JP2910878B2 - 受信回路 - Google Patents

受信回路

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JP2910878B2 JP3237058A JP23705891A JP2910878B2 JP 2910878 B2 JP2910878 B2 JP 2910878B2 JP 3237058 A JP3237058 A JP 3237058A JP 23705891 A JP23705891 A JP 23705891A JP 2910878 B2 JP2910878 B2 JP 2910878B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機や
ビデオテープレコーダー等に用いられる受信回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばテレビジョン受信機の受信
回路は図2に示す如くチューナー部1と音声・映像信号
処理部2で構成されている。受信アンテナで受信した高
周波信号はチューナー部1の入力同調回路3に入力され
てその中から所定チャンネルが選択された後、高周波増
幅回路4で増幅されて更に段間同調回路5にて妨害信号
が除去された後に混合回路6に供給される。
【0003】混合回路6に供給された高周波信号は局部
発振回路7から供給される局部発振信号と混合されて中
間周波信号に変換され、更に中間周波同調回路8によっ
て余分な信号成分が除去された後、音声・映像信号処理
回路2へと導かれる。
【0004】音声・映像信号回路2へ導かれた中間周波
信号はSAWフィルター9により余分な信号成分が除去
された後に映像中間周波増幅回路10で増幅され、音声
検波回路11に導かれて検波される。上記音声検波回路
11で検波された音声中間周波信号は音声中間周波増幅
回路12で増幅された後、FM検波回路13で検波され
音声信号として取り出され、図示していないが、次段の
低周波信号増幅回路等を経てスピーカーに導かれる。
【0005】又、映像中間周波増幅回路10より取り出
された映像中間周波信号は映像検波回路14で検波され
た後、複合映像信号として映像増幅回路15に導かれ
て、増幅され、図示していないが、同期回路,映像信号
処理回路等を経て表示装置に導かれる。
【0006】又、自動周波数調整(AFT)回路16
で、映像中間周波増幅回路10より得られる映像中間周
波数のずれを直流電圧に変換して局部発振回路7に制御
電圧として印加し発振周波数のずれを補正するようにし
ている。
【0007】さらに、自動利得制御(AGC)回路17
によって受信アンテナからの信号入力レベルに拘わらず
映像増幅回路15からの信号出力レベルが一定となるよ
うに高周波増幅回路4と映像中間周波増幅回路10の利
得を制御するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例に示すよう
な受信回路においては入力同調回路,段間同調回路,局
部発振回路のそれぞれの同調回路を構成する可変容量ダ
イオードのカソード側に印加する電圧を同時に変えるこ
とより各同調回路の同調周波数を同時に変え、所定のチ
ャンネルの信号を受信する電子同調方式になっているた
め、各同調回路を構成するコイル,コンデンサー,可変
容量ダイオード等の部品の特性上のばらつきにより各同
調回路の同調周波数が同じになることは殆ど無い。
【0009】従ってこのようなチューナーを生産する場
合はコイルのインダクタンスを調整することによって各
同調回路の同調周波数を合わせこむ方法が一般的である
が、同調回路を構成するコイルにはコスト等の関係から
トランスではなく、いわゆる空芯コイルを採用するのが
一般的であるため、その構造上及び生産性の問題から機
械等による調整の自動化が困難であり人間の手作業に頼
らざるを得ず、部品の特性ばらつきによるトラッキング
・エラーがある場合、全チャンネルである程度の帯域特
性を得るために妥協調整を強いられることになり生産性
の面で悪影響を及ぼしていた。
【0010】又、前述のトラッキング・エラーを軽減す
る為に各同調回路に使用する可変容量ダイオードには、
そのカソード側に加える逆印加電圧に対する容量や容量
変化比の揃った組み内偏差の小さな部品、即ちペア部品
を使用するのが一般的であるが、コンデンサー等のばら
つきがあるためトラッキング・エラーの発生を皆無にす
ることは困難であり、更に最近のようにCATV化が推
進され、隣接チャンネル妨害等の各種妨害に対する規制
が厳しくなると、同調電圧に対する同調周波数の変化を
早くすると共に同調回路の選択度を高くしたワイドバン
ド・チューナーではトラッキング・エラーによる影響が
大きくなっていた。
【0011】ところが、同調回路の帯域特性がテレビジ
ョン受像機やVTRの画質に与える影響は非常に大きく
トラッキング・エラーはチャンネル間の画質変動を招く
原因ともなっており、高画質のテレビジョンやビデオテ
ープレコーダに採用する受信回路についてはこの問題を
いかに設計的に抑えるかが課題となっている。
【0012】本発明は上記問題に鑑みなされたもので生
産工程における同調用コイルの調整を廃止することで生
産性を向上させると共に、部品の特性ばらつきによるト
ラッキング・エラーに関係無く安定した画質を得られる
ようにした受信回路を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するため、受信した高周波信号の中から入力同調回路
及び段間同調回路によって所定のチャンネルを選択し、
混合回路で中間周波信号に周波数変換した後、その中間
周波信号から音声信号と複合映像信号を取り出す受信回
路において、上記入力同調回路および前記段間同調回路
にカラーバースト信号レベルに応じた同調補正電圧を同
調電圧に重畳させて供給する構成にする。
【0014】又、本発明は上述の構成において、前記同
調補正電圧を前記入力同調回路、前記段間同調回路の順
に重畳する。
【0015】
【作用】上記の構成によれば、トラッキング・エラーに
より各受信チャンネル間の帯域特性がばらつき、カラー
バースト信号のレベルが変動すると、同調補正電圧も
動し、その同調補正電圧の変動に応じて入力同調回路及
び段間同調回路が制御され、該両同調回路の同調周波数
が最適値に補正される。
【0016】
【実施例】図1は本発明の一実施例のブロック図であ
る。図2に示す従来例に対応する部分は同一符号を付し
説明を省略する。
【0017】本発明は受信するチャンネルの帯域特性に
よって映像搬送波に対し色副搬送波のレベルが高くなる
とカラーバースト信号のレベルが大きくなり、映像搬送
波に対し色副搬送波のレベルが低くなるとカラーバース
ト信号が小さくなることに着目し、入力同調回路,段間
同調回路の同調周波数を、複合映像信号から取り出した
カラーバースト信号のレベルに応じて別々に補正するよ
うにしたものである。
【0018】図1において、18は水平同期信号を取り
出す同期分離回路、19は水平同期信号よりカラーバー
スト信号取出用のゲートパルスを作る波形整形回路、2
0は複合映像信号よりカラーバースト信号と搬送色信号
を取り出し増幅する帯域増幅回路、21はカラーバース
ト信号を取り出すバースト分離回路、22は搬送色信号
のレベルを一定にする自動色飽和度制御(ACC)回
路、27は上記帯域増幅回路20,バースト分離回路2
1及びACC回路22より成る同調補正電圧発生回路で
ある。
【0019】又23及び24は制御回路26からの制御
信号及び上記同調補正電圧発生回路27からの同調補正
電圧に応じ入力同調回路3及び段間同調回路5の同調周
波数を個別に制御する同調電圧重畳回路、25は上記制
御回路26からの制御信号に基づき、局部発振回路7の
発振周波数を制御するPLL回路である。
【0020】従ってアンテナよりチューナ部1に入力し
たテレビジョン信号は入力同調回路3,高周波増幅回路
4,段間同調回路5,混合回路6及び中間周波同調回路
8を経て、所定のチャンネルの中間周波信号として取り
出され映像信号処理部2に導かれる。
【0021】映像信号処理部2では、SAWフィルター
9,映像中間周波増幅回路10,映像検波回路14及び
映像増幅回路15で所定の信号処理が施され、検波され
た複合映像信号が導出される。
【0022】映像増幅回路15より出力される複合映像
信号は同期分離回路18に導かれ、水平同期信号を分離
出力し波形整形回路19に導く。該波形整形回路19で
は上記水平同期信号を波形整形してカラーバースト信号
取出し用のゲートパルスを作り、このゲートパルスをバ
ースト分離回路21に供給する。
【0023】一方上記映像増幅回路15より導出される
複合映像信号は、帯域増幅回路20に導かれて、該帯域
増幅回路20でカラーバースト信号と搬送色信号を取り
出し、次段のバースト分離回路21に供給する。バース
ト分離回路21では、上記波形整形回路19からのゲー
トパルスにより帯域増幅回路20からのカラーバースト
信号を抽出しACC回路22に導く。
【0024】ACC回路22ではバースト分離回路21
から供給されるカラーバースト信号のレベルを検出し、
そのレベルに応じた制御電圧を発生する。この制御電圧
は一部を上記帯域増幅器20に帰還させ、搬送色信号の
レベルが一定になるように帯域増幅器20の利得を調整
する。
【0025】従って帯域増幅回路20,バースト分離回
路21及びACC回路22より成る同調補正電圧発生回
路27からは搬送色信号が一定のレベルに調整された状
態でのカラーバースト信号のレベルに応じた制御電圧が
発生する。
【0026】同調補正電圧発生回路27より導出される
上記の制御電圧は制御回路26からの制御電圧と共に同
調電圧重畳回路23及び24に導き、入力同調回路3及
び段間同調回路5を構成する可変容量ダイオード(図示
せず)のカソード側に印加する同調電圧に重畳させ、入
力同調回路3及び段間同調回路5に印加する同調電圧を
入力同調回路3,段間同調回路5の順に補正して、映像
搬送波に対する色副搬送波のレベルが一定になるように
その同調周波数を補正する。
【0027】PLL回路25は制御回路26からの制御
信号に基づき局部発振回路7からの局部発振信号の周波
数を検知し、上記局部発振回路7を一定の周波数で発振
させるように電圧制御する。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、カラーバースト信号レ
ベルに応じて入力同調回路及び段間同調回路の同調周波
数が最適値になるように制御されるので、生産工程での
チューナの入力同調回路及び段間同調回路の調整を無く
すことができ、コストダウンが図れる。また、入力同調
回路と段間同調回路がチャンネル毎に最適値に自動調整
されることにより全チャンネルで安定した画質を得るこ
とができる。 また、請求項2によれば、入力同調回路と
段間同調回路を通過する信号の時間差を考慮し入力同調
回路、段間同調回路の順に補正するので、受信信号の流
れ(伝送)に応じた適切な補正が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のブロック図。
【図2】 従来例のブロック図。
【符号の説明】
3 入力同調回路 5 段間同調回路 6 混合回路 21 バースト分離回路 22 ACC回路 23,24 同調電圧重畳回路 26 制御回路 27 同調補正電圧発生回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信した高周波信号の中から入力同調回路
    及び段間同調回路によって所定のチャンネルを選択し、
    混合回路で中間周波信号に周波数変換した後、その中間
    周波信号から音声信号と複合映像信号を取り出す受信回
    路において、 上記入力同調回路および前記段間同調回路にカラーバー
    スト信号レベルに応じた同調補正電圧を同調電圧に重畳
    させて供給することを特徴とする受信回路。
  2. 【請求項2】前記同調補正電圧は前記入力同調回路、前
    記段間同調回路の順に重畳されることを特徴とする請求
    項1に記載の受信回路。
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