JP2904731B2 - 制振材およびそれを用いたヘッドサスペンション - Google Patents
制振材およびそれを用いたヘッドサスペンションInfo
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク装置のヘ
ッドサスペンションに貼着される制振材およびそれを用
いたヘッドサスペンションに関するものである。
ッドサスペンションに貼着される制振材およびそれを用
いたヘッドサスペンションに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ハードディスクドライブ，光磁気ディス
クドライブ等の記録ディスクを回転駆動させるディスク
装置において、情報の読み書きを行うヘッド部は、一般
に図２（ａ）に示すように、磁気ヘッド，光学ヘッドと
いったヘッド１と、これを支受するヘッドサスペンショ
ン２とで構成されている。なお、３は上記ヘッドサスペ
ンションを固定する取り付けブロックである。
クドライブ等の記録ディスクを回転駆動させるディスク
装置において、情報の読み書きを行うヘッド部は、一般
に図２（ａ）に示すように、磁気ヘッド，光学ヘッドと
いったヘッド１と、これを支受するヘッドサスペンショ
ン２とで構成されている。なお、３は上記ヘッドサスペ
ンションを固定する取り付けブロックである。
【０００３】上記ヘッド部は、ヘッド１の駆動装置やデ
ィスクを回転駆動させるためのモータ等から振動を受け
るため、これにより、板バネ等で形成されたヘッドサス
ペンション２が変形し、ヘッド１の位置がずれて読み取
り誤差や書き込み誤差が生じやすい。
ィスクを回転駆動させるためのモータ等から振動を受け
るため、これにより、板バネ等で形成されたヘッドサス
ペンション２が変形し、ヘッド１の位置がずれて読み取
り誤差や書き込み誤差が生じやすい。
【０００４】そこで、ヘッドサスペンション２における
振動を減少ないし除去するために、図２（ｂ）に示すよ
うに、拘束体と粘弾性体とを積層してなる制振材４を、
ヘッドサスペンション２に貼着する方法が提案されてい
る（特公平４−８８６８号公報）。この方法によれば、
振動するヘッドサスペンション２と拘束体との間に挟ま
れた粘弾性体がヘッドサスペンション２の振動変形に伴
って変形し内部抵抗（分子の摩擦）を生じ、振動エネル
ギーを熱エネルギーに変換するため、ヘッドサスペンシ
ョン２が直接受ける振動エネルギーが大幅に減少される
という制振効果が得られる。
振動を減少ないし除去するために、図２（ｂ）に示すよ
うに、拘束体と粘弾性体とを積層してなる制振材４を、
ヘッドサスペンション２に貼着する方法が提案されてい
る（特公平４−８８６８号公報）。この方法によれば、
振動するヘッドサスペンション２と拘束体との間に挟ま
れた粘弾性体がヘッドサスペンション２の振動変形に伴
って変形し内部抵抗（分子の摩擦）を生じ、振動エネル
ギーを熱エネルギーに変換するため、ヘッドサスペンシ
ョン２が直接受ける振動エネルギーが大幅に減少される
という制振効果が得られる。
【０００５】上記制振効果を高めるには、拘束体の剛性
が高いことが重要であり、通常、拘束体としては、ステ
ンレス等の金属板が用いられている。また、粘弾性体と
しては、粘着剤やゴム等が用いられている。
が高いことが重要であり、通常、拘束体としては、ステ
ンレス等の金属板が用いられている。また、粘弾性体と
しては、粘着剤やゴム等が用いられている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、拘束体
が金属製の制振材は、制振特性には優れている反面、ヘ
ッドサスペンション２の形状に応じた形状とするために
打ち抜き加工が必要であるが、その打ち抜き加工によっ
て加工端面に金属特有のバリが発生し、微細な形状を適
正に得ることができない、という問題を有する。また、
拘束体の重量が重いため軽量化が困難になる、という問
題もある。さらに、材料コストが高くなるという問題も
ある。
が金属製の制振材は、制振特性には優れている反面、ヘ
ッドサスペンション２の形状に応じた形状とするために
打ち抜き加工が必要であるが、その打ち抜き加工によっ
て加工端面に金属特有のバリが発生し、微細な形状を適
正に得ることができない、という問題を有する。また、
拘束体の重量が重いため軽量化が困難になる、という問
題もある。さらに、材料コストが高くなるという問題も
ある。
【０００７】これに対し、上記拘束体を金属ではなくポ
リイミドフィルムで形成したものも提案されているが、
従来のポリイミドフィルムはステンレス等の金属板に比
べて弾性率が低いため、制振特性について満足な結果が
得られないものであった。
リイミドフィルムで形成したものも提案されているが、
従来のポリイミドフィルムはステンレス等の金属板に比
べて弾性率が低いため、制振特性について満足な結果が
得られないものであった。
【０００８】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、軽量，安価で微細な打ち抜き加工時にバリによ
る変形が少なく、しかも金属と同等の制振特性を発揮す
る、優れた制振材およびこれを用いたヘッドサスペンシ
ョンの提供をその目的とする。
もので、軽量，安価で微細な打ち抜き加工時にバリによ
る変形が少なく、しかも金属と同等の制振特性を発揮す
る、優れた制振材およびこれを用いたヘッドサスペンシ
ョンの提供をその目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、ディスク装置のヘッドサスペンションに
貼着される制振材であって、弾性率が５００ｋｇ／ｍｍ
2 以上のポリイミドフィルムからなる拘束体とアクリル
系粘着剤からなる粘弾性体とが積層されている制振材を
第１の要旨とし、ディスク装置のヘッド部に用いられる
ヘッドサスペンションであって、サスペンションの少な
くとも一部分に、弾性率が５００ｋｇ／ｍｍ2 以上のポ
リイミドフィルムからなる拘束体とアクリル系粘着剤か
らなる粘弾性体とを積層してなる制振材が貼着されてい
るヘッドサスペンションを第２の要旨とする。
め、本発明は、ディスク装置のヘッドサスペンションに
貼着される制振材であって、弾性率が５００ｋｇ／ｍｍ
2 以上のポリイミドフィルムからなる拘束体とアクリル
系粘着剤からなる粘弾性体とが積層されている制振材を
第１の要旨とし、ディスク装置のヘッド部に用いられる
ヘッドサスペンションであって、サスペンションの少な
くとも一部分に、弾性率が５００ｋｇ／ｍｍ2 以上のポ
リイミドフィルムからなる拘束体とアクリル系粘着剤か
らなる粘弾性体とを積層してなる制振材が貼着されてい
るヘッドサスペンションを第２の要旨とする。
【００１０】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
いて説明する。
【００１１】まず、本発明の制振材は、図１に示すよう
に、ポリイミドフィルムからなる拘束体５と、アクリル
系粘着剤からなる粘弾性体６とが積層一体化されたもの
である。
に、ポリイミドフィルムからなる拘束体５と、アクリル
系粘着剤からなる粘弾性体６とが積層一体化されたもの
である。
【００１２】上記拘束体５のポリイミドフィルムは、Ｊ
ＩＳ Ｋ ７１２７による弾性率が５００ｋｇ／ｍｍ2
以上の特殊なものを用いなければならない。すなわち、
一般的なポリイミドフィルム（弾性率３００ｋｇ／ｍｍ
2 以下）は、粘弾性体６と組み合わせて制振材として使
用した場合に、粘弾性体６の内部抵抗が小さくなり制振
特性が悪く、実用的でない。上記高弾性率を備えた特殊
なポリイミドフィルムとしては、例えばユーピレックス
Ｓ（宇部興産社製，弾性率６５０ｋｇ／ｍｍ2）等をあ
げることができる。
ＩＳ Ｋ ７１２７による弾性率が５００ｋｇ／ｍｍ2
以上の特殊なものを用いなければならない。すなわち、
一般的なポリイミドフィルム（弾性率３００ｋｇ／ｍｍ
2 以下）は、粘弾性体６と組み合わせて制振材として使
用した場合に、粘弾性体６の内部抵抗が小さくなり制振
特性が悪く、実用的でない。上記高弾性率を備えた特殊
なポリイミドフィルムとしては、例えばユーピレックス
Ｓ（宇部興産社製，弾性率６５０ｋｇ／ｍｍ2）等をあ
げることができる。
【００１３】そして、上記ポリイミドフィルムの厚さ
は、特に限定されるものではないが、通常、１０〜２０
０μｍに設定することが好適である。
は、特に限定されるものではないが、通常、１０〜２０
０μｍに設定することが好適である。
【００１４】また、上記粘弾性体６は、制振特性および
耐熱性に優れるアクリル系粘着剤を用いなければならな
い。例えばハードディスクドライブの場合、装置稼働時
の内部温度は５０〜６０℃に達することがあるため、ブ
チル系の粘着剤等、耐熱性が不充分なものは熱変形する
おそれがあるため用いることができない。また、耐熱性
粘着剤としてシリコーン系粘着剤が知られているが、ハ
