JP2920455B2 - 雨水処理システム - Google Patents
雨水処理システムInfo
- Publication number
- JP2920455B2 JP2920455B2 JP5172012A JP17201293A JP2920455B2 JP 2920455 B2 JP2920455 B2 JP 2920455B2 JP 5172012 A JP5172012 A JP 5172012A JP 17201293 A JP17201293 A JP 17201293A JP 2920455 B2 JP2920455 B2 JP 2920455B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rainwater
- water
- storage tank
- rainwater treatment
- filter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A20/00—Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
- Y02A20/108—Rainwater harvesting
Landscapes
- Sewage (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
- Water Treatment By Sorption (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、降雨時の建造物の屋
根面等への雨水を雨水排水管を通して地下雨水貯留槽に
取入れ、流入雨水中に含まれている汚れ成分（微細粒
子、ＳＳ分、濁り成分等）を除去処理し、雑用水、冷却
用水、散水、池水、防火用水及び災害緊急時の生活水用
水等を得る雨水有効利用を目的としたものである。
根面等への雨水を雨水排水管を通して地下雨水貯留槽に
取入れ、流入雨水中に含まれている汚れ成分（微細粒
子、ＳＳ分、濁り成分等）を除去処理し、雑用水、冷却
用水、散水、池水、防火用水及び災害緊急時の生活水用
水等を得る雨水有効利用を目的としたものである。
【０００２】
【従来の技術】近年都市部における雨水による都市型災
害が問題となり、雨水の流出抑制を目的とした雨水貯留
槽、遊水池等の設置が指導されている。特に、都市部高
層建築物においては、建屋最下部に湧水槽、中水槽及び
雨水貯留槽等を二重スラブ構造で設置する場合が多い。
害が問題となり、雨水の流出抑制を目的とした雨水貯留
槽、遊水池等の設置が指導されている。特に、都市部高
層建築物においては、建屋最下部に湧水槽、中水槽及び
雨水貯留槽等を二重スラブ構造で設置する場合が多い。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前記雨水
貯留槽内を一定条件で循環しつつ、消毒とｐＨ調整を行
なうことができるようにすると共に、前記雨水貯留槽内
の腐食、腐敗を防止しようとするものである。
貯留槽内を一定条件で循環しつつ、消毒とｐＨ調整を行
なうことができるようにすると共に、前記雨水貯留槽内
の腐食、腐敗を防止しようとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】ここにおいてこの発明
は、雨水を雑用水、飲用水に浄化できるろ過機、ｐＨ調
整装置、消毒装置、原水及び循環ポンプ、制御盤から構
成される雨水処理ユニツトを備え、流入降雨量と雨水貯
留槽内の現存雨量を把握し、前記雨水処理ユニツトによ
り雨水貯留槽内の貯留水を衛生的条件に保持するために
消毒、ｐＨ調整して雨水貯留槽内の雨水を定期的に循環
させ、雨水処理水槽内の水位レベルが低下すると水位計
信号により原水及び循環ポンプを稼動し、前記ろ過機を
通し浄化した雨水を雨水処理水槽へ送るという一連の動
作を、前記雨水ユニツトに組み込まれた制御盤でコント
ロールすることを特徴とする雨水処理システムを提案す
るものである。
は、雨水を雑用水、飲用水に浄化できるろ過機、ｐＨ調
整装置、消毒装置、原水及び循環ポンプ、制御盤から構
成される雨水処理ユニツトを備え、流入降雨量と雨水貯
留槽内の現存雨量を把握し、前記雨水処理ユニツトによ
り雨水貯留槽内の貯留水を衛生的条件に保持するために
消毒、ｐＨ調整して雨水貯留槽内の雨水を定期的に循環
させ、雨水処理水槽内の水位レベルが低下すると水位計
信号により原水及び循環ポンプを稼動し、前記ろ過機を
通し浄化した雨水を雨水処理水槽へ送るという一連の動
作を、前記雨水ユニツトに組み込まれた制御盤でコント
ロールすることを特徴とする雨水処理システムを提案す
るものである。
【０００５】
【作用】本システムは、雨水貯留槽内を一定条件で（降
雨があつた時や、浄水しないで雨水貯留槽の水位が予め
設定された水位ＭＷＬ（ｍｅａｎ ｗａｔｅｒ ｌｅｖ
ｅｌ）（図１）以上になった時等）循環しつつ、消毒と
ｐＨ調整を行ない、以降のろ過をしやすくすると共に、
雨水貯留槽内の腐食、腐敗を防止することと、降雨強度
