JP2917957B2 - 発振回路および遅延回路 - Google Patents

発振回路および遅延回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
集積化可能とされ発振周波数、デューティ比、位相を変
更することができる発振回路と、遅延時間、立ち上がり
時間、立ち下がり時間を変更することができる遅延回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】発振周波数やデューティ比が可変な発振
信号を得ることができる従来の発振回路として、特開昭
59−86326号公報に提案される発振回路を例とし
て以下に説明する。
【0003】図12は、従来の発振回路の回路構成の一
例を示す図である。図12を参照すると、リングオシレ
ータを構成する奇数段のインバータ群INT1、IN
2、…、INV2k+1(kは1以上の整数)の電源端子
に、ソースが電源に接続された制御用PchMOSトラ
ンジスタトランジスタ群TP1、TP2、…、TP2k+1
ドレインがそれぞれ接続され、上記インバータ群の接地
端子に、それぞれソースが接地された制御用NchMO
Sトランジスタ群TN1、TN2、…、TN2k+1のドレイ
ンが接続された構成とされている。
【0004】ゲート電位制御部2は、所望の発振周波
数、デューティ比に対応したゲート電位制御信号G
1、GP2、…、GP2k+1、GN1、GN2、…、GN
2k+1を出力し、これらの信号は、それぞれ制御用MOS
トランジスタTP1、TP2、…、TP2k+1、TN1、T
2、…、TN2k+1のゲート電極に印加される。
【0005】続いて、この従来の発振回路の動作を説明
する。図12において、制御用PchMOSトランジス
タTP1のオン抵抗RONは、トランジスタTP1が非飽和
領域で動作しているとして、次式(1)で与えられる。
【0006】 RON={β(VGS−Vth−VDS/2)}-1 …(1)
【0007】ただし、βは能力係数、VGSはゲート・ソ
ース間電圧、VDSはソース・ドレイン間電圧、Vthはし
きい値電圧である。
【0008】これは、インバータINV1の電源端子と
電源間に抵抗RONが付加されたこととなり、等価的に、
インバータINV1の電流駆動能力がゲート電位制御部
2の出力電圧GP1により制御されることになる。他の
制御トランジスタ群についても同様の原理であり、ゲー
ト電位制御部2の出力電圧により、リングオシレータを
構成する各段の論理ゲートの電流駆動能力が制御でき、
発振周波数、デューティ比を可変とすることができる。
【0009】より具体的には、発振周波数を高くすると
きには、各段の論理ゲートの電流駆動能力を高くすれば
よいので、ゲート電位制御部2の出力のうちGP1、G
2、…、GP2k+1の電位を低く、GN1、GN2、…、
GN2k+1の電位を高くする。
【0010】またデューティ比を大きくするには、奇数
段目の論理ゲートの出力が立ち下がる速度と偶数段目の
論理ゲートの出力が立ち上がる速度が遅くなり、かつ奇
数段目の論理ゲートの出力が立ち上がる速度と偶数段目
の論理ゲートの出力が立ち下がる速度が速くなればよ
い。したがって、ゲート電位制御部2の出力のうち奇数
段目の論理ゲートに入力されるGP1、GN1、GP3
GN3、…、GP2k+1、GN2k+1の電位を低く、偶数段
目の論理ゲートに入力されるGP2、GN2、GP4、G
4、…、GP2k、GN2kの電位を高くすればよい。
【0011】次に、従来用いられてきた遅延回路の例
を、図13、及び図14に示す。
【0012】図13に示す遅延回路は、縦続接続された
j段のインバータ列(jは2以上の偶数)で構成されて
いる。各インバータは、ソース・ドレイン方向に3段直
列に接続されたNchMOSトランジスタと、ソース・
ドレイン方向に3段直列に接続されたPchMOSトラ
ンジスタからそれぞれ成る。各インバータの電流駆動能
力は、それぞれ直列トランジスタのオン抵抗の和に反比
例するので、トランジスタを3つ直列に接続することに
よってNchトランジスタ1つとPchトランジスタ1
つからなるインバータに比べて電流駆動能力が低くな
る。加えて、各インバータが駆動する容量は次段のイン
バータのゲート容量であるので、各インバータが6つの
トランジスタで構成されている分次段の容量が増える。
さらに、トランジスタが直列に接続されているため、バ
ックバイアス効果でトランジスタTNan、TPan(1≦
n≦j)のしきい値は、それぞれTNcn、TPcnよりも
高くなる。以上3つの効果で、比較的大きな遅延を得る
ことができる。
【0013】図14に示す第2の従来の遅延回路も、同
様に、縦続接続されたj段のインバータ列(jは2以上
の偶数)で構成されている。ただし、奇数段のインバー
タはソース・ドレイン方向に3段直列に接続されたNc
hMOSトランジスタ(例えばTNa1、TNb1、T
c1)と1つのPchMOSトランジスタ(TPa1)か
ら成り、偶数段のインバータは1つのNchMOSトラ
ンジスタ(例えばTNa2)とソース・ドレイン方向に3
段直列に接続されたPchMOSトランジスタ(例えば
TPa2、TPb2、TPc2)から成る。例外として、最終
段インバータは波形を整えるため単純なインバータ(T
aj、TNaj)が用いられている。
【0014】この構成では、奇数段インバータの出力立
ち下がりは遅く出力立ち上がりは速くなり、偶数段イン
バータの出力立ち上がりは遅く出力立ち下がりは速くな
る。したがって、図14のIN端子に立ち上がり信号が
入力されたとき、OUT端子に立ち上がり信号が出力さ
れるまでに、大きな遅延時間が加わり、IN端子に立ち
下がり信号が入力されたときは、速やかにOUT端子に
立ち下がり信号が出力される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図12に示
した構成の従来の発振回路は、単純なインバータでリン
グオシレータを形成したときよりも、制御用トランジス
タのオン抵抗の分だけ電流駆動能力が減少する。この発
振回路において、発振周波数、デューティ比の変動幅
は、リングオシレータを形成する各論理ゲートの最大電
流駆動能力によって制限されるので、制御用MOSトラ
ンジスタとインバータのゲート幅は大きくせざるを得な
い。このため、動作周波数が大きい場合には、特にゲー
ト幅を大きく、すなわち発振回路の面積を大きくしなけ
ればならない。
【0016】同様にして、遅延回路も多くのトランジス
タを直列に接続してインバータを構成し、各インバータ
を多段縦続接続するので、面積が大きくなってしまう。
【0017】さらに、従来の遅延回路では、回路設計時
に、一旦遅延時間を設定してしまうと、その後の製造ば
らつき、並びに、動作時の電源電圧変動や温度変化によ
って遅延時間が変動してしまい、動作時に遅延時間を補
正するための手段がない。
【0018】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、小面積で発振周
波数、デューティ比、位相が制御できる発振回路と、小
面積で遅延時間、立ち上がり時間、立ち下がり時間が制
御できる遅延回路を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の発振回路は、リングオシレータを構成する
各トランジスタのバックバイアスによって調節すること
によって、発振周波数、デューティ比、位相を制御す
る。
【0020】より詳細には、本願第1発明の発振回路
は、MOS集積回路において、リングオシレータを構成
する各MOSトランジスタのウェルのうち同一導電型の
ウェルが少なくとも2つ以上に電気的に分離され、前記
同一導電型ウェルのうち少なくとも1つが可変バイアス
電圧発生回路の出力に接続されている、ことを特徴とす
る。
【0021】また、本願第2発明の発振回路は、SOI
形MOS集積回路において、リングオシレータを構成す
る各MOSトランジスタのチャネル領域のうち少なくと
も1つが可変バイアス電圧発生回路の出力に接続されて
いる、ことを特徴とする。
【0022】また、本願第3発明の発振回路は、SOI
形MOS集積回路において、リングオシレータを構成す
る各MOSトランジスタのチャネル領域のうち少なくと
も1つについて埋め込み絶縁膜を介して基板側に下部電
極を設け、前記下部電極が可変バイアス電圧発生回路の
出力に接続されている、ことを特徴とする。
【0023】次に本願第4発明の遅延回路は、MOS集
積回路において、反転回路が複数段縦続接続された構成
を含み、前記反転回路を形成する各MOSトランジスタ
のウェルのうち同一導電型のウェルが少なくとも2つ以
上に電気的に分離され、前記同一導電型ウェルのうち少
なくとも1つが可変バイアス電圧発生回路の出力に接続
されている、ことを特徴とする。
【0024】また本願第5発明の遅延回路は、SOI形
MOS集積回路において、反転回路が複数段縦続接続さ
