JP2924951B2 - 丸編機のジャガード装置 - Google Patents

丸編機のジャガード装置

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JP2924951B2
JP2924951B2 JP8232422A JP23242296A JP2924951B2 JP 2924951 B2 JP2924951 B2 JP 2924951B2 JP 8232422 A JP8232422 A JP 8232422A JP 23242296 A JP23242296 A JP 23242296A JP 2924951 B2 JP2924951 B2 JP 2924951B2
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炳賜 王
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HAKURYU KIKAISHO KOFUN JUGENKOSHI
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一種の丸編機のジ
ャカード装置に関し、特に丸編機に取り付けられ、編針
をジャカード位置或いは平織り位置に選択的に引導して
進入させられるジャカード装置に関する。
【0002】
【従来の技術】丸編機に取り付けられる選針機構は、縦
針或いはシンカを選択的に押し上げ、それにより布面
に、パイルや、開孔、或いは模様を有するジャカード柄
編地を形成するもので、すでに周知の技術である。前述
の縦針或いはシンカはジャカード編みを行わない時に
は、カム上のある空針高度或いは針織高度で運行し、ジ
ャカード編みを行う時には編針或いはシンカはカム上の
別の一つの異なる針織高度に進入する。伝統的な技術で
は、もし編針を別の一つの針織高度に進入させようとす
れば、新たにジャカード機構、例えばパタンホイールな
どを新たに調整しなければならない外、すでに丸編機に
取り付けられているカムも交換する必要がある。このよ
うな交換作業を、多くのカムを有する丸編機になすこと
は、交換に時間と手間がかかり、交換効率は悪かった。
【0003】アメリカ合衆国特許第4,956,981
号は、編針に針織、掛針、空針、或いは収針の計4つの
位置のカムを提供し、該カムを環状に、一つの回転可能
なカムスリーブに設け、並びに縦向き或いは横向きにそ
れらを相互に緊密に重ねて嵌合して一体となし、これに
よりただ該カムスリーブを回転させるだけで、必要な時
に必要な針織高度が得られるようにし、編針を必要な作
用高度に達せしめるものであった。しかし、この設計
は、カムの交換をしなくとも必要な針織位置を獲得でき
るようにしたが、多くのカムスリーブを手作業で調整す
る必要があるため、使用上、比較的不便であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、一種のカム
交換せずに別の一種のジャカード経路を提供可能なジャ
カード装置を提供することを課題とする。該ジャカード
装置は、固定カム上に一つの既定方向に沿って往復移動
可能でもう一つの針織高度を形成できる一つの可動カム
と、該可動カムの移動を駆動するのに用いられる一つの
駆動機構を設けてあるものとし、これにより、もう一種
の針織高度が必要な時に、使用者がカムを交換しないで
も前述の可動カムを移動させれば即刻必要な針織高度が
得られるようにする。
【0005】本発明は次に、ジャカード経路の変更が極
めて簡単に、速やかに行えるジャカード装置を提供する
ことを課題としている。即ち、可動カムの移動を駆動す
る駆動機構を、一つのステップモータとクランクロッド
より構成し、これにより、コンピュータ或いはディジタ
ル制御方式により速やかに調整作業が行えるものとす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、編針
3をガイドして空針高度と針織高度に至らせる空針軌道
5と針織軌道4を有し、丸編機に固定された固定カム1
を備えた丸編機のジャカード装置であって、該固定カム
1は少なくとも、一つの溝部11と、該溝部11内に配
置されると共に該溝部11内を移動可能な可動カム2を
含み、該可動カム2は該溝部11内を移動して一つの比
較的高い位置に至って、前述の軌道とは異なる別の一つ
の軌道を形成するのに用いられるか、或いは該溝部11
内を移動して別の一つの比較的低い位置に至り、上記別
の一つの軌道を形成せず、該可動カム2は一つの駆動機
構により前述の比較的高い位置或いは比較的低い位置に
移動し、この駆動機構は、一つのステップモータ8、該
ステップモータ8の駆動により回転する一つのカム8
0、及び一端が該カム80の偏心位置に枢接するクラン
