JP2917438B2 - ミシンの糸通し装置 - Google Patents

ミシンの糸通し装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はミシンに設けられ簡単な操作で縫い針の目孔
に糸を通すことを可能にしたミシンの糸通し装置に関す
る。
(従来の技術) 近年、例えば家庭用のミシンにあっては、糸を縫い針
の目孔に通す作業を容易とするための糸通し装置を備え
たものが供されている。この糸通し装置は、第10図にそ
の一部を示すように、針棒1の近傍に設けられ操作部2
の下方への押下げ操作によりその操作部2と共に下降す
る支持体3に、糸通し用のフック4及びガイド片5を設
けて構成される。前記フック4は、第11図にも示すよう
に、回動により縫い針6の目孔7内に進入するようにな
っている。
詳しく図示はしないが、抜い針6に通される糸8は、
ミシン本体の上部の糸供給源から所定の経路を通り、針
棒1の糸掛部9に掛渡されて縫い針6部分に導かれる。
そして、この後、使用者が次のような操作を行なうこと
により、糸8が縫い針6の目孔7に通されるようになっ
ている。
即ち、まず、第10図(a)に示すように、例えば右手
の手指で糸8の先端部分をつまんで保持しながら、左手
の手指で操作部2を押下げる。これにより、同図(b)
に示すように、支持体3が操作部2と共に縫い針6の目
孔7と同等な高さの糸通し位置まで下降する。この状態
では、フック4は縫い針6の後方に、ガイド片5は縫い
針6のすぐ左側に夫々位置している。次に、使用者は、
同図(c)に示すように、右手で保持していた糸8を左
方奥側から手前側に向けて旋回させるようにしてその途
中部位をガイド片5に掛渡し、この後、左手でさらに操
作部2を押下げる。すると、同図(d)に示すように、
支持体3は図示しないカム機構により矢印A方向に回動
し、フック4の先端部が縫い針6の目孔7内に後方から
手前側に向って進入する。そこで、使用者は、同図
(e)及び第11図(b)に示すように、フック4の先端
に糸8を下方から引掛ける。このとき、糸8の途中部位
がガイド片5に掛渡されているので、左手がふさがって
いる状態でも、その掛渡し部分より先端側の糸8を水平
状態にして容易にフック4に引掛けることができる。こ
の後、使用者が操作部2の押圧力を徐々に解除していく
と、操作部2は図示しないばねの力で上方に戻り移動
し、これに伴い、第11図(c)に示すように、フック4
(支持体3)は糸8を引掛けた状態で矢印Aとは反対方
向に戻り回動する。これにて、糸8が縫い針6の目孔7
内を通され、この後さらに操作部2の押圧力を解除する
と、第10図(a)に示すように、操作部2及び支持体3
は上方の退避位置に戻るようになっている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上述のような従来の糸通し装置にあって
は、使用者が操作に習熟していないと、糸通しの作業を
うまく行えないことがあった。このため、ミシンを使い
慣れていない初心者でも簡単に糸通し作業を行うことの
できるように、より操作を容易にした糸通し装置の開発
が要望されている。
特に、第10図(c)に示すところの糸8を旋回させる
ようにしてその途中部位をガイド片5に掛渡す操作が比
較的煩雑であるため、糸通し装置を扱い慣れていない者
では、ガイド片5に糸8を掛け損なったり、一旦掛かっ
た糸8をガイド片5から外してしまうことを度々起こし
てしまう。また、糸8の途中部位をガイド片5に掛渡す
ことを知らなかったりあるいは忘れてしまう場合もあ
り、このようなときには糸8をフック4に引掛けること
が極めて難しくなり、ひいては糸通し作業を何度行おう
としても、糸8を縫い針6の目孔7に通すことができな
いといった事態を引起こすことにもなる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、簡単な操作で縫い針の目孔に糸を通すことができる
ミシンの糸通し装置を提供するにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明のミシンの糸通し装置は、針棒を上下動自在に
支持する機枠に上下動可能に設けられた操作体と、機枠
に回動及び上下動可能に設けられ操作体の操作に応じて
縫い針の上方に位置する退避位置と縫い針の側方に位置
する糸通し位置との間を上下動される支持体と、この支
持体に設けられ糸通し位置にある該支持体が回動するこ
とにより縫い針の目孔内に進入可能なフックと、操作体
の操作に応じて糸通し位置にある支持体を回動させフッ
クを目孔内に進入させる第1のカム機構と、支持体の下
降動作中に糸通し位置に至る前に該支持体を回動させる
第2のカム機構と、支持体に設けられ第2のカム機構に
よる該支持体の回動に伴って糸の糸掛部と使用者による
保持部分との間の途中部位を捕捉し該支持体が糸通し位
置に至った状態で糸をフックに引掛けるに適した準備状
態に保持するガイド片とを具備した構成に特徴を有す
る。
(作用) 上記手段によれば、操作体の操作に応じた支持体の下
降時に、その支持体は、糸通し位置に至る前に第2のカ
ム機構により回動される。この回動により、支持体に設
けられたガイド片が上方から導かれた糸の捕捉動作をす
るようになり、いわば自動的にその糸がフックに引掛け
るに適した準備状態とされるようになる。
従って、使用者がガイド片に糸を掛渡す作業が不要に
なり、ひいては、糸通しの作業が容易になる。
(実施例) 以下本発明の一実施例について、第1図乃至第9図を
参照して説明する。
まず、第9図はミシン11の全体構成を示し、ここで、
ミシン11は、大きく分けて、上面を縫製作業台12aとし
たベッド部12と、このベッド部12の右端部から一体に上
方左方に延びるアーム部13とから構成されている。この
アーム部13の先端部下部には、縫い針14を備えた針棒15
が後述するように設けられ、一方、ベッド部12内にはこ
の縫い針14に対応して図示しない布送り機構や水平釜機
構が配設されている。また、図示はしないが、ベッド部
12内には駆動源となるモータ及び動力伝達機構が配設さ
れ、モータの動力が前記針棒15や布送り機構、水平釜機
構等に伝達されて縫製の各動作が行われるようになって
いる。また、アーム部13の上部には、図示しない糸駒が
セットされるようになっており、その糸駒から供給され
る糸17(第2図参照)は、アーム部13に設けられた図示
しない糸調子台や天秤機構を通って前記縫い針14部分に
導かれ、縫い針14の目孔18に通されるようになってい
る。
前記針棒15は、第1図及び第5図に示すような針棒台
19を介してアーム部13の機枠に上下動自在に支持されて
いる。この針棒台19は、縦長の板状をなし、その上端部
にて機枠に枢支され、その枢支部分を支点として左右に
揺動可能とされてている。そして、その背面の下端部及
び上部には、夫々案内孔20a及び案内孔21aを有する第1
の支持部20及び第2の支持部21が右側方(図では左側)
に延びるように一体に設けられ、それら2つの支持部20
及び21に前記針棒15が上下動可能に挿通支持されてい
る。そして、針棒15は、この状態でその上部が動力伝達
機構に連結されており、前記モータにより上下動される
ようになっている。また、針棒台19は、前記動力伝達機
構から動力を得る図示しない揺動機構により、針棒15の
上下動と同期して揺動されるようになっており、これに
て、針棒15は上下動しながら左右に揺動する動作を行
い、いわゆるジグザグ縫いを実行し得るようになってい
る。尚、針棒15の中間部にはストッパ22が設けられ、下
端部には糸掛部23が設けられている。また、この針棒15
(縫い針14)は、停止している状態では、第1図及び第
2図に示すように、移動範囲のうちの略上端の位置に停
止されるようになっている。
そして、前記針棒15の近傍には、前記縫い針14の目孔
18に糸17を通すための糸通し装置24が設けられている。
以下、本実施例に係る糸通し装置24について詳述する。
この糸通し装置24は、操作体25,支持体26などから構
成され、この場合、前記針棒台19を介して機枠に設けら
れている。前記針棒台19には、第1図及び第5図に示す
ように、背面の中央下寄り部分に、案内孔27a,27bを有
する第3の支持部27が設けられており、また、前記第1
の支持部20には上述の案内孔20aの他に2つの案内孔20
b,20cが設けられている。前記操作体25は、第1図に示
すように、軸部25aの下端に操作部25bを有して構成さ
れ、その軸部25aが前記案内孔27b及び案内孔20cに挿通
され、針棒台19の左側方(図では右側)に上下動可能に
設けられている。そして、この操作体25は、その下端部
と針棒台19の上端部のばね掛け板28(第3図参照)との
間に配設されたコイルばね29により常に上方に付勢さ
れ、常時第1図(a)に示すように操作部25bが支持部2
0に当接する位置にある。この状態では、第2図(a)
に示すように、操作部25bは、アーム部13の先端部下部
にあって外部から押下げ操作が可能とされている。ま
た、この操作体25の軸部25aの上端部には、押下板30が
固着されている。
一方、前記支持体26は、上方に延びる軸31に一体に設
けられ、後述するようにフック32及びガイド片33を有し
ている。そして、軸31が、前記案内孔27a及び案内孔20b
に挿通されて上下動及び回動可能に配設されている。こ
の軸31は、上部にピン34を一体に有し、第3図に示すよ
うに、上端部が前記押下板30に若干のがたを存して挟ま
れるように設けられ、これにて、前記操作体25の回り止
めの作用を呈している。
そして、この軸31の上部には、スライダ35が嵌挿され
ている。このスライダ35は、第8図にも示すように、周
壁の一部が矩形状に切抜かれた円筒状をなし、また、そ
の周面に、内外を貫通し斜め方向に延びるカム溝部36を
有している。このスライダ35は、前記ピン34がカム溝部
36に挿通されて軸31の上部に嵌挿されている。詳しくは
後述するが、このピン34とカム溝部36とが本発明にいう
第1のカム機構37を構成している。また、このとき、前
記ピン34とスライダ35の上端部との間にコイルばね38が
配設され、これにて、ピン34は常にカム溝部36の下端部
に当接するように位置されている。前記操作体25に設け
られた押下板30は、このスライダ35の上端部に嵌合し、
以て、該スライダ35は操作体25と一体的に上下動される
ようになっている。また、コイルばね38のばね力は、軸
31が下方へ移動可能な状態では、軸31のピン34をスライ
ダ35のカム溝部36の下端に相対的に押付けているような
強さに設定されている。
さらに、このスライダ35には、第3図及び第8図に示
すように突起部39が一体に設けられている。そして、前
記針棒台19の背面には、第5図にも示すようなカム溝部
40が形成されている。このカム溝部40は、針棒台19の背
面略中央部を上部から支持部27までの間を上下方向に延
び、その途中部位が、第1図及び第5図で左方に湾曲し
て膨らむ湾曲部40aとされている。前記スライダ35の突
起部39は、このカム溝部40に係合され、これにて本発明
にいう第2のカム機構41が構成されている。通常時即ち
操作体25に押下げ力が加えられていない第1図(a)の
状態では、突起部39はカム溝40の上端部に嵌合してい
る。
前記フック32及びガイド片33は、第7図にも示すよう
に、支持体26の互いに反対側に位置して略平行同方向に
延びるようにして取付けられている。また、フック32の
両側には補助ガイド42,43が設けられている。このフッ
ク32は、第4図にも示すように、支持体25が前記縫い針
14の目孔18の側方にある状態で、該支持体25の矢印A方
向の回動により、目孔18内に背面側から進入するように
なっている。また、ガイド片33は、第2図(e)に示す
ように、前記フック32が目孔18に進入したときに、縫い
針14の左方部位にあって、前記糸17が掛渡されているこ
とにより、該糸17を前記フック32に引掛けるに適した準
備状態に保持するようになっている。支持体25は、第1
図(a)及び第2図(a)に示すように通常時には、縫
い針14の上方に位置している(以下この位置を「退避位
置」と称する)。そして、その退避位置と、第1図
(c),(d)及び第2図(d),(e)に示すよう
な、前記軸31のピン34が前記針棒15に設けられたストッ
パ22に当接する位置(以下この位置を「糸通し位置」と
称する)との間で上下動が可能とされている。前記スト
ッパ22は、この糸通し位置にて前記フック32が目孔18に
進入可能となる位置に設けられているのである。
さて、以上のように構成された糸通し装置24を用いて
縫い針14の目孔18に糸17を通す作業の手順について述べ
る。
通常時には、上述のように、針棒15(縫い針14)はそ
の移動範囲のうちの略上端の位置に停止されていると共
に、支持体26は退避位置に位置されている(第1図
(a)及び第2図(a)参照)。糸17を通すにあたって
は、まず、第2図(a)に示すように、上方からアーム
糸掛44(第6図参照)を通って導かれた糸17を糸掛部23
を通してその先端を右手の手指でつまんで軽く保持しつ
つ、左手の手指を操作部25bにかけ、コイルばね29のば
ね力に抗する力で操作体25を下方へ押下げる。すると、
押下板30がスライダ35を介して支持体26を押し下げるよ
うになり、操作体25と共に支持体26が下降する。ピン34
がストッパ22に当接するまでの間では、コイルばね38の
ばね力により、軸31のピン34がスライダ35のカム溝部36
の下端に当接した状態のまま支持体26は操作体25と一体
的に下降する。そして、このとき、スライダ35の突起部
39が針棒台19のカム溝部40に嵌合した状態で下降するの
であるが、突起部39がカム溝部40に沿って下降すること
により、スライダ35及び支持体26は、まず真直ぐ下降し
た後、突起部39が湾曲部40aに進入することに伴い、第
1図(b)及び第2図(b)に示すように、スライダ35
が矢印B方向に回動し、これと共に支持体26もスライダ
35と一体に矢印B方向に回動するようになる。この回動
により、支持体26のガイド片33が、糸17の糸掛部23と右
手で保持している部位との間の前面上方の領域(第6図
に斜線を付して示す領域R)に進入する。そして、突起
部39が湾曲部40aを通り過ぎるときに、第2図(c)及
び(d)に示すように、スライダ35及び支持体26が矢印
A方向に戻り回動する。これにて、ガイド片33により糸
17の途中部位が捕捉され、以て、第2のカム機構41によ
る支持体26の回動に伴い、糸17はガイド片33に掛渡され
て準備状態になるのである。尚、前記ガイド片33の軌跡
言換えればカム溝部40の形状は、針棒15(糸掛部23)が
移動範囲上端位置にあるとき(第6図にXで示す)から
若干(例えば6.5mm)下がった位置(第6図にYで示
す)にあっても糸17を捕捉できるように設定されてい
る。
そして、突起部39が湾曲部40aを通り過ぎた後、ピン3
4がストッパ22に当接すようになり(第1図(c)及び
第2図(d)参照)、支持体26が糸通し位置まで下降さ
れ。この状態では、スライダ35はカム溝部40の下部の直
線部分に嵌合してスライダ35自体の回動が禁止され、ま
た、ストッパ22により支持体26(軸31)のそれ以上の下
降が阻止される。この状態において、さらに操作体25の
操作部25aを、コイルばね38のばね力に抗する力で下方
に押圧すると、今度は、第1図(d)に示すように、支
持体26(軸31)はそのままの高さ位置で、押下板30によ
りスライダ35のみが押下げられるようになる。このと
き、スライダ35の下降に伴い、軸31のピン34はスライダ
35のカム溝部36を相対的に斜め方向に上昇移動するよう
になり、以て、第1の機構37により、支持体26は矢印A
方向に回動する。これにて、上述のように、フック32が
縫い針14の目孔18内に進入し、第2図(e)及び第4図
(e)に示すように、使用者は右手で保持している糸17
をフック32に引掛ける。このとき、前記ガイド片32に糸
17が掛渡されていることにより、該糸17を略水平にして
簡単にフック32に引掛けることができるのである。
この後、操作体25への押圧力を徐々に解除すると、ま
ず、コイルばね38のばね力により、軸31のピン34が上記
とは逆にスライダ35のカム溝部36を相対的に斜め方向に
下降移動して支持体26が矢印B方向に戻り回動する。こ
れにて、第4図(c)に示すように、フック32が目孔18
から抜け出して糸17が通された状態となる。ここでは、
使用者は右手の糸17の保持を解除することにより、確実
に糸17が目孔18に通される。
しかる後、さらに操作体25への押圧力を解除すると、
コイルばね29のばね力により、支持体26及び操作体25は
上方に戻り移動し、再び第1図(a)の退避位置に戻さ
れるのである。
このような本実施例によれば、第2のカム機構41を設
けたことにより、ガイド片33が糸17の捕捉動作をするよ
うになり、いわば自動的に糸17がフック32に引掛けるに
適した準備状態とされるようになる。この結果、糸17を
通す作業を行うにあたって、従来必要であったガイド片
33に糸を掛渡すといった作業を不要とすることができ
る。
従って、糸通し装置24の操作に習熟していない使用者
であっても、ガイド片33に糸17を掛け忘れたり掛け損な
ったりするといったミスの発生を防止することができ、
ひいては、簡単な操作で縫い針の目孔に糸を通すことが
でき、糸通しの作業を極めて容易に行うことができるも
のである。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
例えばジグザグミシンに限らず直線縫いミシンにも適用
することができるなど、要旨を逸脱しない範囲内で種々
の変更が可能である。
[発明の効果] 以上の説明にて明らかなように、本発明のミシンの糸
通し装置によれば、簡単な操作で縫い針の目孔に糸を通
すことができるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第9図は本発明の一実施例を示すもので、第
1図(a)〜(d)は糸通し作業時の状態を順に示す糸
通し装置の背面図、第2図(a)〜(e)は糸通し作業
の手順を順に示す縫い針部分の斜視図、第3図は糸通し
装置部分の上面図、第4図(a)〜(c)は糸通し作業
時の縫い針とフックとの状態を順に示す要部の拡大斜視
図、第5図は針棒台の背面図、第6図は針棒部分の側面
図、第7図はフック及びガイド片部分を示す下面図、第
8図はスライダの側面図、第9図はミシンの全体を示す
斜視図である。また、第10図及び第11図は従来例を示す
夫々第2図及び第4図相当図である。 図面中、11はミシン、13はアーム部、14は縫り針、15は
針棒、17は糸、18は目孔、19は針棒台、22はストッパ、
23は糸掛部、24は糸通し装置、25は操作体、26は支持
体、29はコイルばね、30は押下板、31は軸、32はフッ
ク、33はガイド片、34はピン、35はスライダ、36はカム
溝部、37は第1のカム機構、38はコイルばね、39は突起
部、40はカム溝部、41は第2のカム機構を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方から導かれた糸を針棒に設けられた糸
    掛部を通した後、その糸掛部の下部前方において使用者
    がその糸の先端部を保持した状態で、前記針棒に設けら
    れた縫い針の目孔に通すための装置であって、 前記針棒を上下動自在に支持する機枠に上下動可能に設
    けられた操作体と、 前記機枠に回動及び上下動可能に設けられ前記操作体の
    操作に応じて前記縫い針の上方に位置する退避位置と縫
    い針の側方に位置する糸通し位置との間を上下動される
    支持体と、 この支持体に設けられ前記糸通し位置にある該支持体が
    回動することにより前記縫い針の目孔内に進入可能なフ
    ックと、 前記操作体の操作に応じて糸通し位置にある前記支持体
    を回動させ前記フックを前記目孔内に進入させる第1の
    カム機構と、 前記支持体の下降動作中に前記糸通し位置に至る前に該
    支持体を回動させる第2のカム機構と、 前記支持体に設けられ前記第2のカム機構による該支持
    体の回動に伴って前記糸の前記糸掛部と使用者による保
    持部分との間の途中部位を捕捉し該支持体が糸通し位置
    に至った状態で該糸を前記フックに引掛けるに適した準
    備状態に保持するガイド片とを具備したことを特徴とす
    るミシンの糸通し装置。
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