JP2915500B2 - プレキャスト鉄筋コンクリート構造物の柱梁接合工法 - Google Patents

プレキャスト鉄筋コンクリート構造物の柱梁接合工法

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明はプレキャスト鉄筋コンクリート構造物の柱
梁接合工法、特に梁下端筋の改良に関するものである。
「従来の技術、発明が解決せんとする問題点」 従来、柱間の梁中央部に梁筋の接合箇所を設けるプレ
キャスト鉄筋コンクリート構造物の柱梁接合工法とし
て、第4図に示すように柱頭部上に一段の梁下端筋によ
って互いに連結されたX方向の一対のプレキャスト梁の
端部を載せた後、同様のY方向の一対のプレキャスト梁
の端部を載せて相互の梁下端筋を交差させ、次いでXY両
方向の梁上端筋を配筋して柱梁接合部に接合コンクリー
トを打設することにより、接合する工法が実施されてい
る。
しかしながら、前記従来工法では、XY方向の梁を直交
させて相互の下端筋同士を交差状に重ねるため、最初に
載せたX方向の梁下端筋を上下二段に配筋すると、Y方
向の梁を載せる際にその梁筋がX方向の梁の上側の下端
二段筋に引っかかってY方向の梁を所定位置まで下ろす
ことができず、X方向の梁の下端筋は一段配筋とせざる
を得なかった。
そのため、多くの梁筋を必要とする高層建築物には適
応できない等の制約があった。
「問題点を解決するための手段」 この発明は前記従来の課題を解決するために、相対す
る接合端面の下部間において相互に連続一体の下端一段
筋によって連結され、かつ前記下端一段筋の上方におけ
る接合端面に短尺な下端二段筋を突設してなる水平X方
向に相対した一対のプレキャスト鉄筋コンクリート梁の
接合端部を、柱の頭部上に載せ、次いで相対する接合端
面の下端部において相互に連続一体の上下二段に配した
下端一段筋及び下端二段筋によって連結された水平Y方
向に相対した一対のプレキャスト鉄筋コンクリート梁の
接合端部を、柱の頭部上に載せ、前記X方向の下端二段
筋の先端にL型鉄筋をその先端部を上向きにして接合す
るようにしたプレキャスト鉄筋コンクリート構造物の柱
梁接合工法を提案するものである。
「作用」 Y方向の梁を載せるとき、X方向の下端二段筋が短尺
に突設されているため、Y方向の下端一段筋はX方向の
梁の下端二段筋に引っかかることなくその先端間の間隙
を通過し、その結果Y方向の梁を柱上に支障なく載せる
ことができる。
Y方向の梁を載せた後にX方向の下端二段筋は、その
先端にL型鉄筋をその先端屈曲部を上向きにして接合す
るため、その後において柱梁接合部に打設したコンクリ
ートに確実に定着される。
従って、X方向の梁の下端二段筋の先端にL型鉄筋を
接合することにより、下端筋を上下二段に背筋すること
が可能となる。
「実施例」 以下この発明を図面に示す実施例について説明する
と、水平X方向に所要間隔で相対して配置する一対のプ
レキャスト鉄筋コンクリート梁1,1は、その相対する接
合端面の下部間において、相互に連続一体の下端一段筋
2によって連結されおり、この下端二段筋2の上方にお
ける接合端面にはそれぞれ少なくとも接合に最低必要な
突出長さを持った下端二段筋3,3が、後述のY方向の梁
1′,1′を直交状に配置するときにその下端筋にオーバ
ーラップしないように短尺に突設されている。
水平Y方向に相対して配置する一対のプレキャスト鉄
筋コンクリート梁1′,1′は、その接合面間の下部間に
おいて上下二段の下端一段筋2′及び下端二段筋3′に
よって連結されている。
柱梁の接合に際しては、まず第1図に示すように、上
方に柱筋5を突設したプレキャストコンクリートまたは
現場打ちコンクリートからなる柱4の頭部上にX方向の
梁1,1の端部を載せ、次いでY方向の梁1′,1′の端部
を柱4の頭部上に載せ、相互の下端一段筋2,2′同士を
直交上に重ねる。
Y方向の梁1′,1′を載せるとき、X方向の下端二段
筋3,3′が短尺に突設されているため、Y方向の下端一
段筋2′はその下端二段筋3′,3′に引っかかることな
くその先端間の間隙を通過するため、Y方向の梁1′,
1′を柱4上に支障なく載せることができる。
次いでこの状態においてX方向の梁1,1の下端二段筋
3、3の先端にそれぞれL型鉄筋6をその屈曲先端部を
上向きにして溶接またはジョイントにより接合する。
このようにしてXY両方向の梁1,1′の下端筋をそれぞ
れ上下二段に配筋した後、第3図に示すように梁1,1′
上に上端筋7を配筋して、柱梁接合部及び梁1,1′の上
部に接合コンクリートを一体に打設すると共に、梁1,1
及び1′,1′の中間の接合部に接合コンクリートを一体
に打設する。
なお、柱筋5はその突出先端を梁上面位置にとどめて
あるため、下端二段筋3,3とL型筋6の接合作業を柱筋
5が障害となることなく容易に行うことができることが
できる。
「発明の効果」 以上の通りこの発明によれば、Y方向の梁を載せると
き、X方向の梁の接合端面間には下端二段筋が配筋され
ていないため、Y方向梁の上下二段の下端一段筋及び下
端二段筋をX方向の梁の下端一段筋に直交上に重ねて、
Y方向の梁を柱頭部上に支障なく載せることができる。
また、X方向の下端二段筋は、その先端にL型鉄筋を
接合し、その屈曲先端部を上向きとするので、柱梁の接
合部に打設したコンクリートに確実に定着され、梁筋と
しての補強効果を達成することができる。
従って、柱梁接合部に梁下端筋を二段に配して柱梁接
合部の強度を制約なく強化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び第3図はこの発明による柱梁接合工
程を順に示す側面図、第4図は従来の柱梁接合部の配筋
状態を示す側面図である。 1……X方向の梁、1′……Y方向の梁、2,2′……下
端一段筋、3,3′……下端二段筋、4……柱、5……柱
筋、6……L型鉄筋、7……梁上端筋。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対する接合端面の下部間において相互に
    連続一体の下端一段筋によって連結され、かつ前記下端
    一段筋の上方における接合端面に短尺な下端二段筋を突
    設してなる水平X方向に相対した一対のプレキャスト鉄
    筋コンクリート梁の接合端部を、柱の頭部上に載せ、次
    いで相対する接合端面の下部間において相互に連続一体
    の上下二段に配した下端一段筋及び下端二段筋によって
    連結された水平Y方向に相対した一対のプレキャスト鉄
    筋コンクリート梁の接合端部を、前記柱の頭部上に載
    せ、前記X方向の下端二段筋の先端にL型鉄筋をその先
    端屈曲部を上向きにして接合することを特徴とするプレ
    キャスト鉄筋コンクリート構造物の柱梁接合工法。
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