JP2927568B2 - アゾ染料、その製造法および使用法 - Google Patents

アゾ染料、その製造法および使用法

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JP2927568B2
JP2927568B2 JP3112705A JP11270591A JP2927568B2 JP 2927568 B2 JP2927568 B2 JP 2927568B2 JP 3112705 A JP3112705 A JP 3112705A JP 11270591 A JP11270591 A JP 11270591A JP 2927568 B2 JP2927568 B2 JP 2927568B2
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    • C09B31/00Disazo and polyazo dyes of the type A->B->C, A->B->C->D, or the like, prepared by diazotising and coupling
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は新規なアゾ染料、その製法及びこ
れら染料を繊維材料、特に紡織繊維材料の染色及び捺染
に使用する方法に関する。
【0002】したがって、本発明は式
【化8】 (式中、A及びBは各々独立に未置換又は置換されたフ
ェニル又はナフチルであり、Xは−N(R1 )SO2
−、−OSO2 −又は−SO2 N(R1 )−であり、R
1 は水素又はC1 −C8 アルキルである)のアゾ染料を
提供する。
【0003】基A及びBの適当な置換基は互に独立に、
たとえば1〜8個の炭素原子、好ましくは1〜4個の炭
素原子を有するアルキル基、たとえばメチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec −
ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル
又はオクチル、1〜8個の炭素原子、特に1〜4個の炭
素原子を有するアルコキシ基、たとえばメトキシ、エト
キシ、プロポキシ、イソプロポキシ又はブトキシ、2〜
8個の炭素原子を有するアルカノイルアミノ基及び2〜
8個の炭素原子を有するアルコキシカルボニルアミノ基
のようなアシルアミノ基、たとえばアセチルアミノ、プ
ロピオニルアミノ、メトキシカルボニルアミノ又はエト
キシカルボニルアミノ、2〜8個の炭素原子、好ましく
は2〜4個の炭素原子を有するアルカノイル基、たとえ
ばアセチル、プロピオニル、ブチリル又はイソブチリ
ル、未置換の又はC1 −C8 アルキル、C1 −C8 アル
コキシ、ハロゲン、カルボキシル又はスルホ置換のフェ
ニルアミノスルホニル又はナフチルアミノスルホニル、
ニトロ、シアノ、トリフルオロメチル、ハロゲンたとえ
ばフッ素、臭素、特に塩素、カルバモイル、スルファモ
イル、ウレイド、ヒドロキシル、カルボキシル、スルホ
又はスルファトである。
【0004】式(1)のC1 −C8 アルキルR1 はたと
えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、sec −ブチル、tert−ブチル、ペンチ
ル、ヘキシル、ヘプチル又はオクチルであることができ
る。
【0005】式(1)でXにつき明記した意味は左から
右へと読むべきであり、式(1)のXの意味としてその
形で理解すべきである。
【0006】R1 が水素又はC1 −C4 アルキル、特に
メチルである式(1)のアゾ染料が好ましい。
【0007】同様に、A及びBが各々独立に、C1 −C
8 アルキル、C1 −C8 アルコキシ、ハロゲン、カルボ
キシル、スルホ、又はフェニルアミノスルホニル又はナ
フチルアミノスルホニル基で置換されていることのでき
るフェニル又はナフチルである式(1)のアゾ染料、特
にA及びBが各々独立に未置換の又はC1 −C8 アルキ
ル−、C1 −C8 アルコキシ−、ハロゲン−、カルボキ
シル−又はスルホ−置換のフェニル又はナフチルである
式(1)のアゾ染料が好ましい。上記のフェニルアミノ
スルホニル又はナフチルアミノスルホニルはさらにC1
−C8 アルキル、C1 −C8 アルコキシ、ハロゲン、カ
ルボキシル又はスルホ、好ましくはスルホで置換されて
いることができる。
【0008】さらに、AがC1 −C4 アルキル、C1
4 アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル、スルホ、又
はフェニルアミノスルホニル又はナフチルアミノスルホ
ニル基で置換されていることのできるフェニルである式
(1)のアゾ染料が好ましい。上記フェニルアミノスル
ホニル又はナフチルアミノスルホニル基はさらにC1
8 アルキル、C1 −C8 アルコキシ、ハロゲン、カル
ボキシル又はスルホで置換されていることができる。
【0009】さらに、Bが未置換の又はC1 −C4 アル
キル−、C1 −C4 アルコキシ−、ハロゲン−、カルボ
キシル−又はスルホ−置換のフェニルである式(1)の
アゾ染料が好ましい。
【0010】好ましくは、式(1)のアゾ染料において
は、AはC1 −C4 アルキル、C1-C4 アルコキシ、ハ
ロゲン、カルボキシル、スルホ、又はフェニルアミノス
ルホニル又はナフチルアミノスルホニル基で置換されて
いることができるフェニルであり、Bは未置換の又はC
1 −C4 アルキル−、C1 −C4 アルコキシ−、ハロゲ
ン−、カルボキシル−又はスルホ−置換のフェニルであ
る。上記のフェニルアミノスルホニル基又はナフチルア
ミノスルホニル基はさらにC1 −C8 アルキル、C1
8 アルコキシル、ハロゲン、カルボキシル又はスルホ
で置換されていることができる。
【0011】式(1)のアゾ染料は、好ましくは1個だ
けの又は2個のスルホ基を含み、特に1個だけのスルホ
基を含む。
【0012】同様に、Xが−N(R1 )SO2 −、−O
SO2 −又は−SO2 NH−であり、好ましくはXが−
N(R1 )SO2 −であり、R1 が水素又はC1 −C4
アルキル、特に水素である式(1)のアゾ染料が好まし
い。
【0013】A及びBが各々独立に、未置換の又はC1
−C4アルキル−、C1 −C4 アルコキシ−、ハロゲン
−、カルボキシル−又はスルホ−置換のフェニル又はナ
フチルであり、Xが−N(R1 )SO2 −であり、R1
が水素又はC1−C4 アルキル、特に水素であり、式
(1)のアゾ染料が1個だけの又は2個のスルホ基を含
み、特に1個だけのスルホ基を含む式(1)のアゾ染料
が興味あるものである。
【0014】式
【化9】 (式中、R1 が水素又はC1 −C4 アルキル、特に水素
であり、R2 がC1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコ
キシ、ハロゲン、カルボキシル又は未置換の又はスルホ
置換のフェニルアミノスルホニル又はナフチルアミノス
ルホニルであり、R3 がC1 −C4 アルキル、C1 −C
4 アルコキシ、ハロゲン又はカルボキシルであり、nが
1又は2である)のアゾ染料が特に好ましい。
【0015】式
【化10】 (式中、R4 は水素かメチル、特に水素である)のアゾ
染料が特に著しく好ましい。
【0016】本発明はさらに、上記定義及び好ましい表
現による式(1)の少なくとも2種のアゾ染料を含む染
料混合物を提供する。
【0017】本発明はさらに、式A−X−B−NH2
(4)(式中、A、B及びXは式(1)で定義
した通りである)のアミンをジアゾ化し、このジアゾニ
ウム塩を式
【化11】 (式中、R5 は水素又は−CH2 SO3 Hである)の化
合物にカップリングし、R5 が−CH2 SO3 Hのとき
は生成物を式
【化12】 の化合物に変換し、式(6)の化合物をジアゾ化し、こ
のジアゾニウム塩を式
【化13】 の化合物にカップリングすることを含む式(1)のアゾ
染料の製法を提供する。
【0018】式(1)の染料の混合物は、たとえば上記
方法からなるが、しかし式(4)の少なくとも2種の化
合物を使用する混合合成によって製造できる。
【0019】常法によって、たとえば、亜硝酸塩たとえ
ば亜硝酸ナトリウムのようなアルカリ金属亜硝酸塩を使
用し、鉱酸たとえば塩酸で酸性にした媒体中でたとえば
−5乃至30℃、好ましくは0乃至10℃の温度で式
(4)および(6)の化合物を夫々ジアゾ化する。
【0020】式(5)及び(7)のカップリング成分と
のカップリングは夫々常法で、酸性、中性又はアルカリ
性pHで、たとえば−5乃至30℃、好ましくは0乃至1
5℃の温度で実施される。
【0021】式(4)の化合物と式(5)の化合物との
カップリングで得られる反応生成物の式(6)の化合物
への変換はR5 が−CH2 SO3 Hの式(5)の化合物
を使うときにのみ必要である。この場合、塩基、たとえ
ば水酸化ナトリウムの存在でたとえば40乃至100℃
の温度で、特に80乃至100℃の温度で上記変換を実
施する。
【0022】式(1)の染料の製造後、たとえば硫酸ジ
アルキル、炭酸ジアルキル、メタンホスホン酸ジアルキ
ル又はトルエンスルホン酸メチル誘導体で水溶液中で既
知の方式でアルキル化することにより、アルキルR1
導入することもできる。
【0023】一方、式
【化14】 の化合物をハロゲン化剤と反応して、式
【化15】 の化合物をつくり、ついで式(9)の化合物と式 A−N(R1 )H (10) (上記式中、A、B及びR1 は式(1)で定義した通り
であり、Halはハロゲン、特に塩素である)の化合物
とを反応することによって、Xが−N(R1 )SO2
である式(1)の染料を製造できる。
【0024】式(9)の化合物を得るための式(8)の
化合物とハロゲン化剤、たとえば塩化チオニル又は塩化
スルフリルとの反応は既知の方式で有機溶剤、たとえば
スルホラン、ジメチルスルホキシド又はジメチルホルム
アミド中で実施される。式(9)の化合物と式(10)
の化合物との反応は常法で実施される。
【0025】本発明の方法の好ましい実施態様は、R1
が水素又はC1 −C4 アルキル、特にメチルである式
(4)の化合物;A及びBが各々独立に、C1 −C8
ルキル、C1−C8 アルコキシ、ハロゲン、カルボキシ
ル、スルホ、又はフェニルアミノスルホニル基又はナフ
チルアミノスルホニル基(上記フェニルアミノスルホニ
ル基又はナフチルアミノスルホニル基はさらにC1 −C
8 アルキル、C1 −C8 アルコキシ、ハロゲン、カルボ
キシル又はスルホで置換されていることができる)で置
換されていることができるフェニル又はナフチルである
式(4)の化合物;AがC1 −C4 アルキル、C1 −C
4 アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル、スルホ、又は
フェニルアミノスルホニル基又はナフチルアミノスルホ
ニル基(上記フェニルアミノスルホニル基又はナフチル
アミノスルホニル基はさらにC1 −C8 アルキル、C1
−C8 アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル又はスルホ
で置換されていることができる)で置換されていること
のできるフェニルである式(4)の化合物;Bが未置換
の又はC1 −C4 アルキル−、C1 −C4 アルコキシ
−、ハロゲン−、カルボキシル−又はスルホ−置換のフ
ェニルである式(4)の化合物;1個だけの又は2個の
スルホ基、特に1個だけのスルホ基を含む式(4)の化
合物;Xが−N(R1 )SO2 −であり、R1 が水素又
はC1 −C4 アルキル、特に水素である式(4)の化合
物;R5 が−CH2 SO3 Hである式(5)の化合物を
使用し、且つ式(4)の化合物と式(5)の化合物との
カップリングで得られた反応生成物を式(6)の化合物
へ変換することを含む。
【0026】好ましくは、式(4)の化合物のA及びB
は各々、C1 −C4 アルキル、C1-C4 アルコキシ、ハ
ロゲン、カルボキシル又はスルホで、特にメチル、メト
キシ、塩素、カルボキシル又はスルホで置換されている
ことのできるフェニルである。
【0027】本発明の方法の興味ある実施態様は、A及
びBが各々独立に未置換の又はC1−C4 アルキル−、
1 −C4アルコキシ−、ハロゲン−、カルボキシル−
又はスルホ−置換のフェニル又はナフチルであり、Xが
−N(R1 )SO2 −であり、R1 が水素又はC1 −C
4 アルキル、特に水素であり、1個だけの又は2個のス
ルホ基、特に1個だけのスルホ基を有する式(4)の化
合物をR5 が−CH2SO3 Hである式(5)の化合物
にカップリングすることを含む。
【0028】本発明の方法の特に好ましい実施態様は、
【化16】 (式中、R1 、R2 、R3 及びnは式(2)で定義した
通りである)の化合物を式
【化17】 の化合物にカップリングすることからなる。
【0029】本発明の方法の特に著しく好ましい実施態
様は、式
【化18】 (式中、R4 は式(3)で定義した通りである)の化合
物を式(12)の化合物にカップリングすることを含
む。
【0030】式(4)のアミン及び式(5)の化合物は
既知であるか、又は既知化合物と類似の方法で製造でき
る。式(1)の染料は遊離酸形又は好ましくはその塩と
して存在する。
【0031】適当な塩はたとえばアルカリ金属塩又はア
ンモニウム塩又は有機アミンの塩である。その例はナト
リウム、リチウム、カリウム、アンモニウム塩及びモノ
−、ジ−又はトリエタノールアミンの塩である。
【0032】本発明の式(1)のアゾ染料は、特に窒素
含有又はヒドロキシル含有繊維材料、紙又は皮革、たと
えばセルロース、絹、及び特に羊毛、合成ポリアミドな
どからつくられた紡織繊維材料を常法で染色又は捺染す
るのに適している。本発明の式(1)のアゾ染料は通
常、多分予備処理形で染色又は捺染に使用できる。良好
な全堅牢性、特に良好な摩擦、湿潤、湿潤摩擦、耐光堅
牢度を有する赤色調の均染染色物が得られる。さらに、
本発明の染料は著しく容易に水に溶ける。さらに、本発
明の染料は著しく良好なビルドアップ性を有し、著しく
高い他の染料との相容性をもつ。上記の紡織材料は広い
範囲の形態、たとえば繊維、糸、織布又は編物布として
提供できる。
【0033】次の実施例で、部は重量部である。温度は
℃である。重量部は容量部と同一関係を保ち、g対cm3
である。
【0034】実施例1 第1工程は41%重亜硫酸ナトリウム水溶液41部と3
7%ホルムアルデヒド水溶液13部の混合物を調製し、
短時間攪拌し、65℃でアニリン13.95部を加える
ことを含む。徐々に透明溶液となり、2時間かけて冷却
すると結晶性固体が生成する。反応混合物を水140部
で希釈し、60℃に加熱し、透明溶液が生成するまで攪
拌する。氷を加え5℃に冷し、ついで炭酸水素ナトリウ
ム16.8部を加える。
【0035】第2工程では、式
【化19】 に従う遊離酸形の化合物49.2部を別の反応フラスコ
中の濃水酸化ナトリウム水溶液でpH7.5にした水15
0部に溶かし、ついで4N亜硝酸ナトリウム水溶液3
7.5部を加える。この反応混合物を氷150部と約3
2%塩酸溶液37.5部の混合物に滴下する。こうして
得られたジアゾ懸濁液を第1工程で得られた溶液に加え
る。数時間後、塩化ナトリウム190部を加え、反応生
成物を濾別する。式
【化20】 の化合物に相当する遊離酸形のまだ湿潤している反応生
成物180部が得られる。
【0036】上記で得られた式(102)の化合物18
0部を7%水酸化ナトリウム水溶液450部に加え、混
合物を沸点で2乃至3時間加熱する。室温に冷却後、約
32%塩酸溶液で約0.5のpHにする。沈殿生成物を濾
別し、水洗し、50乃至60℃の温度で減圧で乾燥す
る。こうして式
【化21】 の化合物に相当する遊離酸形の反応生成物43.9部を
得る。
【0037】上記で得られた式(103)の化合物4.
32部を、稀水酸化ナトリウム水溶液でpH7.5にした
水50部に溶かし、4N亜硝酸ナトリウム水溶液2.5
部を加える。この流動性懸濁液を55℃に加熱し、氷5
0部と約32%塩酸溶液2.5部の混合物に滴下する。
反応混合物を30分間攪拌し、あらかじめ2N水酸化ナ
トリウム5部と炭酸ナトリウム1.06部の存在下に温
水100部中に2−ナフトール1.44部を溶かしつい
で2℃の温度に冷却してつくった溶液にpH約8.5及び
2乃至5℃の温度で加える。カップリング終了後、得ら
れた反応混合物を塩化ナトリウム18部と混合し、沈殿
した染料を濾別し、稀塩化ナトリウム水溶液及び氷水で
洗い、50乃至60℃の温度で減圧乾燥する。こうして
【化22】 の化合物に相当する遊離酸形の染料3.8部を得る。式
(104)の染料は天然及び合成のポリアミドを赤色調
に染色する。
【0038】実施例2〜101 式(101)の化合物49.2部の代りに、遊離酸形の
表の2欄に示したアミンの一つを用い、実施例1に記載
の手順をくり返し、天然及び合成ポリアミドを赤色調に
染色する類似の染料を得る。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【表9】
【表10】
【表11】
【表12】
【表13】
【表14】
【表15】
【表16】
【表17】
【表18】
【表19】
【表20】
【表21】
【表22】
【0039】染色例Iナイロン6.6織布10部を、酢
酸でpH5に調節した酢酸アンモニウム2g/リットルを
含む水溶液500部で染色する。実施例1の染料の割合
は織布重量の0.7%である。98℃の温度での染色時
間は30乃至90分である。染色したナイロン6.6織
布を取り出し通例のように洗い、乾燥する。得られた結
果は、きれいな色合と良好な全堅牢性をもった赤色ナイ
ロン6.6織布である。
【0040】染色例IIナイロン6.6織布10部を、リ
ン酸二ナトリウムでpH6に調節したリン酸一ナトリウム
1g/リットルを含む水溶液500部で染色する。実施
例3の染料の割合は織布重量の1%である。98℃の温
度での染色時間は30乃至90分である。染色したナイ
ロン6.6織布を取り出し、通常のように洗い、乾燥す
る。得られた結果は、きれいな色合と良好な全堅牢性を
もった赤色ナイロン6.6織布である。
【0041】染色例III 羊毛反物10部を水溶液500部で染色する。繊維重量
に対し実施例1の染料の割合は0.45%、か焼ボウ硝
の割合は5%、80%酢酸の割合は2%である。98℃
の温度での染色時間は30乃至60分である。通常の洗
浄、乾燥後、赤染色の羊毛反物は著しく良好な全堅牢性
をもっている。
【0042】染色例IV 衣服スエード皮革100部を水1000部、24%アン
モニア2部の溶液中で50℃で2時間ドラムし、ついで
水1000部、24%アンモニア2部、実施例1の染料
3部の溶液中で60℃で1時間染色する。その後水40
部、85%ギ酸4部の溶液を加え、さらに30分染色を
続ける。ついで皮革を十分にゆすぎ、必要であれば、ジ
シアン−ホルムアルデヒド縮合物2部で50℃で30分
間さらに処理する。得られた赤色染色物は良好な諸堅牢
性をもっている。
【0043】捺染法(織布捺染) ナイロン6又はナイロン66織布材料を通常の捺染機
で、1000g当り a)実施例1の染料20g、 b)尿素50g、 c)チオジエチレングリコール50g、 d)水320g、 e)10%ビーンガム又はグアル粉誘導体500g、 f)15ボーメ酒石酸アンモニウム溶液60gを含む 捺染糊で捺染する。捺染した材料を70乃至80℃の乾
燥室で乾燥し、ついで101乃至103℃の飽和水蒸気
で20乃至30分間スチーミングする。ついで10分間
冷時ゆすぎ、合成洗剤2g/リットルで50乃至60℃
で15分間洗い、再び冷時ゆすぎ、乾燥する。こうし
て、赤色調の明確な輪郭、良好な堅牢性をもつ均一捺染
物を得る。細部状態を評価するため、捺染糊を稀釈に施
用した。捺染物にはしみのないことがわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭46−6147(JP,B1) ***国特許出願公開2018363(DE, A1) ***国特許出願公開1917812(DE, A1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09B 31/068 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 (式中、AとBは各々独立に未置換又は置換されたフェ
    ニル又はナフチルであり、Xは−N(R1 )SO2 −、
    −OSO2 −又は−SO2 N(R1 )−であり、R1
    水素又はC1 −C8 アルキルである)のアゾ染料。
  2. 【請求項2】 A及びBが各々独立に、C1 −C8 アル
    キル、C1 −C8 アルコキシ、ハロゲン、カルボキシ
    ル、スルホ、又はフェニルアミノスルホニル基又はナフ
    チルアミノスルホニル基で置換されていることのできる
    フェニル又はナフチルであり、上記フェニルアミノスル
    ホニル基又はナフチルアミノスルホニル基はさらにC1
    −C8 アルキル、C1 −C8 アルコキシ、ハロゲン、カ
    ルボキシル、又はスルホで置換されていることができる
    請求項1記載のアゾ染料。
  3. 【請求項3】 AがC1 −C4 アルキル、C1 −C4
    ルコキシ、ハロゲン、カルボキシル、スルホ、又はフェ
    ニルアミノスルホニル基又はナフチルアミノスルホニル
    基で置換されていることのできるフェニルであり、上記
    フェニルアミノスルホニル基又はナフチルアミノスルホ
    ニル基はさらにC1 −C8 アルキル、C1 −C8 アルコ
    キシ、ハロゲン、カルボキシル又はスルホで置換されて
    いることができる請求項1及び2のいずれかに記載のア
    ゾ染料。
  4. 【請求項4】 Bが未置換の又はC1 −C4 アルキル、
    1 −C4 アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル又はス
    ルホで置換されたフェニルである請求項1乃至3のいず
    れかに記載のアゾ染料。
  5. 【請求項5】 AがC1 −C4 アルキル、C1 −C4
    ルコキシ、ハロゲン、カルボキシル、スルホ、又はフェ
    ニルアミノスルホニル基又はナフチルアミノスルホニル
    基で置換されていることのできるフェニルであり、上記
    フェニルアミノスルホニル基又はナフチルアミノスルホ
    ニル基はさらにC1 −C8 アルキル、C1 −C8 アルコ
    キシ、ハロゲン、カルボキシル又はスルホで置換されて
    いることができ、Bは未置換の又はC1 −C4 アルキ
    ル、C1 −C4 アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル又
    はスルホで置換されたフェニルである請求項1乃至4の
    いずれかに記載のアゾ染料。
  6. 【請求項6】 式(1)の染料が1個だけ又は2個のス
    ルホ基、特に1個だけのスルホ基を含む請求項1乃至5
    のいずれかに記載の染料。
  7. 【請求項7】 Xが−N(R1 )SO2 −であり、R1
    が水素又はC1 −C4 アルキル、特に水素である請求項
    1乃至6のいずれかに記載のアゾ染料。
  8. 【請求項8】 式 【化2】 (式中、R1 が水素又はC1 −C4 アルキル、特に水素
    であり、R2 がC1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコ
    キシ、ハロゲン、カルボキシル又は未置換の又はスルホ
    で置換されたフェニルアミノスルホニル又はナフチルア
    ミノスルホニルであり、R3 がC1 −C4 アルキル、C
    1 −C4 アルコキシ、ハロゲン又はカルボキシルであ
    り、nは1又は2である)の請求項1乃至7のいずれか
    に記載のアゾ染料。
  9. 【請求項9】 式 【化3】 (式中、R4 が水素又はメチル、特に水素である)の請
    求項1乃至8のいずれかに記載のアゾ染料。
  10. 【請求項10】 式 【化4】 (式中、A及びBは各々独立に未置換又は置換されたフ
    ェニル又はナフチルであり、Xは−N(R1 )SO2
    −、−OSO2 −又は−SO2 N(R1 )−であり、R
    1 は水素又はC1 −C8 アルキルである)の少なくとも
    2種のアゾ染料を含む染料混合物。
  11. 【請求項11】 式A−X−B−NH2
    (4) (式中、A、B、Xは各々式(1)で定義した通りであ
    る)のアミンをジアゾ化し、このジアゾニウム塩を式 【化5】 (式中、R5 は水素又は−CH2 SO3 Hである)の化
    合物にカップリングし、R5 が−CH2 SO3 Hのとき
    は生成物を式 【化6】 の化合物に変換し、式(6)の化合物をジアゾ化し、こ
    のジアゾニウム塩を式 【化7】 の化合物にカップリングすることを特徴とする請求項1
    記載のアゾ染料の製造法。
  12. 【請求項12】 窒素含有又はヒドロキシル含有繊維材
    料、紙又は皮革を染色及び捺染するために請求項1乃至
    9のいずれかに記載のアゾ染料又は請求項10記載の染
    料混合物を使用する方法。
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