JP2902440B2 - 連続紙を用いる電子写真プリンタに於る紙弛み防止機構 - Google Patents

連続紙を用いる電子写真プリンタに於る紙弛み防止機構

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Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、電子写真法を利用して連続紙上に画像形成
する電子写真プリンタに於て、画像形成時に於る連続紙
を弛み防止する、連続紙を用いる電子写真プリンタに於
る紙弛み防止機構に関する。
［従来の技術］ 従来より、感光ドラム表面の感光体を露光して潜像を
形成し、この潜像にトナーを付着させて現像（トナー像
化）し、このトナー像を記録用紙に転写すると共に定着
器によって定着させる所謂電子写真法が知られている。
このような電子写真法を利用する画像形成装置の一つ
として、従来のラインプリンタに使用されるものと同一
の連続した記録紙上に画像形成する電子写真式プリンタ
がある。
ラインプリンタに使用されるものと同一の連続した記
録紙とは、所謂ファンホールド紙と呼ばれる送り穴付き
折り畳み連続紙（以下単に連続紙と略す）であり、その
折り畳み部分がミシン目となって簡単に切断可能に構成
されているものである。
ところで、複写機等従来の電子写真法を利用する一般
的な画像形成装置では、記録用紙にトナー像を定着させ
る方法として、加熱されたローラ（ヒートローラ）に未
定着の記録紙を当接押圧し、該ヒートローラから加えら
れる熱でトナーを加熱融着させる所謂ヒートローラ定着
を用いるものが多い。
ヒートロール定着は、高温に加熱されるヒートローラ
とプレスローラを平行に隣接設置して定着ローラ対を構
成し、この定着ローラ対の間に記録紙を挟むことによ
り、記録紙をヒートローラに押圧して加熱するものであ
り、熱効率が高く高速化が可能という利点を有するもの
である。通常はヒートローラが回転駆動され、当該定着
器によって定着記録紙の搬送駆動も行なえるものであ
る。
ここで、前述の記録紙として連続紙を用いる電子写真
プリンタにこのヒートロール定着を採用した場合、印字
（画像形成）待機中に記録紙（連続紙）がヒートローラ
と押圧ローラとに挟持されていると記録紙の同一箇所が
ヒートローラから加えられる熱で焦げ付いたり火ぶくれ
を起す等の不具合を生じる為、本出願人は先に定着ロー
ル対の一方のローラを退避可能に構成して印字待機中は
記録紙がヒートローラに接触しないよう構成したものを
提案した。
例えば、第４図に示す如く、定着器10を、連続紙１の
画像形成面側配置されたヒートローラ11を揺動可能なア
ーム部材13で保持し、該アーム部材13の上方への揺動に
よってヒートローラ11を退避するよう構成するものであ
る。ヒートローラ11の連続紙搬送経路を挟む下側には、
押圧ローラ12が付勢手段14によってヒートローラ11側に
押圧付勢されて配置されており、ヒートローラ11が所定
位置（定着作用位置）にある時、該ヒートローラ11が付
勢手段14による付勢力に抗して押圧ローラ12を所定量押
し下げ、ヒートローラ11に押圧ローラ12が所定の押圧力
で圧接されるようになっている（ヒートローラ11は定め
られた所定位置に復帰し、押圧ローラ12はヒートローラ
11によって押し下げられる）。
図示構成は、図示しない感光ドラムの転写位置と定着
器10の定着作用位置との間隔を、一頁の転写が終了した
時その前頁の定着が終了するように連続紙１の一頁の長
さと略等しく設定したものであり、この搬送経路途中に
連続紙１を安定して搬送する為のトラクタ２を備えてい
る。
トラクタ２と定着器10は、両者の連続紙１搬送駆動速
度を同期させる必要から図示しない同一の駆動源によっ
て図示矢印で示す方向に駆動されるようになっている。
即ち、駆動源からの回転駆動力によってメインシャフ
ト３を回転駆動し、該メインシャフト３からギア41,42
を介してトラクタ２を周回駆動する（トラクタ駆動系
４）一方、タイミングプーリ51,タイミングベルト52,タ
イミングプーリ53,ギア54及びアイドルギア55を介して
ヒートローラ11の側端に固定されたヒートローラギア56
（即ちヒートローラ11）を回転駆動する（ヒートローラ
