JP2904685B2 - 車両用負荷の遠隔操作装置 - Google Patents

車両用負荷の遠隔操作装置

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JP2904685B2
JP2904685B2 JP23642693A JP23642693A JP2904685B2 JP 2904685 B2 JP2904685 B2 JP 2904685B2 JP 23642693 A JP23642693 A JP 23642693A JP 23642693 A JP23642693 A JP 23642693A JP 2904685 B2 JP2904685 B2 JP 2904685B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドアロック機構等の車
両用負荷を遠隔操作する車両用負荷の遠隔操作装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】車両例えば自動車においては、所謂ワイ
ヤレスドアロック装置を搭載したものがある。これは、
イグニッション用キーシリンダ及びドア用キーシリンダ
に差込み可能なリモートキーの基部に送信器を設け、運
転者が操作スイッチをオン操作することにより送信器を
動作させることによって電波信号を送信させると、車体
側に設けられた受信器がその電波信号を受信して解読
し、電波信号がその自動車に特定された識別コードの信
号であった場合に、ドアロック機構を動作させてドアを
自動的にロックしたり、或いは、そのロックを自動的に
解除するように構成されている。
【0003】このようなワイヤレスドアロック装置は、
運転者が送信器を送信動作させるべく操作スイッチを操
作するだけで、自動的にドアをロックしたり、或いは、
そのロックを自動的に解除したりできるので、使用上、
非常に便利である。
【0004】ところが、最近では、電波信号を受信して
その識別コードをコピーし、その識別コードを再び電波
信号として送信できるようにした学習機能付きのリモー
トコントローラが考えられており、このようなリモート
コントローラが悪用されて前記リモートキーからの電波
信号が傍受されると、正規のリモートキーによらずリモ
ートコントローラからの電波信号によって自動車のドア
のロックを不正に解除できるようになり、防犯上の問題
があった。
【0005】このため、従来では、リモートキー側の送
信器及び車体側の受信器にともに複数種類の識別コード
を記憶させておいて、送信器及び受信器間で電波信号
(識別コード)の送受信が行なわれる毎に双方の識別コ
ードを所定の順序で循環的に変更するようにしたローリ
ングコード方式のワイヤレスドアロック装置が開発され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の構成では、送信
器側からの識別コードの送信順序と受信器側での識別コ
ードの照合順序との間には同期関係がとられているので
あるが、例えば、リモートキーの操作スイッチが必要の
ないときに不用意に操作されて電波信号を送信させた場
合には、この電波信号を車体側の受信器が受信しないに
もかかわらずリモートキー側の識別コードの送信順序だ
けが変更されることになり、同期関係が狂って遠隔操作
ができなくなる。従って、このような場合には、リモー
トキー側の送信器から送信される識別コードが車両側の
受信器で照合待機中の識別コードと一致するまで操作ス
イッチを繰返し操作する必要があり、操作が極めて面倒
になる不具合がある。
【0007】このような不具合をなくすためには、車体
側の受信器から受信コードと照合待機中の識別コードと
が一致したときに、識別コードを変更すべく応答信号を
リモートキー側に送信することが考えられるが、これで
は、リモートキー及び車体側の双方に送受信機能をもた
せる必要があり、構成が複雑になる。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、リモートキーからの空中伝播信号の傍
受による車両用負荷の不正な制御を確実に防止すること
ができ、リモートキー側の識別コードの送信と車体側の
識別コードの照合との間の同期関係が狂った場合でも極
めて簡単な操作でその同期関係を修復することができ、
しかも、構成が複雑化することもない車両用負荷の遠隔
操作装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用負荷の遠
隔操作装置は、リモートキーに設けられた操作手段と、
前記リモートキーに設けられ、複数種類の識別コードが
アドレスとともに記憶されたキー側記憶手段と、前記操
作手段が操作される毎に前記アドレスを順送りしてその
対応する識別コードを空中伝播信号として循環的に送信
する送信手段と、車体に設けられ、前記空中伝播信号を
受信する受信手段と、前記車体に設けられ、前記キー側
記憶手段と同一の複数種類の識別コードが同一のアドレ
スとともに記憶された車体側記憶手段と、前記受信手段
による受信コードと前記車体側記憶手段の指定されたア
ドレスの識別コードとを照合して両者が一致していると
きには前記指定アドレスを1アドレス分だけ順送りする
とともに車両用負荷に対する制御信号を出力する照合手
段と、この照合手段が不一致と判断したときに前記受信
コードが前記車体側記憶手段に記憶された複数種類の識
別コードのいずれかと一致するか否かを検索し、一致し
たときにはその一致した識別コードに対応するアドレス
の次のアドレスを指定アドレスとする検索手段とを具備
する構成に特徴を有する。
【0010】
【作用】本発明の車両用負荷の遠隔操作装置によれば、
リモートキー側の送信手段は、操作スイッチが操作され
る毎に複数種類の識別コードを所定の順序で循環的に空
中伝播信号として送信し、車体側の照合手段は、受信手
段によって受信された受信コードと照合のために指定さ
れたアドレスの識別コードとが一致する毎に、指定アド
レスを1アドレス分だけ順送りするとともに車両用負荷
に対する制御信号を出力する。従って、リモートキー側
の送信手段からの識別コードの送信順序と車体側の照合
手段による識別コードの照合順序との間には同期関係が
保たれるようになる。
【0011】又、照合手段が受信コードと指定アドレス
の識別コードとが一致しないと判断した場合には、検索
手段は、前記受信コードが車体側記憶手段に記憶された
複数種類の識別コードのいずれかと一致するか否かを検
索し、一致したときにはその一致した識別コードに対応
するアドレスの次のアドレスを指定アドレスとするよう
になる。
【0012】従って、正規のリモートキー側の送信手段
からの識別コードの送信順序と車体側の照合手段による
識別コードの照合順序との間の同期関係が狂った場合に
は、リモートキーの操作手段を一度操作することによっ
て、検索手段による検索によりリモートキー側からの識
別コードの送信順序と車体側での識別コードの照合順序
との同期関係が修復され、再度リモートキーの操作手段
を操作することによって、リモートキー側から送信され
る識別コードと車体側で照合される識別コードとが一致
するようになる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき、図面を参照
しながら説明する。図2には、リモートキー側に設けら
れた電気回路の構成が示されている。即ち、スイッチ回
路1はキー側アドレスカウンタ(図示せず)を有するも
ので、その電源入力端子には電池2が接続され、入力端
子には操作手段たる押釦式の操作スイッチ3が接続され
ている。このスイッチ回路1は、操作スイッチ3がオン
操作される毎に制御出力端子からスイッチ制御信号を出
力するとともに電源出力端子から電池2の直流電源電圧
を各回路の制御電源電圧として出力するようになってい
る。又、スイッチ回路1のキー側アドレスカウンタは、
操作スイッチ3がオン操作される毎にその計数値を
「1」,「2」,…「N」,「1」のように順次循環的
に計数するようになっており、その計数信号をアドレス
信号として計数出力端子から出力するようになってい
る。
【0014】スイッチ回路1の計数出力端子は、キー側
記憶手段とてのROMからなる記憶装置4のアドレス端
子に接続されていて、これに計数信号を与えるようにな
っている。又、スイッチ回路1の制御出力端子は、クロ
ック回路5,乱数コードシフトレジスタ6及び発振回路
7の各制御入力端子に接続されていて、これらにスイッ
チ制御信号を与えるようになっている。
【0015】前記記憶装置4は、複数種類の識別コード
たる乱数コードC1,C2,C3,…CNを計数アドレ
ス「1」,「2」,「3」,…「N」とともに記憶され
たもので、スイッチ回路1の計数出力端子から出力され
る計数信号の示す計数アドレスに対応する乱数コードを
出力端子から出力するようになっており、その出力端子
は乱数コードシフトレジスタ6のデータ入力端子に接続
されている。
【0016】クロック回路5は、スイッチ回路1からス
イッチ制御信号が与えられると、出力端子からクロック
