JP2922083B2 - 回転多面鏡駆動装置 - Google Patents

回転多面鏡駆動装置

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JP2922083B2
JP2922083B2 JP8299193A JP8299193A JP2922083B2 JP 2922083 B2 JP2922083 B2 JP 2922083B2 JP 8299193 A JP8299193 A JP 8299193A JP 8299193 A JP8299193 A JP 8299193A JP 2922083 B2 JP2922083 B2 JP 2922083B2
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三千治 山本
孝雄 ▲吉▼嗣
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はOA分野等に使用される
回転多面鏡駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機やレーザービームプリンタ
はデジタル化,高速化が進んでおり、それに使用される
レーザースキャナーユニット(以下、L.S.Uと略
す。)も高精度が要求されているが、反面、低コスト化
の要求もきびしくなってきており、特に回転多面鏡を駆
動する回転多面鏡駆動装置に低コスト化の比重が大きく
かかっている。
【0003】通常、ロータの回転多面鏡取り付け部を自
駆動もしくは外部駆動等で切削や研磨を行い、動的面倒
れの精度向上を行うとともにL.S.U内部に面倒れ補
正レンズを設けることが多く、動的面倒れの加工精度が
向上するほど面倒れ補正レンズが省略できることにな
る。
【0004】しかしながら、実際はロータの軸受のクリ
アランス等によりロータは必ずしも同じ回転の軌跡を通
らず、いわゆる非繰り返し振れ誤差のため動的面倒れの
加工精度が向上しても面倒れ補正レンズが省略できない
場合が多い。
【0005】このような非繰り返し振れ誤差をおさえる
ため、軸受部に側圧を加える等の方法がとられている。
【0006】以下に、従来の回転多面鏡駆動装置につい
て説明する。図3は従来の回転多面鏡駆動装置の一例を
示すものである。図3において、ロータボス2にシャフ
ト1が嵌合固定されており、回転多面鏡3が押え板4を
用いてネジ等(図示しない)で固定されている。また、
ロータボス2にはマグネット5が取り付けられ、ブラケ
ット6のマグネット5と対向した位置にステータ7が取
り付けられている。さらに、ブラケット6およびブラケ
ットカバー8にはそれぞれ玉軸受9および玉軸受10が
装着されており、ジャフト1を回転自在に軸支してい
る。またバネ11にて玉軸受9および玉軸受10に予圧
を与え、さらにゴム12で側圧を与えている。
【0007】以上のように構成された回転多面鏡駆動装
置について、以下その動作について説明する。まず、ス
テータ7の駆動巻線に電流が流れ、マグネット5との間
で駆動力が発生し、シャフト1とともに回転多面鏡3が
回転を始めスキャニングを行う。このとき、ゴム12に
よる側圧により非繰り返し振れ誤差をおさえて回転多面
鏡3の回転時の光軸ズレをおさえている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、上下軸受がこじれた状態で組立なければな
らないので組立が複雑でむずかしく、軸受寿命を縮め、
特に軸受の音響寿命を悪化させるとともに工程不良を増
大させる。また、組み立てた後に側圧を加えるという方
式をとると側圧の調整に膨大なコストがかかるという問
題点を有していた。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、組み立てが容易で工程不良を減少させ軸受寿命を伸
ばし、低コストで回転時の非繰り返し振れ誤差をおさえ
た回転精度の高い優れた回転多面鏡駆動装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の回転多面鏡駆動装置は、ロータ組立と、前記
ロータ組立の回転部材のラジアル方向外周に対向した位
置に外壁を設け、前記外壁内周面を構成する中心軸をロ
ータ組立の回転中心軸に対して偏心させ、回転部材と外
壁内周間に圧力差を生じるような部分的な空隙差を設
け、前記回転部材上のラジアル方向外周上に歯車状もし
くは、角柱状の少なくとも1個以上の凹凸部を備えた構
成であるか、または、凹凸部を回転多面鏡で構成する
か、または、前記空隙差を外壁内周面の一部に少なくと
も1個以上の凹部または、凸部で構成するか、または、
前記回転多面鏡の鏡面に対向した光走査窓部を空隙の広
い部分と兼用させた構成を有する者である。
【0011】
【作用】この構成によれば、ロータの回転部材と外壁間
に部分的な空隙差を設けることによりロータの回転時に
発生する風圧を用い、空隙差による圧力差をおこさせロ
ータに側圧を加え、回転時の非繰り返し振れ誤差をおさ
えることができる。
【0012】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。なお、従来の回転多面鏡駆動装置
と同一の構成,構造のものについては説明を省略する。
【0013】図1において、回転多面鏡3に対向するブ
ラケット6の内周面の中心軸と回転多面鏡3の回転中心
軸に対して偏心量εを与え、回転多面鏡3の外周とブラ
ケット6の内周間の空隙δ1および、δ2(δ1>δ
2)を与えている。
【0014】以上のように構成された回転多面鏡駆動装
置について、その動作を説明する。まず、ロータが回転
を始めると回転多面鏡3の外周に沿って空気の流れが発
生し、空隙δ1およびδ2に圧力が発生する。この時、
空隙δ2が空隙δ1より狭いため空隙δ2に発生する圧
力は空隙δ1に発生する圧力より大きくなり、ロータを
一定方向(矢印Cの方向)に押して側圧を加えている。
通常、このような圧力は空隙の大きさの3乗に反比例す
ることが知られており、空隙が小さいほど膨大な圧力が
発生する。また回転数にも比例するので回転数が速いほ
ど圧力は大きくなる。
【0015】以上のように、本実施例によれば回転多面
鏡3の回転中心軸とブラケット6の内周面の中心軸とを
偏心させ、部分的な空隙差を設けることにより回転時の
圧力差によるロータへの側圧を加えることができる。
【0016】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0017】図2において、図1の構成と異なるのは回
転多面鏡3の回転中心軸とブラケット6の内周面の中心
軸とを偏心させ、部分的な空隙差を設けるということを
ブラケット6の内周面に凸部6aおよび凹部6bを設
け、同様の空隙差を実現させた点である。当然、第1の
実施例と同様の機能を果たすということはいうまでもな
い。
【0018】なお第1の実施例および第2の実施例にお
いて、空隙差は回転多面鏡3とブラケット6間に設けた
が、ロータボス2とブラケット6間や押え板4とブラケ
ットカバー8間に設けてもよく、さらにロータボス2や
押え板4の外周を回転多面鏡と同様の角柱状にしたり歯
車状にしたりすると、風量が増えてさらに大きな風圧を
得ることができる。また、たとえロータボス2や押え板
4の外周が円柱状であっても空隙を十分に小さくした
り、回転数を速くしたりすると十分に機能させることが
できる。
【0019】また玉軸受の例を示したが、焼結含油軸受
やヘリングボーン溝やスパイラル溝等で構成された動圧
軸受でもよい。
【0020】また、回転多面鏡とブラケット間の空隙の
広い部分にブラケットの光走査窓を兼用させた例を示し
たが、特に兼用しなくても十分に機能させることは空隙
の調整等を行うことにより可能である。
【0021】また、ロータの両端に軸受を設けた両持ち
支持型の構造例を示したが、回転多面鏡やマグネットが
軸受の外側に位置したような片持ち支持型でもよい。ま
た、インナーロータ型の構造例を示したが、アウターロ
ータ型や平面対向型でも同様の効果を得ることができる
のはいうまでもない。
【0022】なお第2の実施例において、凸部および凹
部はそれぞれ1カ所ずつ設けたが、2カ所以上設けてベ
クトル合成してもよく、また凸部および凹部のどちらか
一方だけでも空隙を十分に小さくしたり、回転数が速い
場合などには十分に機能させることができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明は、ロータ組立の回
転部材のラジアル方向外周に対向した位置に外壁を有し
た構成であり、外壁内周面とロータ組立の中心軸を偏心
させるか、または外壁内周面の一部に少なくとも1個以
上の凹部または凸部を設けるかして、回転部材と外壁内
周間に部分的な空隙差を設けることにより、ロータの回
転時に発生する風圧で空隙差による圧力差をおこさせ、
ロータに側圧を加え回転時の非繰り返し振れ誤差をおさ
えることができる。
【0024】また、L.S.Uに至っては内部に設ける
面倒れ補正レンズが省略でき、L.S.Uの低コスト化
が実現できる。さらに従来の側圧を加える構造に比べ、
構造が簡単で軸受をこじるようなことがなく、信頼性に
優れた回転多面鏡駆動装置を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の第1の実施例における回転多面
鏡駆動装置の縦断面図 (b)図1(a)におけるA−B線での切断断面図
【図2】(a)本発明の第2の実施例における回転多面
鏡駆動装置の縦断面図 (b)図2(a)におけるA−B線での切断断面図
【図3】従来の回転多面鏡駆動装置の縦断面図
【符号の説明】
1 シャフト 2 ロータボス 3 回転多面鏡 4 押え板 5 マグネット 6 ブラケット 6a 凸部 6b 凹部 7 ステータ 8 ブラケットカバー 9,10 玉軸受 11 バネ 12 ゴム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 26/10 102 B41J 2/44 H02K 5/167

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータ組立と、前記ロータ組立の回転部
    材のラジアル方向外周に対向した位置に外壁を設け、前
    記外壁内周面を構成する中心軸をロータ組立の回転中心
    軸に対して偏心させ、回転部材と外壁内周間に圧力差を
    生じるような部分的な空隙差を設け、前記回転部材上の
    ラジアル方向外周上に歯車状もしくは、角柱状の少なく
    とも1個以上の凹凸部を備えた回転多面鏡駆動装置。
  2. 【請求項2】 凹凸部を回転多面鏡で構成した請求項1
    記載の回転多面鏡駆動装置。
  3. 【請求項3】 空隙差を外壁内周面の一部に少なくとも
    1個以上の凹部または、凸部で構成した請求項1または
    請求項2記載の回転多面鏡駆動装置。
  4. 【請求項4】 回転多面鏡の鏡面に対向した光走査窓部
    の広い部分と兼用させた請求項1または請求項2記載の
    回転多面鏡駆動装置。
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