ードディスク等では、記憶面を汚染するおそれがあるた
め、これも用いることはできない。
耐熱性に優れるアクリル系粘着剤を用いなければならな
い。例えばハードディスクドライブの場合、装置稼働時
の内部温度は５０〜６０℃に達することがあるため、ブ
チル系の粘着剤等、耐熱性が不充分なものは熱変形する
おそれがあるため用いることができない。また、耐熱性
粘着剤としてシリコーン系粘着剤が知られているが、ハ
ードディスク等では、記憶面を汚染するおそれがあるた
め、これも用いることはできない。
【００１５】上記アクリル系粘着剤としては、例えば特
開平５−１３２６５８号公報に開示されている方法によ
って得られるものがあげられる。この方法は、アクリル
酸アルキルエステルモノマーとカルボキシル基を有する
モノマーに、光重合開始剤，架橋剤を混合し、紫外線照
射することによりテープ状の接着剤を得る方法である。
なお、上記アクリル酸アルキルエステルとしては、通
常、炭素数が８〜１２のアルキル基を有するものが用い
られる。
開平５−１３２６５８号公報に開示されている方法によ
って得られるものがあげられる。この方法は、アクリル
酸アルキルエステルモノマーとカルボキシル基を有する
モノマーに、光重合開始剤，架橋剤を混合し、紫外線照
射することによりテープ状の接着剤を得る方法である。
なお、上記アクリル酸アルキルエステルとしては、通
常、炭素数が８〜１２のアルキル基を有するものが用い
られる。
【００１６】上記の方法により得られる粘着剤の厚さ
は、特に限定されるものではないが、通常、２０〜２５
０μｍに設定することが好適である。２５０μｍより厚
いと制振材の体積、重量が増加するため、サスペンショ
ンに貼った場合、情報を読み書きする際の誤差の原因と
なりかねない。また、２０μｍ未満であると制振特性が
悪化するおそれがある。
は、特に限定されるものではないが、通常、２０〜２５
０μｍに設定することが好適である。２５０μｍより厚
いと制振材の体積、重量が増加するため、サスペンショ
ンに貼った場合、情報を読み書きする際の誤差の原因と
なりかねない。また、２０μｍ未満であると制振特性が
悪化するおそれがある。
【００１７】本発明の制振材は、上記拘束体５および粘
弾性体６を、適宜の方法で積層一体化することにより得
ることができる。例えば、両者を、対設されたロール間
を通過させて圧着する方法や、両者を積層してプレスで
加圧する方法等があげられる。
弾性体６を、適宜の方法で積層一体化することにより得
ることができる。例えば、両者を、対設されたロール間
を通過させて圧着する方法や、両者を積層してプレスで
加圧する方法等があげられる。
【００１８】このようにして得られる制振材は、金属製
の拘束体を用いた制振材と同等の制振特性を備えてい
る。しかも、重量が軽量で、材料コストが安いだけでな
く、微細な打ち抜き加工においてバリが発生しにくいと
いう利点を有する。
の拘束体を用いた制振材と同等の制振特性を備えてい
る。しかも、重量が軽量で、材料コストが安いだけでな
く、微細な打ち抜き加工においてバリが発生しにくいと
いう利点を有する。
【００１９】そして、上記制振材を、図２（ｂ）に示す
ように、ヘッドサスペンション２の中央面に貼着するこ
とにより、ヘッド１による読み取り，書き込みの誤差を
有効に防止することのできる優れたヘッドサスペンショ
ン２を得ることができる。なお、上記制振材は、上記の
ように、ヘッドサスペンション２の中央面に貼着するだ
けでなく、左右の側面や裏面等、適宜の面に全面的ある
いは部分的に貼着することができる。
ように、ヘッドサスペンション２の中央面に貼着するこ
とにより、ヘッド１による読み取り，書き込みの誤差を
有効に防止することのできる優れたヘッドサスペンショ
ン２を得ることができる。なお、上記制振材は、上記の
ように、ヘッドサスペンション２の中央面に貼着するだ
けでなく、左右の側面や裏面等、適宜の面に全面的ある
いは部分的に貼着することができる。
【００２０】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
明する。
【００２１】
【実施例１】アクリル酸イソオクチル９０部とアクリル
酸１０部を窒素雰囲気下で混合し、光重合開始剤として
１−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン０．１部
を加え、高圧水銀ランプで１００ｍｊ／ｃｍ2 の紫外線
照射を行った。得られた粘稠物に架橋剤としてトリメチ
ロールプロパンアクリレート０．２部を添加し、これを
剥離ライナー上に厚さ１２５μｍになるよう塗工した。
さらにこの上を剥離ライナーでカバーし、高圧水銀ラン
プで１４００ｍｊ／ｃｍ2 の紫外線照射を行い、テープ
状の粘着剤を得た。そして、この粘着剤と、厚さ５０μ
ｍのポリイミドフィルム（ユーピレックスＳ，宇部興産
社製）とを、対設されたロール間を通過させることによ
り貼り合わせ、この積層シートを、高速プレスで２ｍｍ
角に打ち抜き加工して、目的とする制振材を得た。
酸１０部を窒素雰囲気下で混合し、光重合開始剤として
１−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン０．１部
を加え、高圧水銀ランプで１００ｍｊ／ｃｍ2 の紫外線
照射を行った。得られた粘稠物に架橋剤としてトリメチ
ロールプロパンアクリレート０．２部を添加し、これを
剥離ライナー上に厚さ１２５μｍになるよう塗工した。
さらにこの上を剥離ライナーでカバーし、高圧水銀ラン
プで１４００ｍｊ／ｃｍ2 の紫外線照射を行い、テープ
状の粘着剤を得た。そして、この粘着剤と、厚さ５０μ
ｍのポリイミドフィルム（ユーピレックスＳ，宇部興産
社製）とを、対設されたロール間を通過させることによ
り貼り合わせ、この積層シートを、高速プレスで２ｍｍ
角に打ち抜き加工して、目的とする制振材を得た。
【００２２】
【比較例１】拘束体として厚さ２５μｍのステンレス板
（ＳＵＳ３０４）を用いた。それ以外は上記実施例１と
同様にして、目的とする制振材を得た。
（ＳＵＳ３０４）を用いた。それ以外は上記実施例１と
同様にして、目的とする制振材を得た。
【００２３】
【比較例２】拘束体として厚さ５０μｍのポリイミドフ
ィルム（カプトンＨ，デュポン社製）を用いた。それ以
外は上記実施例１と同様にして、目的とする制振材を得
た。
ィルム（カプトンＨ，デュポン社製）を用いた。それ以
外は上記実施例１と同様にして、目的とする制振材を得
た。
【００２４】これらの実施例品，比較例品について、後
記の表１に示す項目に関して評価し、同表にその結果を
まとめた。なお、制振特性と、打ち抜き加工で生じるバ
リ高さと、弾性率については、下記の方法に従って評価
した。
記の表１に示す項目に関して評価し、同表にその結果を
まとめた。なお、制振特性と、打ち抜き加工で生じるバ
リ高さと、弾性率については、下記の方法に従って評価
した。
【００２５】〔制振特性〕厚さ５０μｍの基材（ステン
レス板、ＳＵＳ３０４）に試料（制振材）を貼着し、６
０℃に設定された恒温槽中で加振機によって周波数５ｋ
Ｈｚの振動を与え、損失係数を半値幅法により求めた。
損失係数が０．３以上であれば、実用上の制振特性を備
えており、本発明の目的を達しているといえる。
レス板、ＳＵＳ３０４）に試料（制振材）を貼着し、６
０℃に設定された恒温槽中で加振機によって周波数５ｋ
Ｈｚの振動を与え、損失係数を半値幅法により求めた。
損失係数が０．３以上であれば、実用上の制振特性を備
えており、本発明の目的を達しているといえる。
【００２６】〔打ち抜き加工で生じるバリ高さ〕２ｍｍ
角に打ち抜いた試料（制振材）からアクリル系粘着剤を
除去し、拘束体の打ち抜き面の厚さをダイヤルゲージで
測定した。そして、打ち抜き前の拘束体の厚さとの差を
算出し、バリ高さとした。
角に打ち抜いた試料（制振材）からアクリル系粘着剤を
除去し、拘束体の打ち抜き面の厚さをダイヤルゲージで
測定した。そして、打ち抜き前の拘束体の厚さとの差を
算出し、バリ高さとした。
【００２７】〔弾性率〕ＪＩＳ Ｋ ７１２７に準じ
た。
た。
【００２８】
【表１】
【００２９】
【発明の効果】以上のように、本発明の制振材は、拘束
体として弾性率が限定された特殊なポリイミドフィルム
を用いているため、金属製の拘束体を用いた制振材と同
等の制振特性を備え、しかも重量が軽量で、材料コスト
が安いだけでなく、微細な打ち抜き加工においてバリが
発生しにくいという利点を有する。そして、上記制振材
を、ヘッドサスペンションの少なくとも一部分に貼着す
ることにより、ヘッドサスペンションの受ける振動を大
幅に減少ないしは除去することができ、ヘッドによる読
み取り，書き込みの誤差を有効に防止することができ
る。
体として弾性率が限定された特殊なポリイミドフィルム
を用いているため、金属製の拘束体を用いた制振材と同
等の制振特性を備え、しかも重量が軽量で、材料コスト
が安いだけでなく、微細な打ち抜き加工においてバリが
発生しにくいという利点を有する。そして、上記制振材
を、ヘッドサスペンションの少なくとも一部分に貼着す
ることにより、ヘッドサスペンションの受ける振動を大
幅に減少ないしは除去することができ、ヘッドによる読
み取り，書き込みの誤差を有効に防止することができ
る。
【図１】本発明の制振材の構成を示す説明図である。
【図２】（ａ）は従来のヘッドサスペンションを示し、
（ｂ）は上記ヘッドサスペンションに制振材を貼着した
状態を示している。
（ｂ）は上記ヘッドサスペンションに制振材を貼着した
状態を示している。
５ 拘束体 ６ 粘弾性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平７−262537（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−82376（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G11B 21/21 G11B 11/10 561 G11B 5/60
Claims (2)
- 【請求項１】 ディスク装置のヘッドサスペンションに
貼着される制振材であって、弾性率が５００ｋｇ／ｍｍ
2 以上のポリイミドフィルムからなる拘束体とアクリル
系粘着剤からなる粘弾性体とが積層されていることを特
徴とする制振材。 - 【請求項２】 ディスク装置のヘッド部に用いられるヘ
ッドサスペンションであって、サスペンションの少なく
とも一部分に、弾性率が５００ｋｇ／ｍｍ2以上のポリ
イミドフィルムからなる拘束体とアクリル系粘着剤から
なる粘弾性体とを積層してなる制振材が貼着されている
ことを特徴とするヘッドサスペンション。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23977795A JP2904731B2 (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 制振材およびそれを用いたヘッドサスペンション |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23977795A JP2904731B2 (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 制振材およびそれを用いたヘッドサスペンション |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0991909A JPH0991909A (ja) | 1997-04-04 |
| JP2904731B2 true JP2904731B2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=17049747
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23977795A Expired - Fee Related JP2904731B2 (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 制振材およびそれを用いたヘッドサスペンション |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2904731B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101807407B (zh) | 2009-02-17 | 2015-09-09 | 日本发条株式会社 | 负载杆、具备该负载杆的悬架以及悬架的制造方法 |
| JP5396138B2 (ja) | 2009-04-30 | 2014-01-22 | 日本発條株式会社 | ディスク装置用サスペンションおよびその製造方法 |
| JP5042340B2 (ja) * | 2010-06-07 | 2012-10-03 | サンコール株式会社 | 磁気ヘッドサスペンション |
-
1995
- 1995-09-19 JP JP23977795A patent/JP2904731B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0991909A (ja) | 1997-04-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |