JP2922083B2 - 回転多面鏡駆動装置 - Google Patents
回転多面鏡駆動装置Info
- Publication number
- JP2922083B2 JP2922083B2 JP8299193A JP8299193A JP2922083B2 JP 2922083 B2 JP2922083 B2 JP 2922083B2 JP 8299193 A JP8299193 A JP 8299193A JP 8299193 A JP8299193 A JP 8299193A JP 2922083 B2 JP2922083 B2 JP 2922083B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polygon mirror
- rotary polygon
- wall
- rotor
- driving device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
- Laser Beam Printer (AREA)
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Description
回転多面鏡駆動装置に関するものである。
はデジタル化,高速化が進んでおり、それに使用される
レーザースキャナーユニット(以下、L.S.Uと略
す。)も高精度が要求されているが、反面、低コスト化
の要求もきびしくなってきており、特に回転多面鏡を駆
動する回転多面鏡駆動装置に低コスト化の比重が大きく
かかっている。
駆動もしくは外部駆動等で切削や研磨を行い、動的面倒
れの精度向上を行うとともにL.S.U内部に面倒れ補
正レンズを設けることが多く、動的面倒れの加工精度が
向上するほど面倒れ補正レンズが省略できることにな
る。
アランス等によりロータは必ずしも同じ回転の軌跡を通
らず、いわゆる非繰り返し振れ誤差のため動的面倒れの
加工精度が向上しても面倒れ補正レンズが省略できない
場合が多い。
ため、軸受部に側圧を加える等の方法がとられている。
て説明する。図3は従来の回転多面鏡駆動装置の一例を
示すものである。図3において、ロータボス2にシャフ
ト1が嵌合固定されており、回転多面鏡3が押え板4を
用いてネジ等(図示しない)で固定されている。また、
ロータボス2にはマグネット5が取り付けられ、ブラケ
ット6のマグネット5と対向した位置にステータ7が取
り付けられている。さらに、ブラケット6およびブラケ
ットカバー8にはそれぞれ玉軸受9および玉軸受10が
装着されており、ジャフト1を回転自在に軸支してい
る。またバネ11にて玉軸受9および玉軸受10に予圧
を与え、さらにゴム12で側圧を与えている。
置について、以下その動作について説明する。まず、ス
テータ7の駆動巻線に電流が流れ、マグネット5との間
で駆動力が発生し、シャフト1とともに回転多面鏡3が
回転を始めスキャニングを行う。このとき、ゴム12に
よる側圧により非繰り返し振れ誤差をおさえて回転多面
鏡3の回転時の光軸ズレをおさえている。
の構成では、上下軸受がこじれた状態で組立なければな
らないので組立が複雑でむずかしく、軸受寿命を縮め、
特に軸受の音響寿命を悪化させるとともに工程不良を増
大させる。また、組み立てた後に側圧を加えるという方
式をとると側圧の調整に膨大なコストがかかるという問
題点を有していた。
で、組み立てが容易で工程不良を減少させ軸受寿命を伸
ばし、低コストで回転時の非繰り返し振れ誤差をおさえ
た回転精度の高い優れた回転多面鏡駆動装置を提供する
ことを目的とする。
に本発明の回転多面鏡駆動装置は、ロータ組立と、前記
ロータ組立の回転部材のラジアル方向外周に対向した位
置に外壁を設け、前記外壁内周面を構成する中心軸をロ
ータ組立の回転中心軸に対して偏心させ、回転部材と外
壁内周間に圧力差を生じるような部分的な空隙差を設
け、前記回転部材上のラジアル方向外周上に歯車状もし
くは、角柱状の少なくとも1個以上の凹凸部を備えた構
成であるか、または、凹凸部を回転多面鏡で構成する
か、または、前記空隙差を外壁内周面の一部に少なくと
も1個以上の凹部または、凸部で構成するか、または、
前記回転多面鏡の鏡面に対向した光走査窓部を空隙の広
い部分と兼用させた構成を有する者である。
に部分的な空隙差を設けることによりロータの回転時に
発生する風圧を用い、空隙差による圧力差をおこさせロ
ータに側圧を加え、回転時の非繰り返し振れ誤差をおさ
えることができる。
照しながら説明する。なお、従来の回転多面鏡駆動装置
と同一の構成,構造のものについては説明を省略する。
ラケット6の内周面の中心軸と回転多面鏡3の回転中心
軸に対して偏心量εを与え、回転多面鏡3の外周とブラ
ケット6の内周間の空隙δ1および、δ2(δ1>δ
2)を与えている。
置について、その動作を説明する。まず、ロータが回転
を始めると回転多面鏡3の外周に沿って空気の流れが発
生し、空隙δ1およびδ2に圧力が発生する。この時、
空隙δ2が空隙δ1より狭いため空隙δ2に発生する圧
力は空隙δ1に発生する圧力より大きくなり、ロータを
一定方向(矢印Cの方向)に押して側圧を加えている。
通常、このような圧力は空隙の大きさの3乗に反比例す
ることが知られており、空隙が小さいほど膨大な圧力が
発生する。また回転数にも比例するので回転数が速いほ
ど圧力は大きくなる。
鏡3の回転中心軸とブラケット6の内周面の中心軸とを
偏心させ、部分的な空隙差を設けることにより回転時の
圧力差によるロータへの側圧を加えることができる。
ついて、図面を参照しながら説明する。
転多面鏡3の回転中心軸とブラケット6の内周面の中心
軸とを偏心させ、部分的な空隙差を設けるということを
ブラケット6の内周面に凸部6aおよび凹部6bを設
け、同様の空隙差を実現させた点である。当然、第1の
実施例と同様の機能を果たすということはいうまでもな
い。
いて、空隙差は回転多面鏡3とブラケット6間に設けた
が、ロータボス2とブラケット6間や押え板4とブラケ
ットカバー8間に設けてもよく、さらにロータボス2や
押え板4の外周を回転多面鏡と同様の角柱状にしたり歯
車状にしたりすると、風量が増えてさらに大きな風圧を
得ることができる。また、たとえロータボス2や押え板
4の外周が円柱状であっても空隙を十分に小さくした
り、回転数を速くしたりすると十分に機能させることが
できる。
やヘリングボーン溝やスパイラル溝等で構成された動圧
軸受でもよい。
広い部分にブラケットの光走査窓を兼用させた例を示し
たが、特に兼用しなくても十分に機能させることは空隙
の調整等を行うことにより可能である。
支持型の構造例を示したが、回転多面鏡やマグネットが
軸受の外側に位置したような片持ち支持型でもよい。ま
た、インナーロータ型の構造例を示したが、アウターロ
ータ型や平面対向型でも同様の効果を得ることができる
のはいうまでもない。
部はそれぞれ1カ所ずつ設けたが、2カ所以上設けてベ
クトル合成してもよく、また凸部および凹部のどちらか