クロッド81を含み、その中、該クランクロッド81の
別の一端は該可動カム2に枢接し、ステップモータ8
可動カム2を駆動して溝部11内を移動せしめることを
以て、前述の別の一つの軌道を形成するか或いは形成し
ないことを特徴とする、丸編機のジャカード装置として
いる。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の丸編機のジ
ャカード装置で、その中、軌道と別の一つの軌道は、空
針軌道5、針織軌道4、或いは掛針軌道6の中の任意の
一つとされることを特徴とする、丸編機のジャカード装
置としている。
【0008】
【発明の実施の形態】図3を参照されたい。本発明のジ
ャカード装置は、一つの固定カム1、可動カム2及び該
可動カム2を駆動するのに用いられる駆動機構を組み合
わせてなる。
【0009】前述の固定カム1は丸編機のシリンダ外周
上の固定された一点に設置され、図1に示されるよう
に、固定カム1のシリンダに向いた内面10には、編針
3のバット31を嵌入させ編針3の出針或いは収針をガ
イドするのに用いられる複数の軌道が設けられている。
該軌道は、少なくとも、該編針3を上昇させ針織高度に
至らせる針織軌道4と、編針3を空針高度に維持する空
針軌道5とを含む。前述の針織軌道4及び空針軌道5は
いずれも前述の内面10上の嵌入する等幅の溝とされ、
複数の固定カム1がシリンダの円周外側に環状に配列す
るよう連接されることで、所有の軌道が相互に連接し、
丸編機のシリンダ外側に、一周したら再び開始する軌道
が完成される。これにより、環状に配列された固定カム
1が円形のシリンダの周囲で相対的に運行する時、該編
針3は該軌道の起伏に伴い、出針或いは収針の針織動作
を行う。
【0010】本発明の特色は、前述の既定の針織軌道4
と空針軌道5のほかに、必要時に即刻形成できるもう一
種類のジャカード軌道を提供できることにある。本発明
中では、編針3を掛針高度に到達させられる掛針軌道を
例にとって説明すると、該掛針軌道6は、固定カム1に
設置される可動カム2の上縁より形成され、該可動カム
2は少なくも、編針3を掛針高度に至らせる上昇面21
と、編針3を掛針高度にある時間維持する水平掛針面2
2とを有し、可動カム2は固定カム1の背面の一つの溝
部11内を任意に移動可能であって、一つの掛針軌道6
を形成しない比較的低い位置に至るか(図4参照)、或
いは該掛針軌道6を形成する比較的高い位置に至る。可
動カム2の移動時の正確性と平直性を確保するために、
該可動カム2と溝部11の接触面上には、それぞれ凹ん
だ凹溝23と突出する凸レール110が設けられるのが
望ましい。可動カム2が押し上げられて該掛針高度に達
すると、該上昇面21及び該掛針面22は、固定カム1
上の一つの凸板12とバット31が通過できる距離を保
持し、これらの距離が形成する帯状の空間が、いわゆる
掛針軌道6とされる。
【0011】図5に示されるように、固定カム1及び可
動カム2は一つの取り付けシート13に取り付けられ、
さらにこの取り付けシート13が丸編機上の適当な所に
取り付けられる。その中、該取り付けシート13にはさ
らに前述の可動カム2の移動を駆動するのに用いられる
駆動機構が設置されている。この駆動機構は一つのステ
ップモータ8該ステップモータ8により駆動されて回
転するカム80、及び一端が該カム80の偏心位置に枢
接するクランクロッド81を含む。その中、該クランク
ロッド81のもう一端は該可動カム2に枢接する。これ
により、使用者が掛針軌道6を増加したい場合は、ただ
コンピュータ或いはその他のディジタル制御方式を用い
て、迅速に該ステップモータ8を駆動して運転させ、並
びに該可動カム2を該掛針軌道6を形成する高度に上昇
させればよい。前述のステップモータ8の原動軸尾端に
はさらに一つの位置決めゲート板82と、一つの位置検
出器83が固定され、該位置決めゲート板82の両端に
はさらに該位置検出器83を通過できる翼片821、8
22が設けられている。該カム80が180度回転する
毎に、二つの翼片821、822のいずれかが該位置検
出器83の位置に至る。該位置検出器83は一種の光電
素子とされるか或いはその他の等しい効果を有する部材
とされ、ゆえに、該位置検出器83により可動カム2が
正確な位置に至ったか否かを知ることができる。
【0012】図6に示されるように、選針器(図には表
示せず)が針押し上げ用の針押し棒7を押し動かしてい
ない時、該針押し棒7の上バット71と下バット72は
固定カム1上の針織凸板14或いは掛針凸板15と接触
し、該編針3のバット31はこの水平な空針軌道5に沿
って運動する。反対に、選針器が針押し棒7を押し動か
して、図8に示される傾斜状態とする時、針押し棒7の
上方の上バット71が針織凸板14に嵌入し並びに漸次
上昇し、同時に編針3を押し上げて凸板12の上縁の針
織軌道4に至らせ、以て針織作業を進行させる。最後
に、選針器が針押し棒7を押し上げて図11に示される
傾斜状態とする時、針押し棒7の下バット72は該掛針
凸板15に嵌入し、並びに漸次上昇し、これと同時に、
前述の可動カム2も押し上げられて図3の位置に至り、
該編針3のバット31は該上昇面21と掛針面22に沿
って、掛針高度に達し、編針3が掛針作業を進行し、ジ
ャカード編み動作を進行する。
【0013】
【発明の効果】本発明は固定カムを交換することなく、
必要時に駆動機構と可動カムを利用することで、既定軌
道の外にもう一つの必要なジャカード軌道を増加でき、
これにより、丸編機が生産するジャカード織物がさらに
変化有するものとなる。例えば、上述の実施例に示され
るように、もともと空針或いは針織の区段が掛針組織に
変更されている。当然上述の実施例及びそのその針織経
路の形成は、本発明の技術内容を説明するために用いら
れたもので、本発明の範囲を限定するものではなく、本
発明の技術に通じたものが本発明に基づいて行うその他
の針織経路の変化も本発明の技術範囲に属する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の局部構造斜視図であり、固定カムと可
動カムの構造とその相関位置を示す。
【図2】本発明の固定カムの背面図である。
【図3】本発明の斜視図であり、駆動機構が可動カムを
上昇させる状況を示す。
【図4】本発明のもう一つの斜視図であり、可動カムが
未だ上昇していない状況を示す。
【図5】本発明の側面視による構造表示図であり、ジャ
カード装置を一つの取り付けシートに取り付けた状況を
示す。
【図6】本発明の動作表示図であり、編針が未上昇時に
空心高度に位置する状況を示す。
【図7】本発明の動作表示図であり、編針が上昇時して
針織高度に達した状況を示す。
【図8】図7の編針がA−A位置にある時の側面図であ
る。
【図9】図7の編針がB−B位置にある時の側面図であ
る。
【図10】本発明の動作表示図であり、編針がジャカー
ド高度に達した状況を示す。
【図11】図10の編針がA−A位置にある時の側面図
である。
【図12】図10の編針がB−B位置にある時の側面図
である。
【符号の説明】
1・・・固定カム 10・・・内面 11・・・溝部
110・・・凸レール 12・・・凸板 13・・・取り付けシート 14・・
・針織凸板 15・・・掛針凸板 2・・・可動カム 21・・・上
昇面 22・・・掛針面 23・・・凹溝 3・・・編針 3
1・・・バット 4・・・針織軌道 5・・・空針軌道 6・・・掛針軌
道 7・・・針押し棒 71・・・上バット 72・・・下バット 8・・・
テップモータ 81・・・クランクロッド 82・・・位置決めゲート
板 821、22・・・翼片 83・・・位置検出器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 編針3をガイドして空針高度と針織高度
    に至らせる空針軌道5と針織軌道4を有し、丸編機に固
    定された固定カム1を備えた丸編機のジャカード装置で
    あって、 該固定カム1は少なくとも、一つの溝部11と、該溝部
    11内に配置されると共に該溝部11内を移動可能な可
    動カム2を含み、該可動カム2は該溝部11内を移動し
    て一つの比較的高い位置に至って、前述の軌道とは異な
    る別の一つの軌道を形成するのに用いられるか、或いは
    該溝部11内を移動して別の一つの比較的低い位置に至
    り、上記別の一つの軌道を形成せず、 該可動カム2は一つの駆動機構により前述の比較的高い
    位置或いは比較的低い位置に移動し、この駆動機構は、
    一つのステップモータ8該ステップモータ8の駆動に
    より回転する一つのカム80、及び一端が該カム80の
    偏心位置に枢接するクランクロッド81を含み、その
    中、該クランクロッド81の別の一端は該可動カム2に
    枢接し、ステップモータ8が可動カム2を駆動して溝部
    11内を移動せしめることを以て、前述の別の一つの軌
    道を形成するか或いは形成しないことを特徴とする、丸
    編機のジャカード装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の丸編機のジャカード装置で、
    その中、軌道と別の一つの軌道は、空針軌道5、針織軌
    道4、或いは掛針軌道6の中の任意の一つとされること
    を特徴とする、丸編機のジャカード装置。
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