れた構成を含み、前記反転回路を形成する各MOSトラ
ンジスタのチャネル領域のうち少なくとも1つが可変バ
イアス電圧発生回路の出力に接続されている。
【0025】さらに、本願第6発明の遅延回路は、SO
I形MOS集積回路において、反転回路が複数段縦続接
続された構成を含み、前記反転回路を形成する各MOS
トランジスタのチャネル領域のうち少なくとも1つにつ
いて埋め込み絶縁膜を介して基板側に下部電極を設け、
前記下部電極が可変バイアス電圧発生回路の出力に接続
されている、ことを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態につ
いて以下に説明する。本発明の発振回路は、その好まし
い実施の形態において、リングオシレータを構成する各
トランジスタのバックバイアスによって調節することに
よって、発振周波数、デューティ比、位相を制御するよ
うにしたものである。より詳細には、バルクCMOSで
は、ウェルを各トランジスタ毎に電気的に分離し(図
2、図3の41、42、51、52)、各ウェルに個別
に制御電圧を与えることができる手段(図1のバックバ
イアス制御部1)を有する。
【0027】また、部分空乏化形SOIでは、ウェルの
代わりに、各トランジスタのチャネル領域(図7、図8
の61、62、71、72)に対して制御電圧を与え
る。
【0028】また、完全空乏化形SOIでは、ウェルの
代わりに、各トランジスタのバックゲート(図9、図1
0の81、82、91、92)に対して制御電圧を与え
る。
【0029】また、本発明の遅延回路は、その好ましい
実施の形態において、偶数段縦続接続されたインバータ
列を構成する各トランジスタのバックバイアスを調節す
ることによって、遅延時間、立ち上がり時間、立ち下が
り時間を制御する。より具体的には、バルクCMOSで
は、ウェルを各トランジスタ毎に電気的に分離し各ウェ
ルに個別に制御電圧を与えることができる手段(図11
のバックバイアス制御部1)を有する。
【0030】また、部分空乏化形SOIでは、ウェルの
代わりに各トランジスタのチャネル領域に対して制御電
圧を与える。
【0031】また、完全空乏化形SOIでは、ウェルの
代わりに各トランジスタのバックゲートに対して制御電
圧を与える。
【0032】本発明の発振回路は、その好ましい実施の
形態において、バックバイアス制御部(図1の1)を用
いて、リングオシレータを構成する各Pchトランジス
タのNウェルの電位を低く、各NchトランジスタのP
ウェルの電位を高く設定することができる。これによっ
て、各トランジスタのしきい値Vthが下がり、リングオ
シレータ各段の電流駆動能力が高くなり、発振周波数を
高くすることができる(図4参照)。
【0033】逆に、発振周波数を低くするときは、Nウ
ェルの電位を高く、Pウェルの電位を低くすればよい。
【0034】また、バックバイアス制御部(図1の1)
を用いて、リングオシレータの奇数段目の論理ゲートの
ウェルの電位を低く、偶数段目の論理ゲートのウェルの
電位を高くできる。これによって、出力信号の立ち上が
りが速く、立ち下がりが遅くなり、デューティ比が大き
くすることができる(図5参照)。
【0035】逆に、デューティ比を小さくするときは、
奇数段目の論理ゲートのウェルの電位を高く、偶数段目
の論理ゲートのウェルの電位を低くすればよい。
【0036】また、バックバイアス制御部(図1の1)
を用いると、前述のように発振周波数を変化させること
ができる。例えば周期より短い時間だけ一時的に発振周
波数を高くして、再び元の周波数に戻すことによって出
力信号の位相を進ませることができる(図6参照)。
【0037】逆に、位相を遅らせるときは、一時的に発
振周波数を小さくして再び元の周波数に戻せばよい。
【0038】また、本発明の遅延回路は、その好ましい
実施の形態において、バックバイアス制御部を用いて多
段縦続接続されたインバータ列を構成する各Nchトラ
ンジスタのPウェルの電位を低く、各Pchトランジス
タのNウェルの電位を高くすることができる。これによ
って各トランジスタのしきい値Vthが上がり、各インバ
ータの電流駆動能力が小さくなり遅延時間が大きくでき
る。遅延時間を小さくするときは、Pウェル電位を高
く、Nウェル電位を低くすればよい。
【0039】また、バックバイアス制御部を用いインバ
ータ列の奇数段目の論理ゲートのウェルの電位を低く、
偶数段目の論理ゲートのウェルの電位を高く設定するこ
とができる。これによって、立ち上がり信号が入力され
るときは遅延時間が大きく、立ち下がり信号が入力され
るときは遅延時間が小さくできる。
【0040】逆に、立ち下がり信号が入力されるときに
遅延時間を大きく、立ち上がり信号が入力されるときに
遅延時間を小さくするためには、奇数段目の論理ゲート
のウェルの電位を高く、偶数段目の論理ゲートのウェル
の電位を低くすればよい。
【0041】
【実施例】上記した実施の形態について更に詳細に説明
すべく、本発明の実施例について図面を参照して以下に
説明する。
【0042】
【実施例1】図1は、本発明の一実施例の発振回路の構
成を示すブロック図である。図1を参照すると、本実施
例において、MOSトランジスタQP1とQN1、QP2
とQN2、…、QP2k+1とQN2k+1(kは1以上の整
数)はそれぞれインバータを形成しており、最終段のイ
ンバータの出力(OUT)は初段のインバータの入力に
帰還されており、これらインバータ群によってリングオ
シレータが構成されている。なお、PチャネルMOSト
ランジスタはQPi、NチャネルMOSトランジスタは
QNiで示す。
【0043】バックバイアス制御部1は、種々のバイア
ス電圧を出力するための回路であり、バックバイアス制
御端子BP1、BN1、BP2、BN2、…、BP2k+1、B
2k+1(kは1以上の整数)にバックバイアス制御電圧
を個別に供給する。バックバイアス制御電圧は、例えば
チャージポンプ回路を用いて発生させるものとする。
【0044】インバータ群を構成する各トランジスタQ
1、QN1、QP2、QN2、…、QP2k+1、QN2k+1
それぞれのウェルは互いに電気的に分離されており、各
々対応するバックバイアス制御端子BP1、BN1、BP
2、BN2、…、BP2k+1、BN2k+1に接続されている。
【0045】図2は、図1のリングオシレータの一部、
トランジスタQP1、QN1、QP2、QN2のレイアウト
平面図を示したものである。図2のY−Y′線に沿った
断面図を図3(a)に、X−X′線に沿った断面図を図
3(b)にそれぞれ示す。
【0046】図2及び図3を参照すると、P形の半導体
基板3の上部に、Nウェル41、42と、ディープNウ
ェル5が形成されており、互いに基板3によって電気的
に分離されている。ディープNウェル5の上部にはPウ
ェル51、52が形成されており、互いにディープNウ
ェル5によって電気的に分離されている。
【0047】Nウェル41の表面には一対のP形拡散層
対21、Nウェル42の表面には一対のP形拡散層対2
2、Pウェル51の表面には一対のN形拡散層対31、
Pウェル52の表面には一対のN形拡散層対32が形成
されており、ウェルのさらに上部には絶縁膜4が形成さ
れている。絶縁膜4中にはゲート電極11、12が形成
されており、ゲート電極11はP形拡散層対21とN形
拡散層対31の上部に、ゲート電極12はP形拡散層対
22とN形拡散層対32の上部に配置されている。
【0048】バックバイアス制御端子BP1、BN1、B
2、BN2は、それぞれNウェル41、Pウェル51、
Nウェル42、Pウェル52に接続される。
【0049】次に、本実施例の発振回路の動作を説明す
る。一般にウェルの電位を変動させると、そのウェル内
のMOSトランジスタのしきい値Vthが変動する(「基
板バイアス効果」ともいう)。図3に示すように、本実
施例の発振回路のリングオシレータでは、各トランジス
タ毎にウェルを電気的に分離し、制御部1から各ウェル
に個別にバックバイアス制御電圧が印加することができ
るので、各トランジスタ毎にしきい値Vthの制御が可能
である。
【0050】さて、リングオシレータを形成する各論理
ゲートの電流駆動能力はトランジスタの飽和領域の電流
ON(次式(2)参照)で決まるので、しきい値Vth
制御することによって、各論理ゲートの電流駆動能力を
制御することができる。
【0051】
【数1】
【0052】より具体的には、図4に示すように、バッ
クバイアス制御部1の出力のうちBP1、BP2、…、B
2k+1の電位を低く、BN1、BN2、…、BN2k+1の電
位を高くする。このとき、各段のインバータの電流駆動
能力が高くなるので、発振周波数を高くすることができ
る。なお、図4、図5、及び図6には、バックバイアス
制御部1の出力BP1、BN1及び発振回路の出力OUT
のタイミング波形が示されている。
【0053】また図5に示すように、バックバイアス制
御部1の出力のうち奇数段目のインバータのウェルに入
力されるBP1、BN1、BP3、BN3、…、BP2k+1
BN2k+1の電位を低く、偶数段目のインバータのウェル
に入力されるBP2、BN2、BP4、BN4、…、B
2k、BN2kの電位を高くする。すると、出力が立ち上
がるまでの遅延時間が小さく、出力が立ち下がるまでの
遅延時間が大きくなるので、出力波形のデューティ比を
大きくすることができる。
【0054】さらに図6に示すように、周期より短い時
間だけBP1、BP2、…、BP2k+1の電位を低く、BN
1、BN2、…、BN2k+1の電位を高くして、直ちに元の
電位に戻す。このとき短時間だけ発振周波数が高くな
り、すぐさま元の発振周波数に戻るので、出力OUTの
位相を進ませることができる。
【0055】なお、図3に示したように、拡散層とウェ
ル、PウェルとディープNウェル、NウェルとP形半導
体基板はP−N接合で接しているため、P形半導体側の
電位は、隣接するN形半導体側の電位より拡散電位Vf
以上高くてはならない。
【0056】例えば図3において、P形基板3の電位を
電源電位Vdd以下とすると、Nウェル41、42の電位
は、Vdd−Vfより高くなければならない。このように
本実施例では、バックバイアス電位の制御範囲はある程
度限定される。
【0057】また本実施例では、リングオシレータを構
成する各トランジスタのウェルはすべて互いに電気的に
分離されているものとしたが、一部のウェルだけを電気
的に分離してもよい。さらに、本説明において基板3は
P形半導体としたが、N形半導体基板上にディープPウ
ェルとPウェル、ディープPウェル上にNウェルを形成
しても同様に構成できる。
【0058】
【実施例2】次に本発明(請求項2)の実施例として、
トランジスタを部分空乏化形SOI(Silicon
On Insulator)とした場合について説明す
る。図7は、図1のリングオシレータの一部、トランジ
スタQP1、QN1、QP2、QN2のレイアウト平面図を
示したものである。また、図7のY−Y′線に沿った断
面図を図8(a)に、X−X′線に沿った断面図を図8
(b)にそれぞれ示す。図7及び図8を参照すると、P
形もしくはN形の半導体基板6の上部に絶縁膜4が形成
され、その上部に、N形SOI層61、62とP形SO
I層71、72とが形成されており、各SOI層は互い
に絶縁膜4によって分離されている。
【0059】N形SOI層61の側面には1対のP形拡
散層対21、N形SOI層62の側面には1対のP形拡
散層対22、P形SOI層71の側面には1対のN形拡
散層対31、P形SOI層72の側面には1対のN形拡
散層対32が形成されており、SOI層のさらに上部に
は絶縁膜4が形成されている。絶縁膜4中にはゲート電
極11、12が形成されており、ゲート電極11はP形
拡散層21とN形拡散層31の上部に、ゲート電極12
はP形拡散層22とN形拡散層32の上部に配置されて
いる。バックバイアス制御端子BP1、BN1、BP2
BN2は、それぞれN形SOI層61、P形SOI層7
1、N形SOI層62、P形SOI層72に接続されて
いる。
【0060】本実施例の回路動作は、基本的に前記第1
の実施例と同じである。本実施例の場合、ウェルと比較
してSOI層は寄生容量が小さいので、発振周波数、デ
ューティ比、位相を変化させるときの動作が高速とな
り、且つ、消費電力が小さくなるという特徴を有する。
また、SOI層と基板6とが絶縁膜4で分離されている
ので、ウェルに設定できる電位は、基板6の電位の影響
を受けない。このため、前記第1の実施例と比較して、
本実施例では、バックバイアス制御電位の設定範囲の自
由度が高い。
【0061】
【実施例3】次に、本発明(請求項3)の実施例につい
て、すなわちトランジスタが完全空乏形SOIの場合に
ついて説明する。このような構造でトランジスタのしき
い値を制御する方法については、例えば特開平7−10
6579号公報の記載が参照される。
【0062】図9は、図1のリングオシレータの一部、
トランジスタQP1、QN1、QP2、QN2のレイアウト
平面図を示したものである。また、図9のY−Y′線に
沿った断面図を図10(a)に、X−X′線に沿った断
面図を図10(b)にそれぞれ示す。
【0063】図9及び図10を参照すると、P形もしく
はN形の基板6の上部に絶縁膜4が形成され、その上部
にN形SOI層61、62とP形SOI層71、72が
形成されており、各SOI層は互いに絶縁膜4によって
分離されている。N形SOI層61の側面には1対のP
形拡散層対21、N形SOI層62の側面には1対のP
形拡散層対22、P形SOI層71の側面には1対のN
形拡散層対31、P形SOI層72の側面には1対のN
形拡散層対32が形成されており、SOI層のさらに上
部には絶縁膜4が形成されている。絶縁膜4中にはゲー
ト電極11、12が形成されており、ゲート電極11は
P形拡散層21とN形拡散層31の上部に、ゲート電極
12はP形拡散層22とN形拡散層32の上部に配置さ
れている。バックバイアス制御端子BP1、BN1、BP
2、BN2は、それぞれ基板6の表面かつ各SOI層下部
に形成されたバックゲート81、82、91、92に接
続される。バックゲートは、例えば半導体基板6と逆の
導電形の半導体とする。
【0064】本実施例の回路動作は前記第1の実施例と
同じである。ただし、バックゲートの容量はウェル容量
より一般に小さいので、本実施例の場合、前記第2の実
施例と同様に発振周波数、デューティ比、位相を変化さ
せるときの動作が高速で、消費電力が小さくなるという
特徴を有する。また、拡散層とバックゲートが絶縁膜4
で分離されているので、バックゲートに設定できる電位
は拡散層の電位の影響は受けない。このため、前記第1
の実施例と比較して、本実施例では、バックバイアス制
御電圧の設定範囲の自由度が高い。
【0065】
【実施例4】図11は、本発明(請求項4)の遅延回路
の一実施例の構成を示すブロック図である。図11を参
照すると、MOSトランジスタQP1とQN1、QP2
QN2、…、QPjとQNj(jは2以上の偶数)はそれ
ぞれインバータを形成しており、これらインバータ群は
出力端子と入力端子が次々と縦続接続されている。バッ
クバイアス制御部1は、種々のバイアス電圧を出力する
ための回路で、バックバイアス制御端子BP1、BN1
BP2、BN2、…、BPj、BNj(jは2以上の整数)
にバックバイアス制御電圧を個別に供給する。バックバ
イアス制御電圧は、例えばチャージポンプ回路を用いて
発生させるものとする。
【0066】インバータ群を構成する各トランジスタQ
1、QN1、QP2、QN2、…、QPj、QNjのそれぞ
れのウェルは互いに電気的に分離されており、各々対応
するバックバイアス制御端子BP1、BN1、BP2、B
2、…、BPj、BNjに接続されている。
【0067】次に、図11に示した本実施例の遅延回路
の動作を説明する。本実施例の遅延回路において、縦続
接続されたインバータ列は、各トランジスタ毎にウェル
を電気的に分離し、制御部1から各ウェルに個別にバッ
クバイアス制御電圧が印加できるので、各トランジスタ
毎にしきい値Vthの制御が可能である。
【0068】上記した本発明の発振回路の実施例の動作
で説明したように、しきい値Vthを制御することによっ
て、各インバータの電流駆動能力を制御できる。
【0069】より具体的には、バックバイアス制御部1
の出力のうちBP1、BP2、…、BPjの電位を高く、
BN1、BN2、…、BNjの電位を低くする。このと
き、各段のインバータの電流駆動能力が小さくなるので
ウェルの電位によって遅延時間の長さを制御できる。
【0070】また、バックバイアス制御部1の出力のう
ち奇数段目のインバータのウェルに入力されるBP1
BN1、BP3、BN3、…、BPj-1、BNj-1の電位を
低く、偶数段目のインバータのウェルに入力されるBP
2、BN2、BP4、BN4、…、BPj、BNjの電位を高
くする。すると、立ち上がり信号を入力したときの遅延
時間は大きくなり、立ち下がり信号を入力したときの遅
延時間は小さくなる。逆に、奇数段目のインバータのウ
ェルの電位を高く、偶数段目のインバータのウェルの電
位を低くすると、立ち下がり信号を入力したときの遅延
時間は大きくなり、立ち上がり信号を入力したときの遅
延時間は小さくなる。これによって、入力信号の遷移方
向によって遅延時間を大きく異ならせることができる。
【0071】本実施例の遅延回路についても、上記実施
例で説明した発振回路と同様に(上記実施例2、実施例
3参照)、部分空乏化形SOIデバイスや完全空乏化形
SOIデバイスへの適用が可能である。例えば部分空乏
化形SOIデバイスの場合、ウェルの代わりに各トラン
ジスタのチャネル領域に対して制御電圧を与え、また完
全空乏化形SOIデバイスではウェルの代わりにバック
ゲートに対して制御電圧を与えることにより、遅延時
間、立ち上がり/立ち下がり時間を制御することができ
る。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば下
記記載の効果を奏する。
【0073】本発明の第1の効果は、発振回路の面積を
縮減する、ということである。その理由は、本発明にお
いては、上記した従来の発振回路におけるトランジスタ
TP1、TN1(図12参照)のような、特にゲート幅が
大きい制御用MOSトランジスタが不要だからである。
【0074】本発明の第2の効果は、発振周波数が非常
に高い発振回路が得られる、ということである。その理
由は、本発明においては、単純なインバータのみでリン
グオシレータを形成することができ、さらに各トランジ
スタのしきい値を低く制御できるからである。
【0075】本発明の第3の効果は、遅延回路の面積を
縮減する、ということである。その理由は、本発明にお
いては、遅延回路を構成する各インバータをNchトラ
ンジスタ、Pchトランジスタそれぞれ1つずつだけで
形成することができるからである。
【0076】本発明の第4の効果は、遅延回路の遅延時
間、立ち上がり時間、立ち下がり時間を電気的に変化さ
せることが可能であり、すなわち動作時に遅延時間が変
化可能である、ということである。その理由は、本発明
においては、遅延時間がバックバイアス制御部の出力電
位で制御できるようにしたことによる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発振回路の実施例の構成を説明するた
めの図である。
【図2】本発明の発振回路の第1の実施例の要部レイア
ウト平面図である。
【図3】本発明の発振回路の第1の実施例の構成を説明
するための断面図であり、(a)は、図2をY−Y′線
で切断したときの断面図、(b)は、図2をX−X′線
で切断したときの断面図である。
【図4】本発明の発振回路の実施例において、発振周波
数を高くしたときの波形図である。
【図5】本発明の発振回路の実施例において、デューテ
ィ比を大きくしたときの波形図である。
【図6】本発明の発振回路の実施例において、位相を進
めたときの波形図である。
【図7】本発明の発振回路の第2の実施例の要部レイア
ウト平面図である。
【図8】本発明の発振回路の第2の実施例の構成を説明
するための断面図であり、(a)は、図7をY−Y′線
で切断したときの断面図、(b)は、図7をX−X′線
で切断したときの断面図である。
【図9】本発明の発振回路の第3の実施例の要部レイア
ウト平面図である。
【図10】本発明の発振回路の第3の実施例の構成を説
明するための断面図であり、(a)は、図9をY−Y′
線で切断したときの断面図、(b)は、図9をX−X′
線で切断したときの断面図である。
【図11】本発明の遅延回路の一実施例の構成を説明す
るための図である。
【図12】従来の発振回路の構成の一例を説明するため
の図である。
【図13】従来の遅延回路の構成の一例を説明するため
の図である。
【図14】従来の遅延回路の別の構成例を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1 ゲート電位制御部 2 バックバイアス制御部 3 P形半導体基板 4 絶縁膜 5 ディープNウェル 6 半導体基板 11、12 ゲート電極 21、22 P形拡散層 31、32 N形拡散層 41、42 Nウェル 51、52 Pウェル 61、62、71、72 SOI層 81、82、91、92 バックゲート 101、102 配線 QP1、QP2、…、QP2k+1 P形MOSトランジスタ QN1、QN2、…、QN2k+1 N形MOSトランジスタ TP1、TP2、…、TP2k+1 P形MOSトランジスタ TN1、TN2、…、TN2k+1 N形MOSトランジスタ OUT 出力端子 BP1、BP2、…、BP2k+1 PchMOSバックバイ
アス制御端子 BN1、BN2、…、BN2k+1 NchMOSバックバイ
アス制御端子 GP1、GP2、…、GP2k+1 PchMOゲート電位制
御端子 GN1、GN2、…、GN2k+1 NchMOゲート電位制
御端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 27/108 H01L 29/78 618C 29/786 626Z H03K 3/354 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 27/04 H01L 21/822 H01L 21/8234 H01L 21/8242 H01L 27/088 H01L 27/108 H01L 29/786 H03K 3/354

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】MOS集積回路において、リングオシレー
    タを構成する各MOSトランジスタのウェルのうち同一
    導電型のウェルが少なくとも2つ以上に電気的に分離さ
    れ、前記同一導電型ウェルのうち少なくとも1つが可変
    バイアス電圧発生回路の出力に接続されている、ことを
    特徴とする発振回路。
  2. 【請求項2】SOI形MOS集積回路において、リング
    オシレータを構成する各MOSトランジスタのチャネル
    領域のうち少なくとも1つが可変バイアス電圧発生回路
    の出力に接続されている、ことを特徴とする発振回路。
  3. 【請求項3】SOI形MOS集積回路において、リング
    オシレータを構成する各MOSトランジスタのチャネル
    領域のうち少なくとも1つについて埋め込み絶縁膜を介
    して基板側に下部電極を設け、前記下部電極が可変バイ
    アス電圧発生回路の出力に接続されている、ことを特徴
    とする発振回路。
  4. 【請求項4】MOS集積回路において、反転回路が複数
    段縦続接続された構成を含み、前記反転回路を形成する
    各MOSトランジスタのウェルのうち同一導電型のウェ
    ルが少なくとも2つ以上に電気的に分離され、前記同一
    導電型ウェルのうち少なくとも1つが可変バイアス電圧
    発生回路の出力に接続されている、ことを特徴とする遅
    延回路。
  5. 【請求項5】SOI形MOS集積回路において、反転回
    路が複数段縦続接続された構成を含み、前記反転回路を
    形成する各MOSトランジスタのチャネル領域のうち少
    なくとも1つが可変バイアス電圧発生回路の出力に接続
    されている、ことを特徴とする遅延回路。
  6. 【請求項6】SOI形MOS集積回路において、反転回
    路が複数段縦続接続された構成を含み、前記反転回路を
    形成する各MOSトランジスタのチャネル領域のうち少
    なくとも1つについて埋め込み絶縁膜を介して基板側に
    下部電極を設け、前記下部電極が可変バイアス電圧発生
    回路の出力に接続されている、ことを特徴とする遅延回
    路。
  7. 【請求項7】複数段縦続接続した論理ゲートを含む半導
    体装置において、前記複数の論理ゲートを構成する複数
    のMOSトランジスタのウェルを少なくとも二つ以上に
    電気的に分離し、前記複数のMOSトランジスタのウェ
    ルバイアスを可変に設定する手段を備え、前記複数のM
    OSトランジスタのしきい値を別々に可変させることに
    より、前記各段の論理ゲートの電流駆動能力を可変に設
    定できるようにした、ことを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】前記複数段縦続接続した論理ゲートとし
    て、インバータゲートを奇数段縦続接続してなるリング
    オシレータ、及び/又は、インバータゲートを偶数段縦
    続接続してなる遅延回路を含むことを特徴とする請求項
    7記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】前記ウェルの代わりに、前記論理ゲートを
    構成するSOIトランジスタのチャネル領域もしくはバ
    ックゲートのバイアスを可変に設定する手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項7又は8記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】リングオシレータを構成する奇数段のイ
    ンバータ列における各トランジスタのバックバイアスを
    個別に調節する手段を備え、発振回路の発振周波数、デ
    ューティ比、位相を制御可能としたことを特徴とする半
    導体装置。
  11. 【請求項11】偶数段縦続接続されたインバータ列を構
    成する各トランジスタのバックバイアスを個別に調節す
    る手段を備え、遅延回路の遅延時間、立ち上がり時間、
    立ち下がり時間を制御可能としたことを特徴とする半導
    体装置。
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