JP2916157B2

JP2916157B2 - 画像形成装置

Info

Publication number: JP2916157B2
Application number: JP63329277A
Authority: JP
Inventors: 修朝倉
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1988-12-28
Filing date: 1988-12-28
Publication date: 1999-07-05
Anticipated expiration: 2014-07-05
Also published as: JPH02175273A

Description

【発明の詳細な説明】＜産業上の利用分野＞本発明は入力手段と表示手段及び記録手段を有する画
像形成装置に関する。

＜従来の技術＞今日、ワードプロセッサやパーソナルコンピュータ等
の情報入出力機器が開発されているが、これら機器の中
でも近年ではラップトップタイプの機器が広く使用され
るようになっている。

前記ラップトップタイプのワードプロセッサ等にあっ
ては、第６図に示す如く、キーボードから入力した情報
をディスプレイで確認すると共に、前記入力情報をその
場でプリントアウト出来るように構成されている。その
ため、これら機器は入力手段50、表示手段51及び記録手
段52を具備し、これらが一体的に構成されているのが一
般的である。

そして前記機器にあってはプリントアウトする場合、
記録手段52のシート挿入口52aから記録シート53を挿入
セットし、キーボード50上の記録開始スイッチを操作す
ることによって記録するようにしている。

＜発明が解決しようとする課題＞しかし、前記機器にあっては第６図に示すように、記
録手段52が表示手段51の後方に位置するために、前記記
録シート53をセットする際にはキーボード50に向かって
いる操作者が表示手段51を越すようにして記録シート53
をシート挿入口52aに入れなければならず、また記録後
の記録シート53を排出口52bから取り出す場合も同様で
操作性が悪かった。

また前記第６図に示す記録手段52は記録シート53をＵ
ターン搬送する例であったが、該シート53を直進させる
記録手段にあっては記録シート53を記録手段の下部から
挿入しなければならないために、前記操作性が更に悪く
なってしまう等の課題があった。

本発明の目的は従来の前記課題を解決し、記録に際し
て記録シートの操作性が良好な画像形成装置を提供する
ことにある。

＜課題を解決するための手段＞前記課題を解決するための本発明に係る代表的な構成
は、情報をするための入力手段と、前記入力手段から入
力した情報を表示するための表示手段と、前記入力情報
を記録するための記録領域と、該記録領域へシートを供
給又は排出するためのシート通過口とを有する記録手段
とを有し、前記表示手段を前記入力手段に対して開閉可
能に構成し、前記表示手段の開閉に連動して前記記録手
段が前記表示手段に対して相対的に移動することによ
り、表示手段を開いた状態では該表示手段の下部にシー
ト通過口が位置することを特徴とする。

＜作用＞前記手段によれば、表示手段の開閉に連動して記録手
段が相対的に移動し、例えば表示手段の下部に記録手段
のシート挿入口を配置することが可能となり、記録に際
して記録シートを入力手段側から表示手段の下部を介し
てセット可能となる。

＜実施例＞次に前記手段を適用した本発明の一実施例に係る画像
成形装置を説明する。

〔第一実施例〕第１図はラップトップタイプの画像形成装置の使用状
態を示す斜視説明図であり、第２図は非使用時の斜視説
明図である。

図に於いて、１は入力手段を構成するキーボードであ
って、情報を入力するための各種入力キー1aや記録開始
スイッチキー1b等が設けられている。更に前記入力手段
１の後部中央には後述する記録を行う際に記録シートを
ガイドするためのシートガイド部1cが形成されている。

また前記キーボード１の後部には表示手段を構成する
ディスプレイ２が取り付けられている。このディスプレ
イ２は前記入力手段１で入力した情報等を表示するもの
であり、このディスプレイ２の両端には支持脚2a,2bが
突設され、この支持脚2aがキーボード１に対して回動可
能に取り付けられている。尚、前記回動構成は支持脚2
a,2bがガイド部1cの両端を挟むように回動可能に軸着さ
れ、且つ支持脚2a,2bの回動には摩擦力が作用する如く
構成されている。従って、前記キーボード１に対する支
持脚2a,2bは第１図に示す如く起立可能であり、且つ前
記起立角度を任意角度に固定出来るように構成されてい
る。

また前記支持脚2a,2bの下端にはギヤ部2a₁,2b₁が形成
され、後述する記録手段のギヤ部と噛合する如く構成さ
れている。

更に前記ディスプレイ２は第２図に示すように、倒れ
た状態にあってはキーボード１上を覆うように構成さ
れ、これによってディスプレイ２がキーボード１のカバ
ーとして機能し、このキーボード１に対して開閉可能に
構成されている。

次に記録手段となるプリンタ３は、前記キーボード１
の後部であって、ディスプレイ２の後方に回動可能に取
り付けられている。

このプリンタ３も前記ディスプレイ２と同様に、両端
に形成された支持脚部分がキーボード１のガイド部1cに
対して軸着され、且つこの回動部分には摩擦力が作用す
る如く構成されている。このため、キーボード１に対し
てプリンタ３は起立させた場合及び倒した場合には、そ
の状態を維持し得るように構成されている。そして前記
プリンタ３は非使用時に於いては第２図に示すように倒
した状態にあるが、使用時に於いては第１図に示すよう
にキーボード１に対して起立させて記録動作を行うよう
に構成している。

更に前記プリンタの支持脚の下端にはギヤ部3a₁,3b₁
が形成され、これが前記ディスプレイ２のギヤ部2a₁,2b
₁と噛合する如く構成されている。

従って、第３図に示すように、前記ディスプレイ２を
回動させるとプリンタ３が連動して回動する。即ち、第
１図に示すようにディスプレイ２を起立するとプリンタ
３も起立し、第２図に示すようにディスプレイ２を倒す
とプリンタ３も倒れる如く構成されている。

ここで前記プリンタ３の構成を具体的に説明する。

このプリンタ３は記録シートを直進させて記録を行う
実施例に係る熱転写記録方式を採用している。その構成
は、第４図に示すように、装置前部から挿入した記録シ
ート４を搬送手段５で間欠的に搬送し、インクリボンカ
セット６及び画信号に応じて通電発熱する記録ヘッド７
を搭載したキャリッジ８を矢印ａ方向に走行させなが
ら、カセット６内に収納されたインクリボン９を記録ヘ
ッド７で選択的に加熱することによって記録シート４に
画像を形成し、その記録シート４を後部排出口から排出
する如く構成している。

前記搬送手段５はプリンタ３の両側板10a,10bに回動
可能に軸着されたローラ軸5aに搬送ローラ5bが固着さ
れ、前記ローラ軸5aの一方端には搬送モータ5cが連結さ
れている。従って、前記搬送ローラ5bは搬送モータ5cの
駆動によって駆動回転する如く構成されている。

更に両側板10a,10bには前記ローラ軸5aと平行にロー
ラ軸5dが回動自在に取り付けられ、このローラ軸5dに固
着されたピンチローラ5eが前記搬送ローラ5bと圧接する
如く構成されている。このため、搬送ローラ5bが矢印ｂ
方向に回転すると、プリンタ３を起立した状態に於ける
下部前方に設けられた本発明に係るシート通過口として
のシート挿入口15から両ローラ5b,5e間に挿入された記
録シート４が矢印ｃの方向に搬送され、下部後方の排出
口から排出されるものである。

尚、前記ローラ軸5dの一方端は側板10aの長孔10a₁に
沿って上下に移動可能であり、この長孔10a₁から突出し
たローラ軸5dが押圧バネ5fによって下方に押圧され、こ
れによってピンチローラ5eが搬送ローラ5bに圧接するよ
うになっている。更に前記長孔5a₁から突出したローラ
軸5dの下方には軸5gを中心に回動可能なリリースレバー
5hが設けられ、このレバー5hには前部に傾斜面5i₁を有
するリリースボタン5iが当接している。従って、記録シ
ート４がジャムした場合等にあっては、前記ボタン5iを
矢印ｄ方向に押すと、傾斜面5i₁に沿ってリリースレバ
ー5hが押し上げられて矢印ｅの方向に回転し、このレバ
ー5hがローラ軸5dを押し上げることによってローラ5b,5
eが離隔するために、ジャム処理を容易に行うことが出
来るようになっている。

次にインクリボンカセット６はインクリボン９を収容
するものであり、長尺状のベースフィルムに熱転写性イ
ンクを塗布したインクリボン９を、供給リール6aに巻き
付け、凹部６で一旦露出するように導いて巻取りリール
6cに巻き付けている。

前記カセット６は図示しない公知の装槙機構によって
キャリッジ８に着脱可能となっている。そして前記キャ
リッジ８にはプーリ11a,11bに懸架されたタイミングベ
ルト11cが接続され、前記一方のプーリ11aにはキャリッ
ジモーター11dが連結されて走行手段が構成されてい
る。従って、前記モーター11dを駆動することによって
キャリッジ８がガイド軸12に沿って往復走行するように
構成されている。

更に前記キャリッジ８には装填したインクリボン６の
巻取リール6cと嵌合する巻取軸8aが設けられ、この巻取
軸8aは図示しないフリクションクラッチ及び巻取モータ
ーが連結している。前記巻取モーターはキャリッジ８が
記録方向（矢印ａ方向）に走行するときに駆動し、一定
の回転トルクを巻取リール6cに伝達し、これによって供
給リール6aが繰り出されたインクリボン９を巻取リール
6cに巻き取るものである。

また前記キャリッジ８には前述した記録ヘッド７が搭
載されており、この記録ヘッド７がソレノイド等により
なる図示しないアップダウン機構によって矢印ｆ方向に
ヘッドアップ及びヘッドダウンするように構成されてい
る。更に前記記録ヘッド７はカセット６を装填したとき
に凹部6bに位置し、ヘッドダウンしたときに該凹部6bか
ら露出したインクリボン９のインク塗布面を、搬送され
た記録シート４に押圧するように構成されている。尚、
本実施例では前記記録ヘード７で押圧される記録シート
４の裏面を支持するために、記録ヘッド７の走行領域に
プラテン13を取り付けている。

前記プリンタ３に於いては記録シート４をセットし、
記録ヘッド７をヘッドダウンさせた状態でキャリッジ８
を矢印ａ方向に走行させると共に、これと同期して記録
ヘッド７を画信号に応じて発熱させる。この発熱により
インクリボン９が画像パターンに応じて加熱されて、加
熱されたインクが記録シート４に転写し、該シート４に
画像が記録されるものである。

そして一行記録が終了した後は、記録ヘッド７をヘッ
ドアップすると共にキャリッジ８をホームポジションに
戻し、搬送モータ5cを駆動して記録シート４を一行分搬
送し、次行以下の記録を前記と同様に行うものである。

尚、前記記録動作は従来の熱転写記録と同様のプログ
ラムを制御系のROM等に入力しておくことによって容易
になし得る。

ここで前記プリンタ３は第１図に示すように起立させ
たときに、シート挿入口15がキーボード１のガイド部1c
の延長上に位置する如く構成されている。これによって
記録シート４をキーボード１側からディスプレイ２の下
部を介してプリンタ３のシート挿入口に挿入し得るもの
である。

また前記キーボード１に配置された記録開始スイッチ
キー1bは、前記プリンタ３に記録シート４を挿入したと
きに、記録シート４で覆われる領域外にあるようにキー
ボード１の端部に配置され、キー操作に記録シート４が
邪魔にならないようになっている。

更に前記ディスプレイ２を支持する一方の支持脚2aの
所定位置には窓2a₂が形成されており、前記プリンタ３
を起立させると第１図に示すように、リリースボタン5i
が前記窓2a₂からキーボード１側に露出する如く構成さ
れている。従って、前記リリースボタン5iはプリンタ３
を起立した状態にあっては、キーボード１側から操作し
得るようになっている。

前記の如く構成された画像形成装置を使用する場合に
は、ディスプレイ２を起立させると、ディスプレイ２の
ギヤ部2a₁,2b₁とプリンタ３のギヤ部3a₁,3b₁とが噛合し
ているために、第３図に示すように、前記ディスプレイ
２の起立に連動してプリンタ３が起立する（記録位
置）。この状態でキーボード１を操作することによって
情報を入力する。

次に前記入力情報を記録する場合には、第１図に示す
ように、記録シート４をキーボード１側からガイド部1c
に沿わせてディスプレイ２の下部を介してシート挿入口
に挿入セットする。そして記録開始スイッチキー1bを押
すとプリンタ３の搬送手段５によって記録シート４が搬
送されると共に記録ヘッド７で記録が行われ、記録後の
シート４が排出口から矢印ｇ方向に排出される。

また前記記録中に記録シート４がジャムした場合に
は、支持脚2aから露出しているリリースボタン5iをキー
ボード１側から押すと、搬送ローラ5bとピンチローラ5e
とが隔離し、ジャムしたシート４を容易に取り除くこと
が出来る。

前記の如くして記録が終了した後は、ディスプレイ２
を倒すとプリンタ３も連動して倒れ（非記録位置）、第
２図に示すように装置全体がコンパクトになって持ち運
びが容易となる。

前記の如く本実施例にあっては、プリンタ３が回動可
能であると共に、このプリンタ３の回動がディスプレイ
２の回動に連動し、プリンタ３のシート挿入口15からデ
ィスプレイ２の下部に延長上にくるようになる。従っ
て、使用時には前記プリンタ３に対して記録シート４を
キーボード１側からディスプレイ２の下部を介してセッ
トすることが可能となる。また記録開始スイッチキー1b
の操作及びリリースボタン5iの操作もキーボード１側か
ら行なえるために、記録の操作性が向上する。

〔他の実施例〕

尚、前述した第一実施例では第１図の矢印ｇ方向に記
録シート４を排出するようにしたが、記録シート４を前
記矢印ｇと逆方向に搬送するように搬送手段を構成し、
記録後のシート４をキーボード１側に排出するようにし
ても良い。

また前述した第一実施例では記録シート４を直進させ
て記録するプリンタ３を使用した例を示したが、第５図
に示すようにキーボード１側から記録シート４をシート
挿入口16に挿入し、プラテンローラの周囲をＵターン搬
送する間に記録を行い、シート排出口17から同じくキー
ボード１側に排出するようにしても良い。

更に前述した第一実施例ではディスプレイ２の回動に
プリンタ３が連動して回動するようにた例を示したが、
本発明は前記回動構成に限定されるものではない。例え
ば、前記ディスプレイ２をスライド可能に構成すること
によって、キーボード１に対して開閉可能に構成し、前
記ディスプレイ２のスライドに連動してプリンタ３を例
えばワイヤーで巻き上げることによって上下方向へスラ
イドするように構成しても良い。

＜発明の効果＞本発明は前述したように、表示手段の開閉に連動して
記録手段が相対的に移動するために、記録手段のシート
挿入口を所望の場所に、例えば表示手段の下部に配置す
ることが可能となる。これによって記録に際して記録シ
ートを入力手段側から表示手段の下部を介してセットす
ることが可能となり、記録シートをセットする操作性が
向上するものである。

また前記表示手段が入力手段を覆うように構成するこ
とにより、表示手段を入力手段のカバーとして機能させ
ることが出来るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る画像形成装置の使用状
態を示す説明図、第２図は非使用状態を示す説明図、第
３図はディスプレイとプリンタとが連動して回動する状
態説明図、第４図は記録手段の構成説明図、第５図は記
録シートをＵターン搬送する実施例の説明図、第６図は
従来技術の説明図である。１はキーボード、1aは入力キー、1bは記録開始スイッチ
キー、1cはシートガイド部、２はディスプレイ、2a,2b
は支持脚、2a₁,2b₁はギヤ部、2a₂は窓、３はプリンタ、
3a₁,3b₁はギヤ部、４は記録シート、５は搬送手段、5a
はローラ軸、5bは搬送ローラ、5cは搬送モーター、5dは
ローラ軸、5eはピンチローラ、5f押圧バネ、5gは軸、5h
はリリースレバー、5iはリリースボタン、5i₁は傾斜
面、６はインクリボンカセット、6aは供給リール、6bは
凹部、6cは巻取リール、７は記録ヘッド、８はキャリッ
ジ、8aは巻取軸、９はインクリボン、10a,10bは側板、1
0a₁は長孔、11a,11bはプーリ、11cはベルト、11dはキャ
リッジモーター、12はガイド軸、13はプラテン、14は排
出トレー、15,16はシート挿入口、17は排出口である。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】情報を入力するための入力手段と、前記入力手段から入力した情報を表示するための表示手
段と、前記入力情報を記録するための記録領域と、該記録領域
ヘシートを供給又は排出するためのシート通過口とを有
する記録手段と、を有し、前記表示手段を前記入力手段に対して開閉可能に構成
し、前記表示手段の開閉に連動して前記記録手段が前記
表示手段に対して相対的に移動することにより、表示手
段を開いた状態では該表示手段の下部にシート通過口が
位置することを特徴とした画像形成装置。
【請求項２】前記表示手段を前記入力手段に対して回動
可能に構成し、前記表示手段の回動に前記記録手段が連
動して回動するよう構成した請求項（１）記載の画像形
成装置。
【請求項３】前記記録手段への記録シートの挿入を前記
入力手段側から前記表示手段の下部を介して挿入するよ
う構成した請求項（１）記載の画像形成装置。
【請求項４】前記表示手段を倒したときに前記入力手段
の上面を前記表示手段が覆うよう構成した請求項（１）
記載の画像形成装置。