JP2927494B2 - 画像信号のパルス形成装置 - Google Patents

画像信号のパルス形成装置

Info

Publication number
JP2927494B2
JP2927494B2 JP2065457A JP6545790A JP2927494B2 JP 2927494 B2 JP2927494 B2 JP 2927494B2 JP 2065457 A JP2065457 A JP 2065457A JP 6545790 A JP6545790 A JP 6545790A JP 2927494 B2 JP2927494 B2 JP 2927494B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
pulse
image
pulses
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2065457A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03265875A (ja
Inventor
俊孝 千間
崇雅 林
智憲 田中
眞澄 佐藤
友厚 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2065457A priority Critical patent/JP2927494B2/ja
Publication of JPH03265875A publication Critical patent/JPH03265875A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2927494B2 publication Critical patent/JP2927494B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はレーザ走査型画像形成装置の画像信号のパ
ルス形成装置に関する。
〔従来の技術〕
パーソナルコンピユータ,EWS(エンジニアリング・ワ
ークステーシヨン),文書作成装置,デジタル複写機,
高速フアクシミリ等のOA機器の外部あるいは内蔵出力装
置として画像形成装置がある。
上記のようなOA機器すなわちホストマシンの処理速度
の向上と高画質画像の要求とに応じた画像形成装置とし
て、プリント速度と解像度に優れたレーザ走査型画像形
成装置例えばレーザプリンタ(レーザビームリンタとも
いう)の使用が増大している。
このようなレーザプリンタは、ただ単に文字や線画
(2階調画像)を形成するだけでなく、その高解像性を
利用した面積階調法等によつて写真,絵画等の多階調画
像の形成にも使用されている。
また、文字サイズもフオントにより定まる一定のサイ
ズだけでなく、編集により拡大,縮小して使用される場
合も多い。
このように拡大,縮小された文字、特に拡大された文
字,あるいは面積階調法により形成された画素の集合か
らなるドツト等において、その白黒の境界部分で生じる
乱れ(ギザギザ)が特に水平垂直から若干傾いた方向あ
るいは円弧の水平に近い部分で目立つために、画像全体
の画質を著るしく損うという問題がある。
このような乱れを目立たなくするため、第12図に示す
ように、レーザダイオード(以下「LD」という)90を駆
動するLDドライバ91の直前にパルス幅制御回路92を設け
てスムージングを行なうものがあつた。
すなわち、パルス幅制御回路92は、1画素分のパルス
全幅(以下単に「パルス全幅」という)をn分割し、そ
のパルス全幅の1/nを単位として対象とする画素のデー
タに応じ、或いはその左右(前後)または周囲の画素の
データを参照してパルス幅を制御していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来のパルス幅制御回路92は、例えば
n=8すなわち8分割の場合に、後述する第7図に示す
パルスのパターン例のうちノーパルスの0h(hは16進数
を示す),パルス全幅8h以外は先端部パルス群の1h〜7
h、或いは後端部パルス群の9h〜Fhの何れか一方のパル
ス幅制御にとどまつていた。
したがつて、スムージングが有効に行なわれる場合と
行なわれない場合とがあり、必ずしも満足すべきもので
はなかつた。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、如
何なる場合にも有効なスムージングを行うことができる
画像信号のパルス形成装置を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、上記の目的を達成するため、画像信号に
応じて変調されたレーザビームを走査して画像を形成す
るレーザ走査型画像形成装置の、各画素データに応じて
前記画像信号のパルスを形成するパルス形成装置におい
て、次のように構成したものである。
すなわち、1画素分のパルス全幅で“H"になるパルス
および“L"になるパルスと、上記パルス全幅の先端部で
“H"になり後端部では“L"である複数種類のパルスと、
上記パルス全幅の先端部では“L"であり後端部で“H"に
なる複数種類のパルスと、上記パルス全幅の先端部およ
び後端部では“L"であり中間部で“H"になる複数種類の
パルスとを発生し、それらの各パルスおよびそれらうち
の複数のパルスを合成して1画素分のパルスの多数の異
なるパターンを形成するパターン形成手段と、 対象とする画素と少なくともその左右または上下の2
画素を含む周囲の画素のデータを参照して最適なパター
ンを判別し、そのパターンコードを出力するパターンコ
ード変換手段と、 そのパターンコード変換手段が出力するパターンコー
ドに応じて、上記パターン形成手段が形成した1画素分
のパルスの多数の異なるパターンのいずれかを選択して
上記画像信号として出力するパターン選択手段とを設け
たものである。
〔作 用〕
このように構成した画像信号のパルス形成装置によれ
ば、パターンコード変換手段が、対象とする画素と少な
くともその左右または上下の2画素を含む周囲の画素の
データに応じて画像処理を行なつて、最適なパターンを
判別し、そのパターンコードを出力する。
一方、パターン形成手段は、1画素分のパルス全幅で
“H"になるパルスおよび“L"になるパルスと、先端部で
“H"になり後端部では“L"である複数種類のパルスと、
先端部では“L"であり後端部で“H"になる複数種類のパ
ルスと、先端部および後端部では“L"であり中間部で
“H"になる複数種類のパルスとを発生し、それらの各パ
ルスおよびそれらのうちの複数のパルスを合成して1画
素分のパルスの多数の異なるパターンを形成する。
そして、パターン選択手段が、パターン形成手段が形
成した各種のパターンのうちパターンコード変換手段が
出力したパターンコードと一致するパターンを選択して
画像信号として出力する。
したがつて、如何なる場合にも有効なスムージングを
行うことができ、且つ平均的に高周波成分が出現する頻
度が減少する。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図面を参照して具体的に
説明する。
第2図は、この発明の一実施例であるレーザプリンタ
の内部機構を示す概略構成図である。
矢示したように反時計方向に回転する感光体ベルト10
の周辺には、その回転方向順に帯電チヤージヤ11,書込
ユニツト12,現像ユニツト13,転写チヤージヤ14,クリー
ニングユニツト15がそれぞれ配置されている。
感光体ベルト10は、先ず帯電チヤージヤ11によりその
表面を一様に帯電された後、書込ユニツト12からの画像
信号により変調され主走査方向に偏向されたビームが結
像するスポツトにより主走査され、静電潜像が形成され
る。
その静電潜像は、現像ユニツト13により現像され、顕
像化されたトナー像に変換された後、そのトナー像は転
写チヤージヤ14によつて搬送されて来た用紙16に転写さ
れる。
感光体ベルト10上に残留するトナー及び電荷は、クリ
ーニングユニツト15によりそれぞれ除去され、除去され
たトナーはクリーニングユニツト15に回収される。
その用紙16は、給紙カセツト17上の用紙スタツク18か
ら給紙ローラ19により給紙され、レジストローラ対20に
当接して一時停止した後、書込ユニツト12により書込ま
れた感光体ベルト10上の画像に合せたタイミングをとつ
て、レジストローラ対20により転写チヤージヤ14の位置
に搬送されトナー像が転写される。
トナー像が転写された用紙16は、定着ユニツト21によ
り搬送され、加圧ローラ21aにより加熱されている定着
ローラ21bに圧接され、その熱と圧力とにより定着され
た後、排紙トレー22上に排出される。
第3図は、書込ユニット12の一例を示す要部斜視図で
ある。
この書込ユニツト12は、LD(レーザダイオード)ユニ
ツト30,第1ミラー31,第1シリンダレンズ32と、スキヤ
ナモータ33とそれにより矢示A方向に回転駆動されるポ
リゴンミラー34とからなる回転偏向器35と、fθレンズ
36,第2ミラー37,第2シリンダレンズ38とから構成され