一方だけでも空隙を十分に小さくしたり、回転数が速い
場合などには十分に機能させることができる。
転部材のラジアル方向外周に対向した位置に外壁を有し
た構成であり、外壁内周面とロータ組立の中心軸を偏心
させるか、または外壁内周面の一部に少なくとも1個以
上の凹部または凸部を設けるかして、回転部材と外壁内
周間に部分的な空隙差を設けることにより、ロータの回
転時に発生する風圧で空隙差による圧力差をおこさせ、
ロータに側圧を加え回転時の非繰り返し振れ誤差をおさ
えることができる。
面倒れ補正レンズが省略でき、L.S.Uの低コスト化
が実現できる。さらに従来の側圧を加える構造に比べ、
構造が簡単で軸受をこじるようなことがなく、信頼性に
優れた回転多面鏡駆動装置を実現できるものである。
鏡駆動装置の縦断面図 (b)図1(a)におけるA−B線での切断断面図
鏡駆動装置の縦断面図 (b)図2(a)におけるA−B線での切断断面図
Claims (4)
- 【請求項1】 ロータ組立と、前記ロータ組立の回転部
材のラジアル方向外周に対向した位置に外壁を設け、前
記外壁内周面を構成する中心軸をロータ組立の回転中心
軸に対して偏心させ、回転部材と外壁内周間に圧力差を
生じるような部分的な空隙差を設け、前記回転部材上の
ラジアル方向外周上に歯車状もしくは、角柱状の少なく
とも1個以上の凹凸部を備えた回転多面鏡駆動装置。 - 【請求項2】 凹凸部を回転多面鏡で構成した請求項1
記載の回転多面鏡駆動装置。 - 【請求項3】 空隙差を外壁内周面の一部に少なくとも
1個以上の凹部または、凸部で構成した請求項1または
請求項2記載の回転多面鏡駆動装置。 - 【請求項4】 回転多面鏡の鏡面に対向した光走査窓部
の広い部分と兼用させた請求項1または請求項2記載の
回転多面鏡駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8299193A JP2922083B2 (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 回転多面鏡駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8299193A JP2922083B2 (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 回転多面鏡駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06294937A JPH06294937A (ja) | 1994-10-21 |
JP2922083B2 true JP2922083B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=13789694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8299193A Expired - Fee Related JP2922083B2 (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 回転多面鏡駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2922083B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3641564B2 (ja) | 1999-09-08 | 2005-04-20 | 日本電産株式会社 | ラジアル動圧軸受部を備えた回転装置及び記録装置 |
-
1993
- 1993-04-09 JP JP8299193A patent/JP2922083B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06294937A (ja) | 1994-10-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2774444B2 (ja) | 密閉型ポリゴンスキャナ | |
JP3400632B2 (ja) | スピンドルモータ | |
JPH10174363A (ja) | モータ | |
JP2922083B2 (ja) | 回転多面鏡駆動装置 | |
JP3574266B2 (ja) | 小型モータの軸支承構造 | |
JPH08335366A (ja) | 動圧軸受モータ | |
JPH06284666A (ja) | ブラシレスモータ | |
JP2637096B2 (ja) | 空気磁気軸受型光偏向器 | |
JP4103355B2 (ja) | スピンドルモータ | |
JP3095139B2 (ja) | 流体ベアリング装置 | |
JP2000175399A (ja) | スピンドルモータの動圧軸受 | |
JP2005287212A (ja) | アキシャルギャップ型回転電機のステータティース構造 | |
JP3834717B2 (ja) | 遊星ローラ式変速機 | |
JPH05184099A (ja) | 軸受装置を備えるポリゴンスキャナモータ | |
JP3031958B2 (ja) | スピンドルモータの防塵シール構造 | |
JP3087482B2 (ja) | 回転多面鏡駆動装置 | |
JPH10186265A (ja) | 回転多面鏡型光偏向器 | |
JPH0932850A (ja) | 動圧軸受装置 | |
JP2653119B2 (ja) | スキャナユニット | |
JPH08183201A (ja) | 回転多面鏡駆動装置 | |
JPH0348216A (ja) | モータ | |
JP4080232B2 (ja) | 回転軸の傾き補正方法 | |
JPH11218129A (ja) | 動圧軸受モータおよび光偏向器 | |
JP3730036B2 (ja) | 回転体 | |
JP2888361B2 (ja) | 動圧空気軸受型ポリゴンスキヤナ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080430 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100430 Year of fee payment: 11 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110430 Year of fee payment: 12 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110430 Year of fee payment: 12 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110430 Year of fee payment: 12 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |