JP2921898B2 - 露光間ズーミングモードを備えたカメラ - Google Patents
露光間ズーミングモードを備えたカメラInfo
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- JP2921898B2 JP2921898B2 JP3301590A JP3301590A JP2921898B2 JP 2921898 B2 JP2921898 B2 JP 2921898B2 JP 3301590 A JP3301590 A JP 3301590A JP 3301590 A JP3301590 A JP 3301590A JP 2921898 B2 JP2921898 B2 JP 2921898B2
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- Japan
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- zooming
- camera
- during
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Description
【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、パワーズームレンズを備えた、あるいは装
着できるカメラに係り、より具体的には、露光間にズー
ミングできる露光間ズーミングモードを備えたカメラに
関する。
着できるカメラに係り、より具体的には、露光間にズー
ミングできる露光間ズーミングモードを備えたカメラに
関する。
「従来技術およびその問題点」 近年のカメラは、さまざまな撮影テクニックを自動化
している。例えば、露光中にパワーズーミングする露光
間ズーミングがある。
している。例えば、露光中にパワーズーミングする露光
間ズーミングがある。
しかし、通常のズームレンズは、焦点距離に比例して
開放Ｆ値（開放絞り値）が変化する。第４図には、焦点
距離ｆと開放Ｆ値との関係を示してある。焦点距離ｆと
開放Ｆ値とは、一定の比例関係にある。
開放Ｆ値（開放絞り値）が変化する。第４図には、焦点
距離ｆと開放Ｆ値との関係を示してある。焦点距離ｆと
開放Ｆ値とは、一定の比例関係にある。
このように焦点距離ｆに応じて開放Ｆ値が変化するの
で、フィルム面への露光量がＦ値に応じて変化し、露光
むらを生じる。
で、フィルム面への露光量がＦ値に応じて変化し、露光
むらを生じる。
「発明の目的」 本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたも
ので、露光間ズーミング撮影において、ズーミングにか
かわらず露光むらのない撮影が可能な露光間ズーミング
モードを備えたカメラを提供することを目的とする。
ので、露光間ズーミング撮影において、ズーミングにか
かわらず露光むらのない撮影が可能な露光間ズーミング
モードを備えたカメラを提供することを目的とする。
「発明の概要」 上記目的を達成するために本発明は、ズーミングによ
りＦ値が変動するパワーズームレンズを備えたカメラで
あって、露光中にズーミングする露光間ズーミングモー
ドを有し、露光中のズーミング速度を、ズーミングによ
り変動するＦ値に応じて調整する制御手段を備えたこと
を備えたことに特徴を有する。
りＦ値が変動するパワーズームレンズを備えたカメラで
あって、露光中にズーミングする露光間ズーミングモー
ドを有し、露光中のズーミング速度を、ズーミングによ
り変動するＦ値に応じて調整する制御手段を備えたこと
を備えたことに特徴を有する。
この構成によれば、ズーミングにより開放Ｆ値が変動
するズームレンズにより露光間ズーミングを行なって
も、ズーミングにより変化する像が一定の強度で露光さ
れて露光むらが無くなる。
するズームレンズにより露光間ズーミングを行なって
も、ズーミングにより変化する像が一定の強度で露光さ
れて露光むらが無くなる。
「発明の実施例」 以下図示実施例に基づいて本発明を説明する。第１図
は、本発明の露光間ズーミングモードを備えた一眼レフ
カメラの主要構成のみを示したブロック図である。この
一眼レフカメラは、パワーズームレンズ、自動焦点装置
および自動露出装置を備えている。
は、本発明の露光間ズーミングモードを備えた一眼レフ
カメラの主要構成のみを示したブロック図である。この
一眼レフカメラは、パワーズームレンズ、自動焦点装置
および自動露出装置を備えている。
ズームレンズ10は、２組のレンズ群L1、L2を有する。
第１および第２レンズ群L1の外周には、それぞれ放射状
に複数のローラピン11、12が固定されていて、それぞれ
のローラピン11、12は、カム環13に形成されたカム溝13
a、13bに嵌っている。各群のローラピン11、12のうち、
それぞれの群の少なくとも一本は、固定鏡筒14に形成さ
れた直線案内溝に嵌っている。
第１および第２レンズ群L1の外周には、それぞれ放射状
に複数のローラピン11、12が固定されていて、それぞれ
のローラピン11、12は、カム環13に形成されたカム溝13
a、13bに嵌っている。各群のローラピン11、12のうち、
それぞれの群の少なくとも一本は、固定鏡筒14に形成さ
れた直線案内溝に嵌っている。
カム環13の外周面には環状のギア15が固定されてい
て、このギア15に、ズームモータ16のピニオン16aが噛
み合っている。したがってカム環13は、ズームモータ16
により回転駆動されて、第１、第２群レンズL1、L2を光
軸方向に接離移動させてズーミングを行なう。このズー
ムレンズ10の全ズーミング領域における開放絞りＦ値と
焦点距離ｆとの関係は、第５図に示したものと同様であ
る。
て、このギア15に、ズームモータ16のピニオン16aが噛
み合っている。したがってカム環13は、ズームモータ16
により回転駆動されて、第１、第２群レンズL1、L2を光
軸方向に接離移動させてズーミングを行なう。このズー
ムレンズ10の全ズーミング領域における開放絞りＦ値と
焦点距離ｆとの関係は、第５図に示したものと同様であ
る。
カム環13の外周面には、カム環13の位置を検出して焦
点距離ｆを求めるデコーダ17が設けられている。このデ
コーダ17で読取った信号は、レンズCPU18に出力され
る。レンズCPU18は、デコーダ17からの出力を基に焦点
距離ｆおよび対応する開放Ｆ値を求めて、これらをカメ
ラボディ20の制御回路24に出力する。
点距離ｆを求めるデコーダ17が設けられている。このデ
コーダ17で読取った信号は、レンズCPU18に出力され
る。レンズCPU18は、デコーダ17からの出力を基に焦点
距離ｆおよび対応する開放Ｆ値を求めて、これらをカメ
ラボディ20の制御回路24に出力する。
なお、図中19は、手動でズーミングを行なうためのズ
ーム操作環である。
ーム操作環である。
制御回路24は、通常マイコンで構成され、内部ROMに
メモリされたプログラムにしたがってズームモータ16を
駆動してズーミングを行なわせる。
メモリされたプログラムにしたがってズームモータ16を
駆動してズーミングを行なわせる。
レンズ群L1、L2を通った被写体光線束の一部は、メイ
ンミラー21のハーフミラー部を透過してサブミラー22で
反射されてCCD測距センサ23に導かれる。このCCD測距セ
ンサ23は位相差検出方式であり、二分割された被写体像
の位相差情報を制御回路24に出力する。制御回路24は、
この位相差情報を基にプレディクタ演算を実行してデフ
ォーカス量を求め、合焦動作を行なうが、その機械的構
成は図示していない。
ンミラー21のハーフミラー部を透過してサブミラー22で
反射されてCCD測距センサ23に導かれる。このCCD測距セ
ンサ23は位相差検出方式であり、二分割された被写体像
の位相差情報を制御回路24に出力する。制御回路24は、
この位相差情報を基にプレディクタ演算を実行してデフ
ォーカス量を求め、合焦動作を行なうが、その機械的構
成は図示していない。
カメラボディ20には、測光および自動合焦動作を開始
させる測距（測光）スイッチSWS、ミラー21、シャッタ
ーおよび絞り（図示せず）を駆動して露光を開始させる
レリーズスイッチSWRおよび露光間ズーミングモードを
選択するモード選択スイッチSWMが設けられていて、こ
れらは制御回路24の入力ポートに接続されている。
させる測距（測光）スイッチSWS、ミラー21、シャッタ
ーおよび絞り（図示せず）を駆動して露光を開始させる
レリーズスイッチSWRおよび露光間ズーミングモードを
選択するモード選択スイッチSWMが設けられていて、こ
れらは制御回路24の入力ポートに接続されている。
本実施例は、撮影機能として露光間ズーミングモード
を備えていて、モード選択スイッチSWMによって露光間
ズーミングモードが選択される。露光間ズーミングモー
ドでは、スイッチSWTまたはSWWにより望遠側へのズーミ
ングまたは広角側へのズーミングのいずれか一方を選択
できる。なお、ズームレンズ10が望遠端にあるときには
広角側へ、広角端にあるときには望遠側へズーミング
し、あるいは露光開始時の焦点距離が広角端または望遠
端によっているときには反対側へズーミングする構成と
してもよい。
を備えていて、モード選択スイッチSWMによって露光間
ズーミングモードが選択される。露光間ズーミングモー
ドでは、スイッチSWTまたはSWWにより望遠側へのズーミ
ングまたは広角側へのズーミングのいずれか一方を選択
できる。なお、ズームレンズ10が望遠端にあるときには
広角側へ、広角端にあるときには望遠側へズーミング
し、あるいは露光開始時の焦点距離が広角端または望遠
端によっているときには反対側へズーミングする構成と
してもよい。
次に、本発明の露光間ズーミングモードについて説明
する。ズームレンズ10を焦点距離f0から焦点距離fnまで
ズーミングすると、第５図に示すように開放Ｆ値がF0か
らFnまで変化する。そこで本実施例では、開放Ｆ値の小
さい（明るい）広角側でズーミング速度を速くし、開放
Ｆ値の大きい（暗い）望遠側でズーミング速度を遅くし
ている。この速度変化により、全ズーミング領域におい
て、フィルム面への入射光の強さが一定、つまり露光量
が一定になる。
する。ズームレンズ10を焦点距離f0から焦点距離fnまで
ズーミングすると、第５図に示すように開放Ｆ値がF0か
らFnまで変化する。そこで本実施例では、開放Ｆ値の小
さい（明るい）広角側でズーミング速度を速くし、開放
Ｆ値の大きい（暗い）望遠側でズーミング速度を遅くし
ている。この速度変化により、全ズーミング領域におい
て、フィルム面への入射光の強さが一定、つまり露光量
が一定になる。
このズーミング速度変化は、ズームモータ16の回転速
度を変えることにより、あるいはズームモータ16の回転
速度は一定にして、カム環13のカム溝13a、13bの輪郭を
変えることでも達成できる。
度を変えることにより、あるいはズームモータ16の回転
速度は一定にして、カム環13のカム溝13a、13bの輪郭を
変えることでも達成できる。
ズームモータ16の速度調整は、ズームモータ16をパル
スモータで構成したときにはパルスの周期を変えること
により、DCブラシモータで構成したときには電圧を変え
ることにより可能である。この場合、各焦点距離ｆにお
ける回転速度Ｒは、 Ｒ＝ｇ（Ｆ）R0 とすればよい。
スモータで構成したときにはパルスの周期を変えること
により、DCブラシモータで構成したときには電圧を変え
ることにより可能である。この場合、各焦点距離ｆにお
ける回転速度Ｒは、 Ｒ＝ｇ（Ｆ）R0 とすればよい。
ただし、R0は広角端における回転速度、ｇ（Ｆ）＝1/
2（logF−logF0）/log2である。
2（logF−logF0）/log2である。
この関係を、第２図にグラフで示した。
また、ズームモータ16の回転速度を一定にするときに
は、カム溝11a、12bの輪郭を変えることによりズーミン
グ速度を可変にする。この場合、焦点距離目盛り幅は、 Ｈ＝ｈ（ｆ）H0 となる。
は、カム溝11a、12bの輪郭を変えることによりズーミン
グ速度を可変にする。この場合、焦点距離目盛り幅は、 Ｈ＝ｈ（ｆ）H0 となる。
ただし、H0は広角端付近における目盛り幅であり、ｈ
（ｆ）＝２（logF−logF0）/log2 である。
（ｆ）＝２（logF−logF0）/log2 である。
この条件による距離目盛りの一例を第４図に示した。
第６図には、ズーム操作環13の回転角に対する焦点距離
変化量が一定の場合の距離目盛りを示してある。なお第
４図に示した距離目盛りの幅l1〜l4は、式 によって求めることができる。
第６図には、ズーム操作環13の回転角に対する焦点距離
変化量が一定の場合の距離目盛りを示してある。なお第
４図に示した距離目盛りの幅l1〜l4は、式 によって求めることができる。
以上の通り本実施例の露光間ズーム撮影カメラによれ
ば、ズーミング速度をＦ値の変化に応じて変えるので、
露光中どの焦点距離においても一定の露光量で露光が可
能となる。
ば、ズーミング速度をＦ値の変化に応じて変えるので、
露光中どの焦点距離においても一定の露光量で露光が可
能となる。
「発明の効果」 以上の説明の通り本発明の露光間ズーミングモードを
備えたカメラによれば、ズーミングによりＦ値が変わる
パワーズームレンズにおいて、変化するＦ値に応じてズ
ーミング速度が変わるので、焦点距離にかかわらず一定
の光強度で露光され、露光むらのない撮影ができる。
備えたカメラによれば、ズーミングによりＦ値が変わる
パワーズームレンズにおいて、変化するＦ値に応じてズ
ーミング速度が変わるので、焦点距離にかかわらず一定
の光強度で露光され、露光むらのない撮影ができる。
第１図は、本発明を、パワーズームレンズ、自動焦点装
置および自動露出装置を備えた一眼レフカメラに適用し
た実施例の要部を示したブロック図、 第２図は、同実施例のズームモータの回転速度Ｒと焦点
距離ｆとの関係を示したグラフ、 第３図は、同実施例の焦点距離目盛り幅と焦点距離ｆと
の関係を示したグラフ、 第４図は、第３図のグラフに対応する焦点距離目盛り、 第５図は、従来のズームレンズにおける焦点距離ｆと開
放Ｆ値との関係を示したグラフ、 第６図は、ズーム操作環の回転角に対する焦点距離ｆの
変化量が一定の場合の焦点距離目盛りである。 10……ズームレンズ、13……カム環、16……ズームモー
タ、17……デコーダ、18……レンズCPU、20……カメラ
ボディ、24……制御回路（マイコン）。
置および自動露出装置を備えた一眼レフカメラに適用し
た実施例の要部を示したブロック図、 第２図は、同実施例のズームモータの回転速度Ｒと焦点
距離ｆとの関係を示したグラフ、 第３図は、同実施例の焦点距離目盛り幅と焦点距離ｆと
の関係を示したグラフ、 第４図は、第３図のグラフに対応する焦点距離目盛り、 第５図は、従来のズームレンズにおける焦点距離ｆと開
放Ｆ値との関係を示したグラフ、 第６図は、ズーム操作環の回転角に対する焦点距離ｆの
変化量が一定の場合の焦点距離目盛りである。 10……ズームレンズ、13……カム環、16……ズームモー
タ、17……デコーダ、18……レンズCPU、20……カメラ
ボディ、24……制御回路（マイコン）。
Claims (2)
- 【請求項１】ズーミングによりＦ値が変動するパワーズ
ームレンズを備えたカメラであって、 露光中にズーミングする露光間ズーミングモードを有
し、露光中のズーミング速度を、ズーミングにより変動
するＦ値に応じて調整する制御手段を備えたこと、を特
徴とする露光間ズーミングモードを備えたカメラ。 - 【請求項２】請求項１記載の露光間ズーミングモードを
備えたカメラにおいて、前記制御手段は、前記露光間ズ
ーミング速度を、Ｆ値が小さくなるきには速くなるよう
に、Ｆ値が大きくなるときには遅くなるように調整して
露光量を一定に保つ露光間ズーミングモードを備えたカ
メラ。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3301590A JP2921898B2 (ja) | 1990-02-14 | 1990-02-14 | 露光間ズーミングモードを備えたカメラ |
| US07/655,104 US5134432A (en) | 1990-02-14 | 1991-02-14 | Camera with mid-exposure zooming function |
| FR9101760A FR2658320B1 (fr) | 1990-02-14 | 1991-02-14 | Appareil photographique comportant une fonction zoom a mi-exposition. |
| DE4143585A DE4143585B4 (de) | 1990-02-14 | 1991-02-14 | Kamera mit Brennweitenverstellung während des Belichtens |
| DE4104558A DE4104558C2 (de) | 1990-02-14 | 1991-02-14 | Kamera mit Brennweitenverstellung während des Belichtens |
| GB9103199A GB2241073B (en) | 1990-02-14 | 1991-02-14 | Camera with a zooming exposure function |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3301590A JP2921898B2 (ja) | 1990-02-14 | 1990-02-14 | 露光間ズーミングモードを備えたカメラ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03236028A JPH03236028A (ja) | 1991-10-22 |
| JP2921898B2 true JP2921898B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=12374986
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3301590A Expired - Fee Related JP2921898B2 (ja) | 1990-02-14 | 1990-02-14 | 露光間ズーミングモードを備えたカメラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2921898B2 (ja) |
-
1990
- 1990-02-14 JP JP3301590A patent/JP2921898B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03236028A (ja) | 1991-10-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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