JP2901204B2 - 映像表示装置 - Google Patents
映像表示装置Info
- Publication number
- JP2901204B2 JP2901204B2 JP3086985A JP8698591A JP2901204B2 JP 2901204 B2 JP2901204 B2 JP 2901204B2 JP 3086985 A JP3086985 A JP 3086985A JP 8698591 A JP8698591 A JP 8698591A JP 2901204 B2 JP2901204 B2 JP 2901204B2
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- Japan
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- image
- aspect ratio
- display area
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- Television Systems (AREA)
- Details Of Television Scanning (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、受像管，液晶表示パネ
ルまたは投写スクリーン等の映像表示領域に、アスペク
ト比の相異なる複数種類の映像を択一的に映出させるテ
レビジョン（ＴＶ）等の映像表示装置に関するものであ
る。
ルまたは投写スクリーン等の映像表示領域に、アスペク
ト比の相異なる複数種類の映像を択一的に映出させるテ
レビジョン（ＴＶ）等の映像表示装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、ＴＶにおける映像のアスペクト比
（水平方向サイズ対垂直方向サイズ）は４：３が標準で
あった。また、再生画像の質的向上に伴って画面の大型
化およびワイド化の要求が強まるなかで、次世代ＴＶの
ハイビジョン（ＨＤＴＶ）としては、アスペクト比１
６：９が統一規格となっている。なお、映画の分野では
種々のアスペクト比のものが採用されているが、アスペ
クト比１６：９の画面が主流になっている。
（水平方向サイズ対垂直方向サイズ）は４：３が標準で
あった。また、再生画像の質的向上に伴って画面の大型
化およびワイド化の要求が強まるなかで、次世代ＴＶの
ハイビジョン（ＨＤＴＶ）としては、アスペクト比１
６：９が統一規格となっている。なお、映画の分野では
種々のアスペクト比のものが採用されているが、アスペ
クト比１６：９の画面が主流になっている。
【０００３】アスペクト比の相異なる複数種類の映像を
受像するには、それぞれに合ったアスペクト比の映像表
示領域を有する多種の受像装置が必要となる。しかし、
利用面および経済性から考えると、アスペクト比の相異
なる複数種類の映像を単一の映像表示領域に択一的に映
出できる映像表示装置の実現が望まれる。
受像するには、それぞれに合ったアスペクト比の映像表
示領域を有する多種の受像装置が必要となる。しかし、
利用面および経済性から考えると、アスペクト比の相異
なる複数種類の映像を単一の映像表示領域に択一的に映
出できる映像表示装置の実現が望まれる。
【０００４】ＴＶの技術分野では、アスペクト比４：３
のものと、アスペクト比１６：９のものとの共存を前提
として、各種のシステムが検討されている。このため、
当面のＴＶ放送としては、アスペクト比１６：９の映画
画面を左右両側でカットしたり、上下に余白を残したり
して表示しているのが実状である。
のものと、アスペクト比１６：９のものとの共存を前提
として、各種のシステムが検討されている。このため、
当面のＴＶ放送としては、アスペクト比１６：９の映画
画面を左右両側でカットしたり、上下に余白を残したり
して表示しているのが実状である。
【０００５】図５に示すものは、アスペクト比１６：９
の映像表示領域１にアスペクト比４：３の映像２を映出
させた事例で、映像２の左右は大きな余白となってい
る。図６に示すものは、アスペクト比４：３の映像表示
領域１にアスペクト比１６：９の映像２を映出させた事
例で、映像２の上下に大きな余白が生じている。
の映像表示領域１にアスペクト比４：３の映像２を映出
させた事例で、映像２の左右は大きな余白となってい
る。図６に示すものは、アスペクト比４：３の映像表示
領域１にアスペクト比１６：９の映像２を映出させた事
例で、映像２の上下に大きな余白が生じている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、映画画面の左
右をカットしたり上下に余白を残して映出させたりする
と、画像の再現性が著しく損なわれるのみならず、図５
や図６に示すようなレイアウトでの表示では、視覚的バ
ランスに安定性を欠くという課題があった。
右をカットしたり上下に余白を残して映出させたりする
と、画像の再現性が著しく損なわれるのみならず、図５
や図６に示すようなレイアウトでの表示では、視覚的バ
ランスに安定性を欠くという課題があった。
【０００７】したがって本発明は、相異なるアスペクト
比を有する複数種類の映像を単一の映像表示領域に択一
的に、しかも再現性・バランス性よく映出させ得る映像
表示装置の提供を目的とする。
比を有する複数種類の映像を単一の映像表示領域に択一
的に、しかも再現性・バランス性よく映出させ得る映像
表示装置の提供を目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明では前記目的を達
成するために、水平方向サイズと垂直方向サイズとの比
たるアスペクト比が相異なる複数種類の映像を略長方形
の映像表示領域に択一的に映出させる映像表示装置にお
いて、前記複数種類の映像のうち最大のアスペクト比を
Ａ対Ｂ、最小のアスペクト比をＣ対Ｄとするとき、前記
映像表示領域の水平方向サイズ対垂直方向サイズ（Ｈ：
Ｖ）の実質的な値を次式で表されるものとなす。
成するために、水平方向サイズと垂直方向サイズとの比
たるアスペクト比が相異なる複数種類の映像を略長方形
の映像表示領域に択一的に映出させる映像表示装置にお
いて、前記複数種類の映像のうち最大のアスペクト比を
Ａ対Ｂ、最小のアスペクト比をＣ対Ｄとするとき、前記
映像表示領域の水平方向サイズ対垂直方向サイズ（Ｈ：
Ｖ）の実質的な値を次式で表されるものとなす。
【０００９】
【数２】
【００１０】
【作用】このように構成すると、映像表示面のアスペク
ト比が、表示すべき複数種類の映像のアスペクト比に対
し面積的に妥協的な値をとるので、各種類の映像を単一
の映像表示領域に択一的に効率よく、しかも、再現性よ
く映出させることができる。
ト比が、表示すべき複数種類の映像のアスペクト比に対
し面積的に妥協的な値をとるので、各種類の映像を単一
の映像表示領域に択一的に効率よく、しかも、再現性よ
く映出させることができる。
【００１１】
【実施例】以下の説明では、アスペクト比（水平方向サ
イズ対垂直方向サイズ）の相異なる４種類の映像を第１
映像、第２映像、第３映像および第４映像とそれぞれ称
し、これら映像を択一的に映出させる長方形の映像表示
領域の水平方向サイズ対垂直方向サイズをＨ：Ｖとす
る。ただし、 第１映像のアスペクト比＝ａ：ｂ ＝２：１ 第２映像のアスペクト比＝ｃ：ｄ ＝１６：９ 第３映像のアスペクト比＝ｅ：ｆ ＝４：３ 第４映像のアスペクト比＝ｇ：ｈ ＝１：１ ここで、最大のアスペクト比は第１映像の２：１であ
り、最小のアスペクト比は第４映像の１：１である。
イズ対垂直方向サイズ）の相異なる４種類の映像を第１
映像、第２映像、第３映像および第４映像とそれぞれ称
し、これら映像を択一的に映出させる長方形の映像表示
領域の水平方向サイズ対垂直方向サイズをＨ：Ｖとす
る。ただし、 第１映像のアスペクト比＝ａ：ｂ ＝２：１ 第２映像のアスペクト比＝ｃ：ｄ ＝１６：９ 第３映像のアスペクト比＝ｅ：ｆ ＝４：３ 第４映像のアスペクト比＝ｇ：ｈ ＝１：１ ここで、最大のアスペクト比は第１映像の２：１であ
り、最小のアスペクト比は第４映像の１：１である。
【００１２】本発明では、表示すべき複数種類の映像の
うち、最大のアスペクト比をＡ対Ｂ、最小のアスペクト
比をＣ対Ｄとするとき、映像表示領域の水平方向サイズ
対垂直方向サイズ（Ｈ：Ｖ）の実質的な値を
うち、最大のアスペクト比をＡ対Ｂ、最小のアスペクト
比をＣ対Ｄとするとき、映像表示領域の水平方向サイズ
対垂直方向サイズ（Ｈ：Ｖ）の実質的な値を
【００１３】
【数３】
【００１４】とするので、
