JP2904918B2 - 新規血栓溶解剤 - Google Patents
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Description
学的使用に関する。
る。肺動脈塞栓症を包含する静脈血栓と急性心筋梗塞症
を包含する動脈血栓とは区別されている。
する救急事態である。
する治療の一般的形には、近年、プラスミノーゲンアク
チベータを用いる酵素的血栓溶解の形も包含されてい
る。血栓溶解剤と称されているこれら物質は、血中のプ
ラスミノーゲン、線維素溶解系の不活性プロ酵素を、活
性の蛋白質分解酵素プラスミンに変える。プラスミンそ
のものは、線維素物質フイブリン(これは血塊の主成分
である)を溶かし、栓塞された血管を再解放し、血流を
回復させる。しかしながら、プラスミンは比較的非特異
的なプロテアーゼであり、即ち血液中で一旦形成される
と、これは蛋白質分解により、無傷止血のために不可欠
の血中成分(例えばフイブリノーゲン)を破壊し、その
際に特定の状況下で出血の危険を誘発する。
キナーゼは、循環内に一旦注入されると、全身的にプラ
スミノーゲンをプラスミンに変え、全身的な蛋白質分解
を誘発する。従つて、これらの物質を用いる血栓溶解治
療は、屡々、出血に基づく合併症を伴なう。その後にフ
イブリン特異性血栓溶解が開発され、ここでは組織型の
再結合プラスミノーゲンアクチベータ(簡略化のために
t−PAと称される)が使用され、このジレンマは解消さ
れた。血液循環内で、t−PAはプラスミノーゲンに対し
て低い親和性を有するだけである。しかしながら、線維
素物質フイブリン(これと特異的な結合部位で反応す
る)の存在時に、この親和性は数倍も高められ、結果的
に血栓の表面上にプラスミンを形成する。このことは、
試験管内及び動物実験で立証できたが、臨床研究では、
循環系血栓の迅速溶解をもたらすためには多量のt−PA
が必要であることが示されている。
入されると、これはストレプトキナーゼ及びウロキナー
ゼの場合におけると同様に出血の相対的危険を伴なう全
身的な蛋白質分解を起こさせる。従つて、現在は、t−
PAの相対的フイブリン特異性が問題になつている。この
理由は、t−PAの主特性にある。即ち、この分子は、好
適な条件(高酵素濃度、長い露出時間、高い基質濃度、
至適pH及びイオン環境)下では、フイブリンの不存在下
でも、プラスミノーゲンをプラスミンに変える活性プロ
テアーゼである。これらの全ての条件は、t−PAを用い
る現在の臨床標準治療に合致している。
ミノーゲンアクチベータを求める研究の間に、v−PAと
称されているフイブリン溶解活性を示す新規の天然物質
が発見された。
モリの唾液からの血栓溶解活性剤v−PAに関し、これは
次の特性で識別される: −唾液腺cDNAバンクから、4種のv−PA蛋白質に関して
コードする次の4種のcDNAが発見された: (1)v−PAα1:フインガードメイン、EGF(上皮生長
因子)ドメイン、クリンゲル(Kringel)ドメイン、及
びプロテアーゼドメインより成る高分子量形(例18)、 (2)v−PAα2:v−PAα1と同じドメインを有するが、
ヌクレオチド及びアミノ酸配列においてv−PAα1とは
異なる高分子量形、 (3)v−PAβ:EGFドメイン、クリンゲルドメイン及び
プロテアーゼドメインより成る分子形(例18) (4)v−PAγ:クリンゲルドメイン及びプロテアーゼ
ドメインより成る低分子量形、 −この活性剤v−PAα1の主蛋白質バンドは、非還元条
件下でのドデシル硫酸ナトリウムゲル電気泳動におい
て、分子量43000±2000を示す(例2)、 −活性剤v−PAβの主蛋白質バンドは、非還元条件下で
のドデシル硫酸ナトリウムゲル電気泳動において、分子
量39000±3000を示し、還元条件下で分子量43000±2000
を示す(例1)、 −活性剤v−PAβの活性(activity)は、分子量40000
±3000を有して、ゲル濾過カラム(スペロース12;Super
ose12)から溶離される(例1)、 −活性剤v−PAβの等電点(pI)は6.8〜8.5の範囲にあ
る、 −活性剤は3H−ジイソプロピルフルオロホスフエートと
反応し、従つて血清プロテアーゼである(例9)、 −活性剤v−PAα1及びv−PAβは、色原性ペプチド:S
−2288(H−D−Ile−Pro−Arg−pNA)及びS−2444
(<Glu−Gly−Arg−pNA)を加水分解するが色原性ペプ
チドS−2251(H−D−Val−Leu−Lys−pNA)を加水分
解しない(例16)、 −この活性剤は、4〜10.5のpH範囲では溶解素(lysi
n)セフアロース(Sepharose)(例14)に結合しない、 −活性剤v−PAα1及びv−PAβは、フイブリンプレー
ト上で溶解ハロ(lysis halos)を生ぜしめるがカゼイ
ンプレート上では生ぜしめない(例15)、 −活性剤v−PAα1及びv−PAβは、pH7.5でZn++ケレー
トセフアロースに結合する(例1及び2)、 −活性剤v−PAβは、促進剤例えばフイブリンの存在の
みでプラスミノーゲンを活性化するがフイブリノーゲン
の存在下では活性化しない(例7)、 −活性v−PAβは、フイブリンモノマーの存在におい
て、プラスミノーゲンをプラスミンに変える際の典型的
なミハエリス−メンテン反応速度論には従がわず、v−
PAβはアロステリツク特性を有する酵素である(例1
2)、 −活性剤は、試験管内で、濃度に依存して、ヒト全血ト
ロンビンを溶解する(例8)、 −再構成された試験管内で凝血可能な系において、活性
剤v−PAβは、t−PAとは対照的に、測定可能なフイブ
リノーゲン分解をもたらさない(例10)、 −試験管内フイブリン溶解テスト(International Clot
−Lysis Assay)で、この活性剤は濃度に応じてフイブ
リン溶解を起こさせる(例13)、 −活性剤v−PAα1及びv−PAβは、ヘパリン−セフア
ロース(Sepharose)に結合し、適当な溶液により、再
びそれから溶離されうる(例4)、 −活性剤は、種々のコチウ花科植物の種子から単離され
た固定化阻害剤に結合し、適当な溶液によりそれから再
び分離できる(例3)、 −活性剤v−PAα1及びv−PAβは、フイブリンセライ
トに結合し、適当な方法で再び溶離することができる
(例5)、 −活性剤は、特定の条件下にヒドロキシアパタイトに結
合し、燐酸塩含有緩衝液で再び溶離させることができる
(例2)、 −活性剤v−PAα1及びv−PAβは適当な方法で相互に
分離し、かつ単離することができる(例2、4及び
5)、 −活性剤v−PAα1及びv−PAβは、それらのN−末端
アミノ酸配列に関して相互に異なつている(例6)、 −活性剤v−PAα1及びv−PAβは、それらのアミノ酸
配列及びヌクレオチド配列に関して相互に異なつている
(例18)、 −これら活性剤のコード化配列は、相応するベクター
「セプタン(septan)」中に導入することができる。こ
れらは、適当な真核細胞系中で活性剤を表現する(例1
9)。
つて、例えば心臓梗塞の治療に好適である、天然由来の
新規プラスミノーゲンアクチベータである。
に低濃度で発見され、おそらく、この種の動物の唾液腺
の細胞により発現されている。オオコウモリ属のコウモ
リには、アメリカ大陸の全ての種類のコウモリが包含さ
れる。中央アメリカ及びメキシコのオオコウモリ属は、
殊に徹底的な研究の対象となつた。
モリ属の唾液から血栓溶解性v−PAを単離するいくつか
の方法にも関し、これは、遠心分離された唾液を緩衝液
中に入れ、Zn++キレートセフアロースカラムのクロマト
グラフイにかけ、このカラムの洗浄後にこの活性剤v−
PAを定量的に溶離させ、集めたフラクシヨンを塩の不存
在下にスペロース12を通して濾過し、最後に、再び生理
食塩水の存在でゲル濾過させることよりなる。正確な方
法パラメータを後の例1に示す。
賦形剤より成る医薬品に関する。
の例7、8、10及び15から引き出すことができる。
然の蛋白質より著るしく増大される程度まで精製されて
いることを意味する。有利には、この蛋白質を精製して
均質にし、かつ、最も有利には少なくとも90%まで、殊
に95%以上の純度まで精製する。
手可能なベクター例えば、通常の、即ち市場で入手しう
るセルライン中での表現のために有用であるプラスミ
ド、フアージ等中に挿入することができる。
プローブ(probe)は、通例、t−PAとは異なるリーダ
ー領域又は完全配列中の配列を選択することにより構成
される(第27図の比較参照)。
ドヌクレアーゼBamHI及びAluIを用いる消化によりクロ
ーンvPAβから誘導されたcDNAライブラリイ(vPAβ)及
びt−PA cDNAクローンからの相応する配列(t−PA)
のスクリーニングのために使用される。
る常法により製造することもできる。
使用と同様であるが、前記のようなv−PAの選択性に基
づく僅かな副作用を伴つて適用することができる。一般
に、t−PAに必要である用量よりも低い量で使用可能で
ある。好適な活性は、通例、慣用のプロトコルを用いて
測定することができる。典型的な症状には、血栓溶解が
有用であるもの例えば心臓梗塞、発作、動脈血栓症等で
ある。薬物学的処方物の製造のために有用なガレヌス添
加剤を使用することができる。
ツチ(主として分子形v−PAβを含有)60mlの処理 a)Zn++キレートセフアロース クロマトグラフイ 唾液60mlを4℃及び6000gで遠心分離する。上澄みを2
0mMトリス(pH7.5)/100mM NaCl/0.01%プルロニツクF6
8で調整し、キレートセフアロース200mlの充填されてい
るクロマトグラフイカラムに迅速流で導入し、10mMトリ
ス(pH7.5)/100mM NaCl/1mMイミダゾール/0.01%プル
ロニツクF68で均衡化させる。このカラムを、この緩衝
液で、280nmで測定される光学密度が基準線に達するま
で(約600ml)洗浄する。その後、このv−PAを10mMト
リス(pH7.5)/100mM NaCl/0.01%プルロニツクF68中の
1〜50mMイミダゾール勾配溶液で溶離させる(第1
図)。この精製工程を4℃で実施する。
v−PA含有フラクシヨン5mlを、20mMトリス(pH8.0)/
0.01%プルロニツクF68中のスペロース(Superose)12H
R16/50クロマトグラフイカラム上から、FPLC系(pharma
cia)を用いて、クロマトグラフイにかけた(第2
図)。
いプロテアーゼが分離される。v−PA活性を有するフラ
クシヨンをプールする。
縮し、50mMトリス(pH8.0)/160mM NaCl/0.01%プルロ
ニツクF68中で、スペロース12HR10/30クロマトグラフイ
カラム(Pharmacia)を通して、FPLC系(Pharmacia)を
用いてクロマトグラフイにかける(第3図)。
として溶離される。
クリルアミドゲル電気泳動における各精製工程からの試
料を示している。第4B図は、v−PAβが、DTTによるジ
サルフアイド橋の切断の間に、この分子は2個の蛋白質
バンドに分かれないので、1個の蛋白質連鎖より成るこ
とを示している。DTTによる蛋白質連鎖の線状化により
説明されうる分子量の明白な上昇が起こつている。
中での非還元条件下でのSDSゲル電気泳動にかける。こ
のゲルのいくつかを、銀で着色してその蛋白質を可視化
し、他をトリトン(Triton)X−100(1%)中で洗浄
してSDSを除き、プラスミノーゲンを含有するフイブリ
ンインジケータゲル(Fibrin−Zyymographie;Granelli
−Piperno A.及びReich E.,J.Exp.Med.148:223〜234、1
978)上に置く。
での溶解暈輪により認識しうる)は、平均分子量39000
±3000を有する蛋白質バンドに関連している。この溶解
暈輪は、もつぱら、プラスミノーゲン−含有フイブリン
インジケータゲル上で検出できるが、プラスミノーゲン
不含のフイブリンインジケータゲル又はプラスミノーゲ
ン含有カゼインインジケータゲル上では検出できない。
同じ方法に供されたt−PAは、プラスミノーゲン含有カ
ゼインインジケータゲル中でも溶解ハロを形成する。
子量43000±2000(還元条件下にSDSポリアクリルアミド
電気泳動で、第4B図)を有する蛋白質と同じであり、プ
ラスミノーゲンをフイブリンの存在下にプラスミンに変
え、線維物質フイブリンを溶解させる。カゼインの存在
でもプラスミノーゲンを活性化することのできるt−PA
とは対照的に、v−PAβは、カゼインの存在でプラスミ
ノーゲンをプラスミンに変換することは不可能である。
きる: 例2 吸血コウモリ(Desmoudus rotundus)の唾液からのv
−PAα1及びv−PAβの分離及び精製 (a)Zn++キレートセフアロース クロマトグラフイ 唾液20mlを4℃、6000gで遠心する。上澄みを20mMト
リス(pH7.5)/100mM NaCl及び0.05%プルロニツクF68
で調整する。クロマトグラフイ管にZn++キレートセフア
ロース(10mMトリス(pH7.5)/100mM NaCl/1mMイミダゾ
ール/0.05%プルロニツクF680.05%で平衡化された)8m
lを充填し、唾液上澄みをこの上からクロマトグラフィ
にかける。カラムを平衡化緩衝液で洗浄する。その後10
mMトリス(pH7.5)/1M NaCl/1mMイミダゾール/0.05%プ
ルロニツクF68を用いてまずv−PAα1を溶離させる(こ
れはなお少量のv−PAβを含有する)(第5図)。次い
で、なお少量のv−PAα1を含有するv−PAβを1mMトリ
ス(pH7.5)/100mM NaCl/0.05%プルロニツクF68中の1
〜5mMイミダゾール勾配溶液を用いて溶離させる。
lを充填し、5mMトリス(pH8.0)/500mM NaCl/0.01%プ
ルロニツクF68で平衡化させる。Zn++キレートクロマト
グラフイ(第5図)からのプールをヒドロキシアパタイ
トカラム上に通し、平衡化緩衝液で洗浄し、v−PAを、
500mM NaCl/0.01%プルロニツクF68中の0.5〜100mM燐酸
ナトリウム勾配溶液で溶離させる(第6図)。活性フラ
クシヨンをプールする。
からのプールを20mMトリス(pH8.0)/160mM NaClに対し
て透析させ、凍結乾燥により0.6mlまで濃縮する。この
濃縮物をFPLC系(Pharmacia)を用いてスペロース12HR1
6/50カラム上のクロマトグラフイにかける(第7図)。
条件下のSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動を用いて
分析し、その後、このゲルをクマシーブルー(Coomassi
e blue)で染色すると、分子量43000を有する蛋白質バ
ンドが可視になる(第8図)。
を含有しない。この精製されたv−PAα1も、例1cに記
載されているように、インジケータゲル(フイブリン
チモグラフイ)中で同じ分子量43000を有する溶解ハロ
を生じる。この溶解ハロも、もつぱらプラスミノーゲン
含有フイブリン インジケータゲル上に認められるが、
プラスミノーゲン含有カゼインインジケータゲル上には
認められない。
rythrina latissima:ETI)の種子からのトリプシン イ
ンジケータDE−3への結合及び溶離 ETI(Erytech Service LTD.Arcadia,South Africa)5
0mgを、製造者データに従つて、活性化されたCHセフア
ロース4B(pharmacia)6.6gに共有結合させる。1Mトリ
ス(pH6.8)を用いて、唾液16mlをpH7.5に調節し、4℃
及び6000gで10分間遠心させる。クロマトグラフイ管HR1
0/2(pharmacia)に、ETI CHセフアロース4B(前記参
照)2mlを充填する。FPLC系(pharmacia)を用いて、こ
の親和性クロマトグラフイ処理を行なう。このために、
唾液上澄みをETI CHセフアロース4B上に通し、20mMトリ
ス(pH7.5)/400mM NaCl/0.01%プルロニツクで充分に
洗浄する。溶離は20mMトリス(pH7.5)/400mM NaCl/1.6
M KSCN/0.01%プルロニツクF68を用いて行なう。この工
程の間に、フイブリン溶解活性及びアミド分解活性が1
蛋白質ピークと共に溶離される。
クリルアミドゲル クロマトグラフイを用いて分析する
と、2つのv−PA形v−PAα1及びv−PAβが著るしく
濃縮されていることが確認できる。
は、前記条件下にETI−CHセフアロース4Bに結合し、1.6
M KSCN又は他のカオトロピツク(chao tropic)化合物
の存在で溶離させることができる。
βの結合及び溶離 未充填FPLCカラム(HR5/5)にヘパリンセフアロース
(pharmaciia)1mlを充填する。ETI−CHセフアロース4B
クロマトグラフイからのフラクシヨン18(例3、第9図
及び第10図)を20mMトリス(pH7.5)/50mM NaCl/0.01%
プルロニツクF68に対して透析させ、PFLP系(pharmaci
a)を用いてヘパリンセフアロース上のクロマトグラフ
イにかける。透析物の装入の後に、カラムを20mMトリス
(pH7.2)/50mM NaCl/0.01%プルロニツクF68で洗浄
し、次いで、20mMトリス(pH7.2)/0.01%プルロニツク
F68中の50〜1000mM NaCl勾配溶液で溶離させる(第11
図)。
例えば分子形v−PAα1及びv−PAβを結合しかつ溶離
させ即ち精製することが可能である。第11図及び第12図
から明らかなように、分子v−PA形、v−PAβは、ヘパ
リンセフアロースに分子v−PAα1形よりも弱く結合
し、即ち、v−PAβの溶離のためには、v−PAα1の溶
離のために必要であるよりも低いNaCl濃度が適当であ
る。
と、2種のv−PA形を相互に分離することが可能であ
る。
(Celite)への結合及び溶離 親和性媒体フイブリンセライトは、公知方法で製造さ
れる(Husain,S.Lipinski、B.及びGurewich,V.のProc.N
atl.Acad.Sci.USA78、4265〜4269、1981)。このフイブ
リンセライト物質1mlをクロマトグラフイカラムHR5/5
(pharmacia)中に充填する。
9図及び第10図)からのフラクシヨン17を20mMトリス
(pH8.0)/20mM NaCl/0.01%プルロニツクF68に対して
透析させ、フイブリンセライト上で、FPLC系(pharmaci
a)を用いてクロマトグラフイにかける。透析されたフ
ラクシヨンの適用の後に20mMトリス(pH8.0)/20mM NaC
l/0.01%プルロニツクF68を用いて洗浄し、こうして見
出された活性剤を20mMトリス(pH8.0)/0.01%プルロニ
ツクF68中の20〜1000mM NaClの勾配溶液で溶離させる
(第13図)。
ゲル電気泳動に供する(第14図)。
フイブリンセライトに結合し、再び緩衝液中のNaCl濃度
の増加により溶離されうる。この工程の間に、v−PAβ
は明らかにv−PAα1よりも弱くフイブリンセライトに
結合することが観察される。それというのも、v−PAβ
とは対照的にv−PAα1形は高いNaCl濃度でのみ溶離す
るからである。従つてこの精製法は、v−PAβとv−PA
α1との分離のためにも使用できる。
酸配列分析 精製v−PAα1(例2、第8図)又は精製v−PAβ
(例1、第4図)を含有するるフラクシヨンを、適当な
緩衝液に対する透析の後に、非還元条件下での12.5%ポ
クアクリルアミドゲル電気泳動にかける。電気泳動を行
なつた後に、このゲルを電気泳動装置から取り出し、慣
用方法(Matsudaira P.によるJ.Biol.Chem.262、10035
〜10038、1987年参照)により、ポリビニリデン ジフ
ルオリド膜(Immobilen,Millipore Corp.USA)に移す。
相応する蛋白質バンドを外科用メスで削り取り、オート
マチツク477Aプロテインシーケンサー/120Aアナライザ
ー(Applied Byiosystem USA)中で、N−末端アミノ酸
配列を直接測定する。この分析を繰り返し行なう。次に
示す配列が認められる: (X=明白に測定されなかつた) このように測定された配列を用いて、吸血コウモリ
(Desmodus rotundus)の唾液腺から、cDNAバンクをス
クリーニングした(例18)。
スミノーゲン活性の比較 特異的なプラスミノーゲンアクチベータ(PA)を適当
な高濃度のプラスミノーゲン(PLG)と共に、緩衝液環
境例えば50mMトリス(pH7.4)、20mM NaCl中、37℃でイ
ンキユベートすると、次の原理に従つてプラスミンが形
成される: こうして形成されたプラスミンは、このプロテアーゼ
に関して広範囲に特異的な色原性トリペプチドH−D−
Val−Leu−Lys−pNA(S2251)により検出されうる。こ
の反応は、次の原理に従つて進行する: pNA(p−ニトロアニリン)の製造割合は、405nmで測
光法により測定でき、酵素プラスミンの濃度に比例す
る。この2つの原理を組み合せることにより、プラスミ
ノーゲンアクチベータの活性の表現であるプラスミンの
形成割合を測定することが可能である。第15図は、促進
剤フイブリノーゲン(凝血基質)及びフイブリン(溶解
されるべき血塊中の線維質)の不在及び存在下における
t−PA及びv−PAのプラスミン形成割合を示している。
各々の穴の容量は220μlである。プラスミノーゲンの
濃度は0.5μM、H−D−Val−Leu−Lys−pNAの濃度は
0.68mM、t−PAの濃度は0.05IUであり、国際血塊溶解検
定法(International Clot−Lysis Assay;Gaffney,P.J.
Curtis,A.D.,Thrombos.Haemostas,53:134〜136、1985参
照)により測定されたv−PAの利用活性は、10倍高い、
即ち約0.5Uである。促進剤の濃度は約20μg/穴である。
ンをかつフイブリノーゲンの存在でも非常に高い活性化
割合で活性化する。この記載検定においては、v−PAは
線維物質の存在下でもつぱらプラスミノーゲンを活性化
する。
との比較 新規活性剤の血栓溶解作用を、新しく開発されたマイ
クロ−クロツト−リシスアツセイ(MCLA)により、t−
PAと比較して検査する。それぞれ、新鮮なヒト全血100
μlをマイクロ滴定プレートの穴の中にピペツトで入
れ、それぞれ凝血剤(“Thromborel",Behring−Werke)
10μlと一緒にし、37℃で1時間インキユベートする。
生じた血塊を、これらを、遠心により予め得られた自然
存在の血漿100μlと一緒にする前に燐酸塩緩衝塩化ナ
トリウム溶液(PBS)で2回洗浄する。この血漿を引続
きt−PA及びそれぞれ1.56〜12.5U/mlの濃度のv−PAと
一緒にする。このように処理されたマイクロ滴定プレー
トを湿気の多い室中、37℃で18時間貯蔵する。インキユ
ベーシヨン期間の経過後に、このプレートを振動台(Re
d Roter)上で振動し、その際、血漿標本を各々の穴か
ら取り出し、再蒸留水で1:6に稀釈し(溶解により放出
された赤血球細胞を破裂させる)、こうして放出された
赤血球色素をマイクロ滴定プレートフオトメータ中、49
2nmで測光法により測定する。
である:標準t−PAとの比較において、新規活性剤の均
等作用濃度(国際血塊溶解検定法で測定して)は、t−
PAよりも良好にヒト全血血栓を溶解する。新規活性剤v
−PAβの約3U/mlですら、このテストモデルで、著るし
い血栓溶解作用を示したが、t−PA3Uでは対照との差を
示さない。
解の時間依存性を調査する。
中、37℃で23時間インキユベートする。15時間後に、試
料を2時間毎に取り出し、測光法テストのための記載の
ように調製する。結果を第17a図及び第17b図に示す。
開始は、t−PAによるよりもこの活性物質により明らか
により迅速である。新規活性物質の6.25単位は、23時間
後にt−PAの2倍にも増大された血栓溶解を示している
(12.5単位)。
ロピルフルオロホスフエート(DIFP)と特異的に反応す
る この目的のために、活性剤をpH8.0に緩衝させ、1:20
の割合でプロピレングリコール中の3H−DIFPと混合す
る。このバツチを室温で1晩インキユベートする。この
バツチの少量を非還元条件下での12.5%SDSゲル上で分
離させる。次いで、このゲルを、アンプリフアイ(Ampl
ifiy Amersham)中、室温で30分インキユベートし、引
続き乾燥させる。次いでこのゲルを4日間露光し、引続
きこのX−線フイルムを現像させる。その中に配合され
た放射能標識されたDIFPを有するセリンプロテアーゼ
は、黒色バンドとしてこのフイルム上で可視になる(第
18図)。t−PAは、例えば、見掛け上の分子量68000±5
000を有する僅かな黒色主バンドを生じ、これとは対照
的に、新規活性剤は、分子量39000±2000を有する強い
黒色主バンド(v−PAβ)及び43000±2000での黒色バ
ンド(v−PAα1)を示す。
ンX−100で洗浄し、引続きフイブリン−及びプラスミ
ノーゲン含有インジケータゲル上に置く。電気泳動にか
けられた活性剤の活性の位置は、3H−DIFP標識セリンプ
ロテアーゼの黒色バンドと一致しており、この活性剤の
活性原理を表わしている。
分解 ヒト血漿中、37℃でt−PAをインキユベートする際
に、凝固しうるフイブリノーゲンの濃度は時間に応じて
減少する。これは、t−PAの相対的フイブリン特異性に
依り、この血栓溶解剤の特性である。凝固しうるヒトフ
イブリノーゲン3mgと50mMトリス(pH7.4)40mM NaClそ
れぞれ1mlから溶液を製造し、この溶液をヒトプラスミ
ノーゲン1μMと一緒にする。バツチの少量分を、t−
PA3.1U、6.25U及び12.5Uと一緒にし、かつそれぞれv−
PAの同じ活性と一緒にする。プラスミノーゲンアクチベ
ータ不含の第3のバツチを対照とする。各処置群当り各
々6バツチを使用すうる。プラスミノーゲンアクチベー
タの添加の直後に、全てのバツチからそれぞれ少量分を
取り出し、クラウスによる方法(Clauss.V.A.Acta Haem
atol.17:237〜246、1957参照)を用いて凝血しうるフイ
ブリノーゲンを測定する。この少量分の1部を更にゲル
電気泳動で分析する。更に、37℃でインキユベートされ
たこのバツチからの少量取り出し分を2、4及び6時間
後に得た。フイブリノーゲン測定の結果を第1表に示
す。
ユベーションの2時間後の早い時期に、t−PA−含有バ
ツチのいずれも、凝血可能なフイブリノーゲンを示さ
ず、凝血時間は>300秒であつた。これとは対照的に、
対照バツチ中でも新規活性剤と一緒にされたバツチ中で
も、フイブリノーゲン分解の徴候は認められない。この
実験は、t−PAと比べた新規活性剤v−PAβの充分に高
い(絶対的ではないとしても)フイブリン特異性を示し
ている。
て、更に、この新規活性剤を有するバツチ中のフイブリ
ノーゲンは、6時間のインキユベーションの後にも対照
バツチ中のフイブリノーゲンとは区別できないが、t−
PAを有するバツチ中では、単に2時間後に、分解された
フイブリノーゲンが検出できた。
びv−PAβのフイブリン結合 試験容器中で、PBS/0.01%ツイーン80中のプラスミノ
ーゲン不含フイブリノーゲン(2mg/ml)100μl、種々
の濃度の相応するプラスミノーゲンアクチベータ10μl
及びトロンビン(0.3U)10μlを37℃で10分間インキユ
ベートする。次いで、このように形成されたフイブリン
を10000gで5分間の遠心により除去し、上澄み中で残留
プラスミノーゲンアクチベータ活性を、フイブリンプレ
ート試験法により測定し、出発量と関連させた。これと
平行して、同じ条件下に、プラスミノーゲンアクチベー
タ溶液をフイブリン不含で製造する(対照:結合な
し)。
を示す(第19図)。これとは対照的に、v−PAβは、v
−PAα1よりも著るしく弱いフイブリン親和性を示す。
v−PAβにより示されるこのフイブリン親和性は、更に
強くNaCl濃度に依存する(第19図)。
の比較反応速度論 (A)1容器中で、プラスミノーゲンアクチベータ20μ
l、2mMトリス(pH7.4)/600mM尿素中のフイブリンモノ
マー(60μg/ml)10μl、プラスミン不含のプラスミノ
ーゲン(全バツチ中の0〜6μMの変動性濃度)50μl
を20mMトリス(pH7.4)及び20mMトリス(pH7.4)/0.01
%ツイイーン80 170μl中、37℃で撹拌下にインキユベ
ートする。
プラスミン特異性基質S2251(3mM)100μl及び20mMト
リス(pH7.4)/180mM NaCl400μlを37℃で準備する。
(B)中に移し、37℃で更に1時間インキユベートし、
1Mクエン酸300μlの添加により反応を停止させる。こ
のインキユベーテイングバツチ中に形成されたプラスミ
ンは、p=ニトロアニリンを放出を伴つて色原性基質S2
251のペプチド基を分離する。このp−ニトロアニソン
を、405nmで測光法により測定する。
曲線を作り、これから、こうして形成されたプラスミン
の濃度を直接計算することができる。
で得られたデータを示す。このために、プラスミン形成
割合vをプラスミン濃度に対してプロツトする。
応速度論が得られる。このt−PAデータをラインウエバ
ー−バーク(Lineweaver−Burk)プロツト中に移す(第
21図に挿入)と、直線が得られる。
る図が得られる。プラスミノーゲンアクチベータv−PA
βは、t−PAのそれとは異なる反応速度特性を示す。得
られた曲線は、ミハエリスメンテンの反応速度論には従
がわず、むしろアロステリツク酵素の典型的な経過を示
し、ラインウエバーバークプロツトもアロステリツク酵
素の典型的な曲線を示す(第20図)。
タv−PAβはアロステリツク酵素である。
検定) 純粋ヒトプラスミノーゲンは、一定量のヒトプラスミ
ノーゲン及び種々の濃度のプラスミノーゲンアクチベー
タの存在において、トロンビンに共に凝血させる。こう
して形成された血塊中で、プラスミノーゲンはプラスミ
ノーゲンアクチベータによりプラスミンに変えられ、こ
のプラスミンそのものは、血塊中の線維質フイブリンを
溶かす。トロンビンの添加と血塊の完全溶解との間の時
間を測定し、プラスミノーゲンアクチベータ濃度に対し
て二重対数的にプロツトする。前記原理に従つて、精製
された活性剤の緩衝溶液12.5〜100μlを試験し、t−P
Aの12.5〜100IUと比較する。結果を第22図で説明する。
度作用曲線を生じる。精製された活性剤の溶液の100μ
lは、この試験データによれば、t−PA−比較可能活性
約40Uを有する。
を蒸溜水1ml中に溶かす。これは、30IU/mlの活性を生じ
る。ヒトプラスミノーゲン(Kabi、Munich)を2mM HCl
+50%グリセリン+PEG6000 5g/l中に溶かす。結果は、
10IU/mlの活性である。ヒトフイブリノーゲン(Kabi、M
unich)を、次の組成:KH2PO41.605g/l、Na2HPO4・2H2O
8.58g/l、ツイーン80 100l/l、HSA500mg/lを有する燐酸
塩緩衝液中の凝固しうる蛋白質2ml/lの濃度にする。標
準t−PAを1000IU/mlの活性まで稀釈する。
管内にピペツト装入し、37℃でインキユベートする。同
時にフイブノーゲン1ml及びプラスミノーゲンアクチベ
ータ12.5〜100μlを加え、ストツプウオツチを始動さ
せる。2分後に、血塊上にガラスビーズ(直径6mm)を
置く。ガラスビーズが試験管の底に達したらストツプウ
オツチを止め、時間を記録する。
Aの結合 プラスミンアクチベータを相応するpHにし、この条件
下で溶解素セフアロースで処理する。この溶解素セフア
ロースを充分に洗浄し、集めた上澄み中で活性を測定す
る。少量のv−PA用いては溶離実験は実施できなかつ
た。
イブリンプレートテスト(Astrup T.及びMuellerのArc
h.Biochem.Biophys.40、346〜351、1952)により測定で
きる。プラスミノーゲンアクチベータを予め打ち抜かれ
た穴中で37℃でインキユベートする。プラスミノーゲン
の存在の場合には、こうして形成されたプラスミンはフ
イブリンを良好に溶解し、溶解暈輪が形成され、その直
径は使用プラスミノーゲンアクチベータの濃度に依り決
まる。フイブリン特異性プラスミノーゲンアクチベータ
から、これはフイブリン以外の蛋白質を攻撃しないこと
が予想される。これは、ここに記載の方法で、フイブリ
ンをカゼインに代えてプラスミノーゲンを用いて試験す
ることができる(第24図)。
対照的に、プラスミノーゲン含有カゼインプレート上で
何ら溶解ハロを示さない。これは、v−PAβの絶対的フ
イブリン特異性を示している。
及びv−PAα1及びv−PAβの活性形を用いる種々のア
ミド分解性基質のKm値の測定 96穴プレート中で、各々100mMトリス(pH8.0)/100mM
NaCl/0.01%ツイーン80 90μl及び相応する色原性基
質(Kabi Vitrum,Stackholm.Swedenから)50μlを、0.