駆動系５）ようになっているものである。
ヒートローラ駆動系５は、ヒートローラ11がアーム部
材13の揺動によって退避する構成上、アーム部材13の揺
動支点を中心として配置したアイドルギア55を介して駆
動力を伝達するよう構成される。
［従来技術の課題］ しかし乍ら、上記の如くヒートローラ11を退避揺動可
能とすると共に、ヒートローラ11を保持するアーム部材
13の揺動支点位置に配置したアイドルギア55を介して回
転駆動するよう構成すると、画像形成開始時に、退避し
ていたヒートローラ11が復帰した際（連続紙１の搬送を
開始する際）に感光ドラムと定着器10の間の連続紙１に
弛みを生じ、連続紙１がその弛み分上側に膨らんで上面
が連続紙１搬送経路の上側にある構成部材６に当接し、
その結果、当該位置の連続紙１上面に転写されている定
着前のトナー像が乱されるという問題が生ずるものであ
った。又、連続紙１が弛んだ状態で定着器10に導入され
て熱圧プレスされる為、皺を生ずるという問題もあっ
た。
このような問題の原因となる連続器の弛みは、下記の
如き理由によって生ずるものと考えられる。
つまり、退避していたヒートローラ11が揺動復帰する
際には、アイドルギア55は駆動源側及びトラクタ２側
（トラクタ駆動系４）と連繋状態にある為に回転負荷抵
抗が大きく、アーム部材13の揺動によって該アイドルギ
ア55と常時噛合しているヒートローラギア56（即ちヒー
トローラ11）が連続紙搬送方向とは逆方向に回転駆動さ
れ、これによって連続紙１がトラクタ２側に逆送されて
感光ドラムと定着器10の間の連続紙１に弛みが生ずる。
又、ヒートローラ11復帰時にヒートローラ11が押圧ロ
ーラ12に当接（両者11,12間には連続紙１が介在する
が）した後、その当接圧が所定以上になると、今度はヒ
ートローラ11の回転抵抗が激増して該ヒートローラ11は
アーム部材13の揺動によっても回転しなくなり、前述の
場合とは逆に駆動源側及びトラクタ駆動系４側の回転抵
抗に抗してアイドルギア55が回転駆動され、その結果、
トラクタ２が連続紙搬送方向に駆動され、連続紙１を定
着器10側に送ることとなってトラクタ２と定着器10の間
の連続紙１が弛むこととなる。
更に、上記の如く本来の駆動力伝達方向とは逆にヒー
トローラ11側からアイドルギア55を介してトラクタ２を
駆動する状態では、メインシャフト３からアイドルギア
55を介してヒートローラギア56に至るヒートローラ駆動
系５のバックラッシュ等のガタは本来の駆動力伝達時と
は逆側に詰まると共に、メインシャフト３からトラクタ
２に至るトラクタ駆動系４のバックラッシュは正常の駆
動力伝達側に詰まる。その結果、駆動源からの駆動力に
よって駆動が開始された瞬間、トラクタ２は迅速に搬送
駆動を開始するが、ヒートローラ駆動系５はそのバック
ラッシュが本来の駆動力伝達側に詰まる迄の間回転開始
が遅れ、その結果、トラクタ２と定着器10の間の連続紙
１が一層弛むこととなるものである。
［発明の目的］ 本発明は、上記の如き事情に鑑み、ヒートローラが揺
動退避状態から復帰して画像形成を開始する際に生じる
感光ドラムと定着器の間の連続紙の弛みを防止し、この
連続紙の弛みに起因してトナー像の乱れや皺が生ずるこ
とのない連続紙を用いる電子写真プリンタに於る紙弛み
防止機構の提供、を目的とする。
［課題を解決する為の手段］ 上記目的達成の為、本発明に係る連続紙を用いる電子
写真プリンタに於る紙弛み防止機構では、例えばヒート
ローラを揺動退避可能として構成すると共に、退避ロー
ラに装着されたギアを含む退避ローラの駆動力伝達系
に、駆動源からの駆動力伝達を許容し逆方向の駆動力伝
達を阻止する駆動力伝達規制手段例えば一方方向の回転
を許容し逆方向の回転を阻止するワンウエイクラッチ等
の回転規制手段を介設し、又、退避ローラに装着された
ギアの記録紙搬送方向の回転を許容し逆方向の回転を阻
止する退避ローラ回転規制手段例えばワンウェイクラッ
チにより回転規制されるギアを退避ローラに装着された
ギアに噛合設置したりして構成したものである。
［発明の実施例］ 第１図は、本発明に係る連続紙を用いる電子写真プリ
ンタに於る紙弛み防止機構が適用された定着装置の側面
図相当の断面図、第２図は平面図相当の断面図である。
ヒートローラ11は、その両端でアーム部材としてのア
