がPC鋼材を挿通可能な
ように保持しつつ、PC鋼材をブラケット間に架け渡
し、このPC鋼材の両端を上記固定具により緊張しつつ
各ブラケットに固定することにより行われる。
【0008】しかしながら、上記緩衝装置の各構成部材
の重量は大きく(例えば、防錆支圧板の重量は50Kg
以上である)、作業が困難であるという問題点があっ
た。
【0009】また、上記のごとき連結式落橋防止装置の
設置作業は、架設された鋼桁に対して行われるため、高
所での作業が要求され、上記緩衝装置の構成部材を落下
させて人命に関わる重大事故につながるという問題点が
あった。
【0010】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、連結式落橋防止装
置のブラケットへの固定作業を容易にし、連結式落橋防
止装置の構成部材の落下を防止することができる取付用
ソケットを提供する点にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、橋桁同
士、或いは橋桁と橋台とを連結して橋脚又は橋台から落
橋するのを防止する連結式落橋防止装置をブラケットに
固定する作業に用いられる取付用ソケットであって、ブ
ラケットに取り付けられた状態において、断面円弧状の
溝が上面に形成された受け部と、この受け部の前部下面
に設けられた支持脚とを備えたことを特徴とする取付用
ソケットに存する。なお、受け部の一端に、径方向内側
に向かって延びる前壁を設けることもできる。また、受
け部の他端に、径方向外側に向かって延びる鍔を設ける
こともできる。また、連結式落橋防止装置の防錆支圧板
を係止可能な係止片を前記受け部の内周面に設けること
もできる。
【0012】本発明に係る取付用ソケットの溝は、PC
鋼材を締結する際に、特に緩衝装置、防錆支圧板等の各
構成部材を載置可能とする。したがって、当該固定作業
中に緩衝装置、防錆支圧板等を作業者が保持することを
不要とし、且つそれらの落下を防止する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0014】図2及び図3に示すように、本実施の形態
に係る取付用ソケット10は、連結式落橋防止装置Aを
ブラケットBに固定する際に用いられるものである。図
1に示すように、受け部11と、この受け部11の一端
に設けられた前壁13と、受け部11の他端に設けられ
た鍔14と、前部下面に設けられた支持脚15とを備え
ている。
【0015】受け部11は、断面が180゜の円弧をな
す金属製の薄肉樋状体である。本実施の形態において
は、樋状の受け部11の上面が断面半円形の溝12とな
っている。溝12の曲率半径は、連結式落橋防止装置A
の、緩衝装置2、防錆支圧板1等の半径と等しくなって
いる。受け部11は、鋼管、ガス管等に用いられる、既
存のSGPを軸方向に半割にして製造されている。受け
部11の長さは、緩衝装置2の厚さ、PC鋼材3の固定
部の長さ等を考慮して定められる。
【0016】前壁13は、径方向内側に向かって延びる
ように形成された、外輪郭が、中心角180゜の幅広円
弧状をなすものである。外径は、受け部12の外径と等
しくなっている。
【0017】鍔14は、径方向外側に向かって延びるよ
うに形成された、中心角が180゜の円弧状のものであ
る。内径(曲率半径)は受け部11の内径と等しく形成
されている。周方向には等間隔をあけて4つのボルト孔
14aが開孔されている。
【0018】支持脚15は、略直方体をなしている。下
部には上方に向かってボルト孔15a(図1及び図2に
おいて図示略)が2つ開孔されている。上面は、受け部
11の外径(曲率半径)に合わせて曲面に形成されてい
る。
【0019】取付用ソケット10の各構成部は、低密度
ポリエチレンにより被覆することにより、防錆加工され
ている。
【0020】斯かる取付用ソケット10は図2及び図3
に示すようにブラケットBに固定される。ブラケットB
は、鋼桁のウェブWに固設されたベースプレート4と、
ベースプレート4に垂設されたフランジ5と、フランジ
5を支持する腹板6とを有するものである。
【0021】取付用ソケット10が、ブラケットBに固
定された状態においては、取付用ソケット10の鍔14
が、ブラケットBのフランジ5にボルト止めされ、支持
脚15の下端が腹板6に固定されている。
【0022】斯かる取付用ソケット10を用いて連結式
落橋防止装置Aを設置するには、予め各ブラケットBの
製造工場においてボルト固定した取付用ソケット10の
溝12のそれぞれに緩衝装置2、防錆支圧板1を載置す
る(勿論、現場において取り付けることも可能であ
る)。なお、図2及び図3においては連結式落橋防止装
置Aの一方のみを描いている。
【0023】さらに、本実施の形態においては、係止片
16を形成している。係止片16は、溝12の最底部か
ら上方に向かって延びる舌片状のものであり、溶接によ
り溝12に固定されている。溝12の長手方向の位置
は、載置すべき防錆支圧板1をフランジ5と反対側に係
止可能な位置である。
【0024】次いで、緩衝装置2、防錆支圧板1にPC
鋼材3を挿通する。
【0025】次いで、PC鋼材3の両端に防錆座金7を
挿通し、Wナット8により緊張・締結する。
【0026】以上により連結式落橋防止装置Aを鋼桁に
設置することが、別言すれば連結することができる。
【0027】実施の形態に係る取付用ソケット10は、
以上のように構成されているので以下に掲げる効果を奏
する。
【0028】PC鋼材を締結する際に、防錆支圧板1、
緩衝装置2等を溝12に載置できるので、作業者は防錆
支圧板1、緩衝装置2等を保持する必要がない。したが
って、連結式落橋防止装置AのブラケットBへの固定時
における作業を容易にすることができる。その結果、本
実施の形態によれば連結式落橋防止装置Aの固定作業に
