JP2899622B2 - 自動変速機のマニュアルバルブ - Google Patents

自動変速機のマニュアルバルブ

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JP2899622B2
JP2899622B2 JP24236891A JP24236891A JP2899622B2 JP 2899622 B2 JP2899622 B2 JP 2899622B2 JP 24236891 A JP24236891 A JP 24236891A JP 24236891 A JP24236891 A JP 24236891A JP 2899622 B2 JP2899622 B2 JP 2899622B2
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慈郎 西脇
善成 桑山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に搭載される自動
変速機の油圧制御装置中に配設されるマニュアルバルブ
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動変速機の油圧制御装置中に配設され
るマニュアルバルブは、運転席に設けられたシフトレバ
ーの遠隔操作により切換えられて、バルブボディ内にお
ける油圧の供給・排出を制御するものであるが、従来、
このマニュアルバルブは、スプール弁とされ、バルブボ
ディ内に形成されたバルブ孔内にスプールが摺動自在に
配設されている。スプールには3つのランドが形成さ
れ、また、バルブ孔には、それに連通してバルブ孔内に
油圧を供給するライン圧インポートが設けられ、それを
挟んで一方側に前進用の各ポート(例えばドライブポー
ト、セカンドポート、ローポート等)が形成され、反対
側に後進用のリバースポートが形成され、さらにそれら
の最外側にドレーンポートが形成され、バルブ孔の一端
はプラグで閉じられ、他端側は前記ランドの1つである
外端のランドで閉じられる構成とされている。
【0003】このマニュアルバルブは、前進用の各ポー
トと後進用のポートがライン圧インポートを挟んで軸方
向両側に配設され、しかも、スプールのランドも、ライ
ン圧インポートを切換える中央のランドを挟んで、両端
にバルブ孔の端部を閉じるランドを備える構成とされて
いるため、バルブボディの軸方向長及びスプール長並び
にバルブストロークとも長くなる問題点を有していた。
【0004】このような問題点を解消すべくライン圧イ
ンポートの一方側に前進用の各ポート及び後進用のリバ
ースポートを配設し、バルブボディ長を短くする提案も
成されており(例えば特開昭63−13948号公報参
照)、このマニュアルバルブでは、さらにバルブ孔の両
端を解放して、該孔から直接ドレーン可能としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この提案のマニュアル
バルブでは、バルブボディの短縮が可能である反面、ス
プールに関しては、ライン圧インポートを切換える中央
のランドを挟んで両端にランドを形成し、中央のランド
と両端のランドとの間にそれぞれ前進用及び後進用の油
室を画定する構成を余儀なくされるため、その長さ及び
ストロークを前記従来のものと比して格別短縮すること
ができない問題点を有している。
【0006】そこで、本発明は前記両者の問題点を解消
し、バルブボディ長、スプール長及びストロークとも短
縮することができる自動変速機のマニュアルバルブを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、複数の前進用ポートと、後進用ポート
と、ライン圧インポートとを備えるバルブ孔と、前記各
ポートを連通及び遮断すべく前記バルブ孔内を軸方向に
摺動可能なスプールとから成り、前記前進用各ポートと
後進用ポートは、前記ライン圧インポートを挟んで軸方
向両側に且つ前記後進用ポートは前記前進用各ポートの
内の前記ライン圧インポートから最も離れたものより前
記ライン圧インポートに近接して配設され、前記スプー
ルはランドを備え、その軸方向摺動により前記バルブ孔
内に前記ライン圧インポートを前記前進用各ポートの少
なくとも1つに連通させる第1の油室と、前記ライン圧
インポートを前記後進用ポートに連通させる第2の油室
とを共通のランド間に画定するとともに、前記ライン圧
インポートを前記ランドの少なくとも1つで遮断して前
記前進用各ポート及び後進用ポートをバルブ孔を介して
ドレーンに連通させ、前記スプールの1つのランドは、
前記スプールの軸方向摺動による前記バルブ孔からの抜
け出し後の再嵌入を案内すべく前記バルブ孔に対向する
ガイド部を形成されたことを構成とする。
【0008】
【発明の作用及び効果】上記本発明のマニュアルバルブ
では、運転席でシフトレバーを操作することにより、そ