信号を出力するようになっており、その出力端子は乱数
コードシフトレジスタ6のクロック入力端子に接続され
ている。又、乱数コードシフトレジスタ6は、クロック
回路5からのクロック信号が与えられる毎に記憶装置4
から出力される乱数コードの各ビットの内容を順次シフ
トして記憶した上で出力端子から出力するもので、その
出力端子は変調回路8の変調入力端子に接続されてい
る。
【0017】変調回路8は、その搬送波入力端子に発振
回路7の出力端子が接続され、出力端子は出力回路9を
介してアンテナ10に接続されていて、発振回路7から
の搬送波を乱数コードシフトレジスタ6からの乱数コー
ド信号により変調して、これを出力回路9を介してアン
テナ10から空中伝播信号たる電波信号として送信する
ようになっている。
【0018】尚、図2において、クロック回路5,乱数
コードシフトレジスタ6,発振回路7,変調回路8及び
出力回路9は、送信手段11を構成するものである。
【0019】図1には、車両たる自動車の車体側に設け
られた電気回路の構成が示されている。即ち、アンテナ
12は受信回路13の入力端子に接続されている。この
受信回路13は、アンテナ12が受信した電波信号から
乱数コードを復調して出力端子から出力信号として出力
するもので、その出力端子は電源制御回路14及び波形
整形回路15の各入力端子に接続されている。
【0020】電源制御回路14は、その電源入力端子が
自動車のバッテリ16に接続されていて、受信回路13
から出力信号が与えられると、バッテリ16から各回路
の制御電源電圧を得て電源出力端子から出力するように
なっている。又、波形整形回路15は、受信回路13か
らの出力信号を波形整形することによって、前記リモー
トキー側の送信手段11から送信された識別コード信号
に相当する受信コード信号を出力端子から出力するもの
で、その出力端子は受信コード検出同期回路17の入力
端子に接続されている。
【0021】受信コード検出同期回路17は、波形整形
回路15から受信コード信号が与えられると、その受信
コード信号をデータ出力端子から出力するとともに、制
御出力端子から制御信号を出力するようになっており、
その制御出力端子はクロック回路18の制御入力端子に
接続され、データ出力端子は受信コードシフトレジスタ
19の入力端子に接続されている。
【0022】クロック回路18は、受信コード検出同期
回路17から制御信号が与えられると、出力端子からク
ロック信号を出力するようになっており、その出力端子
は受信コードシフトレジスタ19のクロック入力端子に
接続されている。受信コードシフトレジスタ19は、ク
ロック回路18からクロック信号が与えられると受信コ
ード検出同期回路17から与えられる受信コードの各ビ
ットの内容を順次シフトして記憶した上で、その受信コ
ードをデータ出力端子から出力するようになっている。
【0023】尚、図1において、受信回路13,波形整
形回路15,受信コード検出同期回路17,クロック回
路18及び受信コードシフトレジスタ19は、受信手段
20を構成するものである。
【0024】制御手段たる制御装置21は、実際には、
マイクロコンピュータ及びその周辺回路から構成される
ものであるが、図1では、説明の便宜上、機能別のブロ
ック線図として示しており、後述するように動作するよ
うになっている。即ち、照合手段たる受信コード照合回
路22及び検索手段たるアドレス検索回路23の各デー
タ入力端子は、受信コードシフトレジスタ19のデータ
出力端子に接続されている。
【0025】受信コード照合回路22において、もう1
つのデータ入力端子は、車両側記憶手段としてのROM
からなる記憶装置24のデータ出力端子に接続され、1
つの出力端子は、アドレス検索回路23の制御入力端子
に接続され、もう一つの出力端子は、記憶装置24のア
ドレス端子に接続されているとともに、ドアロック制御
回路25の入力端子に接続されている。更に、アドレス
検索回路23において、その出力端子は記憶装置24の
アドレス端子に接続され、もう一つのデータ入力端子は
記憶装置24のデータ出力端子に接続されている。
【0026】ここで、記憶装置24は、前記リモートキ
ー側の記憶装置4と同一の複数種類の乱数コードC1,
C2,C3,…CNが同一の計数アドレス「1」,
「2」,「3」,…「N」とともに記憶されたもので、
図示しない車体側アドレスカウンタの計数値が示す指定
計数アドレスに対応する乱数コードをデータ出力端子か
ら出力するようになっている。
【0027】そして、ドアロック制御回路25は、後述
するように、受信コード照合回路22から制御信号とし
ての受信コード一致信号たるロック信号又はアンロック
信号が与えられると、図示しない車両用負荷たる自動車
のドアロック機構を動作させることにより、自動車のド
アのロック又はそのロックの解除の動作を行なわせるよ
うになっている。
【0028】次に、本実施例の作用につき、図3のフロ
ーチャートをも参照しながら説明する。即ち、本装置の
初期状態(装備初期状態)においては、リモートキー側
の操作スイッチ3が最初にオン操作されたときには、ス
イッチ回路1のキー側アドレスカウンタの計数値は
「1」となり、このときには、車体側アドレスカウンタ
の計数値即ち指定計数アドレスは「1」となるように両
者の同期関係が予め設定されているものとする。
【0029】従って、例えば、初期状態において、リモ
ートキー側の操作スイッチ3がオン操作されたとする
と、キー側アドレスカウンタが「1」となって、記憶装
置4の計数アドレス「1」に対応する乱数コードC1が
電波信号とてアンテナ10から送信される。これによ
り、車体側のアンテナ12がこの電波信号を受信して、
これに基づき受信回路13が受信動作を行なってその出
力信号を電源制御回路14に与えると、この電源制御回
路14は制御電源電圧を出力するようになるので、車体
側の各回路が動作を開始する。
【0030】即ち、車体側の受信手段20の作用により
受信コードシフトレジスタ19には送信手段11により
送信された乱数コードに相当する受信コードC1が記憶
されるようになる。一方、電源制御回路14が制御電源
電圧を出力することに基づき、マイクロコンピュータを
主体とする制御装置24は、次のように動作を開始(ス
タート)する。
【0031】先ず、ステップS1においては、受信コー
ド照合回路22及びアドレス検索回路23が受信コード
シフトレジスタ19に記憶された受信コードC1を読込
む。次いで、ステップS2においては、アドレス検索回
路23は、車体側アドレスカウンタの計数値が「1」で
あるので、記憶装置24の指定計数アドレス「1」に対
応する乱数コードC1を受信コード照合回路22に出力
させる。
【0032】ステップS3では、受信コード照合回路2
2は、受信コードC1と記憶装置24の指令計数アドレ
ス「1」の乱数コードC1とを照合して両者が一致する
か否かを判断し、この場合には、「YES」(一致す
る)として、車体側アドレスカウンタに「1」が加算し
て指定計数アドレスを「2」とし(ステップS4)、次
のステップS5において受信データ一致信号たる制御信
号としてロック信号又はアンロック信号を出力してドア
ロック制御回路25に与える。
【0033】この場合、ドアロック制御回路25は、ド
アロック機構が自動車のドアをロックしている状態にお
いては、受信コード一致信号をアンロック信号とて認識
してドアロック機構にロックを解除させるように動作さ
せ、ドアロック機構がドアをアンロックしている状態に
おいては、受信コード一致信号をロック信号として認識
してドアロック機構にロック動作を行なわせるようにな
る。
【0034】以下、同様にして、リモートキー側の操作
スイッチ3がオン操作される毎に送信手段11からは、
記憶装置4の計数アドレス「2」,「3」,…「N」に
対応する識別コードC2,C3,…CNが電波信号とし
て順次循環的に送信され、車体側の受信データ照合回路
22においては、記憶装置24の計数アドレス「2」,
「3」,…「N」が順次循環的に指定計数アドレスとな
って夫々に対応する乱数コードC2,C3,…CNが照
合乱数コードとなるものであり、従って、リモートキー
側からの乱数コードの送信順序と車体側の乱数コードの
照合順序との同期関係が保たれるようになる。
【0035】さて、リモートキー側の操作スイッチ3が
必要ないときに不用意に操作されて送信手段11による
乱数コードの送信順序と受信コード照合回路22による
乱数コードの照合順序との間の同期関係が狂った場合に
ついて述べる。
【0036】例えば、車体側の記憶装置24における指
定計数アドレスが「N」であったときに、リモートキー
側の操作スイッチ3が操作されることにより送信手段1
1によって送信された乱数コードが計数アドレス「2」
に対応するC2であったとする。これにより、車体側の
受信コードシフトレジスタ19には受信コードC2が記
憶されるようになる。
【0037】受信コード照合回路22は、受信コードC
2と指定計数アドレス「N」の乱数コードCNとを照合
して両者が一致するかを判断し、このときには「NO」
(不一致)と判断して(ステップS2)、受信コード不
一致信号をアドレス検索回路23に与える。
【0038】これによって、アドレス検索回路23は、
車体側アドレスカウンタの計数値を順送りして記憶装置
24に記憶された乱数コードの中に受信コードC2と一
致するものであるか否かを検索し(ステップS6)、一
致すると判断したときには(ステップS7)、その受信
コードC2と一致した乱数コードC2と対応する計数ア
ドレス「2」に「1」を加えて指定計数アドレスを
「3」とする(ステップS8)。即ち、車体側アドレス
カウンタの計数値を「3」とするものであり、リモート
キー側の送信手段11による乱数コードの発信順序と車
体側の受信コード照合回路22による乱数コードの照合
順序との間の同期関係が修復されたことになる。
【0039】従って、その後にリモートキー側の操作ス
イッチ3がオン操作されると、送信手段11は計数アド
レス「3」に対応する乱数コードC3を電波信号として
送信するようになるので、車体側の受信コードシフトレ
ジスタ19には受信コードC3が記憶されるようにな
り、このときには、受信コード照合回路22が照合する
乱数コードは指定計数アドレス「3」に対応する乱数コ
ードC3となっているので、両者は一致するようにな
る。
【0040】尚、アドレス検索回路23は、受信コード
シフトレジスタ19に記憶された受信コードが記憶装置
24に記憶された乱数コードC1,C2,C3,…CN
のいずれとも一致しなかった場合には、ステップS7で
「NO」と判断してステップS9に移行し、ここでは、
指定計数アドレスを受信コードシフトレジスタ19に記
憶された受信コードの受信時の指定計数アドレスとなる
ように車体側アドレスカウンタをセットする。
【0041】このように本実施例においては、リモート
キー側の送信手段11による乱数コードの送信順序と車
体側の受信コード照合回路22による乱数コードの照合
順序との間の同期関係が狂った場合でも、アドレス検索
回路23は、リモートキー側の操作スイッチ3のオン操
作に基づいて送信された乱数コード、即ち、車体側の受
信コードシフトレジスタ19に記憶された受信コードが
記憶装置24に記憶された乱数コードC1,C2,C
3,…CNのいずれかと一致するかを検索し、一致する
乱数コードがあると判断したときにはその一致した乱数
コードに対応する計数アドレスの次の計数アドレスを指
定計数アドレスとするようにしたので、狂った同期関係
を修復することができ、しかも、リモートキー側の操作
スイッチ3を一度オン操作するだけでよいので、同期関
係の修復操作が極めて簡単であり、その上、リモートキ
ー及び車体側の双方に送受信機能をもたせる必要がない
ので、構成が複雑化することもない。
【0042】従って、リモートキー側の操作スイッチ3
の一度のオン操作による同期関係の修復後に操作スイッ
チ3を次にオン操作したときには、送信手段11によっ
て送信される乱数コードと車体側の受信コード照合回路
22によって照合される指定計数アドレスの乱数コード
とは一致するようになり、ドアロック機構に正常にロッ
ク若しくはロック解除の動作を行なわせることができ
る。
【0043】又、リモートキー側の送信手段11により
送信される乱数コードの1つが学習機能付きリモートコ
ントローラ等によって不正に傍受されて送信されたとし
ても、アドレス検索回路23は、前述したように、検索
により受信コードと記憶装置24の乱数コードの内の1
つとが一致したときには、指定計数アドレスをその一致
した乱数コードに対応する計数アドレスの次の計数アド
レスとするようにしたので、前記傍受された乱数コード
が再度送信されても車体側の受信コード照合回路22に
より照合される指定計数アドレスの乱数コードとは一致
することはなく、従って、不正にドアロック機構のロッ
クが解除されることはない。
【0044】更に、車体側の受信手段20が正規のリモ
ートキー以外のリモートキーからの電波信号を受信して
受信コードシフトレジスタ19が記憶装置24に記憶さ
れた乱数コード以外の乱数コードを記憶したとしても、
アドレス検索回路23は、その誤った受信コードの受信
時の指定計数アドレスをそのまま指定計数アドレスとす
るようにしたので、誤った乱数コードの受信により送信
される乱数コードと照合される乱数コードとの間の同期
関係が狂うことはない。
【0045】尚、上記実施例では、リモートキー側の1
つの操作スイッチ3によってドアロック機構のロック及
びロック解除の動作を行なわせるようにしたが、代わり
に、操作手段としてロック用操作スイッチ及びアンロッ
ク用操作スイッチを別々に設けるようにしてもよい。
【0046】又、上記実施例においては、車両用負荷と
してドアロック機構を設けるようにしたが、代わりに、
エンジン始動装置、ウインド開閉機構等を設けるように
してもよい。
【0047】その他、本発明は上記実施例にのみ限定さ
れるものではなく、例えば、空中伝播信号としては超音
波信号,赤外線信号であってもよい等、要旨を逸脱しな
い範囲内で適宜変形して実施し得ることは勿論である。
【0048】
【発明の効果】本発明の車両用負荷の遠隔操作装置は、
以上説明したように、リモートキー側からは、操作手段
の操作毎に複数種類の識別コードを空中伝播信号として
順次循環的に送信し、車体側では、受信した電波信号の
受信コードと指定されたアドレスの識別コードとを照合
して両者が一致したときには、前記指定アドレスを1ア
ドレス分だけ順送りするとともに車両用負荷に対する制
御信号を出力し、受信コードと指定アドレスの識別コー
ドとが一致しなかったときには、前記受信コードが複数
種類の識別コードのいずれかと一致するか否かを検索し
て、一致したときには、その一致した識別コードに対応
するアドレスの次のアドレスを指定アドレスとするよう
にしたので、リモートキーからの空中伝播信号の傍受に
よる車両用負荷の不正な制御を確実に防止することがで
き、リモートキー側の識別コードの送信と車体側の識別
コードの照合との間の同期関係が狂った場合でも極めて
簡単な操作でその同期関係を修復することができ、しか
も、構成が複雑化することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の車体側の電気的構成を示す
ブロック線図
【図2】リモートキー側の電気的構成を示すブロック線
【図3】制御内容を示すフローチャート
【符号の説明】
図面中、3は操作スイッチ(操作手段)、4は記憶装置
(キー側記憶手段)、11は送信手段、20は受信手
段、21は制御装置、22は受信コード照合回路(照合
手段)、23はアドレス検索回路(検索手段)、24は
記憶装置(車体側記憶手段)を示す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−156486(JP,A) 特開 昭62−94674(JP,A) 特開 昭62−220675(JP,A) 特開 平2−88857(JP,A) 特開 平4−336185(JP,A) 特開 平2−282587(JP,A) 特開 平4−306380(JP,A) 特開 昭61−122379(JP,A) 特開 平2−7080(JP,A) 特開 平7−42428(JP,A) 特開 平1−278671(JP,A) 特開 昭62−137375(JP,A) 実開 平4−98974(JP,U) 実開 平5−92373(JP,U) 実開 平5−62677(JP,U) 特公 平4−52350(JP,B2) 特表 平6−501435(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 5/00 B60R 25/00 606 E05B 49/00 E05B 65/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リモートキーに設けられた操作手段と、 前記リモートキーに設けられ、複数種類の識別コードが
    アドレスとともに記憶されたキー側記憶手段と、 前記操作手段が操作される毎に前記アドレスを順送りし
    てその対応する識別コードを空中伝播信号として循環的
    に送信する送信手段と、 車体に設けられ、前記空中伝播信号を受信する受信手段
    と、 前記車体に設けられ、前記キー側記憶手段と同一の複数
    種類の識別コードが同一のアドレスとともに記憶された
    車体側記憶手段と、 前記受信手段による受信コードと前記車体側記憶手段の
    指定されたアドレスの識別コードとを照合して両者が一
    致しているときには前記指定アドレスを1アドレス分だ
    け順送りするとともに車両用負荷に対する制御信号を出
    力する照合手段と、 この照合手段が不一致と判断したときに前記受信コード
    が前記車体側記憶手段に記憶された複数種類の識別コー
    ドのいずれかと一致するか否かを検索し、一致したとき
    にはその一致した識別コードに対応するアドレスの次の
    アドレスを指定アドレスとする検索手段とを具備してな
    る車両用負荷の遠隔操作装置。
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