03/0.06/0.1/0.3/0.6及び1mMの最終濃度で、相応するプ
ラスミノーゲンアクチベータ10μl(1穴当り3単位)
と共に37℃でインキユベートし、こうして放出されたp
−ニトロアニリン、0〜7時間の間の種々の時点で測光
法により405nmで測定する。得られるデータをラインウ
エバーバークプロツトを用いて評価し、Km値を測定する
(Segel.I.H.Enzyme Kinetics,John Wiley and Sons,Ne
w York)。次の色原性基質を用いた: 次のKm値(mモル/l)が測定された: 括弧内の値は、文献(Friedberger P.Scand.I.Clin.L
ab.Invest.42−追補1.62、1982)から採用した。
におけると同様なKm値を示している。v−PAα1、v−P
Aβ及びt−PAは色原性基質S−2251での変換を示さな
い。
プラスミノーゲンアクチベータに関するセグメントを用
いるcDNAクローンの単離及び特性化 1.cDNA遺伝子バンクの製造 吸血コオウモリの唾液腺からの全RNAを、グアニジニ
ウム インチオシアネート法に従つて単離する〔Chirgw
in,J.M.Przybyla,A.E.MacDonald,R.J.Rutter,W.J.,Bioc
hemistry18:5294〜5299(1979)〕。全RNA500μg、ポ
リAt−RNA25μgから、オリゴ(dt)セルロース アフ
イニテイ クロマトグラフイ〔Aviv,H.,Leder,P.Proc.N
atl.Acad.Sci.USA69:1408〜1412(1972)〕により単離
する。
U.Hoffmann,B.Gene25:263〜269(1983)〕で、フアルマ
シアLKBバイオテクノロオジイABのcDNAシンテツクスキ
ツト(cDNA Synthex Kit of Pharmacia LKB Biotechnol
ogy AB)を用いて行なう。個々の工程は正確に製造者に
よる指示に従つて行なう。EcoRIアダプター(1μg)
を用いて提供された二本鎖cDNAと、EcoRI−カツト、脱
ホスホリル化されたフアージベクターλgt10(4μg)
とを、T4−DNAリガーゼを用いて連結させる〔Huynh,T.
V.Young,A.Davis,R.W.によるPractical Approaches inB
iochemistry.中のDNA Cloning Volume 1、Glowen,D.M.I
RL Oxford,Washington,DC(1985)〕。このリガーゼバ
ツチを、パツケージングエクストラクツ(Gigapack II
Gold Packaging extracts of Stratagene,La Jolla,US
A)を用い、この製造者の指示に従つて伝染性フアージ
中にパツケージする。こうして得られた1次cDNA遺伝子
バンクは、組換えλフアージ1×106を含有する。
PA)に関するcDNA遺伝子の32P−ラベル配列を有するcDN
A遺伝子バンクのスクリーニング ニツクウトランスレーシヨン〔Maniatis,T.Fritsch,
E.F.Sambrook,J.,Molecular Cloning,A Laboratory Man
ual(Cold Spring Harbor Laboratory,New York198
2)〕により放射能ラベルされたt−PA cDNA配列〔Fish
er,R.Waller,E.K.Grossi,G.Thompson,D.Tizard,R.及びS
chleuning,W.DのJ.Biol.Chem,260;11223〜11230(198
5)〕を、吸血コウモリ唾液プラスミノーゲンアクチベ
ータcDNAの同定用のプローブ(probe)として使用す
る。合計50000の組換えλフアージのDNAを、レプリカ
(Replica)膜(Gene Screen Plus,Du Pont de Nemour
s,NEN−Research Productsの登録商標)に転移させる。
者により提供されたデータに依る。このハイブリド形成
及び洗浄の温度は42℃である。最終洗浄工程を4×SSC
緩衝液中で行なう。
性クローン11が単離された。
入手される配列決定ベクターM13mp18及びM13mp19中に転
移クローニングさせ〔Messing,J.のMeth.Enzymol.101:2
0〜769(1983)〕、ジデオキシヌクレオチド法〔Sange
r,F.Nicklen,S.Coulson,A.R.のProc.Natl.Acad.Sci.USA
74、5463〜5467(1977)〕に従つて配列決定する。ヒト
t−PAに関するcDNA遺伝子のヌクレオチド配列との個々
のクローンのヌクレオチド配列の比較〔Pennica,D.Holm
es,W.E.,Kohr,W.J.Harkins,R.N.,Vehar,G.A.Ward,C.A.,
Bennet,W.F.,Yelverton,E.,Seeburg,P.H.,Heyneker,H.
