JP2925376B2 - 回路基板 - Google Patents

回路基板

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JP2925376B2 JP25007391A JP25007391A JP2925376B2 JP 2925376 B2 JP2925376 B2 JP 2925376B2 JP 25007391 A JP25007391 A JP 25007391A JP 25007391 A JP25007391 A JP 25007391A JP 2925376 B2 JP2925376 B2 JP 2925376B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば半導体装置等の
電子部品を表面実装する回路基板に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、昨今ではコンピュータや各
種の産業機器等においてより小形でより高機能なものが
要求されるようになっている。これにともない半導体装
置等の電子部品も小形でより集積化したものとなり、電
子部品を実装する回路基板にもこれらに対応したものが
要求される状況にある。
【0003】以下、従来の回路基板について図5を参照
して説明する。図5は断面図で、回路基板1は絶縁材料
で形成された基板2の上面に銅箔等の導電箔によって所
定パターンの回路3が形成されている。そして電子部
品、例えば半導体装置4はそのガルウイング形状に成形
された多数のリード端子5を、それぞれ対応する回路3
のランド部6に半田付けすることによって回路基板1に
表面実装される。
【0004】また、リード端子5の端部7が半田付けさ
れるランド部6の半田付け面8は基板2の面に対し平
行、すなわち一様な高さに形成されており、さらに半田
付け面8には、この面に対し平行に形成されたリード端
子5の端部7が当接し、当接部分に半田9を介在させて
固着される。
【0005】しかしながら上記の従来技術においては、
集積化され小形化された半導体装置4では端子幅が狭
く、また半田付け面8に対しリード端子5の端部7が平
行なために、当接する半田付け面8とリード端子5の端
部7との間に介在する半田9の量が少なく、固着強度を
大きくとることができなかった。また実装される半導体
装置4がより高集積化され、リード端子5が多数となっ
た場合、例えばQFP(Quad Flat Package )では断面
寸法が0.2mm角、あるいは0.1mm×0.2mm
のリード端子5が0.4mm〜0.5mmの配列間隔で
多数設けられており、このように微細化した狭ピッチで
細い1つ1つのリード端子5の端部7では当接部分に十
分な量の半田9を介在させることがでず、さらにリード
端子5の先端部に半田9のフィレット部を確保すること
が困難で、リード端子5を半田付け面8に確実に固着で
きない虞があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなリード端
子幅が狭いものでは従来十分な固着強度が得られない状
況に鑑みて本発明はなされたもので、その目的とすると
ころは電子部品の実装に際し、ろう付け部がより微細化
した状況においても十分な固着強度をもって実装するこ
とができ、コンピュータや各種機器等の小形化や高機能
化の要求にも対応できる回路基板を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の回路基板は、複
数のリード端子を有する電子部品が実装される絶縁材料
でなる基板を備えた回路基板において、基板の一主面に
はリード端子の端部をろう付けするためのランド部が設
けられていると共に、該ランド部のろう付け面が該リー
ド端子の端部の延在方向に高さの異なる高面部と低面部
とを備え、リード端子の端部をランド部にろう付けした
際に該リード端子端部の先端が低面部の上方に位置し、
かつ高面部と低面部の高さの差に相当する空隙が該リー
ド端子端部の先端側部分と該ランド部の低面部との間に
形成され、該空隙がろう材により満たされるように形成
されていることを特徴とするものであり、 さらに、ラン
ド部の高面部と低面部を有するろう付け面が、単調に傾
斜した平面でなる傾斜面であることを特徴とするもので
あり、 さらに、ランド部の高面部と低面部を有するろう
付け面が、平面部と、この平面部から単調に低くなる傾
斜した平面の傾斜面部とからなることを特徴とするもの
である。
【0008】
【作用】上記のように構成された回路基板は、電子部品
のリード端子をろう付けするためのランド部のろう付け
面を、リード端子の先端部に対応する部位の高さが低く
なるように構成しており、これによってリード端子のろ
う付け部分をランド部のろう付け面に当接した際に、リ
ード端子の先端部側で両者の間に空隙が生じる。そして
この空隙にろう付け時に適正量のろう材が介在すること
になり、またリード端子の先端にフィレット部が形成さ
れる。このため電子部品の実装がろう付け部に十分な信
頼性と固着強度をもつようにして行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0010】先ず、第1の実施例を図1及び図2を参照
して説明する。図1は斜視図で、図2は断面図であり、
図において回路基板11はフェノール樹脂あるいはエポ
キシ樹脂等の絶縁材料で形成された基板12の上面に銅
箔等の導電箔が接着され、この導電箔をエッチングする
ことによって所定パターンの回路13が形成されて構成
されている。そして基板12の上面に形成された回路1
3には、回路基板11に電子部品の対応するリード端子
をろう材、例えば半田によってろう付けすることにより
表面実装するランド部14が形成され、このランド部1
4の上面のろう付け面15は、高さが高・低の2段に分
けられ、高面部15a及び低面部15bを有するように
形成されている。なお、低面部15bは実装される電子
部品のリード端子の先端部側に対応するようになってい
る。また、ランド部14の高さが異なるろう付け面15
の形成は、高面部15aを形成した後に低面部15bを
機械的に削設するようしたり、再度エッチングを行って
形成したり、あるいは低面部15bを形成した後に無電
解銅メッキまたは銅箔を張り付けて高面部15aを形成
したり等することで行われる。
【0011】そして、このように構成された回路基板1
1への電子部品、例えば半導体装置16の実装は次ぎの
ように行われる。なお、半導体装置16は半導体チップ
を収納したパッケージ17と、半導体チップに接続しパ
ッケージ17の外部に延出した多数のリード端子18を
有するもので、リード端子18はガルウイング形状に成
形され、それらの回路基板11への取着部分となる端部
19は平坦面を形成するように成形され配列されてい
る。
【0012】すなわち、半導体装置16の実装に先立っ
て、ランド部14のろう付け面15に半田20の薄膜を
融着させておき、その後、半導体装置16を回路13の
取着位置に載置する。その際に半導体装置16の多数の
リード端子18を端部19が対応するそれぞれのランド
部14のろう付け面15に位置するようにする。またこ
の時リード端子18は、端部19のパッケージ17側の
部分が高面部15aの半田20の薄膜に当接し、先端側
が低面部15b側に位置するようになっている。これに
より端部19の先端側の部分とろう付け面15の低面部
15bとの間に、高面部15aと低面部15bの高さの
差(この高さの差は例えばリード端子18の高さの1/
2〜1/3程度に形成される。)に相当する空隙が生ず
る。そして半田20を溶融させてリード端子18の端部
19を対応するランド部14のろう付け面15にろう付
けする。
【0013】その結果、リード端子18の端部19の先
端側の部分とろう付け面15の低面部15bとの間の空
隙が半田20で満たされ、また端子幅が狭くても端部1
9の先端部分にフィレット部が確保され、リード端子1
8が狭ピッチで設けられたものでもブリッジがなく端子
間の短絡が生じず、リード端子18の端部19とろう付
け面15とが適正量の半田20を介在させてろう付けさ
れる。
【0014】これによりリード端子18をろう付け面1
5に確実に固着でき、特にリード端子18の幅が狭く形
成された半導体装置16においても、ろう付け部分に働
くリード端子18の端部19の延在方向に平行な方向の
熱応力を吸収することができ、十分な固着強度をもち、
また機械的信頼性が高い状態で回路基板11に実装する
ことができる。そしてコンピュータや各種機器等の小形
化や高機能化の実現に寄与することができる。
【0015】次に、第2の実施例を図3を参照して説明
する。図3は断面図で、図において回路基板21は、基
板12の上面に形成された回路13に電子部品をろう付
けして表面実装するランド部22が形成されている。こ
のランド部22は上面のろう付け面23が単調に傾斜し
た平面となっている。なお、ろう付け面23の傾斜は実
装される電子部品のリード端子の先端部側に向かってろ
う付け面23の高さが低くなるようになっている。
【0016】そして、このように構成された回路基板2
1への電子部品、例えば半導体装置16の実装は、先ず
ランド部22のろう付け面23に第1の実施例と同様に
半田20の薄膜を融着させ、その後、半導体装置16を
回路13の取着位置に載置する。その際に半導体装置1
6の多数のリード端子18を端部19が対応するそれぞ
れのランド部22のろう付け面23に位置するようにす
る。またこの時リード端子18は、端部19のパッケー
ジ17側の一部分を傾斜面の高い側の半田20の薄膜に
当接しており、先端側が傾斜面の低い側に位置するよう
になっている。これによって端部19の半田20の薄膜
に当接した部位から先端部にかけての部分と、傾斜した
ろう付け面23との間に楔状の空隙が生ずる。そして半
田20を溶融させてリード端子18の端部19を対応す
るランド部22のろう付け面23にろう付けする。
【0017】その結果、リード端子18の端部19の先
端側の部分とろう付け面23との間の楔状の空隙が半田
20で満たされ、また端子幅が狭くても端部19の先端
部分にフィレット部が確保される等してリード端子18
の端部19とろう付け面23とが適正量の半田20を介
在させてろう付けされる。
【0018】そして本実施例においても第1の実施例と
同様の作用、効果が得られる。
【0019】次に、第3の実施例を図4を参照して説明
する。図4は断面図で、図において回路基板31は、基
板12の上面に形成された回路13に電子部品をろう付
けして表面実装するランド部32が形成されている。こ
のランド部32は上面のろう付け面33が平面部33a
と、この平面部33aから単調に低くなるように傾斜し
た平面の傾斜面部33bとからなっている。なお、ろう
付け面33の傾斜面部33bは実装される電子部品のリ
ード端子の先端部側に向かって高さが低くなるようにな
っている。
【0020】そして、このように構成された回路基板3
1への電子部品、例えば半導体装置16の実装は、先ず
ランド部32のろう付け面33に第1の実施例と同様に
半田20の薄膜を融着させ、その後、半導体装置16を
回路13の取着位置に載置する。その際に半導体装置1
6の多数のリード端子18を端部19が対応するそれぞ
れのランド部32のろう付け面33に位置するようにす
る。またこの時リード端子18は、端部19のパッケー
ジ17側の一部分を平面部33aの半田20の薄膜に当
接しており、先端側が傾斜面部33bに位置するように
なっている。これによって端部19の先端側の部分と傾
斜面部33bとの間に楔状の空隙が生ずる。そして半田
20を溶融させてリード端子18の端部19を対応する
ランド部32のろう付け面33にろう付けする。
【0021】その結果、リード端子18の端部19の先
端側の部分とろう付け面33との間の楔状の空隙が半田
20で満たされ、また端子幅が狭くても端部19の先端
部分にフィレット部が確保される等してリード端子18
の端部19とろう付け面33とが適正量の半田20を介
在させてろう付けされる。
【0022】そして本実施例においても第1の実施例と
同様の作用、効果が得られる。
【0023】尚、本発明は上記の各実施例のみに限定さ
れるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更
して実施し得るものである。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、電子部品のリード端子をろう付けするためのランド
部のろう付け面を、リード端子の先端部に対応する部位
の高さが低くなるように構成したことにより、電子部品
の実装をろう付け部がより微細化した状況においても十
分な信頼性と固着強度をもって行うことができ、さらに
実装されたものが装着される機器等の小形化や高機能化
の要求にも対応できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の要部を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施例の要部を示す断面図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施例の要部を示す断面図であ
る。
【図4】本発明の第3の実施例の要部を示す断面図であ
る。
【図5】従来例の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
12…基板 14…ランド部 15…ろう付け面 15a…高面部 15b…低面部 16…半導体装置 18…リード端子 19…端部 20…半田

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のリード端子を有する電子部品が実
    装される絶縁材料でなる基板を備えた回路基板におい
    て、前記基板の一主面には前記リード端子の端部をろう
    付けするためのランド部が設けられていると共に、該ラ
    ンド部のろう付け面が該リード端子の端部の延在方向に
    高さの異なる高面部と低面部とを備え、前記リード端子
    の端部を前記ランド部にろう付けした際に該リード端子
    端部の先端が前記低面部の上方に位置し、かつ前記高面
    部と低面部の高さの差に相当する空隙が該リード端子端
    部の先端側部分と該ランド部の前記低面部との間に形成
    され、該空隙がろう材により満たされるように形成され
    ていることを特徴とする回路基板。
  2. 【請求項2】 ランド部の高面部と低面部を有するろう
    付け面が、単調に傾斜した平面でなる傾斜面であること
    を特徴とする請求項1記載の回路基板。
  3. 【請求項3】 ランド部の高面部と低面部を有するろう
    付け面が、平面部と、この平面部から単調に低くなる傾
    斜した平面の傾斜面部とからなることを特徴とする請求
    項1記載の回路基板。
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