JP2910534B2 - 写真フィルム用コード情報読取装置 - Google Patents

写真フィルム用コード情報読取装置

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JP2910534B2
JP2910534B2 JP5289410A JP28941093A JP2910534B2 JP 2910534 B2 JP2910534 B2 JP 2910534B2 JP 5289410 A JP5289410 A JP 5289410A JP 28941093 A JP28941093 A JP 28941093A JP 2910534 B2 JP2910534 B2 JP 2910534B2
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幸政 中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、写真焼付装置やカメ
ラ機器等によりフィルムに記録されたバーコード情報を
読み取る写真フィルム用コード情報読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真プリントは、例えばフィルム搬送装
置でフィルムを搬送して、ネガフィルムに形成されたネ
ガ画像の駒を露光手段で停止し、露光手段によりこのネ
ガ画像を印画紙に焼付け、この印画紙を現像装置で現像
処理して作成される。この写真プリントを作成する際
に、ネガフィルムの幅方向端部にバーコード化されて記
録されているIDコード(DXコード)及びコマ番号を
光学センサーで検出して、焼き付ける駒を指定したり、
焼き付け条件を指定する場合がある。そのためフィルム
搬送装置には、このバーコード情報を読取るための投光
部(LED)とバーコード検出器が設けられている。
【0003】かかる写真フィルム用のコード情報読取装
置については、例えば特開平4−350646号公報に
一例が開示されている。この公報による読取装置では、
バーコード検出器としてCCDラインセンサが用いら
れ、このCCDラインセンサは画像コマ範囲内の4箇所
の画素による画像走査を行なうと共に、ネガフィルムの
幅方向端の画素によりバーコード情報を読み取るように
している。
【0004】この他にも写真フィルム用コード情報読取
装置としては、例えば特開平4−310938号公報に
開示されたものが知られている。この公報による読取装
置は、発光素子により照射されたバーコード情報をレン
ズで集光してバーコード検出器(センサ)で検知し、レ
ンズとバーコード検出器の間にはバーコードの最小バー
幅より狭い幅のスリットを有するスリット板が介装さ
れ、バーコード検出器はスリットを通過した光だけが照
射されて高密度で記録されたバーコードを読み取ること
ができるとされている。
【0005】特開平5−19367号公報によるコード
情報読取装置は、高精度の光学センサを用いることなく
ネガフィルムのコード情報の検出率を向上させるコード
判定方法に基づくものである。このコード判定方法で
は、ネガフィルムに記録されているバーコードのベース
部(ブランク)とコード部(バーコード)を光学センサ
で検出し、その出力から極大と極小となる極値をそれぞ
れ求め、この特定の極値とその前後の極値に基づいてベ
ース部とコード部に応じたスレッシュホールド値を設定
し、これに基づいてベース部とコード部を検出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このバーコ
ード検出器が確実にバーコードを読取ることができるよ
うにするためには、ネガフィルム搬送時の蛇行やカール
を考慮する必要がある。一般的にはネガフィルムの搬送
路をネガフィルム幅方向寸法に限りなく近づけて蛇行を
起こさせないようにするか、バーコード検出器を揺動可
能なコマ部材に取付けて、ネガフィルムの蛇行に追従さ
せるようにして、バーコード検出器をネガフィルムの幅
方向端部から内側に向けて所定距離に位置させるという
方法が用いられる。
【0007】しかしながら、上述した従来例の読取装置
はいずれもバーコード情報を正確に読み取ることを目的
としているが、第一の公報によるもの以外はネガフィル
ム搬送時の蛇行やカールが生じた場合でもバーコード情
報の読み取りを正確に行なうことができるようにするこ
とを目的としたものではない。
【0008】第一の公報による読取装置は、ネガフィル
ムの蛇行時にバーコード情報を正確に読取るため、CC
Dラインセンサによりネガフィルムの幅方向の端を検出
し、この幅方向の端を基準としてバーコード検出用の画
素を特定してバーコードを読み取る方式を採用している
だけである。ネガフィルムの蛇行時にバーコードのブラ
ンク部を透過する光やフィルムのガイド部とフィルムと
のすき間から洩れる光によってバーコード情報を表わす
光が干渉され、読取をすることがあるという根本的な問
題を解決するものではない。
【0009】前述したネガフィルムの蛇行を考慮しネガ
フィルム搬送路を狭くする方法を用いた場合、ネガフィ
ルムがジャミングを起こす恐れがある。ネガフィルムが
搬送中に蛇行した場合、発光素子からの光が直接ネガフ
ィルムの幅方向端部から検出器に照射されるため、検出
器から出力される信号はブランクを透過した信号に近く
なり、バー及びブランクの透過光量の差は小さくなる。
このため、バーを判別するための透過光量の範囲は狭く
なり読み取り不良の発生をすることがある。また、ネガ
フィルムがカールにより湾曲した場合は、発光素子から
の光が直接パーフォレーション部分から検出器に照射さ
れるため、前記同様読み取り不良が発生することがあ
る。
【0010】上記問題点について図5、図6によりさら
に詳しく説明すると、一般的には発光素子23に対して
センサ21をできるだけ接近して設け、電気的精度を向
上させる目的からセンサ21の受光感度を上げセンサ出
力の増幅回路の増幅率を低くするために、バーコードの
バー及びブランクの最小幅に対してセンサ21の受光面
の幅Wsをほぼ等しく設定していた。このため、図5に
示すように、センサ21の真下にバーコードのバーが位
置する状態においても、発光素子23からネガフィルム
Fに照射され、バーを透過した弱い光a2に対して、バ
ー前後のブランクを透過してセンサ21の受光面に達す
る強い光b及びcの影響が大きく、センサ21に照射さ
れる光量が最小にならず、透過光量の差を大きくできな
かったのである。
【0011】さらに、フィルムの搬送状態について考え
るとき、フィルム搬送路の幅寸法LがネガフィルムFの
幅寸法よりも狭く、ネガフィルムの幅方向端部が常にフ
ィルム搬送路に規制されながら搬送される状態が理想的
であり、図6に示す発光素子23から照射される光(d
1、e1)はすべてネガフィルムFを透過した後(d
2、e2)センサ21の受光面に照射されるため、バー
コードの各々のバーとブランクとの光量差を大きく取る
ことができる。しかし、このような搬送状態ではネガフ
ィルムFに与える負荷抵抗が大きく、搬送中にネガフィ
ルムFがジャミングを起こすという問題があり、実際に
はネガフィルムFのジャミングを防止するため、図6の
ようにフィルム搬送部の幅寸法LをネガフィルムF幅寸
法よりも広くする必要がある。
【0012】このため、カールによりネガフィルムFが
湾曲したり、フィルム搬送路内でネガフィルムFが蛇行
した場合、前記発光素子23からネガフィルムFに照射
される光の一部(f、g)がネガフィルムFの幅方向端
部、あるいはパーフォレーション部分から回り込み、ネ
ガフィルムFを透過せずに直接もしくはフィルム搬送路
内で反射して、センサ21に照射される事態が発生す
る。その結果、センサ21がバーコードのバーを検出し
ている状態においても、前記ネガフィルムFの幅方向端
部、あるいはパーフォレーション部分から回り込む光f
及びgの影響により、センサ21に照射される光量は最
小には至らず、バー及びブランクの透過光量の差は小さ
くなる。したがって、バーを判別するための透過光量の
範囲は狭くなり、読み取り不良が発生する。
【0013】一方、バーコード検出器を揺動可能なコマ
部材に取付けてネガフィルムの蛇行に追従させるように
する場合、機構がメカ的であるため、塵や埃の侵入によ
り、動きが鈍くなると、バーコードを誤読したり、読み
取れない場合があるばかりでなく、揺動可能なコマ部材
を取付けるためにはフィルム搬送路をその部分で寸断し
なければならず、結果としてネガフィルムがジャミング
を起す可能性を大きくすることになる。
【0014】さらに上記どちらの方式においても、フィ
ルムに記録されたバーコードのバーまたはブランクの最
小の幅より検出器の受光幅が広い場合には、フィルムの
蛇行やカールの状態には関係なく、検出器にはバーを透
過した光とブランクを透過した光とが同時に照射される
ため、検出器から出力される信号はブランクを透過した
信号に近くなり、バー及びブランクの透過光量の差は小
さくなる。このため、この場合においてもバーを判別す
るための透過光量の範囲は狭くなり、読み取り不良が発
生することがある。
【0015】この発明は、上述した従来のコード情報読
取装置における種々の問題に留意して、ネガフィルムに
対しジャミングを起こさない程の幅の搬送装置により搬
送する場合であっても、搬送路端部から回り込む光など
の影響を受けずに拡大結像手段によって受光部が受ける
バーコード情報の透過光量の差を大きくして読取り不良
の発生を防止し、正確なバーコード情報の読取りを可能
とするコード情報読取装置を提供することを課題とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
としてこの発明は、写真フィルムのバーとブランクから
成るバーコード記録部に光を照射する照射手段と、上記
バーコード記録部を透過した光を拡大結像する結像手段
と、この結像手段の結像面に配置されかつ入射された光
量に応じた信号を出力するコード情報検出器とを備え
上記結像手段をフィルムに記録された最小幅のバー又は
ブランクの拡大像より検出器受光部の幅が狭くなるよう
にバー又はブランクを拡大結像させるものとして成る写
真フィルム用コード情報読取装置としたのである。
【0017】この場合、前記結像手段として、ネガフィ
ルムと検出器の間にバーコードの2つのトラックに対応
して2つのロッドレンズを配置し、フィルムに記録され
た最小幅のバー又はブランクの拡大像より検出器受光部
の幅が狭くなるようにバー又はブランクを拡大結像させ
るのが好ましい。
【0018】
【作用】上記の構成としたこの発明により、前記写真フ
ィルムのバーコード記録部を透過した光は、上記ロッド
レンズによる結像手段により検出器受光面に拡大結像さ
れる。ここで、結像手段は最小幅のバー、ブランクより
受光部の幅が狭くなるように拡大結像する。従って、
かけ上はバー及びブランクの幅寸法に対して、検出器受
光部の幅を小さくしたことと同一効果を得ることができ
る。これにより、検出器には、バーコードの各々のバー
とブランクとを透過した光のみを照射することができる
ため、バーコードとブランクを明確に判別できる光量を
検出器に照射することができる。
【0019】また、前記フィルムの蛇行あるいはカール
により、フィルム上のバーコード記録部を透過させずに
フィルムエッジまたはパーフォレーション部分から直接
照射される光に対しては、前記結像手段により拡大結像
された像面上では、検出受光器からの距離が拡大率に比
例して離れるため、見かけ上はフィルムの幅方向に対し
て、検出器受光部の幅を小さくしたことと同一効果を得
ることができ、検出器には、バーコード各々のバーとブ
ランクとを透過した光のみを照射することができる。
【0020】第二の発明のように、拡大結像手段として
はロッドレンズを用いるものが最適である。バーコード
情報のバーとブランクに対応する透過光量の差を最大に
検出でき、焦点距離が短く、装置を小型化できるためで
ある。
【0021】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0022】図1は、本発明の写真フィルム用コード情
報読取装置を備えた写真焼付装置(プリンタ)である。
図示のように、ネガフィルムFを焼付部に搬送するネガ
キャリア2の下方には、ハロゲンランブを備えたランプ
ハウス5及びミラートンネル10が配置されている。ま
た、ランプハウス内部には、熱線吸収フィルタ6及び調
光フィルタが配置されている。調光フィルタは、周知の
ようにY(イエロ)フィルタ7、M(マゼンタ)フィル
タ8、C(シアン)フィルタ9の3つの色フィルタで構
成されている。
【0023】ネガキャリア2の上方には、レンズ12、
シャッタ13、及びペーパ14が順に配置されており、
ランプハウス5から照射されて熱線吸収フィルタ6、調
光フィルタ7、8、9、ミラートンネル10及びネガフ
ィルムFを透過した光がレンズ12によってペーパ14
に結像するように構成されている。11はペーパマガジ
ンである。
【0024】ネガキャリア2にはネガフィルムFの両端
部を挾持して搬送する一対の搬送ローラ15、16、1
7、18が所定の間隔で配置されている。ネガキャリア
2の上流側の搬送ローラ17の近傍にはネガフィルムF
の幅方向に画面検出センサ4が設けられている。また、
ネガフィルムFの端部に対応する位置にはセンサ21、
レンズ22a、22b、発光素子23により構成される
コード情報検出器3が配置されている。発光素子23は
ネガフィルムFの下方に設けられ、ネガフィルムFを照
射し、照射されたネガフィルムFの透過側にレンズ22
a、及び22bが配置されている。そして、レンズ22
a、22bの結像面側のレンズ共役長の位置に所定の拡
大倍率で結像したネガフィルムFのバーコード記録部の
情報を読取るセンサ21が配置されている。
【0025】センサ21は、例えばフォトダイオード等
の光電変換素子が用いられ、発光素子23は例えばLE
D等の発光体を用いる。また、ネガフィルムFのバーコ
ード記録部をセンサ21の受光面に拡大結像させるため
のレンズ22a、22bとして、例えば直径1mm程度
で周辺との屈折率が異なる特殊なロッドレンズ(商品
名:セルフォックマイクロレンズ)を用いる。これによ
り、上記符号化されたバーコード24をセンサ21によ
り光学的に読取ることができる。図2に上記センサ21
とレンズ22a、22b、発光素子23、バーコード2
4の配置構成を拡大した斜視図を示す。
【0026】センサ21は増幅回路(AMP)25の入
力端に接続されており出力端は比較回路(CMP)26
の入力端の一方に接続されている。なお、比較回路26
の他方の入力端には、図示しない電源手段により基準電
圧が入力されるように接続されている。比較回路26の
出力端は制御回路27に接続されている。制御回路27
はマイクロコンピュータで構成されており、データ等を
入力するためのキーボード29が接続されている。ま
た、接続回路27はドライバ28を介してモータ19に
接続されている。モータ19は搬送ローラ15、16、
17、18の各々とベルト20により連結されており、
モータ19が一定速度で回転することにより搬送ローラ
15、16、17、18が回転されネガフィルムFが一
定速度で搬送される。
【0027】上記のように構成した実施例の作用につい
て以下説明する。
【0028】まず現像処理がなされた幅方向両端部にバ
ーコード記録部を持つネガフィルムFを写真焼付装置1
上のネガキャリア2に挿入する。図2に示すように、コ
ード情報検出器3の発光素子23から発光する光により
照射されるバーコード24は、レンズ22a、22bに
よりセンサ21の受光面上に拡大結像され、センサ21
は入射光量に応じた信号を出力する。このとき、モータ
19を一定速度で回転させることにより、搬送ローラ1
5が回転されてネガフィルムFが一定速度で搬送され
る。ネガフィルムFがS方向へ搬送されるとバーコード
24のブランク及びバーの移動により、センサ21の受
光面上に形成された拡大像は、Sとは逆の方向へ移動す
る。
【0029】このとき、図3に示すように、ネガフィル
ムFの搬送方向におけるバーコードの検出状態を見る
と、センサ21の受光面の幅Wsに対して、バーコード
24のバー及びブランクのうち最小の幅のものを結像さ
せたときの像幅Wの方が大きくなるよう拡大率Mを設定
する(W/Ws>1)。このようにすれば上記最小の幅
のバーコード24のバーがセンサ21の受光面上に結像
された場合、センサ21の受光面がバーの拡大像により
完全に遮光されるためセンサ21に照射される光量は最
小になる。
【0030】一方、バーコード24のブランクがセンサ
21の受光面に結像された場合は、ブランクを透過した
光がその両側に位置するバーに遮光されることなく照射
されるため、センサ21に照射される光量は最大とな
る。したがって、バーコード24の各々のバーとブラン
クとの光量差を大きく取ることができ、センサ21には
バーコード24の移動と共にバーコード24のブランク
及びバーに応じて透過した光量の光が照射され、バーコ
ード24の移動と共にバーコード24の縞に応じた信号
がセンサ21から出力される。
【0031】センサ21から出力された信号は、増幅回
路25へ入力されて所定の増幅率で増幅される。増幅回
路25で増幅された信号は、比較回路26へ入力されて
基準電圧と比較される。比較回路26から出力される信
号は、基準電圧より大きなときには、ハイレベル、小さ
なときにはローレベルになる。したがって、比較回路2
6から出力された信号のローレベルのときが、バーコー
ド24のバーに対応する。また、比較回路26から出力
された信号は制御回路27に入力され、制御回路27に
おいてバーコード24に符号化された情報が焼付処理用
のデータに変換される。以上に示したように、本装置は
バーコード24のブランクとバーの光量差を大きく取る
ことができるため、基準電圧の設定範囲を大きくとるこ
とができ、経時変化等による電圧変動の影響を受けて読
取不良を引き起こすことなくバーコード24を検出でき
る。
【0032】ネガフィルムFの幅方向におけるバーコー
ド24の検出については、図4に示すように、レンズ2
2a、22bを用いてバーコード24をセンサ21の受
光面に拡大結像させると、カールによりネガフィルムF
が湾曲したり、フィルム搬送路内でネガフィルムFが蛇
行することにより前記発光素子23からネガフィルムF
に照射される光の一部がネガフィルムFの幅方向端部、
あるいはパーフォレーション部分から回り込んでも、レ
ンズ22a、22bにより回り込んだ光はセンサ21の
受光面から離れた位置に結像され、センサ21の受光面
にはバーコード24の各々のバー及びブランクを透過し
た光だけが照射される。つまりセンサ21はネガフィル
ムF上のWs/Mの範囲を透過した光だけしか検出しな
いため、カールによるネガフィルムFの湾曲や、フィル
ムの搬送路内でのネガフィルムFの蛇行に対する余裕度
を大きくすることができる。したがって、基準電圧の設
定範囲を大きく取ることができ、安定したバーコード検
出を行うことができる。
【0033】なお、上記実施例ではフィルムとしてネガ
フィルムを用いた場合の例について説明したが、ネガフ
ィルムに限定されるものではなく、ダイレクトプリント
を行うリバーサルフィルム、また他のフィルムを用いて
もよい。
【0034】
【効果】以上詳細に説明したように、この発明のコード
情報読取装置は照射手段とコード情報検出器の間にロッ
ドレンズによる拡大結像手段を設け、バーコードの最小
幅のバー、ブランクの拡大幅より検出器受光部の幅が狭
くなるように拡大結像させるようにしたから、フィルム
上のバーコード記録部を検出器受光面に拡大結像させる
ことにより、実際の検出器受光範囲が縮小され、バーコ
ードの各々のバー部検出時のブランク部からの透過光に
よる影響を少なくし、フィルムの蛇行によるフィルムエ
ッジ及びパーフォレーションからの光源光の回り込みに
対する余裕度が大きくなり、バーコードセンサの取付位
置精度に余裕ができ、取付・調整が容易になる。
【0035】又、揺動可能なコマ部材を使用しないた
め、メカ的な動作機構がなく、塵や埃の侵入に対する信
頼性を向上させると共に、装置の小型化を図ることがで
き、ネガ搬送系路を寸断することなくネガフィルムのジ
ャミングを起こす恐れを防止でき、ネガフィルムとバー
コードセンサの間の検出穴が、ロッドレンズにより密閉
されているため侵入した塵や埃がセンサ受光面に付着
し、検出感度を低下させることがないなど種々の利点が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のコード情報読取装置を備えた写真焼付
装置の概略構成図
【図2】実施例のコード情報読取装置の拡大斜視図
【図3】同上の搬送路に沿った部分断面図
【図4】同上の搬送路に直角に断面した部分断面図
【図5】従来例の図3に相当する部分断面図
【図6】従来例の図4に相当する部分断面図
【符号の説明】
1 写真焼付装置 2 ネガキャリア 3 コード情報読取装置 21 センサ 22a、22b レンズ 23 発光素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−315136(JP,A) 特開 昭63−129330(JP,A) 特開 昭62−133439(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 7/24 G03B 27/46

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フィルムのバーとブランクから成る
    バーコード記録部に光を照射する照射手段と、上記バー
    コード記録部を透過した光を拡大結像するロッドレンズ
    による結像手段と、この結像手段の結像面に配置されか
    つ入射された光量に応じた信号を出力するコード情報検
    出器とを備え、上記結像手段をフィルムに記録された最
    小幅のバー又はブランクの拡大像より検出器受光部の幅
    が狭くなるようにバー又はブランクを拡大結像させるも
    のとして成る写真フィルム用コード情報読取装置。
  2. 【請求項2】 前記コード情報検出器を結像手段のレン
    ズ共役長の位置に、前記拡大倍率で拡大像を結像するよ
    うに設けたことを特徴とする請求項1に記載の写真フィ
    ルム用コード情報読取装置。
JP5289410A 1993-11-18 1993-11-18 写真フィルム用コード情報読取装置 Expired - Lifetime JP2910534B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5289410A JP2910534B2 (ja) 1993-11-18 1993-11-18 写真フィルム用コード情報読取装置
KR1019940029751A KR950014963A (ko) 1993-11-18 1994-11-14 사진 필름용 코-드 정보독취장치(情報讀取裝置)
DE69411858T DE69411858T2 (de) 1993-11-18 1994-11-15 Vorrichtung zum Lesen von kodierten Daten für photographischen Film
EP94308447A EP0655642B1 (en) 1993-11-18 1994-11-15 Code data read apparatus for photographic film
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