JP2904427B2 - 欠落音声補間装置 - Google Patents

欠落音声補間装置

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JP2904427B2 JP3273503A JP27350391A JP2904427B2 JP 2904427 B2 JP2904427 B2 JP 2904427B2 JP 3273503 A JP3273503 A JP 3273503A JP 27350391 A JP27350391 A JP 27350391A JP 2904427 B2 JP2904427 B2 JP 2904427B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送信側で入力された音
声信号を符号化した音声符号化情報を受信側で離散的に
受信するシステムにおいて、音声符号化情報を受信しな
い時間区間における聴感上の通話品質の改善を図るため
に有効である欠落音声補間装置に関わるものである。
【0002】
【従来の技術】音声信号を標本化し一定の時間長のフレ
ームに分割し符号化した音声符号化情報(これを以下パ
ケットと呼ぶ)を伝送する通信網においては、例えば網
内で生じる不規則な遅延のために受信側にパケットが一
定時間内に到達せずにパケットの紛失を生じることがあ
り、そのために受信側において音声信号の一部を再生で
きなくなり、聴感上の音声品質の劣化を生ずる。従っ
て、欠落した再生音声信号を何らかの方法で補間する必
要がある。この問題を解決するために、従来よりいくつ
か欠落音声の補間方法が提案されている。
【0003】まず、如何なる音声符号化方式にも適用で
きる欠落音声補間方式について説明する。第一に、欠落
音声部分に零値を挿入する方法(以下、零値挿入方法と
呼ぶ)及び欠落音声部分に1つ前のパケットの再生音声
信号をそのまま挿入する方法(以下、直前パケット挿入
方法と呼ぶ)がある。これらは如何なる音声符号化方式
に対しても適用でき補間処理も容易である利点がある
が、音声の性質を無視した方法のため補間した再生音声
品質が悪く、更に零値もしくは前パケットの音声信号を
挿入するための補間処理回路の付加が必要である。ま
た、零値挿入方法や直前パケット挿入方法と同様に如何
なる音声符号化方式にも適用できる補間方法として、過
去の再生音声信号に対してパターンマッチングやピッチ
検出を行うことにより抽出した類似信号を、欠落音声信
号の代用として挿入する方法(以下、各々パターンマッ
チング補間方法及びピッチ検出補間方法と呼ぶ)があ
る。これは、前の2つの補間方法に比べ再生音声品質は
比較的よいが、送信側で入力された音声信号に対してで
はなく符号化歪を含む再生音声に対してパターンマッチ
ングやピッチ検出を行うため補間音声品質が劣化し、更
にパターンマッチングやピッチ検出のための処理計算量
及び処理回路の付加量が増大する。以上の4種類の補間
方式の欠点は、如何なる音声符号化方式にも適用可能を
するために起こったとも言える。
【0004】次に、音声符号化方式に依存した欠落音声
補間方式について説明する。代表的な音声符号化方式の
1つである適応差分PCM(ADPCM)方式に対する
補間方法としては、復号器側で受信された前パケットま
での符号化情報により再生 れた残差信号に対してピッ
チ検出を行いその再生された残差信号から抽出された疑
似信号を欠落パケットに対応する残差信号の代用として
用い通常の復号処理を行う方法も提案されている。この
構成も上記の4種類の補間方式に比べて再生音声品質は
比較的よいが、上記と同様に原音声信号ではなく量子化
雑音を含む再生された残差信号に対してパターンマッチ
ングやピッチ検出を行い補間のための疑似信号を生成し
ているので、再生音声品質が劣化し、更にパターンマッ
チングやピッチ検出のための処理計算量及び処理回路の
付加量も増大する結果となる。
【0005】一方、代表的な音声符号化方式の1つであ
る適応予測符号化(APC)方式に対するパケット欠落
補間装置について以下に図を用いて説明する。まず、A
PC符号化方式においては送信側の符号器により入力音
声信号の短時間スペクトルエンベロープを表す短時間相
関(フォルマント相関)を短時間予測器(フォルマント
予測器)を用いて取り除くために短時間予測器の出力で
ある短時間予測信号(フォルマント予測信号)を入力音
声信号から差し引いて短時間予測残差信号(フォルマン
ト予測残差信号)を作成し、更に有声音などにおいてピ
ッチ周期毎に波形が繰り返されるという長時間相関(ピ
ッチ相関)を長時間予測器(ピッチ予測器)を用いて取
り除くため、長時間予測器の出力である長時間予測信号
(ピッチ予測信号)を短時間予測残差信号から差し引
き、その結果の長時間予測残差信号(ピッチ予測残差信
号)と呼ばれる信号を量子化・符号化し短時間予測器内
の短時間予測係数及び長時間予測器内の長時間予測係数
からなる予測情報と共に受信側に伝送している。
【0006】図8はAPC符号化方式の復号器における
欠落音声補間装置を説明するための図である。図中、1
は端子、2は音声符号化情報分離手段として用いられる
多重分離回路、3は雑音発生器、4は残差信号電力復号
器、5は逆量子化器、6は長時間予測係数復号化手段と
して用いられる長時間予測係数復号器、7は短時間予測
係数復号化手段として用いられる短時間予測係数復号
