JP2919050B2 - 取鍋の内張り施工方法 - Google Patents

取鍋の内張り施工方法

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JP2919050B2
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寛 有吉
利雄 金谷
道弘 桑山
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JFE Refractories Corp
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Kawasaki Refractories Co Ltd
Kawasaki Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、取鍋の内張り施工方法に関する。
(従来の技術) 近年、高級鋼の溶製におたり、SiO2からの酸素ピック
アップをきらうため、アルミナースピネル質の耐火物が
取鍋の鋼浴部用として賞用されている。
しかしながら、スラグラインについては、LF等の温度
の高いものにはマグネシアカーボンれんがで、LFを行な
わない場合には第2図のように焼成ジルコンれんがで築
炉されており、施工能率の面で2度手間であった。ま
た、第3図のように鋼浴部と同材質のアルミナースピネ
ル質の耐火物で全不定形化鍋としてテストしたが、剥
離、スポールが激しく、40〜60チヤージの寿命であり、
工程化にいたっていない。
(発明が解決しようとする課題) そのため、スラグライン用の高ジルコン質の耐火物を
鋼浴部のジルコン質65%の施工に連続して施工したとこ
ろ、鋼浴用と同寿命の80〜100チヤージを示した。その
結果より、鋼浴部のアルミナースピネル材質の取鍋のス
ラグライン部に高ジルコン質の流し込み材が施工できな
いかと考えた。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記のような点に鑑みたもので、上記の課題
を解決するために、取鍋の鋼浴部にアルミナースピネル
質の不定形耐火物を流し込み施工し、上記アルミナース
ピネル質の不定形耐火物の上表面が凝結した後に、スラ
グライン部にジルコン含有量が60〜99重量%の粗大粒を
外掛け0〜70重量%含む、粗大粒を除外した部分のジル
コン含有量が60〜99重量%のジルコン質の不定形耐火物
を流し込み施工することを特徴とする取鍋の内張り施工
方法を提供するにある。
(作 用) 本発明の施工では、鋼浴部をアルミナースピネル質の
不定形耐火質の流し込み施工してその上表面が凝結して
流動のない状態となった後にスラグライン部に高ジルコ
ン質の不定形耐火物を流し込み施工することによって、
境い目部に鋼浴部のアルミナースピネル質とスラグライ
ン部の高ジルコン質の材質が混合してアルミナージルコ
ンの低溶融物の生成するのを抑制できるとともに、スラ
グライン部に高ジルコン質の不定形耐火物を流し込み施
工するにもかかわらず、施工性を高めることができ、取
鍋内張り施工体の耐久性の向上およびコストダウンがは
かれる。
(実施例) 以下、本発明を実施例にもとづいて説明する。第1図
は、本発明に一実施例である。本発明は、第1図のよう
に取鍋1の内側の鋼浴部2にアルミナースピネル質の不
定形耐火物を流し込み施工し、20〜120分後のアルミナ
ースピネル質の不定形耐火物の上表面が凝結してから、
スラグライン部3に高ジルコン質の不定形耐火物を流し
込み施工するものである。鋼浴部2の施工面が凝結して
流動のない状態になった後にスラグライン部3の施工を
するのは、鋼浴部2のアルミナースピネル質とスラグラ
イン部3の高ジルコン質の不定形耐火物が混合してアル
ミナージルコンの低溶融物の生成するのを抑制するため
である。また、鋼浴部2の不定形耐火物が硬化してしま
ってからスラグライン部3の高ジルコン質の不定形耐火
物を流し込み施工するのは、2.5〜6時間もの待機の時
間を要する。このことは第2図のようにスラグライン部
3をれんが積みするものと変らず、能率面でも効率的で
なく、かつ硬化した場合には脱粋が容易でないなど工程
上のトラブルも生じやすい。
上記鋼浴部2のアルミナースピネル質の不定形耐火物
としては、通常使用されているものが使用できる。
また、スラグライン部3の高ジルコン質の不定形耐火
物としては、ジルコン含有量が60〜99重量%の粗大粒を
外掛け0〜70重量%含む、粗大粒を除外した部分のジル
コン含有量が60〜99重量のものを使用できる。たとえ
ば、ジルコン含有量が85〜99重量%の高ジルコン質のキ
ャスタブル耐火物と、それにジルコン含有量が60〜99重
量%の通常ジルコン含有量が98%の焼成ジルコンれんが
の粗大粒を外掛け60%添加したものが好ましい。なお、
上記ジルコンれんがの粗大粒には、製鉄所内の焼成ジル
コンれんが屑等のリサイクル品を使用することもでき、
その場合コスト低減がはれて好ましい。ジルコン含有量
は、高い程望ましいが、一般に60%以上であれば所要の
効果を挙げ得る。また、粗大粒としては、1mm径以上あ
ればよく、施工に差し支えのない大きさであればよい。
上記高ジルコン質の不定形耐火物の流し込み施工で
は、凝結したアルミナースピネル質の耐火物の上表面に
流し込む1錬目は振動をかけず、2錬目から振動をかけ
るのが好ましい。1錬目から振動かけるときでも、鋼浴
部の流し込み材をかき乱さないように高ジルコン質の流
し込み材の表面のみに行う必要がある。
(施工例) 本発明について、上記第1表に示す品質のアルミナー
スピネル質の不定形耐火物を第1図のように取鍋の鋼浴
部に流し込み施工し、その後ほぼ30分経過して上表面が
凝結して、流動のない状態に至ってから表示のジルコン
質の不定形耐火物をスラグライン部に流し込み施工し
た。このジルコン質の不定形耐火物には、第2表のよう
な焼成ジルコンれんがの粗大粒を外掛60%添加し、ジル
コン含有率がほぼ97%のものとしている。この高ジルコ
ン質の不定形耐火物の流し込み施工にあたっては、1錬
目は中子ユーラスバイブレーターや棒バイブレーターに
よる振動をかけず、2錬目から振動をかけて充填した。
その結果、スラグライン部の寿命は焼成ジルコンれん
が積みと同じ80チャージとなり、施工時間は第3図のよ
うな全アルミナースピネル質の連続流し込みとほぼ同じ
2日であった。
また、スラグライン部の材料コストとしては、焼成ジ
ルコンれんが積みの場合に比べて約3分の1に、アルミ
ナ−スピネル質の流し込みに比べて約2.5分の1とな
り、スラグライン部の1チャージ当りのコストも焼成ジ
ルコンれんがに対して34%に削減できた。さらに、作業
工数にあっても、スラグライン部の焼成ジルコンれんが
積みのものに対して75%位ですみ、全アルミナースピネ
ル質耐火物の流し込みと同等位で能率的であった。
(発明の効果) 以上のように本発明にあっては、取鍋の内張りを従来
のスラグライン部の焼成ジルコンれんが積み相当の耐久
性が得られるとともに、全アルミナースピネル質の不定
形耐火物の流し込み施工と同等の施工の能率化がはかれ
る。また、スラグライン部のみに高ジルコン質の不定形
耐火物を使用するので、上記したように耐久性が得られ
るにもかかわらず、内張り施工のコストダウンをはかる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の概要説明用断面図、第2
図、第3図はそれぞれ比較例の概要説明用断面図であ
る。 1……取鍋、2……鋼浴部、3……スラグライン部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑山 道弘 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社内 (56)参考文献 特開 昭52−80231(JP,A) 特開 平3−297553(JP,A) 特開 平2−233565(JP,A) 特開 昭55−37459(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B22D 41/02 C04B 35/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取鍋の鋼浴部にアルミナースピネル質の不
    定形耐火物を流し込み施工し、 上記アルミナースピネル質の不定形耐火物の上表面が凝
    結した後に、スラグライン部にジルコン含有量が60〜99
    重量%の粗大粒を外掛け0〜70重量%含む、粗大粒を除
    外した部分のジルコン含有量が60〜99重量%のジルコン
    質の不定形耐火物を流し込み施工することを特徴とする
    取鍋の内張り施工方法。
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