JP2915910B2 - 光学ユニット調整装置 - Google Patents

光学ユニット調整装置

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JP2915910B2
JP2915910B2 JP63016334A JP1633488A JP2915910B2 JP 2915910 B2 JP2915910 B2 JP 2915910B2 JP 63016334 A JP63016334 A JP 63016334A JP 1633488 A JP1633488 A JP 1633488A JP 2915910 B2 JP2915910 B2 JP 2915910B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、カメラの撮影光学系等に用いられる光学ユ
ニット調整装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、カメラの撮影光学系は、たとえば、第8図に示
すように、前群レンズ111を保持している鏡枠113の外周
に雄ねじ部を有し、押え環115でもって後群レンズ112を
保持していて前記鏡枠113を取り囲む外筒114の内周に雌
ねじ部を有し、該両ねじ部の結合によって、該レンズを
外筒114に保持する方式をとっており、鏡枠113をまわし
て、光軸方向に移動させることで、ピント調整を行なう
構成となっている。また、たとえば、第9図に示すよう
に、回転により撮影レンズ121を保持する鏡枠122を光軸
方向に移動させるカムリング124を設け、鏡枠122には該
カムリング124に当接する足を有しており、該鏡枠122の
足を常にカムリング124に押し付ける方向に付勢するス
プリング126とばね押え蓋125を備え、鏡枠122とカムリ
ング124とスプリング126とを外筒123内に保持して、該
カムリング124を回転させることにより、鏡枠122は回転
しない状態を維持して光軸方向のみに動き、ピント調整
可能な構成となっている。
[発明が解決しようとする課題] 前述のように、第8図に示した従来の光学ユニット調
整装置においては、鏡枠113と外筒114とがねじ結合され
ているので、光学ユニット調整装置としての部品数が少
なく、コンパクトにおさまるという利点がある反面、レ
ンズの径方向、光軸方向ともにがたがあり、ピント調整
が困難である。また前と後の2群構成のレンズ111,112
では、お互いのレンズの位相があるため、ピント調整で
レンズを光軸中心に回転させると、レンズ性能が変化し
てしまう。前群と後群の各々のレンズ性能が高いもので
あれば、前後両群のレンズの位相が変化しても、撮影さ
れた写真に良否が生ずることはないが、レンズ性能の高
いものは、製作や加工が困難であり、多くの時間と費用
がかかるうえに、不良率が高い。そこで、前群と後群の
お互いの組み合わせで、レンズ性能が最良となる位相に
保って使用する方式が得策とされている。
このため、第9図に示したように、回転によりレンズ
を保持する鏡枠122を光軸方向に移動させることができ
るカムリング124を設けて、鏡枠122を該カムリング124
に当接させ、該カムリング124をまわして鏡枠122を光軸
方向のみに動かす光学ユニット調整装置が考案されてい
るが、鏡枠122をカムリング124に当接するように付勢す
るためのスプリング126を必要とするため、このスプリ
ング126の存在で、外筒123が大型化するうえに、カムリ
ング124、スプリング126、ばね押え蓋125などの部品数
が多くなり、コストが嵩むという問題点がある。
本発明は、以上の事情に鑑み為されたもので、光学ユ
ニットに位相ずれがなく、光学ユニットを好条件に保っ
たままで調整を行なうことができ、かつ、部品点数が少
なくて、コンパクト化を図ることができるとともに、調
整に費やす時間の短縮化を図ることができる光学ユニッ
ト調整装置を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本願発明では、外周面にカ
ム溝を有する光学ユニットと、前記光学ユニットを保持
する保持ユニットと、前記光学ユニットのカム溝に光軸
方向にガタが生じないように弾性的に嵌入されると共に
前記保持ユニットに保持され、該カム溝に対する位置を
変移させることにより前記保持ユニットが保持する前記
光学ユニットの保持位置を調整する薄肉板部材と、前記
薄肉板部材に設けられ、該薄肉板部材の前記カム溝に対
する位置を変位させる操作部とを設けて光学ユニット調
整装置を構成している。
[実 施 例] 第1図ないし第5図は本発明の第1実施例を示してい
る。
第1図ないし第3図において、1は撮影光学系のレン
ズ、2は該レンズ1を保持している鏡枠で、内周面に設
けられた溝に弾性線材を落とし込む等の手段でレンズ1
を固定している。3は該鏡枠2を取り囲む外筒である。
この外筒3の内周面には、光軸方向に3本のキー3bを
有しており、鏡枠2のキー溝2bに係合して鏡枠2の光軸
方向への直進移動のガイドとなっている。また鏡枠2の
外周面には、カム溝2aが3本、互いに離れた位置(略12
0゜の位相)に設けられている。これらそれぞれのカム
溝2aに係合する係合部4aを有する弾性リング状の薄肉板
部材であるピントリング4は、鏡枠2の外周面回りに位
置しており、したがって、カム溝2aに係合する係合部4a
はピントリング4の内周よりリング中心に向かって突出
しており、鏡枠2に対し、回転可能に係合部4aの先端が
カム溝2aの面に嵌合している。
また第5図に拡大して示すように、ピントリング4の
係合部4aは光軸方向前後へ小さな角度で曲げ4a′があ
り、ピントリング4は薄肉の板部材で弾性を有している
ため、カム溝2aの側面につっぱる形で入りこんでいて、
カム溝2aに対して光軸方向にガタが生じないように構成
してある。
前記ピントリング4には、立ち曲げ部4bがリング外周
に3か所と立ち曲げが延長された操作腕部4cがリング外
周に1か所、それぞれ互いに離れた位置(略90゜の位
相)に設けられている。
また押えリング5はリング状の板部材で、ピントリン
グ4の立ち曲げ部4bおよび操作腕部4cの内側に、該押え
リング5の外周面が嵌合しており、立ち曲げ腕部5aの弾
性力で外筒3の突出部3aをかかえこんで止められ、ピン
トリング4を介して鏡枠2を保持している。
第1図ないし第5図に示すように構成された光学ユニ
ット調整装置においては、ピントリング4の操作腕部4c
を、光軸を中心として回転すると、鏡枠2のカム溝2aに
係合する係合部4aがカム溝2aの側面を押して鏡枠2を光
軸方向へ移動させる力を発生する。
ピントリング4のカム溝係合部4aにおいて、鏡枠2の
カム溝2aの側面に力が作用する点は、係合部4aから曲げ
4a′に曲げたポイントであり、カム溝2aの側面にくいつ
くことはなく、ピントリング4は円滑な回転をし、鏡枠
2は円滑な直進移動をする。
外筒3の内周面から光軸中心に向かって突出したキー
3bが、鏡枠2の光軸方向にのびたキー溝2bに係合してい
るため、ピントリング4は回転するが、鏡枠2は回転す
ることなく、光軸方向にしか動かない。したがって、レ
ンズ1を保持した鏡枠2が光軸方向前後に動くことで、
ピント調整がなされる。
つぎに、この構成の光学ユニット調整装置を、焦点距
離を切換えられるカメラの後群レンズ系に使用した場合
を、本発明の第2実施例として、第6図および第7図に
示す。
すなわち、第6図は前群レンズのみを撮影光学系とし
て使用する場合で、後群レンズは撮影光路外へ退避して
いて、焦点距離が広角側(たとえば35mm)の状態を示す
横中央断面図で、第7図は前群レンズとともに後群レン
ズも撮影光学系として使用する場合で、前群レンズがカ
メラ前方へ移動し、後群レンズが前進した前群レンズの
後方に位置して、焦点距離が望遠側(たとえば70mm)の
状態を示す横中央断面図である。
第6図および第7図において、1は撮影光学系の後群
側のレンズ、2は該レンズ1を保持している鏡枠、3は
該鏡枠2を取り囲む外筒である。
前記後群側の外筒3において、前述の第1実施例と異
なる点は、該外筒3の一部に腕部3cを有し、この腕部3c
に穴3eが設けられていることで、この穴3eは前板14に設
けられた軸14aに回転可能に嵌合しており、したがっ
て、後群側の外筒3は前板14に取り付けられている。
4はピントリング、5は押えリングで、前述の第1実
施例と同じ形状で、同じ働きをする。
6はスプール室6aとパトローネ室6bと撮影用開口(ア
パーチャー)6cとを有するカメラ本体、7は電源電池、
8はストロボ電源用コンデンサであり、いずれも外筺1
7,9のフィルムパトローネの出し入れの際に開閉する裏
蓋に囲まれたスペース内に収められている。
10は撮影光学系の前群側のレンズ、11は該レンズ10を
保持する鏡枠、12は該鏡枠11を取り囲む鏡筒、13は該鏡
枠11を鏡筒12に保持するための鏡枠押え部材である。
前板14は前述したように、外筒3を保持するととも
に、鏡筒12の外周から光が入射するのを防ぐ遮光部材16
を保持した遮光枠15が取り付けられている。また前板14
には、穴14bが設けられ、外筺17には穴17aが設けられて
いる。これはピントリング4の操作腕部4cを動かす工具
としてのピント調整棒(図示せず)を矢印x方向にさし
込むために設けられたもので、ピント調整棒がピント調
整範囲内を動くことができるだけの大きさの穴である。
18はグリップゴムで、ピント調整完了後に外筺17の穴17
aをふさいで、光がカメラ内に入射しないように外筺17
に接着される。
第6図および第7図に示した実施例の2焦点カメラに
おいて、前群側の鏡筒12は不図示のモータによる駆動で
カメラ本体6に対し、前進と後退をする。
この際、後群側の外筒3は腕部3cの側面カム3dが前記
鏡筒12のカム当接部12aに沿って穴3eを中心として回転
する。
後群側のレンズ1の光学ユニット調整装置が従来の構
造では、前述したように、外筒の厚み(レンズ厚み方向
の寸法)が大きいために、この実施例のような構造とす
るためには、広角時に前群撮影レンズの光路を妨げない
ように後群外筒の退避スペースを大きく必要とし、その
結果、第6図でみれば、カメラ本体6のスプール室6aを
さらに左方へ位置させる必要があり、したがって、カメ
ラの横方向の寸法が増大する。そこで、カメラが大型に
ならないように、従来の2焦点カメラのほとんどは後群
レンズが光軸に平行な軸を中心として回転し、前群レン
ズの後方に進退する構造となっているが、このような従
来の構造では後群レンズのピント調整をする際には、裏
蓋を開けてカメラの裏側から調整しなければならず、コ
リメータ等の測定器でピントのずれ量を測定したのち、
ずれ補正を行なうのに、カメラを測定器からおろして調
整操作をする必要があり、調整作業の煩雑さが生じてい
た。
しかしながら、本発明の光学ユニット調整装置を用い
れば、カメラを大きくせずに、第6図のように、光軸に
直交する軸を中心として後群側のレンズ1を回転させて
広角と望遠を切換える構造が達成でき、かつ、ピント調
整をカメラ前方から行なえるような構造としたために、
ピント調整作業に要する時間を従来より大幅に短縮する
ことができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の光学ユニット調節装置
によれば、光学ユニットに位相ずれがなく、光学性能を
好条件に保ったまま調整が行える。また、少ない部品数
で構成することができて、コストの低減化を図ることが
できるとともに、コンパクト化を図ることができる。特
に、光学ユニットのカム溝に嵌入されて光学ユニットの
保持位置を調整する部材として、操作部を有する薄肉板
部材を用いているので、カム溝の幅を狭くすることがで
き、光軸方向寸法を小さくすることができる。さらに、
本発明によれば、調整に費やす時間を大幅に短縮するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示した分解斜視図、第2
図は同じく平面図、第3図は第2図の断面図、第4図は
第2図のA方向の平面図、第5図は第4図のB部の拡大
説明図、第6図は本発明の第2実施例を示した焦点切換
えカメラの広角状態の断面図、第7図は同じく望遠状態
の断面図、第8図は従来の技術の1つの例を示した断面
図、第9図は同じくもう1つの例を示した断面図であ
る。 1……レンズ、2……鏡枠 2a……カム溝、3……外筒 4……ピントリング、5……押えリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−87414(JP,A) 特開 昭59−7319(JP,A) 実開 昭60−140015(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周面にカム溝を有する光学ユニットと、
    前記光学ユニットを保持する保持ユニットと、前記光学
    ユニットのカム溝に光軸方向にガタが生じないように弾
    性的に嵌入されると共に前記保持ユニットに保持され、
    該カム溝に対する位置を変移させることにより前記保持
    ユニットが保持する前記光学ユニットの保持位置を調整
    する薄肉板部材と、前記薄肉板部材に設けられ、該薄肉
    板部材の前記カム溝に対する位置を変位させる操作部と
    を有することを特徴とする光学ユニット調整装置。
JP63016334A 1988-01-27 1988-01-27 光学ユニット調整装置 Expired - Lifetime JP2915910B2 (ja)

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JPH01191814A JPH01191814A (ja) 1989-08-01
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JPH09113787A (ja) * 1995-10-24 1997-05-02 Olympus Optical Co Ltd レンズの位置調節機構
KR100629505B1 (ko) 2005-03-09 2006-09-28 삼성전자주식회사 포커스 조절장치 및 이를 구비한 프로젝션 장치
WO2019059167A1 (ja) * 2017-09-22 2019-03-28 富士フイルム株式会社 レンズユニット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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