【００１５】
【数４】
【００１６】となる。そして、各映像に対する余白面積
比は 第１映像に関しては １−（Ｈ／Ｖ）×（ｂ／ａ）≒
０．２９２９ 第２映像に関しては １−（Ｈ／Ｖ）×（ｄ／ｃ）≒
０．２０４５ 第３映像に関しては １−（Ｖ／Ｈ）×（ｅ／ｆ）≒
０．０５７２ 第４映像に関しては １−（Ｖ／Ｈ）×（ｇ／ｈ）≒
０．２９２９ となり、その最大値を小さくすることができる。
比は 第１映像に関しては １−（Ｈ／Ｖ）×（ｂ／ａ）≒
０．２９２９ 第２映像に関しては １−（Ｈ／Ｖ）×（ｄ／ｃ）≒
０．２０４５ 第３映像に関しては １−（Ｖ／Ｈ）×（ｅ／ｆ）≒
０．０５７２ 第４映像に関しては １−（Ｖ／Ｈ）×（ｇ／ｈ）≒
０．２９２９ となり、その最大値を小さくすることができる。
【００１７】現在のＴＶに関して必要なアスペクト比は
４：３（＝１６：１２＝１２：９）と、１６：９との２
種類である。この両者に共用される高効率の映像表示領
域のアスペクト比は、前述した理由によって
４：３（＝１６：１２＝１２：９）と、１６：９との２
種類である。この両者に共用される高効率の映像表示領
域のアスペクト比は、前述した理由によって
【００１８】
【数５】
【００１９】となる。図１および図２はこの事例を示す
もので、４：３と１６：９との映像に対する余白面積比
は
もので、４：３と１６：９との映像に対する余白面積比
は
【００２０】
【数６】
【００２１】となる。これは、映像表示領域のアスペク
ト比（Ｈ：Ｖ）を１６：９とした場合および４：３とし
た場合の各余白面積との比 １−（９×１２）／（９×１６）＝０．２５ １−（９×１６）／（１２×１６）＝０．２５ に対し約１／２となる。
ト比（Ｈ：Ｖ）を１６：９とした場合および４：３とし
た場合の各余白面積との比 １−（９×１２）／（９×１６）＝０．２５ １−（９×１６）／（１２×１６）＝０．２５ に対し約１／２となる。
【００２２】一般のＴＶ受像機が、通常、１０％程度の
オーバスキャンを行っていることを考慮すると、図３お
よび図４に示すように余白面積比はさらに小さい値すな
わち
オーバスキャンを行っていることを考慮すると、図３お
よび図４に示すように余白面積比はさらに小さい値すな
わち
【００２３】
【数７】
【００２４】となり、余白面積はほとんど無視できる程
度のものとなる。現在もっとも普及している２９インチ
型カラー受像管の映像表示領域は、最小有効表示面積で
５４０．８×４０５．６平方mmである。この表示面積と
同一の面積にして、かつ、アスペクト比が１６：９の映
像およびアスペクト比が４：３の映像に共用できる映像
表示面のサイズは、長辺をｈ、短辺をｖとして
度のものとなる。現在もっとも普及している２９インチ
型カラー受像管の映像表示領域は、最小有効表示面積で
５４０．８×４０５．６平方mmである。この表示面積と
同一の面積にして、かつ、アスペクト比が１６：９の映
像およびアスペクト比が４：３の映像に共用できる映像
表示面のサイズは、長辺をｈ、短辺をｖとして
【００２５】
【数８】
【００２６】となり、これより求めた対角方向でのサイ
ズは６９３mmとなる。そして、この値は在来の２９イン
チ型カラー受像管における対角方向サイズ６７６mmに比
較して１７mm（約２．５％）大きい。
ズは６９３mmとなる。そして、この値は在来の２９イン
チ型カラー受像管における対角方向サイズ６７６mmに比
較して１７mm（約２．５％）大きい。
【００２７】
【発明の効果】このように、本発明による映像表示装置
では、アスペクト比の相異なる複数種類の映像を単一の
映像表示領域に択一的に効率よく映出させ得るのであ
り、映画画面を左右でカットしたり上下に大きな余白を
生じたりすることがないので画像の再現性がよく、視覚
的バランスも改善される。とくに２つのアスペクト比た
る４：３および１６：９に対しては、いずれのアスペク
ト比に偏重することなくそれぞれの画面の大きさを等し
くでき、若干のオーバスキャンを許容することによって
は、映像表示領域をフルに活用することができる。
では、アスペクト比の相異なる複数種類の映像を単一の
映像表示領域に択一的に効率よく映出させ得るのであ
り、映画画面を左右でカットしたり上下に大きな余白を
生じたりすることがないので画像の再現性がよく、視覚
的バランスも改善される。とくに２つのアスペクト比た
る４：３および１６：９に対しては、いずれのアスペク
ト比に偏重することなくそれぞれの画面の大きさを等し
くでき、若干のオーバスキャンを許容することによって
は、映像表示領域をフルに活用することができる。
【図１】本発明を実施した映像表示装置の映像表示領域
と映像との関係を示す平面図
と映像との関係を示す平面図
【図２】本発明を実施した映像表示装置の映像表示領域
と映像との関係を示す平面図
と映像との関係を示す平面図
【図３】図１の装置においてオーバスキャンを許容した
場合の映像表示領域と映像との関係を示す平面図
場合の映像表示領域と映像との関係を示す平面図
【図４】図２の装置においてオーバスキャンを許容した
場合の映像表示領域と映像との関係を示す平面図
場合の映像表示領域と映像との関係を示す平面図
【図５】アスペクト比１６：９の映像表示領域にアスペ
クト比４：３の映像を映出させた場合の平面図
クト比４：３の映像を映出させた場合の平面図
【図６】アスペクト比４：３の映像表示領域にアスペク
ト比１６：９の映像を映出させた場合の平面図
ト比１６：９の映像を映出させた場合の平面図
１ 映像表示領域 ２ 映像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H04N 5/38 - 5/46 H04N 3/16 - 3/40 H04N 7/00 - 7/025
Claims (1)
- 【請求項１】水平方向サイズと垂直方向サイズとの比た
るアスペクト比が相異なる複数種類の映像を略長方形の
映像表示領域に択一的に映出させる映像表示装置におい
て、前記複数種類の映像のうち最大のアスペクト比をＡ
対Ｂ、最小のアスペクト比をＣ対Ｄとするとき、前記映
像表示領域の水平方向サイズ対垂直方向サイズ（Ｈ：
Ｖ）の実質的な値を次式で表されるものとなしたことを
特徴とする映像表示装置。 【数１】
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3086985A JP2901204B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | 映像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3086985A JP2901204B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | 映像表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04318779A JPH04318779A (ja) | 1992-11-10 |
| JP2901204B2 true JP2901204B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=13902161
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3086985A Expired - Fee Related JP2901204B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | 映像表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2901204B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100420143B1 (ko) * | 1998-05-15 | 2004-09-16 | 삼성에스디아이 주식회사 | 디스플레이장치 |
| KR20030009838A (ko) * | 2001-07-24 | 2003-02-05 | 엘지이노텍 주식회사 | 수직 수평 변환이 가능한 스펙트럼 분석기의 디스플레이방법 |
-
1991
- 1991-04-18 JP JP3086985A patent/JP2901204B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04318779A (ja) | 1992-11-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |