JP2915518B2 - 温度補償型油検知センサー - Google Patents

温度補償型油検知センサー

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忠精 森本
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は温度補償型油検知センサーに関する。
〔従来の技術〕 油検知センサーとしては、従来、例えば、第6図側面
図及び第7図縦断面図に示すように、円筒状セラミツク
ス母材01がカーボン入りシリコンゴム製薄膜の油検知部
02で被覆されるとともに、油検知部02の先端部,基端部
がそれぞれ導電性接着剤03によりセラミツクス母材01に
固着され、更に導電性接着剤03にそれぞれリード線04が
接続されたものが知られている。
この種のセンサーでは、油05が付着した油検知部02が
膨張して、その電気抵抗が増加することにより、油05を
検出している。
しかしながら、このような構造では、下記のような欠
点がある。
(1)油検知部02の線膨張係数が大きく、抵抗変化率も
大きいので、温度上昇の影響に災いされ、従って微少な
油の検知が困難である。
(2)微少な油の検知が困難なので、気化ガス状態で油
を検知することができず、従って漏油検知が遅い。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明はこのような事情に鑑みて提案されたもので、
センサーが温度変化の影響を受けずに、かつ気化ガス程
度の微少量の油を油煙から液浸まで早期に検知すること
ができる高性能の温度補償型油検知センサーを提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
このため、本発明の温度補償型油検知センサーは、同
一セラミックス基板上に、カーボン混入シリコンラバー
型抵抗変換方式の油検知用センサーと、同センサーと同
一の材質および寸法で形成され表面を導電性、電気絶縁
性かつ非吸油性材質で覆われた温度補償用センサーとが
併設されるとともに、上記油検知用センサーの油あるい
は油気化成分の付着による同センサーの抵抗変化を検出
する油検出用アンプと、上記温度補償用センサーの温度
変化に伴う抵抗変化を検出する温度補償用アンプとが設
けられていることを特徴としている。
〔作用〕
上述の本発明の温度補償型油検知センサーによれば、
温度補償用センサーは非吸油性材質により被覆されてい
るので、同センサーに油や油気化成分が付着してもセン
サーのシリコンラバーの部分まで浸透することはなく、
温度補償用センサーは油付着の影響を受けることがない
が、温度変化に対しては、油検知用センサーと同じ膨張
度をもっている。
したがって、このような特性を有する温度補償用セン
サーの検出値すなわち温度補償用アンプの出力と油検知
用センサーの検出値すなわち油検出用アンプの出力と
を、例えば差動アンプのような差動手段に入手すること
により、油検知用センサーの検出値を温度補償用センサ
の検出値で補償することができ、油検知用センサーの温
度変の影響をなくすことができる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を図面について説明すると、第1図
はその全体斜視図、第2図は第1図の平面図,側面図及
び底面図、第3図,第4図はそれぞれ第1図のIII−II
I,IV−IV断面図、第5図は第1図の油検出センサーに付
設されたセンサーアンプを示す回路図である。
まず、第1〜4図において、1は温度膨張度の少ない
セラミツクスで形成された縦長長方形セラミツクス基板
であり、2はセラミツクス基板1の左側に沿って導電性
カーボン入りシリコンラバー3が薄膜状に接着されてな
る縦長短冊状油検知用センサー、4はセラミツクス基板
1の右側に沿ってシリコン8アバー3と同一材質及び形
状のカーボン入りシリコンラバー5が薄膜帯状に接着さ
れるとともに、その表面が薄膜高分子粘着剤等の油分を
吸着しない電気的絶縁性を有する材料6により被覆され
た縦長短冊状温度補償用センサーである。
7は油検知用センサー2と温度補償用センサーの端子
で、リード13に固着されており、第2図に示すように、
セラミツクス基板1は回路基板11にリード13とともにハ
ンダ付けされ、さらに裏面にはOPアンプIC12とその他電
子部品を配線され、これらは両センサー2,4のセンサー
部を上部にし、センサーケース9の収まり高温用樹脂8
の充填によりアンプ部を保護されている。10は両センサ
ー2,4からの信号を出力するための出力ケーブルであ
る。
次に、第5図において、油検知用センサー2の油検知
用アンプ16と、温度補償用センサー4の温度補償用アン
プ17が各センサー2,4の温度特性の固体差つまりバラツ
キを補正するために配設され、可変抵抗15でそれぞれ出
力が調整される。ここで、各センサー2,4はアンプ16,17
のフイードバツク抵抗として作用するので、16,17は各
センサー2,4の抵抗値に比例する信号を出力し、アンプ1
6,17の出力を差動アンプ18に入力することで、温度変化
による信号成分は互いに打消され、アンプ18の出力には
油検知成分のみ出力される。
このような構造において、第3図に示すように、油20
が油検知用センサー2上に付着もしくは、油気化成分14
が付着すると、カーボン入りシリコンラバー3が膨潤し
て、カーボン粒子間の距離が増大するので、電気抵抗が
変化する。
一方、温度補償用センサー4では、第4図に示すよう
に、カーボン入りシリコンラバー5は高分子粘着剤等の
油分付着防止材6により被覆されているので、付着油2
0,油気化成分14はシリコーンラバーに浸透せず、従っ
て、その影響を受けないが、温度変化に対しては前記し
たように、温度による膨張分と同一膨張度を示す。
このような関係で、油の影響を受けたときのみ、差動
アンプ18の出力には温度抵抗変化を補償した信号が正確
にかつ迅速に検出される。
この実施例のものによれば、セラミックス基板1に布
設されたカーボン混入シリコンラバー型抵抗変換方式の
油検知用センサー2及び上記セラミックス基板1上に並
設され油検知用センサー2と同一材質及び寸法で形成さ
れるとともに、表面が高分子粘着剤等の油分付着防止材
で覆われた温度補償用センサーとを持ち、上記個々のセ
ンサーに接続される各アンプ16,17で、両センサーの感
度を同一のものとし、さらに差動アンプ18を用いること
で、温度に対する影響を打消し、油気化成分程度の微少
量の油を油煙から液浸まで早期に検知することができる
広範囲の温度条件下で使用が可能となる。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明によれば次のような効果
が得られる。
(1)油検知用センサーに温度補償用センサーが並設さ
れており、温度に対する影響を受けることなく油付着が
迅速に検出できる。
(2)センサー部とアンプ部とが一体構造で、さらに温
度補償回路が挿入されていることから、広範囲の温度条
件で使用が可能となる。
(3)アンプ回路内はセンサーの特性を微調整できるよ
うにするとき、微量な油の気化ガス成分も検出できるよ
うになり、精度が向上している。
(4)センサーそのものとアンプとを一体化して小型化
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体斜視図、第2図は
第1図の平面図,側面図及び底面図、第3図,第4図は
それぞれ第1図のIII−III,IV−IV断面図、第5図は第
1図の油検出センサーに付設されたセンサーアンプを示
す回路図である。 第6図は公知の油検知センサーを示す側面図、第7図は
第6図の縦断面図である。 1……セラミツクス基板、2……油検知用センサー、3
……カーボン入りシリコンラバー、4……温度補償用セ
ンサー、5……カーボン入りシリコンラバー、6……高
分子粘着剤、7……端子、8……高温用樹脂、9……セ
ンサーケース、10……出力ケーブル、11……回路基板、
12……OPアンプ(IC)、13……リード、14……油気化成
分、15……可変抵抗、16……油検知用アンプ、17……温
度補償用アンプ、18……差動アンプ、20……油、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷田部 弘 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目8番25号 高菱エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−95762(JP,A) 実開 平3−70351(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 27/00 - 27/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一セラミックス基板上に、カーボン混入
    シリコンラバー型抵抗変換方式の油検知用センサーと、
    同センサーと同一の材質及び寸法で形成され表面を導熱
    性,電気絶縁性かつ非吸油性材質で覆われた温度補償用
    センサーとが並設されるとともに、上記油検知用センサ
    ーの油あるいは油気化成分の付着による同センサーの抵
    抗変化を検出する油検出用アンプと、上記温度補償用セ
    ンサーの温度変化に伴う抵抗変化を検出する温度補償用
    アンプとが設けられていることを特徴とする、温度補償
    型油検知センサー。
JP20965390A 1990-08-08 1990-08-08 温度補償型油検知センサー Expired - Fee Related JP2915518B2 (ja)

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