ている。
そのLDユニツト30は、内部にレーザダイオード(以下
「LD」という)と、このLDから射出される発散性ビーム
を平行光ビームにするコリメータレンズと、ビームの太
さを規制するアパーチヤとを一体に組込んだものであ
る。
LDユニツト30から射出された平行光ビームは第1ミラ
ー31で反射して第1シリンダレンズ32に入射する。
第1シリンダレンズ32は、入射した平行光ビームの副
走査方向成分をポリゴンミラー34の反射面34aに結像さ
せる。
ポリゴンミラー34により反射され主走査方向に繰返し
偏向されるビームは、fθレンズ36により平行であつた
その主走査方向成分が矢示B方向に移動する感光体ベル
ト10の面上に結像するように屈折された後、第2ミラー
37で反射され、第2シリンダレンズ38を透過して感光体
ベルト1に到達する。
第2シリンダレンズ38は、透過するビームの副走査方
向成分を感光体ベルト10上に結像するから、ビームはス
ポツトに結像して感光体ベルト10の主走査線10a上を矢
示C方向に主走査する。
第4図は、このレーザプリンタの制御部の一例を示す
ブロツク図である。
コントローラ40は、メインのマイクロコンピユータ
(以下「MPU」という)41と、そのMPU41が必要とするプ
ログラム,定数データ,文字フオント等を格納したROM4
2と、一時的なデータやドットパターン等をメモリするR
AM43と、コマンドやデータの入出力を制御するI/O44
と、そのI/O44を介しMPU41と接続される操作パネル45
と、内部インタフエース(I/F)46とから構成され、互
にデータバス,アドレスバス等で接続されている。
また、プリント命令や文字データ,画像データを出力
するホストマシン48も、I/O44を介してMPU41に接続され
る。
エンジンドライバ50は、サブのマイクロコンピユータ
(以下「CPU」という)51と、そのCPU51が必要とするプ
ログラム,定数データを格納したROM52と、一時的なデ
ータをメモリするRAM53と、データの入出力を制御するI
/O54とから構成され、互にデータバス,アドレスバス等
で接続されている。
I/O54は、コントローラ40の内部インタフエース46に
接続され、コントローラ40からコード信号や操作パネル
45上の各種スイツチの状態を入力したり、画像クロツク
やペーパーエンド等のステータス信号をコントローラ40
へ出力する。
また、このI/O54は、それぞれ印字手段であるプリン
タエンジン55を構成する書込ユニツト12その他のシーケ
ンス機器群56と、同期センサを含む各種のセンサ類57と
も接続されている。
コントローラ40は、ホストマシン48からプリント命令
が文字コード,画像データを受信して、それらの文字コ
ード,画像データを編集し、後述するように画像書込み
に必要なパターンコードに変換し、そのパターンコード
をRAM43内の所定領域にメモリして置く。
エンジンドライバ50からレデイ信号と共に画像クロツ
クが入力すると、コントローラ40は所定領域内にメモリ
されていたパターンコードを画像クロツクに同期したコ
ード信号として、シリアルまたはパラレルに内部インタ
フエース46を介してエンジンドライバ50に出力する。
エンジンドライバ50は、コントローラ40からのデータ
により、プリンタエンジン55の書込ユニツト12およびシ
ーケンス機器群56を制御したり、画像書込みに必要なコ
ード信号をコントローラ40から入力して対応するパター
ンを選択し、画像信号として書込ユニツト12に出力する
と共に、同期センサその他のセンサ類57からエンジン各
部の状態を示す信号を入力して処理したり、必要な情報
やエラー信号をコントローラ40へ出力する。
第1図は、この発明の一実施例であるパルス形成装置
の構成を示すブロツク図である。
このパルス形成装置1は、パターン形成手段であるパ
ターン形成回路2と、パターンコード変換手段であるコ
ントローラ40のMPU41と、パターン選択手段であるセレ
クタ3とから構成されている。
MPU41は、ROM42,RAM43及びホストマシン48と結ばれ、
既に(第4図で)一部説明したように、ホストマシン48
から入力する文字の種類を示す文字コードあるいは線画
のような2階調画像データや写真のような階調データか
らなる多階調画像データを一度RAM43にストアする。
ストアされた各データのうち、文字コードはROM42に
格納されているビツトマツプフオント或いはベクタフオ
ントからなる文字フオントによりビツトマツプに展開
し、2階調画像データはそのまま、多階調画像データは
デイザ法等の画像処理により画素の集合体でありそれぞ
れサイズの異なるドツトに変換し、それらのビツトマツ
プを再びRAM43のVRAM(ビデオRAM)領域にストアする。
一般のプリンタは、このVRAM領域内のビツトマツプを
直接に画像信号であるビデオ信号として書込ユニツト12
のLDドライバ4に出力する。
しかしながら、スムージングを行なう場合には、MPU4
1がVRAM領域のビツトマツプを構成する各画素について
スムージング処理等の画像処理を行なつてパターンコー
ドに変換し、そのパターンコードをRAM43内の所定領域
にストアする。
スムージング処理は、簡単なものでは対象とする画素
とその左右あるいは上下の2画素を含む3画素から、さ
らに左右上下の画素を含む十字型の5画素、あるいは隣
接する全画素を含む3×3マトリクスの9画素等の複雑
なものまで各種あるが、何れもパルス全幅をn分割し、
そのパルス全幅の1/nを単位として対象とする画素に最
適なパターンを判別し、そのコードを決定してRAM43の
所定領域にストアする。
プリントする場合には、図示しないエンジンドライバ
50から入力する画像クロツクに同期して、MPU41がRAM43
内の所定領域にストアされているパターンコードをセレ
クタ3に出力する。
セレクタ3は、パターン形成回路2と結ばれ、パター
ン形成回路2が形成する各種パターンのうちMPU41から
入力するパターンコードと一致するパターンを選択し、
画像信号としてLDドライバ4に出力する。
LDドライバ4は、互に一体に構成されたレーザ光源で
あるLD5と、そのLD5のレーザ出力の一部を受光して出力
をモニタするフオトダイオード6とそれぞれ結ばれ、LD
5には画像信号に応じてオン/オフする駆動電流を出力
して駆動し、フオトダイオード6からはモニタ電流を入
力してLD5のレーザ出力が常に一定値を保つようにその
駆動電流を制御している。
第5図はパターン形成回路2の一例をセレクタ3と共
に示す回路図であり、第6図はそのパターン形成回路2
がセレクタ3に出力するパターンの形成例を説明するた
めのタイミング図、第7図は形成されたパターンとその
コード(16進数)との組合せの一部を例示する波形図で
ある。
第5図に示したパターン形成回路2は、D−フリツプ
フロツプからなる1/2分周器61と、それぞれ2個の遅延
回路62,63およびパターン(P)合成回路64,65と、MPX
からなるスイツチ回路66とから構成されている。
1/2分周器61は、画像クロツクWCLKの立上りで反転
し、出力端子Q,/Q(「/」は反転を意味する。以下も同
じ)から画像クロツクの2倍の周期を有し、それぞれ互
いに極性の異なる即ち180゜位相差のパルスを遅延回路6
2,63に出力し、また出力端子Qからの出力はスイツチ回
路66にその切換信号として入力する。
したがつて、出力端子Q,/Qがそれぞれ出力するパルス
は、その“H"の期間がパルス全幅に相当し、遅延回路6
2,63は入力するパルス及びそれぞれパルス全幅の1/8ず
つ遅延されたパルス群とをパルスPD0及びパルスPD1〜7
として、それぞれパターン合成回路64,65に出力する。
第6図に示したパルスのうち、同図(A)〜(H)は
それぞれPD0〜PD7を示し、同図(I)〜(K)はそれぞ
れ/PD5〜/PD7を示したものである。
パターン合成回路64,65はそれぞれ論理回路群からな
り、入力するパルスPD0〜PD7のノツトをとつて/PD0〜/P
D7を形成したのち、それらのパルスPD0〜PD7,/PD0〜/PD
7を論理演算し、第7図にそのコード(明細書中ではh
を付して16進数であることを示す)と共にその一部を例
示したような各種のパターンを合成してスイツチ回路66
にそれぞれ出力する。
スイツチ回路66は1/2分周器61の出力端子Qから入力
する切換信号が“H"の時はパターン合成回路64が出力す
る各パターンを、切換信号が“L"の時はパターン合成回
路65が出力する各パターンをそれぞれ切換えてセレクタ
3に出力する。
したがつて、スイツチ回路66がパターン合成回路64,6
5から出力される互に隣接する画素のパターンを交互に
切換えることにより得られた各パターンは、すべてその
パルスPD0とのアンドがとられたパターンになつてい
る。
セレクタ3は、上記のようにしてパターン形成回路2
のスイツチ回路66から入力する画像クロツクWCLKに同期
した各種パターンの中から、MPU41(第1図)から入力
するパターンコードに対応するパターンを選択し、画像
信号(ビデオ信号)としてLDドライバ4に出力する。
第6図(L)〜(N)に示されたパルスは、PD3と/PD
5、PD2と/PD6、PD1と/PD7とのアンドにより合成された
パターンを有し、それぞれ第7図に示した10h,11h,12h
に相当する中間部で発生したパルス群の一部である。
中間部で発生するパルス群は、例示した10h〜12hのよ
うに中央対称型に限定されるものではなく、パルス全幅
の先端部および後端部が“L"であり1個の“H"部分を有
するすべてのパターンが含まれる。
第7図に示した0h,8hはパターン合成回路64,65を出力
するまでもなくセレクタ3がアースライン,プルアツプ
ラインを選択すればよく、先端部パルス群1h〜7hおよび
後端部パルス群9h〜Fhは、パターン合成回路64,65がそ
れぞれ/PD1〜/PD7およびPD7〜PD1ををそのまま出力すれ
ば、セレクタ3でPD0とのアンドがとられることにより
パターンが作成される。
13h以降のパターンは、パターン合成回路64,65はそれ
ぞれ先端部パルス群,後端部パルス群および中間部パル
ス群の中の適当なパターンを組合せてオアをとることに
より合成される。
その一部を第7図に例示した各パターンのうち、全幅
パルス8h及びその後端部が“H"である9h〜Fh,13h〜27h,
2Bh〜32h等のパターンは、それに続く全幅パルス8h及び
その先端部が“H"である1h〜7h,13h〜2Ah,2Eh〜32h等の
パターンと組合わされた時に、セレクタ3から出力する
画像信号は画素間の連続したパターンが形成され、その
組合せによつて1画素分のパルス全幅よりも長いパルス
幅のパターンをも形成する場合が多い。
したがつて、1画素分のパルス全幅をn分割しなかつ
た場合に比べてその周波数帯域は高域にn倍だけ広がる
が、先端部パルス群または後端部パルス群のみによりパ
ルス全幅をn分割してスムージングを行なう従来例に比
べれば、平均的に高周波成分が出現する頻度が減少する
効果がある。
以下、この発明によるスムージングの効果を第8図に
示すサンプルにより説明する。
第8図は、縦横22×28ドツトからなる「W大文字」の
例を示し、1桝が1画素に相当する。
第9図及び第10図は、それぞれ第8図に示した「W」
の実線で囲まれた部分を示し、第9図はそのビツトマツ
プを、第10図は形成された画像の拡大図を示すものであ
り、両図とも(A)は画素のパルス幅分割によるスムー
ジングを行なわない場合、(B),(C)はそれぞれパ
ルス全幅を8分割してスムージングを行なつた場合で、
(B)は従来の先端部パルス群のみからなり、(C)は
この発明によるパターンからなる例である。
第9図に示したビツトマツプの、同図(A)は2値化
データ、同図(B),(C)は第7図の各パターンを示
すコードでそれぞれ形成されている。
第10図に示した結果から明らかなように、スムージン
グを行なわない同図(A)に比べて、従来のスムージン
グを行なつた同図(B)は斜線の黒い部分の右側はその
効果が現れているが、左側は同図(A)と同じである。
この発明による同図(C)に示した例では、斜線の黒
い部分の両側が共にスムージングされているため、視覚
的に滑らかであり、特に左上部と中央部に見られる凹部
においてその効果が著しい。
第8図乃至第10図に示した例では、先端部および後端
部のパルス群からなるパターンが使われたが、第7図に
示した10h〜12h及び類似する中間部パルス群は円弧の上
端部,下端部が現れる例えば「0」の黒線の上下外輪郭
部等に使用される。
特に、デイザ法等の2値化処理により画素の集合であ
るドツトが形成される多階調画像の場合には、形成され
るドツトの中心位置(座標)が分つているからスムージ
ングが容易で乱れの少ないドツトが得られるだけでな
く、通常の2値化処理によるものより階調を細かく表現
出来るためにグラデイエーシヨンに優れた画像が得られ
る画像処理を行なうことも可能である。
あまり階調数の大きくない多階調画像を形成する場合
には、少ない画素の集合でデイザ法より簡単な2値化処
理を行なうことが多い。
第11図は、2×2の4画素の集合で多階調画像を形す
る例を示す部分拡大図であり、同図(A)はパルス幅分
割しない場合を、同図(B),(C)はパルス全幅を4
分割して、(B)は先端部パルス群のみから、(C)は
この発明によるパターンからなる場合をそれぞれ示し、
同図(A)〜(C)は分割数は異なるが第9図及び第10
図(A)〜(C)にそれぞれ対応する。
第11図(A)〜(C)はそれぞれ上から下の方向に濃
くなり、同図(B),(C)は左から右へ更に細かく濃
くなるように示している。
第11図(A)は白ヌキを含めて5階調すなわち4階調
差しか表現できないが、同図(B),(C)はパルス幅
4分割の効果によりそれぞれ同じ画素数で16階調差を表
現することが出来る。
さらに、この発明による第11図(C)は、従来のパタ
ーンによる同図(B)に比べて、4画素の領域内で白と
黒の領域がほぼ均等に分散されているから、形成された
画像が滑らかに見える効果もある。
以上、この発明をレーザプリンタに実施した例につい
て説明したが、この発明はレーザプリンタに限定される
ものではなく、デジタル複写機,高速フアクシミリ等の
OA機器に内蔵されたレーザ走査型画像形成装置に適用し
得ることはいうまでもない。
さらに、感光体は電子写真法の例えばOPC(有機感光
体)のみならず、例えば印刷製版に使用される写真フイ
ルムのような銀塩感光体であつてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によるレーザ走査型画
像形成装置の画像信号のパルス形成装置は、如何なる場
合にも有効なスムージングを行なうことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるパルス形成装置の構成例を示す
ブロツク図、 第2図はこの発明の一実施例を示すレーザプリンタの内
部機構の概略構成図、 第3図は同じくその書込ユニツトの要部斜視図、 第4図は同じくその制御部の一例を示すブロツク図、 第5図は同じくそのパターン形成回路の一例を示す回路
図、 第6図は同じくそのパターン形成例を説明するためのタ
イミング図、 第7図は同じくその形成されたパターンの一部をそのコ
ードと共に例示する波形図、 第8図は同じくそのスムージングのサンプル文字のドツ
トパターン、 第9図及び第10図は同じくそのサンプル文字の部分を示
すビツトマツプ及びドツトパターンの拡大図、 第11図は同じくその階調を表わすドツトパターンの部分
拡大図、 第12図はパルス形成装置の従来例を示すブロツク図であ
る。 1……パルス形成装置 2……パターン形成回路(パターン形成手段) 3……セレクタ(パターン選択手段) 4……LDドライバ 5……LD(レーザダイオード) 40……コントローラ 41……MPU(マイクロコンピユータ;パターンコード変
換手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 眞澄 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 今村 友厚 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭61−214666(JP,A) 特開 昭63−179748(JP,A) 特開 平1−244858(JP,A) 特開 平3−33769(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/44 B41J 2/485

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像信号に応じて変調されたレーザビーム
    を走査して画像を形成するレーザ走査型画像形成装置
    の、各画素データに応じて前記画像信号のパルスを形成
    するパルス形成装置において、 1画素分のパルス全幅で“H"になるパルスおよび“L"に
    なるパルスと、前記パルス全幅の先端部で“H"になり後
    端部では“L"である複数種類のパルスと、前記パルス全
    幅の先端部では“L"であり後端部で“H"になる複数種類
    のパルスと、前記パルス全幅の先端部および後端部では
    “L"であり中間部で“H"になる複数種類のパルスとを発
    生し、それらの各パルスおよびそれらうちの複数のパル
    スを合成して1画素分のパルスの多数の異なるパターン
    を形成するパターン形成手段と、 対象とする画素と少なくともその左右または上下の2画
    素を含む周囲の画素のデータを参照して最適なパターン
    を判別し、そのパターンコードを出力するパターンコー
    ド変換手段と、 そのパターンコード変換手段が出力するパターンコード
    に応じて、前記パターン形成手段が形成した1画素分の
    パルスの多数の異なるパターンのいずれかを選択して前
    記画像信号として出力するパターン選択手段とを設けた
    ことを特徴とする画像信号のパルス形成装置。
JP2065457A 1990-03-15 1990-03-15 画像信号のパルス形成装置 Expired - Fee Related JP2927494B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2065457A JP2927494B2 (ja) 1990-03-15 1990-03-15 画像信号のパルス形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2065457A JP2927494B2 (ja) 1990-03-15 1990-03-15 画像信号のパルス形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03265875A JPH03265875A (ja) 1991-11-26
JP2927494B2 true JP2927494B2 (ja) 1999-07-28

Family

ID=13287688

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2065457A Expired - Fee Related JP2927494B2 (ja) 1990-03-15 1990-03-15 画像信号のパルス形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2927494B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002264392A (ja) * 2001-03-14 2002-09-18 Ricoh Co Ltd 露光方法、露光装置、画像形成装置、光変調信号発生装置及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03265875A (ja) 1991-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR950006622B1 (ko) 화상기록장치
JPH05244371A (ja) 記録装置および方法
US6693723B2 (en) Image forming device fast draft print mode
JPH07193712A (ja) 画像強調方法
JPH09174931A (ja) 画像のドットの増強方法
JP3733166B2 (ja) 多色画像出力装置及び方法
US7054490B2 (en) Image processing apparatus and image processing system
US6295078B1 (en) Methods of providing lower resolution format data into a higher resolution format
JP2927494B2 (ja) 画像信号のパルス形成装置
US20100014116A1 (en) Image forming system, image forming apparatus, image processing apparatus, and image forming method
JP6918486B2 (ja) 画像形成装置
JPH1134401A (ja) 多色画像形成装置及び多色画像形成方法
JP2001238082A (ja) 画像データ処理装置
JP3303987B2 (ja) 画像形成装置
JP3705337B2 (ja) 細線走査記録方法
JPH03274170A (ja) 画像信号のパルス形成装置
JPH09174937A (ja) 画像形成装置および方法
JP3359196B2 (ja) 多色記録装置
JP3728017B2 (ja) カラー画像形成装置及びその制御方法
JP2022039576A (ja) 画像形成装置、および制御プログラム
EP0495462A2 (en) Method for generating bit map image data and a method and apparatus for modulating a laser beam with same
JPH1026849A (ja) 画像形成装置及びその方法
JP2825899B2 (ja) 画像形成装置
JP3853970B2 (ja) 画像データ処理装置
JP3552263B2 (ja) 画像データ処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees