JP2912925B2 - 織 布 - Google Patents

織 布

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JP2912925B2
JP2912925B2 JP1322258A JP32225889A JP2912925B2 JP 2912925 B2 JP2912925 B2 JP 2912925B2 JP 1322258 A JP1322258 A JP 1322258A JP 32225889 A JP32225889 A JP 32225889A JP 2912925 B2 JP2912925 B2 JP 2912925B2
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JP
Japan
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yarn
base sheet
weft
fine fibers
present
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JP1322258A
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Inventor
昭造 木村
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Sakai Sangyo KK
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Sakai Sangyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、空気流通性とクッション性に優れ、寝たき
り老人や病人の床ずれ症状を防止するのに適した敷布と
して有効な織布に関し、殊に消臭効果と抗菌性を付与さ
せた敷布に関するものである。
<従来の技術> 現在、寝たきり老人や身体を動かすことのできない病
人の一つの課題に床ずれ(褥痩)がある。これは常時仰
臥姿勢による特定局部の圧迫と、空気流通性の欠如が大
きな原因である。この床ずれは、局部の圧迫を緩和する
クッション性を持ち、しかも高度な空気流通性を兼ね備
えた敷布を利用するぱかなり軽減されると考えられる
が、今だ満足すべき敷布は見当たらない。
<発明が解決しようとする課題> そこで本発明は、従来見られなかった新規な構造の組
織によって、前記した局部の圧迫を緩和するクッション
性と、高度な空気流通性を付与せしめるとともに消臭効
果と抗菌性を兼ね備えた織布を提供することを主たる目
的とするものである。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するために、本発明に係る織布にあっ
ては、モノフィラメントからなる細い経糸と緯糸とによ
って網状に組成された基材シート(1)の表裏両面に、
2本以上の芯糸(2a)を撚じってその相互同に細繊維
(2b)を周方向に挟み込んで形成したクッション性のあ
るモール糸(2)を格子状に配置して、これを前記基材
シートの経糸または緯糸と共に織り込み形成し、更にモ
ール糸(2)の細繊維(2b)に銅イオンを固定化させた
ものである。
<作用> 本発明は上記のごとく構戌したから、全体として目の
粗い網目構造の組織を形成し、これにより空気流通性が
極めて良好になると共に、基材シート(1)の表裏両面
に配置したモール糸(2)による格子状組織によって、
高度なクッション性を確保することが出来、従って、こ
の織布を寝たきり老人や身体の自由のきかない病人のた
めの敷布として使用することにより、常時仰臥姿勢によ
る一定局部の圧迫を緩和すると共に局部の換気性を高
め、これにより床ずれの発生をおさえることができる。
また、モール糸(2)の細繊維(2b)に銅イオンを固定
化させることにより、銅イオンに悪臭物質が配位結合し
てその活性を奪い消臭効果を発揮すると共に、抗菌、抗
カビ性を発揮することができる。
<実施例> 以下、本発明の実施例について図面を参照にして説明
する。
図において、符号(1)は合成繊維、動物繊維若しく
は種物繊維等のモノフィラメントからなる細い経糸と緯
糸とによって網状に組成された基材シートであって、こ
れの表裏両面に、モール糸(2)が格子状に組成配置さ
れていて、前記基材シート(1)の経糸又は緯糸と共に
織り込まれている。
尚、本発明にいうモール糸とは、2本以上の芯糸(2
a)を撚じってその相互間に細繊維(2b)を周方向に挟
み込んで形成したクッション性のある飾撚糸を指すもの
であって、その直径は3mm程度が好ましい。
また、上記実施例において、基材シート(1)の網目
の大きさはその一辺が約1.5mm〜2mm程度が好ましく、ま
た、モール糸(2)による格子模様の升目の大きさはそ
の一辺が12mm〜15mm程度が好ましいが、これら寸法は織
布の使用目的に応じて適宜変更される。
更に前記モール糸(2)の細繊維(2b)として、アク
リル繊維が使用され、このアクリル繊維に銅イオンを固
定化されており、これにより銅イオンに悪臭物質が配位
結合してその活性をうぱい消臭効果を発揮すると共に、
抗菌、抗カビ性も発揮する。
このようにして構成された織布は、単体で敷布として
使用しても良く、また、第3図に示すように、寝具用下
敷クッション(A)の中層カバー(B)として使用され
る。この第3図の実施例では、中層カバー(B)の表面
にカバー(C)が覆せられているが、このカバー(C)
を除去して中層カバー(B)を露出させて使用するよう
にしてもよい。
<発明の効果> 本発明は以上詳述したごとく、モノフィラメントから
なる細い経糸と緯糸とによって網状に組成された基材シ
ートの表裏両面に、2本以上の芯糸を撚じってその相互
間に細繊維を周方向に挟み込んで形成したクッション性
のあるモール糸を格子状に配置して、これを前記基材シ
ートの経糸または緯糸と共に織り込み形戌したものであ
るから、全体として目の粗い網目構造の組織を形成し、
これにより空気流通性が極めて良好になると共に、基材
シートの表裏両面にモール糸による格子状組織を配置し
たから、高度なクッション性を確保することが出来、従
ってこの織布を寝たきり老人や身体の自由のきかない病
人のための敷布として使用することにより、常時仰臥姿
勢による特定局部の圧迫を緩和すると共に局部の換気性
を高め、これにより床ずれの発生をおさえることができ
る。殊に本発明では、モール糸の細繊維に銅イオンを固
定化させたものであるから、銅イオンに悪臭物質が配位
結合してその活性を奪い消臭効果を発揮すると共に、抗
菌、抗カビ性も発揮することができ、寝たきり老人等の
敷布として局めて有効である等の顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る織布の一実施例を示す平面図、第
2図は一部の拡大断面図、第3図は本発明に係る織布の
使用例を示す一部切欠斜視図である。 図中(1)は基材シート、(2)はモール糸、(2a)は
モール糸の芯糸、(2b)はモール糸の細繊維である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D03D 15/00 D03D 15/00 Z (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D03D 1/00 - 27/18 A47G 9/02 A61L 2/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モノフィラメントからなる細い経糸と緯糸
    とによって網状に組成された基材シート(1)の表裏両
    面に、2本以上の芯糸(2a)を撚じってその相互同に細
    繊維(2b)を周方向に挟み込んで形成したクッション性
    のあるモール糸(2)を格子状に配置して、これを前記
    基材シートの経糸または緯糸と共に織り込み形成し、更
    にモール糸(2)の細繊維(2b)に銅イオンを固定化さ
    せて、消臭効果と抗菌性を付与させたことを特徴とする
    織布。
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