ーム13（第１図には図示せず）に回転自在に保持されて
いる。
アーム13は、シャフト15によって揺動可能に定着器ユ
ニットシャーシ100に設けられており、このアーム13が
上方（第１図中反時計回り）に揺動することによってヒ
ートローラ11が上方に退避するようになっている。尚、
定着器ユニットシャーシ100は電子写真プリンタ装置の
ベースプレート200に着脱可能に装着されるようになっ
ているものである。
アーム13がシャーシ100に枢着されるシャフト15に
は、アイドルギア55が回転自在に装着されており、該ア
イドルギア55は、ヒートローラ11の一方側端に固定装着
されたヒートローラギア56及び駆動側のギア54と噛合し
ている。
ヒートローラギア56は、その内周に突設された回り止
め56Aをヒートローラ11の軸端に形成された切欠11Aに嵌
合させて相対回転不能に装着されているものであるが、
ヒートローラ11が加熱昇温されるものである為、嵌合部
にはその熱膨張を吸収可能な公差を有している。
ギア54は、シャーシ100にピン16によって回転自在に
枢着されたタイミングプーリ53に、一方方向では係合し
逆方向では係合解除して自由回転する駆動力伝達規制手
段としての回転規制手段であるワンウェイクラッチ54A
を介して同軸に装着されている。
ワンウェイクラッチ54Aは、タイミングプーリ53の第
１図中反時計回り方向の回転駆動力をギア54に伝達する
方向では係合するように設定されている。
タイミングプーリ53は、タイミングベルト52を介して
伝達される図示しない駆動源からの回転駆動力によって
前述のワンウェイクラッチ54Aが係合する方向（第１図
中矢印で示す）に回転駆動され、該回転は、ワンウェイ
クラッチ54A及びギア54を介してヒートローラ11を回転
駆動する。ここで、逆にヒートローラ11側から同方向に
ギア54を回転駆動した場合、ワンウェイクラッチ54Aは
係合解除されて空転し、タイミングプーリ53に当該回転
力を伝達しないようになっているものである。
又、ヒートローラ11が定着作用位置にある時、ヒート
ローラ11に装着固定されたヒートローラギア56と噛合す
る位置に、ギア17が設けられている。
ギア17は、シャーシ100に固定されたブラケット18
に、退避ローラ回転規制手段としてのワンウェイクラッ
チ17Aを介して保持されている。
ワンウェイクラッチ17Aは、ヒートローラ11が定着作
用を行なう回転方向では係合せずにギア17が自由に回転
し、これと逆方向では係合して回転を阻止するように設
定されている。つまり、ヒートローラ11の定着作用を行
なう方向と逆方向となる回転は、ワンウェイクラッチ17
Aの係合によって阻止されるようになっているものであ
る。
而して、上記の如き構成により、印字待機時のヒート
ローラ11がアーム13の揺動によって退避した状態から、
印字開始時に於てアーム13が揺動して定着作用状態に復
帰する際、アイドルギア55によってヒートローラギア56
が逆方向に回転駆動されることは、ギア17（ワンウェイ
クラッチ17A）が係合する方向である為に阻止される。
尚、ギア17はシャーシ100側に固定設置されており、ア
ーム13の復帰側への揺動によってヒートローラギア56が
当該ギア17に噛合し始めて以降ヒートローラ11の回転を
阻止するよう作用するものであるが、その噛合開始タイ
ミングは、ヒートローラ11と押圧ローラ12との間に連続
紙１が挟まれる以前であれば、連続紙１の逆送りを防止
することができる。
ヒートローラギア56が当該ギア17に噛合してからは、
ヒートローラ11の揺動復帰に伴なって、ヒートローラギ
ア56が、シャフト15に対して図中時計回り方向に移動す
ることから当該ヒートローラギア56は図中反時計回り方
向（通常の定着作用と同じ方向）に回転し、従って、ヒ
ートローラ11が連続紙搬送方向（排紙方向）に回転駆動
されて連続紙１を排紙させることとなり、ヒートローラ
11の逆回転を防止して弛みの発生を防止するばかりでな
く弛みを減少させるように作用する。この時、ヒートロ
ーラギア56の回り止め56Aとヒートローラ11の切欠11Aと
の間にある嵌合公差によるガタは、駆動源によってヒー
トローラ11が駆動される際と同じ方向に詰まることとな
る。
このヒートローラ11の連続紙搬送方向（排紙方向）の
回転によって、アイドルギア55が駆動時と同方向に回転
駆動され、該アイドルギア55と噛合しているギア54も回
転駆動されるが、当該回転方向はワンウェイクラッチ54
Aが係合解除して自由回転する方向である為、ギア54は
空転してタイミングプーリ53が回転駆動されることはな
く、タイミングベルト52を介して図示しないトラクタ及
び駆動源側の駆動力伝達系が駆動されることはない。
つまり、ヒートローラ11をギア17（ワンウェイクラッ
チ17A）によってその定着作用方向とは逆方向には回転
不能とすることにより、ヒートローラ11が揺動復帰の際
に逆回転して連続紙１を逆方向に送ることは防止される
と共に逆に連続紙搬送方向に回転駆動されることとなっ
てヒートローラ11の切欠11Aとヒートローラギア56の突
起56Aとの間のガタは通常定着作用方向側に詰まり、
又、ギア54とタイミングプーリ53との間に介設したワン
ウェイクラッチ54Aによってタイミングプーリ53より駆
動源側の駆動力伝達系にヒートローラ11側から通常時と
は逆に駆動力が伝達されることも防止されるものであ
る。
その結果、ヒートローラ11の逆回転による感光ドラム
と定着器10の間での連続紙１の弛み，ヒートローラ11側
からアイドルギア55を介してトラクタが駆動されて連続
紙１の搬送されることによるトラクタと定着器10の間の
連続紙１の弛み，及び、本来の駆動力伝達方向とは逆に
ヒートローラ11側から駆動源側の駆動力伝達系を駆動す
ることによって該駆動源側の（タイミングプーリ53より
駆動源側の）バックラッシュが逆側へ詰まることに起因
する駆動開始時の応答遅れによるトラクタ２と定着器10
の間の連続紙１の弛み，が防止されることとなるもので
ある。
尚、上記実施例は、同軸上に設けたギア54とタイミン
グプーリ53との間にワンウェイクラッチ54Aを介設して
構成したものであるが、駆動力伝達規制手段としての回
転規制手段（ワンウェイクラッチ）の設置箇所はこれに
限るものではない。例えば、第３図（Ａ）に側面図を，
（Ｂ）にその平面図相当の断面図を示す如く、上記実施
例では一つであったヒートローラ11の退避揺動支点に設
けられたアイドルギア55を、ヒートローラギア56に噛合
するギア55Bとギア54と噛合するギア55Aとに分割して同
軸上に配置すると共に何れか一方（図ではギア55B側）
にワンウェイクラッチ55Cを介設して構成しても良く、
これによれば、ヒートローラ11側からの回転力によって
ヒートローラ11の退避揺動支点に設けたギア55Aとギア5
4との間のバックラッシュが逆側に詰まることも防止で
きる。更に、ヒートローラ11とヒートローラギア56との
間にワンウェイクラッチを介設しても良く、これによれ
ば、ヒートローラ11側からの回転力によってヒートロー
ラギア56とギア54との間のバックラッシュが逆側に詰ま
ることも防止でき、駆動開始時のヒートローラ11の対応
遅れがより一層解消されるものである。
［発明の効果］ 以上述べたように、本発明に係る連続紙を用いる電子
写真プリンタに於る紙弛み防止機構によれば、ヒートロ
ーラを逆回転不能とすると共にヒートローラ側から駆動
側を駆動不能とすることにより、ヒートローラが揺動退
避状態から復帰して画像形成を開始する際に生じる感光
ドラムと定着器の間の連続紙の弛みを防止することがで
き、この連続紙の弛みに起因するトナー像の乱れや皺を
生じることがないものである。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明に係る連続紙を用いる電子写真プリンタ
に於る紙弛み防止機構が適用された定着装置の側面図相
当の断面図、第２図は平面図相当の断面図、第３図
（Ａ）は第２実施例の側面図，（Ｂ）は平面図相当の断
面図、第４図は従来例の駆動系構成図である。 １……連続紙（記録紙） 10……定着器（ヒートロール定着器） 11……ヒートローラ（退避ローラ） 17……ギア（退避ローラ回転規制手段） 17A……ワンウェイクラッチ 54……ギア（回転規制手段により回転規制されるギア） 54A……ワンウェイクラッチ（駆動力伝達規制手段，回
転規制手段） 55……アイドルギア（退避ローラの退避揺動支点に設け
たギア） 55C……ワンウェイクラッチ（駆動力伝達規制手段，回
転規制手段） 56……ヒートローラギア
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G03G 13/20 G03G 15/00 510 - 534 G03G 15/20

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】記録紙を搬送駆動するトラクタとヒートロ
    ール定着器を同一の駆動源により駆動するものであっ
    て、前記定着器の一方のローラを揺動退避可能とすると
    共に、該退避ローラが当該退避ローラの退避揺動支点に
    設けたギアを介して回転駆動されるように構成したもの
    に於て、 前記退避ローラの駆動力伝達系に、前記駆動源からの駆
    動力伝達を許容し逆方向の駆動力伝達を阻止する駆動力
    伝達規制手段を設けたこと、を特徴とする連続紙を用い
    る電子写真プリンタに於る紙弛み防止機構。
  2. 【請求項２】記録紙を搬送駆動するトラクタとヒートロ
    ール定着器を同一の駆動源により駆動するものであっ
    て、前記定着器の一方のローラを揺動退避可能とすると
    共に、該退避ローラが当該退避ローラの退避揺動支点に
    設けたギアを介して回転駆動されるように構成したもの
    に於て、 前記退避ローラに装着されたギアの記録紙搬送方向の回
    転を許容し逆方向の回転を阻止する退避ローラ回転規制
    手段を設けたこと、を特徴とする連続紙を用いる電子写
    真プリンタに於る紙弛み防止機構。
  3. 【請求項３】記録紙を搬送駆動するトラクタとヒートロ
    ール定着器を同一の駆動源により駆動するものであっ
    て、前記定着器の一方のローラを揺動退避可能とすると
    共に、該退避ローラが当該退避ローラの退避揺動支点に
    設けられたギアを介して回転駆動されるように構成され
    たものに於て、 前記退避ローラの退避揺動支点に設けられたギアより前
    記駆動源側の駆動力伝達系に、前記駆動源からの駆動力
    伝達を許容し逆方向の駆動力伝達を阻止する駆動力伝達
    規制手段を設けると共に、前記退避ローラに装着された
    ギアの記録紙搬送方向の回転を許容し逆方向の回転を阻
    止する退避ローラ回転規制手段を設けたこと、を特徴と
    する連続紙を用いる電子写真プリンタに於る紙弛み防止
    機構。
  4. 【請求項４】上記駆動力伝達規制手段が、上記退避ロー
    ラと該退避ローラに装着されたギアとの間にワンウェイ
    クラッチを介設して構成されていること、を特徴とする
    請求項（１）又は（３）記載の連続紙を用いる電子写真
    プリンタに於る紙弛み防止機構。
  5. 【請求項５】上記駆動力伝達規制手段が、当該駆動力伝
    達系内に一方方向の回転を許容し逆方向の回転を阻止す
    る回転規制手段により回転規制されるギアを介設して構
    成されていること、を特徴とする請求項（１）又は
    （３）記載の連続紙を用いる電子写真プリンタに於る紙
    弛み防止機構。
  6. 【請求項６】上記回転規制手段が、ワンウェイクラッチ
    であること、を特徴とする請求項（５）記載の連続紙を
    用いる電子写真プリンタに於る紙弛み防止機構。
  7. 【請求項７】上記退避ローラ回転規制手段が、ワンウェ
    イクラッチにより回転規制されるギアを上記退避ローラ
    に固定されたギアに噛合設置して構成されていること、
    を特徴とする請求項（２）又は（３）記載の連続紙を用
    いる電子写真プリンタに於る紙弛み防止機構。
  8. 【請求項８】上記退避ローラがヒートローラであるこ
    と、を特徴とする請求項（１），（２）又は（３）記載
    の連続紙を用いる電子写真プリンタに於る紙弛み防止機
    構。
JP2085976A 1990-03-30 1990-03-30 連続紙を用いる電子写真プリンタに於る紙弛み防止機構 Expired - Lifetime JP2902440B2 (ja)

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