L.及びGoeddel,D.V.のNature303、214〜221(1983)〕
により、高度の配列同一性(>80%)が達成される。誘
導された蛋白質配列も、ヒトt−PAの部分との高い配列
同一性(>70%)を示す。いずれのクローンも、完全な
吸血コウモリプラスミノーゲンアクチベータ遺伝子に関
するcDNAを含有しない。これらのクローンの1つの部分
配列は、吸血コウモリの唾液腺からの更なるcDNA遺伝子
バンクをスクリーニングするための試料として役立つ
(例18)。
ータの完全cDNAクローンの単離、特性化及び配列決定 1.吸血コウモリの唾液腺RNAからのcDNA遺伝子バンクの
製造 グアニジニウム イソチオシアネートを用いる消化及
び引続く塩化セシウムクツシヨン(1)を用いる超遠心
により、吸血コウモリ(D.rotundus)の唾液腺から全RN
Aを単離する。凍結乾燥された全RNA3mgから、オリゴ−
デオキシ−チミジンセルロース(2,3)上での親和クロ
マトグラフイの2回実施によりポリA+RNA80μgが得ら
れる。この調製物5μgを、ガブレル及びホフマンの方
法(4)の変法(ZAP−cDNA Synthesis Kit,Strategen
e)(5,6)に従がうcDNA合成のために使用する。第1の
連鎖の合成を、オリゴ−デオキシチミジン部分を含有す
るオリゴヌクレオチド及び制限エンドヌクレアーゼXhoI
(6)の認識配列を用いて開始させ、5−メチルデオキ
シシチジンの使用を伴なうモロネイ(Moloney)マウス
白血病ウイルスの逆転写により実施する。第2の連鎖
を、E.コリ−リボヌクレアーゼHの存在でE.コリ−DNA
ポリメラーゼIにより合成する。こうして形成された二
本鎖cDNAの末端をT4DNAポリメラーゼで平坦化させ、次
いでT4DNAリガーゼを用いてEcoRIアダプタに連結させ
る。生成DNA末端をT4ポリヌクレオチドキナーゼを用い
てホスホリル化する。制限酵素XhoIでのcDNAの消化の後
に、セフアロースCL−4B(pharmacia)上でのゲル濾過
を実施する。500塩基対の最小寸法を有するcDNA含有フ
ラクシヨンを集めると、収量はcDNA約1.2μgである。
この量の1/3を、スタラタジエン社(Stratagen;La Joll
a USA)(5,7)のバクテリオフアージベクターUni−ZAP
(TM)XR(特許出願中)のEcoRI−XhoIで制限消化さ
れ、脱ホスホリル化されたアーム3μgと連結させる。
この連結バツチをギガパツクIIゴールドパツケージング
エクストラクツ(Gigapack II Gold Packaging extract
s;Stratagene)(8)を用いて7個の別個のバツチにパ
ツケージする。こうして、1次cDNA遺伝子バンクが、組
換えλバクテリオフアージ4×106以上を有して得られ
る。
ータのcDNAクローンの同定 完全cDNAクローンの同定のために使用されるプローブ
は、第1cDNA遺伝子バンクから単離されたクローンの
5′−末端から76塩基対の長さ(第26C図のヌクレオチ
ド141〜216)のAluI−BamHI制限消化により生成されたD
NAフラグメントである(例17参照)。このフラグメント
を〔α−32P〕デオキシアデノシン三燐酸の存在でのニ
ツクトランスレーシヨン(a)により放射能ラベリング
し、1次cDNA遺伝子バンクの組換えバクテリオフアージ
合計1.2×105のDNAが固定されているレプリカフイルタ
ーのハイブリド形成のために使用する(10)。ハイブリ
ド形成及び洗浄温度は50℃である。最終洗浄工程は2×
SSC緩衝液中で行なう(10)。レプリカフイルターのオ
ートラジオグラフイで信号を発生した200以上のクロー
ンのうち、50クローンを分離プレーテイングアウト及び
前記プラークフイルターハイブリド形成の繰り反しによ
り精製する。こうして、38クローンが単離され、これ
は、第2スクリーングで明白な陽性信号を生じる。
cDNAフラグメントを包含する単離された陽性Unit ZAP
(TM)XRバクテリオフアージクローン中に含有されてい
るプラスミドpブルースクリプト(pBluscript)SKを、
いわゆる生体内切出し(7,14)によりバクテリオフアー
ジから取り出し、こうして、陽性バクテリオフアージク
ローンを基幹とする種々のpブルースクリストSKプラス
ミドクローン合計35が得られる。このプラスミドを、ビ
ルンボイム(Birnboim)及びドリイ(Doly)の方法(1
1)に従つて単離し、それらのcDNA分を、酵素BamHI及び
PstIを用いる制限分析(第25図)及び5′−末端のDNA
配列決定に従つて4クラスα1,α2β,γに分ける。全
4クラスの最長cDNAクローンのcDNA分をバクテリオフア
ージベクターM13mp 19にサブクローニングし(12)、か
つサンガー(Sanger)によるジデオキシヌクレオチド法
(Sequenase kit,United States Biochemical Corporat
ion,Cleveland.USA)(13,15)で、部分的にオリゴヌク
レオチドプライマー(これは、殊にこの目的のために合
成され、cDNAプロポーシヨンの配列に対し相補的であ
る)を用いて配列決定する。このように誘導された蛋白
質配列を有する完全cDNA配列(3′−末端に存在するポ
リA連鎖の短セグメントを包含)を第26a図、第26b図、
第26c図及び第26d図に示す。
W.J.,Biochemistry 18,52−94−5299(1979). 2.Scnwab,M.,Alitalo,K.,Varmus,M.E.,Bishop,J.M.,Nat
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−Step Protocols For DNA Sequencing with Sequenase
Version 2.0,1−21(1988). 制限酵素BamHI(B)、PstI(P)又はこれら2種の
制限酵素(BP)で消化されたこのプラスミドDNAプレパ
レーシヨンを1.8%アガロースゲン上で分離した。この
寸法に関連する「ものさし」は、プラスミドpB322(M,B
oehringer−Mannheim社のDNA分子量マーカー5)で表現
され、制限酵素HaeIIIで消化された。明白に可視のフラ
グメントの寸法は、587、540、504、458、434、267、23
4、213、192〜184及び123塩基対(上から下方へ)であ
る。電気泳動分離後に、このアガロースゲルをエチジウ
ムブロミドで着色し、写真撮影した。この群α1及びβ
から、残りの多くの写真撮影されたクローンはそれぞれ
配列決定された。
プラスミドクローンのcDNA挿入の完全DNA配列。コード
化配列はヌクレオチド94(ATG−−−−)から開始し、
ヌクレオチド1527(−−−−TAA)のストツプコドンで
終つている。この誘導されたアミノ酸配列は、単一文字
コードで示されており、各々のアミノ酸のトリプレツト
の最初のヌクレオチド(これによりコードされている)
の下にある。
スミドクローンのcDNA挿入の完全DNA配列。このコード
化配列は、ヌクレオチド85(ATG−−−)で開始し、ヌ
クレオチド1518(−−−TAA)のストツプコドンの所で
終つている。この誘導されたアミノ酸配列は、単一文字
コードで示されており、各々のアミノ酸はトリプレツト
の最初のヌクレオチド(これによりコードされている)
の下にある。
プラスミドクローンのcDNA挿入の完全DNA配列。このコ
ード化配列はヌクレオチド117(ATG−−−)で開始し、
ヌクレオチド1412(−−−TAA)のストツプコドンで終
つている。誘導されたアミノ酸配列は、単一文字コード
を示されており、各々のアミノ酸はトリプレツトの最初
のヌクレオチド(これによりコードされている)の下に
ある。
ラスミドクローンのcDNA挿入の完全DNA配列。このコー
ド化配列はヌクレオチド180(ATG−−−)で開始し、ヌ
クレオチド1364(−−−TAA)の所のストツプコドンで
終つている。誘導されたアミノ酸配列は、単一文字コー
ドで示されており、各々のアミノ酸はトリプレツトの最
初のヌクレオチド(これによりコード化されている)の
下にある。
構造及び卵母細胞中へマイクロインジエクトすることに
よるこれの試験 α1、α2、β及びγ形のv−PAのcDNAクローンからの
コード化配列を、制限エンドヌクレアーゼEcoRIを用い
る開裂により、かつE.コリーDNAポリメラーゼIのクレ
ノフフラグメントでの後処理及び低融点アガロースゲル
からの単離の後に得、E.コリーDNAポリメラーゼIのク
レノフフラグメントにより充填されたベクターpSVL−Ec
oRI-のXbaI部位内に連結させ、牛の腸ホスフアターゼ
(Boehringer Mannheim)で処理する。
は、市場で入手しうるSV40発現プラスミドpSVLの誘導体
(pharmacia)を包含する。
で精製し、キセノプス・ラエヴイス(Xenopus laevis)
卵母細胞中へのマイクロインジエクシヨンのために使用
する。
た: 1.Gurdon,J.B.,and Wakefield,L.,in“Microinjection
and Organelle Transplantion Techniques",eds.Celis,
J.E.,Graessmann,A.,and Loyter,A.,Academic Press,Lo
ndon,1986. 2.Colman,A.,in“Transcription and Translation−A P
ractical Approach",eds.Hames,R.J.,and Higgins,S.
J.,IRL−Press Oxford,1984. 3.Langer,G.,“Analyse des Drosophila Ul SURNA Pro
motors in homologen in vitro und heterologen in vi
tro Transkriptionssystemen";Ph.D.Thesis,University
of Kaiserslautern,1987. v−PA発現ベクターでインジエクトされた卵母細胞
を、バース(Barth)培地(文献2)を用いて製造され
たフイブリンプレート中に埋封した後に、溶解ハロが得
られる。フイブリンプレートの代りにカゼインプレート
を用いると、溶解は起こらない(α1、α2、β)。v−
PA配列を含有しないベクターでインジエクトされた卵母
細胞は、溶解ハロを示さない。
するために応答する機能性信号ペプチド配列を含有す
る。
ーンが完全であり、適当な発現ベクター内への導入の後
に、絶対的にフイブリン特異性である活性作用剤を生じ
ることを示している。
Claims (10)
- 【請求項1】フィブリンの存在下であるがフィブリノー
ゲンの不存在下に血栓溶解性の活性プラスミノーゲンで
あり、アロステリックである実質的に純粋な蛋白質にお
いて、この蛋白質は、第26a図: のアミノ酸配列を有するv−PAα1であることを特徴と
する、実質的に純粋な蛋白質。 - 【請求項2】前記第26a図のヌクレオチド配列を有する
請求項1に記載の蛋白質をコード化する単離されたDN
A。 - 【請求項3】請求項2に記載のDNAを有するベクターで
形質変換された微生物。 - 【請求項4】請求項3に記載の微生物中でv−PAα1を
コード化するDNAを発現させることよりなる、v−PAα
1の製法。 - 【請求項5】N−末端アミノ酸配列Ala・Tyr・Gly・Val
・Alaを有する請求項1に記載の実質的に純粋な蛋白
質。 - 【請求項6】N−末端アミノ酸配列Ala・Tyr・Gly・Val
・Ala・Cys・Lys・Asp・Glu・Ile・Thr・Gln・Met・Thr
・Tyr・Argを有する、請求項1に記載の実質的に純粋な
蛋白質。 - 【請求項7】請求項1、2、5及び6のいずれか1項に
記載の化合物を主剤とし、慣用の助剤及び賦形剤を含有
する血栓溶解剤。 - 【請求項8】前記第26a図のアミノ酸配列を有する蛋白
質をコード化するDNAを有するベクターで形質変換され
た微生物中のv−PAα1をコード化するDNAを発現させ
ることよりなるv−PAα1の製造法において、この蛋白
質はフィブリンの存在下ではあるが実質的にフィブリノ
ーゲンの不存在下で血栓溶解性の活性プラスミノーゲン
であり、アロステリックであることを特徴とする、v−
PAα1の製造法。 - 【請求項9】前記第26a図のアミノ酸配列を有する蛋白
質をコード化するDNAを有するベクターで形質変換され
た微生物中のv−PAα1をコード化するDNAを発現させ
ることよりなるv−PAα1の製造法において、この蛋白
質はフィブリンの存在下ではあるが実質的にフィブリノ
ーゲンの不存在下で血栓溶解性の活性プラスミノーゲン
であり、アロステリックであり、かつこの蛋白質はN−
末端アミノ酸配列Ala・Tyr・Gly・Val・Alaを有するこ
とを特徴とする、v−PAα1の製造法。 - 【請求項10】請求項8又は9に記載の方法で製造され
単離された化合物を慣用の助剤及び賦形剤と共に含有す
る血栓溶解剤。
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