要する時間を短縮し、施工費用を軽減することができ
る。
【0029】また、防錆支圧板1、緩衝装置2等の落下
を防止することができる。その結果、本実施の形態によ
れば施工時における安全性を向上させることができる。
【0030】また、係止片16により防錆支圧板1の位
置決めを容易にすると共に、それを支持することができ
る。
【0031】なお、上記実施の形態においては支持脚1
5は1つであったが、本発明はそれに限定されることな
く、図4及び図5に示す取付用ソケット20の如く2つ
等、受け部21の長さ等を考慮して、本発明を実施する
上で好適なものにすることができる。図中、符号21乃
至26が示す各構成部材のそれぞれは、図1乃至図3に
おける符号11乃至16が示す各構成部材のそれぞれに
対応する。
【0032】また、図6及び図7に示す取付用ソケット
30の如く、支持脚16を2以上設けた場合には(両図
においては2つ)、鍔を設けないこともできる。図中、
符号31乃至36が示す各構成部材のそれぞれは、図1
乃至図3における符号11乃至16が示す各構成部材の
それぞれに対応する。
【0033】また、上記実施の形態においては、取付用
ソケット10は樋状体としたが、本発明はそれに限定さ
れず、全体として直方体をなし、取付状態における上面
に溝を形成することをできる。
【0034】また、腹板6を厚くし、当該腹板6自身に
溝を形成することができる。
【0035】また、溝の曲率半径は、緩衝装置2、防錆
支圧板1の半径と等しかったが、該半径よりも大きくす
ることもできる。斯かる場合においては上記緩衝装置2
よりも大きい半径の防錆支圧板1、緩衝装置2も載置す
ることができる。勿論、上記緩衝装置2よりも小さい半
径の防錆支圧板1、緩衝装置2も載置することができ
る。
【0036】また、係止片16は舌片状であったが、例
えば円弧状等、本発明を実施する上で好適な形状にする
ことができる。
【0037】また、溝の中心角は180゜であったが、
180゜以下であれば、本発明を実施する上で好適なも
のにすることができる。
【0038】また、前壁13は円弧状であったが、本発
明を実施する上で好適な形状にすることができる。
【0039】また、上記実施の形態に係る取付用ソケッ
トは金属製であったが、プラスチック等、本発明を実施
する上で好適なものにすることができる。プラスチック
等により成形する場合においては、重量を軽量化するこ
とができる。
【0040】また、上記構成部材の数、位置、形状等は
上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好
適な数、位置、形状等にすることができる。
【0041】なお、上図において、同一構成要素には同
一符号を付している。
【0042】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。PC鋼材を締結する際
に、特に緩衝装置の各構成部材を載置できるので、連結
式落橋防止装置のブラケットへの固定時における作業を
容易にすることができる。その結果、本発明によれば連
結式落橋防止装置の設置作業に要する時間を短縮し、施
工費用を軽減することができる。また、連結式落橋防止
装置の構成部材の落下を防止することができる。その結
果、本発明によれば施工時における安全性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る取付用ソケットの斜視図であ
る。
【図2】実施の形態に係る取付用ソケットの取付側面図
である。
【図3】実施の形態に係る取付用ソケットの取付正面図
である。
【図4】他の実施の形態に係る取付用ソケットの一部破
断の側面図である。
【図5】図4に示される取付用ソケットの正面図であ
る。
【図6】その他の実施の形態に係る取付用ソケットの取
付側縦断面図である。
【図7】図6に示される取付用ソケットの取付正面図で
ある。
【符号の説明】
A 連結式落橋防止装置 B ブラケット W 鋼桁 1 防錆支圧板 2 緩衝装置 3 PC鋼材 4 ベースプレート 5 フランジ 6 腹板 7 防錆座金 8 Wナット 10 取付用ソケット 11 受け部 12 溝 13 前壁 14 鍔 14a ボルト孔 15 支持脚 15a ボルト孔 16 係止片 20 取付用ソケット 21 受け部 22 溝 23 前壁 24 鍔 25 支持脚 26 係止片 30 取付用ソケット 31 受け部 32 溝 33 前壁 35 支持脚 36 係止片

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 橋桁同士、或いは橋桁と橋台とを連結し
    て橋脚又は橋台から落橋するのを防止する連結式落橋防
    止装置をブラケットに固定する作業に用いられる取付用
    ソケットであって、 前記ブラケットに取り付けられた状態において、断面円
    弧状の溝が上面に形成された受け部と、 該受け部の前部下面に設けられた支持脚とを備えたこと
    を特徴とする取付用ソケット。
  2. 【請求項2】 受け部の一端に、径方向内側に向かって
    延びる前壁が設けられたことを特徴とする請求項1記載
    の取付用ソケット。
  3. 【請求項3】 前記受け部の他端に、径方向外側に向か
    って延びる鍔が設けられたことを特徴とする請求項1記
    載の取付用ソケット。
  4. 【請求項4】 前記連結式落橋防止装置の防錆支圧板を
    係止可能な係止片が前記受け部の内周面に設けられたこ
    とを特徴とする請求項1記載の取付用ソケット。
JP32972895A 1995-11-24 1995-11-24 取付用ソケット Expired - Lifetime JP2927720B2 (ja)

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