器、8は切り換えスイッチ、9は長時間合成フィルタ手
段として用いられる長時間合成フィルタ、10は短時間
合成フィルタ手段として用いられる短時間合成フィル
タ、11は加算器、12は長時間合成フィルタ手段とし
て用いられる長時間予測器、13は加算器、14は短時
間予測器、15は端子、16は端子である。音声符号化
情報は端子1に受信され、長時間予測残差信号電力と、
符号化された正規化残差信号の情報(長時間予測残差信
号量子化情報)、長時間予測係数(ピッチ係数とピッチ
周期)及び短時間予測係数(フォルマント予測係数)
らなる符号化パラメータの情報は多重分離回路2により
各々分離される。残差信号電力復号器4からの残差信号
電力を基に逆量子化器5のステップサイズを設定し、符
号化された正規化長時間予測残差信号から逆量子化長時
間予測残差信号を長時間予測残差信号復号化手段として
用いられる逆量子化器5において再生する。端子15か
らの欠落検出信号により音声符号化情報の欠落を検出し
ない場合には、切り換えスイッチ8を介して加算器11
と逆量子化器5が接続される。この結果、逆量子化長時
間予測残差信号は長時間予測器12と加算器11からな
る長時間合成フィルタ9に長時間予測残差信号(ピッチ
予測残差信号)として入力され、その後、更に短時間予
測器14と加算器13からなり短時間合成フィルタ手段
として用いられる短時間合成フィルタ10に短時間予測
残差信号(フォルマント予測残差信号)として入力され
る。これらの構成はAPC復号器として動作するもので
短時間合成フィルタ10の出力として再生されたディジ
タル音声信号が得られる。長時間予測係数復号器6は送
信側から伝送されてきた長時間予測係数に関する情報か
ら長時間予測係数を復号するもので、復号された係数を
長時間予測器12に設定する。同様に、短時間予測係数
復号器7は送信側から伝送されてきた短時間予測係数に
関する情報から短時間予測係数を復号し、復号された係
数を短時間予測器14に設定する。尚、残差信号電力、
長時間予測係数及び短時間予測係数からなる符号化パラ
メータの情報はフレームあるいはサブフレーム毎に伝送
されている。次に、端子15からの欠落検出信号により
音声符号化情報(符号化パラメータの情報及び符号化さ
れた正規化残差信号の情報)の欠落を検出した場合に
は、端子1には通常の符号化情報が伝送されてこないこ
とになる。従って、切り換えスイッチ8を介して雑音発
生器3と加算器11が接続される。長時間予測器12及
び短時間予測器14には前フレームの長時間予測係数及
び短時間予測係数をそのまま設定しておき、動作させ
る。更に残差信号電力復号器4からの前フレームの残差
信号電力をそのまま用いて同一の電力を持った雑音を雑
音発生器3から送出する。この雑音を逆量子化器5によ
り再生された逆量子化残差信号と見なし長時間合成フィ
ルタ9に加え、上記のように通常のAPC復号を行うこ
とにより短時間合成フィルタ10の出力として再生ディ
ジタル音声信号が補間される。この補間方式では、残差
信号は相関が殆ど取り除かれた雑音であると仮定してい
る。ところが、実際には音声信号から相関を取り除くこ
とは難しく結局のところ残差信号にも相関が残ってしま
うこと、及び残差信号の代わりとして用いる雑音の位相
が本来の再生された逆量子化残差信号の位相と異なるこ
とから、補間された音声信号の品質があまりよくない。
更に、逆量子化残差信号(逆量子化器5により再生され
た残差信号)の代わりとなる雑音を生成する回路、即ち
雑音発生器3の付加が必要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来技術
には、如何なる音声符号化方式にも適用可能なように再
生音声信号を用いることにより補間信号を生成する方式
の場合には、処理計算量及び処理回路の付加量の増大を
伴うわりには補間信号の品質がよくなく、また音声符号
化方式に依存した方式の場合においても、処理回路の付
加量の増大のわりには補間信号の品質があまりよいとは
言えないという欠点があった。
【0008】本発明は、上記の欠点を解決するためのも
ので、適用可能な音声符号化方式は限定されるものの、
処理回路の付加が殆どなく補間信号の品質が格段に良好
な欠落音声補間装置を提供するものである。更に、本発
明の回路構成のみを一般の音声符号化方式に適用するこ
とにより、従来より補間のための回路の付加量が少なく
従来と同じ補間品質が得られる欠落音声補間装置を提供
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明は、送信側で入力された音声信号を符号化し音声
符号化情報として受信側へ伝送し、該受信側で該音声符
号化情報を離散的に受信し、前記音声符号化情報を受信
しない時間区間には生成した補間信号を出力する欠落音
声補間方式である。 (1) さらに、具体的には本願第1の発明は、音声符
号化情報分離手段(2),残差信号復号化手段(19,
20),長時間予測係数復号/選択手段(18),短時
間予測係数復号化手段(7),長時間合成/補間フィル
タ手段(17),短時間合成フィルタ手段(10),端
子(15)を備える欠落音声補間装置であって、 音声符
号化情報分離手段(2)は、入力される音声符号化情報
を長時間予測係数情報,短時間予測係数情報,残差信号
量子化情報に分離し、 残差信号復号化手段(19,2
0)は、残差信号量子化情報を復号化して残差信号を出
力し、 長時間予測係数復号/選択手段(18)は、長時
間予測係数情報を復号化して得られる長時間予測係数を
長時間合成/補間フィルタ手段(17)に出力するとと
もに、端子(15)からの欠落検出信号を検出した場合
には、過去の長時間予測係数から得た補間用長時間予測
係数を長時間予測係数として長時間合成/補間フィルタ
手段(17)に出力し、 短時間予測係数復号化手段
(7)は、短時間予測係数情報を復号して得られる短時
間予測係数を出力し、 長時間合成/補間フィルタ手段
(17)は、切り換え手段(21),長時間合成/フィ
ルタ(11,12)を備え、 切り換え手段(21)は、
端子(15)からの欠落検出信号の検出の有無に対応し
て残差信号復号化手段(19,20)と長時間合成/フ
ィルタ(11,12)との相互間を切断又は接続し、
時間合成/フィルタ(11,12)は、フィードバック
状に接続された長時間予測手段(12)からなり、切り
換え手段(21)からの残差信号を入力とし 、長時間予
測係数を用いて短時間予測残差信号を合成して出力し、
短時間合成フィルタ手段(10)は、短時間予測係数と
短時間予測残差信号とから再生音声信号を合成し出力す
欠落音声補間装置である。 (2) 次に、本願第2の発明は、音声符号化情報分離
手段(2),残差信号復号化手段(4,5),短時間予
測係数復号化手段(7),長時間予測係数復号/選択手
段(18),短時間合成フィルタ手段(10),長時間
合成/補間フィルタ手段(17),端子(15)を備え
る欠落音声補間装置であって、 音声符号化情報分離手段
(2)は、入力される音声符号化情報を長時間予測係数
情報,短時間予測係数情報,残差信号量子化情報に分離
し、 残差信号復号化手段(4,5)は、残差信号量子化
情報を復号化して残差信号を出力し、 長時間予測係数復
号/選択手段(18)は、長時間予測係数情報を復号化
して得られる長時間予測係数を長時間合成/補間フィル
タ手段(17)に出力するとともに、端子(15)から
の欠落検出信号を検出した場合には、過去の長時間予測
係数から得た補間用長時間予測係数を長時間予測係数と
して長時間合成/補間フィルタ手段(17)に出力し、
短時間予測係数復号化手段(7)は、短時間予測係数情
報を復号して得られる短時間予測係数を出力し、 短時間
合成フィルタ手段(10)は、短時間予測係数と残差信
号とから長時間予測残差信号を合成して出力し、 長時間
合成/補間フィルタ手段(17)は、切り換え手段(2
1),長時間合成/フィルタ(11,12)を備え、
り換え手段(21)は、端子(15)からの欠落検出信
号の検出の有無に対応して短時間合成フィルタ手段(1
0)と長時間合成/フィルタ(11,12)との相互間
を切断又は接続し、 長時間合成/フィルタ(11,1
2)は、フィードバック状に接続された長時間予測手段
(12)からなり、切り換え手段(21)からの長時間
予測残差信号を入力とし、長時間予測係数を用いて再生
音声信号を合成して出力する欠落音声補間装置である。 (3) また、本願第3の発明は、音声復号化手段(3
3),補間用フィルタ手段(34),ピッチ情報検出手
段(37),端子(39)を備える欠落音声補間装置で
あって、 音声復号化手段(33)は、入力される音声符
号化情報を復号化して得られる再生音声信号を出力し、
補間用フィルタ手段(34)は、切り換え手段(3
5),補間用長時間予測手段(36)を備え、切り換え
手段(35)の出力を補間再生音声信号として出力し、
切り換え手段(35)は、端子(39)からの欠落検出
信号を検出しない場合には、音声復号化手段(33)か
らの再生音声信号を補間再生音声信号として出力し、欠
落検出信号を検出した場合には、補間用長時間予測手段
(36)からの長時間予測信号を補間再生音声信号とし
て出力し、 補間用長時間予測手段(36)は、ピッチ情
報検出手段(37)からの長時間予測係数に基づいて切
り換え手段(35)の出力する補間再生音声信号から長
時間予測信号を合成して出力し、 ピッチ情報検出手段
(37)は、補間再生音声信号から長時間予測係数を抽
出して補間用長時間予測手段(36)に出力する欠落音
声補間装置である。
【0010】
【実施例1】まず本発明は、APC方式、マルチパルス
駆動型線形予測符号化(MPEC)方式もしくはコード
駆動型線形予測符号化(CELP)方式等のピッチ分析
を持つ音声符号化方式に適用可能な欠落音声補間方式で
ある。以下に図を用いて本発明を詳細に説明する。尚、
以下の説明では従来方式(図8)と同一機能を持つ構成
要素については同一番号を付して説明の重複を省く。図
1は本発明を上記の音声符号化方式へ適用した一実施例
であり、送信側で入力された音声信号を符号化し音声符
号化情報として受信側へ送信し受信側でそれを離散的に
受信し、音声符号化情報を受信しない時間区間には受信
側で生成した補間信号を出力する欠落音声補間装置の概
略図である。同図中、17は長時間合成フィルタ手段と
して用いられる長時間合成/補間フィルタであり、長時
間予測器12と加算器11とからなり、短時間予測残差
信号を出力又は補間出力とする。、18は長時間係数復
号化手段とし用いられる長時間予測係数復号/選択器、
19は残差信号電力復号器、20は長時間予測残差信号
復号化手段として用いられる逆量子化器、21は加算器
11への入力をしゃ断制御する接続しゃ断スイッチであ
る。図2は図1中の長時間予測係数復号化手段として用
いられる長時間予測係数復号/選択器18の構成概略図
である。同図中、22は長時間予測係数復号器、23は
補間用長時間予測係数生成器、24は切り換えスイッチ
である。
【0011】この実施例の動作を説明する。端子15か
らの欠落検出信号が音声符号化情報の欠落を指示しない
場合には、従来方式と同様な動作をする。即ち、まず端
子15から音声符号化情報の欠落を検出していないこと
を示す欠落検出信号が接続しゃ断スイッチ21及び切り
換えスイッチ24に入力される。接続しゃ断スイッチ2
を介して長時間予測残差信号復号化手段として用いら
れる逆量子化器20から長時間予測残差信号が出力され
加算器11へ長時間予測残差信号として入力され、一方
切り換えスイッチ24により長時間予測係数復号器22
の出力が長時間予測器12へ長時間予測係数(ピッチ係
数とピッチ周期)として入力されることにより、図8と
全く同じ動作となって音声信号を再生することになる。
尚、残差信号電力復号器19、逆量子化器20及び長時
間予測係数復号器22はそれぞれ残差信号電力復号器
4、逆量子化器5及び長時間予測係数復号器6と全く同
じである。
【0012】逆に、端子15からの欠落検出信号が音声
符号化情報の欠落を指示した場合における欠落した音声
信号の補間方法について、以下に詳細に説明する。この
場合には、端子1には通常の符号化情報が伝送されてこ
ないことになり、接続しゃ断スイッチ21を介して逆量
子化器20と加算器11とが切り放され、一方切り換え
スイッチ24を介して補間用長時間予測係数生成器23
補間用長時間予測係数と短時間予測残差信号を用いて
長時間予測信号を生成する長時間予測器12が接続され
る。尚、補間用長時間予測係数生成器23における補間
用の長時間予測係数としては、(1)予め数値が設定さ
れおり、常に一定の値を出力する場合、もしくは(2)
長時間予測係数復号器22から得た前フレームの長時間
予測係数に応じた補間用の長時間予測係数を出力する場
合などがある。また短時間予測係数と再生音声信号とを
用いて短時間予測信号を生成する短時間予測器14には
前フレームの短時間予測係数をそのまま設定する。この
ようにすると、長時間合成/補間フィルタ17は何の入
力もされずに長時間予測信号を短時間予測残差信号の補
間信号としたフィードバックループによる自己駆動の動
作をすることから、長時間予測信号であるその出力信号
短時間予測残差信号として短時間合成フィルタ(1
0)内の加算器13に入力することになる。そして上記
のように従来の通常の合成処理を行うことにより短時間
合成フィルタ10の出力として再生ディジタル音声信号
が補間される。
【0013】尚、一般に長時間予測係数にはピッチ周期
とピッチ係数がある。式(1)に、長時間予測器12が
1タップフィルタである場合の伝達関数P(z)を示
す。 P(z)=b・z-p (1) 同式中、bはピッチ係数(0≦b≦1)、pはピッチ周
期を示す。シミュレーションの結果、補間用長時間予測
係数生成器23がピッチ周期pとして前フレームの値を
そのまま出力しまたピッチ係数bとして1を出力する
ことが、補間信号の聴感的品質上最適であった。
【0014】
【実施例2】実施例1の等価構成として図3に示す構成
概略図がある。尚、以下の説明では実施例1(図1)と
同一機能を持つ構成要素については同一番号を付して説
明の重複を省く。同図中、25は切り換えスイッチ、2
6は補間用長時間合成フィルタ、27は補間用長時間予
測器である。その他については図8に示す従来技術の復
号化構成に等しい。まず、端子15からの欠落検出信号
が音声符号化情報の欠落を指示しない場合には、従来方
式と同様な動作をする。即ち、端子15から音声符号化
情報の欠落を検出していないことを示す欠落検出信号が
切り換えスイッチ25に入力される。切り換えスイッチ
25を介して加算器11と加算器13が接続されること
により、図9と全く同じ動作となって音声信号を再生す
ることになる。逆に、端子15からの欠落検出信号が音
声符号化情報の欠落を指示した場合には、切り換えスイ
ッチ25を介して補間用長時間合成フィルタ26(また
は補間用長時間予測器27の出力)と加算器13が接続
される。又、長時間予測器12のディレイバッファの内
容が長時間予測器27へコピーされ設定される。尚、補
間用長時間予測器27が1タップフィルタの場合にはそ
の伝達関数は式(1)に等しく、また補間用の長時間予
測係数は実施例1と同様に設定される。このようにする
と、実施例1と同様に、何の入力もされることなくフィ
ードバックループにより自己駆動する補間用長時間合成
フィルタ26の長時間予測信号である出力信号が短時間
予測残差信号として短時間合成フィルタ10内の加算器
13に入力されることになる。そして上記のように通常
合成処理を行うことにより短時間合成フィルタ10の
出力として再生ディジタル音声信号が補間される。尚、
補間開始以降は、必要に応じて、長時間予測器27のデ
ィレイバッファの内容が長時間予測器12へコピーされ
設定される。
【0015】
【実施例3】図4は本発明の欠落音声補間方式をピッチ
分析を持つ音声符号化方式に適用した別の実施例の概略
図である。尚、同図は、図1での長時間合成/補間フィ
ルタ17と短時間合成フィルタ10を入れ換えた構成と
なっている。まず、端子15からの欠落検出信号が音声
符号化情報の欠落を指示しない場合には、従来方式と同
様な動作をする。即ち、端子15から音声符号化情報の
欠落を検出していないことを示す欠落検出信号が接続し
ゃ断スイッチ21及び切り換えスイッチ24に入力され
ると、接続しゃ断スイッチ21を介して加算器13と加
算器11が接続され、一方切り換えスイッチ24により
長時間予測係数復号器22の出力が長時間予測器12へ
入力されることにより、図8と全く同じ動作となって音
声信号を再生することになる。逆に、端子15からの欠
落検出信号が音声符号化情報の欠落を指示した場合に
は、端子1には通常の符号化情報が伝送されてこないこ
とになるので、接続しゃ断スイッチ21により加算器1
3と加算器11とが切り放され、一方長時間予測係数復
号/選択器18内の長時間予測器12が切り換えスイッ
チ24を介して補間用長時間予測係数生成器23と接
される。尚、補間用長時間予測係数生成器23は実施例
1と同様に動作し、短時間予測器14には前フレームの
短時間予測係数をそのまま設定されている。このように
すると、長時間合成/補間フィルタ17何の入力もさ
れず、フィードバックループによる自己駆動することに
より、その出力が再生ディジタル音声信号として補間さ
れる。
【0016】
【実施例4】実施例3の等価構成として図5に示す構成
概略図がある。尚、以下の説明では実施例3(図4)と
同一機能を持つ構成要素については同一番号を付して説
明の重複を省く。まず、端子15からの欠落検出信号が
音声符号化情報の欠落を指示しない場合には、従来方式
と同様な動作をする。即ち、端子15から音声符号化情
報の欠落を検出していないことを示す欠落検出信号が切
り換えスイッチ29に入力される。切り換えスイッチ2
9を介して長時間合成フィルタ9の出力が再生音声とし
て端子16に出力されることにより、図8と全く同じ動
作となって音声信号を再生することになる。また、逆
に、端子15からの欠落検出信号が音声符号化情報の欠
落を指示した場合には、長時間予測器12のディレイバ
ッファの内容が長時間予測器27へコピーされ設定され
る。切り換えスイッチ29を介して補間用長時間合成フ
ィルタ26(または補間用長時間予測器27)の出力が
補間音声として端子16に出力される。尚、長時間予測
器27における長時間予測係数は実施例3と同様に設定
される。また、長時間予測器27が1タップフィルタの
場合にはその伝達関数は式(1)に等しい。このように
すると、実施例3と同様に、何の入力もされず、フィー
ドバックループにより自己駆動する補間用長時間合成フ
ィルタ26の長時間予測信号である出力信号により再生
ディジタル音声信号が補間される。尚、補間開始以降
は、必要に応じて、長時間予測器27のディレイバッフ
ァの内容が長時間予測器12へコピーされ設定される。
【0017】
【実施例5】図6は本発明の欠落音声補間方式の回路構
成を一般の音声符号化方式に適用した一実施例であり、
従来方式と比較してより簡単な回路構成で同様な効果が
得られるものである。同図中、32は端子、33は音声
復号化手段として用いられる復号器、34は補間用フィ
ルタ、35は切り換えスイッチ、36は補間用長時間予
測手段として用いられる補間用長時間予測器、37はピ
ッチ情報検出器、38は端子、39は端子である。ま
ず、端子39からの欠落検出信号が音声符号化情報の欠
落を指示しない場合には、通常の音声信号の復号化が行
われる。即ち、端子39から音声符号化情報の欠落を検
出していないことを示す欠落検出信号が切り換えスイッ
チ35に入力されると、切り換えスイッチ35により復
号器33の出力信号が端子38を介して再生音声信号と
して出力される。一方、復号器33の出力は補間用長時
間予測器36及びピッチ情報検出器37へ入力される。
補間用長時間予測器36では再生音声信号を一定時間蓄
積しておく。またピッチ情報検出器37では再生音声信
号からピッチ情報(ピッチ周期及びピッチ係数)を検出
し補間用長時間予測器36に出力する。逆に、端子39
からの欠落検出信号が音声符号化情報の欠落を指示した
場合における欠落音声信号の補間方法について、以下に
詳細に説明する。この場合には、端子32に音声符号化
情報が伝送されてこないことになるので、切り換えスイ
ッチ35により補間用長時間予測器36の出力信号が再
生音声信号の補間信号として端子38を介して出力され
る。同時にその出力信号が再び補間用長時間予測器36
に入力される。尚、補間用長時間予測器36は、ピッチ
情報検出器37において補間すべき音声信号の直前まで
の再生音声信号から求められたピッチ情報(長時間予測
係数)を用いて、その出力信号として長時間予測信号
生成する。即ち、補間用フィルタ34は切り換えスイッ
チ35により復号器33からの入力がしゃ断され、補間
用長時間予測器36を自己駆動することにより再生音声
出力信号を生成している。ここで補間用長時間予測器3
6が1タップフィルタである場合には、その伝達関数は
式(1)に等しく、補間時に使用されるピッチ係数は1
が補間音声品質上よい。
【0018】
【実施例6】図7は本発明の欠落音声補間方式の回路構
成をDPCMやADPCM等のピッチ分析を行っていな
い音声符号化方式へ適用した場合の一実施例であり、従
来方式と比較してより簡単な回路構成で同様な効果が獲
られるものである。同図中、40は端子、41は逆量子
化器、7は短時間予測係数復号器、42は補間用フィル
タ、43は切り換えスイッチ、44は補間用長時間予測
器、45はピッチ情報検出器、46は短時間合成フィル
タ、47は加算器、48は短時間予測器、49は端子、
50は端子である。図7において、多重分離回路を省略
したものを示す。なお、端子40には符号化された正規
化残差信号の情報を、端子51には符号化された短時間
予測係数情報を入力する。まず、端子50からの欠落検
出信号が音声符号化情報の欠落を指示しない場合には、
通常の音声信号の復号化が行われる。即ち、まず端子4
0からの音声符号化情報を入力した逆量子化器41は残
差信号を出力する。端子50から音声符号化情報の欠落
を検出していないことを示す欠落検出信号が切り換えス
イッチ43に入力されると、残差信号が切り換えスイッ
チ43を介して加算器47に入力され、更に短時間予測
器48の出力である短時間予測信号と足し加えられて、
再生音声信号として端子49を介して出力される。同時
に、逆量子化器41の出力は補間用長時間予測器44及
びピッチ情報検出器45へ、また加算器47の出力は短
時間予測器48へそれぞれ入力される。そして短時間予
測器48では、短時間予測係数復号器7からの短時間予
測係数に基づいて短時間予測器48の係数を推定し短時
間予測信号を生成・出力する。一方、補間用長時間予測
器44では逆量子化器41にて再生された短時間予測
差信号を一定時間蓄積しておき、またピッチ情報検出器
45では前記短時間予測残差信号からピッチ情報(ピッ
チ周期及びピッチ係数)を検出し補間用長時間予測器4
4に出力する。 逆に、端子50からの欠落検出信号が
音声符号化情報の欠落を指示した場合における欠落音声
信号の補間方法について、以下に詳細に説明する。この
場合には、端子40に音声符号化情報が伝送されてこな
いことになるので、切り換えスイッチ43により補間用
長時間予測器44の出力信号が、前記の短時間予測残差
信号の補間信号として加算器47に入力される同時
再び補間用長時間予測器44に入力され自己駆動さ
る。尚、補間用長時間予測器44は、ピッチ情報検出
器45において補間すべき短時間予測残差信号の直前ま
での短時間予測残差音声信号から求められたピッチ情報
を用いて、長時間予測信号としてのその出力信号を生成
する。即ち、補間用フィルタ42は自己駆動することに
より補償信号としての短時間予測残差信号を生成してい
る。ここで補間用長時間予測器44が1タップフィルタ
である場合には、その伝達関数は式(1)に等しく、補
間時に使用されるピッチ係数は1が補間音声品質上よ
い。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明は、送
信側で入力された音声信号を符号化し音声符号化情報と
して受信側へ伝送し、該受信側で該音声符号化情報を離
散的に受信し、該音声符号化情報を受信しない時間区間
には生成した補間信号を出力する欠落音声補間装置にお
いて、 (1) 音声符号化情報分離手段(2),残差信号復号
化手段(19,20),長時間予測係数復号/選択手段
(18),短時間予測係数復号化手段(7),長時間合
成/補間フィルタ手段(17),短時間合成フィルタ手
段(10),端子(15)を備える欠落音声補間装置で
あって、 音声符号化情報分離手段(2)は、入力される
音声符号化情報を長時間予測係数情報,短時間予測係数
情報,残差信号量子化情報に分離し、 残差信号復号化手
段(19,20)は、残差信号量子化情報を復号化して
残差信号を出力し、 長時間予測係数復号/選択手段(1
8)は、長時間予測係数情報を復号化して得られる長時
間予測係数を長時間合成/補間フィルタ手段(17)に
出力するとともに、端子(15)からの欠落検出信号を
検出した場合には、過去の長時間予測係数から得た補間
用長時間予測係数を長時間予測係数として長時間合成/
補間フィルタ手段(17)に出力し、 短時間予測係数復
号化手段(7)は、短時間予測係数情報を復号して得ら
れる短時間予測係数を出力し、 長時間合成/補間フィル
タ手段(17)は、切り換え手段(21),長時間合成
/フィルタ(11,12)を備え、 切り換え手段(2
1)は、端子(15)からの欠落検出信号の検出の有無
に対応して残差信号復号化手段(19,20)と長時間
合成/フィルタ(11,12)との相互間を切断又は接
続し、 長時間合成/フィルタ(11,12)は、フィー
ドバック状に接続された長時間予測手段(12)からな
り、切り換え手段(21)からの残差信号を入力とし、
長時間予測係数を用いて短時間予測残差信号を合成して
出力し、 短時間合成フィルタ手段(10)は、短時間予
測係数と短時間予測残差信号とから再生音声信号を合成
し出力するように構成するか、もしくは、 (2) 音声符号化情報分離手段(2),残差信号復号
化手段(4,5),短時間予測係数復号化手段(7),
長時間予測係数復号/選択手段(18),短時間合成フ
ィルタ手段(10),長時間合成/補間フィルタ手段
(17),端子(15)を備える欠落音声補間装置であ
って、 音声符号化情報分離手段(2)は、入力される音
声符号化情報を長時間予測係数情報,短時間予測係数情
報,残差信号量子化情報に分離し、 残差信号復号化手段
(4,5)は、残差信号量子化情報を復号化して残差信
号を出力し、 長時間予測係数復号/選択手段(18)
は、長時間予測係数情報を復号化して得られる長時間予
測係数を長時間合成/補間フィルタ手段(17)に出力
するとともに、端子(15)からの欠落検出信号を検出
した場合には、過去の長時間予測係数から得た補間用長
時間予測係数を長時間予測係数として長時間合成/補間
フィルタ手段(17)に出力し、 短時間予測係数復号化
手段(7)は、短時間予測係数情報を復号して得られる
短時間予測係数を出力し、 短時間合成フィルタ手段(1
0)は、短時間予測係数と残差信号とから長時間予測残
差信号を合成して出力し、 長時間合成/補間フィルタ手
段(17)は、切り換え手段(21),長時間合成/フ
ィルタ(11,12)を備え、 切り換え手段(21)
は、端子(15)からの欠落検出信号の検出の有無に対
応して短時間合成フィルタ手段(10)と長時間合成/
フィルタ(11,12)との相互間を切断又は接続し、
長時間合成/フィルタ(11,12)は、フィードバッ
ク状に接続された長時間予測手段(12)からなり、切
り換え手段(21)からの長時間予測残差信号を入力と
し、長時間予測係数を用いて再生音声信号を合成して出
力するように構成することにより、従来方式に比べて欠
落音声信号の補間のために必要な回路の付加が殆どない
にも関わらず格段に良好な補間信号の品質を実現するこ
とができる。更に、本発明は、APC方式のみならずフ
レーム単位に符号化処理を行っている殆ど全ての音声符
号化方式にも適用可能であり、その効果は極めて大であ
る。また、 (3) 音声復号化手段(33),補間用フィルタ手段
(34),ピッチ情報検出手段(37),端子(39)
を備える欠落音声補間装置であって、 音声復号化手段
(33)は、入力される音声符号化情報を復号化して得
られる再生音声信号を出力し、 補間用フィルタ手段(3
4)は、切り換え手段(35),補間用長時間予測手段
(36)を備え、切り換え手段(35)の出力を補間再
生音声信号として出力し、 切り換え手段(35)は、端
子(39)からの欠落検出信号を検出しない場合には、
音声復号化手段(33)からの再生音声信号を補間再生
音声信号として出力し、欠落検出信号を検出した場合に
は、補間用長時間予測手段(36)からの長時間予測信
号を補間再生音声信号として出力し、 補間用長時間予測
手段(36)は、ピッチ情報検出手段(37)からの長
時間予測係数に基づいて切り換え手段(35)の出力す
る補間再生音声信号から長時間予測信号を合成して出力
し、 ピッチ情報検出手段(37)は、補間再生音声信号
から長時間予測係数を抽出して補間用長時間予測手段
(36)に出力するように構成することにより、従来方
式に比べて欠落音声信号の補間のために必要な付加回路
が殆どないにも関わらず同じ程度の補間信号の品質を実
現でき、また如何なる音声符号化方式にも適用可能であ
り、その効果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ピッチ分析を持つ音声符号化方式の復号器へ本
発明の欠落音声補間装置を適用した1つの実施例の構成
概略図である。
【図2】図1中の長時間予測係数復号/選択器18の構
成概略図である。
【図3】図1の等価構成概略図である。
【図4】ピッチ分析を持つ音声符号化方式の復号器へ本
発明の欠落音声補間装置を適用したもう1つの実施例の
構成概略図である。
【図5】図4の等価構成概略図である。
【図6】本発明の欠落音声補間装置を一般の音声符号化
方式の復号器に適用した1つの実施例の構成概略図であ
る。
【図7】本発明の欠落音声補間装置をDPCMやADP
CMへ適用した1つの実施例の構成概略図である。
【図8】APC符号化方式の復号器における従来の欠落
音声補間方式の構成概略図である。
【符号の説明】
1 端子 2 多重分離回路 3 雑音発生器 4 残差信号電力復号器 5 逆量子化器 6 長時間予測係数復号器 7 短時間予測係数復号器 8 切り換えスイッチ 9 長時間合成フィルタ 10 短時間合成フィルタ 11 加算器 12 長時間予測器 13 加算器 14 短時間予測器 15 端子 16 端子 17 長時間合成/補間フィルタ 18 長時間予測係数復号/選択器 19 残差信号電力復号器 20 逆量子化器 21 接続しゃ断スイッチ 22 長時間予測係数復号器 23 補間用長時間予測係数生成器 24 切り換えスイッチ 25 切り換えスイッチ 26 補間用長時間合成フィルタ 27 補間用長時間予測器 29 切り換えスイッチ 32 端子 33 復号器 34 補間用フィルタ 35 切り換えスイッチ 36 補間用長時間予測器 37 ピッチ情報検出器 38 端子 39 端子 40 端子 41 逆量子化器 42 補間用フィルタ 43 切り換えスイッチ 44 補間用長時間予測器 45 ピッチ情報検出器 46 短時間合成フィルタ 47 加算器 48 短時間予測器 49 端子 50 端子 51 端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−1661(JP,A) 特開 平3−245199(JP,A) 特開 平3−51900(JP,A) 特開 平1−248200(JP,A) 特開 昭60−67999(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G10L 9/14 G10L 9/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声符号化情報分離手段(2),残差信
    号復号化手段(19,20),長時間予測係数復号/選
    択手段(18),短時間予測係数復号化手段(7),長
    時間合成/補間フィルタ手段(17),短時間合成フィ
    ルタ手段(10),端子(15)を備える欠落音声補間
    装置であって、 音声符号化情報分離手段(2)は、入力される音声符号
    化情報を長時間予測係数情報,短時間予測係数情報,残
    差信号量子化情報に分離し、 残差信号復号化手段(19,20)は、残差信号量子化
    情報を復号化して残差信号を出力し、 長時間予測係数復号/選択手段(18)は、長時間予測
    係数情報を復号化して得られる長時間予測係数を長時間
    合成/補間フィルタ手段(17)に出力するとともに、
    端子(15)からの欠落検出信号を検出した場合には、
    過去の長時間予測係数から得た補間用長時間予測係数を
    長時間予測係数として長時間合成/補間フィルタ手段
    (17)に出力し、 短時間予測係数復号化手段(7)は、短時間予測係数情
    報を復号して得られる短時間予測係数を出力し、 長時間合成/補間フィルタ手段(17)は、切り換え手
    段(21),長時間合成/フィルタ(11,12)を備
    え、 切り換え手段(21)は、端子(15)からの欠落検出
    信号の検出の有無に対応して残差信号復号化手段(1
    9,20)と長時間合成/フィルタ(11,12)との
    相互間を切断又は接続し、 長時間合成/フィルタ(11,12)は、フィードバッ
    ク状に接続された長時間予測手段(12)からなり、切
    り換え手段(21)からの残差信号を入力とし、長時間
    予測係数を用いて短時間予測残差信号を合成して出力
    し、 短時間合成フィルタ手段(10)は、短時間予測係数と
    短時間予測残差信号とから再生音声信号を合成し出力す
    欠落音声補間装置。
  2. 【請求項2】 音声符号化情報分離手段(2),残差信
    号復号化手段(4,5),短時間予測係数復号化手段
    (7),長時間予測係数復号/選択手段(18 ),短時
    間合成フィルタ手段(10),長時間合成/補間フィル
    タ手段(17),端子(15)を備える欠落音声補間装
    置であって、 音声符号化情報分離手段(2)は、入力される音声符号
    化情報を長時間予測係数情報,短時間予測係数情報,残
    差信号量子化情報に分離し、 残差信号復号化手段(4,5)は、残差信号量子化情報
    を復号化して残差信号を出力し、 長時間予測係数復号/選択手段(18)は、長時間予測
    係数情報を復号化して得られる長時間予測係数を長時間
    合成/補間フィルタ手段(17)に出力するとともに、
    端子(15)からの欠落検出信号を検出した場合には、
    過去の長時間予測係数から得た補間用長時間予測係数を
    長時間予測係数として長時間合成/補間フィルタ手段
    (17)に出力し、 短時間予測係数復号化手段(7)は、短時間予測係数情
    報を復号して得られる短時間予測係数を出力し、 短時間合成フィルタ手段(10)は、短時間予測係数と
    残差信号とから長時間予測残差信号を合成して出力し、 長時間合成/補間フィルタ手段(17)は、切り換え手
    段(21),長時間合成/フィルタ(11,12)を備
    え、 切り換え手段(21)は、端子(15)からの欠落検出
    信号の検出の有無に対応して短時間合成フィルタ手段
    (10)と長時間合成/フィルタ(11,12)との相
    互間を切断又は接続し、 長時間合成/フィルタ(11,12)は、フィードバッ
    ク状に接続された長時間予測手段(12)からなり、切
    り換え手段(21)からの長時間予測残差信号を入力と
    し、長時間予測係数を用いて再生音声信号を合成して出
    力する 欠落音声補間装置。
  3. 【請求項3】 音声復号化手段(33),補間用フィル
    タ手段(34),ピッチ情報検出手段(37),端子
    (39)を備える欠落音声補間装置であって、 音声復号化手段(33)は、入力される音声符号化情報
    を復号化して得られる再生音声信号を出力し、 補間用フィルタ手段(34)は、切り換え手段(3
    5),補間用長時間予測手 段(36)を備え、切り換え
    手段(35)の出力を補間再生音声信号として出力し、 切り換え手段(35)は、端子(39)からの欠落検出
    信号を検出しない場合には、音声復号化手段(33)か
    らの再生音声信号を補間再生音声信号として出力し、欠
    落検出信号を検出した場合には、補間用長時間予測手段
    (36)からの長時間予測信号を補間再生音声信号とし
    て出力し、 補間用長時間予測手段(36)は、ピッチ情報検出手段
    (37)からの長時間予測係数に基づいて切り換え手段
    (35)の出力する補間再生音声信号から長時間予測信
    号を合成して出力し、 ピッチ情報検出手段(37)は、補間再生音声信号から
    長時間予測係数を抽出して補間用長時間予測手段(3
    6)に出力する 欠落音声補間装置。
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