計と水位計によるコントロールとが行なえるものであ
る。
雨があつた時や、浄水しないで雨水貯留槽の水位が予め
設定された水位ＭＷＬ（ｍｅａｎ ｗａｔｅｒ ｌｅｖ
ｅｌ）（図１）以上になった時等）循環しつつ、消毒と
ｐＨ調整を行ない、以降のろ過をしやすくすると共に、
雨水貯留槽内の腐食、腐敗を防止することと、降雨強度
計と水位計によるコントロールとが行なえるものであ
る。
【０００６】
【実施例】この発明のシステムにおいては、降雨強度、
雨水貯留槽及び雨水処理水槽の各運転条件水位を設定し
ておき自動運転するものである。
雨水貯留槽及び雨水処理水槽の各運転条件水位を設定し
ておき自動運転するものである。
【０００７】降雨強度計１で設定降雨強度を検知し、雨
水処理ユニツト制御盤２内の初期降雨排水弁３のタイマ
を作動し、設定時間経過後に前記初期降雨排水弁３を全
閉、降雨流入弁４を全開とし、降雨水を沈砂槽５に流入
させ、濁質物等粒子を分離し雨水貯留槽６へと導水す
る。
水処理ユニツト制御盤２内の初期降雨排水弁３のタイマ
を作動し、設定時間経過後に前記初期降雨排水弁３を全
閉、降雨流入弁４を全開とし、降雨水を沈砂槽５に流入
させ、濁質物等粒子を分離し雨水貯留槽６へと導水す
る。
【０００８】雨水貯留槽６の水位計１４は貯留槽内水位
を常に把握し、初期降雨排水弁３、降雨流入弁４等の開
閉及び雨水処理ユニツト７の運転、停止等を行なう水位
を確認するものである。
を常に把握し、初期降雨排水弁３、降雨流入弁４等の開
閉及び雨水処理ユニツト７の運転、停止等を行なう水位
を確認するものである。
【０００９】雨水処理ユニツト７は、原水及び循環ポン
プ８、フイルタろ過機９、活性炭ろ過機（カートリツジ
式）１０、消毒装置としてに次亜注入装置１１，ｐＨ調
整装置１２、自動ろ過弁１３及び前記制御盤２から構成
し、水位計１４，１５の運転可信号により運転し流入雨
水を浄化する。
プ８、フイルタろ過機９、活性炭ろ過機（カートリツジ
式）１０、消毒装置としてに次亜注入装置１１，ｐＨ調
整装置１２、自動ろ過弁１３及び前記制御盤２から構成
し、水位計１４，１５の運転可信号により運転し流入雨
水を浄化する。
【００１０】通常は、フイルタろ過機９のみを使用する
が、流入雨水に色度、臭気がある場合には、活性炭ろ過
機１０をも運転して浄化し、雨水処理水槽１６へと送水
する。
が、流入雨水に色度、臭気がある場合には、活性炭ろ過
機１０をも運転して浄化し、雨水処理水槽１６へと送水
する。
【００１１】また雨水処理ユニツト７による浄化を行な
わない時には、雨水貯留槽６内の水位計１４による貯留
槽６内の現存雨量を把握し、原水及び循環ポンプ８を自
動的に運転し、雨水貯留槽６内の貯留水を残塩計１７、
ｐＨ計１８によりチエツクし、これら残塩計１７、ｐＨ
計１８の信号により次亜注入装置１１、ｐＨ調整装置１
２を運転し、貯留水水質を衛生的に保持するものであ
る。
わない時には、雨水貯留槽６内の水位計１４による貯留
槽６内の現存雨量を把握し、原水及び循環ポンプ８を自
動的に運転し、雨水貯留槽６内の貯留水を残塩計１７、
ｐＨ計１８によりチエツクし、これら残塩計１７、ｐＨ
計１８の信号により次亜注入装置１１、ｐＨ調整装置１
２を運転し、貯留水水質を衛生的に保持するものであ
る。
【００１２】この発明の雨水処理システムにおいて、条
件によつては、降雨強度計１、初期降雨排水弁３、降雨
流入弁４、残塩計１７及びｐＨ計１８を設置しない場合
もある。
件によつては、降雨強度計１、初期降雨排水弁３、降雨
流入弁４、残塩計１７及びｐＨ計１８を設置しない場合
もある。
【００１３】
【発明の効果】この発明の上記システムの採用により、
雨水貯留槽内を一定条件で循環しつつ、消毒とｐＨ調整
が行なわれるため、以降のろ過をしやすくすると共に、
雨水貯留槽内の腐食、腐敗を防止しうるという効果を奏
するものである。
雨水貯留槽内を一定条件で循環しつつ、消毒とｐＨ調整
が行なわれるため、以降のろ過をしやすくすると共に、
雨水貯留槽内の腐食、腐敗を防止しうるという効果を奏
するものである。
【図１】この発明のシステムの構成図である。
２ 制御盤 ６ 雨水貯留槽 ７ 雨水処理ユニツト ８ 原水及び循環ポンプ ９ ろ過機（フイルタろ過機） １１ 消毒装置（次亜注入機） １２ ｐＨ調整装置 １６ 雨水処理水槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｃ０２Ｆ 1/50 ５６０ Ｃ０２Ｆ 1/50 ５６０Ｚ 1/66 ５１０ 1/66 ５１０Ａ ５４０ ５４０Ｇ ５４０Ｚ Ｅ０３Ｂ 3/02 Ｅ０３Ｂ 3/02 Ｚ Ｅ０３Ｆ 1/00 Ｅ０３Ｆ 1/00 Ｚ (72)発明者 小山田 雅彦 神奈川県川崎市多摩区登戸918−４ (72)発明者 北林 正行 東京都八王子市小比企町469−４ エス テ−ト八王子２−402 (56)参考文献 特開 昭61−102922（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) C02F 1/00 C02F 1/28 C02F 1/50 510 - 560 C02F 1/66 510 - 540 E03B 3/02 E03F 1/00
Claims (1)
- 【請求項１】 雨水を雑用水、飲用水に浄化できるろ過
機、ｐＨ調整装置、消毒装置、原水及び循環ポンプ、制
御盤から構成される雨水処理ユニツトを備え、流入降雨
量と雨水貯留槽内の現存雨量を把握し、前記雨水処理ユ
ニツトにより雨水貯留槽内の貯留水を衛生的条件に保持
するために消毒、ｐＨ調整して雨水貯留槽内の雨水を定
期的に循環させ、雨水処理水槽内の水位レベルが低下す
ると水位計信号により原水及び循環ポンプを稼動し、前
記ろ過機を通し浄化した雨水を雨水処理水槽へ送るとい
う一連の動作を、前記雨水ユニツトに組み込まれた制御
盤でコントロールすることを特徴とする雨水処理システ
ム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5172012A JP2920455B2 (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 雨水処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5172012A JP2920455B2 (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 雨水処理システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07132299A JPH07132299A (ja) | 1995-05-23 |
| JP2920455B2 true JP2920455B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=15933896
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5172012A Expired - Lifetime JP2920455B2 (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 雨水処理システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2920455B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100773811B1 (ko) * | 2004-05-03 | 2007-11-09 | 다불산업주식회사 | 우수처리시스템 |
| KR100927459B1 (ko) * | 2009-07-28 | 2009-11-19 | 김영공 | 빗물처리장치 |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1277757C (zh) * | 1998-09-28 | 2006-10-04 | 株式会社荏原制作所 | 将排水消毒的方法和装置 |
| KR101105368B1 (ko) * | 2008-02-21 | 2012-01-16 | 한국건설기술연구원 | 녹지 집수시스템 및 이를 이용한 우수 처리방법 |
| CN102877535A (zh) * | 2012-09-27 | 2013-01-16 | 北京泰宁科创雨水利用技术股份有限公司 | 一种加油站雨水综合利用***及施工方法 |
| CN106348529A (zh) * | 2016-09-20 | 2017-01-25 | 孙冠州 | 一种家用净水*** |
| CN106400932B (zh) * | 2016-12-09 | 2018-08-17 | 安徽理工大学 | 基于海绵城市理念的屋面雨水源头洁净蓄渗装置及运行方法 |
| CN107473505A (zh) * | 2017-08-22 | 2017-12-15 | 中国十七冶集团有限公司 | 一种基于低影响开发的海绵型校园雨污水回收再利用方法 |
| CN109319911A (zh) * | 2017-10-30 | 2019-02-12 | 湖南雨创环保工程有限公司 | 一种雨水污染浓度监测弃流装置及方法 |
| CN109853700B (zh) * | 2018-12-25 | 2021-04-13 | 深圳华熙环境建设有限公司 | 一种基于海绵城市建设的小区雨水回收利用*** |
| CN110761358A (zh) * | 2019-10-29 | 2020-02-07 | 绍兴职业技术学院 | 一种海绵城市建设用雨水收集处理*** |
| CN114804466A (zh) * | 2022-04-28 | 2022-07-29 | 云南开发规划设计院 | 一种水资源回收利用***以及控制方法 |
-
1993
- 1993-06-21 JP JP5172012A patent/JP2920455B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100773811B1 (ko) * | 2004-05-03 | 2007-11-09 | 다불산업주식회사 | 우수처리시스템 |
| KR100927459B1 (ko) * | 2009-07-28 | 2009-11-19 | 김영공 | 빗물처리장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07132299A (ja) | 1995-05-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6663769B2 (en) | System for utilizing rainwater collected at buildings | |
| JP2920455B2 (ja) | 雨水処理システム | |
| Cleasby et al. | Slow sand and direct in‐line filtration of a surface water | |
| Cheng et al. | Enhanced coagulation: a preliminary evaluation | |
| EP1737794A1 (en) | Method and apparatus for removing contaminants from water | |
| Griffini et al. | Formation and removal of biodegradable ozonation by-products during ozonation-biofiltration treatment: Pilot-scale evaluation | |
| Ongerth | Evaluation of treatment for removing Giardia cysts | |
| Becker et al. | Preparing for Wildfires and Extreme Weather | |
| US8133385B2 (en) | Grey water treatment system | |
| Hutchison | High‐Rate Direct Filtration | |
| JPH06254552A (ja) | 非常用飲料水供給システム | |
| Cams et al. | Controlling organics: the East Bay municipal utility district experience | |
| US4032439A (en) | Effluent treatment process | |
| JP2926292B2 (ja) | 雨水処理ユニット | |
| Aharoni et al. | Mekorot's research activity in technological improvements for the production of unrestricted irrigation quality effluents | |
| TOBIN | Water treatment for the home or cottage | |
| Benjamin et al. | Pilot testing a limestone contactor in British Columbia | |
| Magara et al. | Cost analysis of the adverse effects of algal growth in water bodies on drinking water supply | |
| Clark et al. | Package Plants: a cost‐effective solution to small water system treatment needs | |
| von Hagen | Comparitive Analysis of Turbidity and Organics Removal in Biological Activated Carbon and Anthracite-Sand Filters in the Moorhead Water Treatment Plant | |
| Symons et al. | Treatment Processes for Coping With Variation in Raw‐Water Quality | |
| Richard et al. | Advantages of preozonation in the upgrading of the Mont Valérien plant in France | |
| CN115057563A (zh) | 一种将雨水处理为饮用水的全自动处理***及处理方法 | |
| WO1990001019A1 (en) | Apparatus and process for purification of surface waters | |
| Bryant et al. | Large‐scale ozone‐DE filtration: an industry first |