の操作量に応じてスプールがバルブ孔内を摺動して所定
のポジションをとり、これにより前・後進用の各ポート
がライン圧インポート又はドレーンに切換連通される。
そして、スプールのあるポジションにおいて1つのラン
ドがバルブボディから完全に離脱する場合があるが、そ
の後のスプールの他のポジションへの摺動による再嵌入
時に、バルブ孔に対向するガイド部がランドのバルブ孔
への嵌入の案内となってランドの再嵌入を円滑化する作
用を行う。
【0009】したがって、本発明によれば、第1の油室
と第2の油室を共に共通のランド間に画定されるように
構成してスプール長及びそのストロークを短縮し、しか
もガイド部の形成によりランドのバルブ孔への再嵌入を
可能とすることによって、ストロークに対するバルブボ
ディ長を極力短く設定したので、マニュアルバルブ配設
スペースを極めて小さくすることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づ
き説明する。図1はマニュアルバルブの構成を示す分解
斜視図であり、その内部構造を参照すべく、バルブボデ
ィはその軸線に沿い上方部を切除して示されている。図
1に示すように、マニュアルバルブMVは、そのバルブ
ボディ10のバルブ孔10aにそのほぼ中央に形成され
たライン圧インポートLpから外側へ順次形成された複
数の前進用ポート、即ち、ドライブポートDp、3速用
ポート3p、2速用ポート2p及び1速用ポート1p
と、反対側の後進用ポートRpとを備えている。なお、
本実施例では、前・後進用各ポートは後記するスプール
12のランド12a,12bに設けた切欠き12e,1
2fで連通する構成とされるため、図示のようなグルー
ブ付ポートとされている。
【0011】バルブ孔10a内には、前記各ポートL
p,Dp,3p,2p,1p,Rpを連通及び遮断すべ
く軸方向に摺動可能なスプール12が配設されている。
そして、前進用の各ポートDp,3p,2p,1pと後
進用ポートRpは、ライン圧インポートLpを挟んで軸
方向両側に配設され、且つ後進用ポートRpは前進用各
ポートの内でライン圧インポートLpから最も離れた1
速用ポート1pよりライン圧インポートLpに近接して
配設されている。
【0012】スプール12は、その両端に切欠き付のラ
ンド12a,12bを備え、それらはロッド部12cを
介して互いに接続されている。したがって、スプール1
2はその軸方向摺動によりバルブ孔10a内にライン圧
インポートLpを前進用のポートDp,3p,2p,1
pに連通させる第1の油室(後記図3に符号13Aで示
す)と、ライン圧インポートLpを後進用ポートRpに
連通させる第2の油室(後記図5に符号13Bで示す)
とを共通のランド12a,12bにより画定するととも
に、ライン圧インポートLpを遮断して前進用の各ポー
トDp,3p,2p,1p及び後進用ポートRpをバル
ブ孔10aの両端開口部を介してドレーン(後記図2に
符号EXで示す)に連通させることができる。
【0013】このような第1の油室13Aと第2の油室
13Bを共に共通のランド間に画定されるようにする構
成は、スプール長を短縮する効果を奏し、また、前進用
の各ポートDp,3p,2p,1p及び後進用ポートR
pをバルブ孔10aの両端開口部を介してドレーンEX
に連通させる構成は、後進用ポートRpを1速用ポート
1pよりライン圧インポートLpに近接して配設した構
成と相まって、バルブボディ10を短縮する効果を奏す
る。
【0014】スプール12のランド12aは、スプール
12の軸方向摺動によるバルブ孔10aからの抜け出し
後の再嵌入を案内すべくバルブ孔10aに対向するガイ
ド部12gを形成されている。この例では、ガイド部1
2gは、その円筒外周部両側を切欠かれ、切欠き部12
eが第2の油室13Bの画定時の連通路を形成する構成
とされている。なお、ランド12aを挟むロッド部12
cと反対の側には、シフトレバーに操作機構を介して連
繋する軸部12dが連設されている。
【0015】図2はスプール12がニュートラルポジシ
ョンにある状態を示しており、この状態でライン圧はラ
イン圧インポートLpを介して油室13に供給される
が、ランド部12a、12bにより各ポートRp、D
p、3p、2p、1pは何れもライン圧インポートLp
に対して遮断され、全てバルブ孔10aの両端開口部を
介してドレーンされている。
【0016】次にスプール12がドライブポジションに
あるときは、図3に示すように、後進用ポートRpと前
進用各ポートの内のポート3p、2p、1pがドレーン
され、ライン圧インポートLpは第1の油室13Aを介
してドライブポートDpに連通する。以下、順次スプー
ル12の摺動につれて前進用各ポートがライン圧インポ
ートLpと連通し、1速ポジションにあっては、図4に
示すように、ライン圧インポートLpが油室13Aを介
して前進用の全てのポートDp,3p,2p,1pに連
通する。
【0017】今度は、シフトレバーをニュートラルポジ
ションからリバースポジションに切換えると、図5に示
すように、スプール12は前進のときとは逆にバルブ孔
10aから抜け出る方向に移動し、ライン圧インポート
Lpが後進用ポートRpと連通する第2の油室13Bが
画定され、このとき前進用の各ポートはすべてドレーン
される。
【0018】パーキングポジションにおいては、スプー
ル12は更に抜け出し、図6に示すように、ランド12
aがバルブボディ10から飛び出し、バルブ孔10aか
ら完全に離脱状態となる。この位置では、ライン圧イン
ポートLpはランド12bにより遮断され、他の全ての
ポートRp、Dp、3p、2p、1pはドレーンされ
る。そしてシフトレバーをパーキングポジションから他
のポジションにシフトすると、ランド12aは再びバル
ブ孔10aに嵌入することになる。
【0019】ところで、このようにランド12aがバル
ブ孔10aに再嵌入する際、前述した2つの従来のマニ
ュアルバルブでは、ランドの1つがバルブボディから抜
け出してもバルブ孔内に2つ以上のランドが残されるた
め、再嵌入させることに特に問題はないが、本例では、
スプール12がパーキングポジションでランド12bに
より片持ち支持されることになるため、スムーズな再嵌
入を期待できない。
【0020】そこで、本発明に沿い前記実施例では、ラ
ンド12aの抜け出し時にバルブ孔10a内に止まるガ
イド部12gがランド12aに連設されているのであ
る。しかも、本実施例では、さらにランド部12aのロ
ッド部12c側端面に面取部12mを、またバルブ孔1
0aのランド部12aを受け入れる側の端面に面取部1
2mに対応する面取部10mを形成して再嵌入の一層の
円滑化を図っている。
【0021】以上、本発明を一実施例に基づき説明した
が、本発明は上記実施例のみに限定されることなく、特
許請求の範囲に記載の技術事項の範囲内で種々に具体的
構成を変更して実施可能であることは言うまでもなく、
例えば前進用ポートの数、ガイド部12gの形状は任意
であるし、軸部12dはランド12bに連設してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマニュアルバルブを示す分解斜視
図である。
【図2】スプールがニュートラルポジションにある状態
を示す断面図である。
【図3】スプールがドライブポジションにある状態を示
す断面図である。
【図4】スプールが1速ポジションにある状態を示す断
面図である。
【図5】スプールがリバースポジションにある状態を示
す断面図である。
【図6】スプールがパーキングポジションにある状態を
示す断面図である。
【符号の説明】
Dp ドライブポート 3p 3速用ポート 2p 2速用ポート 1p 1速用ポート Rp 後進用ポート Lp ライン圧インポート 10 バルブボディ 10a バルブ孔 12 スプール 12a、12b ランド 12g ガイド部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−78144(JP,A) 特開 昭60−205054(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/36 F16H 63/00 - 63/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の前進用ポートと、後進用ポート
    と、ライン圧インポートとを備えるバルブ孔と、前記各
    ポートを連通及び遮断すべく前記バルブ孔内を軸方向に
    摺動可能なスプールとから成り、前記前進用各ポートと
    後進用ポートは、前記ライン圧インポートを挟んで軸方
    向両側に且つ前記後進用ポートは前記前進用各ポートの
    内の前記ライン圧インポートから最も離れたものより前
    記ライン圧インポートに近接して配設され、前記スプー
    ルはランドを備え、その軸方向摺動により前記バルブ孔
    内に前記ライン圧インポートを前記前進用各ポートの少
    なくとも1つに連通させる第1の油室と、前記ライン圧
    インポートを前記後進用ポートに連通させる第2の油室
    とを共通のランド間に画定するとともに、前記ライン圧
    インポートを前記ランドの少なくとも1つで遮断して前
    記前進用各ポート及び後進用ポートをバルブ孔を介して
    ドレーンに連通させ、前記スプールの1つのランドは、
    前記スプールの軸方向摺動による前記バルブ孔からの抜
    け出し後の再嵌入を案内すべく前記バルブ孔に対向する
    ガイド部を形成されたことを特徴とする自動変速機のマ
    ニュアルバルブ。
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